JP5801588B2 - 熱可塑性ポリマー組成物 - Google Patents
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[1] 熱可塑性ポリマー、式(I)
〔式中、R1、R2、R4およびR5は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基またはフェニル基を表し、R3は水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を表し、Xは単結合、硫黄原子または式(I−1)
(式中、R6は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基または炭素数5〜8のシクロアルキル基を示す。)で示される2価の基を表し、Aは炭素数2〜8のアルキレン基または式(I−2)
(式中、R7は単結合または炭素数1〜8のアルキレン基を表し、*は酸素原子側に結合していることを表す。)で示される2価の基を表し、Y、Zはいずれか一方がヒドロキシ基、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基または炭素数7〜12のアラルキルオキシ基を表し、他方が水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を表す。〕
で表される化合物、及び、式(II)
(式中、nは2以上の整数を表す。)
で表される化合物を含有する熱可塑性ポリマー組成物。
[2] 式(I)で表される化合物と式(II)で表される化合物との合計重量が、熱可塑性ポリマー100重量部に対して0.001〜3重量部である[1]記載の熱可塑性ポリマー組成物。
〔式中、R1、R2、R4およびR5は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基またはフェニル基を表し、R3はそれぞれ独立に水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を表し、Xは単結合、硫黄原子または式(I−1)
(式中、R6は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基または炭素数5〜8のシクロアルキル基を示す。)で示される2価の基を表し、Aは炭素数2〜8のアルキレン基または式(I−2)
(式中、R7は単結合または炭素数1〜8のアルキレン基を表し、*は酸素原子側に結合していることを表す。)で示される2価の基を表し、Y、Zはいずれか一方がヒドロキシ基、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基または炭素数7〜12のアラルキルオキシ基を表し、他方が水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を表す。〕
で表される化合物と、式(II)
(式中、nは2以上の整数を表す。)
で表される化合物とを含有する安定剤組成物。
[4] 式(I)で表される化合物が、6−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−2,4,8,10−テトラ−t−ブチルジベンズ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピンである[3]記載の安定剤組成物。
[5] 式(II)中のnが5である[3]又は[4]記載の安定剤組成物。
[6] 式(II)で表される化合物がmyo−イノシトール又はscyllo−イノシトールであることを特徴とする[3]又は[4]記載の安定剤組成物。
[7] さらに、式(III)
(式中、R8及びR9はそれぞれ独立に、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を表し、Xは、ヘテロ原子及び/又は環状基を含んでいてもよい炭素数1〜24のm価のアルコール残基を表し、mは1〜4の整数を表す。ここでアルコール残基とは、アルコールのヒドロキシ基から水素原子を除いた残りの基を表す。)
で表される化合物を含有する[3]〜[6]のいずれか一項記載の安定剤組成物。
[8] さらに、式(IV)〜式(VIII)からなる群から選ばれる少なくとも一つの式で表される有機リン化合物を含有する[3]〜[7]のいずれか一項記載の安定剤組成物。
式(IV):
(式中、R10及びR11は、互いに独立に、水素原子、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表す。)
式(V):
(式中、R12は、水素原子、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表す。)
式(VI):
(式中、A1は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数1〜9のアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、又は炭素数7〜12のアラルキル基で置換されていてもよいフェニル基を表す。)
式(VII):
(式中、R13及びR14は、互いに独立に、水素原子、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表す。A2は、単結合、硫黄原子、又は炭素数1〜8のアルキリデン基を表す。A3は炭素数2〜8のアルキレン基を表す。)
式(VIII):
