JP5802125B2 - ガス分離回収方法 - Google Patents

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本発明は、製鉄所から排出される副生ガス、例えば高炉ガスから二酸化炭素(CO)ガスを分離回収する方法に関するものである。
製鉄所からは地球温暖化ガスであるCOガスが大量に排出されるが、その中でも量が多いのは高炉から排出されるCOガスである。高炉ガスには、例えば19〜24体積%のCOガスが含有されているが、このCOガスを分離回収することが急務になっている。
ここで、多種の成分からなる混合ガスから所定の成分ガスを分離する方法として、圧力スイング吸着(以下、PSAと記す)法によるものがあり、製鉄所においても利用されている。このPSA法は、吸着剤に対するガス成分の吸着量がガス種およびその分圧によって異なることを利用した分離方法であり、吸着剤へのガスを吸着させる工程(以下、吸着工程と記す)、吸着剤へのガスの吸着率を高める工程(以下、洗浄工程と記す)、および吸着したガスを吸着剤から脱着させて吸着剤を再生させる工程(以下、脱着工程と記す)を含む。
図1は、3塔式PSA装置の一例を示す図である。このPSA装置100において、吸着塔1は吸着工程、吸着塔2は洗浄工程、吸着塔3は脱着工程をそれぞれ行っているものとする。この図を参照して、副生ガス、例として高炉ガスからCOガスを分離する方法について説明する。まず、吸着工程が行われている吸着塔1には、バルブVおよびVが開放され、ブロワー4により原料ガスである高炉ガスCが導入される。すると、吸着塔1に予め導入されている吸着剤にCOが吸着し、そのオフガスCが排気ライン6により排出される。
このとき、脱着工程が行われている吸着塔3においては、バルブVが開放され、吸着したCOを吸着剤から脱着させて、濃縮されたCOガスが真空ポンプ5により排出されている。排出された高濃度COガス(C)は、一部(C)は回収ライン7から排出され、残りは洗浄ライン8から洗浄ガスCとして洗浄工程にある吸着塔2に導入される。
また、洗浄工程にある吸着塔2においては、バルブVおよびVが開放され、洗浄ガスCが塔内に導入されて、吸着塔内の不要な成分がオフガスCとして排気ライン6から排出される。
上記の吸着、洗浄および脱着工程を各吸着塔が順次行うことにより、高炉ガスCから濃度が高められたCOガスCを連続的に分離回収することができる。
ところで、一般的な吸着剤を使用したガスの吸着分離方法において、吸着ガスの分圧が高い、すなわち吸着ガスの濃度が高いほど、吸着量が多くなり、ひいては吸着効率が高くなる。つまり、高炉ガスからのCOガスを吸着分離する工程においても、原料ガスである副生ガス中のCO濃度が高いほど、吸着効率が高くなる。
また、原料ガス中のCO濃度が低い場合には、吸着塔内にCO以外の成分が残留するため、洗浄工程においてCO濃度を高めるためには、使用する洗浄ガス量が多くなってしまい、その結果、回収されるCOガスの量が低下する。
これに対して、特許文献1には、洗浄工程において排出される90%以上の高濃度のオフガスを、オフガス貯留部を設けて回収し、これを原料ガスに混合させることにより、吸着塔に導入する原料ガスのCO濃度を調整し、COガスの回収効率を向上させる方法が提案されている。
特開2008−174407号公報
しかし、特許文献1の方法では、洗浄工程で一旦排出されたオフガスを、再度原料ガスとして同じPSA装置に導入するといった、ガスのリサイクルを行うため、原料ガスからCOガスを分離回収する上での装置の利用効率が悪い。
また、洗浄工程においては、塔内に残留したCO以外の成分を排出するための最低量の洗浄ガスを使用する方が、洗浄ガス量が少なくて済むため効率が良いが、特許文献1の方法においては、オフガスのCO濃度を90%以上の高濃度まで高めるためには、多量の洗浄ガスを用いる必要があり、結果としてCOガスの回収率が低下してしまう。
そこで本発明の目的は、副生ガス、例えば高炉ガスから、COガスを効率的に分離回収する方法を提案することにある。
発明者らは、上記課題を解決する方途について鋭意検討した。上述のように、吸着剤への吸着効率を高めるためには、CO濃度を高める必要がある。ところが、吸着塔から排出されたオフガスを再度吸着塔に導入するような、オフガスをリサイクルする方法は、装置の利用効率およびCOガスの回収率の双方の点で効率的ではなく、副生ガスに高濃度のCOガスを混合することにより副生ガスのCO濃度を高める方法は有用ではない。
