JP5801408B2 - ガラスの向上した強化 - Google Patents

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Description

従来、いくつかの可搬電子機器は、それらの機器の一部として内部又は外部のいずれかにガラスを使用する。外部的には、ガラス部分はハウジングの一部として設けられてもよく、このようなガラス部分はしばしばカバーガラスと呼ばれる。ガラスの透明性及び対引っかき性の特性により、このような用途によく適するようになる。内部的には、ガラス部分は、表示技術を支持するために設けられてもよい。より具体的には、ディスプレイを支持するために、可搬電子機器は、外側カバーガラスの下に表示技術層を設けることができる。検知配置が、表示技術層と共に又は隣接して設けられてもよい。例として、表示技術層は、液晶モジュール(LCM)を含む液晶ディスプレイ(LCD)を含んでもよく、又はこれに属してもよい。LCMは、一般的に、液晶層を間に挟む上部ガラスシート及び下部ガラスシートを含む。検知配置は、タッチスクリーンを形成するために使用されるもののような、接触検知配置であってもよい。例えば、容量検知タッチスクリーンは、ガラスのシートの近くに分散された実質的に透明な検知点又はノードを含むことができる。
しかしながら残念なことに、可搬電子機器でガラスを使用するには、ガラスが比較的薄い必要がある。一般的に言って、ガラスが薄くなればなる程、可搬電子機器が応力を加えられたり、有意な力の下に置かれたりした場合、ガラスが損傷を受けやすくなる。化学的強化が、ガラスを強化するために使用されている。化学的強化は有効であるが、ガラスすなわち薄いガラスを強化するために改善された方法を提供することが引き続き必要である。
本発明は全体的に、ガラスの化学強化を改善する技術に関する。一実施形態では、化学強化を受けながら、機械的応力をガラス物品に誘導することができる。他の実施形態では、ガラス物品の化学強化時に、超音波振動のような振動を誘導することができる。ガラス物品の化学強化時の機械的応力及び/又は振動の使用は、化学強化プロセスの効果を高めることができる。したがって、化学強化処理が施されたガラス物品は、薄くできるだけでなく、十分な強度にすることができ、損傷に耐えることができる。強化ガラス物品は、消費者電子機器(例えば、可搬電子機器)のような消費者製品での使用によく適している。
本発明は、方法、システム、機器又は装置を含む多数のやり方で実施することができる。本発明のいくつかの実施形態を以下に論じる。
ガラス片を強化する方法として、一実施形態は、例えば、化学的に強化されるガラス片を取得する工程と、ガラス片に一時的な機械的応力を誘導する工程と、少なくとも一時的な機械的応力がガラス片に誘導されている間、ガラス片を化学的に強化する工程とを少なくとも含むことができる。
ガラス片用のガラス強化システムとして、一実施形態は、例えば、ガラス物品に機械的応力を誘導するように機能する応力取付具と、アルカリ金属溶液を提供する浴ステーションとを含むことができる。浴ステーションは、ガラス物品を有する応力取付具を受けるように機能し、次に、浴ステーション内のアルカリ金属イオンのガラス物品内のナトリウムイオンへの交換を促進させるように機能する。
ガラス片をその強度を改善するために処理する方法として、一実施形態は、例えば、ガラス片を応力誘導取付具に固定する工程と、ガラス片を固定した応力誘導取付具を加熱されたアルカリ金属浴内に浸漬する工程と、加熱されたアルカリ金属浴からガラス片が除去されるべきかどうかを決定する工程と、加熱されたアルカリ金属浴からガラス片が除去されるべきであることが決定された場合、ガラス片を加熱されたアルカリ金属浴から除去する工程と、その後、ガラス片を応力誘導取付具から除去する工程と、加熱されたアルカリ金属浴及び応力誘導取付具からのガラス片の除去に続いて、ガラス片に後処理を行う工程とを少なくとも含むことができる。
ガラス片を強化する方法として、一実施形態は、例えば、化学的に強化すべきガラス片を取得する工程と、ガラス片をイオン交換で化学的に強化する工程とを少なくとも含むことができる。化学的強化は、少なくとも、(i)ガラス片をアルカリ金属イオン浴内に配置する工程と、(ii)ガラス片に又はその近傍に振動状態を誘導する工程とを含むことができる。
ガラス物品用のガラス強化システムとして、一実施形態は、例えば、ガラス物品を保持するように構成されて機能する取付具と、ガラス物品上に、又はそれについて振動状態を誘導するように構成された振動要素と、アルカリ金属溶液を提供する浴ステーションとを少なくとも含むことができる。浴ステーションは、ガラス物品を有する器具を受けるように機能することができ、振動要素がガラス物品上に、又はそれについて振動状態を誘導する間、浴ステーション内のアルカリ金属イオンのガラス物品内のナトリウムイオンへの交換を促進させるように機能することもできる。
ガラス片をその強度を改善するために処理する方法として、一実施形態は、例えば、ガラス片を振動誘導取付具に固定する工程と、ガラス片を固定した振動誘導取付具を加熱されたアルカリ金属浴内に浸漬する工程と、加熱されたアルカリ金属浴からガラス片が除去されるべきかどうかを決定する工程と、加熱されたアルカリ金属浴からガラス片が除去されるべきであることが決定された場合、ガラス片を加熱されたアルカリ金属浴から除去する工程と、その後、ガラス片を振動誘導取付具から除去する工程と、加熱されたアルカリ金属浴及び振動誘導取付具からのガラス片の除去に続いて、ガラス片に後処理を行う工程とを少なくとも含むことができる。
本発明の他の態様及び利点は、本発明の原理を例として示す添付図面と併せて理解される以下の詳細な説明から明らかになるであろう。
本発明は、同じ参照番号が同じ構成要素を示す添付図面と併せた以下の詳細な説明から容易に理解されるであろう。
一実施形態によるガラス強化プロセスの流れ図である。 一実施形態によるガラス強化システムを示す。 一実施形態によるガラス片プロセスの流れ図である。 他の実施形態によるガラス片プロセスの流れ図である。 他の実施形態によるガラス強化システムを示す。 一実施形態による逆行交換プロセスの流れ図である。 一実施形態による電子機器の概略表現である。 一実施形態による電子機器の概略表現である。 本発明の他の実施形態による電子機器の概略表現である。 本発明の他の実施形態による電子機器の概略表現である。 一実施形態によるガラス片の表面を化学的に処理するプロセスを示す。 化学的に強化された層が一実施形態によって形成されるように化学的に処理されているガラスカバーの断面図である。 一実施形態によってカリウムイオンが注入されている化学的に処理された部分を含むように示される、化学的に処理されているガラスカバーの断面図である。 一実施形態によるガラスカバーをイオン浴内に沈める工程を含む化学処理プロセスの概略表現である。
本発明は概して、ガラスの化学強化を改善する技術に関する。一実施形態では、化学強化を受けながら、機械的応力をガラス物品に誘導することができる。他の実施形態では、ガラス物品の化学強化時に、超音波振動のような振動を誘導することができる。ガラス物品の化学強化時の機械的応力及び/又は振動の使用は、化学強化プロセスの有効性を高めることができる。したがって、化学強化処理が施されたガラス物品は、薄くできるだけでなく、十分な強度にすることができ、損傷に耐えることができる。強化ガラス物品は、消費者電子機器(例えば、可搬電子機器)のような消費者製品での使用によく適している。
