JP5800065B2 - Game machine - Google Patents
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Description
本発明は、遊技プログラムに従って遊技に係わる所要の制御を行う遊技制御装置と、遊技制御で用いられる乱数値を生成する乱数生成手段とを備えた遊技機に関する。 The present invention relates to a gaming machine including a game control device that performs a required control related to a game according to a game program, and a random number generation means that generates a random value used in the game control.
従来の遊技機、例えば、パチンコ遊技機においては、大当り判定用乱数を生成する乱数生成回路を備え、発射装置によって遊技盤面に打ち出された遊技球が、始動入賞口に入賞すると、大当たり判定用乱数が抽出される。そして、抽出された乱数の値が、予め定め値であると、遊技者に有利な大当たり遊技が行われる。 A conventional game machine, for example, a pachinko game machine, is provided with a random number generation circuit for generating a jackpot determination random number, and when a game ball launched to the game board surface by the launcher wins a start winning opening, a jackpot determination random number Is extracted. And if the value of the extracted random number is a predetermined value, a jackpot game advantageous to the player is performed.
しかしながら、この乱数生成回路が故障した場合、例えば、ハズレとなる値で停止した場合には、遊技者が不利益を被ることになり、逆に、大当たりとなる値で停止した場合には、ホール経営者が不利益を被ることになるため、遊技機の公正性が損なわれる。 However, if this random number generation circuit fails, for example, if it stops at a value that causes a loss, the player suffers a disadvantage, and conversely, if the player stops at a value that results in a jackpot, Since the management will suffer disadvantages, the fairness of the gaming machine will be impaired.
上記のような問題点を解消するため、乱数生成手段に異常が発生したか否かを監視し、異常が発生した場合には、CPU(マイクロコンピュータ)に係る動作を停止させるようにした遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。 In order to solve the problems as described above, it is monitored whether or not an abnormality has occurred in the random number generation means, and when an abnormality has occurred, a game machine in which the operation related to the CPU (microcomputer) is stopped Has been proposed (see, for example, Patent Document 1).
従来の遊技機では、乱数生成手段における更新異常を検出することができなかった。In conventional gaming machines, it has not been possible to detect an update abnormality in the random number generation means.
本発明は、乱数生成手段における更新異常を検出できるようにすることを目的とする。 An object of the present invention is to enable detection of update abnormality in a random number generation means .
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、
遊技の結果態様が特定の結果態様となるか否かの抽選を行い、該抽選により遊技の結果態様が特定の結果態様となる場合に、遊技者に特典を付与する遊技制御装置を備えた遊技機において、
前記遊技制御装置は、
所定の周期毎に乱数値の更新を行う乱数生成手段を備え、
前記乱数生成手段で更新される乱数値が一巡に要する周期と、前記乱数生成手段で更新される乱数値の更新範囲を特定可能な更新範囲情報に対応する周期が一致しない場合に更新異常と判定し、
前記遊技の結果態様が特定の結果態様となるか否かの抽選に、前記乱数生成手段で更新される乱数値を使用するようにしたことを特徴とする。
In order to solve the above-mentioned problem, the invention described in
A game provided with a game control device that performs a lottery to determine whether or not a game result mode is a specific result mode, and gives a bonus to a player when the game result mode is a specific result mode In the machine
The game control device includes:
Random number generation means for updating the random number value at predetermined intervals,
It is determined that the update is abnormal when the cycle required for one round of the random number value updated by the random number generation unit and the cycle corresponding to the update range information that can specify the update range of the random number value updated by the random number generation unit do not match And
The random number value updated by the random number generation means is used for lottery of whether or not the game result mode is a specific result mode .
請求項1に記載の発明によれば、乱数生成手段で更新される乱数値が一巡に要する周期と、乱数生成手段で更新される乱数値の更新範囲を特定可能な更新範囲情報に対応する周期が一致しない場合に更新異常と判定し、遊技の結果態様が特定の結果態様となるか否かの抽選に、乱数生成手段で更新される乱数値を使用するようにしたので、乱数生成手段の異常によって遊技が中断されることがない。 According to the invention described in 請 Motomeko 1, corresponding to the random number and period random value is required for one round, which is updated by generation means, random number identifiable update range information updating range of which is updated by the random number generating means cycle update abnormality determining if there is no match, the result aspects lottery whether the specific results aspects of the game, since the use of random number values which are updated by the random number generating means, random number generator The game will not be interrupted due to an abnormality in the means.
本発明によれば、乱数生成手段における更新異常を検出できるという効果がある。 According to the present invention, it is possible to detect an update abnormality in the random number generation means .
以下、本発明の好適な実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態の遊技機の説明図である。
本実施形態の遊技機10は前面枠12を備え、該前面枠12は本体枠(外枠)11にヒンジ13を介して開閉回動可能に組み付けられている。遊技盤30(図2参照)は前面枠12の表側に形成された収納部(図示省略)に収納されている。また、前面枠(内枠)12には、遊技盤30の前面を覆うカバーガラス(透明部材)14を備えたガラス枠15が取り付けられている。
DESCRIPTION OF EXEMPLARY EMBODIMENTS Hereinafter, preferred embodiments of the invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is an explanatory diagram of a gaming machine according to an embodiment of the present invention.
The
また、ガラス枠15の上部には、内部にランプ及びモータを内蔵した照明装置(ムービングライト)16や払出異常報知用のランプ(LED)17が設けられている。また、ガラス枠15の左右には内部にランプ等を内蔵し装飾や演出のための発光をする枠装飾装置18や、音響(例えば、効果音)を発するスピーカ(上スピーカ)19aが設けられている。さらに、前面枠12の下部にもスピーカ(下スピーカ)19bが設けられている。
Further, an illuminating device (moving light) 16 having a built-in lamp and motor and a lamp (LED) 17 for paying out abnormality notification are provided in the upper part of the
また、前面枠12の下部には、図示しない打球発射装置に遊技球を供給する上皿21、遊技機10の裏面側に設けられている球払出装置から払い出された遊技球が流出する上皿球出口22、上皿21が一杯になった状態で払い出された遊技球を貯留する下皿23及び打球発射装置の操作部24等が設けられている。さらに、上皿21の上縁部には、遊技者からの操作入力を受け付けるための操作スイッチを内蔵した演出ボタン25が設けられている。さらに、前面枠12下部右側には、前面枠12を開放したり施錠したりするための鍵26が設けられている。
In addition, at the lower part of the
この実施形態の遊技機10においては、遊技者が上記操作部24を回動操作することによって、打球発射装置が、上皿21から供給される遊技球を遊技盤30前面の遊技領域32に向かって発射する。また、遊技者が演出ボタン25を操作することによって、表示装置41(図2参照)における変動表示ゲーム(飾り特図変動表示ゲーム)において、遊技者の操作を介入させた演出等を行わせることができる。さらに、上皿21上方のガラス枠15の前面には、遊技者が隣接する球貸機から球貸しを受ける場合に操作する球貸ボタン27、球貸機のカードユニットからプリペイドカードを排出させるために操作する排出ボタン28、プリペイドカードの残高を表示する残高表示部(図示省略)等が設けられている。
In the
次に、図2を用いて遊技盤30の一例について説明する。図2は、本実施形態の遊技盤30の正面図である。
遊技盤30の表面には、ガイドレール31で囲われた略円形状の遊技領域32が形成されている。遊技領域32は、遊技盤30の四隅に各々設けられた樹脂製のサイドケース33及びガイドレール31に囲繞されて構成される。遊技領域32には、ほぼ中央に表示装置41を備えたセンターケース40が配置されている。表示装置41は、センターケース40に設けられた凹部に、センターケース40の前面より奥まった位置に取り付けられている。即ち、センターケース40は表示装置41の表示領域の周囲を囲い、表示装置41の表示面よりも前方へ突出するように形成されている。
Next, an example of the
On the surface of the
表示装置41は、例えば、LCD(液晶表示器)、CRT(ブラウン管)等の表示画面を有する装置で構成されている。表示画面の画像を表示可能な領域(表示領域)には、複数の識別情報(特別図柄)や特図変動表示ゲームを演出するキャラクタや演出効果を高める背景画像等が表示される。表示装置41の表示画面においては、識別情報として割り当てられた複数の特別図柄が変動表示(可変表示)されて、特図変動表示ゲームに対応した飾り特図変動表示ゲームが行われる。また、表示画面には遊技の進行に基づく演出のための画像(例えば、大当たり表示画像、ファンファーレ表示画像、エンディング表示画像等)が表示される。
The
遊技領域32のセンターケース40の左側には、普通図柄始動ゲート(普図始動ゲート)34が設けられている。センターケース40の左下側には、三つの一般入賞口35が配置され、センターケース40の右下側には、一つの一般入賞口35が配置されている。
これら一般入賞口35、…には、各一般入賞口35に入った遊技球を検出するための入賞口スイッチ35a〜35n(図3参照)が配設されている。
On the left side of the
In each of the general winning
また、センターケース40の下方には、特図変動表示ゲームの開始条件を与える始動入
賞口36が設けられ、その直下には上部に逆「ハ」の字状に開いて遊技球が流入し易い状態に変換する一対の可動部材37b、37bを備えるとともに内部に第2始動入賞口を有する普通変動入賞装置(普電)37が配設されている。
Also, below the
普通変動入賞装置37の一対の開閉部材37b,37bは、常時は遊技球の直径程度の間隔をおいた閉じた閉状態(遊技者にとって不利な状態)を保持している。ただし、普通変動入賞装置37の上方には、始動入賞口36が設けられているので、閉じた状態では遊技球が入賞できないようになっている。
そして、普図変動表示ゲームの結果が所定の停止表示態様となった場合には、駆動装置としての普電ソレノイド37c(図3参照)によって、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置37に遊技球が流入し易い開状態(遊技者にとって有利な状態)に変化させられるようになっている。
The pair of opening / closing
When the result of the normal variation display game becomes a predetermined stop display mode, it is opened in a reverse “C” shape by a general
さらに、普通変動入賞装置37の下方には、特図変動表示ゲームの結果によって遊技球を受け入れない状態と受け入れ易い状態とに変換可能な特別変動入賞装置(大入賞口)38が配設されている。
Further, a special variable winning device (large winning mouth) 38 that can be converted into a state where a game ball is not accepted and a state where it is easy to accept depending on the result of the special figure changing display game is arranged below the normal
特別変動入賞装置38は、上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっているアタッカ形式の開閉扉38cを有しており、補助遊技としての特図変動表示ゲームの結果如何によって大入賞口を閉じた状態(遊技者にとって不利な閉塞状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変換する。
即ち、特別変動入賞装置38は、例えば、駆動装置としての大入賞口ソレノイド38b(図3参照)により駆動される開閉扉38cによって開閉される大入賞口を備え、特別遊技状態中は、大入賞口を閉じた状態から開いた状態に変換することにより大入賞口内への遊技球の流入を容易にさせ、遊技者に所定の遊技価値(賞球)を付与するようになっている。
The special
That is, the special variable winning
なお、大入賞口の内部(入賞領域)には、当該大入賞口に入った遊技球を検出する検出手段としてのカウントスイッチ38a(図3参照)が配設されている。
特別変動入賞装置38の下方には、入賞口などに入賞しなかった遊技球を回収するアウト口39が設けられている。
In addition, a
Below the special variable winning
また、遊技領域32の外側(例えば、遊技盤30の上部)には、特図変動表示ゲームをなす第1特図変動表示ゲームや第2特図変動表示ゲーム及び普図始動ゲート34への入賞をトリガとする普図変動表示ゲームを一箇所で実行する一括表示装置50が設けられている。
Also, outside the game area 32 (for example, at the top of the game board 30), the first special figure fluctuation display game and the second special figure fluctuation display game that form the special figure fluctuation display game, and the winning for the normal
一括表示装置50は、7セグメント型の表示器(LEDランプ)等で構成された第1特図変動表示ゲーム用の第1特図変動表示部(特図1表示器)及び第2特図変動表示ゲーム用の第2特図変動表示部(特図2表示器)と、普図変動表示ゲーム用の変動表示部(普図表示器)と、同じくLEDランプで構成された各変動表示ゲームの始動記憶数報知用の記憶表示部を備える。また、一括表示装置50には、遊技状態を報知する表示部、エラーを表示するエラー表示部、大当り時のラウンド数(特別変動入賞装置38の開閉回数)を表示するラウンド表示部が設けられている。
The
特図1表示器と特図2表示器における特図変動表示ゲームは、例えば変動表示ゲームの実行中、即ち、表示装置41において飾り特図変動表示ゲームを行っている間は、中央のセグメントを点滅駆動させて変動中であることを表示する。そして、ゲームの結果が「はずれ」のときは、はずれの結果態様として例えば中央のセグメントを点灯状態にし、ゲームの結果が「当り」のときは、当りの結果態様(特別結果態様)としてはずれの結果態様
以外の結果態様(例えば「3」や「7」の数字等)を点灯状態にしてゲーム結果を表示する。
The special figure fluctuation display game in the special figure 1 display and the special figure 2 display is, for example, while the fluctuation display game is being executed, that is, while the decoration special figure fluctuation display game is being performed on the
本実施形態の遊技機10では、図示しない発射装置から遊技領域32に向けて遊技球(パチンコ球)が打ち出されることによって遊技が行われる。打ち出された遊技球は、遊技領域32内の各所に配置された障害釘や風車等の方向転換部材によって転動方向を変えながら遊技領域32を流下し、普図始動ゲート34、一般入賞口35、始動入賞口36、普通変動入賞装置37又は特別変動入賞装置38に入賞するか、遊技領域32の最下部に設けられたアウト口39へ流入し遊技領域から排出される。そして、一般入賞口35、始動入賞口36、普通変動入賞装置37又は特別変動入賞装置38に遊技球が入賞すると、入賞した入賞口の種類に応じた数の賞球が、払出制御装置200によって制御される払出ユニットから、前面枠12の上皿21又は下皿23に排出される。
In the
一方、普図始動ゲート34内には、該普図始動ゲート34を通過した遊技球を検出するための非接触型のスイッチなどからなるゲートスイッチ34a(図3参照)が設けられており、遊技領域32内に打ち込まれた遊技球が普図始動ゲート34内を通過すると、ゲートスイッチ34aにより検出されて普図変動表示ゲームが行われる。
また、普図変動表示ゲームを開始できない状態、例えば、既に普図変動表示ゲームが行われ、その普図変動表示ゲームが終了していない状態や、普図変動表示ゲームが当って普通変動入賞装置37が開状態に変換されている場合に、普図始動ゲート34を遊技球が通過すると、普図始動記憶数の上限数未満でならば、普図始動記憶数が加算(+1)されて普図始動記憶が1つ記憶されることとなる。この普図始動入賞の記憶数は、一括表示装置50の始動入賞数報知用の記憶表示部56に表示される。
On the other hand, a
In addition, the normal variation display game cannot be started, for example, the normal variation display game has already been played and the normal variation display game has not been completed, When 37 is converted to the open state and the game ball passes through the general figure start
また、普図始動記憶には、普図変動表示ゲームの当りはずれを決定するための当り判定用乱数値が記憶されるようになっていて、この当り判定用乱数値が判定値と一致した場合に、当該普図変動表示ゲームが当りとなって特定の結果態様(特定結果)が導出されることとなる。
普図変動表示ゲームは、一括表示装置50に設けられた変動表示部(普図表示器)で実行されるようになっている。普この図表示器は、普通識別情報(普図、普通図柄)として点灯状態の場合に当たりを示し、消灯状態の場合にはずれを示すLEDから構成され、このLEDを点滅表示することで普通識別情報の変動表示を行い、所定の変動表示時間の経過後、LEDを点灯又は消灯することで結果を表示するようになっている。
In addition, in the normal chart start memory, a random number value for hit determination for determining a hit error of the normal figure fluctuation display game is stored, and when the random number value for hit determination coincides with the determination value In addition, a specific result mode (specific result) is derived by hitting the common map fluctuation display game.
The usual map variation display game is executed by a variation display unit (common diagram display) provided in the
なお、普通識別情報として例えば数字、記号、キャラクタ図柄などを用い、これを所定時間変動表示させた後、停止表示させることにより行うように構成しても良い。この普図変動表示ゲームの停止表示が特定結果となれば、普図の当りとなって、普通変動入賞装置37の一対の可動部材37bが所定時間(例えば、0.3秒間)開放される開状態となる。これにより、普通変動入賞装置37の内部の第2始動入賞口へ遊技球が入賞し易くなり、第2特図変動表示ゲームが実行される回数が多くなる。
Note that, for example, numbers, symbols, character designs, and the like may be used as the normal identification information, which is displayed by variably displaying for a predetermined time and then stopped. If the stop display of the usual figure change display game is a specific result, the pair of
普図始動ゲート34への通過検出時に抽出した普図乱数値が当たり値であるときには、普図表示器53に表示される普通図柄が当たり状態で停止し、当たり状態となる。このとき、普通変動入賞装置37は、内蔵されている普電ソレノイド37c(図3参照)が駆動されることにより、可動部材37bが所定の時間(例えば、0.3秒間)だけ開放する状態に変換され、遊技球の入賞が許容される。
When the random number value extracted at the time of detection of the passage to the general chart start
始動入賞口36への入賞球及び普通変動入賞装置37への入賞球は、それぞれは内部に設けられた始動口1スイッチ36aと始動口2スイッチ37aによって検出される。始動入賞口36へ入賞した遊技球は第1特図変動表示ゲームの始動入賞球として検出され、所 定の上限数(例えば、4個)を限度に記憶されるとともに、普通変動入賞装置37へ入賞した遊技球は第2特図変動表示ゲームの始動入賞球として検出され、所定の上限数(例えば、4個)を限度に記憶される。
The winning ball to the
また、この始動入賞球の検出時にそれぞれ大当り乱数値や大当り図柄乱数値、並びに各変動パターン乱数値が抽出され、抽出された乱数値は、遊技制御装置100(図3参照)内の特図記憶領域(RAMの一部)に特図始動記憶として各々所定回数(例えば、最大で4回分)を限度に記憶される。そして、この特図始動記憶の記憶数は、一括表示装置50の始動入賞数報知用の記憶表示部に表示されるとともに、センターケース40の表示装置41においても表示される。
In addition, when the starting winning ball is detected, a big hit random number value, a big hit symbol random number value, and each variation pattern random number value are extracted, and the extracted random number value is stored in a special figure memory in the game control device 100 (see FIG. 3). Each area (a part of the RAM) is stored as a special figure start memory for a predetermined number of times (for example, a maximum of four times). The number stored in the special chart start memory is displayed on the memory display section for notifying the start winning number of the
遊技制御装置100は、始動入賞口36若しくは普通変動入賞装置37への入賞、又はそれらの始動記憶に基づいて、一括表示装置50に設けられた特図1表示器または特図2表示器(変動表示装置)で第1または第2特図変動表示ゲームを行う。
第1特図変動表示ゲーム及び第2特図変動表示ゲームは、複数の特別図柄(特図、識別情報)を変動表示したのち、所定の結果態様を停止表示することで行われる。また、表示装置41にて各特図変動表示ゲームに対応して複数種類の識別情報(例えば、数字、記号、キャラクタ図柄など)を変動表示させる飾り特図変動表示ゲームが実行されるようになっている。
そして、特図変動表示ゲームの結果として、特図1表示器若しくは特図2表示器の表示態様が特別結果態様となった場合には、大当りとなって特別遊技状態(いわゆる、大当り状態)となる。また、これに対応して表示装置41の表示態様も特別結果態様となる。
The
The first special figure fluctuation display game and the second special figure fluctuation display game are performed by variably displaying a plurality of special symbols (special figures, identification information) and then stopping and displaying a predetermined result form. In addition, a decorative special figure fluctuation display game for displaying a plurality of types of identification information (for example, numbers, symbols, character designs, etc.) corresponding to each special figure fluctuation display game on the
As a result of the special figure variation display game, when the display form of the special figure 1 display or the special figure 2 display becomes a special result form, it becomes a big hit and a special game state (so-called big hit state). Become. Correspondingly, the display mode of the
表示装置41における飾り特図変動表示ゲームは、例えば前述した数字等で構成される飾り特別図柄(識別情報)が左(第一特別図柄)、右(第二特別図柄)、中(第三特別図柄)の順に変動表示を開始して、所定時間後に変動している図柄を順次停止させて、特図変動表示ゲームの結果を表示することで行われる。また、表示装置41では、特図始動記憶数に対応する飾り特別図柄による変動表示ゲームを行うとともに、興趣向上のためにキャラクタの出現など多様な演出表示が行われる。
In the decorative special symbol variation display game on the
なお、特図1表示器、特図2表示器は、別々の表示器でも良いし同一の表示器でも良いが、各々独立して、また、同時には実行しないように各特図変動表示ゲームが表示される。また、表示装置41も、第1特図変動表示ゲームと第2特図変動表示ゲームで別々の表示装置や別々の表示領域を使用するとしても良いし、同一の表示装置や表示領域を使用するとしても良いが、各々独立して、また、同時には実行しないように飾り特図変動表示ゲームが表示される。また、遊技機10に特図1表示器、特図2表示器を備えずに、表示装置41のみで特図変動表示ゲームを実行するようにしても良い。
Note that the special figure 1 display and the special figure 2 display may be separate displays or the same display, but each special figure variation display game is not to be executed independently or simultaneously. Is displayed. In addition, the
また、第2特図変動表示ゲームは、第1特図変動表示ゲームよりも優先して実行されるようになっている。即ち、第1特図変動表示ゲームと第2特図変動表示ゲームの始動記憶がある場合であって、特図変動表示ゲームの実行が可能となった場合は、第2特図変動表示ゲームが実行されるようになっている。
また、第1特図変動表示ゲーム(第2特図変動表示ゲーム)が開始可能な状態で、且つ、始動記憶数が0の状態で、始動入賞口36(若しくは、普通変動入賞装置37)に遊技球が入賞すると、始動権利の発生に伴って始動記憶が記憶されて、始動記憶数が1加算されるととともに、直ちに始動記憶に基づいて、第1特図変動表示ゲーム(第2特図変動表示ゲーム)が開始され、この際に始動記憶数が1減算される。
Further, the second special figure variation display game is executed with priority over the first special figure variation display game. That is, if there is a start memory of the first special figure fluctuation display game and the second special figure fluctuation display game, and the execution of the special figure fluctuation display game becomes possible, the second special figure fluctuation display game is It is supposed to be executed.
