JP5800591B2 - 表面実装水晶振動子 - Google Patents

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Description

本発明は、表面実装水晶振動子に係り、特に、シート状の基板シートにおける周波数調整及び検査を適正におこなうことができる表面実装水晶振動子及び基板シートに関する。
[従来の技術]
表面実装水晶振動子は小型・軽量であることから、特に携帯型の電子機器に周波数や時間の基準源として内蔵される。
従来の表面実装水晶振動子は、セラミック基板上に水晶片を搭載し、凹状のカバーを逆さまにして被せて密閉封入したものがある。近年では、周波数偏差Δf/fが比較的緩く、例えば±150〜±250ppmの安価な民生用がある。
[従来の実装端子:図7]
従来の表面実装水晶振動子では、コーナースルーホール部で基板の表裏を導通させる構造では、裏面の実装端子のパターンとして図7に示すものがあった。図7は、従来の実装端子のパターンを示す平面説明図である。
図7に示すように、従来の表面実装水晶振動子における基板の裏面には、スルーホールに形成されたスルー端子に接続するコーナー端子4cと、2つのコーナー端子4cに接続する実装端子4´とが形成されている。
実装端子4´は、基板短辺に沿って長方形の形状で形成され、2つの角部がコーナー端子4cに接続している。
[従来のシートパターン:図8]
図7に示した基板裏面の実装端子は、一つの表面実装水晶振動子の場合を示しているが、個々に分割される前の基板シートは、図8に示すようになる。図8は、従来のシートパターンを示す平面説明図である。
従来の基板シートのパターン(シートパターン)は、図8に示すように、一つのスルー端子を囲むようにコーナー端子4cが形成され、そのコーナー端子4cに4つの実装端子4´が接続されている。図8では上下の縦方向に実装端子4´が並列に接続されている。
[関連技術]
尚、関連する先行技術として、特開2009−147849号公報「圧電振動素子の製造方法、圧電基板ウエハ及び圧電振動子」(エプソントヨコム株式会社)[特許文献1]、特開2004−214921号公報「絶縁性パッケージ、圧電デバイス、パッケージの固定構造ならびに圧電デバイスを利用した携帯電話装置および圧電デバイスを利用した電子機器」(セイコーエプソン株式会社)[特許文献2]がある。
特許文献1には、圧電振動素子の基板裏面に形成される外部接続端子(実装端子)が、水晶振動子ウエハ上では、2つの貫通孔側壁に形成された端子に接続されている。
つまり、実装端子が1つの圧電振動素子において2端子構造であり、図7、図8に示す構造と同様の構造となっている。
また、特許文献2には、圧電デバイスの底面に形成される実装電極部は、2つ形成され(2端子構造)、四隅及び側壁に形成された金属被覆部に接続している。尚、特許文献2には、4端子構造も示されている。
特開2009−147849号公報 特開2004−214921号公報
しかしながら、上記従来の表面実装水晶振動子のシートパターンでは、基板シートの状態で周波数の調整作業や電気検査(電検)を行う場合に、シート縦方向に並列接続された実装端子によって発振するおそれがあり、正常な組み立て検査を行うことができないという問題点があった。
本発明は上記実状に鑑みて為されたもので、シートパターンにおける周波数調整及び検査を適正に行うことができる表面実装水晶振動子及び基板シートを提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、表面実装水晶振動子において、水晶片が搭載される基板の四隅にスルーホールが形成され、スルーホール内面を導通させるスルー端子が形成され、水晶片が搭載される面とは反対側の面の基板上に、スルー端子に接続するコーナー端子が形成され、基板の短辺に並行に基板の両端に第1の実装端子と第2の実装端子が形成され、第1の実装端子が接続するコーナー端子と第2の実装端子が接続するコーナー端子とは、基板上で対角にあり、第1の実装端子のコーナー端子に近い一方の角部は当該コーナー端子に接続し、第1の実装端子のコーナー端子に近い他方の角部は特定の間隔を有する分断部により当該コーナー端子には接続しないで分断され、第2の実装端子のコーナー端子に近い一方の角部は当該コーナー端子に接続し、第2の実装端子のコーナー端子に近い他方の角部は特定の間隔を有する分断部により当該コーナー端子には接続しないで分断され、水晶片が搭載される面の四隅にコーナー端子が形成され、当該面で特定の短辺に並行に第1の水晶保持端子が、別の短辺に並行に第2の水晶保持端子が形成され、第