本発明の実施形態は、消費者電子機器のような消費者製品用の薄いガラス部材の強度を改善する装置、システム及び方法に関することができる。一実施形態では、ガラス部材は、消費者電子機器の外側表面であってもよい。例えば、ガラス部材は、例えば、電子機器の表示領域の一部を形成するのを助ける(すなわち、別個の部分としてディスプレイの前面に配置された又はディスプレイ内に統合された)ガラスカバーに対応してもよい。他の例として、ガラス部材は、消費者電子機器用のハウジングの一部を形成してもよい(例えば、表示領域以外の外面を形成してもよい)。他の実施形態では、ガラス部材は、消費者電子機器の内部構成要素であってもよい。例えば、ガラス部材は、消費者電子機器のハウジングの内部に設けられたLCDディスプレイの構成要素のガラス片であってもよい。
薄いガラスの強度を改善する装置、システム及び方法は、ガラスカバー又はディスプレイ(例えばLCDディスプレイ)に、特に、ハンドヘルド電子機器(例えば、携帯電話、メディアプレーヤ、パーソナルデジタルアシスタント、遠隔操作装置等)のような小さいフォームファクタの電子機器内に組み立てられたものに特に適している。ガラスは、これらの小さいフォームファクタの実施形態では、3mm未満、又はより具体的には0.3mm〜2.5mmの間のように薄くてもよい。装置、システム及び方法を、比較的大きいフォームファクタの電子機器(例えば、可搬コンピュータ、タブレットコンピュータ、モニタ、テレビ等)を含むがこれらを含むことに限定されない他の機器用のガラスカバー又はディスプレイに使用することもできる。ガラスは、これらのより大きいフォームファクタの実施形態では、5mm未満、又はより具体的には0.3〜3mmの間のように薄くてもよい。
本発明の実施形態を、図1〜10を参照して以下に論じる。しかしながら、当業者は、これらの図面に関連して本明細書で与えられる詳細な説明は、本発明がこれらの限定された実施形態を越えて拡大するものであるために、例示的な目的のためであることを容易に理解するであろう。これらの図で与えられる例示は、必ずしも一定の縮尺で描かれておらず、例示は、提示を容易にする方法で与えられている。
図1は、一実施形態によるガラス強化プロセス100の流れ図である。ガラス強化プロセス100は、ガラス片を、その特定の用途によりよく適するように化学的に強化するように機能する。
ガラス強化プロセス100は、物理的効果をガラスに誘導する(104)ことができる。一例では、物理的効果は、ガラスの少なくとも一部に課される機械的応力に関することができる。他の例では、物理的効果は、ガラスの少なくとも一部に課される超音波振動のような機械的振動に関することができる。
物理的効果がガラス内に誘導されている(104)とき、ガラスを化学的に強化する(106)ことができる。ある実施例では、ガラスを化学処理によって化学的に強化する(106)ことができる。具体的には、カリウム溶液からのカリウムイオンをガラス内のナトリウムイオンと交換することができるように、ガラスをカリウム溶液中に配置することができる。
ガラスが化学的に強化される(106)間に物理的効果を誘導する(104)ことによって、ガラスを強化された方法で化学的に強化する(106)ことができる。より具体的には、物理的効果の存在は、ガラスがより大きい程度に強化される(106)ことを可能にする。ブロック106の後で、ガラス片は化学的に強化されている。ガラスに与えられる物理的効果により、ガラスをより大きい程度に強化することができる。化学的強化106に続いて、ガラス強化プロセス100を終了することができる。
図2は、一実施形態によるガラス強化システム200を示す。ガラス強化システム200は、化学的処理によって強化されるべきガラス物品202を受ける。ガラス強化システム200は、取付具204も提供する。ガラス物品202及び取付具204は、取付具ステーション206に提供される。取付具ステーション206では、ガラス物品202を取付具204によって又は取付具204に固定することができる。一実施形態では、取付具ステーションは、物理的効果をガラス物品に提供するように構成される。一実施形態では、物理的効果は、ガラス物品の少なくとも一部に課される機械的応力に関することができる。他の例では、物理的効果は、ガラス物品の少なくとも一部に課される超音波振動のような機械的振動に関することができる。
ガラス物品202が固定された取付具204を、次に、浴ステーションに設けられた浴208内に挿入する(例えば浸漬する)ことができる。浴208は、カリウム溶液210のようなアルカリ金属溶液を含むことができる。浴ステーションでは、ガラス物品202及びカリウム溶液210間でイオン交換が生じる。その後、化学的強化の完了時に、ガラス物品202を有する取付具204を浴208から除去することができる。この時点で、ガラス物品202は化学的に強化されている。取付具204は物理的効果を誘導することができるため、ガラス物品202を、ガラス物品が物理的効果を受けない場合に異なるように判定されているであろうよりも大きい程度に化学的に強化することができる。
さらに、浴208からのガラス物品202を有する取付具204の除去に続いて、ガラス物品202を取付具204から除去することができる。その後、所望の程度まで、後処理をガラス物品202に行うことができる。後処理は、ガラス物品に対して意図される用途に応じて広範囲に変化してもよい。しかしながら、後処理は、例えば、水洗、研磨、焼き鈍し等の1つ又は複数を含むことができる。
浴208内のカリウム溶液を予め決められた温度に加熱することができ、ガラス物品202を有する取付具204を、予め決められた期間の間、浴208内に浸漬することができる。ガラス物品202に浴208によって与えられる化学的強化の程度は、(1)ガラスの種類、(2)浴の濃度(例えばカリウム濃度)、(3)第2の浴208内での時間、及び(4)浴208の温度に依存する。
ある実施例では、ガラス物品用のガラスは、例えば、アルミノケイ酸塩ガラス又はソーダ石灰ガラスであってもよい。また、同じ種類のガラスであっても、異なる供給業者からのガラスは、異なる特性を有する可能性があり、したがって異なる値を必要とする可能性があることに留意すべきである。ガラス物品202を浴208内に浸漬されたままにする時間は、約6〜20時間であってもよく、浴208の温度は、摂氏約300〜500度であってもよい。
図3Aは、一実施形態によるガラス片プロセス300の流れ図である。ガラス片プロセス300は、その後消費者製品で使用するのにより適することができるようにガラス片を処理するように機能する。
ガラス片プロセス300は、最初にガラス片を取得する(302)。次にガラス片を、応力誘導取付具に固定すること(304)ができる。応力誘導取付具は、1つ又は複数のガラス片を保持することができ、1つ又は複数のガラス片に、応力、例えば負荷を課することができる。例えば、負荷は、ガラス片のある部分に張力が加えられた状態におくと同時に、ガラス片の他の部分を圧縮力が加えられた状態におくことができる。加えて、課される応力は、ガラスの縁部のようなガラス片の特定の領域に向けられてもよいことに留意すべきである。例えば、ガラス片の縁部に応力を誘導することによって、化学強化による縁部の増加した強度を得ることができる。
