JP5800706B2 - ユーザ位置出力装置、ユーザ位置出力方法、及びプログラム - Google Patents

ユーザ位置出力装置、ユーザ位置出力方法、及びプログラム Download PDF

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本発明は、ユーザの居住場所までのルートに関するルート情報を出力するユーザ位置出力装置等に関する。
従来、所望の目的地までのルートを生成し、出力するナビゲーション装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。そのナビゲーション装置を利用することにより、例えば、所望のユーザの居住場所までのルートを生成し、出力することが可能である。
特開2011−220902号公報
しかしながら、従来のナビゲーション装置においては、ユーザの居住場所までのルートは分かるが、その目的地において、ユーザのいる所にまで到達するのに、時間がかかることもあった。例えば、災害時に独居老人を助けるためにナビゲーション装置を用いた場合に、独居老人の住居にまでは到達できるが、その住居において独居老人のいる部屋を探すのに時間がかかることもある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、居住場所におけるユーザの位置も容易に知ることができるユーザ位置出力装置等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明によるユーザ位置出力装置は、ユーザを識別するユーザ識別子と、ユーザの居住場所を示す居住場所情報と、居住場所におけるユーザの位置を示すユーザ位置情報とを有するユーザ情報が記憶されるユーザ情報記憶部と、地図に関する情報である地図情報が記憶される地図情報記憶部と、現在位置を取得する現在位置取得部と、ユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部と、現在位置取得部が取得した現在位置から、ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子に対応する居住場所情報の位置までのルートに関する情報であるルート情報を生成するルート情報生成部と、地図情報と、ルート情報生成部が生成したルート情報と、ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子に対応するユーザ位置情報とを出力する出力部と、を備えたものである。
このような構成により、ユーザの居住場所へのルートだけでなく、その居住場所におけるユーザの位置をも知ることができるようになる。その結果、例えば、災害時などに独居老人を訪ねる際に、その独居老人のいる場所に容易にたどり着くことができ、その独居老人の救助が容易になる。
また、本発明によるユーザ位置出力装置では、ユーザ情報は、時間帯ごとにユーザ位置情報を有しており、出力部は、出力の時刻に応じたユーザ位置情報を出力してもよい。
このような構成により、居住場所において、時間帯ごとにユーザの位置が変わる場合にも対応することができるようになり、ユーザにより早くアクセスできるようになる。
また、本発明によるユーザ位置出力装置では、ユーザ情報は、時間帯ごとにユーザ位置情報を有しており、ルート情報生成部は、居住場所情報の位置に到着予定の時刻をも生成し、出力部は、到着予定の時刻に応じたユーザ位置情報を出力してもよい。
このような構成によって、より正確なユーザの位置を出力することができるようになり、ユーザにより早くアクセスできるようになる。
また、本発明によるユーザ位置出力装置では、出力部は、現在位置が居住場所情報の示す位置となった場合に、ユーザ位置情報を出力してもよい。
このような構成により、ユーザの居住場所まで訪問しない人にはユーザの位置を出力しないことになり、ユーザのプライバシーに配慮した構成とすることができる。
また、本発明によるユーザ位置出力装置では、ユーザ識別子と、ユーザ識別子で識別されるユーザの現在位置とを含む現在情報を受信する受信部と、受信部が受信した現在情報に含まれる現在位置と、現在情報に含まれるユーザ識別子に対応する居住場所情報の位置とが一致するかどうか判断する判断部と、をさらに備え、ルート情報生成部は、両者が一致しないと判断部によって判断された場合に、現在位置取得部が取得した現在位置から、受信部が受信した現在情報に含まれる現在位置までのルートに関するルート情報を生成してもよい。
このような構成により、ユーザが実際にいる場所を訪問することができるようになる。その結果、ユーザが居住場所にいないにも関わらず、その居住場所を訪問するような事態を回避することができる。
本発明によるユーザ位置出力装置等によれば、ユーザの居住場所へのルートだけでなく、その居住場所におけるユーザの位置をも知ることができるようになる。
本発明の実施の形態1によるユーザ位置出力装置の構成を示すブロック図 同実施の形態によるユーザ位置出力装置の動作を示すフローチャート 同実施の形態によるユーザ位置出力装置を含むシステムの構成例を示す図 同実施の形態におけるユーザ情報の一例を示す図 同実施の形態におけるユーザ位置情報の一例を示す図 同実施の形態における端末装置の表示の一例を示す図 同実施の形態における端末装置の表示の一例を示す図 同実施の形態における端末装置の表示の一例を示す図 同実施の形態におけるコンピュータシステムの外観一例を示す模式図 同実施の形態におけるコンピュータシステムの構成の一例を示す図
以下、本発明によるユーザ位置出力装置について、実施の形態を用いて説明する。なお、以下の実施の形態において、同じ符号を付した構成要素及びステップは同一または相当するものであり、再度の説明を省略することがある。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1によるユーザ位置出力装置について、図面を参照しながら説明する。本実施の形態によるユーザ位置出力装置は、ユーザの居住場所へのルートに関するルート情報と、その居住場所におけるユーザの位置を示すユーザ位置情報とを出力するものである。
図1は、本実施の形態によるユーザ位置出力装置1の構成を示すブロック図である。本実施の形態によるユーザ位置出力装置1は、地図情報記憶部11と、ユーザ情報記憶部12と、現在位置取得部13と、ユーザ識別子受付部14と、受信部15と、判断部16と、ルート情報生成部17と、出力部18とを備える。ユーザ位置出力装置1は、ユーザを訪問する者(以下、「訪問者」と呼ぶこともある)が直接使用する装置、例えば、携帯電話、携帯情報端末(例えば、PDAやタブレット型コンピュータ等)、ナビゲーション装置、PND(Portable Navigation Device)、可搬なパーソナル・コンピュータ等であってもよい。また、ユーザ位置出力装置1は、訪問者が使用する端末装置と通信を行いながら、その装置に後述するルート情報やユーザ位置情報等を提供するサーバであってもよい。本実施の形態では、主に後者の場合について説明するが、それに限定されないことは言うまでもない。
