JP5801774B2 - パーキングブレーキ操作装置 - Google Patents

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Description

本発明はパーキングブレーキ操作装置に係り、特に、操作レバーに一体的に装着されるとともに操作レバーの操作方向へ鍔状に延び出すフランジ部を備えているカバーに関するものである。
(a) 所定の操作方向へ移動操作される操作レバーと、(b) その操作レバーに一体的に装着されるとともに、少なくともその操作レバーの操作方向へ鍔状に延び出すフランジ部を一体に備えているカバーと、を有するパーキングブレーキ操作装置が知られている。特許文献1、2に記載の装置はその一例で、(a) 支持軸まわりに回動可能に配設された操作レバーは、コンソール等の収納部に設けられた開口から把持部が外側へ突き出すように設けられており、その開口は操作レバーの移動操作を許容するように長手形状を成している一方、(b) カバーのフランジ部は、先端が前記開口から前記収納部の内側へ侵入するように設けられ、その開口と前記操作レバーとの間の隙間を閉塞するとともに、操作レバーと一体的にその開口に対して相対移動させられ、操作レバーの移動操作に拘らず操作レバーと開口との隙間の閉塞状態を維持するようになっている。カバーは、弾性変形させられて操作レバーに嵌め着けられる嵌着部を一体に備えており、その弾性変形を許容するようにゴムや軟質の合成樹脂材料などで構成されている。
特開2009−173053号公報 特開2001−106044号公報
しかしながら、このような従来のパーキングブレーキ操作装置においては、操作レバーと開口との隙間を閉塞するカバーのフランジ部が自身の剛性で操作方向へ延び出しているだけであるため、そのフランジ部に荷重が掛かると簡単に変形し、開口との間に隙間が生じて物が落下したり異物が入り込んだりする恐れがあった。カバーの剛性を高くすればフランジ部の変形を抑制できるが、嵌着部を弾性変形させて操作レバーに嵌着する際の作業性が悪くなったり、材質が制約されることで触感や見栄えが損なわれる恐れがある。
本発明は以上の事情を背景として為されたもので、その目的とするところは、カバーの取付作業性や見栄え、触感等を損なうことなくフランジ部の変形を抑制し、隙間内に物が落下したり異物が入り込んだりすることを防止することにある。
かかる目的を達成するために、第1発明は、(a) 所定の操作方向へ移動操作される操作レバーと、(b) その操作レバーに一体的に装着されるとともに、少なくともその操作レバーの操作方向へ鍔状に延び出すフランジ部を一体に備えているカバーと、を有するパーキングブレーキ操作装置において、(c) 前記フランジ部の裏面側に設けられ、そのフランジ部の少なくとも裏面側への変形を規制する変形規制部を有する一方、(d) 前記カバーと別体に構成されて前記操作レバーに一体的に取り付けられる補強部材を有するとともに、(e) その補強部材は、前記フランジ部に対応して前記操作レバーから延び出し、そのフランジ部の裏面に面接触させられてそのフランジ部を裏面側から支持する支持部を備えており、その支持部が前記変形規制部として機能することを特徴とする。
第2発明は、第1発明のパーキングブレーキ操作装置において、(a) 前記操作レバーは、収納部に設けられた開口から把持部が外側へ突き出すように設けられており、(b) その開口は、前記操作レバーの移動操作を許容するように前記操作方向に長い長手形状を成している一方、(c) 前記カバーの前記フランジ部は、先端が前記開口から前記収納部の内側へ侵入するように設けられ、その開口と前記操作レバーとの間の隙間を閉塞するとともに、その操作レバーと一体的にその開口に対して相対移動させられ、その操作レバーの移動操作に拘らずその操作レバーと開口との隙間の閉塞状態を維持することを特徴とする。
発明は、第1発明または第2発明のパーキングブレーキ操作装置において、(a) 前記操作レバーは、円筒状に丸められた円筒状部と、その円筒状部の基端側部分から互いに平行に延び出して支持軸まわりに回動可能に支持される一対の平行板部と、を有するレバー本体を備えており、その支持軸まわりに回動操作されるもので、(b) 前記円筒状部の先端側部分には、把持部としてグリップが装着される一方、(c) 前記カバーは、前記グリップの端部に嵌着される嵌着部を備えているとともに、前記フランジ部は前記支持軸を中心とする周方向へ円弧状に延び出しており、(d) 前記補強部材は、前記カバーに先立って前記円筒状部の前記基端側部分に跨がるように配設されるもので、その円筒状部に両側から係止される一対の係止爪を備えているとともに、その基端側部分から前記支持軸を中心とする周方向へ延び出すように前記支持部が設けられて前記フランジ部を支持することを特徴とする。