次に、ガラス片を有する応力導入具を、加熱されたアルカリ金属浴内に沈める(306)ことができる。例えば、加熱されたアルカリ金属浴は、加熱されたカリウム浴であってもよい。次に、決定308は、加熱されたアルカリ金属浴からガラス片が除去されるべきかどうかを決定することができる。加熱されたアルカリ金属浴を、例えば、予め決められた温度に維持することができ、応力誘導取付具をガラス片と共に、予め決められた時間の間、加熱されたアルカリ金属浴内に沈めることができる。決定308が、応力誘導取付具がガラス片と共にアルカリ金属浴から除去されるべきではないと決定する場合、ガラス片に誘導されている応力を任意に制御する(310)ことができる。ここで、応力誘導取付具によって誘導される応力が静的であるべき場合、ガラス片がアルカリ金属浴内にとどまる間、ガラス片に課される応力を決まった場所で加え、維持することができる。他方では、ガラス片がアルカリ金属浴内にとどまる間、ガラス片に課される応力を動的な方法で加えることができる。動的な応力を、加えられる応力が量(又は程度)、位置及び/又は期間において変化することができるように、制御システムによって制御する(310)ことができる。
決定308が、ガラス片がアルカリ金属浴から除去されるべきだと決定すると、応力誘導取付具がガラス片と共にアルカリ金属浴から除去される。次に、ガラス片を、応力誘導取付具から除去する(312)ことができる。その後、ガラス片への後処理を行う(314)ことができる。後処理は、用途に応じて変化することができる。例えば、後処理は、ガラス片への研磨、研削、加熱、焼き鈍し、洗浄等の1つ又は複数を含むことができる。典型的には、後処理は、ガラス片をその意図された用途により適したものにするようにガラス片に行われる(314)。
後処理の実行314に続いて、ガラス片を消費者製品で利用する(316)ことができる。ガラス片を、消費者製品用のハウジングの外側部分として使用することができ、又は、内部構成要素(例えばLCDガラスパネル)のガラス片として使用することができる。例えば、消費者製品は、可搬電子機器のような消費者電子製品であってもよい。ブロック316に続いて、ガラス片プロセス300は終了することができる。
ガラス片が加熱されたアルカリ浴(例えば加熱されたカリウム浴)内に沈められる(306)予め決められた期間は、実施及び意図された用途に応じて変化してもよい。例えば、ガラス片は、約6〜20時間の予め決められた時間の間、摂氏約300〜500度の温度の加熱されたカリウム浴内に浸漬されてもよい。
図3Bは、他の実施形態によるガラス片プロセス350の流れ図である。ガラス片プロセス350は、その後の消費者製品での使用により適するようにガラス片を処理するように機能する。
ガラス片プロセス350は、最初にガラス片を取得する(352)。次にガラス片を、振動誘導取付具に固定すること(354)ができる。振動誘導取付具は、振動をガラス片に誘導することができ、又はガラス片を処理する他の方法を誘導することができる。振動は、例えば超音波振動であってもよい。課されている振動は、ガラス片全体に加えられてもよく、又は、ガラスの縁部のようなガラス片の特定の領域に向けられてもよいことに留意すべきである。例えば、振動をガラス片の一部又は全てに誘導することによって、結果として、化学強化によるガラス片の一部又は全ての強化を増大することができる。
ガラス片を有する振動誘導取付具を、加熱されたアルカリ金属浴内に沈める(356)ことができる。例えば、加熱されたアルカリ金属浴は、加熱されたカリウム浴であってもよい。次に、決定358は、加熱されたアルカリ金属浴からガラス片が除去されるべきかどうかを決定することができる。加熱されたアルカリ金属浴を、例えば、予め決められた温度に維持することができ、振動誘導取付具をガラス片と共に、予め決められた時間の間、加熱されたアルカリ金属浴内に沈めることができる。決定358が、振動誘導取付具がガラス片と共にアルカリ金属浴から除去されるべきではないと決定する場合、ガラス片に誘導されている振動を任意に制御する(360)ことができる。ここで、振動誘導取付具によって誘導される振動が静的であるべき場合、ガラス片がアルカリ金属浴内にとどまる間、ガラス片に課される振動を加え、維持することができる。例えば、振動を、ガラス片がアルカリ金属浴内にある少なくとも予め決められた時間の間、課すことができる。他方では、ガラス片がアルカリ金属浴内にとどまる間、ガラス片に課される振動を動的な方法で加えることができる。加えられる振動が量(又は程度)、位置及び/又は期間において変化することができるように、動的な振動を制御システムによって制御する(360)ことができる。
決定358が、ガラス片がアルカリ金属浴から除去されるべきだと決定すると、振動誘導取付具がガラス片と共にアルカリ金属浴から除去される。次に、ガラス片を、振動誘導取付具から除去する(362)ことができる。その後、ガラス片への後処理を行う(364)ことができる。後処理は、用途に応じて変化することができる。例えば、後処理は、ガラス片への研磨、研削、加熱、焼き鈍し、洗浄等の1つ又は複数を含むことができる。典型的には、後処理は、ガラス片をその意図された用途により適したものにするようにガラス片に行われる(364)。
後処理の実行364に続いて、ガラス片を消費者製品で利用する(366)ことができる。ガラス片を、消費者製品用のハウジングの外側部分として使用することができ、又は、内部構成要素(例えばLCDガラスパネル)のガラス片として使用することができる。例えば、消費者製品は、可搬電子機器のような消費者電子製品であってもよい。ブロック366に続いて、ガラス片プロセス350は終了することができる。
ガラス片が加熱されたアルカリ浴(例えば加熱されたカリウム浴)内に沈められる(356)予め決められた期間は、実施及び意図された用途に応じて変化してもよい。例えば、ガラス片は、約6〜20時間の予め決められた時間の間、摂氏約300〜500度の温度の加熱されたカリウム浴内に浸漬されてもよい。
他の実施形態によれば、ガラス処理は追加の浴をさらに含むことができる。追加の浴は、ガラス片(ガラス物品)の表面に少量の逆行するイオン交換を提供するために設けられてもよい。逆行交換は、ガラス片からのアルカリ金属イオン(例えばカリウムイオン)をナトリウムイオンと交換するように機能することができる。縁部近傍の欠陥又は亀裂は、縁部からわずかに内側に存在し、ガラス部材への損傷の発生に対してガラス片がより影響されやすくなる弱点と成りうるため、この逆行交換プロセスは、外縁部から内側(10〜70マイクロメートル)での圧縮最大化に有用でありうる。
図4は、他の実施形態によるガラス強化システム400を示す。ガラス強化システム400は、化学的処理によって強化されるべきガラス物品402を受ける。ガラス強化システム400は、取付具404も提供する。ガラス物品402及び取付具404は、取付具ステーション406に提供される。取付具ステーション406では、ガラス物品402を取付具404によって又は取付具404に固定することができる。一実施形態では、取付具ステーションは、物理的効果をガラス物品に提供するように構成される。一実施形態では、物理的効果は、ガラス物品の少なくとも一部に課される機械的応力に関することができる。他の例では、物理的効果は、ガラス物品の少なくとも一部に課される超音波振動のような機械的振動に関することができる。
ガラス物品402が固定された取付具404を、次に、第1の浴ステーションに設けられた浴408内に挿入する(例えば浸漬する)ことができる。浴408は、カリウム溶液410のようなアルカリ金属溶液を含むことができる。第1の浴ステーションでは、ガラス物品402及びカリウム溶液410間でイオン交換が生じ、これは、ガラス物品402の外表面に化学的強化を実施する。その後、化学的強化の完了時に、ガラス物品402を有する取付具404を浴408から除去することができる。この時点で、ガラス物品402は化学的に強化されている。取付具404は物理的効果を誘導することができるため、ガラス物品402を、ガラス物品が物理的効果を受けない場合に異なるように判定されているであろうよりも大きい程度に化学的に強化することができる。