そこで、発明者らは、副生ガス自体のCOガスの濃度を高めるために、副生ガスに含まれる一酸化炭素(CO)ガスに注目した。副生ガスには、不燃性である窒素(N)ガスやCOガス以外に、可燃性であるCOガスや水素(H)ガスが含まれており、例えば高炉ガスに含まれるCOガスの濃度は20〜27体積%程度である。そのため、高炉ガスは、製鉄所内でエネルギーとして再利用され、消費されている。このCOガスは、燃焼によりCOガスとなるが、生成されたCOガスは回収されず大気中に放出されるため、それ自体問題であるが、発明者らは、COガスの燃焼により生じるこのCOガスを利用することにより、副生ガスのCO濃度を大きく高めることができ、ひいては副生ガスからCOガスを効率的に分離回収できることを見出すに至った。
すなわち、発明者らは、副生ガスのCO濃度を高めるために、副生ガスを吸着塔へ導入するに先立ち、副生ガスに含まれるCOガスを燃焼させることが有効であることを見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明の要旨構成は以下の通りである。
(1)製鉄所から排出される副生ガスを、吸着剤を装入した吸着塔に導入し、該副生ガス
中の二酸化炭素を吸着剤に吸着させ、該吸着塔の内部圧力を低くして前記吸着剤に吸着さ
せた二酸化炭素を脱着して回収するに当たり、前記副生ガスを前記吸着塔へ導入するに先
立ち、前記副生ガスに含まれる一酸化炭素ガスのみを燃焼させることにより前記副生ガスに含まれる二酸化炭素の濃度を高めることを特徴とするガス分離方法。
(2)前記一酸化炭素ガスの燃焼は触媒燃焼装置を用いて行う、前記(1)に記載のガス分離方法。
(3)前記触媒燃焼装置に前記副生ガスおよび酸素ガスを導入する、前記(2)に記載のガス分離方法。
(4)前記吸着剤はゼオライトまたは活性炭である、前記(1)〜(3)のいずれか一項に記載のガス分離方法。
(5)前記副生ガスは高炉ガスである、前記(1)〜(4)のいずれか一項に記載のガス分離方法。
(6)前記燃焼後の副生ガスから熱回収を行う、前記(1)〜(5)のいずれか一項に記載のガス分離回収方法。
本発明によれば、副生ガスを吸着塔へ導入するに先立ち、副生ガスに含まれるCOガスを燃焼させることにより、副生ガスのCO濃度を高めることができるため、副生ガスからCOガスを効率的に分離回収することができる。
また、例えば高炉ガスに含まれるCOガスが、製鉄所においてエネルギーとして再利用される際に発生したCOガスは、従来は回収されずに大気中に排出されていたが、再利用により発生したCOガスについても回収することができる。
従来の副生ガスからCOガスを分離回収する方法を説明する図である。 本発明による副生ガスからCOガスを分離回収する方法を説明する図である。 触媒燃焼装置の一例を示す図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
本発明によるガス分離回収方法は、製鉄所から排出される副生ガスを、吸着剤を装入した吸着塔に導入し、該副生ガス中のCOを吸着剤に吸着させ、該吸着塔の内部圧力を低くして吸着剤に吸着させたCOを脱着して回収する。ここで、副生ガスを吸着塔へ導入するに先立ち、副生ガスに含まれるCOガスを燃焼させることが肝要である。
図2は、本発明のガス分離回収方法に用いるガス分離回収システム200を示している。ここで、図1と同じ構成には同じ符号が使用されている。また、図1の場合と同様に、吸着塔が3本からなるPSA装置で説明するが、吸着塔は本発明例の主旨に沿った操作をする範囲内において1本、2本あるいは4本以上でも構わない。
図2に示すように、図示例のガス分離回収システム200は、3本の吸着塔1〜3を有するPSA装置100を備え、各吸着塔での吸着、洗浄および脱着工程を吸着塔1〜3において順次行うことによって、連続運転を可能にしている。ここで、PSA装置100(吸着塔1〜3)の上流には、原料ガスである副生ガスCに含まれるCOガスを燃焼する燃焼装置9が設けられている。この燃焼装置9には、副生ガスCを供給する副生ガスライン10が接続されており、この副生ガスライン10には、COガスを燃焼するための酸素(O)ガスCを導入する酸素ガス導入ライン11が接続されており、副生ガスCにOガスCが混合されるように構成されている。