このようなパーキングブレーキ操作装置においては、フランジ部の裏面側に変形規制部が設けられ、そのフランジ部の少なくとも裏面側への変形が規制されるため、外部からフランジ部に荷重が掛かった場合に変形することが抑制され、フランジ部の変形で隙間が生じて物が落下したり異物が入り込んだりすることが防止される。その場合に、フランジ部を有するカバーはゴムや軟質樹脂材料などを用いて従来と同様に構成できるため、見栄えや触感等が損なわれる恐れがないとともに、嵌着部を弾性変形させて操作レバーに装着する場合でもその作業性が損なわれることがない。
また、カバーと別体に構成されて操作レバーに一体的に取り付けられる補強部材に、変形規制部として機能する支持部が設けられているため、例えば従来のカバーをそのまま利用することもできるなど大きな設計変更が必ずしも必要なく、簡便に実施できる。
第2発明は、収納部に設けられた開口から操作レバーが外側へ突き出しているとともに、カバーのフランジ部は、先端が収納部の内側へ侵入するように設けられ、操作レバーと一体的に操作方向へ相対移動させられることにより、その操作レバーの移動操作に拘らずその操作レバーと開口との隙間を閉塞している場合で、フランジ部の変形が変形規制部によって規制されることにより操作レバーと開口との間の閉塞状態が適切に維持され、開口から収納部内に物が落下したり異物が入り込んだりすることが防止される。
発明は、円筒状部と一対の平行板部とを有して支持軸まわりに回動可能に配設されるレバー本体を主体として操作レバーが構成されている場合で、その円筒状部にグリップが装着されるとともに、カバーは嵌着部がグリップの端部に嵌着されることにより操作レバーに簡便に装着される。また、カバーには、支持軸を中心とする周方向へ円弧状に延び出すようにフランジ部が設けられるとともに、補強部材には支持軸を中心とする周方向へ延び出すように支持部が設けられてフランジ部を支持するようになっているため、その支持部によりフランジ部の変形が適切に防止される。補強部材は、レバー本体の円筒状部に跨がるように配設され、一対の係止爪がその円筒状部に両側から係止されるようになっているため、補強部材をレバー本体に対してワンタッチで容易且つ迅速に取り付けることができる。
本発明の一実施例であるパーキングブレーキ操作装置がセンターコンソールに配設された状態を示す斜視図である。 図1のパーキングブレーキ操作装置の正面図で、センターコンソールに設けられた開口を併せて示した図である。 図2における III−III 矢視部分の断面図である。 図2におけるIV−IV矢視部分の断面図である。 図2のパーキングブレーキ操作装置の構成部品であるカバーを単独で示す斜視図である。 図2のパーキングブレーキ操作装置の構成部品である補強部材を単独で示す斜視図である。 図6の補強部材を裏面側から見た斜視図である。 図2のパーキングブレーキ操作装置に補強部材およびカバーを組み付ける際の組付手順を説明する図である。
本発明は、例えば運転席横のセンターコンソール部分に配設され、非制動時(ブレーキ解除状態)に操作レバーの把持部が略水平に車両前側へ突き出す姿勢とされるパーキングブレーキ操作装置に好適に適用されるが、運転席前方のインストルメントパネル下部等に把持部が上向き乃至は斜め上向きに突き出す姿勢で配設されるパーキングブレーキ操作装置にも適用され得る。操作レバーは、例えば支持軸まわりに回動可能に配設されるが、車両前後方向等に直線或いはその他の移動経路に沿ってスライド可能に配設されても良い。
操作レバーは、例えば金属板材を円筒状に丸めた円筒状部と一対の平行板部とを備えるレバー本体を有して構成されるが、中空のパイプや中実の厚板材などを用いてレバー本体を構成することもできるし、中折れ式の操作レバーに適用することもできるなど、種々の態様が可能である。また、操作レバーによりブレーキケーブル等を介して機械的にパーキングブレーキを作動させるものでも良いが、操作レバーの操作を電気的に検出してパーキングブレーキを電気的に作動させる場合でも良い。