浴408内のカリウム溶液410を予め決められた温度に加熱することができ、ガラス物品402を有する取付具404を、予め決められた期間の間、浴408内に浸漬することができる。浴408によってガラス物品402に与えられる化学的強化の程度は、(1)ガラスの種類、(2)浴の濃度(例えばカリウム濃度)、(3)第2の浴408内での時間、及び(4)浴408の温度に依存する。
加えて、ガラス物品402を有する取付具404を浴408から除去した後、ガラス物品202を有する取付具404を、浴412が設けられた第2の浴ステーションに供給することができる。ガラス物品402を、ナトリウム溶液414を含む浴412内に挿入する(例えば浸漬する)ことができる。ここで、ガラス物品402からのアルカリ金属イオン(例えばカリウムイオン)が、ナトリウム溶液414内のナトリウムイオンと交換する。以前にガラス物品と交換されたいくらかのイオンが事実上未交換にされる又は返されるため、これを逆行交換と呼ぶことができる。その後、ガラス物品402は浴412から除去される。
浴412内のカリウム溶液414を予め決められた温度に加熱することができ、ガラス物品402を、予め決められた期間の間、浴412内に浸漬することができる。浴408で使用する予め決められた期間は、浴412で使用する予め決められた期間と同じであってもよく、又は異なってもよい。典型的には、浴412で使用する予め決められた期間は、浴408で使用する予め決められた期間より実質的に短い。
さらに、浴412からのガラス物品404を有する取付具404の除去に続いて、ガラス物品402を取付具404から除去することができる。その後、所望の程度まで、後処理をガラス物品402に行うことができる。後処理は、ガラス物品に対して意図される用途に応じて広範囲に変化してもよい。しかしながら、後処理は、例えば、水洗、研磨、焼き鈍し等の1つ又は複数を含むことができる。
ある実施例では、ガラス物品402用のガラスは、例えば、アルミノケイ酸塩ガラス又はソーダ石灰ガラスであってもよい。同じ種類のガラスであっても、異なる供給業者からのガラスは、異なる特性を有する可能性があり、したがって異なる値を必要とする可能性がある。ガラス物品402を浴408内に浸漬されたままにする時間は、約6〜20時間であってもよく、浴408の温度は、摂氏約300〜500度であってもよい。浴412は、ナトリウム(Na)浴又は硝酸ナトリウム(NaNO3)であってもよく、いずれの場合でも30%〜100%molのナトリウム濃度を有する。ガラス物品402を浴412内に浸漬されたままにする時間は、約1〜30分であってもよく、浴412の温度は、摂氏約350〜450度であってもよい。
図5は、一実施形態による逆行交換プロセス500の流れ図である。逆行交換プロセス500は、図3Aに示すガラス片プロセス300又は図3Bに示すガラス片プロセス350と共に使用することができる追加の任意の処理を提供する。例えば、逆行交換プロセス500を、ガラス片プロセス300のブロック308に続いてブロック312の前に任意に使用することができ、又は、逆行交換プロセス500を、ガラス片プロセス350のブロック358に続いてブロック362の前に任意に使用することができる。
逆行交換プロセス500は、ガラス片内へのナトリウムの逆行交換を提供する追加の浴を提供する。逆行交換プロセス500によれば、ガラス片を加熱されたナトリウム浴内に沈める(502)ことができる。次に、決定504は、ガラス片が加熱されたナトリウム浴から除去されるべきかどうかを決定することができる。例えば、加熱されたナトリウム浴を、予め決められた温度に維持することができ、ガラス片を、予め決められた時間の間、加熱されたナトリウム浴内に沈めることができる。例として、決定504は、予め決められた時間の間、加熱されたナトリウム浴内にガラス片が浸漬された後、加熱されたナトリウム浴からガラス片が除去されるべきであることを決定することができる。
決定504が、ガラス片が加熱されたナトリウム浴から除去されるべきだと決定すると、ガラス片の処理は、次に、図3Aに示す応力誘導取付具からのガラス片の除去(312)並びにブロック314での前処理及びガラス片プロセス300のその後の動作を行うことに戻ることができ、又は、図3Bに示す振動誘導取付具からのガラス片の除去(362)並びにブロック364での前処理及びガラス片プロセス350のその後の動作を行うことに戻ることができる。
逆行交換プロセス500では、加熱されたナトリウム浴を予め決められた温度に加熱することができ、ガラス物品を、予め決められた期間の間、加熱されたナトリウム浴内に浸漬することができる。ガラス片に関する逆行交換の程度は、(1)ガラスの種類、(2)浴の濃度(例えばNa濃度)、(3)ナトリウム浴内での時間、及び(4)ナトリウム浴の温度に依存することができる。ある実施例では、ガラス片用のガラスは、例えば、アルミノケイ酸塩ガラス又はソーダ石灰ガラスであってもよい。また、同じ種類のガラスであっても、異なる供給業者からのガラスは、異なる特性を有する可能性があり、したがって異なる値を必要とする可能性がある。加熱されたナトリウム浴は、ナトリウム(Na)浴又は硝酸ナトリウム(NaNO3)であってもよく、いずれの場合でも30%〜100%molのナトリウム濃度を有する。逆行交換のためにガラス片を加熱されたナトリウム浴内に浸漬されたままにする時間は、約1〜30分であってもよく、加熱されたナトリウム浴の温度は、摂氏約350〜450度であってもよい。
前述のように、可搬電子機器のような電子機器用のハウジングの一部の外側表面としてガラスカバーを使用することができる。小型で携帯性にすぐれたこれらの可搬電子機器を、ハンドヘルド電子機器と呼ぶことができる。ハンドヘルド電子機器は、例えば、メディアプレーヤ、電話機、インターネットブラウザ、電子メールユニット、又は、これらの2つ若しくはそれより多くの何らかの組み合わせとして機能してもよい。ハンドヘルド電子機器は、一般的にハウジング及び表示領域を含む。
図6A及び6Bは、一実施形態による電子機器600の概略表現である。図6Aは、電子機器600についての上面図を示し、図6Bは、基準線A−A’に関する電子機器600についての断面側面図を示す。電子機器600は、上部表面としてガラスカバー窓604(ガラスカバー)を有するハウジング602を含むことができる。カバー窓604は、ディスプレイ組立品606がカバー窓604を介して可視であるように、主に透明である。カバー窓604を、本明細書に記載の化学的強化処理を使用して化学的に強化することができる。ディスプレイ組立品606は、例えば、カバー窓604に隣接して配置されてもよい。ハウジング602は、ディスプレイ組立品の他に、コントローラ(プロセッサ)、メモリ、通信回路等のような内部電子構成要素を含むこともできる。ディスプレイ組立品606は、例えば、LCDモジュールを含むことができる。例として、ディスプレイ組立品606は、液晶モジュール(LCM)を含む液晶ディスプレイ(LCD)を含むことができる。一実施形態では、カバー窓604を、LCMと一体に形成することができる。ハウジング602は、電子的能力を有する電子機器600を提供するために、内部電子構成要素を収容する開口部608を含むこともできる。一実施形態では、ハウジング602は、カバー窓604用のベゼルを含む必要はない可能性がある。代わりに、カバー窓604は、カバー窓604の縁部がハウジング602の側面と整列される(又は実質的に整列される)ように、ハウジング602の上面を横断して延在してもよい。カバー窓604の縁部は露出されたままでもよい。カバー窓604の縁部は図6A及び6Bに示すように露出されていてもよいが、代わりの実施形態では、縁部はさらに保護されてもよい。一例として、カバー窓604の縁部を、ハウジング602の外側から(水平又は垂直に)引っ込ませることができる。他の例として、カバー窓604の縁部を、カバー窓604の縁部の周囲に又は隣接して配置された追加の材料によって保護することができる。