(式中、R15及びR16は、互いに独立に、水素原子、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表す。A4は、単結合、硫黄原子、又は炭素数1〜8のアルキリデン基を表す。A5は、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜9のアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、又は炭素数7〜12のアラルキル基で置換されていてもよいフェニル基を表す。)
[9] 式(IV)〜式(VIII)からなる群から選ばれる少なくとも一つの式で表される有機リン化合物が、式(IV)で表される化合物である[8]記載の安定剤組成物。
(式中、R8及びR9はそれぞれ独立に、水素原子又は炭素数1〜6のアルキル基を表し、Xは、ヘテロ原子及び/又は環状基を含んでいてもよい炭素数1〜24のm価のアルコール残基を表し、mは1〜4の整数を表す。ここでアルコール残基とは、アルコールのヒドロキシ基から水素原子を除いた残りの基を表す。)
で表される化合物(以下、化合物(III)と記すことがある)である。
式(IV):
(式中、R10及びR11は、互いに独立に、水素原子、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表す。)
(式中、A1は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数1〜9のアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、又は炭素数7〜12のアラルキル基で置換されていてもよいフェニル基を表す。)
(式中、R13及びR14は、互いに独立に、水素原子、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表す。A2は、単結合、硫黄原子、又は炭素数1〜8のアルキリデン基を表す。A3は炭素数2〜8のアルキレン基を表す。)
(式中、R15及びR16は、互いに独立に、水素原子、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表す。A4は、単結合、硫黄原子、又は炭素数1〜8のアルキリデン基を表す。A5は、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜9のアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、又は炭素数7〜12のアラルキル基で置換されていてもよいフェニル基を表す。)
成形後、冷却することにより、本発明の熱可塑性ポリマー組成物からなる熱可塑性ポリマー成形体が得られる。得られる熱可塑性ポリマー成形体としては、例えばコイルボビン、コネクター、スイッチ、抵抗器部品、ソケット、リレー、コンデンサーケース、ヒューズ、モーター、オーブンレンジ、プリント基盤、IC製造装置、ランプなどの電子部品、エアーアウトレットガーニッシュ、フードベント、ディストリビューターキャップ、排ガスコントロールバルブなどの自動車部品、ギア、カムなどの機械部品、地板などの時計部品、底蓋、鏡胴、レバーなどのカメラ部品、リールなどのレジャー用品の部品、家電機器ハウジング、照明配線器具、フィルム、ボトル、繊維、浄化槽、便槽、バスタブ、ユニットバス、水タンク、船舶、薬品タンク、パイプ、波板、平板、塗料、化粧版、電気部品封入材、レジンコンクリートなどが挙げられる。
化合物(I−A):6−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−2,4,8,10−テトラ−t−ブチルジベンズ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピン〔「スミライザー(登録商標)GP」住友化学(株)製)
化合物(II−A):myo−イノシトール
化合物(III−1):n−オクタデシル−β−(4’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネート(BASFジャパン社製、イルガノックス(登録商標)1076)
化合物(III−2):3,9−ビス[2−{3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラオキサスピロ[5・5]ウンデカン(住友化学製、スミライザー(登録商標)GA−80)
化合物(III−3):ペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート](BASFジャパン社製、イルガノックス(登録商標)1010)
化合物(IV−1):トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファイト(BASF社製、イルガフォス(登録商標)168)
化合物(V−1):テトラキス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4−ビフェニレンジフォスフォナイト(クラリアント社製、サンドスタブ(登録商標)P−EPQ)
化合物(VI−1):ビス(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)−ペンタエリスリトールジフォスファイト(アデカ製、アデカスタブ(登録商標)PEP−36)
化合物(VI−2):ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−ペンタエリスリトールジフォスファイト(GEプラスチック社製、ウルトラノックス(登録商標)626)