地図情報記憶部11では、地図に関する情報である地図情報が記憶される。地図情報は、例えば、地図の画像情報であってもよい。この画像情報は、例えば、ラスタデータ(ビットマップデータ)であってもよく、ベクタデータであってもよい。また、画像情報がラスタデータである場合には、地図情報に、複数の縮尺に対応した画像情報が含まれていてもよい。例えば、同じ地域について、縮尺の大きい画像情報、縮尺の中ぐらいの画像情報、縮尺の小さい画像情報が地図情報に含まれていてもよい。また、地図情報は、タイル状に分割された地図を示すものであり、それらを適宜組み合わせることによって、様々な領域の地図を表示することができるようになっていてもよい。ここで、「地図」は、地形図や、地勢図、地質図、土地利用図、住宅地図、路線図、道路地図、ガイドマップ、法務局に備えられた公図や地籍図等であってもよい。ユーザ位置出力装置1や、ユーザ位置出力装置1と通信を行う訪問者の端末装置がカーナビゲーション装置である場合には、この地図情報は道路地図であってもよい。また、ユーザ位置出力装置1等が徒歩や自転車等で用いられる場合には、この地図情報は歩行者や自転車用の道路地図であってもよい。また、その地図情報は、ルート探索を行うことができるものである。すなわち、地図情報は、例えば、道路の位置を示すものである。また、その地図情報は、道路の属性(例えば、制限速度や、主要な道路であるのか、脇道であるのかなど)を知ることができるようになっているものであってもよい。また、例えば、この地図情報は、カーナビゲーションで用いられるKIWIフォーマットのものであってもよい。また、「地図」は、地形や道路等が把握可能な航空写真や衛星写真、それらに記号や文字等が記入されたものなどであってもよい。地図情報において、地図の各地点と、座標(位置)との対応を知ることができるようになっているものとする。座標とは、ある基準点を原点とした座標(この座標は、例えば、距離でもよい)であってもよく、緯度・経度であってもよく、その他の位置を識別できる情報であってもよい。地図情報に、その座標そのものが含まれていてもよい。本実施の形態では、座標が緯度・経度である場合について説明する。また、この地図情報には、地名や、山や川などの地形に関する文字情報が含まれていてもよい。また、この地図情報において、北などの特定の方位がどちらであるのかが設定されていてもよい。なお、地図情報は、2次元のオンライン地図や電子地図等として公知であり、その詳細な説明を省略する。
地図情報記憶部11に地図情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して地図情報が地図情報記憶部11で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された地図情報が地図情報記憶部11で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された地図情報が地図情報記憶部11で記憶されるようになってもよい。地図情報記憶部11での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。地図情報記憶部11で記憶されている地図情報は、例えば、サーバ等から受信した地図情報が一時的に記憶されたものであってもよく、あるいは、そうでなくてもよい。地図情報記憶部11は、例えば、現在位置の付近の地図情報や、後述するルート情報を表示するための地図情報を、図示しないサーバからダウンロードして、一時的に記憶するものであってもよい。その場合には、現在位置が変更されるごとに、新たな地図情報がダウンロードされて地図情報記憶部11で記憶されてもよい。地図情報記憶部11は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。
ユーザ情報記憶部12では、1個または2個以上のユーザ情報が記憶される。ユーザ情報は、ユーザを識別するユーザ識別子と、ユーザの居住場所を示す居住場所情報と、居住場所におけるユーザの位置を示すユーザ位置情報とを有する情報である。ここで、ユーザは、訪問者が訪問する先の人である。すなわち、ユーザ位置出力装置1による恩恵を受ける人であると考えることもできる。ユーザ識別子は、例えば、ユーザの氏名であってもよく、ユーザの住所と氏名であってもよく、ユーザに対して付与された数字や記号等の文字列であってもよく、ユーザの電話番号等のようにユーザを一意に特定できるものであってもよく、または、その他のユーザを識別可能な情報であってもよい。居住場所情報は、ユーザの居住場所を特定できる情報であれば、どのような情報であってもよい。居住場所情報は、例えば、緯度と経度を示す座標であってもよく、その他の座標であってもよく、住所であってもよく、あるいは、その他の居住場所を特定可能な情報であってもよい。なお、その居住場所情報によって、ユーザの居住場所の建物や敷地を特定できることが好適である。ユーザの居住場所は、ユーザが主に滞在している場所であり、居住場所は住所であってもよく、居所であってもよく、あるいは、その他のユーザが主に滞在している場所であってもよい。ユーザ位置情報は、ユーザの居住場所におけるさらに細かい位置を示すものである。すなわち、居住場所情報によって、ユーザの居住している建物や敷地等を特定することができ、ユーザ位置情報によって、その建物や敷地等におけるユーザの詳細な位置を特定することができるようになる。ユーザ位置情報は、例えば、画像情報であってもよく、テキスト情報であってもよく、あるいは、その他の情報(音声情報等)であってもよい。ユーザ位置情報が画像情報である場合には、例えば、建物の各階の図面(例えば、見取り図や平面図、間取り図等)や、敷地における建物等の位置を示す図面(例えば、敷地図や配置図等)において、ユーザの位置を図形(例えば、丸や三角等の図形や、矢印等)で示すものであってもよい。また、ユーザ位置情報がテキスト情報である場合には、例えば、「2階の階段横の和室」や、「1階の廊下の突き当たりの洋間」、「母屋の西側にある壁が黄色の離れ」、「三軒長屋の真ん中」等であってもよい。また、ユーザ情報は、時間帯ごとにユーザ位置情報を有してもよく、あるいは、そうでなくてもよい。前者の場合には、時間帯に対応付けられて、ユーザ位置情報が設定されていてもよい。そのようにすることで、時間帯ごとのユーザの位置を提示することができるようになる。時間帯は、例えば、9:00〜15:00のように始点と終点を任意に設定できてもよく、あるいは、午前・午後や、朝・昼・夕方・夜・深夜のように、あらかじめ決まっている時間帯であってもよい。後者の場合に、例えば、朝は6:00〜11:00、昼は11:00〜16:00、夕方は16:00〜19:00、夜は19:00〜22:00、深夜は22:00〜6:00のように決まっていてもよい。なお、以下、一のユーザ情報にA情報とB情報とが含まれている場合に、そのB情報のことを、A情報に対応するB情報と呼ぶことがある。例えば、あるユーザ情報に、ユーザ識別子「U001」と、居住場所情報(X501,Y501)とが含まれる場合には、ユーザ識別子「U001」に対応する居住場所情報は、(X501,Y501)となる。
ユーザ情報記憶部12にユーザ情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介してユーザ情報がユーザ情報記憶部12で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信されたユーザ情報がユーザ情報記憶部12で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力されたユーザ情報がユーザ情報記憶部12で記憶されるようになってもよい。ユーザ情報記憶部12での記憶は、RAM等における一時的な記憶でもよく、あるいは、長期的な記憶でもよい。ユーザ情報記憶部12で記憶されているユーザ情報は、例えば、サーバ等から受信したユーザ情報が一時的に記憶されたものであってもよく、あるいは、そうでなくてもよい。ユーザ情報記憶部12は、所定の記録媒体(例えば、半導体メモリや磁気ディスク、光ディスクなど)によって実現されうる。また、ユーザ情報に含まれる各情報は、例えば、その情報そのものであってもよく、あるいは、その情報の格納されている位置を示すポインタやアドレスであってもよい。