カバー窓604は、一般的に、種々の方法で配置又は具体化されてもよい。例として、カバー窓604は、フラットパネルディスプレイ(例えばLCD)又はタッチスクリーンディスプレイ(例えばLCD及びタッチ層)のような、下にあるディスプレイ(例えば、ディスプレイ組立品606)を覆って配置される保護ガラス片として構成されてもよい。代わりに、カバー窓604は、ディスプレイと実質的に一体化されてもよく、すなわち、ガラス窓がディスプレイの少なくとも一部として形成されてもよい。加えて、カバー窓604は、タッチスクリーンに関連付けられたタッチ層のようなタッチ感知機器と実質的に一体化されてもよい。いくつかの場合では、カバー窓604は、ディスプレイの最外層として機能することができる。
図7A及び7Bは、本発明の他の実施形態による電子機器の概略表現である。図7Aは、電子機器700の上面図であり、図7Bは、基準線B〜B’に関する電子機器700の断面側面図を示す。電子機器700は、ガラスカバー窓704(ガラスカバー)を上面として有するハウジング702を含むことができる。カバー窓704を、本明細書に記載の化学強化処理を使用して化学的に強化することができる。本実施形態では、カバー窓704を、ハウジング702の側面703によって保護することができる。ここで、カバー窓704は、ハウジング702の上面を完全には横切って延在しないが、側面703の上面は、カバー窓704の外面に隣接して垂直方向に整列されてもよい。カバー窓704の縁部は、強度を増すために丸められてもよいため、側面703及びカバー窓704の周縁間に存在する隙間705が存在してもよい。隙間705は、典型的には、カバー窓704の厚さが薄い(例えば、3mm未満)とすれば、非常に小さい。しかしながら、望まれるならば、隙間705を材料によって満たすことができる。材料は、プラスチック、ゴム、金属等であってもよい。カバー窓704の周縁に近接する隙間705を越えてさえ、電子機器700の前面全体が同一平面になるように、材料は、隙間705内に適合することができる。隙間705を充填する材料は、柔軟であってもよい。隙間705内に配置される材料はガスケットを実現してもよい。隙間705を充填することによって、ハウジング702内のそうでなければおそらく望ましくない隙間を、隙間705内に生じる汚染(例えば、汚れ、水)を防ぐために、充填又は密封することができる。側面703は、ハウジング702と一体であってもよいが、代わりに側面703はハウジング702から分離されてもよく、例えば、カバー窓704用のベゼルとして作用することができる。
カバー窓704は、ディスプレイ組立品706がカバー窓704を通して見えるように、主に透明である。ディスプレイ組立品706は、例えば、カバー窓704に隣接して配置されてもよい。ハウジング702は、ディスプレイ組立品に加えて、コントローラ(プロセッサ)、メモリ、通信回路等のような、内部電子構成要素を含むこともできる。ディスプレイ組立品706は、例えば、LCDモジュールを含むことができる。例として、ディスプレイ組立品706は、液晶モジュール(LCM)を含む液晶ディスプレイ(LCD)を含むことができる。一実施形態では、カバー窓704はLCMと一体に形成される。ハウジング702は、電子的能力を有する電子機器700を提供するために、内部電子構成要素を収容する開口部708を含むこともできる。
電子機器700の前面は、ユーザインタフェース制御部708(例えば、クリックホイール制御部)を含むこともできる。本実施形態では、カバー窓704は、電子機器700の前面全体を被わない。電子機器700は、基本的に、前面の一部を覆う部分表示領域を含む。
カバー窓704は、一般的に、種々の方法で配置又は具体化されてもよい。例として、カバー窓704は、フラットパネルディスプレイ(例えばLCD)又はタッチスクリーンディスプレイ(例えばLCD及びタッチ層)のような、下にあるディスプレイ(例えば、ディスプレイ組立品706)を覆って配置される保護ガラス片として構成されてもよい。代わりに、カバー窓704は、ディスプレイと実質的に一体化されてもよく、すなわち、ガラス窓がディスプレイの少なくとも一部として形成されてもよい。加えて、カバー窓704は、タッチスクリーンに関連付けられたタッチ層のようなタッチ感知機器と実質的に一体化されてもよい。いくつかの場合では、カバー窓704は、ディスプレイの最外層として機能することができる。
上述したように、電子機器は、ハンドヘルド電子機器又は可搬電子機器であってもよい。本発明は、ガラスカバーを、薄くできるだけでなく、十分に強くすることができるように機能することができる。ハンドヘルド電子機器及び可搬電子機器は移動式であるため、それらは固定機器が受けない種々の異なった衝撃事象及び応力を潜在的に受ける。このように、本発明は、薄くなるように設計されるハンドヘルド電子機器又は可搬電子機器用のガラス表面の実装によく適している。
強化されたガラス、例えばガラスカバー又はカバー窓は、薄いガラス用途に特に有用である。例えば、強化するガラスカバーの厚さは、約0.5〜2.5mm間であってもよい。他の実施形態では、強化は、その厚さが約2mm未満、又は約1mmより薄い、又はさらに約0.6mmより薄いガラス製品に適している。
ガラス、例えばガラスカバー又はカバー窓の化学的強化は、ガラスの縁部の角に適用される、厚さの少なくとも10%の予め決められた曲率(又は縁部の半径)を有する予め決められた縁部形状によって丸められたガラスの縁部により効果的でありうる。他の実施形態では、予め決められた曲率は、ガラスの厚さの20%から50%の間であってもよい。
一実施形態では、ガラスカバーのサイズは、関連する電子機器のサイズに依存する。例えば、ハンドヘルド電子機器について、ガラスカバーのサイズは、しばしば、5インチ(約12.7cm)を超えない対角線である。他の例として、より小型の可搬コンピュータ又はタブレットコンピュータのような可搬電子機器に関して、ガラスカバーのサイズは、しばしば、4インチ(約10.2cm)から12インチ(約30.5cm)の間の対角線である。依然として他の例として、フルサイズの可搬コンピュータ、ディスプレイ(テレビジョンを含む)又はモニタのような可搬電子機器に関して、ガラスカバーのサイズは、しばしば、10インチ(約25.4cm)から20インチ(約50.8cm)の間の対角線であり、又はより大きい。
しかしながら、より大きい画面サイズについては、ガラス層の厚さをより大きくする必要がある可能性があることを理解すべきである。より大きいガラス層の平面性を維持するために、ガラス層の厚さを増加させる必要がある可能性がある。ディスプレイは依然として相対的に薄いままでもよいが、最小の厚さは画面サイズが増大すると共に増大する可能性がある。例えば、ガラスカバーの最小の厚さは、再び画面のサイズに依存して、小型のハンドヘルド電子機器に関しては約0.3mm、より小型の可搬コンピュータ又はタブレットコンピュータに関しては約0.5mm、フルサイズの可搬コンピュータ、ディスプレイ又はモニタに関しては約1.0mm以上に相当しうる。しかしながら、より一般的には、ガラスカバーの厚さは、電子機器の用途及び/又はサイズに依存しうる。