1の水晶保持端子は、当該面の反対側の面に形成された第1の実装端子に接続するようコーナー端子内で特定のコーナー端子に接続し、第2の水晶保持端子は、当該反対側の面に形成された第2の実装端子に接続するようコーナー端子内で特定のコーナー端子とは別のコーナー端子に接続し、第1の水晶保持端子は、特定の短辺の中心から特定のコーナー端子に接続されている側の端部までの長さに対して、特定のコーナー端子に接続されていない側の端部までの長さを短くし、第2の水晶保持端子は、別の短辺の中心から別のコーナー端子に接続されている側の端部までの長さに対して、別のコーナー端子に接続されていない側の端部までの長さを短くしたことを特徴とする。
本発明は、上記表面実装水晶振動子において、分断部における特定間隔を0.1〜0.2mmとしたことを特徴とする。
本発明によれば、水晶片が搭載される基板の四隅にスルーホールが形成され、スルーホール内面を導通させるスルー端子が形成され、水晶片が搭載される面とは反対側の面の基板上に、スルー端子に接続するコーナー端子が形成され、基板の短辺に並行に基板の両端に第1の実装端子と第2の実装端子が形成され、第1の実装端子が接続するコーナー端子と第2の実装端子が接続するコーナー端子とは、基板上で対角にあり、第1の実装端子のコーナー端子に近い一方の角部は当該コーナー端子に接続し、第1の実装端子のコーナー端子に近い他方の角部は特定の間隔を有する分断部により当該コーナー端子には接続しないで分断され、第2の実装端子のコーナー端子に近い一方の角部は当該コーナー端子に接続し、第2の実装端子のコーナー端子に近い他方の角部は特定の間隔を有する分断部により当該コーナー端子には接続しないで分断され、水晶片が搭載される面の四隅にコーナー端子が形成され、当該面で特定の短辺に並行に第1の水晶保持端子が、別の短辺に並行に第2の水晶保持端子が形成され、第1の水晶保持端子は、当該面の反対側の面に形成された第1の実装端子に接続するようコーナー端子内で特定のコーナー端子に接続し、第2の水晶保持端子は、当該反対側の面に形成された第2の実装端子に接続するようコーナー端子内で特定のコーナー端子とは別のコーナー端子に接続し、第1の水晶保持端子は、特定の短辺の中心から特定のコーナー端子に接続されている側の端部までの長さに対して、特定のコーナー端子に接続されていない側の端部までの長さを短くし、第2の水晶保持端子は、別の短辺の中心から別のコーナー端子に接続されている側の端部までの長さに対して、別のコーナー端子に接続されていない側の端部までの長さを短くした表面実装水晶振動子としているので、個々に分割される前の基板シートにおいて実装端子が電気的に分断されているので、周波数調整、電気検査を正常に行うことができ、水晶片を覆うように搭載される金属カバーが水晶保持端子に接触しても、他方の水晶保持端子に接触するのを防止して、ショートを回避できる効果がある。
本発明の実施の形態に係る表面実装水晶振動子の実装端子のパターンを示す平面説明図である。 両持タイプのパターンを示す平面説明図である。 片持タイプのパターンを示す平面説明図である。 本振動子の断面説明図である。 本振動子の平面説明図である。 本実施の形態に係るシートパターンを示す平面説明図である。 従来の実装端子のパターンを示す平面説明図である。 従来のシートパターンを示す平面説明図である。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[実施の形態の概要]
本発明の実施の形態に係る表面実装水晶振動子は、基板の裏面で、基板の短辺に並行に基板の両端に第1の実装端子と第2の実装端子が形成され、第1の実装端子のコーナー端子に近い一方の角部は当該コーナー端子に接続し、第1の実装端子のコーナー端子に近い他方の角部は特定の間隔を有する分断部により当該コーナー端子には接続しないで分断され、第2の実装端子のコーナー端子に近い一方の角部は当該コーナー端子に接続し、第2の実装端子のコーナー端子に近い他方の角部は特定の間隔を有する分断部により当該コーナー端子には接続しないで分断されており、個々に分割される前の基板シートにおいて実装端子が電気的に分断されているので、周波数調整、電気検査を正常に行うことができる。
水晶振動子の実装端子は、大きく分けて、4端子と2端子の2種類がある。現在、4端子が主流であるが、実装の確実性、実装強度の向上を顧客が望む場合には、2端子品が要求される。
本実施の形態に係る表面実装水晶振動子は、2端子品で、周波数調整や電検を正常に行うことができ、生産性を向上させることができるものである。
[実施の形態の実装端子:図1]