現在位置取得部13は、現在位置を取得する。この現在位置は、訪問者の現在位置であり、ルートを生成する際の基点の位置(出発地)を示すものである。現在位置取得部13が取得する現在位置は、訪問者の端末装置の現在位置であってもよく(端末装置とユーザ位置出力装置1とが異なる場合)、あるいは、ユーザ位置出力装置1の現在位置であってもよい(訪問者がユーザ位置出力装置1を操作している場合)。現在位置が訪問者の端末装置の現在位置である場合には、現在位置取得部13は、その現在位置を、その端末装置から受信してもよい。この場合には、その受信した現在位置に対応する訪問者の端末装置を特定できるように、現在位置取得部13は、その端末装置の識別子と、その端末装置の現在位置とを受信してもよい。端末装置の識別子は、例えば、その端末装置のアドレスであってもよく、シリアル番号等であってもよく、あるいは、その他の端末装置を識別可能な情報であってもよい。本実施の形態では、端末装置の識別子がアドレスである場合について主に説明する。また、現在位置がユーザ位置出力装置1の現在位置である場合には、現在位置取得部13は、例えば、GPS(Global Positioning System)を用いて現在位置を取得してもよく、ジャイロなどの自律航法装置を用いて現在位置を取得してもよく、その両方を用いることによって互いの欠点を補うようにして現在位置を取得してもよく、または、携帯電話の最寄りの基地局を利用して現在位置を取得してもよい。現在位置が訪問者の端末装置の現在位置である場合には、その現在位置は、その端末装置において、GPSや自律航法装置等を用いて取得されてもよい。また、現在位置取得部13が取得する現在位置は、例えば、緯度と経度を示す座標であってもよく、その他の座標であってもよい。また、現在位置が訪問者の端末装置の現在位置である場合に、現在位置取得部13は、その端末装置の方向(向き)を含む現在位置を受信してもよく、あるいは、そうでなくてもよい。また、現在位置がユーザ位置出力装置1の現在位置である場合に、現在位置取得部13は、ユーザ位置出力装置1の方向(向き)を含む現在位置を取得してもよく、あるいは、そうでなくてもよい。その方向は、例えば、北を0度として、時計回りに測定された方位角によって示されてもよく、その他の方向を示す情報によって示されてもよい。訪問者の端末装置やユーザ位置出力装置1がカーナビゲーション装置である場合には、その方向(向き)は、例えば、進行方向(自動車の前方の向き)であってもよい。また、訪問者の端末装置やユーザ位置出力装置1が携帯電話やPDA、PND等である場合には、その方向(向き)は、例えば、その装置の向きであってもよい。また、現在位置がユーザ位置出力装置1の現在位置である場合に、現在位置取得部13は、その方向を取得するために、電子コンパスや地磁気センサーを備えていてもよい。また、現在位置が訪問者の端末装置の現在位置である場合に、訪問者の端末装置において、電子コンパスや地磁気センサーを用いて装置の方向が取得されてもよい。また、現在位置取得部13が取得した現在位置等は、図示しない記録媒体で記憶されてもよい。
ユーザ識別子受付部14は、ユーザ識別子を受け付ける。このユーザ識別子受付部14が受け付けるユーザ識別子は、訪問者が訪問するユーザを特定するためのものである。したがって、通常、このユーザ識別子は、訪問者によって入力されたものであるが、そうでなくてもよい。後者の場合としては、例えば、独居老人の安否確認システムが、訪問者が訪問すべきユーザとして選択したユーザ識別子が、ユーザ識別子受付部14で受け付けられる場合がある。また、ユーザがユーザ識別子を入力する場合に、その入力は、あらかじめ登録されている複数のユーザ識別子からの選択によって行われてもよい。
ユーザ識別子受付部14は、例えば、入力デバイス(例えば、キーボードやマウス、タッチパネルなど)から入力されたユーザ識別子を受け付けてもよく、有線もしくは無線の通信回線を介して送信されたユーザ識別子を受信してもよく、所定の記録媒体(例えば、光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)から読み出されたユーザ識別子を受け付けてもよい。なお、ユーザ識別子受付部14は、受け付けを行うためのデバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、ユーザ識別子受付部14は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは所定のデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
受信部15は、ユーザ識別子と、そのユーザ識別子で識別されるユーザの現在位置とを含む現在情報を受信する。この現在情報は、ユーザの所持する携帯電話等から送信されたものである。この受信部15が受信した現在情報により、ユーザの現在位置を知ることができる。なお、受信部15が受信する現在情報の送信タイミングは問わない。例えば、受信部15は、定期的に送信された現在情報を受信してもよく、あるいは、ユーザ位置出力装置1から送信された送信要求に応じて送信された現在情報を受信してもよい。前者の場合には、受信した現在情報を蓄積するものとする。なお、ユーザごとに最新の現在位置が分かればよいため、その蓄積の際に、ユーザ識別子が同じである現在情報については、上書きで蓄積するようにしてもよい。
なお、受信部15は、受信を行うための有線または無線の受信デバイス(例えば、モデムやネットワークカードなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、受信部15は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは受信デバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
判断部16は、受信部15が受信した現在情報に含まれる現在位置と、その現在情報に含まれるユーザ識別子に対応する居住場所情報の位置とが一致するかどうか判断する。この判断により、ユーザが居住場所にいるかどうかが分かることになる。その判断は、両者が厳密に一致するかどうかの判断であってもよく、あるいは、両者が所定の誤差の範囲内で一致するかどうかの判断であってもよい。この判断は、ユーザが居住場所情報の示す居住場所にいるかどうかを判断するためになされるものであるため、誤差の範囲内で一致するかどうかを判断する場合には、その居住場所の範囲や、現在情報に含まれる現在位置の精度に応じた誤差が設定されることが好適である。例えば、その誤差は、10〜50メートル程度であってもよい。
ルート情報生成部17は、現在位置取得部13が取得した現在位置から、ユーザ識別子受付部14が受け付けたユーザ識別子に対応する居住場所情報の位置までのルートに関する情報であるルート情報を生成する。このルート情報によって、訪問者の現在位置から、ユーザの居住場所までのルートが分かるようになる。なお、ルート情報は、2個の位置の間のルートを示す画像であるルート画像を含んでいてもよい。ルート画像は、始点から終点までのルートを構成する多数の点をつないだ線の画像であってもよい。また、ルート情報は、テキスト情報(例えば、「北に250m進む。そして横断歩道を渡って西に500m進む。そして北に200m進む」等)であってもよい。また、ルート情報生成部17は、目的地である居住場所情報の位置に到着予定の時刻をも生成してもよい。到着予定の時刻は、そのルートを用いて算出されてもよい。ルート情報生成部17は、ルート情報の生成時に、地図情報記憶部11で記憶されている地図情報を用いてもよい。また、ルート情報生成部17は、現在情報に含まれる現在位置と、その現在情報に含まれるユーザ識別子(これは、ユーザ識別子受付部14が受け付けたユーザ識別子と一致するものとする)に対応する居住場所情報の位置とが一致しないと判断部16によって判断された場合に、現在位置取得部13が取得した現在位置から、受信部15が受信した現在情報に含まれる現在位置までのルートに関するルート情報を生成し、両者が一致すると判断部16によって判断された場合に、現在位置取得部13が取得した現在位置から、ユーザ識別子受付部14が受け付けたユーザ識別子に対応する居住場所情報の位置までのルートに関するルート情報を生成してもよい。本実施の形態では、その場合について主に説明する。また、居住場所情報が住所等である場合には、ルート情報生成部17は、例えば、地図情報を用いて、その住所等の位置を特定し、その特定した位置を用いてルート情報を生成してもよい。
ここで、ルート情報生成部17が始点から終点までのルートを生成する方法について簡単に説明する。ルート情報生成部17は、始点と終点との2個の位置にそれぞれ対応する座標(例えば、緯度・経度等)を取得し、その取得した2個の座標の間のルート探索を行う。具体的には、ルート情報生成部17は、通常、地図情報を用いて、始点から終点までのルートのスコアが最小となるようにルートを決定する。その経路探索において、例えば、ダイクストラ法を用いてもよく、A*アルゴリズムを用いてもよく、ベルマン−フォード法を用いてもよく、ワーシャル−フロイド法を用いてもよく、その他のアルゴリズムを用いてもよい。