In addition, in the state where the first special figure fluctuation display game (second special figure fluctuation display game) can be started and the number of start memories is zero, the start winning opening 36 (or the normal fluctuation prize winning device 37) is entered. When the game ball wins, the start memory is stored as the start right is generated, the start memory number is incremented by 1, and the first special figure variation display game (second special figure) is immediately added based on the start memory. (Variable display game) is started, and at this time, the start memory number is decremented by one.
一方、第1特図変動表示ゲーム(第2特図変動表示ゲーム)が直ちに開始できない状態、例えば、既に第1若しくは第2特図変動表示ゲームが行われ、その特図変動表示ゲーム が終了していない状態や、特別遊技状態となっている場合に、始動入賞口36(若しくは、普通変動入賞装置37)に遊技球が入賞すると、始動記憶数が上限数未満ならば、始動記憶数が1加算されて始動記憶が1つ記憶されることになる。そして、始動記憶数が1以上となった状態で、第1特図変動表示ゲーム(第2特図変動表示ゲーム)が開始可能な状態(前回の特図変動表示ゲームの終了若しくは特別遊技状態の終了)となると、始動記憶数が1減算されるとともに、記憶された始動記憶に基づいて第1特図変動表示ゲーム(第2特図変動表示ゲーム)が開始される。
なお、以下の説明において、第1特図変動表示ゲームと第2特図変動表示ゲームを区別しない場合は、単に特図変動表示ゲームと称する。
On the other hand, a state in which the first special figure fluctuation display game (second special figure fluctuation display game) cannot be started immediately, for example, the first or second special figure fluctuation display game has already been performed, and the special figure fluctuation display game has ended. If the game ball is won in the start winning opening 36 (or the normal variable prize winning device 37) in a state that is not in the special game state or in the special game state, the start memory number is 1 if the start memory number is less than the upper limit number. By adding, one start memory is stored. Then, in a state where the starting memory number becomes 1 or more, a state in which the first special figure fluctuation display game (second special figure fluctuation display game) can be started (the end of the previous special figure fluctuation display game or the special game state) (End), the start memory number is decremented by 1, and the first special figure fluctuation display game (second special figure fluctuation display game) is started based on the stored start memory.
In the following description, when the first special figure fluctuation display game and the second special figure fluctuation display game are not distinguished, they are simply referred to as a special figure fluctuation display game.
なお、特に限定されるわけではないが、上記始動入賞口36内の始動口1スイッチ36a、普通変動入賞装置37内の始動口2スイッチ37a、ゲートスイッチ34a、一般入賞口スイッチ35a〜35n、カウントスイッチ38aには、磁気検出用のコイルを備え該コイルに金属が近接すると磁界が変化する現象を利用して遊技球を検出する非接触型の磁気近接センサ(以下、近接スイッチと称する)が使用されている。遊技機10のガラス枠15等に設けられた前枠開放検出スイッチ63や前面枠(遊技枠)12等に設けられた遊技枠開放検出スイッチ64には、機械的な接点を有するマイクロスイッチを用いることができる。
Although not particularly limited, the starting
図3は、本実施形態のパチンコ遊技機10の制御システムのブロック図である。
遊技機10は遊技制御装置100を備え、遊技制御装置100は、遊技を統括的に制御する主制御装置(主基板)であって、遊技用マイクロコンピュータ(以下、遊技用マイコンと称する)111を有するCPU部110と、入力ポートを有する入力部120と、出力ポートやドライバなどを有する出力部130、CPU部110と入力部120と出力部130との間を接続するデータバス140などからなる。
FIG. 3 is a block diagram of the control system of the
The
上記CPU部110は、アミューズメントチップ(IC)と呼ばれる遊技用マイコン(CPU)111と、入力部120内の近接スイッチ用のインタフェースチップ(近接I/F)121からの信号(始動入賞検出信号)を論理反転して遊技用マイコン111に入力させるインバータなどからなる反転回路112と、水晶振動子のような発振子を備え、CPUの動作クロックやタイマ割込み、乱数生成回路の基準となるクロックを生成する発振回路(水晶発振器)113などを有する。遊技制御装置100及び該遊技制御装置100によって駆動されるソレノイドやモータなどの電子部品には、電源装置400で生成されたDC32V,DC12V,DC5Vなど所定のレベルの直流電圧が供給されて動作可能にされる。
The
電源装置400は、24Vの交流電源から上記DC32Vの直流電圧を生成するAC−DCコンバータやDC32Vの電圧からDC12V,DC5Vなどのより低いレベルの直流電圧を生成するDC−DCコンバータなどを有する通常電源部410と、遊技用マイコン111の内部のRAMに対して停電時に電源電圧を供給するバックアップ電源部420と、停電監視回路や初期化スイッチを有し遊技制御装置100に停電の発生、回復を知らせる停電監視信号や初期化スイッチ信号、リセット信号などの制御信号を生成して出力する制御信号生成部430などを備える。
The
この実施形態では、電源装置400は、遊技制御装置100と別個に構成されているが、バックアップ電源部420及び制御信号生成部430は、別個の基板上あるいは遊技制御装置100と一体、即ち、主基板上に設けるように構成してもよい。遊技盤30及び遊技制御装置100は機種変更の際に交換の対象となるので、実施例のように、電源装置400若しくは主基板とは別の基板にバックアップ電源部420及び制御信号生成部430を設けることにより、交換の対象から外しコストダウンを図ることができる。
In this embodiment, the
上記バックアップ電源部420は、電解コンデンサのような大容量のコンデンサ1つで構成することができる。バックアップ電源は、遊技制御装置100の遊技用マイコン111(特に内蔵RAM)に供給され、停電中あるいは電源遮断後もRAMに記憶されたデータが保持されるようになっている。制御信号生成部430は、例えば通常電源部410で生成された32Vの電圧を監視してそれが例えば17V以下に下がると停電発生を検出して停電監視信号を変化させるとともに、所定時間後にリセット信号を出力する。また、電源投入時や停電回復時にもその時点から所定時間経過後にリセット信号を出力する。
The backup
初期化スイッチ信号は初期化スイッチがオン状態にされたときに生成される信号で、遊技用マイコン111内のRAM111C及び払出制御装置200内のRAMに記憶されている情報を強制的に初期化する。特に限定されるわけではないが初期化スイッチ信号は電源投入時に読み込まれ、停電監視信号は遊技用マイコン111が実行するメインプログラムのメインループの中で繰り返し読み込まれる。リセット信号は強制割込み信号の一種であり、制御システム全体をリセットさせる。
The initialization switch signal is a signal generated when the initialization switch is turned on, and forcibly initializes information stored in the
遊技用マイコン111は、遊技を統括的に制御する制御手段を構成している。具体的には、遊技用マイコン111は、CPU(中央処理ユニット:マイクロプロセッサ)111A、読出し専用のROM(リードオンリメモリ)111B及び随時読出し書込み可能なRAM(ランダムアクセスメモリ)111Cを備える。
The
ROM111Bは、遊技制御のための不変の情報(プログラム、固定データ、各種乱数の判定値等)を不揮発的に記憶し、RAM111Cは、遊技制御時にCPU111Aの作業領域や各種信号や乱数値の記憶領域として利用される。ROM111B又はRAM111Cとして、EEPROMのような電気的に書換え可能な不揮発性メモリを用いてもよい。
The
また、ROM111Bは、例えば、特図変動表示ゲームの実行時間、演出内容、リーチ状態の発生の有無などを規定する変動パターンを決定するための変動パターンテーブルを記憶している。
変動パターンテーブルとは、始動記憶として記憶されている変動パターン乱数1〜3をCPU111Aが参照して変動パターンを決定するためのテーブルである。また、変動パターンテーブルには、結果がはずれとなる場合に選択されるはずれ変動パターンテーブル、結果が15R当りや2R当りとなる場合に選択される大当り変動パターンテーブル等が含まれる。さらに、これらのパターンテーブルには、後半変動パターンテーブル、前半変動パターンテーブルが含まれている。
In addition, the
The variation pattern table is a table for the
また、リーチ(リーチ状態)とは、表示状態が変化可能な表示装置を有し、該表示装置が時期を異ならせて複数の表示結果を導出表示し、該複数の表示結果が予め定められた特別結果態様となった場合に、遊技状態が遊技者にとって有利な遊技状態(特別遊技状態)となる遊技機10において、複数の表示結果の一部がまだ導出表示されていない段階で、既に導出表示されている表示結果が特別結果態様となる条件を満たしている表示状態をいう。また、別の表現をすれば、リーチ状態とは、表示装置の変動表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点でも、特別結果態様となる表示条件からはずれていない表示態様をいう。そして、例えば、特別結果態様が揃った状態を維持しながら複数の変動表示領域による変動表示を行う状態(いわゆる全回転リーチ)もリーチ状態に含まれる。また、リーチ状態とは、表示装置の表示制御が進行して表示結果が導出表示される前段階にまで達した時点での表示状態であって、表示結果が導出表示される以前に決定されている複数の変動表示領域の表示結果の少なくとも一部が特別結果態様となる条件を満たしている場合の表示状態をいう。
Reach (reach state) has a display device whose display state can change, and the display device derives and displays a plurality of display results at different times, and the plurality of display results are predetermined. In the
よって、例えば、特図変動表示ゲームに対応して表示装置に表示される飾り特図変動表示ゲームが、表示装置における左、中、右の変動表示領域の各々で所定時間複数の識別情報を変動表示した後、左、右、中の順で変動表示を停止して結果態様を表示するものである場合、左、右の変動表示領域で、特別結果態様となる条件を満たした状態(例えば、同一の識別情報)で変動表示が停止した状態がリーチ状態となる。またこの他に、すべての変動表示領域の変動表示を一旦停止した時点で、左、中、右のうち何れか二つの変動表示領域で特別結果態様となる条件を満たした状態(例えば、同一の識別情報となった状態、ただし特別結果態様は除く)をリーチ状態とし、このリーチ状態から残りの一つの変動表示領域を変動表示するようにしても良い。 Thus, for example, a decorative special figure fluctuation display game displayed on a display device corresponding to a special figure fluctuation display game fluctuates a plurality of identification information for a predetermined time in each of the left, middle, and right fluctuation display areas on the display device. After displaying, when the display of the result mode is stopped in the order of left, right, and middle, the condition that becomes the special result mode is satisfied in the left and right variable display areas (for example, The state in which the variable display is stopped with the same identification information) is the reach state. In addition to this, when the variable display of all the variable display areas is temporarily stopped, the condition that the special result mode is satisfied in any two of the left, middle, and right variable display areas (for example, the same The state in which the identification information is obtained (except for the special result mode) may be set as the reach state, and the remaining one variable display area may be variably displayed from the reach state.
そして、このリーチ状態には複数のリーチ演出が含まれ、特別結果態様が導出される可能性が異なる(信頼度が異なる)リーチ演出として、ノーマルリーチ、スペシャル1リーチ、スペシャル2リーチ、スペシャル3リーチ、プレミアリーチ等が設定されている。なお、信頼度は、リーチなし<ノーマルリーチ<スペシャル1リーチ<スペシャル2リーチ<スペシャル3リーチ<プレミアリーチの順に高くなるようになっている。また、このリーチ状態は、少なくとも特図変動表示ゲームで特別結果態様が導出される場合(大当りとなる場合)における変動表示態様に含まれるようになっている。即ち、特図変動表示ゲームで特別結果態様が導出されないと判定すると(はずれとなる場合)における変動表示態様に含まれることもある。よって、リーチ状態が発生した状態は、リーチ状態が発生しない場合に比べて大当りとなる可能性の高い状態である。
ここで、CPU111Aは、始動記憶手段としてのRAM111Cに記憶された始動記憶に基づく特図変動表示ゲームにおいてリーチ状態を発生可能なリーチ状態発生手段をなす。
And this reach state includes a plurality of reach productions, and the possibility of deriving a special result mode is different (reliability is different). Premier reach is set. The reliability increases in the order of no reach <normal reach <special 1 reach <special 2 reach <special 3 reach <premier reach. In addition, this reach state is included in a variable display mode at least in a case where a special result mode is derived in a special figure variable display game (when a big hit is achieved). That is, when it is determined that the special result mode is not derived in the special figure variable display game (when it is out of date), it may be included in the variable display mode. Therefore, the state in which the reach state has occurred is a state that is more likely to be a big hit than the case in which the reach state does not occur.
Here, the
CPU111Aは、ROM111B内の遊技制御用プログラムを実行して、払出制御装置200や演出制御装置300に対する制御信号(コマンド)を生成したりソレノイドや表示装置の駆動信号を生成して出力して遊技機10全体の制御を行う。
また、図示しないが、遊技用マイコン111は、特図変動表示ゲームの大当り判定用乱数や大当りの図柄を決定するための大当り図柄用乱数、特図変動表示ゲームでの変動パターン(各種リーチやリーチ無しの変動表示における変動表示ゲームの実行時間等を含む)を決定するための変動パターン乱数、普図変動表示ゲームの当たり判定用乱数等を生成するための乱数生成回路と、発振回路113からの発振信号(原クロック信号)に基づいてCPU111Aに対する所定周期(例えば、4ミリ秒)のタイマ割込み信号や乱数生成回路の更新タイミングを与えるクロックを生成するクロックジェネレータを備えている。
The
Although not shown, the
また、CPU111Aは、後述する特図ゲーム処理における始動口スイッチ監視処理(ステップA1)や特図普段処理(ステップA9)にて、ROM111Bに記憶されている複数の変動パターンテーブルの中から、何れか一の変動パターンテーブルを取得する。具体的には、CPU111Aは、特図変動表示ゲームの遊技結果(大当り或いははずれ)や、現在の遊技状態としての特図変動表示ゲームの確率状態(通常確率状態或いは高確率状態)、現在の遊技状態としての普通変動入賞装置37の動作状態(通常動作状態或いは時短動作状態)、始動記憶数などに基づいて、複数の変動パターンテーブルの中から、何れか一の変動パターンテーブルを選択して取得する。
In addition, the
払出制御装置200は、図示しないが、CPU、ROM、RAM、入力インタフェース、出力インタフェース等を備え、遊技制御装置100からの賞球払出し指令(コマンドやデータ)に従って、払出ユニットの払出モータを駆動させ、賞球を払い出させるための制御を行う。また、払出制御装置200は、カードユニットからの貸球要求信号に基づいて払出ユニットの払出モータを駆動させ、貸球を払い出させるための制御を行う。
Although not shown, the
遊技用マイコン111の入力部120には、始動入賞口36内の始動口1スイッチ36a、普通変動入賞装置37内の始動口2スイッチ37a、普図始動ゲート34内のゲートスイッチ34a、一般入賞口スイッチ35a〜35n、カウントスイッチ38aに接続され、これらのスイッチから供給されるハイレベルが11Vでロウレベルが7Vのような負論理の信号が入力され、0V−5Vの正論理の信号に変換するインタフェースチップ(近接I/F)121が設けられている。近接I/F121は、入力の範囲が7V−11Vとされることで、近接スイッチのリード線が不正にショートされたり、スイッチがコネクタから外されたり、リード線が切断されてフローティングになったような異常な状態を検出することができ、異常検知信号を出力するように構成されている。
The
近接I/F121の出力はすべて第2入力ポート122へ供給されデータバス140を介して遊技用マイコン111に読み込まれるとともに、主基板100から中継基板70を介して図示しない試射試験装置へ供給されるようになっている。また、近接I/F121の出力のうち始動口1スイッチ36aと始動口2スイッチ37aの検出信号は、第2入力ポート122の他、反転回路112を介して遊技用マイコン111へ入力されるように構成されている。反転回路112を設けているのは、遊技用マイコン111の信号入力端子が、マイクロスイッチなどからの信号が入力されることを想定し、かつ負論理、即ち、ロウレベル(0V)を有効レベルとして検知するように設計されているためである。
All the outputs of the proximity I /
従って、始動口1スイッチ36aと始動口2スイッチ37aとしてマイクロスイッチを使用する場合には、反転回路112を設けずに直接遊技用マイコン111へ検出信号を入力させるように構成することができる。つまり、始動口1スイッチ36aと始動口2スイッチ37aからの負論理の信号を直接遊技用マイコン111へ入力させたい場合には、近接スイッチを使用することはできない。上記のように近接I/F121は、信号のレベル変換機能を有する。このようなレベル変換機能を可能にするため、近接I/F121には、電源装置400から通常のICの動作に必要な例えば5Vのような電圧の他に、12Vの電圧が供給されるようになっている。
Therefore, when a micro switch is used as the
また、入力部120には、遊技機10の前面枠12等に設けられた不正検出用の磁気センサスイッチ61及び振動センサスイッチ62からの信号及び上記近接I/F121により変換された始動入賞口36内の始動口1スイッチ36a、普通変動入賞装置37内の始動口2スイッチ37a、ゲートスイッチ34a、一般入賞口スイッチ35a〜35n、カウントスイッチ38aからの信号を取り込んでデータバス140を介して遊技用マイコン111に供給する第2入力ポート122が設けられている。第2入力ポート122が保持しているデータは、遊技用マイコン111が第2入力ポート122に割り当てられているアドレスをデコードすることによってイネーブル信号CE1をアサート(有効レベルに変化)することよって、読み出すことができる。後述の他のポートも同様である。
Further, the
さらに、入力部120には、遊技機10のガラス枠15等に設けられた前枠開放検出スイッチ63及び前面枠(遊技枠)12等に設けられた遊技枠開放検出スイッチ64からの信号及び払出制御装置200からの払出異常を示すステータス信号や払出し前の遊技球の不足を示すシュート球切れスイッチ信号、オーバーフローを示すオーバーフロースイッチ信号を取り込んでデータバス140を介して遊技用マイコン111に供給する第1入力ポート123が設けられている。オーバーフロースイッチ信号は、下皿23に遊技球が所定量以上貯留されていること(満杯になったこと)を検出したときに出力される信号である。
Further, the
また、入力部120には、電源装置400からの停電監視信号や初期化スイッチ信号、リセット信号などの信号を遊技用マイコン111等に入力するためのシュミットトリガ回路124が設けられており、シュミットトリガ回路124はこれらの入力信号からノイズを除去する機能を有する。電源装置400からの信号のうち停電監視信号と初期化スイッチ信号は、一旦第1入力ポート123に入力され、データバス140を介して遊技用マイコン111に取り込まれる。つまり、前述の各種スイッチからの信号と同等の信号として扱われる。遊技用マイコン111に設けられている外部からの信号を受ける端子の数には制約があるためである。
Further, the
一方、シュミットトリガ回路124によりノイズ除去されたリセット信号RSTは、遊技用マイコン111に設けられているリセット端子に直接入力されるとともに、出力部130の各ポートに供給される。また、リセット信号RSTは出力部130を介さずに直接中継基板70に出力することで、試射試験装置へ出力するために中継基板70のポート(図示省略)に保持される試射試験信号をオフするように構成されている。また、リセット信号RSTを中継基板70を介して試射試験装置へ出力可能に構成するようにしてもよい。なお、リセット信号RSTは入力部120の各ポート122,123には供給されない。リセット信号RSTが入る直前に遊技用マイコン111によって出力部130の各ポートに設定されたデータはシステムの誤動作を防止するためリセットする必要があるが、リセット信号RSTが入る直前に入力部120の各ポートから遊技用マイコン111が読み込んだデータは、遊技用マイコン111のリセットによって廃棄されるためである。
On the other hand, the reset signal RST from which noise has been removed by the Schmitt trigger circuit 124 is directly input to a reset terminal provided in the
出力部130は、データバス140に接続され払出制御装置200へ出力する4ビットのデータ信号とデータの有効/無効を示す制御信号(データストローブ信号)及び演出制御装置300へ出力するデータストローブ信号SSTBを生成する第1出力ポート131と、演出制御装置300へ出力する8ビットのデータ信号を生成する第2出力ポート132とを備える。遊技制御装置100から払出制御装置200及び演出制御装置300へは、パラレル通信でデータが送信される。また、出力部130には、演出制御装置300の側から遊技制御装置100へ信号を入力できないようにするため、即ち、片方向通信を担保するために第1出力ポート131からの上記データストローブ信号SSTB及び第2出力ポート132からの8ビットのデータ信号を出力する単方向のバッファ133が設けられている。なお、第1出力ポート131から払出制御装置200へ出力する信号に対してもバッファを設けるようにしてもよい。
The
さらに、出力部130には、データバス140に接続され図示しない認定機関の試射試験装置へ変動表示ゲームの特図図柄情報を知らせるデータや大当りの確率状態を示す信号などを中継基板70を介して出力するバッファ134が実装可能に構成されている。このバッファ134は遊技店に設置される実機(量産販売品)としてのパチンコ遊技機の遊技制御装置(主基板)には実装されない部品である。なお、前記近接I/F121から出力される始動口スイッチなど加工の必要のないスイッチの検出信号は、バッファ134を通さずに中継基板70を介して試射試験装置へ供給される。