本発明の実施の形態に係る表面実装水晶振動子の実装端子のパターンについて図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る表面実装水晶振動子の実装端子のパターンを示す平面説明図である。
本発明の実施の形態に係る表面実装水晶振動子(本振動子)の基板裏面に形成されるパターンは、図1に示すように、基板の四隅に形成されたスルー端子2cに接続するコーナー端子4cが設けられ、基板の短辺に並行に2つの実装端子4a,4bが形成されている。
実装端子4a,4bは、一つのコーナー端子4cには接続するものの、他方のコーナー端子とは特定の間隔を有する分断部Lによって他方のコーナー端子4cと接続しないようになっている。
図1では、左上のコーナー端子4cと実装端子4aが接続し、左下のコーナー端子4cとは実装端子4aが接続していない。
また、図1の右下のコーナー端子4cと実装端子4bが接続し、右上のコーナー端子4cとは実装端子4bが接続していない。
つまり、一つの本振動子では、一方の実装端子4aが基板の一つのコーナー端子4cに接続する場合、他方の実装端子4bが基板における対角線にあるコーナー端子4cに接続するものである。
これは、一方の実装端子4aが一つのコーナー端子4cに非接続である場合に、他方の実装端子4bが基板における対角線にあるコーナー端子4cに非接続となるものである。
実装端子とコーナー端子が非接続である分断部Lは、その間隔(距離)がパターン印刷ズレによる短絡の防止と実装面積の確保及びセルフアライメント性による実装時の回転を抑制する観点から、0.1〜0.2mm程度とするのが望ましい。
つまり、分断部Lの間隔を0.1〜0.2mm程度とすることにより、パターン印刷のズレによって誤って接続してしまうことがなく、更に、水晶振動子の実装時には実装半田で分断部Lに施し、実装端子4aとコーナー端子4cを容易に接続できるものである。
これは、個々の基板1に分割される前の基板シートの状態で、分断部Lによって周波数調整及び検査を適正に行うことができ、個々の基板1に分割された後に、分断部Lに実装半田を施して分断されていた実装端子4aとコーナー端子4cを容易に接続できるものである。
[両持タイプ、片持タイプ]
次に、本振動子の表面(水晶振動子が搭載される面)におけるパターンについて図2,3を参照しながら説明する。図2は、両持タイプのパターンを示す平面説明図であり、図3は、片持タイプのパターンを示す平面説明図である。
[両持タイプ:図2]
両持タイプは、図2に示すように、基板の四隅にスルー端子2cに接続するコーナー端子2a,2bが形成され、基板の短辺に並行に水晶保持端子3が2つ形成され、水晶保持端子3にコーナー端子2aが接続している。
コーナー端子2aは、水晶保持端子3に接続するために、パターンが水晶保持端子3の端部に延長されている。
そして、コーナー端子2aは基板上で対角線に形成され、コーナー端子2bは基板上で対角線に形成されている。
尚、基板の表面において水晶保持端子3が接続するコーナー端子2aは、スルー端子2cを介して基板の裏面においてコーナー端子4cに接続し、更に実装端子4a,4bに接続している。
また、基板表面のコーナー端子2bは、スルー端子2cを介して基板裏面のコーナー端子4cに接続するが、実装端子4a,4bには接続していない。
[片持タイプ:図3]
片持タイプは、図3に示すように、基板の四隅にスルー端子2cに接続するコーナー端子2a,2a´,2bが形成され、基板の一方の短辺に並行に水晶保持端子3a1、3a2が間隔を開けて形成され、基板の他方の短辺にも水晶保持端子3bが形成され、水晶保持端子3a1にコーナー端子2a´が接続し、水晶保持端子3a2にコーナー端子2aが接続し、コーナー端子2bは水晶保持端子には接続していないものである。
コーナー端子2aは、水晶保持端子3a2に接続するために、パターンが水晶保持端子3a2の端部に延長され、コーナー端子2a´は、水晶保持端子3a1に接続するために、パターンが水晶保持端子3a1の端部まで長く延長されている。
そして、コーナー端子2aとコーナー端子2a´は基板上で対角線に形成され、コーナー端子2bは基板上で対角線に形成されている。
尚、基板の表面において水晶保持端子3a1、3a2が接続するコーナー端子2a´、2aは、スルー端子2cを介して基板の裏面においてコーナー端子4cに接続し、更に実装端子4a,4bに接続している。
また、基板表面のコーナー端子2bは、スルー端子2cを介して基板裏面のコーナー端子4cに接続するが、実装端子4a,4bには接続していない。
[本振動子の構成:図4]
