JP5801781B2

JP5801781B2 - 棚凍結式冷凍庫

Info

Publication number: JP5801781B2
Application number: JP2012219009A
Authority: JP
Inventors: 日出和矢上
Original assignee: 国益冷機有限会社
Priority date: 2012-10-01
Filing date: 2012-10-01
Publication date: 2015-10-28
Anticipated expiration: 2032-10-01
Also published as: JP2014070848A

Description

本発明は、棚凍結式冷凍庫に係り、特に、スイング式外気遮断装置付き冷凍庫に関するものである。

従来の棚凍結式冷凍庫においては、扉開放に起因する冷凍庫内の温度上昇、ユニットクーラーの霜着きによる冷却能力の低下が凍結食品の品質低下を招いている。

この問題を解決するために、本願発明者は既にスライド式外気遮断装置（下記特許文献１参照）を提案している。

図５はかかる従来のスライド式外気遮断装置付きの棚凍結式冷凍庫の扉開放正面図、図６は図５のＡ−Ａ線断面図である。

これらの図において、１０１は棚、１０２はスライド式シート、１０３は容器、１０４はシート１０２に形成されたノレン付き開口部、１０５は扉、１０６は冷凍庫、１０７はローラーである。

また、この種の外気遮断装置付きの冷蔵庫として、下記の特許文献２及び３が提案されている。

特開２００６−２００８７３号公報特開２００２−１１５９５９号公報実開昭５６−１４１９９０号公報

しかしながら、上記した従来の外気遮断装置付きの冷蔵庫では、その外気遮断装置が複雑で、かつその取り付け・取り外しに難があった。

本発明は、上記状況に鑑みて、棚凍結式冷蔵庫の扉の開放時における冷凍庫内の温度上昇及びユニットクーラーの霜着きが少ない、簡単かつ確実な取り付け・取り外しが可能な棚凍結式冷凍庫を提供することを目的とする。

本発明は、上記目的を達成するために、
〔１〕容器（３）の挿入側の各々の棚（４）の出入口に取り付け・取り外しが可能な外気遮断用スイング式遮蔽板（７）を配置する棚凍結式冷凍庫において、前記外気遮断用スイング式遮蔽板（７）は下向きの斜溝（５Ａ）が形成された遮蔽板軸受け（５）に揺動軸（７Ａ）で枢着され、前記外気遮断用スイング式遮蔽板（７）への前記容器（３）の当接により前記外気遮断用スイング式遮蔽板（７）が揺動し、前記容器（３）の取り入れ・取り出しを可能にすることを特徴とする。

〔２〕上記〔１〕記載の棚凍結式冷凍庫において、前記外気遮断用スイング式遮蔽板（７）から前記容器（３）が離れるとことにより前記外気遮断用スイング式遮蔽板（７）は自動的に揺動して初期位置に復帰して前記容器（３）の挿入側の各々の棚（４）の出入口を塞ぐことを特徴とする。

本発明によれば、以下のような効果を奏することができる。

従来の棚凍結式冷凍庫に比べ、扉の開放時の外気の侵入を大幅に抑制することができ、ユニットクーラーの霜着き量が減少し、霜取り無しで長時間の連続凍結運転が可能になるとともに、庫内温度の上昇を抑えることができ、凍結時間の短縮による冷凍品の品質向上及び運転経費の削減に寄与する。

また、容器挿入側の各々の棚の出入口に簡単かつ確実に取り付け・取り外しが可能な外気遮断用スイング式遮蔽板を配置することができ、使い勝手が良い。

本発明の棚凍結式冷凍庫の扉開放正面図である。図１のＢ−Ｂ線断面図であり、容器の取り入れ・取り出し状態を示す断面図である。本発明の棚凍結式冷凍庫の扉を閉じた状態を示す断面図である。本発明の棚凍結式冷凍庫の外気遮断用スイング式遮蔽板の斜視図である。従来のスライド式外気遮断装置付きの棚凍結式冷凍庫の扉開放正面図である。図５のＡ−Ａ線断面図である。

容器（３）の挿入側の各々の棚（４）の出入口に取り付け・取り外しが可能な外気遮断用スイング式遮蔽板（７）を配置する棚凍結式冷凍庫において、前記外気遮断用スイング式遮蔽板（７）は下向きの斜溝（５Ａ）が形成された遮蔽板軸受け（５）に揺動軸（７Ａ）で枢着され、前記外気遮断用スイング式遮蔽板（７）への前記容器（３）の当接により前記外気遮断用スイング式遮蔽板（７）が揺動し、前記容器（３）の取り入れ・取り出しを可能にする。

すなわち、容器を容易に棚に出し入れできるように、スイング式遮蔽板を簡単かつ確実に取り付け・取り外しできる乗せ掛け式の遮蔽板軸受けに各々の棚を密閉するよう配置することにより、扉を開放しても冷凍庫の内部と外部は遮蔽状態にあり、外気の侵入は容器の出し入れ時にわずかに発生するのみで、庫内の温度上昇とユニットクーラーの霜着きを極力抑える。