化合物(VI−3):ビス(2,4−ジクミルフェニル)−ペンタエリスリトールジフォスファイト(ドーヴァーケミカル社製、ドーヴァーフォスS9228T)
化合物(VII−1):2,2’,2’’−ニトリロトリエチル−トリス(3,3’,5,5’−テトラ−t−ブチル−1,1’−ビフェニル−2,2’−ジイル)フォスファイト(BASF社製、イルガフォス(登録商標)12)
化合物(VIII−1):2,2−メチレンビス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルフォスファイト(アデカ社製、アデカスタブ(登録商標)HP−10)
化合物(I−A)0.1部と化合物(II−A)0.01部とを混合して安定剤組成物を製造した。
エチレン/ビニルアルコール共重合体〔(株)クラレ製〕100部と実施例1で得られた安定剤組成物の全量とをドライブレンドした後、得られた樹脂組成物を、スクリュー径30mmの単軸押出機(田辺プラスチック社製、VS30−28型押出機)を用いて230℃、スクリュー回転数50rpmで混練押出して得られたストランドをペレタイザーで切断して熱可塑性ポリマー組成物のペレットを得た。
実施例2において、実施例1で得られた安定剤組成物の全量に替えて化合物(I−A)0.1部を用いる以外は実施例2と同様にして熱可塑性ポリマー組成物のペレットを得た。
実施例2及び比較例1でそれぞれ得られたペレットについて、押出加工時の運転時の加工性評価として滞留MFR試験を実施した。試験は、JIS K 7210に準拠し、メルトインデクサ(L217−E14011、テクノ・セブン社製)のシリンダー内を270℃にし、該シリンダー内に熱可塑性ポリマー組成物を充填させて荷重2.16kgでのMFRを測定し、次いで、該シリンダー内に熱可塑性ポリマー組成物を30分滞留させた後に荷重2.16kgでのMFRを測定することにより実施した。結果を表1に示す。
表1中のMFR変動率とは、下記の式によって求めた値である。エチレン/ビニルアルコール共重合体の場合、MFR変動率が小さいほど加工安定性が良いといえる。
(30分滞留後のMFR値−滞留前のMFR値)の絶対値/滞留前のMFR値×100
ナイロン66〔旭化成ケミカルズ(株)製〕100部と実施例1で得られた安定剤組成物の全量とをドライブレンドした後、得られた樹脂組成物を、スクリュー径30mmの単軸押出機(田辺プラスチック社製、VS30−28型押出機)を用いて280℃、スクリュー回転数50rpmで混練押出して得られたストランドをペレタイザーで切断して熱可塑性ポリマー組成物のペレットを得た。
実施例3において、実施例1で得られた安定剤組成物の全量に替えて化合物(I−A)0.1部を用いる以外は実施例2と同様にして熱可塑性ポリマー組成物のペレットを得た。
試験例1において、実施例2及び比較例1でそれぞれ得られたペレットに替えて、実施例3及び比較例2でそれぞれ得られたペレットを用い、シリンダー内の温度を285℃にする以外は、試験例1と同様にしてMFR変動率を求めた。結果を表2に示す。
ナイロン66の場合、MFR変動率が小さいほど加工安定性が良いといえる。
表3記載の化合物を実施例1と同様に混合して安定剤組成物を得た。
実施例2において、安定剤組成物として、実施例4〜8でそれぞれ得られた安定剤組成物を0.2重量部使用する以外は、実施例2と同様にして熱可塑性ポリマー組成物のペレットを得た。
実施例2において、実施例1で得られた安定剤組成物の全量に替えて化合物(I−A)を0.2重量部使用する以外は実施例2と同様にしてエチレン−ビニルアルコール共重合体に混合、混練して熱可塑性組成物のペレットを得た。
実施例9〜13及び比較例2でそれぞれ得られたペレットを使用して、試験例1と同様にしてMFRを測定し、MFR変動率を求めた。結果を表4に示す。
表5〜7記載の化合物を実施例1と同様に混合して安定剤組成物を得る。これらの安定剤組成物が配合された熱可塑性ポリマーは、加工安定性に優れる。
実施例2において、熱可塑性ポリマー及び安定剤組成物として、表8〜11記載の熱可塑性ポリマー100部と安定剤組成物を用いる以外は、実施例2と同様にして熱可塑性ポリマー組成物のペレットを得る。得られる熱可塑性ポリマー組成物は、加工安定性に優れる。
表8〜11において、各熱可塑性ポリマーは次に示す意味を表す。
P−1:高密度ポリエチレン(HDPE)(P−45〜P−50を除く)
P−2:低密度ポリエチレン(LDPE)(P−51〜P−57を除く)
P−3:直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)(P−58〜P−64を除く)
P−4:エチレン-アクリル酸エチル共重合体(EEA)
P−5:エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)
P−6:ポリプロピレン(PP)(P−65〜P−71を除く)
P−7:プロピレン−エチレンランダム共重合体
P−8:プロピレン−α−オレフィンランダム共重合体
P−9:プロピレン−エチレン−α−オレフィン共重合体
P−10:ポリスチレン(PS)
P−11:アクリロニトリル−スチレン共重合体(SAN)
P−12:アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS)
P−13:特殊アクリルゴム−アクリロニトリル−スチレン共重合体
P−14:アクリロニトリル−塩素化ポリエチレン−スチレン共重合体(ACS)