In addition, the
一方、磁気センサスイッチ61や振動センサスイッチ62のようにそのままでは試射試験装置へ供給できない検出信号は、一旦遊技用マイコン111に取り込まれて他の信号若しくは情報に加工されて、例えば遊技機が遊技制御できない状態であることを示すエラー信号としてデータバス140からバッファ134、中継基板70を介して試射試験装置へ供給される。なお、中継基板70には、上記バッファ134から出力された信号を取り込んで試射試験装置へ供給するポートや、バッファを介さないスイッチの検出信号の信号線を中継して伝達するコネクタなどが設けられている。中継基板70上のポートには、遊技用マイコン111から出力されるチップイネーブル信号CEも供給され、該信号CEにより選択制御されたポートの信号が試射試験装置へ供給されるようになっている。
On the other hand, detection signals such as the
また、出力部130には、データバス140に接続され特別変動入賞装置38を開成させるソレノイド(大入賞口ソレノイド)38bや普通変動入賞装置37の可動部材37bを開成させるソレノイド(普電ソレノイド)37cの開閉データと、一括表示装置50のLEDのカソード端子が接続されているデジット線のオン/オフデータを出力するための第3出力ポート135、一括表示装置50に表示する内容に応じてLEDのアノード端子が接続されているセグメント線のオン/オフデータを出力するための第4出力ポート136、大当り情報など遊技機10に関する情報を外部情報端子71へ出力するための第5出力ポート137が設けられている。外部情報端子71から出力された遊技機10に関する情報は、例えば遊技店に設置された情報収集端末や遊技場内部管理装置(図示省略)に供給される。
In addition, the
さらに、出力部130には、第3出力ポート135から出力される大入賞口ソレノイド38bの開閉データ信号を受けてソレノイド駆動信号や普電ソレノイド37cの開閉データ信号を受けてソレノイド駆動信号を生成し出力する第1ドライバ(駆動回路)138a、第3出力ポート135から出力される一括表示装置50の電流引き込み側のデジット線のオン/オフ駆動信号を出力する第2ドライバ138b、第4出力ポート136から出力される一括表示装置50の電流供給側のセグメント線のオン/オフ駆動信号を出力する第3ドライバ138c、第5出力ポート137から管理装置等の外部装置へ供給する外部情報信号を外部情報端子71へ出力する第4ドライバ138dが設けられている。
Further, the
上記第1ドライバ138aには、32Vで動作するソレノイドを駆動できるようにするため、電源電圧としてDC32Vが電源装置400から供給される。また、一括表示装置50のセグメント線を駆動する第3ドライバ138cには、DC12Vが供給される。デジット線を駆動する第2ドライバ138bは、表示データに応じたデジット線を電流で引き抜くためのものであるため、電源電圧は12V又は5Vのいずれであってもよい。12Vを出力する第3ドライバ138cによりセグメント線を介してLEDのアノード端子に電流を流し込み、接地電位を出力する第2ドライバ138bによりカソード端子よりセグメント線を介して電流を引き抜くことで、ダイナミック駆動方式で順次選択されたLEDに電源電圧が流れて点灯される。外部情報信号を外部情報端子71へ出力する第4ドライバ138dは、外部情報信号に12Vのレベルを与えるため、DC12Vが供給される。なお、バッファ134や第3出力ポート135、第1ドライバ138a等は、遊技制御装置100の出力部130、即ち、主基板ではなく、中継基板70側に設けるようにしてもよい。
The
さらに、出力部130には、外部の検査装置500へ各遊技機の識別コードやプログラムなどの情報を送信するためのフォトカプラ139が設けられている。フォトカプラ139は、遊技用マイコン111が検査装置500との間でシリアル通信によってデータの送受信を行なえるように双方通信可能に構成されている。なお、かかるデータの送受信は、通常の汎用マイクロプロセッサと同様に遊技用マイコン111が有するシリアル通信端子を利用して行なわれるため、入力ポート122,123のようなポートは設けられていない。
Further, the
次に、遊技制御装置100において行われる遊技制御について説明する。
遊技制御装置100の遊技用マイコン111のCPU111Aでは、普図始動ゲート34に備えられたゲートスイッチ34aからの遊技球の検出信号の入力に基づき、普図の当たり判定用乱数値を抽出してROM111Bに記憶されている判定値と比較し、普図変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。そして、普図表示器53に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する普図変動表示ゲームを表示する処理を行う。この普図変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、普図表示器53に特別の結果態様を表示するとともに、普電ソレノイド37cを動作させ、普通変動入賞装置37の開閉部材37b、37bを所定時間(例えば、0.3秒間)上述のように開放する制御を行う。
なお、普図変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、普図表示器53にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
Next, game control performed in the
The
In addition, when the result of the normal map change display game is out of order, control is performed on the
また、始動入賞口36に備えられた始動口1スイッチ36aからの遊技球の検出信号の入力に基づき始動入賞(始動記憶)を記憶し、この始動記憶に基づき、第1特図変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値を抽出してROM111Bに記憶されている判定値と比較し、第1特図変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。従って、CPU111Aは、乱数値の取得条件検出手段および乱数値取得手段として機能する。
Further, a start winning (starting memory) is stored based on an input of a detection signal of a game ball from a starting
また、普通変動入賞装置37に備えられた始動口2スイッチ37aからの遊技球の検出信号の入力に基づき始動記憶を記憶し、この始動記憶に基づき、第2特図変動表示ゲームの大当たり判定用乱数値を抽出してROM111Bに記憶されている判定値と比較し、第2特図変動表示ゲームの当たり外れを判定する処理を行う。
そして、遊技制御装置100のCPU111Aは、上記の第1特図変動表示ゲームや第2特図変動表示ゲームの判定結果を含む制御信号(演出制御コマンド)を、演出制御装置300に出力する。そして、一括表示装置50の特図1表示器や特図2表示器に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する特図変動表示ゲームを表示する処理を行う。従って、CPU111Aは、乱数値を判定して遊技に係わる決定処理を行う遊技結果決定手段として機能する。
In addition, the start memory is stored based on the input of the detection signal of the game ball from the
Then, the
また、演出制御装置300は、遊技制御装置100からの制御信号に基づき、表示装置41で特図変動表示ゲームに対応した飾り特図変動表示ゲームを表示する処理を行う。
さらに、演出制御装置300では、遊技制御装置100からの制御信号に基づき、スピーカ19a,19bからの音の出力、各種LEDの発光を制御する処理等を行う。
Further, the
Furthermore, in the
そして、遊技制御装置100のCPU111Aは、特図変動表示ゲームの結果が当たりの場合は、特図1表示器や特図2表示器に特別結果態様を表示するとともに、特別遊技状態を発生させる処理を行う。
特別遊技状態を発生させる処理においては、CPU111Aは、例えば、大入賞口ソレノイド38bにより特別変動入賞装置38の開閉扉38cを開放させ、大入賞口内への遊技球の流入を可能とする制御を行う。
Then, when the result of the special figure variation display game is a win, the
In the process of generating the special game state, the
そして、大入賞口に所定個数(例えば、10個)の遊技球が入賞するか、大入賞口の開放から所定時間(例えば、25秒又は1秒)が経過するかの何れかの条件が達成されるまで大入賞口を開放することを1ラウンドとし、これを所定ラウンド回数(例えば、15回又は2回)継続する(繰り返す)制御(サイクル遊技)を行う。
また、特図変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、特図1表示器や特図2表示器にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
Then, a condition that either a predetermined number (for example, 10) of game balls wins the grand prize opening or a predetermined time (for example, 25 seconds or 1 second) elapses from the opening of the big prize opening is achieved. Opening the grand prize opening until one is made is defined as one round, and control (cycle game) is performed to continue (repeat) this for a predetermined number of rounds (for example, 15 times or 2 times).
When the result of the special figure variation display game is out of control, control is performed to display the result form of the deviation on the special figure 1 display or the special figure 2 display.
また、遊技制御装置100は、特図変動表示ゲームの結果態様に基づき、特別遊技状態の終了後に、遊技状態として確変状態を発生可能となっている。
この確変状態は、特図変動表示ゲームにて当り結果となる確率が、通常確率状態に比べて高い状態(高確率状態)である。また、第1特図変動表示ゲーム及び第2特図変動表示ゲームのどちらの特図変動表示ゲームの結果態様に基づき確変状態となっても、第1特図変動表示ゲーム及び第2特図変動表示ゲームの両方が確変状態となる。
In addition, the
This probability variation state is a state (high probability state) in which the probability of a hit result in the special figure variation display game is higher than the normal probability state. In addition, the first special figure variation display game and the second special figure variation display game, regardless of which one of the first special figure variation display game and the second special figure variation display game results in a certain variation state. Both display games are in a probable state.
また、遊技制御装置100は、特図変動表示ゲームの結果態様に基づき、特別遊技状態の終了後に、遊技状態として時短状態を発生可能となっている。
この時短状態においては、普図変動表示ゲーム及び普通変動入賞装置37を時短動作状態とする制御を行う。具体的には、時短状態においては、上述の普図変動表示ゲームの実
行時間が第1の変動表示時間よりも短い第2の変動表示時間となるように制御され(例えば、10秒が1秒)、これにより、単位時間当りの普通変動入賞装置37の開放回数が実質的に多くなるように制御される。また、時短状態においては、普図変動表示ゲームが当り結果となって普通変動入賞装置37が開放される場合に、開放時間が通常状態の第1開放時間よりも長い第2開放時間となるように制御される(例えば、0.3秒が1.7秒)。また、時短状態においては、普図変動表示ゲームの1回の当り結果に対して、普通変動入賞装置37の開放回数が1回の第1開放回数ではなく、2回以上の複数回(例えば、3回)の第2開放回数に設定される。
In addition, the
In this time-short state, control is performed so that the normal-variation display game and the normal
なお、普図変動表示ゲームの実行時間を第2の変動表示時間(例えば、1秒)とする制御と、普通変動入賞装置37の開放態様を開放時間が第2開放時間(例えば、1.7秒)とし、且つ、普図変動表示ゲームの1回の当り結果に対する開放回数が第2開放回数(例えば、3回)とする制御は、何れか一方のみを行っても良いし、両方を行っても良い。また、時短動作状態においては、普図変動表示ゲームの当り結果となる確率が通常動作状態より高くなるように制御してもよい。
これにより、普通変動入賞装置37に遊技球が入賞し易くなり、第2特図変動表示ゲームの始動が容易となる。
なお、確変状態と普図変動表示ゲーム及び普通変動入賞装置37の時短動作状態は、それぞれ独立して発生可能であり、両方を同時に発生することも可能であるし、一方のみを発生させることも可能である。
It should be noted that the execution time of the normal variation display game is set to the second variation display time (for example, 1 second), and the release mode of the normal
As a result, the game ball can easily win the normal
In addition, the time variation operation state of the probability variation state, the normal variation display game, and the normal variation
次に、図4を用いて、図3の遊技機制御システムを構成する遊技用マイコン111の構成について説明する。図4には遊技用マイコン111のブロック構成図が示されている。遊技用マイコン111は、いわゆるアミューズチップ用のIC(以下、遊技用演算処理装置600と称する)として製造され、遊技制御を行う遊技領域部600Aと情報管理を行う情報領域部600Bとに区分することができる。
Next, the configuration of the
このうち遊技領域部600Aは、CPUコア601、ユーザプログラムROM602及びHWパラメータROM603(総称して、ROM)、ユーザワークRAM604及びミラードRAM605(総称して、RAM)、外部バスインタフェース(I/F)606、バス切り換え回路607、乱数生成回路608、クロックジェネレータ609、リセット/割込制御回路610、アドレスデコーダ611、出力制御回路612、ブートブロック613、復号化・ROM書込回路614、並びにバス615などにより構成される。この実施例の遊技用演算処理装置600においては、乱数生成回路608がオンチップの回路として形成されているが、乱数生成回路608はチップ外部に別個のICとして形成されていてもよい。
Among these, the game area unit 600A includes a
CPUコア601は、各種のレジスタ群、演算・論理部(ALU)、命令レジスタ(IR)、デコーダ、プログラムカウンタ(PC)、スタックポインタ(SP)、これらを結ぶデータバス、アドレスバス及び各種制御部をコア内に含み、例えば、Z80アーキテクチャで構成される。CPUコア601(111A)は、ユーザプログラムROM602(111B)に格納されている遊技制御プログラムや演出制御プログラムをロードして実行することによって、遊技機10の制御に必要な各種機能をソフト的に実現する。ユーザプログラムROM602に格納されている制御プログラムは、遊技用演算処理装置600が遊技制御装置100に備わる遊技用マイコン111である場合には、遊技の制御を行う遊技制御プログラムであり、遊技用演算処理装置600が払出制御装置200の遊技用マイコンである場合には、遊技球の払出しを行う球払出装置を制御する払出制御プログラムである。
The
HWパラメータROM603は、正当性確認情報を格納するメモリである。正当性確認情報とは、遊技用演算処理装置600の正当なものであるかのチェックを行うための情報であり、例えば、パチンコ遊技機10の一意な識別子を示す固有ID、メーカコード(パチンコ遊技機の製造メーカ毎に割り振られた固有の製造メーカの一意な識別子)、パチンコ遊技機のランク(1種、2種等)を示すランクコード、製造メーカがパチンコ遊技機の種類に設定する機種コード、検査番号を示す検査コード、電源投入時にRAMをバックアップするか否かを示すRAMバックアップコード、貸出料金設定スイッチによって設定された貸出料金等である。また、HWパラメータROM603には、最初に貸出情報要求を送信した検査装置の一意な識別子である固有IDが一つのみ記憶される。第3者機関又はパチンコ遊技機の製造メーカがユーザプログラムROM602にプログラムを書き込む際に、正当性確認情報がHWパラメータROM603に書き込まれる。
The
遊技用演算処理装置600の正当性のチェックを行う場合、遊技用演算処理装置600の電源立ち上がり時に、遊技用演算処理装置600自身が演算した演算値と、正当性確認情報(すなわち、第3者機関等によって予め設定された結果値)とを比較判定することで、遊技用演算処理装置600が正規のものであるか否かチェックする構成になっている。 When checking the validity of the gaming arithmetic processing device 600, when the gaming arithmetic processing device 600 is powered on, the arithmetic value calculated by the gaming arithmetic processing device 600 itself and the legitimacy confirmation information (ie, third party) It is configured to check whether or not the gaming arithmetic processing device 600 is legitimate by comparing and determining with a result value set in advance by an engine or the like.
ユーザワークRAM604(111C)は、遊技領域部600Aにおけるプログラムに基づく処理を実行する際にワークエリア(作業領域)として用いられるものである。ミラードRAM605は、クロックの立ち下がり時にユーザワークエリアに記憶された情報を複製した情報を記憶する(CPUコアがZ80の場合には、クロックの立ち上がり時に処理を実行するため、同期して動くことがないようにしている。)。
The user work RAM 604 (111C) is used as a work area (work area) when executing processing based on a program in the game area unit 600A. The mirrored
外部バスインタフェース606は、メモリリクエスト信号MREQ、入出力リクエスト信号IORQ、メモリ書込み信号WR、メモリ読み出し信号RD及びモード信号MODEなどのインタフェースをとるものであり、また、バス切り換え回路607は、16ビットのアドレス信号A0〜A15や8ビットのデータ信号D0〜D7のインタフェースをとるものである。例えば、MODE信号を[H]レベルにした状態で、アドレス信号A0〜A15を順次にインクリメントしながら、データ信号D0〜D7を加えると、ユーザプログラムROM602への書き込みモードとなってパチンコ遊技機1の製造メーカ又は第3者機関によるプログラムの書き込みが可能になる。
The
なお、書き込みモードはプログラムの書き込みを可能にするものであり、ブートブロック613に記憶されるブートプログラムを書き込みできるようにするものではない。また、ユーザプログラムROM602へのプログラムの書き込みが終了すると、HWパラメータROM603の所定領域に書込終了コードが記録(例えば、所定のコード若しくは所定ビットを物理的に切断することで記録)されるようになっており、HWパラメータROM603に書込終了コードが記録されている場合には、ユーザプログラムROM602への新たなプログラムの書き込みができないようになっている。
Note that the write mode allows a program to be written, and does not allow a boot program stored in the
乱数生成回路608は、遊技の実行過程において遊技制御に係わる乱数(乱数は、当りの決定や停止時の図柄の決定等に使用)を生成するもので、数学的手法(例えば、合同法あるいはM系列法等)を利用して一様性乱数を生成するほか、カウンタ方式で乱数を生成する機能を有している。なお、遊技用演算処理装置600が払出制御装置200に備わる遊技用マイコン211である場合には、乱数生成回路608はなくてもよい。
The random
クロックジェネレータ609は、内部クロック信号を生成するとともに、生成されたクロック信号をさらに分周して遊技制御に必要なタイミングに係わる信号を発生させる(詳細は図48にて後述)。リセット/割込制御回路(割込み信号発生手段)610は図示しない割込み信号発生回路からのリセット割込み信号RSTを検出してCPUコア601や乱数更新コントローラ608aに知らせる。アドレスデコーダ611は内蔵デバイス及び内蔵コントロール/ステータスレジスタ群のロケーションをメモリマップドI/O方式及びI/OマップドI/O方式によりデコードする。
The
出力制御回路612はアドレスデコーダ611からの信号制御を行って外部端子より8ビットのチップセレクト信号(CS0〜CS7)を外部に出力する。ブートブロック613は、ブートプログラムを記憶し、電源投入時にユーザワークRAM604に記憶された情報を初期化する。
The
復号化・ROM書込回路614は、ユーザプログラムROM602及びHWパラメータROM603への書込みモードの際に使用されるもので、モード信号MODEが[H]レベルになっている間、バス切り換え回路607を介してアドレス信号A0〜A15やデータ信号D0〜D7を取り込み、そのデータ信号D0〜D7に含まれる情報(暗号化されたプログラム及び暗号化された変更後の固有ID)を復号化処理した後、バス615を介してユーザプログラムROM602及びHWパラメータROM603に出力する(書き込む)ものである。バス615はデータバス、アドレスバス及び制御バスを含むものであり、バス615には情報領域部600Bも接続されている。
The decoding /
遊技用演算処理装置600における情報管理を行う情報領域部600Bは、HPGプログラムROM616、IDプロパティメモリ617、バスモニタ回路618、HPGワークRAM619、制御回路620、外部通信制御回路621、バス622、及び遊技領域600Aから延びるバス615の一部を含んで構成される。
The information area 600B for managing information in the game processing device 600 includes an
情報領域部600B内のHPGプログラムROM616は、各種検査動作を行うHPGプログラムが格納される。IDプロパティメモリ617には、検査装置(図示省略)から外部通信制御回路621を介して受信した要求に基づいて、HWパラメータROM603に記憶されている情報を検査装置にすぐに出力できるように、遊技用演算処理装置600の電源投入時(システムリセット時)にHWパラメータに記憶されている情報を複製して記憶する。なお、IDプロパティメモリ617は、遊技領域600A側及び情報領域部600B側の双方よりアクセスが可能な構成になっている。
The
バスモニタ回路618は、情報領域部600B側より遊技領域部600A側のバス615の状態監視及び制御を行う。ここでの制御とは、HWパラメータROM603の内容をIDプロパティメモリ617に複写する際のタイミング制御や、ユーザプログラムROM602に格納されたプログラムを外部に出力する際(遊技領域部600A側のバス615を開放してユーザプログラムROM602からプログラムを読み込んで情報領域部600B側より外部に出力する際)のタイミング制御である。なお、プログラムは、外部通信制御回路621で暗号化されてから出力される。HPGワークRAM619は、情報領域部600Bにおけるプログラムに基づく処理を実行する際にワークエリア(作業領域)として用いられる。
The
制御回路620は情報領域部600B側を制御するもので、バッファメモリを有している。制御回路620は、例えば、バスモニタ回路618を介してCPUコア601の動作を監視し、非動作中に遊技領域部600AのユーザワークRAM604に記憶された内容をミラードRAM605へコピーする。また、検査装置からの要求に応答して情報領域部600BのIDプロパティメモリ617の内容を外部へ転送したり、プログラム要求に応答してバスモニタ回路618を介してユーザプログラムROM602内のプログラムを外部へ転送したりする。制御回路620のメモリは、転送時のタイミング調節のために用いられる。
The
外部通信制御回路621は検査装置との通信を行うもので、例えば、外部からの指令に基づいて遊技用演算処理装置600内に格納されている情報(例えば、固有ID、プログラム、実払出数等)を暗号化した後、外部へ転送する等の処理を行う。遊技用演算処理装置600では、遊技領域部600Aと情報領域部600Bがバスモニタ回路618を介して独立して動作する。すなわち、情報領域部600B側は遊技領域部600AにおけるCPUコア601の作動に関係なく(プログラム実行に関係なく)動作可能である。なお、遊技領域部600A及び情報領域部600Bを夫々構成する各種デバイスは共通の半導体基板上に実装しワンチップ化してパッケージングされる。
The external
次に、遊技用演算処理装置600内に設けられ、当り乱数等の生成に使用される乱数生成回路およびクロックジェネレータについて、詳細に説明する。
図5は、本発明の実施形態の遊技用演算処理装置600における乱数生成回路608の詳細を示すブロック図である。遊技用演算処理装置600には、乱数生成回路608の他、電源装置400内のリセット信号生成回路からのリセット信号RSTを入力とし乱数生成回路608や遊技用演算処理装置600に対する割込み信号を生成するリセット割込み制御回路610、外部の水晶発振回路113から供給される原クロック信号CLKに基づいて遊技用演算処理装置600内で使用する複数のクロック信号を生成するクロックジェネレータ609が設けられている。
Next, a random number generation circuit and a clock generator that are provided in the game processing unit 600 and are used to generate a winning random number and the like will be described in detail.