なお、ダイクストラ法は、始点から放射状に距離の短い順に距離を計算しながら最短ルートをチェックしていく方法である。また、ダイクストラ法は、目的地へたどり着いた時点でその経路が最短ルートとなるアルゴリズムである。さらに、ダイクストラ法において、必要なメモリ量と処理時間が、リンクやノードの数に比例して増加する。なお、ノードとは、地図上の地点のことである。リンクとは、ノードとノードを接続する線である(参考:インターネット<URL:http://www.deqnotes.net/acmicpc/dijkstra/>)。
また、A*アルゴリズムは、各頂点nからゴールまでの距離の推定値h*(n)を知っていた場合に対して、最短経路問題を効率的に解くアルゴリズムである。A*アルゴリズムは、ダイクストラ法に予測距離を加えた考えで、ダイクストラ法に比べて目的地までの到達ステップが短くなる。また、A*アルゴリズムにおいて、予測距離が含まれるため、目的地へたどり着いた時点でその経路が最短ルートとならない可能性がある。また、A*アルゴリズムにおいて、目的地までたどり着くことを優先させ、メモリ容量と処理時間を抑えることができる(参考:インターネット<URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/A*%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B4%E3%83%AA%E3%82%BA%E3%83%A0>)。なお、ルート情報生成部17がルート探索を行うために必要な情報は、地図情報記憶部11で記憶されているものとする。
また、ルート情報生成部17は、生成したルートの距離を計算し、その距離を移動速度で割ることによって、そのルートを用いた場合の移動時間を取得することができる。その際に、移動手段(例えば、自動車、自転車、徒歩など)に応じた移動速度を用いるようにしてもよい。また、ルートの一部に移動速度の違う箇所が含まれる場合(例えば、ルートの一部が高速道路である場合や、ルートの一部で渋滞が起こっている場合など)には、移動速度ごとの範囲で所要時間を計算して加算することによって、出発地から目的地までの所要時間を取得してもよい。また、ルート情報生成部17は、ルート情報の生成時の時刻に、その取得した所要時間を加算することによって、目的地への到着予定の時刻を生成することができる。
このルートの生成や、到着予定の時刻の生成等は、すでに公知であり、その詳細な説明を省略する。例えば、オンラインマップにおいて、始点の緯度・経度と、終点の緯度・経度を入力すると、その始点から終点までのルートや、距離、移動時間が表示されるものがある(例えば、「http://maps.google.co.jp/maps」等を参照のこと)。また、ルート情報生成部17は、ルートの始点と終点とを他のサーバ等に渡し、そのサーバ等からルート情報を受け取るものであってもよい。その場合でも、ルート情報生成部17は、ルート情報を生成したと考えてもよい。
出力部18は、地図情報と、ルート情報生成部17が生成したルート情報と、ユーザ識別子受付部14が受け付けたユーザ識別子に対応するユーザ位置情報とを出力する。出力部18は、これらの情報を同時に出力してもよく、あるいは、別々に出力してもよい。ユーザ位置出力装置1が、訪問者によって直接使用される装置である場合には、出力部18は、それらの情報を表示してもよい。また、ユーザ位置出力装置1が、訪問者によって使用される端末装置と通信を行いながらルート情報とを提供するサーバである場合には、出力部18は、それらの情報を端末装置に送信してもよい。なお、ユーザ情報記憶部12において、ユーザ位置情報が時間帯に対応付けられて記憶されている場合には、そのユーザ位置情報の出力において、出力部18は、出力の時刻に応じたユーザ位置情報を出力してもよく、または、ルート情報生成部17が生成した到着予定の時刻に応じたユーザ位置情報を出力してもよい。前者の場合には、出力部18は、図示しない時計部から出力の際の現在時刻を取得し、その現在時刻に応じたユーザ位置情報を出力してもよい。また、出力部18は、現在位置取得部13の取得する現在位置が居住場所情報の示す位置となった場合に、ユーザ位置情報を出力してもよく、あるいは、そうでなくてもよい。後者の場合には、ルート情報を出力するタイミングで、ユーザ位置情報をも出力してもよい。「現在位置が居住場所情報の示す位置となった場合」とは、訪問者が目的地に到着した場合である。現在位置と居住場所情報の示す位置とが一致するかどうかの判断は、両者が厳密に一致するかどうかの判断であってもよく、あるいは、両者が所定の誤差の範囲内で一致するかどうかの判断であってもよい。この判断は、訪問者が居住場所情報の示す居住場所に到達したかどうかを判断するためになされるものであるため、誤差の範囲内で一致するかどうかを判断する場合には、その居住場所の範囲や、現在位置取得部13が取得する現在位置の精度に応じた誤差が設定されることが好適である。例えば、その誤差は、10〜50メートル程度であってもよい。また、地図情報を出力する場合に、出力部18は、出力対象となる地図情報のみを地図情報記憶部11から読み出して出力してもよい。その出力する地図の画像には、例えば、地名や方位図形、縮尺表示等が含まれてもよい。また、現在位置取得部13が取得した現在位置が変化した場合には、その変化に応じて出力対象の地図情報を変更してもよい。例えば、訪問者の移動に応じて、出力部18は、新たな地図を読み出して出力してもよい。また、出力部18は、例えば、訪問者の位置を示すマークを含む地図を出力してもよい。また、ルート情報がルート画像を含む場合に、出力部18は、ルート画像を含む地図を出力してもよい。その地図上でのルートの表示は、現在位置の近辺のルートの表示であってもよく、あるいは、ルートの全体の表示であってもよい。また、出力部18は、地図情報と、ルート情報と、訪問者の現在位置とを用いて、ナビゲーションの処理を行ってもよい。ナビゲーションの処理とは、出発地から目的地まで到達することができるように、ルート情報を用いてルートを案内する処理である。この処理は、公知のナビゲーション装置の処理としてすでに知られており、その詳細な説明を省略する。
ここで、この出力は、前述のように、例えば、表示デバイス(例えば、CRTや液晶ディスプレイなど)への表示でもよく、所定の機器への通信回線を介した送信でもよい。なお、出力部18は、出力を行うデバイス(例えば、表示デバイスや送信デバイスなど)を含んでもよく、あるいは含まなくてもよい。また、出力部18は、ハードウェアによって実現されてもよく、あるいは、それらのデバイスを駆動するドライバ等のソフトウェアによって実現されてもよい。
なお、ユーザ位置出力装置1からの送信要求の送信に応じて送信された現在情報を受信部15が受信する場合には、図示しない送信部がその送信要求の送信を行ってもよい。その場合には、例えば、ユーザ位置出力装置1において、ユーザ識別子と、そのユーザ識別子で識別されるユーザのアドレスとが対応付けられて記憶されており、図示しない送信部は、ユーザ識別子受付部14が受け付けたユーザ識別子に対応するアドレスに、送信要求を送信してもよい。
また、地図情報記憶部11と、ユーザ情報記憶部12とは、同一の記録媒体によって実現されてもよく、あるいは、別々の記録媒体によって実現されてもよい。前者の場合には、地図情報を記憶している領域が地図情報記憶部11となり、ユーザ情報を記憶している領域がユーザ情報記憶部12となる。
また、このユーザ位置出力装置1で扱われるユーザ位置情報等は、ユーザのプライバシーに関する情報であるため、訪問者がユーザ位置出力装置1を利用する際には、例えば、パスワード等を入力し、認証を行ってから利用できるようにしてもよい。また、ユーザ位置出力装置1が訪問者の端末装置と通信を行う場合には、その通信は、暗号化されていてもよい。