次に、本振動子の構成について図4を参照しながら説明する。図4は、本振動子の断面説明図である。
本振動子は、図4に示すように、セラミックベース(基板)1上に形成した水晶保持端子3に導電性接着剤7を介して水晶片5が搭載され、更に、凹状の金属カバー(カバー)6を逆さまにしてセラミックベース1上に接合して密閉封入したものである。
また、基板1の側面にスルー端子2cが形成され、当該スルー端子2cに基板1の表面でコーナー端子2a,2bが接続し、当該スルー端子2cに基板1の裏面でコーナー端子4cが接続している。
そして、基板1の表面に形成された水晶保持端子3にコーナー端子2aが接続すると共に、基板1の裏面に形成された実装端子4にコーナー端子4cが接続している。
スルー端子2cは、基板1に四隅に形成されたスルーホール(貫通孔)の側壁に形成される。
更に、基板1とカバー6の接触部分との間には、絶縁性のある封止材8が形成されている。
尚、コーナー端子、スルー端子、実装端子は、Ag(銀)Pd(パラジウム)合金で形成されるものである。
[本振動子の平面的特徴:図5]
次に、本振動子の平面的な特徴について図5を参照にしながら説明する。図5は、本振動子の平面説明図である。
本振動子は、図5に示すように、セラミックベース(基板)1上に水晶片5の両端を保持するための水晶保持端子3が対向して形成され、水晶保持端子3の端部から最短の基板1の角部に向けて引き出された引出パターンを備えたコーナー端子2aが形成され、スルー端子2cに接続されている。
つまり、2つのコーナー端子2aは、基板1上の対角に形成され、スルー端子2cに接続している。また、2つのコーナー端子2bも、基板1上の対角に形成され、スルー端子2cに接続している。
基板1の角部に引出パターンを備えたコーナー端子2aを介してスルー端子2cに接続するのは、基板1の水平方向又は垂直方向に引出パターンを引き出す場合に比べて距離をとることができ、そのため金属カバー6の位置がずれたとしても、水晶保持端子3とスルー端子2cとが金属カバー3を介してショートするのを回避するためである。
そして、水晶片5と水晶保持端子3とは、コーナー端子2aの引出パターンが接続する水晶保持端子3の端部で導電性接着剤7により接続されている。
図5に示すように、水晶片5の両端部で水晶保持端子3が水晶片5を保持する構造であるため「両持」タイプと称される。
水晶保持端子3のパターンは、図5に示すように、基板1の中央に対向して形成され、コーナー端子2aが接続していない端部が、従来の水晶保持端子に比べて特定の長さだけ短くなっている。
従来の水晶保持端子は、基板1の短辺の中心から左右同じ長さで形成されるが、本振動子では、コーナー端子2aに接続しない側の水晶保持端子3の長さを短くしている。
これは、金属カバー6が一方の水晶保持端子3に接触しても、他方(別)の水晶保持端子3に接触するのを防止して、ショートを回避するためのものである。
[本シートパターン:図6]
図1に示した基板裏面の実装端子は、一つの表面実装水晶振動子の場合を示しているが、個々に分割される前の基板シートは、図6に示すようになる。図6は、本実施の形態に係るシートパターンを示す平面説明図である。
本実施の形態に係る基板シートのパターン(シートパターン)は、図6に示すように、一つのスルー端子を囲むようにコーナー端子4cが形成され、そのコーナー端子4cに2つの実装端子4が接続されている。図6では個々の振動子で電気的に分断されている。
従って、基板シートで周波数調整や電検を行っても、発振することはなく、周波数調整や電検を正常に行うことができる効果がある。
[基板シートの製造方法]
次に、基板シートの製造方法について説明する。
個々の基板1に分割される前の基板シートは、セラミックで形成され、当該セラミックシートに個々の基板1に分割するためのブレイクラインとスルーホール(貫通孔)が形成される。
ブレイクラインは、隣接する基板1の領域を区切るもので、製造された表面実装水晶振動子を分割し易くするものである。
スルーホールは、ブレイクラインが交差する箇所(基板1の四隅[角部])に形成される。
そして、その基板シートの裏面において、スルーホールの周辺にコーナー端子4cと実装端子4a,4bのパターンを、マスクパターンを用いて印刷により形成する。図6では、コーナー端子4cは、スルーホールを囲むようにドーナツ形状で形成されている。
コーナー端子4cと実装端子4a,4bのパターンは、AgPd合金の金属ペーストを厚み約10μm程度で印刷し、その後に焼成する。このパターンを形成する際に、裏面側からスルーホール内のスルー端子2cも形成される。
コーナー端子4cと実装端子4a,4bの接続関係は、図1を用いて説明した通りである。