上述したように、ガラスカバー、又はより一般的にはガラス片を、ガラスの表面が効果的に強化されるように、化学的に処理することができる。このような強化を通じて、より薄いガラス片を消費者電子機器に使用することができるように、ガラス片をより強くすることができる。十分な強度を有するより薄いガラスは、消費者電子機器をより薄くすることを可能にする。
図8は、一実施形態によるガラス片の表面を化学的に処理するプロセス800を示す。プロセス800は、一実施形態による、上述したようなアルカリ金属浴(例えばカリウム浴)のような浴ステーションでの化学的強化に関連する処理を表すことができる。ガラス片の表面、例えば縁部を化学的に処理するプロセス800は、ガラス片が得られるステップ802で開始することができる。ガラス片は、一実施形態では、ガラスシートがガラス片、例えばガラスカバーに個片化され、ガラス片の縁部が、予め決められた形状を有するように加工された後、得られてもよい。しかしながら、化学的に処理されるガラス片は、任意の適切な供給源から得られてもよいことを理解すべきである。
ステップ804では、ガラス片をラックに置くことができる。ラックは、典型的には、化学的処理の間、ガラス片並びに他のガラス片を支持するように構成される。ガラス片がラックに置かれると、ステップ806でラックを加熱されたイオン浴内に沈めることができる。加熱されたイオン浴は、一般的に、ある濃度のイオン(例えば、リチウム、セシウム又はカリウムのようなアルカリ金属イオン)を含む浴であってもよい。浴内のイオンの濃度は変化してもよく、イオンの濃度を変えることは、ガラスの表面の圧縮応力を制御することを可能にすることを理解すべきである。加熱されたイオン浴は、イオン交換を促進させるために任意の適切な温度に加熱されてもよい。
ラックが加熱されたイオン浴内に沈められた後、ステップ808で物理的効果を誘導することができ、ステップ810で、イオン浴及びラックに保持されたガラス片間でイオン交換が生じることが可能となる。物理的効果はラックによって与えられてもよい。一般的にNaイオンを含むガラス片及びイオン浴間に拡散変換が生じる。拡散交換中、Naイオンより大きいアルカリ金属イオンが、ガラス片中のNaイオンを効果的に置換する。一般的に、ガラス片の表面領域近くのNaイオンは、アルカリイオンによって置換されることができ、表面領域ではないガラスの部分では、Naイオンは、実質的にアルカリイオンによって置換されない。アルカリイオンがガラス片中のNaイオンを置換する結果として、ガラス片の表面近くに圧縮層が効果的に生成される。アルカリ金属イオンによってガラス片から置換されたNaイオンは、イオン溶液の一部になる。加えて、ステップ808で誘導される物理的効果は、イオン浴及びガラス片間のイオン交換を増加させるように機能することができる。第1の例として、一実施形態では、物理的効果は、ガラス片に課される応力に関することができる。第2の例として、他の実施形態では、物理的効果は、ガラス片又はイオン浴に課される振動に関することができる。
ステップ812では、加熱されたイオン浴内にラックを沈める期間が終了したかどうかについての判定を行うことができる。ラックを沈めるべき時間の長さは、実装に応じて広範囲に変化する可能性があることを理解すべきである。典型的には、ラックがより長く沈められると、すなわち、アルカリ金属イオン及びNaイオンの交換時間がより長くなると、化学的に強化される層の深さがより深くなる。例えば、1mm程度のガラスシートの厚さでは、ガラス片10の表面中の10マイクロメートル以上にイオン浴内で提供される化学的処理(すなわちイオン交換)を提供することができる。例えば、ガラス片がソーダ石灰ガラスから形成される場合、イオン交換による圧縮層の深さを約10マイクロメートルとすることができる。他の例として、ガラス片がアルミノケイ酸ガラスから形成される場合、イオン交換による圧縮層の深さを約50マイクロメートルとすることができる。
ステップ812での判定が、ラックを加熱されたイオン浴内に沈める期間が終了していないことである場合、プロセス800の流れは、ステップ810に戻ることができ、ステップ810で、化学反応をイオン浴及びガラス片間で発生させ続けることができる。代わりに、沈める期間が終了したと判定された場合、誘導されている物理的効果をステップ814で中止することができ、ステップ816でラックをイオン浴から除去することができる。ラックをイオン浴から除去する際、ステップ818でガラス片をラックから除去することができ、ガラス片の表面を化学的に処理するプロセス800を完了することができる。しかしながら、所望であれば、ガラス片を研磨することができる。研磨は、例えば、化学処理後のガラス片上の曇り又は残留物を除去することができる。
化学強化プロセスが施されたガラスカバーは、一般的に、前述のように、化学的に強化された層を含む。図9Aは、化学的に強化された層が一実施形態によって形成されるように化学的に処理されたガラスカバーの断面図である。ガラスカバー900は、化学的に強化された層928及び化学的に処理されていない部分926を含む。ガラスカバー900は、一実施形態では、全体として化学的強化を施されるが、外面が強化を受ける。強化の効果は、化学的に強化されていない部分926が引っ張り状態にあり、化学的に強化された層928が圧縮状態にあることである。図9Aのガラスカバー900は丸められた端部形状902を有するものとして示されているが、端部の丸められた形状はガラスカバー900の端部の強度を増加させることができるけれども、ガラスカバー900は、一般的に任意の端部形状を有することができることを理解すべきである。丸められた端部形状902は、例として示され、限定の目的のためではない。
図9Bは、一実施形態によってカリウムイオンが注入された化学的に処理された部分を含むように示される、化学的に処理されたガラスカバーの断面図である。化学的に強化された層928は、ガラスカバー900が利用される特定のシステムの要件に応じて変化しうる厚さ(y)を有する。化学的に強化されていない部分926は、一般的に、Naイオン934を含むが、アルカリ金属イオン936を含まない。化学的強化プロセスは、化学的に強化された層928がNaイオン934及びアルカリ金属イオン936の両方を含むように、化学的に強化された層を形成させる。
図10は、一実施形態によるイオン浴内にガラスカバーを沈めることを含む化学的処理プロセスの概略図である。断面図に部分的に示されるガラスカバー1000が、加熱されたイオン浴1032中に沈められる又は浸漬されると、拡散が生じる。図示のように、ガラスカバー1000内に存在するアルカリ金属イオン1034は、イオン浴1032内に拡散し、イオン浴1032内のアルカリ金属イオン1036(例えばカリウム(K))は、化学的に強化された層1028が形成されるように、ガラスカバー1000内に拡散する。すなわち、イオン浴1032からのアルカリ金属イオン1036をNaイオン1034と交換し、化学的に強化された層1028を形成することができる。アルカリ金属イオン1036は、典型的には、ガラスカバー1000の中央部分1026中には拡散しないであろう。化学的強化処理の持続時間(すなわち時間)、イオン浴1032内のアルカリ金属イオン1036の温度及び/又は濃度を制御することによって、化学的に強化された層1028の厚さ(y)を実質的に制御することができる。
イオン浴内のアルカリ金属イオンの濃度は、ガラスカバーがイオン浴内に浸漬されている間、変化してもよい。すなわち、本発明の要旨及び範囲から逸脱することなく、ガラスカバーがイオン浴内に沈められている間、イオン浴内のアルカリ金属イオンの濃度は、実質的に一定に維持されてもよく、上昇してもよく、及び/又は、低下してもよい。例えば、アルカリ金属イオンがガラス中のNaイオンを置換するにつれて、Naイオンはイオン浴の一部となる。したがって、追加のアルカリ金属イオンがイオン浴内に追加されない限り、イオン浴内のアルカリ金属イオンの濃度は変化する可能性がある。