FIG. 5 is a block diagram showing details of the random
クロックジェネレータ609は、CTC回路609aと分周回路609bとを備えており、分周回路609bは、遊技用演算処理装置600の外部の水晶発振回路113から入力された原クロック信号CLKを分周し、原クロック信号の周期の2倍の周期のクロック信号φ1を生成して乱数生成回路608のコントローラ608aへ供給するとともに、原クロック信号CLKよりも周期の長いクロック信号φ2を生成しCTC回路609aに入力する。CTC(Counter/Timer Circuit)回路609aは、分周回路609bからのク
ロック信号φ2に基づいて、CPU601に対して所定周期(例えば、2ミリ秒)のタイマ割込み信号(CTC1)および乱数コントローラ608aへ供給する乱数更新のトリガを与える信号CTC2を発生する。従って、CTC回路609aから乱数コントローラ608aへ供給される信号CTC2は、乱数値を更新させる更新指令信号とみなせる。なお、CTC回路609aは、発生する信号CTC1,CTC2の周期を自由に設定できるように構成されている。
The
乱数生成回路(乱数生成手段)608は、乱数更新コントローラ608a、第1乱数ブロック608b、第2乱数ブロック608c、第3乱数ブロック608d、第4乱数ブロック608e、第5乱数ブロック608f、第6乱数ブロック608g、及び乱数回路608hにより構成される。このうち、第2乱数ブロック608c〜第6乱数ブロック608gは第1乱数ブロック608bと同様な構成とされ、乱数回路608hは乱数カウンタとワークエリア等CPU111Aが操作不能な回路のみからなる完全ハード乱数回路として構成されている。
そして、この実施例では、例えば第1乱数ブロック608bは大当り乱数(特図)の生成に、第2乱数ブロック608cは当り乱数(普図)の生成に、第3乱数ブロック608dは大当り図柄乱数1の生成に、第4乱数ブロック608eは大当り図柄乱数2の生成に、それぞれ使用される。
The random number generation circuit (random number generation means) 608 includes a random
In this embodiment, for example, the first
乱数更新コントローラ(更新制御手段)608aは、遊技制御の実行過程において遊技価値(例えば、大当り)を付与するか否か等の判定や制御状態を決定するのに用いる乱数の生成のための演算処理を行うもので、一様性乱数を生成する数学的手法(例えば、合同法あるいはM系列法等)を利用して乱数を生成する。また、乱数更新コントローラ608aには、リセット割込み制御回路610からの割込み信号、クロックジェネレータ609を構成する信号発生手段としてのCTC回路609aおよび分周回路609bからの信号(CTC2,φ1)が入力可能となっている。
A random number update controller (update control means) 608a performs arithmetic processing for determining whether or not to give a game value (for example, jackpot) in the process of executing game control, and for generating random numbers used to determine the control state A random number is generated using a mathematical method (for example, a congruent method or an M-sequence method) that generates a uniform random number. Further, the random
なお、特に限定されるものではないが、本実施例の乱数生成回路608は、後述のように、クロックジェネレータ609内のCTC回路609aからの信号CTC2の入力とCPU601による乱数更新トリガレジスタ(608b3)への設定のいずれによっても乱数の更新処理が行なえるように構成されている。従って、信号CTC2の入力とCPU601による乱数更新トリガレジスタ(608b3)の書込みがそれぞれ更新指令となる。また、乱数生成回路608は、後述のように、カウンタ方式すなわちカウンタ値を−1ずつ更新することで乱数を生成するモードと、M系列乱数を生成するモードのいずれかを選択できるように構成されている。
Although not particularly limited, the random
第1乱数ブロック608bは、CTC更新許可レジスタ608b1、タップ設定レジスタ608b2、乱数更新トリガレジスタ608b3、最大値設定レジスタ(範囲情報記憶手段)608b4、スタート値設定レジスタ608b5、一周完了報知レジスタ608b6、乱数カウンタ608b7、ワークエリア608b8、乱数更新中報知レジスタ608b9、乱数更新コントローラ608aによって乱数の更新異常が検出された場合に異常(エラー)の発生をCPU601へ知らせるための更新エラー報知レジスタ608b10、乱数回路リセットレジスタ608b11、乱数カウンタ608b7の周回数を計数する周回カウンタ608b12、分周信号φ1の入力回数を計数する回数カウンタ608b13、電源投入(システムリセット時を含む)ごとに異なる値を発生する初期値用カウンタ608b14、乱数生成回路内のレジスタの更新状態等を示す設定情報記憶手段としてのソフト乱数ステータスレジスタ608b15などにより構成される。
The first
上記更新エラー報知レジスタ608b10は、この実施例では、各乱数ブロック608b〜608g毎に設けられているが、共通の更新異常報知レジスタとしてもよい。そして、その場合、更新異常報知レジスタを6ビットで構成して各ビットを乱数ブロック608b〜608gに対応させて、それぞれのブロックの更新異常を識別可能に記憶させるように構成しても良い。
The update error notification register 608b10 is provided for each
上記レジスタのうち、ワークエリア(更新手段)608b8と初期値用カウンタ608b14は、CPUコア601すなわちユーザプログラムによってアクセスすることが不能なレジスタである。乱数カウンタ608b7は、乱数更新コントローラ608aとユーザプログラムの双方からアクセスすることが可能なレジスタで、タップ設定レジスタ608b2の設定前であれば、ユーザプログラムは乱数更新コントローラ608aによるアクセスの許可を条件にアクセスすることができるようになっている。
Among the above registers, the work area (update means) 608b8 and the initial value counter 608b14 are registers that cannot be accessed by the
なお、第2乱数ブロック608c、第3乱数ブロック608d、及び第4乱数ブロック608eに関しては、第1乱数ブロック608bと同様の構成を有するため説明は省略する。複数の乱数ブロックを備えることにより、遊技制御で使用する複数の乱数を並行して生成することができる。本実施形態においては、特図変動表示ゲームにおいて大当りを発生させるか否かを決定する大当り乱数(特図1、特図2に共通)、特図1および特図2の各変動表示ゲームにおける大当り停止図柄を決定する大当り図柄乱数1,2、普図変動表示ゲームにおいて当りを発生させるか否かを決定する当り乱数を並行して生成するようにしているが、変動パターン決定する変動パターン乱数などを生成するようにしてもよい。
The second
CTC更新許可レジスタ608b1は、乱数カウンタ608b7の更新を許可/不可の何れかに設定するものであり、「許可」に設定されていれば、CTC回路609aからの信号CTC2をトリガにして乱数カウンタ608b7が更新されることとなる。タップ設定レジスタ608b2は、「カウンタモード」の場合において、乱数カウンタ608b7を作動させるものであり、電源投入時は「0」となっており、このとき、乱数カウンタ608b7は作動しないようになっている。そして、タップ設定レジスタ608b2に「0
」以外の値が書き込まれることによって、乱数カウンタ608b7が作動するようになっている。また、「乱数モード」の場合、タップ設定レジスタ608b2に書き込まれた値によって、M系列の漸化式の種類が決定される。従って、タップ設定レジスタ608b2が乱数値の更新を開始するか否かを示す起動情報を記憶する起動情報記憶手段として機能する。
The CTC update permission register 608b1 sets whether or not the update of the random number counter 608b7 is permitted / not permitted. If it is set to “permitted”, the signal CTC2 from the
When a value other than "" is written, the random number counter 608b7 is activated. In the case of the “random number mode”, the type of M-sequence recurrence formula is determined by the value written in the
乱数更新トリガレジスタ608b3は、CPUコア601から直接書込みが可能なレジスタであり、CPUコア601が例えば割込み処理で所定値を書き込むと、乱数更新コントローラ608aがそれを認知して乱数カウンタ608b7を更新するように構成されている。なお、このとき、CTC更新許可レジスタ608b1の設定が「許可」/「不可」の何れの場合でも乱数カウンタ608b7が更新される。従って、乱数更新トリガレジスタ608b3が乱数値の更新を指示する更新指示記憶手段として機能する。
The random number update trigger register 608b3 is a register that can be directly written from the
最大値設定レジスタ608b4は、乱数カウンタ608b7の最大値とモードを設定するものである。最大値は8以上4095以下の値に設定される。また、モードは「乱数モード」か「カウンタモード」の何れかに設定される。そして、設定された最大値をNとした場合、「乱数モード」において乱数カウンタ608b7は1〜Nの範囲で更新され、「カウンタモード」において乱数カウンタ608b7は0〜Nの範囲で更新される。従って、最大値設定レジスタ608b4が乱数生成回路608の更新範囲情報を記憶する範囲情報記憶手段として機能する。本実施形態では、普図当り乱数の最大値は例えば250に設定され、特図大当り図柄乱数1,2の最大値は例えば200に設定される。なお、最大値設定レジスタ608b4は、最大値を設定するのではなく、ビット単位で更新範囲を設定するようにしてもよい。
The maximum value setting register 608b4 sets the maximum value and mode of the random number counter 608b7. The maximum value is set to a value between 8 and 4095. The mode is set to either “random number mode” or “counter mode”. When the set maximum value is N, the random number counter 608b7 is updated in the range of 1 to N in the “random number mode”, and the random number counter 608b7 is updated in the range of 0 to N in the “counter mode”. Therefore, the maximum value setting register 608b4 functions as range information storage means for storing the update range information of the random
スタート値設定レジスタ608b5は、ユーザプログラムによってCPUコア601が乱数カウンタ608b7の更新スタート値(開始値)を設定(格納)するためのものである。乱数カウンタ608b7が所定の周期を1周したときに、乱数更新コントローラ608aによってこのスタート値が乱数カウンタ608b7に設定される。具体的には、例えば、最大値設定レジスタ608b4において設定された最大値Nよりも大きな値をスタート値Sとして設定した場合には、乱数カウンタ608b7が所定の周期を1周したときに最大値Nをスタート値Sで除した際の余り値が乱数カウンタ608b7に設定される。従って、スタート値設定レジスタ608b5が乱数値の開始値を記憶する開始値記憶手段として機能し、乱数更新コントローラ608aが開始値設定手段として機能する。
The start value setting register 608b5 is for the
一周完了報知レジスタ608b6は、乱数カウンタ608b7が所定の周期を1周したことを報知するものであり、CPUコア601がスタート値設定レジスタ608b5にスタート値を設定するとオンに設定され、オンに設定された後、乱数カウンタ608b7が所定の周期を1周してスタート値設定レジスタ608b5のスタート値が乱数カウンタ608b7に再設定されると、一周完了報知レジスタ608b6はオフに設定される。そして、周回カウンタ608b12が、乱数カウンタ608b7の周回数を計数する。
The one-round completion notification register 608b6 notifies that the random number counter 608b7 has made a predetermined cycle once. When the
乱数カウンタ608b7は、12次(12ビット)の乱数列で構成され、タップ設定レジスタ608b2に所定の値が書き込まれるまでは、データを設定して乱数の電源投入時におけるスタート値を変更することができる。故に、乱数カウンタ608b7の範囲は、「乱数モード」であれば1〜4095の間の値を取りうることになり、「カウンタモード」であれば、0〜4095の間の値をとり得ることになる。また、「乱数モード」では、カウンタ値が一周するまで、同じ乱数値が生成されないようになっている。 The random number counter 608b7 is composed of a 12th-order (12-bit) random number sequence, and until a predetermined value is written to the tap setting register 608b2, data can be set and the start value when the random number is turned on can be changed. it can. Therefore, the range of the random number counter 608b7 can take a value between 1 and 4095 in the “random number mode”, and can take a value between 0 and 4095 in the “counter mode”. Become. Further, in the “random number mode”, the same random number value is not generated until the counter value makes one round.
ワークエリア608b8は、バックアップ電源によりバックアップされたRAMもしくは不揮発性のメモリで構成され、乱数カウンタ608b7の更新用バッファおよびバック
アップエリアとして機能するものであり、ワークエリア608b8で乱数の更新がなされ更新された値が乱数カウンタ608b7に格納される。従って、ワークエリア608b8が乱数の更新手段として機能し、乱数カウンタ608b7が乱数値記憶手段として機能する。ワークエリア608b8はCPUからの読込みが不能なレジスタとされ、これにより誤って更新中の不確定な値がCPUに取り込まれるのを防止することができる。また、ワークエリア608b8は複数のエリアに分割されており、そのうちひとつのエリアには停電発生時に停電直前の初期値用カウンタ608b14の値が保持される。以下、このエリアをバックアップエリアと称し、乱数値の入る乱数更新エリアと区別する。
The work area 608b8 is composed of RAM or non-volatile memory backed up by a backup power source, and functions as an update buffer and backup area for the random number counter 608b7. The work area 608b8 is updated by updating random numbers. The stored value is stored in the random number counter 608b7. Accordingly, the work area 608b8 functions as a random number update unit, and the random number counter 608b7 functions as a random value storage unit. The work area 608b8 is a register that cannot be read from the CPU, thereby preventing an indeterminate value being updated from being erroneously taken into the CPU. The work area 608b8 is divided into a plurality of areas, and one of the areas holds the value of the initial value counter 608b14 immediately before the power failure when a power failure occurs. Hereinafter, this area is referred to as a backup area, and is distinguished from a random number update area in which a random value is entered.
ワークエリア608b8の乱数値は、CTC回路609aからの信号CTC2または乱数更新トリガレジスタ608b3の書込みにより乱数の更新が指令されると、最大値設定レジスタ608b4で示される範囲の値となるまで更新され続ける。そして、このワークエリア608b8の値が更新されている間は、「乱数モード」であっても「カウンタモード」であっても、乱数カウンタ608b7には「0」が設定される。従って「乱数モード」の場合には、更新範囲内の数値(1〜N)に属しない「0」が乱数カウンタ608b7に設定されていると、乱数カウンタ608b7が更新中であることが示される。従って、乱数カウンタ608b7の値は、乱数値を更新中であるか否かを示す更新中情報とみなすことができる。また、「カウンタモード」では、ワークエリア608b8の中でダウンカウント方式によりカウント値を更新(−1)する。
When the random number value in the work area 608b8 is instructed to be updated by writing the signal CTC2 from the
乱数更新中報知レジスタ608b9は、乱数が更新中であることを報知するものであり、信号発生手段としてのCTC回路609aや乱数更新トリガレジスタ608b3により乱数カウンタ608b7が更新されている間はオンに設定され、更新中でなければオフに設定される。従って、乱数更新中報知レジスタ608b9が乱数値を更新中であるか否かを示す更新中情報が記憶される更新中情報記憶手段として機能する。
The random number updating notification register 608b9 notifies that the random number is being updated, and is set to ON while the random number counter 608b7 is being updated by the
更新エラー報知レジスタ608b10は、乱数カウンタ608b7の値が更新されなかった場合に、乱数更新コントローラ608aによってエラーを示す値が設定され、CPU601がこのレジスタの値を読み込むことで乱数更新エラーが発生しているか否か知ることができるようになっている。従って、更新エラー報知レジスタ608b10が乱数生成回路608での乱数値の更新に異常が発生したことを示す更新異常情報が記憶される更新異常情報記憶手段として機能する。更新エラーすなわちワークエリア608b8の値が更新されたか否かは乱数更新コントローラ608aによって判定することができる。この実施例では、更新エラー報知レジスタ608b10は、乱数モードとカウンタモードのそれぞれに対応して設けられた更新異常検出処理によって共通のフラグが設定されるように構成されている。ただし、これに限定されず、乱数モードとカウンタモードの更新異常検出処理によって別個のフラグを設定するように構成しても良い。
In the update error notification register 608b10, when the value of the random number counter 608b7 is not updated, a value indicating an error is set by the random
乱数回路リセットレジスタ608b11は、乱数更新エラーが発生した場合に乱数生成回路608を外部からリセットするためのもので、CPU601がこのレジスタに所定の値を書き込むと、乱数更新コントローラ608aはリセット指令があったと判定して回路内部をリセット状態にする。回数カウンタ608b13は、分周信号φ1の入力回数を計数する。
The random number circuit reset register 608b11 is for resetting the random
初期値用カウンタ608b14は、分周回路609bからの分周信号φ1が入力される毎に乱数更新コントローラ608aの割込み処理によって更新(+1)されるようになっており、電源遮断時に初期値用カウンタ608b14の値がワークエリア608b8に格納され、電源投入時(システムリセット時を含む)にその値が復帰されることで電源投入ごとに異なる値を発生する初期値発生回路として機能する。なお、本実施形態においては、原クロック信号CLKを2分周して原クロック信号の周期の2倍の周期のクロック信号
φ1を生成しているが、クロック信号φ1の周期はそれに限定されるものでない。
The initial value counter 608b14 is updated (+1) by the interrupt processing of the random
次に、乱数更新コントローラ608aによる乱数生成回路608内の制御手順について説明する。図6には、乱数更新コントローラによるメイン処理の前半部分のフローチャートが、また、図7には乱数更新コントローラによるメイン処理の後半部分のフローチャートが示されている。このメイン処理は、電源投入及びシステムリセット毎に開始され電源がオンされている間連続して実行されるループ処理であり、乱数更新コントローラ608aによる処理には、このメイン処理のほか、クロックジェネレータ609からの信号φ1、CTC2の入力による割込み処理や電源遮断検出時に実行される緊急割込み処理がある。前述した初期値用カウンタ608b14の値のワークエリア608b8(バックアップエリア)への格納は、電源遮断検出時の緊急割込み処理によって行うようにすることができる。
Next, a control procedure in the random
乱数更新コントローラ608aは、リセット割込み制御回路610によるリセット割込み信号もしくは電源投入時のパワーオンリセット信号に基づき、図6の制御フローを開始し、先ず、ワークエリア608b8に記憶されている値を除いて、他の記憶領域やレジスタに記憶されている値を初期化する(ステップS100)。このとき、周回カウンタ608b12の値を「0」に設定する。また、この初期化処理で、ワークエリア608b8のバックアップエリアに記憶されている初期値用カウンタの値を、初期値用カウンタ608b14に復帰させるようにすることができる。
The random
次に、ワークエリア608b8のバックアップエリアに記憶されている初期値用カウンタの値を乱数カウンタ608b7に取り込む(ステップS101)。続いて、乱数カウンタ608b7のユーザプログラムによる変更を許可し(ステップS102)、タップ設定レジスタ608b2の設定を待つ(ステップS103)。乱数カウンタ608b7の変更が許可され、タップ設定レジスタ608b2に「0」の値が書き込まれることによって、CTC2信号または乱数更新トリガレジスタ608b3への所定値の書込みによる乱数カウンタ608b7の更新が可能とされる。従って、初期値用カウンタ608b14とステップS101とが、電源投入及びシステムリセット毎にランダムな値を生成して前記乱数カウンタの1周目の周回初期値として設定する第1攪拌手段として機能することとなる。 Next, the value of the initial value counter stored in the backup area of the work area 608b8 is taken into the random number counter 608b7 (step S101). Subsequently, the change of the random number counter 608b7 by the user program is permitted (step S102), and the setting of the tap setting register 608b2 is awaited (step S103). The change of the random number counter 608b7 is permitted, and the value “0” is written to the tap setting register 608b2, so that the random number counter 608b7 can be updated by writing a predetermined value to the CTC2 signal or the random number update trigger register 608b3. . Therefore, the initial value counter 608b14 and step S101 function as a first agitation means that generates a random value every time the power is turned on and the system is reset and sets it as the initial rotation value of the first round of the random number counter. Become.
その後、乱数更新コントローラ608aは、乱数カウンタ608b7の変更を禁止し(ステップS104)、このときの乱数カウンタ608b7の値をワークエリア608b8に記憶(ステップS105)し、ユーザーによって設定された乱数カウンタの値を所定の範囲内の値に補正するための乱数カウンタ初期値補正処理(ステップS106)を実行してから、回数カウンタ608b13を「0」に設定する(ステップS107)。なお、乱数カウンタ608b7の変更が禁止されるまでの間は、CPUコア601(図4)によって乱数カウンタ608b7に任意の値を直接書き込むことが可能である。また、乱数カウンタ608b7の変更が禁止されても乱数更新コントローラ608aによる更新はいつでも可能である。
Thereafter, the random
乱数カウンタ初期値補正処理S106では、ワークエリア608b8内の初期値用カウンタの値が最大値設定レジスタ608b4に設定されている最大値よりも大きいか否か判定し、ワークエリア608b8の値が最大値よりも大きい(Yes)と判定すると、ワークエリア608b8内の乱数カウンタの値を最大値以下にする補正を行なう。具体的には、ワークエリア608b8内の乱数カウンタの値を最大値で割った余りを算出して補正した値とする。そして、補正後の値(もしくは最大値よりも小さい場合は補正されていない値)が、ワークエリア608b8のバックアップエリアに格納されている前回の初期値(電源遮断時に格納した初期値用カウンタ608b14の値)と一致しているか否か判定し、一致していない(No)と判定するとスワークエリア608b8の値を乱数カウンタ608b7に格納する。 In the random number counter initial value correction process S106, it is determined whether or not the value of the initial value counter in the work area 608b8 is larger than the maximum value set in the maximum value setting register 608b4, and the value of the work area 608b8 is the maximum value. If it is determined that the value is larger than (Yes), the value of the random number counter in the work area 608b8 is corrected to be equal to or less than the maximum value. Specifically, a value obtained by calculating and correcting a remainder obtained by dividing the value of the random number counter in the work area 608b8 by the maximum value is used. Then, the corrected value (or the uncorrected value if smaller than the maximum value) is the previous initial value stored in the backup area of the work area 608b8 (the initial value counter 608b14 stored at the time of power-off). It is determined whether or not it matches (value), and if it does not match (No), the value of the swork area 608b8 is stored in the random number counter 608b7.
また、補正後の値(もしくは最大値よりも小さい場合は補正されていない値)が、前回の初期値と一致している(Yes)と判定すると、ワークエリア608b8内の初期値用カウンタの値をM系列更新してからワークエリア608b8の値を乱数カウンタ608b7に格納する。これにより、乱数カウンタの値が前回と同じ初期値から更新開始されるのを回避して、遊技者による不正な大当り乱数の取得を防止することができる。
ユーザプログラムによって周期的に更新される乱数カウンタの周回初期値として不適切な値(所定の範囲外の値)が記憶されるおそれがあるが、不適切な値(所定の範囲外の値)が記憶された場合には、上記乱数カウンタ初期値補正処理による補正が行われて、所定の範囲内の値に設定し直され、乱数カウンタの周回の初期値には常に所定の範囲内の適切な値が設定されるので、所定の正しい確率で遊技の決定処理を行うことができる。
If it is determined that the value after correction (or the value not corrected when it is smaller than the maximum value) matches the previous initial value (Yes), the value of the initial value counter in the work area 608b8 is determined. After updating the M series, the value of the work area 608b8 is stored in the random number counter 608b7. As a result, it is possible to prevent the random number counter value from starting to be updated from the same initial value as the previous time and to prevent the player from acquiring an illegal jackpot random number.