カバーを操作レバーに装着するための嵌着部は、例えば操作レバーのグリップ等の全周に嵌め着けられるように環状に構成されるが、嵌着時の変形を容易にするために必要に応じて下端部等の一部が切り離されていても良い。この嵌着部は、フランジ部を操作レバーに装着するだけの比較的短いものでも良いが、操作レバーの一部を覆蓋する筒状或いはテーパ円筒状等の筒状部が嵌着部に連続して設けられ、その筒状部にフランジ部が設けられても良い。嵌着部の断面形状は、例えば円形や楕円形状などで、操作レバーの形状に応じて適宜定められ、グリップやレバー本体に弾性的に嵌合固定或いは係止されて、位置決めされるようにすることが望ましい。合成樹脂製のグリップが嵌着部で、そのグリップに筒状部等を介してフランジ部が設けられる場合にも本発明は適用可能で、グリップを含めてカバーが構成される。カバーは、弾性変形可能なゴムや軟質の合成樹脂材料等にて構成され、合成樹脂材料としては例えば軟質ポリ塩化ビニル(PVC)や熱可塑性エラストマー(TPE)等が好適に用いられる。
フランジ部は、パーキングブレーキを作動させる制動操作方向、およびパーキングブレーキを解除する解除操作方向の両方に延び出すように設けることが望ましいが、操作レバーの配設位置や配設姿勢によってはその何れか一方に設けるだけでも良い。変形規制部は、フランジ部に対応して設けられるが、フランジ部が制動操作方向および解除操作方向の両方に設けられる場合、そのフランジ部の変形が問題になる何れか一方のみに変形規制部を設けるだけでも良い。また、変形規制部は、例えばフランジ部の裏面の全域に接するように設けられるが、フランジ部の先端側部分など裏面の一部に接するだけでも良い。
上記変形規制部は、カバーよりも硬質の合成樹脂材料や金属材料などにより構成される。硬質の合成樹脂材料としては、例えば硬質ポリ塩化ビニル(PVC)やポリプロピレン(PP)、アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、ポリアミド(PA)、ポリスチレン(PS)等が好適に用いられる。
以下、本発明の実施例を、図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施例であるパーキングブレーキ操作装置10がセンターコンソール12に配設された状態を示す斜視図である。また、図2は、パーキングブレーキ操作装置10の正面図で、センターコンソール12に設けられた開口14を併せて示した図であり、図3は図2における III−III 矢視部分の断面図、図4は図2におけるIV−IV矢視部分の断面図である。センターコンソール12は運転席横に配設されるもので、パーキングブレーキ操作装置10の主要部(ベース部分)を収容する収納部に相当し、開口14から操作レバー20の把持部であるグリップ22が外部に突き出している。この操作レバー20は、非制動時には図2に示すように車両前側へ延び出す略水平な姿勢に保持される。
パーキングブレーキ操作装置10は、車体に略垂直に固設されるベース部材24と、そのベース部材24に略水平な支持軸26まわりに回動可能に配設された操作レバー20とを備えており、操作レバー20はレバー本体28を主体として構成されている。レバー本体28は金属板材をプレス加工したもので、円筒状に丸められた円筒状部30と、その円筒状部30の基端側部分(図2の右側部分)から互いに平行に延び出し、上記ベース部材24を上方から跨ぐように配設されて支持軸26まわりに回動可能に支持される一対の平行板部32とを有し、円筒状部30の先端側部分にグリップ22が装着されている。グリップ22は、合成樹脂製で筒形状を成しており、円筒状部30の外周側に嵌着されている。そして、そのグリップ22が把持されて、操作レバー20が図2において支持軸26の右回り方向すなわち上方へ回動操作されると、平行板部32に連結されたイコライザロッド34が引っ張られて、左右の車輪に配設されたパーキングブレーキが機械的に作動させられる。前記センターコンソール12の開口14は、この操作レバー20の回動操作を許容するように車両前後方向に長い長手形状を成している。
レバー本体28の一対の平行板部32の内側には、支持軸26と平行なポールピン36まわりに回動可能にポール38が配設されており、前記ベース部材24に設けられたラチェット40と噛み合わされることにより、操作レバー20の戻り回動(図2における支持軸26の左まわりの回動)が阻止されてパーキングブレーキの作動状態が維持される。ポール38にはレリーズロッド42が連結されており、グリップ22の先端から突き出すノブ44が押込み操作されると、そのレリーズロッド42を介してポール38がポールピン36の右まわりに回動させられ、ラチェット40との噛合いが解除される。これにより、操作レバー20を支持軸26の左まわりに戻り回動させてパーキングブレーキを解除することが許容される。レバー本体28の円筒状部30内には圧縮コイルスプリング46が配設されており、ノブ44が突き出し方向へ付勢されるとともに、レリーズロッド42を介してポール38がラチェット40と噛み合う噛合い方向(ポールピン36の左まわり方向)へ付勢されている。