本明細書に記載の技術を、ハンドヘルド電子機器、可搬電子機器、及び実質的に据え付けの電子機器を含むがこれらに限定されない種々の電子機器の任意のものによって使用されるガラス表面に用いることができる。これらの例は、ディスプレイを含む任意の既知の消費者電子機器を含む。例として、限定としてではなく、電子機器は、メディアプレーヤ、携帯電話(例えばセルラ電話)、PDA、遠隔操作装置、ノートブック、タブレットPC、モニタ、オールインワンコンピュータ等に対応することができる。
上述した本発明の種々の態様、特徴、実施形態又は実装を、単独で又は種々の組み合わせで使用することができる。
ガラス物品の縁部を強化すること、及び/又は、異なった化学的浴の追加の詳細は、(i)参照により本明細書に組み込まれる2009年3月2日に出願された「TECHNIQUES FOR STRENGTHENING GLASS COVERS FOR PORTABLE ELECTRONIC DEVICES」という名称の米国仮特許出願第61/156,803号、(ii)参照により本明細書に組み込まれる2010年3月2日に出願された「Techniques for Strengthening Glass Covers for Portable Electronic Devices」という名称の国際特許出願PCT/US2010/025979号、(iii)参照により本明細書に組み込まれる2010年8月18日に出願された「ENHANCED GLASS STRENGTHING OF GLASS」という名称の米国仮特許出願第61/374,988号、(iv)2010年9月30日に出願された「ENHANCED STRENGTHENING OF GLASS」という名称の米国特許出願第12/895,823号、(v)参照により本明細書に組み込まれる2010年9月30日に出願された「TECHNIQUES FOR STRENGTHENING GLASS COVERS FOR PORTABLE ELECTRONIC DEVICES」という名称の米国特許出願第12/895,372号、(vi)参照により本明細書に組み込まれる2010年9月30日に出願された「TECHNIQUES FOR STRENGTHENING GLASS COVERS FOR PORTABLE ELECTRONIC DEVICES」という名称の米国特許出願第12/895,393号、及び、(vii)参照により本明細書に組み込まれる2010年2月4日に出願された「TECHNIQUES FOR STRENGTHENING GLASS COVERS FOR PORTABLE ELECTRONIC DEVICES」という名称の米国仮特許出願第61/301,585号に見ることができる。
本発明のいくつかの実施形態のみを説明してきたが、本発明は、本発明の要旨及び範囲から逸脱することなく、多くの他の特定の形態で具体化されてもよいことを理解すべきである。例として、本発明の方法に関連するステップは、広範囲に変化してもよい。本発明の範囲の要旨から逸脱することなく、ステップを加えることができ、除去することができ、変更することができ、組み合わせることができ、並べ替えることができる。同様に、動作が図面に特定の順序で示されているが、これを、これらのような動作が示された特定の順序で若しくは連続した順序で実行されることを必要とするものとして、又は、示されたすべての動作が所望の結果を達成するために実行されることを必要とするものとして理解すべきではない。
本明細書は多くの詳細を含むが、これらを、本開示の又は特許請求することができるものの範囲への限定として解釈すべきではなく、本開示の特定の実施形態に特有の特徴の説明として解釈すべきである。別個の実施形態の文脈で記載された特定の特徴を、組み合わせて実施することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で記載された種々の特徴を、複数の実施形態で別々に、又は、任意の適切な副組み合わせ(サブコンビネーション)で実施することもできる。さらに、特徴を、特定の組合せで作用するものとして上述したかもしれないが、特許請求の組み合わせからの1つ又は複数の特徴は、いくつかの場合では、組み合わせから削除されてもよく、特許請求の組み合わせは、副組み合わせ又は副組み合わせの変形に向けられてもよい。
本発明をいくつかの実施形態に関して説明してきたが、本発明の範囲に含まれる変更、置換、及び均等物が存在する。本発明の方法及び装置を実施する多くの代替の方法が存在することにも留意すべきである。したがって、以下の添付の特許請求の範囲は、本発明の真の要旨及び範囲内に含まれるすべてのこのような変更、置換、及び均等物を含むものとして解釈されることが意図される。

Claims (31)

  1. ガラス片を強化する方法であって、
    化学的に強化されるガラス片を取得する工程と、
    前記ガラス片に一時的な機械的応力を誘導する工程と、
    少なくとも前記ガラス片に一時的に前記機械的応力が誘導されている間に、前記ガラス片を化学的に強化する工程と、
    を含み、
    前記一時的な機械的応力が、前記ガラス片が化学的に強化されている間に、前記ガラス片の少なくとも一部に動的に誘導されることを特徴とする方法。
  2. 前記ガラス片がおよそ1.0mm以下の厚さを有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 前記ガラス片がおよそ0.3mmから5.0mmの範囲内の厚さを有することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  4. 前記一時的な機械的応力が、前記ガラス片の少なくとも1つの縁部領域に誘導されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  5. 前記ガラス片を化学的に強化する工程が、前記ガラス片をカリウム溶液内に置く工程を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  6. 前記一時的な機械的応力を誘導する工程が、前記化学的な強化をより効果的にすることを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  7. ガラス物品のためのガラス強化システムであって、
    ガラス物品の少なくとも一部動的な機械的応力を誘導するように働く応力取付具と、
    アルカリ金属溶液を与える浴ステーションであって、前記ガラス物品を有する前記応力取付具を受け入れるように働き、及びその後前記浴ステーション内のアルカリ金属イオンと前記ガラス物品内のナトリウムイオンとの交換を促進するように働く浴ステーションと、
    を備えることを特徴とするガラス強化システム。
  8. 前記アルカリ金属イオンがカリウムイオンであることを特徴とする、請求項に記載のガラス強化システム。
  9. 前記アルカリ金属溶液が、所定の温度まで加熱されることを特徴とする、請求項乃至の何れか1項に記載のガラス強化システム。
  10. 前記ガラス強化システムが、
    ナトリウム溶液を与える後続浴ステーションであって、前記浴ステーションの後に前記ガラス物品を受け入れるように働き、前記ガラス物品の表面にアルカリ金属イオンの代わりにナトリウムイオンを再導入するように働く後続浴ステーション