Although an inappropriate value (a value outside the predetermined range) may be stored as the cyclic initial value of the random number counter that is periodically updated by the user program, an inappropriate value (a value outside the predetermined range) is stored. When stored, the correction by the initial value correction process of the random number counter is performed, the value is reset to a value within a predetermined range, and the initial value of the circulation of the random number counter is always an appropriate value within the predetermined range. Since the value is set, the game determination process can be performed with a predetermined correct probability.
図6のステップS107で回数カウンタ608b13を「0」に設定した後は、CTC回路609aによるCTC信号(CTC2)が発生(検出)したか否かを判定する(ステップS108)。このCTC回路609aによるCTC信号が発生したか否かの判定(ステップS108)において、CTC回路609aによるCTC信号が発生した場合(Yes)は、CTC使用モードか否か、具体的には、CTC更新許可レジスタ608b1が「許可」に設定されているか否かの判定(ステップS109)を行う。
そして、このCTC使用モードか否かの判定(ステップS109)において、CTC使用モードの場合(Yes)は、ステップS111へ進む。一方、このCTC使用モードか否かの判定(ステップS109)において、CTC使用モードでない場合、すなわち、CTC更新許可レジスタ608b1が「不可」に設定されている場合(No)は、乱数更新トリガレジスタ608b3に所定値が書き込まれているか否かの判定(ステップS110)を行う。
After setting the number counter 608b13 to “0” in step S107 in FIG. 6, it is determined whether or not the CTC signal (CTC2) is generated (detected) by the
In the determination of whether or not the mode is the CTC use mode (step S109), if the mode is the CTC use mode (Yes), the process proceeds to step S111. On the other hand, if it is not in the CTC use mode in the determination of whether or not it is in the CTC use mode (step S109), that is, if the CTC update permission register 608b1 is set to “impossible” (No), the random number update trigger register 608b3 It is determined whether or not a predetermined value is written in (Step S110).
また、CTC回路609aによるCTC信号が発生したか否かの判定(ステップS108)において、CTC回路609aによるCTC信号が発生していない場合(No)は、ステップS109をスキップして、乱数更新トリガレジスタ608b3に所定値が書き込まれているか否かの判定(ステップS110)を行う。この判定(ステップS110)において、乱数更新トリガレジスタ608b3に所定値が書き込まれている場合(Yes)は、ステップS111へ進む。一方、ステップS110の判定において、乱数更新トリガレジスタ608b3に所定値が書き込まれていないと判定した場合(No)は、ステップS108へ戻る。
In the determination of whether or not the CTC signal is generated by the
次に、乱数更新中報知レジスタ608b9をオンに設定(ステップS111)した後、乱数カウンタ608b7の値を「0」に設定(ステップS112)し、分周回路609bからの分周信号φ1の入力を待つ(ステップS113)。それから、最大値設定レジスタ608b4に設定されたモードが「乱数モード」であるか「カウンタモード」であるかの判定(ステップS114)を行う。この判定(ステップS114)において、最大値設定レジスタ608b4に設定されたモードが「カウンタモード」の場合、ワークエリア608b8の値が「0」より大きいか否かの判定(ステップS115)を行う。
Next, after the random number updating notification register 608b9 is set to ON (step S111), the value of the random number counter 608b7 is set to “0” (step S112), and the frequency dividing signal φ1 is input from the
そして、ワークエリア608b8の値が「0」より大きいか否かの判定(ステップS115)において、ワークエリア608b8の値が「0」(=No)と判定した場合は、ワークエリア608b8の値を最大値に設定する(ステップS116)。一方、このワークエリア608b8の値が「0」より大きいか否かの判定(ステップS115)において、ワークエリア608b8の値が「0」より大きい(Yes)と判定した場合は、ワークエリア608b8の値をデクリメント(−1更新)する(ステップS117)。 In the determination of whether or not the value of the work area 608b8 is greater than “0” (step S115), if the value of the work area 608b8 is determined to be “0” (= No), the value of the work area 608b8 is maximized. A value is set (step S116). On the other hand, if it is determined that the value of the work area 608b8 is greater than “0” (step S115) and the value of the work area 608b8 is greater than “0” (Yes), the value of the work area 608b8 is determined. Is decremented (-1 updated) (step S117).
その後、スタート値設定レジスタ608b5に次回に設定されるスタート値(開始値)が格納されているか否かを示すソフト乱数ステータスレジスタ608b15の情報(スタート値設定ビット)がオフになっているか判定する(ステップS118)。ここで、フラグがオフになっていないつまり新しいスタート値が格納されていない状態の場合(No)は、ステップS121へジャンプする。また、ステップS118で、スタート値設定ビットがオフになっている(Yes)と判定すると、次のステップS119で、スタート値設定レジスタ608b5に設定されているスタート値とワークエリア608b8に記憶されている初期値用カウンタの値とを比較して前回の値と一致しているか否か判定する。
そして、ステップS119で一致している(Yes)と判定した場合は、ステップS121へジャンプし、ステップS119で、一致していない(No)と判定すると、次のステップS120でソフト乱数ステータスレジスタ608b15のスタート値設定ビットをオンに設定してステップS121へ進む。
Thereafter, it is determined whether the information (start value setting bit) of the soft random number status register 608b15 indicating whether or not the start value (start value) to be set next time is stored in the start value setting register 608b5 is turned off ( Step S118). If the flag is not turned off, that is, if a new start value is not stored (No), the process jumps to step S121. If it is determined in step S118 that the start value setting bit is off (Yes), the start value set in the start value setting register 608b5 and the work area 608b8 are stored in the next step S119. The value of the initial value counter is compared to determine whether or not it matches the previous value.
If it is determined in step S119 that they match (Yes), the process jumps to step S121. If it is determined in step S119 that they do not match (No), the next step S120 stores the soft random number status register 608b15. The start value setting bit is set to ON, and the process proceeds to step S121.
ステップS121では、周回カウンタ608b12の値をインクリメント(+1更新)し、次のステップS160へ進み、カウンタモード更新異常監視処理を実行する。従って、乱数更新コントローラ608aは更新異常検出手段として機能する。なお、ステップS160のカウンタモード更新異常監視処理については、図8を用いて後に詳しく説明する。
その後、周回カウンタの値が乱数カウンタの最大値に1足した値以上か否かの判定を行う(ステップS122)。そして、周回カウンタの値が乱数カウンタ608b7の最大値に1足した値以上の場合(ステップS122;Yes)は、周回カウンタの値を「0」に設定する(ステップS123)。一方、この周回カウンタの値が乱数カウンタ608b7の最大値に1足した値以上か否かの判定(ステップS122)において、周回カウンタの値が乱数カウンタ608b7の最大値に1足した値以上でない場合(ステップS122;No)は、図7のステップS147へ進む(符合B)。
In step S121, the value of the lap counter 608b12 is incremented (+1 updated), and the process proceeds to the next step S160 to execute counter mode update abnormality monitoring processing. Accordingly, the random
Thereafter, it is determined whether or not the value of the circulation counter is equal to or greater than a value obtained by adding one to the maximum value of the random number counter (step S122). If the value of the circulation counter is equal to or greater than the value added to the maximum value of the random number counter 608b7 (step S122; Yes), the value of the circulation counter is set to “0” (step S123). On the other hand, in the determination of whether or not the value of the lap counter is equal to or greater than the value added to the maximum value of the random number counter 608b7 (step S122), the value of the lap counter is not equal to or greater than the value added to the maximum value of the random number counter 608b7 In step S122; No, the process proceeds to step S147 in FIG. 7 (symbol B).
次に、スタート値設定レジスタ608b5において乱数更新のスタート値の取得及び最大値以下にする補正を行う(ステップS124)。当り乱数カウンタよりも初期値乱数カウンタの方が範囲が大きい場合に、当り乱数カウンタのとり得ない値を初期値乱数カウンタからスタート値として取得して設定した場合を考慮したものである。
具体的には、このとき、最大値よりも取得したスタート値の方が大きい場合には、最大値をスタート値で除した際の余り値をスタート値とする補正を行う。その後、ワークエリア608b8にスタート値を取り込み(ステップS125)、次のステップS126でソフト乱数ステータスレジスタ608b15のスタート値設定ビットをオフに設定してスタート値設定レジスタ608b5の値を設定したことを記憶してから、一周完了報知レジスタ608b6をオンに設定する(ステップS127)。
Next, the start value setting register 608b5 acquires the start value for random number update and corrects it to be equal to or less than the maximum value (step S124). When the range of the initial value random number counter is larger than that of the hit random number counter, a case is considered in which a value that cannot be taken by the hit random number counter is acquired and set as a start value from the initial value random number counter.
Specifically, at this time, if the acquired start value is larger than the maximum value, correction is performed with the remainder value when the maximum value is divided by the start value as the start value. Thereafter, the start value is taken into the work area 608b8 (step S125), and in the next step S126, the start value setting bit of the soft random number status register 608b15 is set to OFF and the value of the start value setting register 608b5 is set. After that, the one-round completion notification register 608b6 is set to ON (step S127).
従って、スタート値設定レジスタ608b5とステップS122〜S125とが、乱数カウンタに1周目の周回初期値が設定された後、乱数カウンタが更新されて当該周回の周回初期値に達する毎に、当該乱数カウンタの新たな周回初期値を設定する第2攪拌手段として機能することとなる。このように、乱数カウンタの周回の初期値は少なくとも一巡する毎に第2攪拌手段によって設定された周回初期値に置換されるので、乱数カウンタの値を外部から割り出すことは難しく、不正行為を未然に防止することができる。 Therefore, each time the start value setting register 608b5 and steps S122 to S125 set the initial rotation value of the first round in the random number counter, the random number counter is updated and the random number counter reaches the initial rotation value. It will function as a second stirring means for setting a new initial rotation value of the counter. Thus, since the initial value of the circulation of the random number counter is replaced with the initial value of the rotation set by the second agitator at least once, it is difficult to determine the value of the random number counter from the outside, and fraudulent acts are prevented. Can be prevented.
次に、符合Bに従って、ステップS127から移行したステップS147で回数カウンタ608b13の値が規定値に達したか否かの判定を行う。ここで、規定値(規定更新時間)は、例えば、「カウンタモード」の場合は規定値が「2」、「乱数モード」の場合であって最大値が「17」以上の場合は規定値が「20」、「乱数モード」の場合であって最大値が「16」以下の場合は規定値が「200」に設定される。これらの規定値(規定更新時間)のデータは、遊技用マイコン111のROM111Bに予め記憶されている。
Next, according to the sign B, it is determined whether or not the value of the number counter 608b13 has reached a specified value in step S147 which has shifted from step S127. Here, the specified value (specified update time) is, for example, the specified value is “2” in the “counter mode”, the specified value is in the “random number mode”, and the maximum value is “17” or more. In the case of “20” and “random number mode” and the maximum value is “16” or less, the specified value is set to “200”. Data of these specified values (specified update times) is stored in advance in the
従って、乱数カウンタ608b7の更新が開始されると、分周回路609bから乱数更新コントローラ608aへ分周信号入力ごとに乱数を更新するのではなく、入力される分周信号が所定回数検出されるまでは、乱数カウンタ608b7を更新しないことになり、さらに、その検出回数がある程度のまとまった数に固定されることになる。言い換えれば、「カウンタモード」の場合は、乱数カウンタ608b7を更新するために、分周信号が2回発生する時間(規定更新時間)を要することになる。また、「乱数モード」の場合であって乱数カウンタの最大値が「17」以上の場合は、乱数カウンタ608b7を更新するために、分周信号が20回発生する時間を要することになり、「乱数モード」の場合であって乱数カウンタの最大値が「16」以下の場合は、乱数カウンタ608b7を更新するために、分周信号が200回発生する時間を要することになる。
Therefore, when updating of the random number counter 608b7 is started, the random number is not updated every time the divided signal is input from the
回数カウンタ608b13の値が規定値に達したか否かの判定(ステップS147)において、回数カウンタの値が規定値に達していない場合(No)は、分周信号を待ち(ステップS150)、回数カウンタの値をインクリメント(+1)して(ステップS151)、ステップS147へ戻る。一方、回数カウンタの値が規定値に達したか否かの判定(ステップS147)において、回数カウンタの値が規定値に達した場合(Yes)は、ワークエリア608b8の値を乱数カウンタ608b7に設定し(ステップS148)、乱数更新中報知レジスタ608b9をオフに設定し(ステップS149)、図6のステップS107に戻る。 In the determination of whether or not the value of the number counter 608b13 has reached the specified value (step S147), if the value of the number counter has not reached the specified value (No), the process waits for a frequency division signal (step S150). The counter value is incremented (+1) (step S151), and the process returns to step S147. On the other hand, if it is determined whether or not the value of the number counter reaches the specified value (step S147), if the value of the number counter reaches the specified value (Yes), the value of the work area 608b8 is set in the random number counter 608b7. Then (step S148), the random number updating notification register 608b9 is set to OFF (step S149), and the process returns to step S107 in FIG.
また、最大値設定レジスタ608b4に設定されたモードが「乱数モード」であるか「カウンタモード」であるかの判定(ステップS114)において、最大値設定レジスタ608b4に設定されたモードが「乱数モード」の場合、符号Aに従ってステップS128へ進む。そして、ワークエリア608b8にてM系列乱数を更新し(ステップS128)、ワークエリア608b8のM系列乱数に基づく値が最大値よりも大きいか否かの判定を行う(ステップS129)。 Further, in determining whether the mode set in the maximum value setting register 608b4 is the “random number mode” or the “counter mode” (step S114), the mode set in the maximum value setting register 608b4 is the “random number mode”. In this case, the process proceeds to step S128 according to symbol A. Then, the M-sequence random number is updated in the work area 608b8 (step S128), and it is determined whether or not the value based on the M-sequence random number in the work area 608b8 is larger than the maximum value (step S129).
この判定(ステップS129)において、ワークエリア608b8のM系列乱数に基づく値が最大値よりも大きい場合(Yes)は、分周信号を検出したか否かの判定(ステップS130)を行う。そして、この判定(ステップS130)において、分周信号を検出した場合(Yes)は、回数カウンタ608b13の値を1インクリメントし(ステップS131)、ステップS124へ戻る。一方、この分周信号を検出したか否かの判定(ステップS130)において、分周信号を検出していない場合(No)は、ステップS128へ戻る。 In this determination (step S129), when the value based on the M-sequence random number in the work area 608b8 is larger than the maximum value (Yes), it is determined whether or not a frequency-divided signal is detected (step S130). If a frequency-divided signal is detected in this determination (step S130) (Yes), the value of the number counter 608b13 is incremented by 1 (step S131), and the process returns to step S124. On the other hand, in the determination of whether or not the frequency-divided signal has been detected (step S130), when the frequency-divided signal has not been detected (No), the process returns to step S128.
また、ステップS129の判定において、ワークエリア608b8のM系列乱数に基づく値が最大値よりも大きくない場合(No)は、ステップS132へ移行して、タップ設定レジスタ608b2に次回に設定されるタップ値(インデックス)が格納されているか否かを示すステータスレジスタのタップ設定ビットがオフになっているか判定する(ステップS132)。ここで、タップ設定ビットがオフになっていないつまり新しいタップ値が格納されていない状態の場合(No)は、ステップS135へジャンプする。
また、ステップS132の判定において、タップ設定ビットがオフになっている場合(Yes)は、ステップS133へ移行して、タップ設定レジスタ608b2に設定されているタップ値が前回のタップ値と一致しているか否か判定する。ここで、タップ値が前回と一致している場合(Yes)はステップS135へジャンプする。ステップS133の判定で、タップ値が前回と一致していない場合(No)は、次のステップS134でタップ設定ビットをオンにしてからステップS135へ移行する。
If it is determined in step S129 that the value based on the M-sequence random number in the work area 608b8 is not larger than the maximum value (No), the process proceeds to step S132, and the tap value set in the tap setting register 608b2 next time. It is determined whether the tap setting bit of the status register indicating whether (index) is stored is off (step S132). If the tap setting bit is not turned off, that is, if a new tap value is not stored (No), the process jumps to step S135.
If it is determined in step S132 that the tap setting bit is off (Yes), the process proceeds to step S133, and the tap value set in the tap setting register 608b2 matches the previous tap value. Determine whether or not. If the tap value matches the previous value (Yes), the process jumps to step S135. If it is determined in step S133 that the tap value does not match the previous value (No), the tap setting bit is turned on in the next step S134, and the process proceeds to step S135.
ステップS135では、ソフト乱数ステータスレジスタ608b15のスタート設定ビ
ットがオフになっているか否か判定し、スタート値設定ビットがオフになっていない場合(No)は、ステップS138へジャンプする。また、ステップS135でスタート値設定ビットがオフになっている(Yes)と判定すると、次のステップS136で、ワークエリア608b8に記憶されている初期値用カウンタの値とスタート値設定レジスタ608b5に設定されているスタート値とを比較して前回の値と一致しているか否か判定する。そして、一致している場合(Yes)は、ステップS138へジャンプし、ステップS136で、一致していない(No)と判定すると、次のステップS137でステータスレジスタのフラグをオンに設定してステップS138へ進む。
In step S135, it is determined whether or not the start setting bit of the soft random number status register 608b15 is turned off. If the start value setting bit is not turned off (No), the process jumps to step S138. If it is determined in step S135 that the start value setting bit is off (Yes), the initial value counter value stored in the work area 608b8 and the start value setting register 608b5 are set in the next step S136. The start value that has been set is compared to determine whether or not it matches the previous value. If they match (Yes), the process jumps to step S138. If it is determined in step S136 that they do not match (No), the status register flag is set to ON in the next step S137, and step S138 is executed. Proceed to
ステップS138では、周回カウンタ608b12の値をインクリメント(+1更新)する。その後、乱数モード更新異常監視処理(S160’)を実行してから、周回カウンタの値が最大値以上か否かの判定を行う(ステップS139)。この判定(ステップS139)において、周回カウンタの値が最大値以上の場合(Yes)は、周回カウンタの値を「0」に設定する(ステップS140)。一方、周回カウンタの値が最大値以上か否かの判定(ステップS139)において、周回カウンタの値が最大値以上でない場合(No)は、ステップS147へ進む。乱数モード更新異常監視処理(S160’)は、図6のステップS160のカウンタモード更新異常監視処理(詳細は図8)と類似した処理である。 In step S138, the value of the circulation counter 608b12 is incremented (+1 updated). Thereafter, after executing the random number mode update abnormality monitoring process (S160 '), it is determined whether or not the value of the circulation counter is equal to or greater than the maximum value (step S139). In this determination (step S139), when the value of the circulation counter is equal to or greater than the maximum value (Yes), the value of the circulation counter is set to “0” (step S140). On the other hand, when it is determined whether or not the value of the circulation counter is equal to or greater than the maximum value (step S139), if the value of the circulation counter is not equal to or greater than the maximum value (No), the process proceeds to step S147. The random number mode update abnormality monitoring process (S160 ') is similar to the counter mode update abnormality monitoring process (details are shown in FIG. 8) in step S160 of FIG.
ステップS140で周回カウンタの値を「0」に設定した後は、スタート値設定レジスタ608b5においてスタート値の取得及び最大値以下にする補正を行う(ステップS141)。具体的には、このとき、最大値よりも取得したスタート値の方が大きい場合に、最大値をスタート値で除した際の余り値をスタート値とする補正を行う。その後、タップ設定レジスタ608b2に設定されているタップ値に応じた特性多項式(乱数計算式)を設定(ステップS142)し、ソフト乱数ステータスレジスタ608b15のタップ設定ビットをオフに設定する(ステップS143)。 After setting the value of the circulation counter to “0” in step S140, the start value setting register 608b5 acquires the start value and corrects it to be equal to or less than the maximum value (step S141). Specifically, at this time, when the acquired start value is larger than the maximum value, correction is performed using the remainder value when the maximum value is divided by the start value as the start value. Thereafter, a characteristic polynomial (random number calculation formula) corresponding to the tap value set in the tap setting register 608b2 is set (step S142), and the tap setting bit of the soft random number status register 608b15 is set to OFF (step S143).
続いて、ワークエリア608b8にスタート値を取り込み(ステップS144)、次のステップS145でステータスレジスタのスタート設定ビットをオフに設定してステップS146へ進む。ステップS146では、一周完了報知レジスタ608b6をオンに設定し、ステップS147へ進み、回数カウンタが規定値か否か判定する。そして、この判定において、回数カウンタ608b13の値が規定値に達した(Yes)と判定した場合は、前述したように、ワークエリア608b8の値を乱数カウンタ608b7に設定し(ステップS148)、乱数更新中報知レジスタ608b9をオフに設定し(ステップS149)、図6のステップS107に戻る。 Subsequently, the start value is taken into the work area 608b8 (step S144), the start setting bit of the status register is set to OFF in the next step S145, and the process proceeds to step S146. In step S146, the one-round completion notification register 608b6 is set to ON, and the process proceeds to step S147 to determine whether or not the number counter is a specified value. In this determination, if it is determined that the value of the number counter 608b13 has reached the specified value (Yes), as described above, the value of the work area 608b8 is set in the random number counter 608b7 (step S148), and the random number update is performed. The middle notification register 608b9 is set to OFF (step S149), and the process returns to step S107 in FIG.