次に、ユーザ位置出力装置1の動作について図2のフローチャートを用いて説明する。このフローチャートでは、ユーザ位置出力装置1が、訪問者によって使用される端末装置と通信を行いながらルート情報とを提供するサーバである場合について主に説明するが、そうでない場合についても、同様に動作することができる。また、ユーザ位置出力装置1の図示しない記録媒体において、ユーザ識別子と、そのユーザ識別子で識別されるユーザのアドレスとが対応付けられて記憶されているものとする。
(ステップS101)ユーザ識別子受付部14は、ユーザ識別子を受け付けたかどうか判断する。そして、ユーザ識別子を受け付けた場合には、ステップS102に進み、そうでない場合には、ユーザ識別子を受け付けるまで、ステップS101の処理を繰り返す。なお、このフローチャートでは、訪問者の端末装置から、訪問先のユーザを識別するユーザ識別子と、その端末装置の現在位置とがユーザ位置出力装置1に送信されるものとする。したがって、ユーザ識別子が受け付けられた場合には、現在位置取得部13により、現在位置が取得されているものとする。
(ステップS102)図示しない送信部は、ステップS101で受信されたユーザ識別子に対応するアドレスを送信先として、送信要求を送信する。
(ステップS103)受信部15は、ステップS102における送信要求の送信に応じて、現在情報を受信したかどうか判断する。そして、現在情報を受信した場合には、ステップS104に進み、そうでない場合には、受信するまでステップS103の処理を繰り返す。なお、送信要求を送信してから所定の時間が経過しても現在情報を受信しない場合には、タイムアウトであると判断し、ステップS101に戻ってもよく、あるいは、ステップS105に進んでもよい。
(ステップS104)判断部16は、受信部15が受信した現在情報に含まれる現在位置と、その現在情報に含まれるユーザ識別子に対応する居住場所情報の位置とが一致するかどうか判断する。そして、一致する場合には、ステップS105に進み、そうでない場合には、ステップS106に進む。
(ステップS105)ルート情報生成部17は、現在位置取得部13が取得した訪問者の現在位置から、ユーザ識別子受付部14が受け付けたユーザ識別子に対応する居住場所情報の位置までのルート情報を生成する。なお、前述のように、ルート情報生成部17は、到着予定の時刻を生成してもよく、あるいは、そうでなくてもよい。
(ステップS106)ルート情報生成部17は、現在位置取得部13が取得した訪問者の現在位置から、受信部15が受信した現在情報に含まれるユーザの現在位置までのルート情報を生成する。
(ステップS107)出力部18は、ルート情報生成部17が生成したルート情報を生成する。すなわち、出力部18は、ユーザ識別子受付部14が受け付けたユーザ識別子の送信元に、ルート情報と、そのルートに応じた範囲の地図情報とを送信してもよい。
(ステップS108)現在位置取得部13は、訪問者の現在位置を取得したかどうか判断する。そして、取得した場合には、ステップS109に進み、そうでない場合には、現在位置を取得するまでステップS108の処理を繰り返す。
(ステップS109)出力部18は、現在位置取得部13が取得した現在位置に応じて、出力対称を更新する。なお、この更新は、ナビゲーション装置によって、出発地から目的地までのナビゲーションを順次、行う場合と同様の出力対称の更新であってもよい。例えば、現在位置の変更に応じた出力対象の地図の範囲の変更であってもよく、装置の方向の変化に応じた地図の向きの変更であってもよい。
(ステップS110)出力部18は、目的地に到達したかどうか判断する。そして、目的地に到達した場合には、ステップS111に進み、そうでない場合には、ステップS108に戻る。
(ステップS111)出力部18は、居住場所までのルート情報を出力したのか、あるいは、ユーザの現在位置までのルート情報を出力したのかを判断する。そして、前者の場合には、ステップS112に進み、後者の場合には、ステップS101に戻る。
(ステップS112)出力部18は、ユーザ識別子受付部14が受け付けたユーザ識別子に対応するユーザ位置情報を、そのユーザ識別子の送信元に送信する。その際に、出力部18は、その時点の時刻を図示しない時計部から取得し、その時刻に応じたユーザ位置情報を送信してもよく、ルート情報生成部17が生成した到着予定の時刻に応じたユーザ位置情報を送信してもよい。そして、ステップS101に戻る。
なお、図2のフローチャートにおけるステップS104において、ステップS101で受け付けたユーザ識別子と、ステップS103で受信した現在情報に含まれるユーザ識別子とが一致するかどうか判断し、一致する場合に、現在位置と、居住場所情報の位置との判断を行うようにしてもよい。また、図2のフローチャートでは、一の訪問者が一のユーザを訪問する処理のみを示しているが、この処理が並列して複数、行われてもよい。その場合には、訪問先のユーザ識別子や、訪問者の端末装置の識別子等で複数の処理を区別するようにしてもよい。また、図2のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
次に、本実施の形態によるユーザ位置出力装置1の動作について、具体例を用いて説明する。この具体例において、ユーザ位置出力装置1は、図3で示されるように、有線または無線の通信回線500を介して、訪問者の有する端末装置2、及び、ユーザの有する携帯電話3と通信を行うものであるとする。したがって、この具体例において、現在位置取得部13は現在位置を受信し、ユーザ識別子受付部14はユーザ識別子を受信し、出力部18は情報を送信することになる。通信回線500は、例えば、インターネットやイントラネット、公衆電話回線網等である。訪問者の端末装置2は、前述のように、例えば、PDAや、タブレット型コンピュータ、スマートフォン等であってもよい。また、その端末装置2は、現在位取得機能付きのものであるとする。ユーザの携帯電話3も、現在位取得機能付きのものであるとする。それらの現在位置は、緯度・経度であるとする。また、この具体例において、端末装置2や携帯電話3における現在位置の取得方法は、GPSと基地局とを利用したものであるとする。すなわち、GPSが利用できる場合には、GPSで現在位置を取得し、GPSが利用できない場合には、基地局を利用して現在位置を取得するものとする。この具体例では、各ユーザが携帯電話3を携帯しているものとする。また、その携帯電話3は、ユーザ位置出力装置1からの送信要求の受信に応じて、現在位置を取得し、ユーザ位置出力装置1に返送する機能を有しているものとする。
また、この具体例において、ユーザ情報記憶部12では、図4で示されるユーザ情報が記憶されているものとする。図4のユーザ情報において、ユーザ識別子と、緯度・経度である居住場所情報と、時間帯と、ユーザの位置を示す画像であるユーザ位置情報とが対応付けられている。例えば、ユーザ識別子「U001」で識別されるユーザ(以下、このユーザをユーザU001と呼ぶこともある。他のユーザについても同様であるとする)は、居住場所情報(X501,Y501)の位置に居住していることが分かる。また、そのユーザU001は、時間帯7:00〜21:00には、画像「P001−1.gif」で示される位置にいることが分かる。なお、P001−1.gifは、図5(a)で示されるものであり、P001−2.gifは、図5(b)で示されるものであるとする。図5(a)、図5(b)において、ユーザ位置情報は建物の見取り図であり、ユーザのいる位置が二重丸の図形で示されている。また、玄関の位置が三角の図形で示されている。したがって、例えば、ユーザU001は、時間帯7:00〜21:00には、1階の南の部屋におり、時間帯21:00〜7:00には、2階の東側の部屋にいることが分かる。なお、図4において、ユーザ識別子「U002」を含むユーザ情報では、時間帯が設定されていない。この場合には、すべての時間帯について、ユーザ位置情報が「P002.gif」であることを示しているものとする。
まず、訪問者が端末装置2を操作し、図6で示されるように、ユーザ一覧を表示させたとする。そして、その一覧において、訪問先のユーザU001を選択したとする。すると、端末装置2は、その時点の現在位置(X101,Y101)を取得し、その取得した現在位置と、ユーザ識別子「U001」とを、あらかじめ決められているユーザ位置出力装置1のアドレスに送信する。
