JP5800948B1 - アンカーチェーンウォッシュノズル構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズルの噴射方向を容易に変更可能で、アンカーチェーンの巻き上げ・巻き降ろしによって破壊されることなく、現場取り付け作業や噴射方向変更作業が容易なアンカーチェーンウォッシュノズル構造を提供する。【解決手段】アンカーチェーン洗浄装置のメインパイプラインから分岐される各枝パイプライン112先端に開口するスペシャルフランジ7に取り付けられ、根本にミドルフランジ3を有し、先端が中心から外側にずれた形状からなるアンカーチェーンウォッシュノズル2と、アンカーチェーンウォッシュノズルの全周を覆い、一端がアンカーチェーンを洗浄するホースパイプ102の適宜の位置に設けられる開口4に接続され、他端が枝パイプラインの先端開口に設けられるスペシャルフランジの間に接続され、アンカーチェーンウォッシュノズルの先端がホースパイプの開口からホースパイプ内に突出することのない長さからなる円筒状シート5と、からなる。【選択図】図1

Description

本発明は、船舶のアンカーチェーン洗浄装置のアンカーチェーンウォッシュノズル構造に関する。
従来、船舶には停泊・係留の際に用いるアンカーのアンカーチェーン洗浄装置が設けられている。アンカーチェーン洗浄装置は、アンカーを引き上げる際にチェーン(以下「アンカーチェーン」という)に付着した泥を落とすために海水をアンカーチェーンに吹き付ける装置であり、この種のアンカーチェーン洗浄装置としては、例えば、本願出願人が既に提案する実開平6−51098号公報に開示のものが知られている。
図3は、実開平6−51098号公報に図1として開示される開示考案の側面断面略示図であり、図3において、符号101は、船首楼甲板、102は、ホースパイプ、103は、アンカーチェーン、104は、洗條管、105は、バルブ、106は、射水ノズル、107は、二重管、108は、ブラシ短管、110は、圧縮空気管、111は、バルブである(符号は、先行技術であることを明らかにするために、本願出願人において、百番代の3桁に変更して説明した。)。
当該実開平6−51098号公報の開示は、考案名称「アンカーチェーン洗條装置」に係り、「完全なアンカーチェーンの洗條にて、チェーンロッカーに泥および泥水を運び込まない」ことの考案解決課題において(同公報明細書段落番号0008参照)、「洗條管104は、ホースパイプ102の外筒の一部を包み二重管107を形成し、そのホースパイプ102に数十個の射水ノズル106を貫通し、該バルブ105を開くことにより、ホースパイプ102内に射水するように配管されている」構成とすることにより(同公報明細書実用新案登録請求の範囲請求項1の記載等参照)、「チェーンロッカーにアンカーチェーンが泥および泥水を運び込まない」ことの効果を奏するものである(同公報明細書段落番号0018参照)。
図4は、上述するこの種の従来のアンカーチェーン洗條装置のホースパイプ102に貫通して設けられる数十個の射水ノズル106でアンカーチェーンを洗浄する概略を示す図である。
図4において、前記ホースパイプ102は、船首の船側から上甲板側に斜めに開口し、前記アンカーチェーン103が巻き上げられる際の通路である。すなわち、前記アンカーチェーン103は、停泊中には海中に投下され、出航に際して前記ホースパイプ102を通って巻き上げられる。そして、この巻き上げの際に複数の前記射水ノズル106、106、106から海水を噴射して海底で付着する泥等を洗い落とすというものである。
図4から明らかなように、上述の複数の前記射水ノズル106、106、106から射水するために、同ノズル106は、前記洗滌管104から分岐菅112、112、112にて分岐して設置されている。
しかしながら、この射水ノズル106(以下、「チェーンウォッシュノズル106」とも言う)の取り付けに関する建造現場における図面指示は、前記洗滌管104(以下、「メインパイプライン104」とも言う)から前記分岐菅112(以下、「枝パイプライン112」とも言う)までであり、その先、つまりチェーンウォッシュノズル106自体の取り付けに関しての詳細は図面には記載されておらず、下記の図に示される取り付け指示を考慮し、現場の職人の経験に委ねて前記チェーンウォッシュノズル106の取付けが任されている状況にある。
このような図面指示の理解のため、当該図面指示を図示して説明する。
図示の図5は、各チェーンウォッシュノズル106について所定の角度をつけて取り付け指示の概略を示す図であり、図6は、各チェーンウォッシュノズル106について所定の方向に向けた取り付け指示の概略を示す図である。