図8には、図6のステップS160で行なわれるカウンタモード更新異常監視処理の具体的な手順の一例が示されている。
カウンタモード更新異常監視処理では、先ずワークエリア608b8内の乱数値が前回の値と一致しているか否かの判定が行われる(ステップS161)。ここで、一致している(Yes)と判定した場合は、ステップS167へ移行して更新エラー報知レジスタ608b10のフラグをオンしてから、乱数回路リセットレジスタ608b11のフラグがCPU601によってオンされたか否か判定する(ステップS168)。そして、オンされていなければ該ステップS168を繰り返し実行することでオンされるまで待機し、乱数回路リセットレジスタ608b11のフラグがオンされた(ステップS168:Yes)と判定すると、符号Dに従って、図6のフローチャートのステップS100へ戻って初期化処理からやり直す。正常な更新が実行されていればワークエリア608b8内の乱数値が前回の値と一致していることはないためである。なお、ステップS168で待機中に電源が遮断され、再投入された場合も、パワーオンリセットによりS100に戻り順次処理が行われる。
FIG. 8 shows an example of a specific procedure of the counter mode update abnormality monitoring process performed in step S160 of FIG.
In the counter mode update abnormality monitoring process, it is first determined whether or not the random value in the work area 608b8 matches the previous value (step S161). If it is determined that they match (Yes), the process proceeds to step S167 to turn on the flag of the update error notification register 608b10, and then whether or not the flag of the random number circuit reset register 608b11 is turned on by the
一方、ステップS161で、乱数値が前回の値と一致していない(No)と判定した場合はステップS162へ進んで、周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」よりも大きいか否かの判定が行われる。ここで、大きい(Yes)と判定した場合は、ステップS167へ移行して更新エラー報知レジスタ608b10のフラグをオンしてから、乱数回路リセットレジスタ608b11のフラグがオンされたか否か判定する(ステップS168)。そして、オンされていなければ該ステップS168を繰り返し実行することでオンされるまで待機し、乱数回路リセットレジスタ608b11のフラグがオンされた(Yes)と判定すると、ステップS100へ戻って初期化処理からやり直す。乱数更新の範囲は最大値設定レジスタ608b4の設定値によって規定されており、正常な更新が実行されていれば周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」よりも大きくなることはないためである。 On the other hand, if it is determined in step S161 that the random number value does not match the previous value (No), the process proceeds to step S162, and it is determined whether or not the value of the circulation counter 608b12 is greater than “maximum value + 1”. Is done. If it is determined that the flag is large (Yes), the process proceeds to step S167, the flag of the update error notification register 608b10 is turned on, and then it is determined whether the flag of the random number circuit reset register 608b11 is turned on (step S168). ). If it is not turned on, the process waits until it is turned on by repeatedly executing step S168. If it is determined that the flag of the random number circuit reset register 608b11 is turned on (Yes), the process returns to step S100 and the initialization process is started. Try again. This is because the range of the random number update is defined by the set value of the maximum value setting register 608b4, and if the normal update is executed, the value of the circulation counter 608b12 does not become larger than “maximum value + 1”.
ステップS162で、周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」よりも小さい(No)と判定した場合は、ステップS163へ進んで、ワークエリア608b8の値が「スタート値」か否かの判定が行われる。ここで、ワークエリア608b8の値が「スタート値」である(Yes)と判定した場合は、ステップS164で周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」か否かの判定が行われる。そして、周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」でない(No)と判定した場合は、ステップS167へ移行して更新エラー報知レジスタ608b10のフラグをオンしてから、乱数回路リセットレジスタ608b11のフラグがオンされたか否か判定する(ステップS168)。そして、オンされていなければ該ステップS168を繰り返し実行することでオンされるまで待機し、乱数回路リセットレジスタ608b11のフラグがオンされた(Yes)と判定すると、ステップS100へ戻って初期化処理からやり直す。 If it is determined in step S162 that the value of the circulation counter 608b12 is smaller than “maximum value + 1” (No), the process proceeds to step S163 to determine whether or not the value of the work area 608b8 is “start value”. Is called. If it is determined that the value of the work area 608b8 is the “start value” (Yes), it is determined in step S164 whether the value of the circulation counter 608b12 is “maximum value + 1”. If it is determined that the value of the circulation counter 608b12 is not “maximum value + 1” (No), the process proceeds to step S167, the flag of the update error notification register 608b10 is turned on, and the flag of the random number circuit reset register 608b11 is set. It is determined whether or not it is turned on (step S168). If it is not turned on, the process waits until it is turned on by repeatedly executing step S168. If it is determined that the flag of the random number circuit reset register 608b11 is turned on (Yes), the process returns to step S100 and the initialization process is started. Try again.
正常な更新処理が実行されていれば周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」となった場合には、ワークエリア608b8の値に「スタート値」が設定される(ステップS125参照)ので、ワークエリア608b8の値が「スタート値」であるにもかかわらず、周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」でないのは、誤ってあるいは不正によりワークエリア608b8に「スタート値」が設定されたと考えられるためである。ステップS164で周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」である(Yes)と判定した場合は、ステップS165へ進む。また、ステップS163でワークエリア608b8の値が「スタート値」でない(No)と判定した場合は、ステップS164をスキップしてステップS165へ移行する。 If the normal update process is executed, if the value of the lap counter 608b12 becomes “maximum value + 1”, the “start value” is set to the value of the work area 608b8 (see step S125). The reason why the value of the circulation counter 608b12 is not “maximum value + 1” even though the value of the area 608b8 is “start value” is that the “start value” is set in the work area 608b8 by mistake or illegally. Because. If it is determined in step S164 that the value of the circulation counter 608b12 is “maximum value + 1” (Yes), the process proceeds to step S165. If it is determined in step S163 that the value of the work area 608b8 is not the “start value” (No), step S164 is skipped and the process proceeds to step S165.
ステップS165では、周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」か否か判定し、周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」である(Yes)と判定した場合は、ステップS166へ進んで、ワークエリア608b8の値が「スタート値」か否かの判定が行われる。ここで、ワークエリア608b8の値が「スタート値」である(ステップS166:Yes)と判定した場合は、当該更新異常監視処理から抜ける。一方、ステップS166で、ワークエリア608b8の値が「スタート値」でない(No)と判定した場合は、ステップS167へ移行して更新エラー報知レジスタ608b10のフラグをオンしてから、乱数回路リセットレジスタ608b11のフラグがオンされたか否か判定する(ステップS168)。そして、オンされていなければ該ステップS168を繰り返し実行することでオンされるまで待機し、乱数回路リセットレジスタ608b11のフラグがオンされた(Yes)と判定すると、ステップS100へ戻って初期化処理からやり直す。 In step S165, it is determined whether or not the value of the circulation counter 608b12 is “maximum value + 1”. If it is determined that the value of the circulation counter 608b12 is “maximum value + 1” (Yes), the process proceeds to step S166. It is determined whether or not the value of area 608b8 is the “start value”. Here, when it is determined that the value of the work area 608b8 is the “start value” (step S166: Yes), the update abnormality monitoring process is exited. On the other hand, if it is determined in step S166 that the value of the work area 608b8 is not the “start value” (No), the process proceeds to step S167 to turn on the flag of the update error notification register 608b10 and then the random number circuit reset register 608b11. It is determined whether the flag is turned on (step S168). If it is not turned on, the process waits until it is turned on by repeatedly executing step S168. If it is determined that the flag of the random number circuit reset register 608b11 is turned on (Yes), the process returns to step S100 and the initialization process is started. Try again.
正常な更新処理が実行されていれば周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」となった場合には、ワークエリア608b8の値に「スタート値」が設定される(ステップ
S125参照)ので、周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」であるにもかかわらず、ワークエリア608b8の値が「スタート値」でないのは、誤動作で周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」になってもワークエリア608b8に「スタート値」が設定されなかったと考えられるためである。ステップS165で周回カウンタ608b12の値が「最大値+1」でない(No)と判定した場合は、ステップS166をスキップして当該更新異常監視処理から抜ける。
If the normal updating process is executed, if the value of the circulation counter 608b12 becomes “maximum value + 1”, the “start value” is set as the value of the work area 608b8 (see step S125). Although the value of the counter 608b12 is “maximum value + 1”, the value of the work area 608b8 is not the “start value” even if the value of the circulation counter 608b12 becomes “maximum value + 1” due to malfunction. This is because it is considered that the “start value” is not set in 608b8. If it is determined in step S165 that the value of the circulation counter 608b12 is not “maximum value + 1” (No), step S166 is skipped and the update abnormality monitoring process is exited.
図7のステップS160’で行なわれる乱数モード更新異常監視処理の具体的な手順は、図8に示されているカウンタモード更新異常監視処理の具体的な手順とほぼ同じである。カウンタモード更新異常監視処理との違いは、ステップS162,S164,S165における「最大値+1」が「最大値」となる点のみである。図7に示されているように、乱数モードによる更新処理では、周回カウンタ608b12の値が「最大値」となった場合に、ワークエリア608b8の値に「スタート値」を設定するためである(ステップS139〜S144)。 The specific procedure of the random number mode update abnormality monitoring process performed in step S160 'of FIG. 7 is substantially the same as the specific procedure of the counter mode update abnormality monitoring process shown in FIG. The only difference from the counter mode update abnormality monitoring process is that “maximum value + 1” becomes “maximum value” in steps S162, S164, and S165. As shown in FIG. 7, in the update process in the random number mode, when the value of the circulation counter 608b12 becomes the “maximum value”, the “start value” is set to the value of the work area 608b8 ( Steps S139 to S144).
次に、上記乱数生成回路を内蔵した遊技制御装置100の遊技用マイクロコンピュータ(遊技用マイコン)111によって実行される制御について説明する。
遊技用マイコン111による制御処理は、ループ処理として繰り返されるメインルーチンであるメイン処理(主に図9及び図10参照)と、メイン処理に対する割込みルーチンとして、所定時間周期(例えば4ms)で行われるタイマ割込み処理(図13参照)とからなる。
Next, the control executed by the game microcomputer (game microcomputer) 111 of the
The control process by the
〔メイン処理〕
先ず、メイン処理について説明する。
メイン処理は、電源が投入されることで開始される。このメイン処理においては、図6に示すように、まず、割込み禁止する処理(ステップS1)を行なってから、割込みが発生したときに実行するジャンプ先のベクタアドレスを設定する割込みベクタ設定処理(ステップS2)、割込みが発生したときにレジスタ等の値を退避する領域の先頭アドレスであるスタックポインタを設定するスタックポインタ設定処理(ステップS3)、割込み処理のモードを設定する割込みモード設定処理(ステップS4)を行う。
[Main processing]
First, the main process will be described.
The main process is started when the power is turned on. In this main process, as shown in FIG. 6, first, an interrupt prohibition process (step S1) is performed, and then an interrupt vector setting process (step S1) for setting a jump destination vector address to be executed when an interrupt occurs. S2), a stack pointer setting process (step S3) for setting a stack pointer that is the start address of an area in which a value of a register or the like is saved when an interrupt occurs, and an interrupt mode setting process (step S4) for setting an interrupt processing mode. )I do.
次に、払出制御装置(払出基板)200のプログラムが正常に起動するのを待つため例えば4msの時間待ちを行う(ステップS5)。これにより、電源投入の際に仮に遊技制御装置100が先に立ち上がって払出制御装置200が立ち上がる前にコマンドを払出制御装置200へ送ってしまい、払出制御装置200がコマンドを取りこぼすのを回避することができる。その後、RAMやEEPROM等の読出し書込み可能なRWM(リードライトメモリ)のアクセス許可をし、全出力ポートをオフ(出力が無い状態)に設定する(ステップS6,S7)。また、シリアルポート((遊技用マイコン111に予め搭載されているポート)この実施例では、払出制御装置200や演出制御装置300とパラレル通信を行っているため使用しない))を使用しない状態に設定する処理を行う(ステップS8)。
Next, in order to wait for the program of the payout control apparatus (payout board) 200 to start up normally, for example, a time of 4 ms is waited (step S5). As a result, when the power is turned on, the
続いて、電源装置400内の初期化スイッチがオンしているか否か判定する(ステップS9)。ここで、初期化スイッチがオフ(ステップS9;No)と判定すると、ステップS10で、RWM内の停電検査領域のデータをチェックした後、停電復旧か否かの判定を行う(ステップS11)。このステップS11で停電復旧である(ステップS11;Yes)と判定すると、ステップS12へ進みチェックサムと呼ばれるデータを算出する処理及び算出されたチェックサムが正常か異常かを判定する(ステップS13)。
また、ステップS9で初期化スイッチがオン(ステップS9;Yes)と判定された場合、ステップS11で停電復旧でない(ステップS11;No)と判定された場合及びス
テップS13でチェックサムが正常でない(ステップS13;No)と判定された場合は、図7のステップS20へジャンプする。
Subsequently, it is determined whether or not the initialization switch in the
Also, if it is determined in step S9 that the initialization switch is on (step S9; Yes), if it is determined in step S11 that the power failure has not been restored (step S11; No), and if the checksum is not normal in step S13 ( If it is determined as step S13; No), the process jumps to step S20 in FIG.
また、ステップS13でチェックサムが正常(ステップS13;Yes)と判定した場合は、図7のステップS14へ移行して、RWM(リードライトメモリ:実施例ではRAM)内の初期化すべき領域に停電復旧時の初期値をセーブ(格納)してから、エラーや不正監視に係る領域をリセットする(ステップS15)。次に、RWM内の遊技状態を記憶する領域を調べて遊技状態が高確率状態であるか否かを判定する(ステップS16)。ここで、高確率でないと(ステップS16;No)と判定した場合は、ステップS17,S18をスキップしてステップS19へ移行する。 If it is determined in step S13 that the checksum is normal (step S13; Yes), the process proceeds to step S14 in FIG. 7, and a power failure occurs in the area to be initialized in the RWM (read / write memory: RAM in the embodiment). After the initial value at the time of recovery is saved (stored), the area related to error and fraud monitoring is reset (step S15). Next, an area for storing the gaming state in the RWM is examined to determine whether or not the gaming state is a high probability state (step S16). If it is determined that the probability is not high (step S16; No), steps S17 and S18 are skipped and the process proceeds to step S19.
また、ステップS16で高確率であると(ステップS16;Yes)と判定した場合は、ステップS17で高確率の報知フラグを設定してから、例えば一括表示装置50に設けられる高確率報知LED(エラー表示器58)をオン(点灯)に設定(ステップS18)してステップS19へ移行する。ステップS19では、後述の特図ゲーム処理を合理的に実行するために用意されている処理番号に対応する電源復旧時のコマンドを演出制御装置300へ送信する処理を行なってステップS23へ進む。
If it is determined in step S16 that the probability is high (step S16; Yes), a high probability notification flag is set in the
一方、ステップS9,S11,S13からステップS20へジャンプした場合には、先ずCPUが使用するRAM内の作業領域をリセットしてから、初期化すべき領域に電源投入時の初期値をセーブする(ステップS21)。それから、ステップS22で電源投入時のコマンドを演出制御装置300へ送信する処理を行なってステップS23へ進む。ステップS23では、遊技用マイコン111(クロックジェネレータ)内のタイマ割込み信号及び乱数更新トリガ信号(CTC)を発生するCTC(Counter/Timer Circuit)回路を起動する処理を行う。
On the other hand, when jumping from step S9, S11, S13 to step S20, the work area in the RAM used by the CPU is first reset, and then the initial value at power-on is saved in the area to be initialized (step S21). Then, in step S22, a process of transmitting a power-on command to the
なお、CTC回路は、遊技用マイコン111内のクロックジェネレータに設けられている。クロックジェネレータは、水晶発振器113からの発振信号(原クロック信号)を分周する分周回路と、分周された信号に基づいてCPU111Aに対して所定周期(例えば、4ミリ秒)のタイマ割込み信号及び乱数生成回路へ供給する乱数更新のトリガを与える信号CTCを発生するCTC回路とを備えている。
The CTC circuit is provided in a clock generator in the
上記ステップS23のCTC起動処理の後は、乱数生成回路を起動設定する処理を行う(ステップS24)。具体的には、乱数生成回路内の所定のレジスタ(CTC更新許可レジスタ)へ乱数生成回路を起動させるためのコード(指定値)の設定、最大値設定レジスタへの最大値(更新モードを含む)の設定、タップ設定レジスタへのタップ設定などがCPU111Aによって行われる。それから、ステップS25で、電源投入時の乱数生成回路内の所定のレジスタ(ソフト乱数レジスタ1〜n)の値を、対応する各種初期値乱数(特図ゲームの大当りを決定する乱数(大当り乱数)、大当りの停止図柄を決定する乱数(大当り図柄乱数1、大当り図柄乱数2)、普図ゲームの当たりを決定する乱数(当り乱数))の初期値(スタート値)としてRWMの所定領域にセーブしてから、割込みを許可する(ステップS26)。なお、上記大当り図柄乱数は、特別遊技状態におけるラウンド数および特別遊技終了後に付与される時短回数、確率変動状態の決定に係る乱数である。
After the CTC activation process in step S23, a process for activating and setting the random number generation circuit is performed (step S24). Specifically, a code (specified value) for starting the random number generation circuit is set in a predetermined register (CTC update permission register) in the random number generation circuit, and a maximum value (including an update mode) in the maximum value setting register The
本実施例で使用するCPU111A内の乱数生成回路においては、電源投入毎にソフト乱数レジスタの初期値が変わるように構成されているため、この値をCPU側で生成する各種初期値乱数の初期値(スタート値)とすることで、ソフトウェアで生成される乱数の規則性を崩すことができ、遊技者による不正な乱数の取得を困難にすることができる。
続いて、乱数生成回路の更新エラーを監視する乱数エラー監視処理(ステップS27)、各種初期値乱数の値を更新して乱数の規則性を崩すための初期値乱数更新処理(ステップS28)を行う。
In the random number generation circuit in the
Subsequently, a random number error monitoring process (step S27) for monitoring an update error of the random number generation circuit, and an initial value random number update process (step S28) for updating various initial value random number values to break the regularity of the random numbers are performed. .
上記ステップS28の初期値乱数更新処理の後、電源装置400から入力されている停電監視信号をポート及びデータバスを介して読み込んでチェックして停電が発生したか否かの判定(ステップS29)を行い、停電が発生していない場合(ステップS29;No)には、ステップS27に戻り、上記初期値乱数更新処理〜停電監視信号のチェック(ループ処理)を繰り返し行う。乱数エラー監視処理(ステップS27)の前に割込みを許可する(ステップS26)ことによって、乱数エラー監視処理および初期値乱数更新処理中にタイマ割込みが発生すると割込み処理が優先して実行されるようになり、タイマ割込みが乱数エラー監視処理および初期値乱数更新処理によって待たされることで割込み処理が圧迫されるのを回避することができる。
After the initial value random number update process in step S28, the power failure monitoring signal input from the
また、停電もしくは電源遮断が発生しない限りステップS27〜S29のループを繰り返し実行しており、その間に後述のタイマ割込み処理(図13)による処理が周期的に実行される。そして、各割込み処理の所要時間が毎回異なることにより、1回の割込みから次の割込みまでのステップS27〜S29のループを繰り返し回数が毎回異なるようになり、それによって、初期値乱数更新処理により生成される初期値乱数が毎回異なることになる。 Further, unless a power failure or power interruption occurs, the loop of steps S27 to S29 is repeatedly executed, and during that time, processing by timer interrupt processing (FIG. 13) described later is periodically executed. Since the time required for each interrupt process is different each time, the number of iterations of the loop of steps S27 to S29 from one interrupt to the next interrupt is different each time, thereby generating the initial value random number update process. The initial value random number to be changed will be different each time.
上記ステップS29において、停電が発生していると判定した場合(ステップS29;Yes)は、一旦割込みを禁止する処理(ステップS30)、全出力ポートをオフにする処理(ステップS31)を行う。その後さらに、停電復旧検査領域に停電復旧検査領域チェックデータをセーブする処理(ステップS32)、RWMの電源遮断時のチェックサムを算出する処理(ステップS33)を行なった後、RWMへのアクセスを禁止する処理(ステップS34)を行なってから、遊技機の電源が遮断されるのを待つ。このように、停電復旧検査領域にチェックデータをセーブするとともに、電源遮断時のチェックサムを算出することで、電源の遮断の前にRWMに記憶されていた情報が正しくバックアップされているか否かを電源再投入時に判断することができる。 If it is determined in step S29 that a power failure has occurred (step S29; Yes), processing for temporarily prohibiting interruption (step S30) and processing for turning off all output ports (step S31) are performed. After that, after the process of saving the power failure recovery inspection area check data in the power interruption recovery inspection area (step S32) and the process of calculating the checksum when the RWM is turned off (step S33), access to the RWM is prohibited. After performing the process (step S34), it waits for the power supply of the gaming machine to be cut off. In this way, the check data is saved in the power failure recovery inspection area and the checksum at the time of power shutdown is calculated, so that whether or not the information stored in the RWM before the power shutdown is correctly backed up can be checked. This can be determined when the power is turned on again.
〔乱数エラー監視処理〕
次に、上述のメイン処理における乱数エラー監視処理(ステップS27)の詳細について説明する。
図11に示すように、乱数エラー監視処理では、先ず乱数生成回路608内の前記更新エラー報知レジスタ608b15の値を読み込んで更新エラーが発生しているかを確認する(ステップS271)。そして、更新エラーが発生していない(ステップS272;No)と判断した場合には何もせずに当該乱数エラー監視処理から抜ける。一方、更新エラーが発生している(ステップS272;Yes)と判断した場合には、RWM内に設けられている更新エラーフラグをオンに設定する処理(ステップS273)、初期値設定フラグをオンに設定する処理(ステップS274)を順次行う。更新エラーフラグは次の図12の初期値乱数更新処理の中で、また初期値設定フラグは図14の乱数更新処理1の中でそれぞれ参照される。
なお、ステップS272で更新エラーが発生している(ステップS272;Yes)場合に、乱数回路リセットレジスタ608b11のフラグをオンすることで再起動を行い、それでも更新エラーが解消されない場合に、S273、S274を実行するようにしてもよい。また、更新エラーが発生した場合に、一括表示装置50のエラーを表示するエラー表示部(LED)を点灯するようにしてもよい。
また、乱数回路エラー報知コマンドを送信するようにしてもよい。このコマンドは、演出制御装置300(図3参照)へ送信されるコマンドで、このコマンドを受信すると、演出制御装置300は例えば表示装置41においてエラー発生を示す表示が行われる。エラー発生を示す表示は、遊技店の店員が認識できればよく、例えば液晶表示器の所定位置(隅部等)に所定の記号を表示することで、遊技に影響を与えないようにすることが望ましい。
[Random number error monitoring processing]
Next, details of the random number error monitoring process (step S27) in the main process described above will be described.