また、燃焼装置9には、燃焼後の原料ガスを燃焼後原料ガスC’として排出する燃焼後原料ガスライン12が接続されており、燃焼装置9から排出された燃焼後原料ガスC’が、バルブVを介してPSA装置100における吸着塔1〜3に導入されるように構成されている。燃焼後原料ガスC’からCOガスを分離回収するPSA装置100の構成は、図1と全て同じである。以下、このガス分離回収システム200を用いた本発明によるガス分離回収方法の各工程について説明する。
まず、副生ガスCおよびOガスが燃焼装置9に導入され、副生ガスCに含まれるCOガスが燃焼され、燃焼後の副生ガスCが燃焼後原料ガスC’として排出される。上述のように、製鉄所から排出される高炉ガスや転炉ガス等の副生ガスには、可燃性のCOガスが含まれており、このCOガスの燃焼により、副生ガスCに含まれるCO濃度を高めることができる。このCO濃度が高められた燃焼後ガスC’が吸着塔に導入されると、吸着剤に吸着されるCOの吸着効率を高めることができるため、PSA法により副生ガスCに含まれるCOガスの分離回収を効率的に行うことができるのである。
ここで、副生ガスCとしては、高炉ガス、転炉ガス等を用いることができるが、COガスの排出量が多いこと、およびCOガスの燃焼によりCO濃度が大きく高められることから、高炉ガスを用いることが好ましい。高炉ガス中のCO濃度は、例えば19〜24体積%であり、CO濃度は、例えば20〜27体積%程度であるため、COガスの燃焼により、高炉ガスに含まれるCO濃度を39〜51体積%程度まで高めることができる。
副生ガスCに混合されるOガスの量は、特に限定されないが、副生ガスCに含まれるCOガスを完全に燃焼させる量とすることが好ましい。
副生ガスCに含まれるCOガスの燃焼方法としては、COガスを高温で直接燃焼させる直接燃焼法や、COガスを蓄熱された蓄熱層を通した後に加熱して燃焼させる蓄熱燃焼法、あるいは触媒を用いてCOガスを低温で燃焼させる触媒燃焼法等を用いることができる。このうち、触媒燃焼法は、触媒と短時間接触させることにより、800℃程度で燃焼させる直接燃焼法に対して半分以下の300℃程度の低温で直接燃焼と同様の酸化を行うことができるため、触媒燃焼法を用いることが好ましい。
上記触媒燃焼法によるCOガスの燃焼は、燃焼装置9として触媒燃焼装置を用いることにより行うことができる。例えば、図3に模式的に例示する触媒燃焼装置20は、燃焼室21を備え、該燃焼室21の内部に、電気ヒーター23と、触媒層24とを有する。
この触媒燃焼装置20において、副生ガスCおよびCOガスを燃焼させるためのOガスCは、ガス供給口22から燃焼室21内に導入される。導入された混合ガスは、電気ヒーター23により加熱され、この加熱されたガスが触媒層24を通過すると、高炉ガスCに含まれるCOガスがOガスと反応して燃焼され、COガスとなる。燃焼後のガスは、燃焼後ガスC’としてガス排出口25から排出され、熱交換器(図示せず)により熱回収される。こうして、副生ガスCに含まれるCOガスが燃焼され、副生ガスのCO濃度を高めることができる。
触媒層24の温度は、COガスの触媒燃焼を開始させるために150℃以上とし、好ましくは200℃以上とする。
上記触媒層24として用いる材料は、COガスを燃焼させることができるものであれば特に限定されず、白金やパラジウム等を用いることができる。
また、触媒層24の形状は特に限定されず、例えばハニカム構造とする。
こうして燃焼装置9によりCOガスが燃焼された燃焼後原料ガスC’は、PSA装置100に導入されて、図1に示した従来の分離回収装置と同様にCOガスが分離回収される。すなわち、図2(a)に示すように、まず、吸着工程が行われている吸着塔1には、バルブVおよびVを開放し、ブロワー4により原料ガスである高炉ガスCを導入する。吸着塔1に予め導入されている吸着剤にCOが吸着し、そのオフガスCが排気ライン6により排出される。
このとき、脱着工程が行われている吸着塔3においては、バルブVを開放し、吸着したガスを吸着剤から脱着させて、濃縮されたCOガスを真空ポンプ5により排出している。排出されたCO(C)は、一部(C)は回収ライン7から排出され、残りは洗浄ライン8から洗浄ガスCとして洗浄工程にある吸着塔2に導入される。