上記操作レバー20にはまた、グリップ22よりも基端側部分にカバー50が一体的に装着され、その操作レバー20とセンターコンソール12の開口14との間の隙間を閉塞するようになっている。図5はカバー50を単独で示す斜視図で、グリップ22の後端部に弾性的に嵌着される嵌着部52と、その嵌着部52からテーパ状に広がるように設けられた筒状部54と、その筒状部54の大径端側から前記支持軸26を中心とする周方向へ円弧状に延び出す一対の前側フランジ部56および後側フランジ部58とを備えており、例えば軟質ポリ塩化ビニル樹脂など従来と同様の軟質の合成樹脂材料にて一体成形されている。嵌着部52は、グリップ22の後端部の略全周に嵌め着けられるように楕円形乃至は長円形の環状を成しているとともに、そのグリップ22の後端部に係止される係止爪53を備えている。この係止爪53により、カバー50が操作レバー20の所定位置に位置決めされる。なお、嵌着部52は、グリップ22に対して嵌着する際の変形を容易にするために、その下端部が切り離されている。
前側フランジ部56および後側フランジ部58は、操作レバー20とセンターコンソール12の開口14との間の隙間を閉塞するもので、それ等の周方向の先端はそれぞれ開口14からセンターコンソール12の内側へ侵入するように設けられている。操作レバー20が支持軸26まわりに回動操作されると、カバー50はフランジ部56、58を含めて操作レバー20と一体的に支持軸26まわりに回動させられ、その操作レバー20と開口14との間の隙間の閉塞状態を維持する。フランジ部56、58の延び出し寸法は、操作レバー20の回動操作に拘らず開口14の長手方向の端縁に達して隙間を閉塞できるように定められている。また、カバー50の車両幅方向の両側部には、前側フランジ部56と後側フランジ部58とを繋ぐように幅狭の横フランジ部60が一体に設けられており、車両幅方向における操作レバー20と開口14との間の隙間が閉塞されるようになっている。本実施例では前側フランジ部56、後側フランジ部58、および横フランジ部60によって鍔状のフランジ部が構成されている。すなわち、本実施例では筒状部54の大径端側の全周にフランジ部が設けられている。なお、筒状部54とフランジ部56、58、60との境界部分には、それ等を滑らかに接続するように湾曲した変曲部64が設けられている。
ここで、図2に示す非制動時においては、後側フランジ部58が車両の上側に位置して操作レバー20と開口14の後端縁との間を閉塞しているが、その後側フランジ部58に上方から荷重Fが加えられると、下方へ撓み変形して開口14との間に隙間が生じ、センターコンソール12内に物が落下したり異物が入り込んだりする可能性がある。カバー50は、嵌着部52を拡開するように弾性変形させて操作レバー20に装着されるため、軟質の合成樹脂材料にて構成する必要がある一方、後側フランジ部58は操作レバー20の回動ストロークに応じた延び出し寸法を有するため、比較的小さな荷重Fで簡単に撓み変形する。後側フランジ部58の車両幅方向の両側部には補強用の側壁62が設けられているが、撓み変形を防止する上で必ずしも十分ではない。
これに対し、本実施例のパーキングブレーキ操作装置10は、レバー本体28の円筒状部30の基端側部分に補強部材70が一体的に取り付けられ、上記後側フランジ部58を裏面側(下側)から支持して撓み変形を防止するようになっている。補強部材70は、硬質塩化ビニル樹脂など前記カバー50よりも硬質の合成樹脂材料にて一体成形されている。図6は、補強部材70の斜視図で、図7は補強部材70を裏面側から見た斜視図であり、円筒状部30に対応して湾曲させられた背部72と、その背部72を含めて断面U字形状を成すように背部72の両側部から略平行に延び出す一対の側壁部74とを備えており、円筒状部30に跨がるように上方から嵌め着けられ、背部72が円筒状部30に重ね合わされるように一体的に組み着けられる。