端末装置2から送信されたユーザ識別子「U001」は、ユーザ位置出力装置1のユーザ識別子受付部14で受信され、現在位置(X101,Y101)は、現在位置取得部13で受信される(ステップS101)。ユーザ識別子受付部14は、受信したユーザ識別子を判断部16と、ルート情報生成部17とに渡す。判断部16とルート情報生成部17は、受け取ったユーザ識別子を図示しない記録媒体に蓄積する。また、ユーザ識別子受付部14は、受信したユーザ識別子の送信元のアドレス、すなわち、送信元の端末装置2のアドレスと、受信したユーザ識別子とを出力部18に渡す。出力部18は、そのアドレスと、ユーザ識別子とを対応付けて図示しない記録媒体に蓄積する。また、現在位置取得部13は、受信した現在位置をルート情報生成部17に渡し、その現在位置と、その現在位置の送信元の端末装置2のアドレスとを出力部に渡す。出力部18は、受け取った現在位置を、受け取ったアドレスに対応付けて図示しない記録媒体に蓄積する。その結果、その図示しない記録媒体では、端末装置2のアドレスと、ユーザ識別子と、端末装置2の現在位置とが対応付けられていることになる。また、ルート情報生成部17は、ユーザ識別子を受け取ると、図示しない送信部に、そのユーザ識別子に対応する携帯電話3に、現在情報の送信要求を送信するように指示する。すると、図示しない送信部は、その指示に応じて、図示しない記録媒体で記憶されている、ユーザ識別子と、携帯電話3のアドレスとを対応付ける情報を参照し、ルート情報生成部17から受け取ったユーザ識別子「U001」に対応するアドレスに、現在情報を送信する旨の送信要求を送信する(ステップS102)。
その送信要求は、ユーザU001の携帯電話3で受信される。そして、その携帯電話3は、その時点の現在位置(X201,Y201)を取得し、その現在位置と、その携帯電話3のユーザを識別するユーザ識別子「U001」とを含む現在情報を、その送信要求の送信元のアドレスに送信する。なお、この具体例では、ユーザU001は居住場所にいたとする。
そのようにして携帯電話3から送信された現在情報は、ユーザ位置出力装置1の受信部15で受信され、その現在情報に含まれるユーザ識別子「U001」と、現在位置(X201,Y201)とは、判断部16に渡され、その現在位置は、ルート情報生成部17に渡される(ステップS103)。判断部16は、受信部15からユーザ識別子と、現在位置とを受け取ると、そのユーザ識別子が、あらかじめユーザ識別子受付部14から受け取っていたユーザ識別子と一致するかどうか判断する。この場合には、両方が「U001」であり、一致することになる。したがって、判断部16は、図4で示されるユーザ情報において、受信部15から受け取ったユーザ識別子「U001」を検索キーとして検索を行う。そして、ヒットした1番目のレコード(ユーザ情報)から、居住場所情報(X501,Y501)を取得する。そして、その居住場所情報の位置と、受信部15から受け取った現在位置(X201,Y201)とが一致するかどうか判断する。この場合には、両者が誤差の範囲内で一致したとする(ステップS104)。すると、判断部16は、両者が一致した旨をルート情報生成部17に渡す。ルート情報生成部17は、判断部16からその判断結果を受け取ると、現在位置取得部13から受け取っていた現在位置(X101,Y101)から、ユーザ識別子受付部14から受け取っていたユーザ識別子「U001」に対応する居住場所情報(X501,Y501)までのルートに関するルート情報R001を生成する(ステップS105)。そのルート情報R001は、出発地から目的地までのルートにおける複数の座標(緯度・経度)を示すものである。ルート情報生成部17は、その生成したルート情報R001と、そのルート情報の目的地に対応するユーザ識別子「U001」と、目的地が居住場所であることを示す情報とを出力部18に渡す。すると、出力部18は、ルート情報と、目的地が居住場所であることを示す情報とを、ルート情報生成部17から受け取ったユーザ識別子に対応付けて図示しない記録媒体に蓄積する。その結果、訪問者の端末装置2のアドレスと、訪問者の端末装置2の現在位置と、訪問先のユーザのユーザ識別子と、そのユーザの場所までのルート情報と、目的地が居住場所であるかどうかを示す情報とが対応付けられて記憶されることになる。また、出力部18は、受け取ったルート情報に応じた範囲の地図情報を地図情報記憶部11から読み出し、その読み出した地図情報と、ルート情報とを、そのルート情報に対応する端末装置2のアドレスに送信する(ステップS107)。その送信対象は、例えば、表示画像そのものであってもよく、あるいは、表示画像を生成する座標等の情報であってもよい。
ユーザ位置出力装置1から送信された地図情報とルート情報とは、訪問者の端末装置2で受信され、図7で示されるように、そのディスプレイに表示される。図7において、現在位置が塗りつぶしの三角の図形で示されており、ユーザU001の居住場所までのルートが示されている。その後、訪問者がそのルートに沿って移動するに応じて、現在位置が順次、端末装置2からユーザ位置出力装置1に送信される。そして、その現在位置は、ユーザ位置出力装置1の現在位置取得部13で受信され(ステップS108)、その現在位置と、現在位置の送信元のアドレスとが出力部18に渡される。出力部18は、その現在位置の受信に応じて訪問者の現在位置や、送信対象の地図の範囲、送信対象のルートを更新する。例えば、訪問者がすでに通過したルートについては、そのルートが表示されないように送信対象のルートを更新してもよい。そして、出力部18は、更新後の地図情報やルート情報を端末装置2に送信する(ステップS109)。その送信に応じて、訪問者の端末装置2での表示が更新される。なお、この処理は、公知のナビゲーション装置における処理と同様であり、その詳細な説明を省略する。また、訪問者の端末装置2では、ナビゲーション装置と同様に、ナビゲーションが行われてもよい。例えば、端末装置2において、「次の交差点を左に曲がります」や「次の十字路を直進します」等がテキストや音声で出力されてもよい。
出力部18は、現在位置取得部13が現在位置を取得するごとに、その現在位置が、その現在位置の送信元のアドレスに対応するルート情報の目的地と所定の誤差の範囲内で一致するかどうか判断する(ステップS110)。そして、一致すると判断された場合、すなわち、訪問者が所定の誤差の範囲内で目的地に到着した場合には、出力部18は、現在位置の送信元のアドレスに対応する、目的地が居住場所かどうかを示す情報が、目的地が居住場所であることを示しているかどうか判断する(ステップS111)。そして、そのことを示している場合には、出力部18は、図示しない時計部から、その時点の時刻を取得する。その時刻は「7:25」であったとする。すると、出力部18は、その時刻「7:25」と、現在位置の送信元のアドレスに対応するユーザ識別子「U001」とに対応するユーザ位置情報「P001−1.gif」をユーザ情報記憶部12から読み出し、現在位置の送信元のアドレスに送信する(ステップS112)。その結果、訪問者の端末装置2では、図8で示されるように、ユーザ位置情報「P001−1.gif」が表示される。そして、訪問者は、訪問先のユーザU001が1階の南側の部屋にいることを容易に知ることができ、ユーザU001に容易にアクセスできることになる。
なお、この具体例では、ユーザ位置出力装置1がサーバ・クライアントシステムにおけるサーバ装置である場合について説明したが、そうでなくてもよいことは前述の通りである。すなわち、ユーザ位置出力装置1は、訪問者が用いる装置そのものであってもよい。
また、この具体例では、訪問者の現在位置から居住場所情報の位置までのルート情報が生成される場合について説明したが、そうでなくてもよい。ユーザが居住場所情報の位置にいない場合には、訪問者の現在位置からユーザの現在位置までのルート情報が生成され、そのルート情報が出力されてもよい(ステップS104,S106,S107)。そのようにすることで、訪問者がユーザのいない場所を訪問することを回避できることになる。