P−15:ポリブタジエンゴム(BR)
P−16:スチレンブタジエン共重合体(SB)
P−17:スチレンブタジエンブロック共重合体(SBS)
P−18:塩素化ポリエチレン(CPE)
P−19:ポリクロロプレン
P−20:塩素化ゴム
P−21:ポリ塩化ビニル(PVC)
P−22:ポリ塩化ビニリデン(PVDC)
P−23:メタクリル樹脂
P−24:フッ素樹脂
P−25:ポリアセタール(POM)
P−26:グラフト化ポリフェニレンエーテル樹脂
P−27:ポリフェニレンサルファイド樹脂(PPS)
P−28:ポリウレタン(PU)(P−75〜P−77を除く)
P−29:ポリアミド(PA)(P−78〜P−86を除く)
P−30:ポリエチレンテレフタレート(PET)
P−31:ポリブチレンテレフタレート(PBT)
P−32:ポリ乳酸(PLA)
P−33:ポリカーボネート(PC)
P−34:ポリアクリレート
P−35:ポリスルホン(PPSU)
P−36:ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)
P−37:ポリエーテルスルホン(PES)
P−38:芳香族ポリエステル
P−39:ジアリルフタレートプリポリマー
P−40:シリコーン樹脂(SI)
P−41:1,2−ポリブタジエン
P−42:ポリイソプレン
P−43:ブタジエン/アクリロニトリル共重合体(NBR)
P−44:エチレン−メチルメタクリレート共重合体(EMMA)
P−45:MFRが40g/10分の高密度ポリエチレン(HDPE)
P−46:MFRが20g/10分の高密度ポリエチレン(HDPE)
P−47:MFRが10g/10分の高密度ポリエチレン(HDPE)
P−48:MFRが5g/10分の高密度ポリエチレン(HDPE)
P−49:MFRが1g/10分の高密度ポリエチレン(HDPE)
P−50:MFRが0.1g/10分の高密度ポリエチレン(HDPE)
P−51:MFRが75g/10分の低密度ポリエチレン(LDPE)
P−52:MFRが50g/10分の低密度ポリエチレン(LDPE)
P−52:MFRが25g/10分の低密度ポリエチレン(LDPE)
P−53:MFRが10g/10分の低密度ポリエチレン(LDPE)
P−54:MFRが5g/10分の低密度ポリエチレン(LDPE)
P−55:MFRが2g/10分の低密度ポリエチレン(LDPE)
P−56:MFRが1g/10分の低密度ポリエチレン(LDPE)
P−57:MFRが0.1g/10分の低密度ポリエチレン(LDPE)
P−58:MFRが100g/10分の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)
P−59:MFRが50g/10分の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)
P−60:MFRが25g/10分の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)
P−61:MFRが10g/10分の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)
P−62:MFRが5g/10分の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)
P−63:MFRが1g/10分の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)
P−64:MFRが0.1g/10分の直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)
P−65:MFRが100g/10分のポリプロピレン(PP)
P−66:MFRが50g/10分のポリプロピレン(PP)
P−67:MFRが25g/10分のポリプロピレン(PP)
P−68:MFRが10g/10分のポリプロピレン(PP)
P−69:MFRが5g/10分のポリプロピレン(PP)
P−70:MFRが1g/10分のポリプロピレン(PP)
P−71:MFRが0.1g/10分のポリプロピレン(PP)
P−72:スチレンブタジエン系熱可塑性エラストマー
P−73:スチレンエチレンブチレンスチレンブロック共重合体(SEBS)
P−74:スチレンイソプレンスチレンブロック共重合体(SIS)
P−75:重量平均分子量が1000のポリウレタン樹脂(PU)
P−76:重量平均分子量が2000のポリウレタン樹脂(PU)
P−77:重量平均分子量が5000のポリウレタン樹脂(PU)
P−78:数平均分子量が5000のナイロン6(Ny6)
P−79:数平均分子量が10000ナイロン6(Ny6)
P−80:数平均分子量が50000ナイロン6(Ny6)
P−81:数平均分子量が100000ナイロン6(Ny6)
P−82:ナイロン610(Ny610)
P−83:ナイロン612(Ny612)
P−84:ナイロン11(Ny11)
P−85:ナイロン12(Ny12)
P−86:ナイロンMXD6(NyMXD6)
Claims (10)
- ナイロン66、式(I)
〔式中、R1、R2、R4およびR5は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基またはフェニル基を表し、R3はそれぞれ独立に水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を表し、Xは単結合、硫黄原子または式(I−1)