一対の側壁部74の内面にはそれぞれ係止爪76が設けられており、図4に示されるように円筒状部30の両側部の外周面に弾性的に係止されることにより抜け止めされ、補強部材70が所定の組付強度で円筒状部30に組み付けられる。補強部材70の背部72の裏面には円形の位置決め突起78が設けられており、図3に示されるように円筒状部30に形成された位置決め穴80内に嵌合されることにより、補強部材70が円筒状部30の所定位置に位置決めされる。これにより、補強部材70がレバー本体28の所定位置に一定の姿勢で位置決めされるようにワンタッチで簡単且つ迅速に組み付けることができる。なお、一対の側壁部74の内面には補強リブ82が設けられている。
そして、このような補強部材70には、前記後側フランジ部58に対応して背部72から車両後方側へ突き出すように、言い換えれば円筒状部30の基端側部分から支持軸26を中心とする周方向へ延び出すように、支持部84が設けられている。この支持部84の外面は、後側フランジ部58の先端部(車両後方側の端部)の裏面に略面接触させられるように、支持軸26を中心とする円弧形状を成しており、このように後側フランジ部58の裏面が支持部84によって支持されることにより、その後側フランジ部58が裏面側へ変形することが防止される。支持部84は、後側フランジ部58の変形を規制する変形規制部として機能する。
図8は、上記カバー50および補強部材70を操作レバー20に組み付ける際の手順を説明する図で、先ず、(a) および(b) に示すようにカバー50を組み付ける前に補強部材70をレバー本体28に組み付ける。具体的には、一対の側壁部74が下方へ突き出す姿勢でレバー本体28の上方から接近させ、その一対の側壁部74を押し拡げるように円筒状部30に押し付けることにより、係止爪76を円筒状部30に係止させて補強部材70をレバー本体28に一体的に組み付ける。(b) は、レバー本体28に補強部材70が一体的に組み付けられた状態である。その後、(b) に示すようにカバー50を操作レバー20の前方から接近させ、筒状部54の大径端側から操作レバー20を挿通させて、(c) に示すように操作レバー20の基端側部分にカバー50を一体的に装着する。この時、カバー50の嵌着部52の内面寸法はグリップ22の外周面よりも小径であるため、嵌着部52を拡開させるように弾性変形させてグリップ22を通過させ、そのグリップ22の後端部に嵌着部52を嵌着して係止爪53を係止させる。なお、グリップ22を組み付ける前にカバー50を操作レバー20に装着できるように構成することもできる。
このような本実施例のパーキングブレーキ操作装置10においては、後側フランジ部58の裏面側に支持部84が設けられているため、その後側フランジ部58が裏面側へ変形することが防止される。これにより、図2に示す非制動時に後側フランジ部58に荷重Fが加えられても、その後側フランジ部58が変形して開口14との間に隙間が生じ、センターコンソール12内に物が落下したり異物が入り込んだりすることが防止される。その場合に、後側フランジ部58を有するカバー50は従来と同様に軟質の合成樹脂材料にて構成されているため、見栄えや触感等が損なわれる恐れがないとともに、嵌着部52を弾性変形させて操作レバー20に装着する際の作業性が損なわれることもない。
具体的には、本実施例では、センターコンソール12に設けられた開口14から操作レバー20が外側へ突き出しているとともに、カバー50の後側フランジ部58は、先端が開口14の後側端縁からセンターコンソール12の内側へ侵入するように設けられ、操作レバー20と一体的に操作方向(支持軸26を中心とする回動方向)へ相対移動させられることにより、その操作レバー20の移動操作に拘らずその操作レバー20と開口14の後側端縁との隙間を閉塞するようになっている。この場合、図2に示す非制動時には、後側フランジ部58が上方に位置して操作レバー20と開口14の後側端縁との間を閉塞しているため、その状態で荷重Fが加えられた場合に後側フランジ部58が下方へ変形すると、開口14との間に隙間が生じてセンターコンソール12内に物が落下したり異物が入り込んだりする恐れがある。これに対し、本実施例ではその後側フランジ部58の変形が支持部84によって防止されるため、操作レバー20と開口14の後側端縁との間の閉塞状態が適切に維持され、開口14との間に隙間が生じて物が落下したり異物が入り込んだりすることが適切に防止されるのである。
また、本実施例では、カバー50と別体に構成されて操作レバー20に一体的に取り付けられる補強部材70に、変形規制部として機能する支持部84が設けられているため、例えば従来のカバーをそのまま利用することもできるなど大きな設計変更が必ずしも必要なく、簡便に実施できる。