また、この具体例では、ユーザの居住場所までのルート情報が生成された場合に、訪問者がその居住場所に到着した際にユーザ位置情報を出力する状況について説明したが、そうでなくてもよい。例えば、ルート情報を出力する際に、ユーザ位置情報をも一緒に出力してもよい。その場合には、前述のように、ルート情報生成部17が到着予定の時刻をも生成し、出力部18がその到着予定の時刻に応じたユーザ位置情報を出力してもよい。
また、この具体例では、出力時の時刻に応じたユーザ位置情報を出力する場合について説明したが、そうでなくてもよい。前述のように、ルート情報生成部17が到着予定の時刻をも生成し、出力部18がその到着予定の時刻に応じたユーザ位置情報を出力してもよい。
以上のように、本実施の形態によるユーザ位置出力装置1によれば、ユーザの居住場所へのルートだけでなく、その居住場所におけるユーザの位置をも知ることができるようになる。その結果、例えば、災害時などに独居老人を訪ねる際に、その独居老人のいる場所に容易にたどり着くことができ、その独居老人の救助が容易になる。例えば、地震や火事、津波などが発生した災害時に独居老人を助けに行くような場合には、その独居老人にどれだけ早く会うことができるのかが、その独居老人や訪問者の生死を分けることにもなり得る。そのような場合に、本実施の形態によるユーザ位置出力装置1を用いることによって、より早く独居老人に会うことができるようになり、独居老人の救助率を向上できると考えられる。
なお、本実施の形態では、ユーザ位置出力装置1が現在情報を受信する場合について説明したが、そうでなくてもよい。現在情報の受信を行わない場合には、ユーザ位置出力装置1は、受信部15や判断部16、図示しない送信部を備えていなくてもよい。
また、本実施の形態のユーザ情報において、ユーザがユーザ位置情報で示される位置にいる可能性が高いことを示す情報を時間帯に対応付けてもよい。その情報は、例えば、ユーザがデイサービスを受ける時間帯であることを示すものであってもよく、あるいは、ユーザが医師や看護師等の訪問を受ける時間帯であることを示すものであってもよい。そして、その情報が、ユーザ位置情報と共に出力されてもよい。そのようにすることで、訪問者は、ユーザ位置情報で示される位置にユーザのいる可能性が高いかどうかについて、容易に知ることができるようになる。
また、本実施の形態では、ユーザ情報において時間帯ごとにユーザ位置情報が存在する場合について説明したが、そうでなくてもよい。ユーザ位置情報が曜日に対応付けられていてもよく、ユーザ位置情報が曜日と時間帯とに対応付けられていてもよく、あるいは、その他の期間に対応付けられていてもよい。また、ユーザ位置情報が時間帯等の期間に対応付けられていなくてもよい。
また、本実施の形態では、ユーザ位置出力装置1を独居老人の救助のために用いることを主に説明したが、そうでなくてもよい。例えば、その他の訪問の対象となるユーザ(例えば、障害者等)を訪問する際にユーザ位置出力装置1を用いてもよい。
また、上記実施の形態において、各処理または各機能は、単一の装置または単一のシステムによって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置または複数のシステムによって分散処理されることによって実現されてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素間で行われる情報の受け渡しは、例えば、その情報の受け渡しを行う2個の構成要素が物理的に異なるものである場合には、一方の構成要素による情報の出力と、他方の構成要素による情報の受け付けとによって行われてもよく、あるいは、その情報の受け渡しを行う2個の構成要素が物理的に同じものである場合には、一方の構成要素に対応する処理のフェーズから、他方の構成要素に対応する処理のフェーズに移ることによって行われてもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素が実行する処理に関係する情報、例えば、各構成要素が受け付けたり、取得したり、選択したり、生成したり、送信したり、受信したりした情報や、各構成要素が処理で用いるしきい値や数式、アドレス等の情報等は、上記説明で明記していない場合であっても、図示しない記録媒体において、一時的に、あるいは長期にわたって保持されていてもよい。また、その図示しない記録媒体への情報の蓄積を、各構成要素、あるいは、図示しない蓄積部が行ってもよい。また、その図示しない記録媒体からの情報の読み出しを、各構成要素、あるいは、図示しない読み出し部が行ってもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素等で用いられる情報、例えば、各構成要素が処理で用いるしきい値やアドレス、各種の設定値等の情報がユーザによって変更されてもよい場合には、上記説明で明記していない場合であっても、ユーザが適宜、それらの情報を変更できるようにしてもよく、あるいは、そうでなくてもよい。それらの情報をユーザが変更可能な場合には、その変更は、例えば、ユーザからの変更指示を受け付ける図示しない受付部と、その変更指示に応じて情報を変更する図示しない変更部とによって実現されてもよい。その図示しない受付部による変更指示の受け付けは、例えば、入力デバイスからの受け付けでもよく、通信回線を介して送信された情報の受信でもよく、所定の記録媒体から読み出された情報の受け付けでもよい。
また、上記実施の形態において、ユーザ位置出力装置1に含まれる2以上の構成要素が通信デバイスや入力デバイス等を有する場合に、2以上の構成要素が物理的に単一のデバイスを有してもよく、あるいは、別々のデバイスを有してもよい。
また、上記実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。その実行時に、プログラム実行部は、記憶部や記録媒体にアクセスしながらプログラムを実行してもよい。なお、上記実施の形態におけるユーザ位置出力装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、ユーザを識別するユーザ識別子と、ユーザの居住場所を示す居住場所情報と、居住場所におけるユーザの位置を示すユーザ位置情報とを有するユーザ情報が記憶されるユーザ情報記憶部と、地図に関する情報である地図情報が記憶される地図情報記憶部とにアクセス可能なコンピュータを、現在位置を取得する現在位置取得部、ユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部、現在位置取得部が取得した現在位置から、ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子に対応する居住場所情報の位置までのルートに関する情報であるルート情報を生成するルート情報生成部、地図情報と、ルート情報生成部が生成したルート情報と、ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子に対応するユーザ位置情報とを出力する出力部として機能させるためのプログラムである。
なお、上記プログラムにおいて、上記プログラムが実現する機能には、ハードウェアでしか実現できない機能は含まれない。例えば、情報を取得する取得部や、情報を出力する出力部などにおけるモデムやインターフェースカードなどのハードウェアでしか実現できない機能は、上記プログラムが実現する機能には少なくとも含まれない。
また、このプログラムは、サーバなどからダウンロードされることによって実行されてもよく、所定の記録媒体(例えば、CD−ROMなどの光ディスクや磁気ディスク、半導体メモリなど)に記録されたプログラムが読み出されることによって実行されてもよい。また、このプログラムは、プログラムプロダクトを構成するプログラムとして用いられてもよい。
また、このプログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