(a) 各チェーンウォッシュノズル106について、洗浄水の跳ね返りが上甲板側に飛ばないように外板側に角度(例えば、外板に対し約50°の傾斜)をつける(図5参照)。
(b) 各チェーンウォッシュノズル106からの洗浄水同士が当たって打ち消しあわないように射水中心をずらす。
(c) アンカーチェーン103はホースパイプ102の底を通るのでホースパイプ102の下側のセンター付近にチェーンウォッシュノズル106を向ける(図6参照)。
(d) 枝パイプライン112と繋ぎ易いように取付ける。
このような現場の職人の経験に委ね、作業要領のみを規定した前記チェーンウォッシュノズル106の取付け作業の実際の作業においては、ノズル座の位置決め・ホースパイプ穴開け・ノズル座の溶接などの各作業は、現場でのチェーンウォッシュノズル106の取り付けに時間がかかるという問題があった。
そこで、本願発明者は、アンカーチェーン洗浄装置のホースパイプ102内に複数の前記チェーンウォッシュノズル106の取付け作業において、取り付けの際に又は取り付け後においても上記の要請に容易に応えられる作業性を種々検討するうちに、前記チェーンウォッシュノズル106の取り付けの際に又は取り付け後においても当該チェーンウォッシュノズル106の噴射方向を容易に変更することが可能なアンカーチェーンウォッシュノズル構造を案出するに至った。
しかしながら、前記チェーンウォッシュノズル106について、その噴射方向の変更可能なアンカーチェーンウォッシュノズル構造については、例えば、実全昭61−122999号公報に開示のものが知られている。
図7は、当該実全昭61−122999号公報に第1図として開示される開示考案の実施例を示すアンカーチェーンの洗浄用一体ノズルとホースパイプの取り付け状態を示す平面図であり、図7において、102は、ホースパイプ、103は、アンカーチェーン、104は、メインパイプライン、106a、106b、106cは、チェーンウォッシュノズル、114は、調整レバー、115は、座金である(符号は、本願出願人において、上記実開平6−51098号公報(特許文献1)の記載に合わせて変更して示した。)。
図7に示される当該実全昭61−122999号公報の開示は、考案名称「ノズル」に係り、「ホースパイプへのノズルの取り付けに過大な時間を費さなければならないという問題点を解決し、ノズルをより簡単にかつ適正にホ一スパイプへ取り付けることのできるホースパイプ内チェーンの洗浄ノズルを提供」するという考案の解決課題において(同公報明細書第4頁9行〜14行参照)、「本管から延設した複数本のアンカーチェーン洗浄用ノズル端を、ホースパイプの外径と同一径からなる円弧状座金に貫通固着」することにより(同公報実用新案登録請求の範囲の記載参照)、「製作が容易かつ正確である上に、ホ一スパイプの各ノズル挿人穴の形成も予め基準線を決めるだけで簡単にでき、更に前記座金と一体化された本管及びノズルのホースパイプに対する取り付けも、各ノズルを対応するホースパイプのノズル挿入穴に挿入した後ホースパイプと座金を一体固着するだけで済み、その製作に無駄な時間を要せず、従来のように本管との取合い、調整等の複雑な作業を回避できる」等の効果を奏するものであり(同公報明細書第7頁12行〜20行参照)、同公報明細書の記載によれば、前記チェーンウォッシュノズル106に相当するノズル106a、106b、106cは、「調整レバー114により、洗浄液が最も効率的にアンカ一チェーン103に対して散布されるように各ノズルの方角を調整するもの」である(同公報明細書第7頁2行〜7行参照)。
しかしながら、前記調整レバー114は、「各ノズル106a、106b、106cの噴射口をアンカーチェーンに向けて適正に微調整するもので公知のものであり(同公報明細書第3頁8行〜11行参照)」、しかも、当該調整レバー114を介して、ノズル端がホースパイプの外径と同一径からなる円弧状座金に貫通固着される構造であり(同公報実用新案登録請求の範囲の記載参照)、図7から明らかなように、当該各ノズル106a、106b、106cは、そのノズル端が、ホースパイプ102内に露出して貫通固着される構造のものである。
このため、ノズル106a、106b、106cが、前記アンカーチェーン103の巻き上げ、巻き降ろしにより、当該アンカーチェーン103と接触して破壊される危険がある。
実開平6−51098号公報 実全昭61−122999号公報