(式中、R6は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基または炭素数5〜8のシクロアルキル基を示す。)で示される2価の基を表し、Aは炭素数2〜8のアルキレン基または式(I−2)
(式中、R7は単結合または炭素数1〜8のアルキレン基を表し、*は酸素原子側に結合していることを表す。)で示される2価の基を表し、Y、Zはいずれか一方がヒドロキシ基、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基または炭素数7〜12のアラルキルオキシ基を表し、他方が水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を表す。〕
で表される化合物、及び、式(II)
(式中、nは2以上の整数を表す。)
で表される化合物を含有する組成物。 - 式(I)で表される化合物と式(II)で表される化合物との合計重量が、ナイロン66、100重量部に対して0.001〜3重量部である請求項1記載の組成物。
- 式(I)
〔式中、R1、R2、R4およびR5は、それぞれ独立に水素原子、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基またはフェニル基を表し、R3はそれぞれ独立に水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を表し、Xは単結合、硫黄原子または式(I−1)
(式中、R6は水素原子、炭素数1〜8のアルキル基または炭素数5〜8のシクロアルキル基を示す。)で示される2価の基を表し、Aは炭素数2〜8のアルキレン基または式(I−2)
(式中、R7は単結合または炭素数1〜8のアルキレン基を表し、*は酸素原子側に結合していることを表す。)で示される2価の基を表し、Y、Zはいずれか一方がヒドロキシ基、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルコキシ基または炭素数7〜12のアラルキルオキシ基を表し、他方が水素原子または炭素数1〜8のアルキル基を表す。〕
で表される化合物と、式(II)
(式中、nは2以上の整数を表す。)
で表される化合物とを含有する安定剤組成物のナイロン66の加工安定化のための使用。 - 式(I)で表される化合物が、6−[3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロポキシ]−2,4,8,10−テトラ−t−ブチルジベンズ[d,f][1,3,2]ジオキサホスフェピンである請求項3記載の安定剤組成物のナイロン66の加工安定化のための使用。
- 式(II)中のnが5である請求項3又は4記載の安定剤組成物のナイロン66の加工安定化のための使用。
- 式(II)で表される化合物がmyo−イノシトール又はscyllo−イノシトールであることを特徴とする請求項3又は4記載の安定剤組成物のナイロン66の加工安定化のための使用。
- さらに、式(IV)〜式(VIII)からなる群から選ばれる少なくとも一つの式で表される有機リン化合物を含有する請求項3〜7のいずれか一項記載の安定剤組成物のナイロン66の加工安定化のための使用。
式(IV):
(式中、R10及びR11は、互いに独立に、水素原子、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表す。)
式(V):
(式中、R12は、水素原子、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表す。)
式(VI):
(式中、A1は、炭素数1〜18のアルキル基、炭素数1〜9のアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、又は炭素数7〜12のアラルキル基で置換されていてもよいフェニル基を表す。)
式(VII):
(式中、R13及びR14は、互いに独立に、水素原子、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表す。A2は、単結合、硫黄原子、又は炭素数1〜8のアルキリデン基を表す。A3は炭素数2〜8のアルキレン基を表す。)
式(VIII):
(式中、R15及びR16は、互いに独立に、水素原子、炭素数1〜9のアルキル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基、炭素数7〜12のアラルキル基又はフェニル基を表す。A4は、単結合、硫黄原子、又は炭素数1〜8のアルキリデン基を表す。A5は、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜9のアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、炭素数5〜8のシクロアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、炭素数6〜12のアルキルシクロアルキル基で置換されていてもよいフェニル基、又は炭素数7〜12のアラルキル基で置換されていてもよいフェニル基を表す。) - 式(IV)〜式(VIII)からなる群から選ばれる少なくとも一つの式で表される有機リン化合物が、式(IV)で表される化合物である請求項8記載の安定剤組成物のナイロン66の加工安定化のための使用。
- ナイロン66に請求項3〜9のいずれか一項記載の安定剤組成物を混合する工程を含むことを特徴とする組成物の製造方法。
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