図9は、上記プログラムを実行して、上記実施の形態によるユーザ位置出力装置1を実現するコンピュータの外観の一例を示す模式図である。上記実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムによって実現されうる。
図9において、コンピュータシステム900は、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)ドライブ905、FD(Floppy(登録商標) Disk)ドライブ906を含むコンピュータ901と、キーボード902と、マウス903と、モニタ904とを備える。
図10は、コンピュータシステム900の内部構成を示す図である。図10において、コンピュータ901は、CD−ROMドライブ905、FDドライブ906に加えて、MPU(Micro Processing Unit)911と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM912と、MPU911に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶すると共に、一時記憶空間を提供するRAM(Random Access Memory)913と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するハードディスク914と、MPU911、ROM912等を相互に接続するバス915とを備える。なお、コンピュータ901は、LANやWAN等への接続を提供する図示しないネットワークカードを含んでいてもよい。
コンピュータシステム900に、上記実施の形態によるユーザ位置出力装置1の機能を実行させるプログラムは、CD−ROM921、またはFD922に記憶されて、CD−ROMドライブ905、またはFDドライブ906に挿入され、ハードディスク914に転送されてもよい。これに代えて、そのプログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ901に送信され、ハードディスク914に記憶されてもよい。プログラムは実行の際にRAM913にロードされる。なお、プログラムは、CD−ROM921やFD922、またはネットワークから直接、ロードされてもよい。
プログラムは、コンピュータ901に、上記実施の形態によるユーザ位置出力装置1の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティプログラム等を必ずしも含んでいなくてもよい。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいてもよい。コンピュータシステム900がどのように動作するのかについては周知であり、詳細な説明は省略する。
また、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上より、本発明によるユーザ位置出力装置等によれば、ユーザの居住場所における位置をも知ることができるという効果が得られ、例えば、訪問先のユーザに効率よく会うことができるようにする装置等として有用である。
1 ユーザ位置出力装置
11 地図情報記憶部
12 ユーザ情報記憶部
13 現在位置取得部
14 ユーザ識別子受付部
15 受信部
16 判断部
17 ルート情報生成部
18 出力部

Claims (7)

  1. ユーザを識別するユーザ識別子と、当該ユーザの居住場所を示す居住場所情報と、当該居住場所における当該ユーザの位置を示すユーザ位置情報とを有するユーザ情報があらかじめ記憶されるユーザ情報記憶部と、
    地図に関する情報である地図情報が記憶される地図情報記憶部と、
    現在位置を取得する現在位置取得部と、
    ユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部と、
    前記現在位置取得部が取得した現在位置から、前記ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子に対応する居住場所情報の位置までのルートに関する情報であるルート情報を生成するルート情報生成部と、
    前記地図情報と、前記ルート情報生成部が生成したルート情報と、前記ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子に対応するユーザ位置情報とを出力する出力部と、を備えたユーザ位置出力装置。
  2. 前記ユーザ情報は、時間帯ごとにユーザ位置情報を有しており、
    前記出力部は、出力の時刻に応じたユーザ位置情報を出力する、請求項1記載のユーザ位置出力装置。
  3. 前記ユーザ情報は、時間帯ごとにユーザ位置情報を有しており、
    前記ルート情報生成部は、居住場所情報の位置に到着予定の時刻をも生成し、
    前記出力部は、到着予定の時刻に応じたユーザ位置情報を出力する、請求項1記載のユーザ位置出力装置。
  4. 前記出力部は、現在位置が居住場所情報の示す位置となった場合に、前記ユーザ位置情報を出力する、請求項1から請求項3のいずれか記載のユーザ位置出力装置。
  5. ユーザ識別子と、当該ユーザ識別子で識別されるユーザの現在位置とを含む現在情報を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した現在情報に含まれる現在位置と、当該現在情報に含まれるユーザ識別子に対応する居住場所情報の位置とが一致するかどうか判断する判断部と、をさらに備え、
    前記ルート情報生成部は、両者が一致しないと前記判断部によって判断された場合に、現在位置取得部が取得した現在位置から、前記受信部が受信した現在情報に含まれる現在位置までのルートに関するルート情報を生成する、請求項1から請求項4のいずれか記載のユーザ位置出力装置。
  6. ユーザを識別するユーザ識別子と、当該ユーザの居住場所を示す居住場所情報と、当該居住場所における当該ユーザの位置を示すユーザ位置情報とを有するユーザ情報があらかじめ記憶されるユーザ情報記憶部と、地図に関する情報である地図情報が記憶される地図情報記憶部と、現在位置取得部と、ユーザ識別子受付部と、ルート情報生成部と、出力部とを用いて処理されるユーザ位置出力方法であって、
    前記現在位置取得部が、現在位置を取得する現在位置取得ステップと、
    前記ユーザ識別子受付部が、ユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付ステップと、
    前記ルート情報生成部が、前記現在位置取得ステップで取得した現在位置から、前記ユーザ識別子受付ステップで受け付けたユーザ識別子に対応する居住場所情報の位置までのルートに関する情報であるルート情報を生成するルート情報生成ステップと、
    前記出力部が、前記地図情報と、前記ルート情報生成ステップで生成したルート情報と、前記ユーザ識別子受付ステップで受け付けたユーザ識別子に対応するユーザ位置情報とを出力する出力ステップと、を備えたユーザ位置出力方法。
  7. ユーザを識別するユーザ識別子と、当該ユーザの居住場所を示す居住場所情報と、当該居住場所における当該ユーザの位置を示すユーザ位置情報とを有するユーザ情報があらかじめ記憶されるユーザ情報記憶部と、地図に関する情報である地図情報が記憶される地図情報記憶部とにアクセス可能なコンピュータを、
    現在位置を取得する現在位置取得部、
    ユーザ識別子を受け付けるユーザ識別子受付部、
    前記現在位置取得部が取得した現在位置から、前記ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子に対応する居住場所情報の位置までのルートに関する情報であるルート情報を生成するルート情報生成部、
    前記地図情報と、前記ルート情報生成部が生成したルート情報と、前記ユーザ識別子受付部が受け付けたユーザ識別子に対応するユーザ位置情報とを出力する出力部として機能させるためのプログラム。
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