As shown in FIG. 11, in the random number error monitoring process, first, the value of the update error notification register 608b15 in the random
If an update error has occurred in step S272 (step S272; Yes), restart is performed by turning on the flag of the random number circuit reset register 608b11. If the update error is still not resolved, steps S273 and S274 are performed. May be executed. Further, when an update error occurs, an error display unit (LED) that displays an error of the
Further, a random circuit error notification command may be transmitted. This command is a command transmitted to the production control device 300 (see FIG. 3). When this command is received, the
〔初期値乱数更新処理〕
次に、上述のメイン処理における初期値乱数更新処理(ステップS28)の詳細について説明する。
図12に示すように、初期値乱数更新処理では、先ずRWM内の前記更新エラーフラグを読み込んでフラグ(更新エラーフラグ)の状態を確認する(ステップS281)。そして、更新エラーフラグがオンしていない(ステップS282;No)と判断した場合には何もせずに当該乱数エラー監視処理から抜ける。一方、更新エラーフラグがオンしている(ステップS272;Yes)と判断した場合には、特図の大当り乱数をインクリメント(更新(+1))する処理(ステップS283)、普図の当り初期値乱数をインクリメント(更新(+1))する処理(ステップS284)、大当り図柄初期値乱数1をインクリメント(更新(+1))する処理(ステップS285)、大当り図柄初期値乱数2をインクリメント(更新(+1))する処理(ステップS286)を順次行う。
[Initial value random number update processing]
Next, details of the initial value random number update process (step S28) in the main process described above will be described.
As shown in FIG. 12, in the initial value random number update process, first, the update error flag in the RWM is read to check the state of the flag (update error flag) (step S281). If it is determined that the update error flag is not turned on (step S282; No), nothing is done and the process exits the random number error monitoring process. On the other hand, if it is determined that the update error flag is on (step S272; Yes), the process of incrementing (updating (+1)) the big hit random number of the special figure (step S283), the normal initial hit random number Is incremented (update (+1)) (step S284), jackpot symbol initial value
なお、各乱数更新処理では、上限値がそれぞれ設けられ、上限値に達すると0となり、0から上限値の間で順次更新(+1)する処理が行なわれる。従って、遊技用マイコン111のCPU111Aによるメイン処理は、周回初期値として用いられる値を生成する置換カウンタを更新する置換カウンタ更新手段と、更新異常情報記憶手段としての更新エラー報知レジスタを参照し、第1乱数生成手段としての乱数生成回路608での乱数値の更新に異常が発生したか否かを判定する異常判定手段として機能する。
In each random number update process, an upper limit value is provided. When the upper limit value is reached, the upper limit value is 0, and a process of sequentially updating (+1) between 0 and the upper limit value is performed. Therefore, the main processing by the
ここで、「大当り図柄初期値乱数1」は、特図1の大当り停止図柄を決定する乱数の初期値となる乱数、「大当り図柄初期値乱数2」は、特図2の大当り停止図柄を決定する乱数の初期値乱数のことである。また、「当り初期値乱数」は普図変動ゲームの当りを決定する乱数の初期値となる乱数のことである。このように、メイン処理の中で時間が許す限り乱数をインクリメントし続けることによって、乱数のランダム性を高めることができるようにしている。大当り乱数は、特図1および特図2の変動表示ゲームに共通の乱数である。
Here, the “big hit symbol initial value
〔タイマ割込み処理〕
次に、タイマ割込み処理について説明する。
図13に示すように、タイマ割込み処理は、クロックジェネレータ内のCTC回路で生成される周期的なタイマ割込み信号がCPU111Aに入力されることで開始される。遊技用マイコン111Aにおいてタイマ割込みが発生すると、図13のタイマ割込み処理が開始される。
[Timer interrupt processing]
Next, timer interrupt processing will be described.
As shown in FIG. 13, the timer interrupt process is started when a periodic timer interrupt signal generated by the CTC circuit in the clock generator is input to the
タイマ割込み処理が開始されると、まず所定のレジスタに保持されている値をRWMに移すレジスタ退避の処理(ステップS41)を行う。なお、本実施例において遊技用マイコンとして使用しているZ80系のマイコンでは、当該処理を表レジスタに保持されている値を裏レジスタに退避することで置き換えることができる。次に、各種センサ(始動口1スイッチ36a、始動口2スイッチ37a、普図のゲートスイッチ34a、カウントスイッチ38aなど)からの入力の取込み、即ち、各入力ポートの状態を読み込む入力処理(ステップS42)を行う。それから、各種処理でセットされた出力データに基づき、ソレノイド(大入賞口SOL38b、普電SOL37c)等のアクチュエータの駆動制御などを行うための出力処理(ステップS43)を行う。
When the timer interrupt process is started, a register saving process (step S41) is performed in which a value held in a predetermined register is first transferred to the RWM. In the Z80 microcomputer used as the gaming microcomputer in this embodiment, the processing can be replaced by saving the value held in the front register to the back register. Next, an input process (step S42) for reading inputs from various sensors (start
次に、各種処理で送信バッファにセットされたコマンドを演出制御装置300や払出制御装置200等に出力するコマンド送信処理(ステップS44)、乱数更新処理1(ステップS45)、乱数更新処理2(ステップS46)を行う。その後、始動口1スイッチ36a、始動口2スイッチ37a、普図のゲートスイッチ34a、入賞口スイッチ35a…35n、カウントスイッチ38aから正常な信号の入力があるか否かの監視や、エラーの監視(前面枠やガラス枠が開放されていないかなど)を行う入賞口スイッチ/エラー監視処理(ステップS47)を行う。また、特図変動表示ゲームに関する処理を行う特図ゲーム処理(ステップS48)、普図変動表示ゲームに関する処理を行う普図ゲーム処理(ステップS49)を行う。
Next, a command transmission process (step S44), a random number update process 1 (step S45), and a random number update process 2 (steps) for outputting commands set in the transmission buffer in various processes to the
次に、遊技機10に設けられ、特図変動ゲームの表示や遊技に関する各種情報を表示するセグメントLEDを所望の内容を表示するように駆動するセグメントLED編集処理(ステップS50)、磁気センサスイッチ61や振動センサスイッチ62からの検出信号をチェックして異常がないか判定する磁石不正監視処理(ステップS51)を行う。それから、外部の各種装置に出力する信号を出力バッファにセットする外部情報編集処理(ステップS52)を行う。続いて、割込み要求をクリアして割込みの終了を宣言する処理(ステップS53)を行い、ステップS41で退避したレジスタのデータを復帰する処理(ステップS54)を行った後、割込みを許可する処理(ステップS55)を行なって、タイマ割込み処理を終了する。
Next, a segment LED editing process (step S50) that is provided in the
〔乱数更新処理1〕
次に、上述のタイマ割込み処理における乱数更新処理1(ステップS45)の詳細について説明する。
乱数更新処理1は、図12の初期値乱数更新処理の対象となっている大当り乱数、当り乱数、大当り図柄乱数1、大当り図柄乱数2の初期値(スタート値)を更新するための処理であり、遊技用マイコン111が備える乱数生成回路(図4:608)内のレジスタ(スタート値設定レジスタ608b5)に設定する初期値を更新する。
[Random number update process 1]
Next, details of the random number update process 1 (step S45) in the timer interrupt process described above will be described.
The random
図14に示すように、乱数更新処理1においては、先ずRWM内の前記更新エラーフラグを読み込んでフラグ(更新エラーフラグ)の状態を確認する(ステップS451)。そして、更新エラーフラグがオンしていない(ステップS452;No)と判断した場合には何もせずに当該乱数更新処理1から抜ける。一方、更新エラーフラグがオンしている(ステップS452;Yes)と判断した場合には、初期値設定フラグの状態を確認する(ステップS451)。そして、初期値設定フラグがオンしていない(ステップS453;No)と判断した場合にはステップS459へジャンプする。
As shown in FIG. 14, in the random
また、初期値設定フラグがオンしている(ステップS453;Yes)と判断した場合にはステップS454へ進み、前記初期値乱数更新処理(図12)で更新される大当り初期値乱数の値をRWM内の所定の領域(大当り用のソフト乱数カウンタ)にセーブする。続いて、当り初期値乱数の値、大当り図柄初期値乱数1の値、大当り図柄初期値乱数2の値を順次RWM内の対応する領域にセーブ(ステップS455,S456,S457)。それから、初期値設定フラグをオフ設定(ステップS458)して、ステップS459へ進む。上記のように、乱数更新処理1では、更新エラーフラグがオンしていると図10のステップS28の初期値乱数更新処理で更新される各種乱数の初期値乱数を、1度だけRWMにセーブすることとなる。ここで、乱数生成回路608により更新される初期値乱数を使用するようにしてもよい。
If it is determined that the initial value setting flag is on (step S453; Yes), the process proceeds to step S454, and the value of the big hit initial value random number updated in the initial value random number update process (FIG. 12) is set to RWM. Are saved in a predetermined area (a soft random number counter for big hits). Subsequently, the value of the hit initial value random number, the value of the big hit symbol initial value
ステップS459では、ステップS454の処理で大当り初期値乱数の値がセーブされたRWM内の大当り乱数を読み込んで更新(+1)する処理を行う。そして、次のステップS460で、該大当り乱数が一巡したか判定し、一巡していない(ステップS460:No)と判定すると、更新結果を元の場所にセーブする(ステップS461)。また、大当り乱数が一巡した(ステップS460:Yes)と判定すると、ステップS462へ移行して初期値乱数更新処理(図12)で更新される大当り初期値乱数の値をセーブして、ステップS463へ進む。 In step S459, processing for reading and updating (+1) the jackpot random number in the RWM in which the value of the jackpot initial value random number was saved in the processing of step S454 is performed. Then, in the next step S460, it is determined whether or not the big hit random number has made a round, and if it is determined that the round has not been made (step S460: No), the update result is saved in the original location (step S461). If it is determined that the big hit random number has been completed (step S460: Yes), the process proceeds to step S462 to save the big hit initial value random number updated in the initial value random number update process (FIG. 12), and then goes to step S463. move on.
ステップS463では、ステップS455の処理で当り初期値乱数の値がセーブされたRWM内の当り乱数を読み込んで更新(+1)する処理を行う。そして、次のステップS464で、該当り乱数が一巡したか判定し、一巡していない(ステップS464:No)と判定すると、更新結果を元の場所にセーブする(ステップS465)。また、当り乱数が一巡した(ステップS464:Yes)と判定すると、ステップS466へ移行して初期値乱数更新処理(図12)で更新される当り初期値乱数の値をセーブして、ステップS467へ進む。 In step S463, a process of reading and updating (+1) the hit random number in the RWM in which the value of the initial random number is saved in the process of step S455 is performed. Then, in the next step S464, it is determined whether or not the corresponding random number has been completed. If it is determined that the random number has not been completed (step S464: No), the update result is saved in the original location (step S465). If it is determined that the winning random number has been completed (step S464: Yes), the process proceeds to step S466 to save the value of the winning initial value random number updated in the initial value random number updating process (FIG. 12), and then to step S467. move on.
ステップS467では、ステップS456の処理で大当り図柄初期値乱数1の値がセーブされたRWM内の大当り図柄乱数1を読み込んで更新(+1)する処理を行う。そして、次のステップS468で、該大当り図柄乱数1が一巡したか判定し、一巡していない(ステップS468:No)と判定すると、更新結果を元の場所にセーブする(ステップS469)。また、大当り図柄乱数1が一巡した(ステップS468:Yes)と判定すると、ステップS470へ移行して初期値乱数更新処理(図12)で更新される大当り図柄初期値乱数1の値をセーブして、ステップS471へ進む。
In step S467, processing for reading and updating (+1) the jackpot symbol
ステップS471では、ステップS457の処理で大当り図柄初期値乱数2の値がセーブされたRWM内の大当り図柄乱数2を読み込んで更新(+1)する処理を行う。そして、次のステップS472で、該大当り図柄乱数2が一巡したか判定し、一巡していない(ステップS472:No)と判定すると、更新結果を元の場所にセーブする(ステップS473)。また、大当り図柄乱数2が一巡した(ステップS472:Yes)と判定すると、ステップS474へ移行して初期値乱数更新処理(図12)で更新される大当り図柄初期値乱数2の値をセーブして、当該乱数更新処理1から抜ける。
In step S471, processing for reading and updating (+1) the jackpot symbol
ステップS458で初期値設定フラグがオンされると、次のタイマ割込みで再度当該乱数更新処理1が開始されて、ステップS452で更新エラーフラグがオンされていると判定しても、ステップS453で初期値設定フラグがオフと判定されてステップS459へジャンプするため、それぞれの乱数が一巡するまでは、タイマ割込みがかかる度に各乱数の更新(+1)処理が行われる。
従って、CPU111Aの割込み処理は、割込みタイマのタイムアップに基づいて乱数値の更新を行う第2乱数生成手段、所定の最小値と最大値の範囲内で循環して乱数カウンタを更新する乱数カウンタ更新手段、乱数カウンタが更新されて周回初期値に達する毎に、乱数カウンタの新たな周回初期値を設定する攪拌手段として機能する。
When the initial value setting flag is turned on in step S458, the random
Therefore, the interrupt processing of the
上記のように、乱数更新処理1における乱数の更新が、更新エラーフラグがオンになっている場合に実行されるのは、乱数生成回路608が正常に更新を行っている間は図17のステップA205で乱数生成回路の乱数値をロードし、更新エラーが発生すると乱数更新処理1で更新された乱数がロードされるためである。また、乱数更新処理1があることによって、乱数生成回路で更新異常が発生した場合に、乱数生成回路608の乱数値を使用せずに遊技制御を継続して実行することができるようになる。
乱数更新処理1では、図10のステップS28の初期値乱数更新処理で更新されている各種乱数の初期値乱数を開始値として更新するようにしたので、乱数カウンタの開始値をランダムにすることができる。これによって、特定の遊技状態(大当り状態)が発生する乱数カウンタの更新タイミングを割り出すことが難しくなり、不正行為を行うことが著しく困難になる。
また、乱数更新処理1で更新される各種乱数の更新範囲は、乱数生成回路で更新される乱数値と同じ範囲(本実施形態では、普図当り乱数の最大値は例えば0〜250に設定され、特図大当り図柄乱数1,2の最大値は例えば0〜200)で更新するようにしたので、大当りや当りか否かを判定する際に使用する判定値の数を変更する必要がなく、異常発生前と異常発生時とで共通の判定処理を使用することができる。
また、各種乱数の更新範囲は、異常発生前と異常発生時とで同じ確率で抽選を行うことができればよく、例えば、乱数の更新範囲を10倍とし、判定値の数を10倍とするようにしてもよい。
As described above, the update of the random number in the random
In the random
In addition, the update range of various random numbers updated in the random
In addition, the random number update range is not limited as long as the lottery can be performed with the same probability before the occurrence of the abnormality and at the time of the occurrence of the abnormality. For example, the random number update range is 10 times and the number of determination values is 10 times. It may be.
図13のタイマ割込み処理における乱数更新処理2(ステップS46)は、特図1,特図2の変動表示ゲームにおける変動パターンを決定するための変動パターン乱数1,2,3を更新する処理であり、本実施例では、乱数生成回路(図4:608)を使用しないでユーザプログラムによって更新するようにしているので、説明は省略する。ただし、乱数生成回路608内の乱数ブロック608f,608g,608h等を使用して更新することも可能である。その場合、上述した大当り乱数と同様な方法で更新することができる。また、乱数生成回路で更新エラーが発生した場合の処理も上記と同様にすることができる。さらに、乱数生成回路608内のタップ設定レジスタ608b2に設定するタップ値を更新しながら、変動パターン乱数1,2,3を更新するようにしても良い。
The random number update process 2 (step S46) in the timer interruption process of FIG. 13 is a process of updating the fluctuation pattern
〔特図ゲーム処理〕
次に、上述のタイマ割込み処理における特図ゲーム処理(ステップS48)の詳細について説明する。
特図ゲーム処理では、始動口1スイッチ36a及び始動口2スイッチ37aの入力の監視と、特図変動表示ゲームに関する処理全体の制御、特図の表示の設定を行う。
[Special Figure Game Processing]
Next, details of the special game process (step S48) in the above-described timer interrupt process will be described.
In the special figure game process, the input of the
図15に示すように、特図ゲーム処理では、先ず、始動口1スイッチ36a及び始動口2スイッチ37aの入賞を監視する始動スイッチ監視処理(ステップA1)を行う。
始動口スイッチ監視処理では、始動入賞口36、第2始動入賞口をなす普通変動入賞装置37に遊技球の入賞があると、各種乱数(大当り乱数など)の抽出を行い、当該入賞に基づく特図変動表示ゲームの開始前の段階で入賞に基づく遊技結果を事前に判定する遊技結果事前判定を行う。なお、始動口スイッチ監視処理(ステップA1)の詳細については、後に図16を用いて説明する。
As shown in FIG. 15, in the special figure game process, first, a start switch monitoring process (step A1) for monitoring winning of the
In the start port switch monitoring process, when a game ball is won in the normal
次に、カウントスイッチ監視処理(ステップA2)を行う。このカウントスイッチ監視処理では、特別変動入賞装置38内に設けられたカウントスイッチ38aのカウント数を監視する処理を行う。
次に、特図ゲーム処理タイマを更新(−1)して、当該ゲーム処理タイマがタイムアップしたか否かをチェックして(ステップA3)、特図ゲーム処理タイマがタイムアップした(ステップA4;Yes)と判定すると、特図ゲーム処理番号に対応する処理に分岐させるために参照する特図ゲームシーケンス分岐テーブルをレジスタに設定する処理(ステップA5)を行って、当該テーブルを用いて特図ゲーム処理番号に対応する処理の分岐先アドレスを取得する処理(ステップA6)を行う。
Next, a count switch monitoring process (step A2) is performed. In this count switch monitoring process, a process of monitoring the count number of the
Next, the special figure game process timer is updated (-1) to check whether or not the game process timer has expired (step A3), and the special figure game process timer has expired (step A4; If the determination is Yes), a special figure game sequence branch table to be referred to for branching to a process corresponding to the special figure game process number is set in the register (step A5), and the special figure game is used using the table. A process (step A6) of acquiring a branch destination address of the process corresponding to the process number is performed.
そして、分岐処理終了後のリターンアドレスをスタック領域に退避させる処理(ステップA7)を行った後、ゲーム処理番号に応じてゲーム分岐処理(ステップA8)を行う。
ステップA8にて、ゲーム処理番号が「0」の場合は、特図変動表示ゲームの変動開始を監視し、特図変動表示ゲームの変動開始の設定や演出の設定や、特図変動中処理を行うために必要な情報の設定等を行う特図普段処理(ステップA9)を行う。
Then, after performing the process of saving the return address after the branch process to the stack area (step A7), the game branch process (step A8) is performed according to the game process number.
If the game process number is “0” in step A8, the fluctuation start of the special figure fluctuation display game is monitored, the fluctuation start setting of the special figure fluctuation display game, the setting of the effect, and the special figure fluctuation processing are performed. A special figure routine process (step A9) for setting information necessary for the execution is performed.
また、ステップA8にて、ゲーム処理番号が「1」の場合は、特図の停止表示時間の設定や、特図表示中処理を行うために必要な情報の設定等を行う特図変動中処理(ステップA10)を行う。
さらに、ステップA8にて、ゲーム処理番号が「2」の場合は、特図変動表示ゲームの遊技結果が大当りであれば、大当りの種類(2R大当りor15R大当り)に応じたファンファーレコマンドの設定や、各大当り(2R大当りor15R大当り)の大入賞口開放パターンに応じたファンファーレ時間の設定や、ファンファーレ/インターバル中処理を行うために必要な情報の設定等を行う特図表示中処理(ステップA11)を行う。
If the game process number is “1” in step A8, the special figure changing process for setting the stop display time of the special figure and setting the information necessary for performing the special figure display process is performed. (Step A10) is performed.
Furthermore, if the game processing number is “2” in step A8, if the game result of the special figure variation display game is a big hit, a fanfare command setting corresponding to the type of big hit (2R big hit or 15R big hit) Special chart display processing (step A11) for setting the fanfare time according to the big winning opening opening pattern of each jackpot (2R jackpot or 15R jackpot), setting information necessary for performing the fanfare / interval processing, etc. Do.
また、ステップA8にて、ゲーム処理番号が「3」の場合は、大入賞口の開放時間の設定や開放回数の更新、大入賞口開放中処理を行うために必要な情報の設定等を行うファンファーレ/インターバル中処理(ステップA12)を行う。
また、ステップA8にて、ゲーム処理番号が「4」の場合は、大当りラウンドが最終ラウンドでなければインターバルコマンドを設定する一方で最終ラウンドであれば大当り終了画面のコマンドを設定する処理や、大入賞口残存球処理を行うために必要な情報の設定等を行う大入賞口開放中処理(ステップA13)を行う。
In step A8, when the game process number is “3”, setting of the opening time of the big prize opening, updating of the number of times of opening, setting of information necessary for performing the processing during opening of the big prize opening, etc. are performed. The fanfare / interval processing (step A12) is performed.
In step A8, if the game process number is “4”, an interval command is set if the big hit round is not the final round, while a big hit end screen command is set if the big round is the final round, A large winning opening opening process (step A13) for setting information necessary for performing the winning opening remaining ball processing is performed.