また、本実施例は、円筒状部30と一対の平行板部32とを有して支持軸26まわりに回動可能に配設されるレバー本体28を主体として操作レバー20が構成されている場合で、その円筒状部30にグリップ22が装着されるとともに、カバー50は嵌着部52がグリップ22の後端部に嵌着されることにより操作レバー20に簡便に装着される一方、支持軸26を中心とする周方向へ円弧状に延び出すように後側フランジ部58が設けられることにより、操作レバー20と開口14の後側端縁との間が適切に閉塞される。その場合に、補強部材70に支持軸26を中心とする周方向へ延び出す支持部84が設けられ、その支持部84によって後側フランジ部58が支持されて変形が防止されるため、後側フランジ部58による閉塞状態が適切に維持される。
また、補強部材70はレバー本体28の円筒状部30に跨がるように配設され、一対の係止爪76がその円筒状部30の両側面に係止されるようになっているため、補強部材70をワンタッチで容易且つ迅速にレバー本体28に取り付けることができる。
以上、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明したが、これ等はあくまでも一実施形態であり、本発明は当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を加えた態様で実施することができる。
10:パーキングブレーキ操作装置 12:センターコンソール(収納部) 14:開口 20:操作レバー 22:グリップ(把持部) 26:支持軸 28:レバー本体 30:円筒状部 32:平行板部 50:カバー 52:嵌着部 56:前側フランジ部 58:後側フランジ部 60:横フランジ部 70:補強部材 76:係止爪 84:支持部(変形規制部)

Claims (3)

  1. 所定の操作方向へ移動操作される操作レバーと、
    該操作レバーに一体的に装着されるとともに、少なくとも該操作レバーの操作方向へ鍔状に延び出すフランジ部を一体に備えているカバーと、
    を有するパーキングブレーキ操作装置において、
    前記フランジ部の裏面側に設けられ、該フランジ部の少なくとも裏面側への変形を規制する変形規制部を有する一方、
    前記カバーと別体に構成されて前記操作レバーに一体的に取り付けられる補強部材を有するとともに、
    該補強部材は、前記フランジ部に対応して前記操作レバーから延び出し、該フランジ部の裏面に面接触させられて該フランジ部を裏面側から支持する支持部を備えており、該支持部が前記変形規制部として機能する
    ことを特徴とするパーキングブレーキ操作装置。
  2. 前記操作レバーは、収納部に設けられた開口から把持部が外側へ突き出すように設けられており、
    該開口は、前記操作レバーの移動操作を許容するように前記操作方向に長い長手形状を成している一方、
    前記カバーの前記フランジ部は、先端が前記開口から前記収納部の内側へ侵入するように設けられ、該開口と前記操作レバーとの間の隙間を閉塞するとともに、該操作レバーと一体的に該開口に対して相対移動させられ、該操作レバーの移動操作に拘らず該操作レバーと該開口との隙間の閉塞状態を維持する
    ことを特徴とする請求項1に記載のパーキングブレーキ操作装置。
  3. 前記操作レバーは、円筒状に丸められた円筒状部と、該円筒状部の基端側部分から互いに平行に延び出して支持軸まわりに回動可能に支持される一対の平行板部と、を有するレバー本体を備えており、該支持軸まわりに回動操作されるもので、
    前記円筒状部の先端側部分には、把持部としてグリップが装着される一方、
    前記カバーは、前記グリップの端部に嵌着される嵌着部を備えているとともに、前記フランジ部は前記支持軸を中心とする周方向へ円弧状に延び出しており、
    前記補強部材は、前記カバーに先立って前記円筒状部の前記基端側部分に跨がるように配設されるもので、該円筒状部に両側から係止される一対の係止爪を備えているとともに、該基端側部分から前記支持軸を中心とする周方向へ延び出すように前記支持部が設けられて前記フランジ部を支持する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のパーキングブレーキ操作装置。
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