    を備えることを特徴とする、請求項に記載のガラス強化システム。
  11. ガラス片の強度を向上させるように該ガラス片を処理する方法であって、
    前記ガラス片を応力誘導取付具に固定する工程と、
    前記ガラス片が固定された前記応力誘導取付具を加熱されたアルカリ金属浴に浸す工程と、
    前記ガラス片が前記加熱されたアルカリ金属浴から取り除かれるべきか否かを判定する工程と、
    前記ガラス片が前記加熱されたアルカリ金属浴から取り除かれるべきであると判定された場合には、前記加熱されたアルカリ金属浴から前記ガラス片を取り除く工程と、
    続いて前記ガラス片を前記応力誘導取付具から取り除く工程と、
    前記ガラス片を前記加熱されたアルカリ金属浴及び前記応力誘導取付具から取り除いたことに続いて、前記ガラス片に後処理を行う工程と、
    を含み、
    前記応力誘導取付具は、前記ガラス片の少なくとも一部に動的な機械的応力を誘導するように構成されていることを特徴とする方法。
  12. 前記方法が、前記ガラス片を可搬電子機器に取り付ける工程をさらに含み、
    前記ガラス片は、前記可搬電子機器のハウジングの外側表面の一部として働くことを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  13. 前記ガラス片がおよそ1.0mm以下の厚さを有することを特徴とする、請求項11に記載の方法。
  14. 前記方法が、
    前記ガラス片を前記加熱されたアルカリ金属浴から取り除いた後かつ前記後処理を行う前に、前記ガラス片を加熱されたナトリウム浴に浸す工程と、
    前記ガラス片が前記加熱されたナトリウム浴から取り除かれるべきか否かを判定する工程と、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項11乃至13の何れか1項に記載の方法。
  15. ガラス片を強化する方法であって、
    化学的に強化されるガラス片を取得する工程と、
    イオン交換により前記ガラス片を化学的に強化する工程であって、少なくとも(i)前記ガラス片をアルカリ金属イオン浴に置く工程と、(ii)前記ガラス片に又は前記ガラス片近傍に動的な振動状態を誘導する工程と、を含む工程と、
    を含むことを特徴とする方法。
  16. 少なくとも前記アルカリ金属イオン浴中に位置する前記ガラス片を保持する取付具を介して前記振動状態が誘導されることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  17. 前記振動状態が、前記アルカリ金属イオン浴中の流体の振動を介して誘導されることを特徴とする、請求項15乃至16の何れか1項に記載の方法。
  18. 前記振動状態が超音波振動であることを特徴とする、請求項15に記載の方法。
  19. ガラス物品のためのガラス強化システムであって、
    ガラス物品を保持するように構成された取付具と、
    ガラス物品上に又はガラス物品について動的な振動状態を誘導するように構成された振動要素と、
    アルカリ金属溶液を与える浴ステーションであって、前記ガラス物品を有する前記取付具を受け入れるように働き、及び前記振動要素が前記振動状態を前記ガラス物品上に又は前記ガラス物品について誘導している間に、前記浴ステーション内のアルカリ金属イオンと前記ガラス物品内のナトリウムイオンとの交換を促進するように働く浴ステーションと、
    を備えることを特徴とするガラス強化システム。
  20. 前記振動状態が超音波振動であることを特徴とする、請求項19に記載のガラス強化システム。
  21. 前記ガラス物品がおよそ1.0mm以下の厚さを有することを特徴とする、請求項19に記載のガラス強化システム。
  22. 前記ガラス物品がおよそ0.3mmから5.0mmの範囲内の厚さを有することを特徴とする、請求項19に記載のガラス強化システム。
  23. ガラス片の強度を向上させるように該ガラス片を処理する方法であって、
    前記ガラス片を振動誘導取付具に固定する工程と、
    前記ガラス片が固定された前記振動誘導取付具を加熱されたアルカリ金属浴に浸す工程と、
    前記ガラス片が前記加熱されたアルカリ金属浴から取り除かれるべきか否かを判定する工程と、
    前記ガラス片が前記加熱されたアルカリ金属浴から取り除かれるべきであると判定された場合には、前記加熱されたアルカリ金属浴から前記ガラス片を取り除く工程と、
    続いて前記ガラス片を前記振動誘導取付具から取り除く工程と、
    前記ガラス片を前記加熱されたアルカリ金属浴及び前記振動誘導取付具から取り除いたことに続いて、前記ガラス片に後処理を行う工程と、
    を含み、
    前記振動誘導取付具は、動的な振動状態を誘導するように構成されていることを特徴とする方法。
  24. 前記方法が、前記ガラス片を可搬電子機器に取り付ける工程をさらに含み、
    前記ガラス片は、前記可搬電子機器のハウジングの外側表面の一部として働くことを特徴とする、請求項23に記載の方法。
  25. 前記ガラス片がおよそ1.0mm以下の厚さを有することを特徴とする、請求項23に記載の方法。
  26. 前記方法が、
    前記ガラス片を前記加熱されたアルカリ金属浴から取り除いた後かつ前記後処理を行う前に、前記ガラス片を加熱されたナトリウム浴に浸す工程と、
    前記ガラス片が前記加熱されたナトリウム浴から取り除かれるべきか否かを判定する工程と、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項23乃至25の何れか1項に記載の方法。
  27. 前記ガラス片はガラスピースであって、
    前記ガラス片を化学的に強化する工程は、
    前記ガラスピースを応力誘導取付具に固定する工程と、
    前記ガラスピースが固定された前記応力誘導取付具を加熱されたアルカリ金属浴に浸す工程と、
    前記ガラスピースが前記加熱されたアルカリ金属浴から取り除かれるべきか否かを判定する工程と、
    前記ガラスピースが前記加熱されたアルカリ金属浴から取り除かれるべきであると判定された場合には、前記加熱されたアルカリ金属浴から前記ガラスピースを取り除く工程と、
    続いて前記ガラスピースを前記応力誘導取付具から取り除く工程と、
    を含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  28. 前記ガラスピースを前記加熱されたアルカリ金属浴及び前記応力誘導取付具から取り除いたことに続いて、前記ガラスピースに後処理を行う工程をさらに含むことを特徴とする、請求項27に記載の方法。
  29. 前記ガラスピースの前記応力誘導取付具への固定では、前記ガラスピースの端部のみを介して前記ガラスピースを保持することを特徴とする、請求項27に記載の方法。
  30. 前記ガラスピースを可搬電子機器に取り付ける工程をさらに含み、
    前記ガラスピースは、前記可搬電子機器のハウジングの外側表面の一部として働くことを特徴とする、請求項27に記載の方法。
  31. 前記ガラスピースを前記加熱されたアルカリ金属浴から取り除いた後かつ後処理を行う前に、前記ガラスピースを加熱されたナトリウム浴に浸す工程と、
    前記ガラスピースが前記加熱されたナトリウム浴から取り除かれるべきか否かを判定する工程と、
    をさらに含むことを特徴とする、請求項27に記載の方法。
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