そこで、上記の問題点ないし危険に鑑み、本願発明者は、アンカーチェーンウォッシュノズル構造の案出において、同ノズルの噴射方向を取り付けの際又は取り付け後にも容易に変更することが可能で、また、アンカーチェーン103の巻き上げ・巻き降ろしによっても破壊されることなく、かつ、現場での取り付け作業や噴射方向変更作業が容易なアンカーチェーンウォッシュノズル構造を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本願請求項1に係る発明は、アンカーチェーンウォッシュノズル構造において、船舶のアンカーチェーン洗浄装置のメインパイプラインから分岐される各枝パイプライン先端に開口するスペシャルフランジに取り付けられ、根本に所定大きさ所定厚さのミドルフランジを有し、先端が中心から外側にずれた形状からなるアンカーチェーンウォッシュノズルと、
該アンカーチェーンウォッシュノズルの全周を覆い、一端に前記スペシャルフランジにボルト締結で接続されるシートフランジが設けられ、他端がアンカーチェーンを洗浄するホースパイプの適宜の位置に設けられる開口に接続され、前記アンカーチェーンウォッシュノズルの先端が前記ホースパイプの開口から当該ホースパイプ内に突出することのない長さからなる円筒状シートと、からなり、
前記ミドルフランジの大きさが、前記スペシャルフランジと前記シートフランジのボルト締結位置より内側となる大きさで、かつ、当該ミドルフランジ周縁には、当該ミドルフランジを右方向又は左方向に動かす司動棒のための嵌め込み構が設けられていることを特徴とする。
また、本願請求項2に係る発明は、前記請求項1に記載のアンカーチェーンウォッシュノズル構造において、前記シートフランジと前記スペシャルフランジとの接続を緩めて、記シートフランジと前記スペシャルフランジとの間前記ミドルフランジ回動可能に介装されることを特徴とする。
本発明は、上述のとおり構成されているので、次の効果を奏する。
船舶のアンカーチェーン洗浄装置のウォッシュノズル構造において、(1)アンカーチェーンとの接触により破壊される危険がなく、かつ、(2)当該アンカーチェーンウォッシュノズルをホースパイプの取り付けの前後を問わず、海水の噴射方向を変えることが可能で、(3)アンカーチェーン洗浄装置のホースパイプ内に複数の前記チェーンウォッシュノズルの取付け作業が容易なアンカーチェーンウォッシュノズル構造を提供することができる。
図1は、本発明に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造を実施するための一実施例であるアンカーチェーンウォッシュノズル構造の実施例1を示す図である。 図2は、前記アンカーチェーンウォッシュノズル2及びそのミドルフランジ3を形状概略図である。 図3は、実開平6−51098号公報に図1として開示される開示考案の側面断面略示図である。 図4は、の従来のアンカーチェーン洗浄装置のホースパイプ102に貫通して設けられる数個の射水ノズル106でアンカーチェーンを洗浄する概略を示す図である。 図5は、各チェーンウォッシュノズル106について所定の角度をつけて取り付け指示の概略を示す図である。 図6は、各チェーンウォッシュノズル106について所定の方向に向けた取り付け指示の概略を示す図である。 図7は、実全昭61−122999号公報に第1図として開示される開示考案の実施例を示すアンカーチェーンの洗浄用一体ノズルとホースパイプの取り付け状態を示す平面図である。
本発明に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造を実施するための一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本発明に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造の一実施例であるアンカーチェーンウォッシュノズル構造の実施例1を示す図である。
図1において、1は、本実施例1に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造、2は、アンカーチェーンウォッシュノズル、3は、当該アンカーチェーンウォッシュノズル2を前記枝パイプライン112に接続するミドルフランジ、4は、前記ホースパイプ102の適宜の箇所に設けられる開口、5は、該開口4と前記枝パイプライン112との間を接続する所定長さの円筒状シート、6は、当該円筒状シート5と前記枝パイプライン112とを接続するシートフランジ、7は、前記枝パイプライン112の開口端に設けられるスペシャルフランジである。符号102、112は、図3等で説明してきた従来と同じホースパイプ102及び枝パイプライン112であり、矢印は洗浄水の噴射方向を示す。