以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。

図１は本発明の棚凍結式冷凍庫の扉開放正面図、図２は図１のＢ−Ｂ線断面図であり、容器の取り入れ・取り出し状態を示す断面図、図３は本発明の棚凍結式冷凍庫の扉を閉じた状態を示す断面図、図４は本発明の棚凍結式冷凍庫の外気遮断用スイング式遮蔽板の斜視図である。

これらの図において、１は棚凍結式冷凍庫、２はユニットクーラー、３は容器、４は棚、５は下向きの斜溝５Ａが形成された遮蔽板軸受け、６は扉、７は剛性を有するスイング式遮蔽板であり、容器３が当接すると揺動軸７Ａを中心にして自在にスイングし、容器３の取り入れ・取り出しを行うことができる。そして、容器３がスイング式遮蔽板７から離れると、揺動軸７Ａを中心にして自重により自動的に閉じることにより、簡単かつ確実に操作させることができる。また、スイング式遮蔽板７自体は下向きの斜溝５Ａが形成される載せ掛け式の遮蔽板軸受け５を介して簡単かつ確実に取り付け・取り外しすることができる。

図２に示すように、扉６（図３参照）が開かれると、遮蔽板軸受け５にスイング式遮蔽板７が配置されている。そこで、棚４に容器３を挿入する場合には、（図２の下から３段目に図示）スイング式遮蔽板７に容器３を当接させて押し込むとスイング式遮蔽板７は揺動軸７Ａを中心にして反時計周り方向にスイングし、容器３が奥に移動して所定の位置にセットされると容器３はスイング式遮蔽板７から離れるので、スイング式遮蔽板７は揺動軸７Ａを中心にして自重により自動的に時計周り方向にスイングし初期位置に復帰して出入口は塞がれる。

また、棚４から容器３を取り出す場合には（図２の一番下の棚に図示）、作業者が一旦スイング式遮蔽板７を押し込むと揺動軸７Ａを中心にして反時計周り方向にスイングし、容器３を引き出して、容器３がスイング式遮蔽板７に当接すると、スイング式遮蔽板７は揺動軸７Ａを中心にして時計周り方向にスイングし、容器３は出入口から取り出され、スイング式遮蔽板７が容器３から離れると、スイング式遮蔽板７は揺動軸７Ａを中心にして自重により自動的に反時計方向にスイングし、初期位置に復帰して出入口は塞がれる。

このように、本発明によれば、棚凍結式冷凍庫において、容器３挿入側の各々の棚の出入口に簡単かつ確実に取り付け・取り外しが可能な外気遮断用スイング式遮蔽板７を配置するようにした。この外気遮断用スイング式遮蔽板７は下向きの斜溝５Ａが形成された遮蔽板軸受け５に揺動軸７Ａが掛けられて揺動自在に枢着される。そして、外気遮断用スイング式遮蔽板７への容器３の当接により前記外気遮断用スイング式遮蔽板７は揺動し、前記容器３の取り入れ・取り出しを可能にすることができる。また、外気遮断用スイング式遮蔽板７から容器３が離れることにより、前記外気遮断用スイング式遮蔽板７は自重により自動的に揺動して初期位置に復帰して、前記容器３挿入側の各々の棚の出入口を塞ぐことができる。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。

本発明の棚凍結式冷凍庫は、扉の開放時における庫内の温度上昇及びユニットクーラーの霜着きが少ない、簡単かつ確実な取り付け・取り外しができる棚凍結式冷凍庫として利用可能である。

１棚凍結式冷凍庫
２ユニットクーラー
３容器
４棚
５遮蔽板軸受け
５Ａ下向きの斜溝
６扉
７スイング式遮蔽板
７Ａ揺動軸

Claims

容器（３）の挿入側の各々の棚（４）の出入口に取り付け・取り外しが可能な外気遮断用スイング式遮蔽板（７）を配置する棚凍結式冷凍庫において、前記外気遮断用スイング式遮蔽板（７）は下向きの斜溝（５Ａ）が形成された遮蔽板軸受け（５）に揺動軸（７Ａ）で枢着され、前記外気遮断用スイング式遮蔽板（７）への前記容器（３）の当接により前記外気遮断用スイング式遮蔽板（７）が揺動し、前記容器（３）の取り入れ・取り出しを可能にすることを特徴とする棚凍結式冷凍庫。
請求項１記載の棚凍結式冷凍庫において、前記外気遮断用スイング式遮蔽板（７）から前記容器（３）が離れることにより前記外気遮断用スイング式遮蔽板（７）は自動的に揺動して初期位置に復帰して前記容器（３）の挿入側の各々の棚（４）の出入口を塞ぐことを特徴とする棚凍結式冷凍庫。