また、洗浄工程にある吸着塔2においては、バルブVおよびVを開放し、吸着塔3から排出された、濃縮されたCOが洗浄ガスCとして塔内に導入されて、吸着塔内の不要な成分をオフガスCとして排気ライン6から排出される。
次いで、図2(b)に示すように、吸着塔1〜3が、洗浄工程、脱着工程および吸着工程をそれぞれ行うように切り換え、吸着、洗浄および脱着工程を各吸着塔が順次行うことにより、副生ガスCから濃度が高められたCOガスを連続的に効率よく分離回収することができる。
ここで、吸着塔1〜3に導入される吸着剤としては、ゼオライトや活性炭等を用いることができる。
こうして、副生ガスを吸着塔へ導入するに先立ち、副生ガスに含まれる一酸化炭素を燃焼させることにより、副生ガスに含まれるCOガスの濃度が高められるため、副生ガスからCOガスを効率的に分離回収することができる。
また、製鉄所で再利用される、高炉ガスに含まれるCOガスを燃焼させた際に発生したCOガスは、従来は回収されずに大気中に排出されていたが、このCOガスについても回収することができる。
(比較例)
図1に示したPSA装置100を用いて、副生ガスからCOガスを分離回収した。ここで、副生ガスとしては高炉ガスを用いた。具体的には、吸着剤としてゼオライトを充填した吸着塔(内径75mmφ×高さ1200mm)3塔を備えるPSA装置100に、高炉ガス(CO:25体積%、CO:20体積%、H:3体積%、N:52体積%)を導入して分離吸着処理を行ってCOガスを分離回収した。その結果、濃度99%のCOガスの回収率は75%であった。
(発明例)
図2に示したガス分離回収システム200を用いて、比較例と同様に、副生ガスとして高炉ガスを用い、高炉ガスからCOガスを分離回収した。ここで、PSA装置100に高炉ガスを導入する前に、触媒燃焼装置9に高炉ガスを導入し、高炉ガスに含まれるCOガスを燃焼させた。ここで、COガスの12体積%を燃焼させるOガスを高炉ガスに混合して触媒燃焼装置20に導入した。これ以外の条件は全て比較例と同じである。その結果、燃焼装置から排出された燃焼後ガスの組成は、CO:37体積%、CO:8体積%、N:55体積%となった。この燃焼後ガスをPSA装置100に導入し、比較例と同様に燃焼後ガスC’に含まれるCOガスを分離回収した。その結果、濃度99%の二酸化炭素ガスの回収率は84%となった。
このように、高炉ガスをPSA装置に導入するに先立って、触媒燃焼装置に導入し、高炉ガスに含まれる一酸化炭素ガスを燃焼させることにより、高炉ガスからCOガスを効率的に分離回収でき、また回収率が大きく向上することが分かる。
本発明によれば、原料ガスに含まれるCOガスを燃焼することにより、原料ガスに含まれるCOガスの濃度を高め、原料ガスからCOガスを効率的に分離回収することができるため、製鉄所におけるCOガスの分離回収に有用である。
1,2,3 吸着塔
4 ブロワー
5 真空ポンプ
6 排ガスライン
7 回収ライン
8 洗浄ライン
9 燃焼装置
10 副生ガスライン
11 酸素ガス導入ライン
12 燃焼後原料ガスライン
20 触媒燃焼装置
21 燃焼室
22 ガス供給口
23 電気ヒーター
24 触媒層
25 ガス排出口
100 PSA装置
200 ガス分離回収システム
副生ガス
,C オフガス
,C 高濃度COガス
洗浄ガス
ガス

Claims (6)

  1. 製鉄所から排出される副生ガスを、吸着剤を装入した吸着塔に導入し、該副生ガス中の二酸化炭素を吸着剤に吸着させ、該吸着塔の内部圧力を低くして前記吸着剤に吸着させた二酸化炭素を脱着して回収するに当たり、
    前記副生ガスを前記吸着塔へ導入するに先立ち、前記副生ガスに含まれる一酸化炭素ガスのみを燃焼させることにより前記副生ガスに含まれる二酸化炭素の濃度を高めることを特徴とするガス分離回収方法。
  2. 前記一酸化炭素ガスの燃焼は触媒燃焼装置を用いて行う、請求項1に記載のガス分離回収方法。
  3. 前記触媒燃焼装置に前記副生ガスおよび酸素ガスを導入する、請求項2に記載のガス分離回収方法。
  4. 前記吸着剤はゼオライトまたは活性炭である、請求項1〜3のいずれか一項に記載のガス分離回収方法。
  5. 前記副生ガスは高炉ガスである、請求項1〜4のいずれか一項に記載のガス分離回収方法。
  6. 前記燃焼後の副生ガスから熱回収を行う、請求項1〜5のいずれか一項に記載のガス分離回収方法。
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