図1に示すように、本実施例1に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造1は、所定の大きさ及び厚さの前記ミドルフランジ3を有し、その先端中心が、外側にずれて構成される前記アンカーチェーンウォッシュノズル2が前記枝パイプライン112の先端に取り付けられ、当該アンカーチェーンウォッシュノズル2は、周囲をその全長より長い前記円筒状シート5により覆われた構造からなる。
すなわち、本実施例1に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造1は、船舶のアンカーチェーン洗浄装置の前記メインパイプ104ラインから分岐される前記枝パイプライン112の先端に設けられる前記開口4の前記スペシャルフランジ7に取り付けられ、根本に所定大きさ所定厚さの前記ミドルフランジ3を有し、かつ、ノズル先端が中心から外側にずれた形状からなるアンカーチェーンウォッシュノズル2からなるものである。
そして、前記円筒状シート5は、先端が前記ホースパイプ102の適宜の箇所に開けられた前記開口4に溶接等で接合され、当該円筒状シート5の根本には所定大きさで所定の厚さの前記シートフランジ6が設けられ、当該シートフランジ6と前記枝パイプライン112の開口先端に設けられる前記スペシャルフランジ7との間で、前記ミドルフランジ3を挟んで図示外ボルトナット等で接続される構造となっている。
そして、本実施例1に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造1においては、当該アンカーチェーンウォッシュノズル2の先端は、前記円筒状シート5の前記ホースパイプ102の開口端より突出しない引っ込んだ位置に配置されるものである。
すなわち、本実施例1に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造1における前記円筒状シート5は、前記アンカーチェーンウォッシュノズル2の全周を覆い、その一端がアンカーチェーン103を洗浄する前記ホースパイプ102の適宜の位置に設けられる前記開口4に接続され、他端が前記枝パイプライン112の先端開口に設けられる前記スペシャルフランジ7の間に接続され、前記アンカーチェーンウォッシュノズル2の先端が前記ホースパイプ102の前記開口4から当該ホースパイプ102内に突出することのない長さからなる。
次に、本実施例1に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造1の前記アンカーチェーンウォッシュノズル2の形状概略を図面に基づいて説明する。
図2は、前記アンカーチェーンウォッシュノズル2及びそのミドルフランジ3の概略図である。符号8a、8b、8cは、前記ミドルフランジ3の周縁に開削された溝、9は、可動棒である。
図2から明らかなように、本実施例1に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造1は、アンカーチェーン洗浄装置の前記枝パイプライン112の先端に設けられるアンカーチェーンウォッシュノズル2であって、当該アンカーチェーンウォッシュノズル2の先端位置が中心からずれた構造のものである。また、当該ノズル2の根本には、所定面積の前記ミドルフランジ3が設けられ、当該ミドルフランジ3と当該アンカーチェーンウォッシュノズル2とは一体に構成され、さらに、当該ミドルフランジ3の周縁には所定の深さに開削された溝8a、8b、8cが設けられ、当該ミドルフランジ3は、図1に示されるように、前記スペシャルフランジ7と前記シートフランジ6との間に挟まれて接続される構造のものである。
具体的には、前記アンカーチェーンウォッシュノズル2のノズル長が、140mmで、先端のノズル口径が、25mm、根本のノズル口径が、50mm、中心が約10度程度外側にずれた構造のものである。このような先端が中心からずれた構造の前記アンカーチェーンウォッシュノズル2が、円筒口径100mm、長さ150mmの前記円筒状シート5内に配置され、当該円筒状シート5の前記ホースパイプ102の開口端より10mm程度引っ込んだ位置に前記ノズル2の先端が位置するように構成されたものである。
図1、図2に示すように、本実施例1に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造1は、前記アンカーチェーンウォッシュノズル2の先端の中心位置をずらした構造とすることにより、洗浄水である海水の噴射方向が、アンカーチェーン103のある方向とずれている場合には、取り付け作業の際又は取り付け後であっても前記アンカーチェーンウォッシュノズル2の前記ミドルフランジ3を前記スペシャルフランジ7と前記シートフランジ6との間の接続を緩めて少し回転させてアンカーチェーンウォッシュノズル2の向きをずらすだけで、洗浄水の噴射方向を変えることができるようになる。