また、基板シートの表面においては、スルーホールの周辺にコーナー端子2a,2bと水晶保持端子3のパターンが形成される。表面におけるパターンも、裏面におけるパターンと同様の方法によって形成する。そして、このパターンを形成する際に、表面側からスルーホール内のスルー端子2cも形成される。
尚、基板シートにおけるパターンは、印刷によって形成したが、無電解メッキによって形成してもよい。
基板シートの表面及び裏面でのパターン形成後に、絶縁膜を形成し、水晶片を搭載し、周波数調整を行って、金属カバーで封止して、ブレイクラインに沿って個々の表面実装水晶振動子に分割する。
周波数調整は、具体的には、基板シートの裏面において、各水晶片2と電気的に接続した実装端子4a,4bに測定器からの測定端子(プローブ)を接触させる。そして、板面が露出した水晶片5の表面側の励振電極にガスイオンを照射して表面を削り取り、励振電極の質量を減じて振動周波数を低い方から高い方に調整する。
但し、例えば、蒸着やスパッタによって励振電極上に金属膜を付加して、振動周波数を高い方から低い方に調整することもできる。
[実施の形態の効果]
本振動子によれば、基板1の裏面で、基板1の短辺に並行に基板1の両端に実装端子4aと実装端子4bが形成され、実装端子4aのコーナー端子4cに近い一方の角部は当該コーナー端子に接続し、実装端子4aのコーナー端子4cに近い他方の角部は特定の間隔Lを有する分断部により当該コーナー端子には接続しないで分断され、実装端子4bのコーナー端子4cに近い一方の角部は当該コーナー端子に接続し、実装端子4bのコーナー端子4cに近い他方の角部は特定の間隔Lを有する分断部により当該コーナー端子には接続しないで分断される表面実装水晶振動子としているので、個々に分割される前の基板シートにおいて実装端子が電気的に分断されているので、周波数調整、電気検査を正常に行うことができる効果がある。
本発明は、シートパターンにおける周波数調整及び検査を適正におこなうことができる表面実装水晶振動子及び基板シートに好適である。
1...基板、 2a,2b...コーナー端子、 2c...スルー端子、 3...水晶保持端子、 4a,4b...実装端子、 4c...コーナー端子、 5...水晶片、 6...金属カバー、 7...導電性接着剤、 8...封止材

Claims (2)

  1. 表面実装水晶振動子において、
    水晶片が搭載される基板の四隅にスルーホールが形成され、
    前記スルーホール内面を導通させるスルー端子が形成され、
    前記水晶片が搭載される面とは反対側の面の基板上に、前記スルー端子に接続するコーナー端子が形成され、
    前記基板の短辺に並行に前記基板の両端に第1の実装端子と第2の実装端子が形成され、
    前記第1の実装端子が接続するコーナー端子と前記第2の実装端子が接続するコーナー端子とは、前記基板上で対角にあり、
    前記第1の実装端子のコーナー端子に近い一方の角部は当該コーナー端子に接続し、前記第1の実装端子のコーナー端子に近い他方の角部は特定の間隔を有する分断部により当該コーナー端子には接続しないで分断され、
    前記第2の実装端子のコーナー端子に近い一方の角部は当該コーナー端子に接続し、前記第2の実装端子のコーナー端子に近い他方の角部は特定の間隔を有する分断部により当該コーナー端子には接続しないで分断され、
    前記水晶片が搭載される面の四隅に前記コーナー端子が形成され、当該面で特定の短辺に並行に第1の水晶保持端子が、別の短辺に並行に第2の水晶保持端子が形成され、前記第1の水晶保持端子は、前記面の反対側の面に形成された前記第1の実装端子に接続するよう前記コーナー端子内で特定のコーナー端子に接続し、前記第2の水晶保持端子は、当該反対側の面に形成された前記第2の実装端子に接続するよう前記コーナー端子内で前記特定のコーナー端子とは別のコーナー端子に接続し、
    前記第1の水晶保持端子は、前記特定の短辺の中心から前記特定のコーナー端子に接続されている側の端部までの長さに対して、前記特定のコーナー端子に接続されていない側の端部までの長さを短くし、前記第2の水晶保持端子は、前記別の短辺の中心から前記別のコーナー端子に接続されている側の端部までの長さに対して、前記別のコーナー端子に接続されていない側の端部までの長さを短くしたことを特徴とする表面実装水晶振動子。
  2. 分断部における特定間隔を0.1〜0.2mmとしたことを特徴とする請求項1記載の表面実装水晶振動子。
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