また、図2から明らかなように、前記アンカーチェーンウォッシュノズル2と前記ミドルフランジ3とは、一体に構成されており、さらに、前述するように、前記ミドルフランジ3の周縁には前記溝8a、8b、8cが設けられており、このノズル方向を変更する場合には、ボルトナット等(図示外)で接続される前記スペシャルフランジ7と前記シートフランジ6との間の接続を緩め、さらに、前記溝8a、8b、8cに、前記可動棒9を嵌め込み、当該可動棒9を右方向又は左方向の適宜の方向に動かすことにより、前記ミドルフランジ3を回転させることができ、ミドルフランジと一体となっているノズルの噴射方向を容易に変えることができることとなる。
また、図1に示すように、本実施例1に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造1における当該アンカーチェーンウォッシュノズル2は、その全体が前記円筒状シート5内に配置され、かつ、当該アンカーチェーンウォッシュノズル2の先端が、当該円筒状シート5の前記ホースパイプ102の開口端より突出しない約10mm程度引っ込んだ位置に位置するので、前記アンカーチェーン103を巻き上げ又は巻き降ろし刷る際に当該アンカーチェーン103と当該ノズル2の接触を避けることができ、ノズルが破壊されることを防ぐことができる。
本実施例1に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造1は、前記アンカーチェーンウォッシュノズル2を取り付ける際には、前記アンカーチェーンウォッシュノズル2の前記ミドルフランジ3を前記スペシャルフランジ7と前記シートフランジ6との間の挿入し、前記スペシャルフランジ7と前記シートフランジ6とをボルトナット等で接続するだけであるので、取り付け作業が容易となるばかりか、取り付け後においても、前記スペシャルフランジ7と前記シートフランジ6との間の接続を緩めて、前記アンカーチェーンウォッシュノズル2の前記ミドルフランジ3を回転させてアンカーチェーンウォッシュノズル2の向きをずらすことができるので、取り付け後の噴射方向の変更が容易となる。
本発明は、船舶のアンカーチェーン洗浄装置に利用される。
1 本発明の実施例1に係るアンカーチェーンウォッシュノズル構造
2 アンカーチェーンウォッシュノズル
3 ミドルフランジ
4 開口
5 円筒状シート
6 シートフランジ
7 スペシャルフランジ
8a、8b、8c 溝
9 可動棒
101 船首楼甲板
102 ホースパイプ
103 アンカーチェーン
104 洗條管、メインパイプライン
105 バルブ
106、106a、106b、106c 射水ノズル、アンカーチェーンウォッシュノズル
107 二重管
108 ブラシ短管
110 圧縮空気管
111 バルブ
112 分岐菅、枝パイプライン
114 調整レバー
115 座金

Claims (2)

  1. 船舶のアンカーチェーン洗浄装置のメインパイプラインから分岐される各枝パイプライン先端に開口するスペシャルフランジに取り付けられ、根本に所定大きさ所定厚さのミドルフランジを有し、先端が中心から外側にずれた形状からなるアンカーチェーンウォッシュノズルと、
    該アンカーチェーンウォッシュノズルの全周を覆い、一端に前記スペシャルフランジにボルト締結で接続されるシートフランジが設けられ、他端がアンカーチェーンを洗浄するホースパイプの適宜の位置に設けられる開口に接続され、前記アンカーチェーンウォッシュノズルの先端が前記ホースパイプの開口から当該ホースパイプ内に突出することのない長さからなる円筒状シートと、からなり、
    前記ミドルフランジの大きさが、前記スペシャルフランジと前記シートフランジのボルト締結位置より内側となる大きさで、かつ、当該ミドルフランジ周縁には、当該ミドルフランジを右方向又は左方向に動かす司動棒のための嵌め込み構が設けられていることを特徴とするアンカーチェーンウォッシュノズル構造。
  2. 前記シートフランジと前記スペシャルフランジとの接続を緩めて、記シートフランジと前記スペシャルフランジとの間前記ミドルフランジ回動可能に介装されることを特徴とする請求項1に記載のアンカーチェーンウォッシュノズル構造。
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