また、ステップA8にて、ゲーム処理番号が「5」の場合は、大当りラウンドが最終ラウンドであれば大入賞口内にある残存球が排出されるための時間を設定する処理や、大当り終了処理を行うために必要な情報の設定等を行う大入賞口残存球処理(ステップA14)を行う。
また、ステップA8にて、ゲーム処理番号が「6」の場合は、特図普段処理(ステップA9)を行うために必要な情報の設定等を行う大当り終了処理(ステップA15)を行う。
その後、分岐処理にて準備したテーブルの各データをRWMの作業領域にセーブする(ステップA16)。
If the game process number is “5” in step A8, if the big hit round is the final round, a process for setting a time for discharging the remaining balls in the big prize opening and a big hit end process are performed. A big winning opening remaining ball process (step A14) for setting information necessary for the execution is performed.
If the game process number is “6” in step A8, a big hit end process (step A15) for setting information necessary for performing the special figure routine process (step A9) is performed.
Thereafter, each data of the table prepared by the branch process is saved in the work area of the RWM (step A16).
そして、特図1表示器51の変動を制御するためのテーブルを準備した後(ステップA17)、特図1表示器51に係る図柄変動制御処理(ステップA18)を行う。その後、特図2表示器52の変動を制御するためのテーブルを準備した後(ステップA19)、特図2表示器52に係る図柄変動制御処理(ステップA20)を行う。
一方、ステップA4にて、特図ゲーム処理タイマがタイムアップしていない(ステップA4;No)と判定すると、処理をステップA17に移行して、それ以降の処理を行う。
And after preparing the table for controlling the fluctuation | variation of the special figure 1 indicator 51 (step A17), the symbol fluctuation | variation control process (step A18) which concerns on the special figure 1
On the other hand, if it is determined in step A4 that the special figure game process timer has not expired (step A4; No), the process proceeds to step A17, and the subsequent processes are performed.
〔始動口スイッチ監視処理〕
次に、上述の特図ゲーム処理における始動口スイッチ監視処理の詳細について説明する。
図16に示すように、始動口スイッチ監視処理では、先ず、始動入賞口36(第1始動口)による始動口入賞演出コマンドを設定するテーブルを準備し(ステップA111)、さらに、第1始動口による保留の情報を設定するテーブルを準備した後(ステップA112)、特図始動口スイッチ共通処理(ステップA113)を行う。
なお、ステップA113における特図始動口スイッチ共通処理の詳細については、後に図17を用いて説明する。
[Starter switch monitoring process]
Next, details of the start port switch monitoring process in the above-described special figure game process will be described.
As shown in FIG. 16, in the start port switch monitoring process, first, a table for setting a start port winning effect command by the start winning port 36 (first start port) is prepared (step A111), and further, the first start port is set. After preparing the table for setting the hold information by (Step A112), the special start port switch common processing (Step A113) is performed.
The details of the special figure start port switch common process in step A113 will be described later with reference to FIG.
次に、普通電動役物(普通変動入賞装置37)が作動中である、即ち、普通変動入賞装置37が作動して遊技球の入賞が可能な開状態となっているか否かをチェックして(ステップA114)、普通電動役物が作動中である(ステップA115;Yes)と判定すると、処理をステップA118に移行して、それ以降の処理を行う。一方、ステップA115にて、普通電動役物が作動中でない(ステップA115;No)と判定すると、普通変動入賞装置37への不正入賞数が不正発生判定個数以上であるかをチェックして(ステップA116)、不正入賞数が不正発生判定個数以上であるか否かを判定する処理(ステップA117)を行う。
Next, it is checked whether or not the ordinary electric accessory (ordinary variation winning device 37) is in operation, that is, whether or not the ordinary
普通変動入賞装置37は、閉状態では遊技球が入賞不可能であり、開状態でのみ遊技球が入賞可能である。よって、閉状態で遊技球が入賞した場合は何らかの異常や不正が発生した場合であり、このような閉状態で入賞した遊技球があった場合はその数を不正入賞数として計数する。そして、このように計数された不正入賞数が所定の不正発生判定個数(上限値)以上であるかが判定される。
The normal
ステップA117にて、不正入賞数が不正判定個数以上でない(ステップA117;No)と判定すると、普通変動入賞装置37(始動口2)による始動口入賞演出コマンドを設定するテーブルを準備する(ステップA118)。
その後、始動口2による保留の情報を設定するテーブルを準備した後(ステップA119)、特図始動口スイッチ共通処理(ステップA120)を行って、始動口スイッチ監視処理を終了する。
また、ステップA117にて、不正入賞数が不正判定個数以上であると判定された場合も(ステップA117;Yes)、始動口スイッチ監視処理を終了する。即ち、第2始動記憶をそれ以上発生させないようにする。
If it is determined in step A117 that the number of fraudulent winnings is not greater than or equal to the number of fraud determinations (step A117; No), a table is prepared for setting a start opening winning effect command by the normal variation winning device 37 (starting opening 2) (step A118). ).
Thereafter, after preparing a table for setting information on hold by the start port 2 (step A119), the special start port switch common process (step A120) is performed, and the start port switch monitoring process is terminated.
If it is determined in step A117 that the number of illegal winnings is equal to or greater than the number of fraud determinations (step A117; Yes), the start port switch monitoring process is terminated. That is, the second start memory is not generated any more.
〔特図始動口スイッチ共通処理〕
次に、上述の始動口スイッチ監視処理における特図始動口スイッチ共通処理(ステップA113、A120)の詳細について説明する。
特図始動口スイッチ共通処理は、始動口1スイッチ36aや始動口2スイッチ37aの入力があった場合に、各々の入力について共通して行われる処理である。
[Special figure start port switch common processing]
Next, details of the special start port switch common process (steps A113 and A120) in the start port switch monitoring process described above will be described.
The special figure start port switch common process is a process performed in common for each input when there is an input from the
図17に示すように、特図始動口スイッチ共通処理では、CPU111Aは、先ず始動口1スイッチ36a及び始動口2スイッチ37aのうち、監視対象の始動口スイッチ(例えば、始動口1スイッチ36a等)に入力があるか否かをチェックして(ステップA201)、監視対象の始動口スイッチに入力がない(ステップA202;No)と判定すると、特図始動口スイッチ共通処理を終了する。一方、ステップA202にて、監視対象の始動口スイッチに入力がある(ステップA202;Yes)と判定すると、当該監視対象の始動口スイッチの始動口入賞フラグをセーブする(ステップA203)。
As shown in FIG. 17, in the special-purpose start port switch common process, the
その後、予めROM111B内に記憶されている更新エラーフラグの状態(0または1)とロードアドレスとの対応を示すテーブル(大当り乱数アドレステーブル)を参照して、更新エラーフラグの状態(0または1)に対応したロードアドレスを取得する(ステップA204)。そして、取得したロードアドレスに格納されている値を大当り乱数としてロード(大当り乱数の抽出)する(ステップA205)。
Thereafter, the update error flag state (0 or 1) is referred to by referring to a table (big hit random number address table) showing the correspondence between the update error flag state (0 or 1) and the load address stored in the
大当り乱数アドレステーブルには、更新エラーフラグの「0」に対応して乱数生成回路608内の乱数カウンタ608b7のアドレスが格納され、更新エラーフラグの「1」に対応してRAM111C(RWM)内の大当り乱数領域のアドレスが格納されているため、ステップS205では、更新エラーフラグが「0」のときは乱数カウンタ608b7の値がロードされ、更新エラーフラグが「1」のときはRAM111C内の大当り乱数領域の値がロードされることとなる。従って、RAM111Cが取得アドレステーブルを記憶した記憶手段として機能する。
In the jackpot random number address table, the address of the random number counter 608b7 in the random
その後、始動口1スイッチ36a及び始動口2スイッチ37aのうち、監視対象の始動口スイッチ(例えば、始動口1スイッチ36a等)への入賞の回数に関する情報が遊技機10の外部の管理装置に対して出力された回数(始動口信号制御出力回数)をロードする(ステップA206)。そして、ロードした値を更新(+1)し、出力回数がオーバーフローするか否かをチェックして(ステップA207)、出力回数がオーバーフローしない(ステップA208;No)と判定すると、更新後の値をRWMの始動口信号出力回数領域にセーブして(ステップA209)、処理をステップA209に移行する。一方、ステップA207にて、出力回数がオーバーフローしないと判定された場合は(ステップA208;Yes)、ステップA209をスキップしてステップA210に移行する。
Thereafter, of the
そして、ステップA210にて、始動口1スイッチ36a及び始動口2スイッチ37aのうち、監視対象の始動口スイッチ(例えば、始動口1スイッチ36a等)に対応する更新対象の特図保留(始動記憶)数が上限値未満か否かをチェックして、特図保留数が上限値未満か否かを判定する処理(ステップA211)を行う。
Then, in step A210, among the
ステップA211にて、特図保留数が上限値未満でない(ステップA211;No)と判定すると、ステップA202に係る始動口スイッチの入力が始動口1スイッチ36aの入力であるか否かをチェックして(ステップA212)、始動口1スイッチ36aの入力である(ステップA213;Yes)と判定すると、飾り特図保留数コマンド(オーバーフローコマンド)を準備し(ステップA214)、コマンド設定処理(ステップA215)を行って、特図始動口スイッチ共通処理を終了する。
また、ステップA213にて、始動口1スイッチ36aの入力でない(ステップA212;No)と判定された場合は、ステップA214〜A215をスキップして当該特図始動口スイッチ共通処理を終了する。
If it is determined in step A211 that the number of special figure hold is not less than the upper limit (step A211; No), it is checked whether or not the input of the start port switch related to step A202 is the input of the
If it is determined in step A213 that the input of the
一方、ステップA211にて、特図保留数が上限値未満である(ステップA211;Yes)と判定すると、ステップA216へ移行して更新対象の特図保留数(例えば、特図1保留数等)を更新(+1)する処理を行った後、始動口1スイッチ36a及び始動口2スイッチ37aのうち、監視対象の始動口スイッチ(例えば、始動口1スイッチ36a等)の飾り特図保留数コマンド(MODE)を準備した後(ステップA217)、特図保留数に対応する飾り特図保留数コマンド(ACTION)を準備して(ステップA218)、コマンド設定処理(ステップA219)を行う。
それから、特図保留数に対応する乱数セーブ領域のアドレスを算出する処理(ステップA220)を行った後、算出したアドレスを用いて大当り乱数をRWMの乱数セーブ領域にセーブする(ステップA221)。
On the other hand, if it is determined in step A211 that the number of special figure hold is less than the upper limit (step A211; Yes), the process proceeds to step A216 and the number of special figure hold to be updated (for example, the number of special figure hold 1) After the processing for updating (+1) is performed, a decoration special figure reservation number command (for example, the
Then, after performing processing (step A220) for calculating the address of the random number saving area corresponding to the special figure hold number, the big hit random number is saved in the random number saving area of the RWM using the calculated address (step A221).
その後、予めROM内に記憶されている始動口スイッチごとの更新エラーフラグの状態(0または1)とロードアドレスとの対応を示すテーブル(大当り図柄乱数アドレステーブル)を取得する(ステップA222)。そして、該テーブルより、更新エラーフラグの状態(0または1)に対応したロードアドレスを取得する(ステップA223)。そして、取得したロードアドレスに格納されている値を大当り図柄乱数として大当り図柄乱数をRWMの乱数セーブ領域にセーブする(ステップA224)。大当り図柄乱数アドレステーブルには、更新エラーフラグの「0」に対応して乱数生成回路608内の乱数カウンタ608b7のアドレスが格納され、更新エラーフラグの「1」に対応してRAM111C(RWM)内の大当り図柄乱数領域のアドレスが格納されているため、ステップS224では、更新エラーフラグが「0」のときは乱数カウンタ608b7の値がセーブされ、更新エラーフラグが「1」のときはRAM111C内の大当り図柄乱数領域の値がセーブされることとなる。
Thereafter, a table (big hit symbol random number address table) indicating the correspondence between the update error flag state (0 or 1) and the load address for each start port switch stored in advance in the ROM is acquired (step A222). Then, the load address corresponding to the update error flag state (0 or 1) is obtained from the table (step A223). Then, the jackpot symbol random number is saved in the random number save area of the RWM using the value stored in the acquired load address as the jackpot symbol random number (step A224). In the jackpot symbol random number address table, the address of the random number counter 608b7 in the random
次に、RWM内の変動パターン乱数1領域から変動パターン乱数1を抽出(ロード)し、抽出した値をRWMの変動パターン乱数1セーブ領域にセーブする処理(ステップA225)、RWM内の変動パターン乱数2領域から変動パターン乱数2を抽出(ロード)し、抽出した値をRWMの乱数セーブ領域にセーブする処理(ステップA226)、RWM内の変動パターン乱数3領域から変動パターン乱数3を抽出(ロード)し、抽出した値をRWMの乱数セーブ領域にセーブする処理(ステップA227)を行う。
Next, a process of extracting (loading) the fluctuation pattern
続いて、始動口への入賞による始動記憶に基づく特図変動表示ゲームの開始タイミングより前に当該始動記憶に対応した結果関連情報の判定を行う特図保留情報判定処理(ステップA228)を実行して、特図始動口スイッチ共通処理を終了する。
なお、普図ゲートスイッチ(34a)がオンした場合にも、図13の普図ゲーム処理S49の中で、普図の当り乱数に関して上記(図17)と同様な処理により、乱数生成回路608が生成した当り乱数(正常時)、またはプログラムにより生成されるRAM内の当り乱数(更新異常発生時)の取得が行われるようになっている。
Subsequently, a special figure hold information determination process (step A228) is performed to determine the result related information corresponding to the start memory before the start timing of the special figure variation display game based on the start memory by winning the start opening. Then, the special figure start port switch common process is terminated.
Even when the normal gate switch (34a) is turned on, the random
次に、上記実施例の遊技機の変形例について説明する。
図18には、第1の変形例における乱数エラー監視処理の手順が示されている。このフローチャートは、上記実施例における図11の乱数エラー監視処理を変更したものである。
図18に示すように、第1の変形例の乱数エラー監視処理では、先ず乱数生成回路608内の前記更新エラー報知レジスタ608b15の値を読み込んで更新エラーが発生しているかを確認する(ステップS271)。そして、更新エラーが発生していない(ステップS272;No)と判断した場合には何もせずに当該乱数エラー監視処理から抜ける。一方、更新エラーが発生している(ステップS272;Yes)と判断した場合には、ステップS275へ進み、特図ゲーム処理(図15)中の特図普段処理(A9)を実行中か否か判定する。そして、特図普段処理(A9)を実行中でない(ステップS275;No)と判断した場合には何もせずに当該乱数エラー監視処理から抜ける。
Next, a modified example of the gaming machine of the above embodiment will be described.
FIG. 18 shows the procedure of random number error monitoring processing in the first modification. This flowchart is a modification of the random number error monitoring process of FIG. 11 in the above embodiment.
As shown in FIG. 18, in the random number error monitoring process of the first modified example, first, the value of the update error notification register 608b15 in the random
一方、特図普段処理(A9)を実行中である(ステップS275;Yes)と判断した場合には、ステップS276へ進み、割込み禁止処理をした後、乱数回路エラー報知コマンドを送信する(ステップS277)。このコマンドは、演出制御装置300(図3参照)へ送信されるコマンドで、このコマンドを受信すると、演出制御装置300は例えば表示装置41においてエラー発生のメッセージの表示を行う。また、ステップS276の割込み禁止処理が実行されることにより、図13のタイマ割込み処理が実行されなくなる。また、コマンド送信後は、符号「3」に従って、メイン処理(図10)のステップS31へジャンプするようになっている。これにより、全出力ポートをオフにする処理等が実行され、遊技制御が不能動化されることとなる。
On the other hand, when it is determined that the special figure routine process (A9) is being executed (step S275; Yes), the process proceeds to step S276, and after interrupt prohibition processing, a random number circuit error notification command is transmitted (step S277). ). This command is a command transmitted to the effect control device 300 (see FIG. 3). When this command is received, the
特図普段処理(A9)は、特図変動表示ゲームの変動開始の設定や演出の設定や、特図変動中処理を行うために必要な情報の設定等を行う処理であり、この処理が実行されているということは、大当り遊技中ではないことを意味している。仮に、大当り遊技中に乱数生成回路608における更新エラーの発生で遊技の進行が中断されてしまうとすると、遊技者に不利益を与えることとなって望ましくない。そこで、この変形例では、更新エラーが発生しても特図普段処理(A9)の実行中は何もせず、特図普段処理(A9)の実行中でないときに更新エラーが発生した場合に、割込み禁止処理を行うとともに、乱数回路エラー報知コマンドを送信するようにしたものである。
The special figure normal process (A9) is a process for setting the change start of the special figure change display game, setting the effect, setting information necessary for performing the special figure changing process, and the like. Being played means that you are not playing a big hit game. If the progress of the game is interrupted due to the occurrence of an update error in the random
一方、この第1の変形例における乱数エラー監視処理には、図11の乱数エラー監視処理中のステップS273およびS274に相当する処理がないので、図12の初期値乱数更新処理中におけるステップS281およびS282は不要とされる。また、同様の理由から、第1の変形例を適用した場合、図14の乱数更新処理1中のステップS453〜S458は不要とされる。また、図14のステップS451,S452は、図18のステップS271,S272と同様な内容、すなわち更新エラー報知レジスタ608b15の確認と、更新エラーの発生の確認とすればよい。
On the other hand, in the random number error monitoring process in the first modified example, there is no process corresponding to steps S273 and S274 in the random number error monitoring process of FIG. 11, and therefore steps S281 and S281 in the initial value random number update process in FIG. S282 is unnecessary. For the same reason, when the first modification is applied, steps S453 to S458 in the random
図19には、第2の変形例における乱数エラー監視処理の手順が示されている。この変形例の乱数エラー監視処理は、図18の第1変形例の乱数エラー監視処理中のステップS
275およびS276を省略して、更新エラーが発生している(ステップS272;Yes)と判断した場合には、ステップS277へ進み、乱数回路エラー報知コマンドを送信するようにしたものである。また、コマンド送信後は、メイン処理(図10)のステップS33へジャンプせず、乱数エラー監視処理から抜けるようにしている。この第2変形例に従うと、割込み禁止処理を実行しないので、図13のタイマ割込み処理は引き続き実行される。つまり、更新エラーの発生で遊技の進行が中断されることはない。
FIG. 19 shows the procedure of random number error monitoring processing in the second modification. The random number error monitoring process of this modified example is the same as step S in the random number error monitoring process of the first modified example of FIG.
If 275 and S276 are omitted and it is determined that an update error has occurred (step S272; Yes), the process proceeds to step S277, and a random circuit error notification command is transmitted. Further, after the command is transmitted, the routine does not jump to step S33 of the main process (FIG. 10), but exits from the random number error monitoring process. According to the second modification, the interrupt prohibition process is not executed, and therefore the timer interrupt process of FIG. 13 is continuously executed. That is, the progress of the game is not interrupted by the occurrence of an update error.
上述の説明から、上記実施形態には、始動領域が設けられた遊技領域と、前記始動領域への遊技球の通過に応じて補助遊技を実行し、前記補助遊技が特別な結果になった場合に遊技者に特典を付与する遊技制御装置と、を備えた遊技機において、
前記遊技制御装置は、所定の時間毎に乱数値の更新を行う第1乱数生成手段および第2乱数生成手段と、前記第1乱数生成手段での乱数値の更新に異常が発生したか否かを検出する更新異常検出手段と、前記第1乱数生成手段での更新に異常が発生したことを示す更新異常情報が記憶される更新異常情報記憶手段と、所定の乱数取得条件が発生したことを検出する取得条件検出手段と、前記取得条件検出手段によって前記所定の乱数取得条件の発生が検出された場合に、前記第1乱数生成手段から乱数値を取得する乱数値取得手段と、前記乱数値取得手段によって取得された乱数値を判定して遊技に係わる決定処理を行う遊技結果決定手段と、を備え、
前記乱数値取得手段は、前記取得条件検出手段によって前記所定の乱数取得条件の発生が検出されると、前記更新異常情報記憶手段を参照し、前記更新異常情報記憶手段に前記第1乱数生成手段での乱数値の更新に異常が発生したことを示す更新異常情報が記憶されている場合には、前記第2乱数生成手段から乱数値を取得する発明が含まれることが分かる。
From the above description, in the above embodiment, the auxiliary game is executed according to the game area provided with the start area and the passing of the game ball to the start area, and the auxiliary game has a special result. In a gaming machine comprising a game control device for granting a privilege to a player,
The game control device includes a first random number generation unit and a second random number generation unit that update a random value every predetermined time, and whether or not an abnormality has occurred in the update of the random number value in the first random number generation unit. Update abnormality detection means for detecting, update abnormality information storage means for storing update abnormality information indicating that an abnormality has occurred in the update in the first random number generation means, and that a predetermined random number acquisition condition has occurred An acquisition condition detection means for detecting; a random value acquisition means for acquiring a random value from the first random number generation means when the generation of the predetermined random number acquisition condition is detected by the acquisition condition detection means; and the random value Game result determination means for determining a random number value acquired by the acquisition means and performing a determination process related to the game,
The random value acquisition means refers to the update abnormality information storage means when the occurrence of the predetermined random number acquisition condition is detected by the acquisition condition detection means, and stores the first random number generation means in the update abnormality information storage means In the case where update abnormality information indicating that an abnormality has occurred in the update of the random number value is stored, it is understood that the present invention includes an invention for acquiring a random value from the second random number generation means.
以上本発明者によってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、今回開示した実施形態は、全ての点で例示であって制限的なものではない。例えば、前記実施形態では、乱数生成回路608で乱数値が更新されなかった場合にエラーを示す値が設定される更新エラー報知レジスタ608b10や、一周完了報知レジスタ608b6、乱数更新中を報知するレジスタ608b9、スタート値設定レジスタ608b5に次回に設定される値(開始値)が記憶されているか否かを示すスタート値設定ビットやタップ設定ビットを記憶するソフト乱数ステータスレジスタ608b15を別々のレジスタとして設けているが、これらのレジスタを1つのステータスレジスタとして構成するようにしても良い。このようにすれば、レジスタの数を減らすことができる。また、このステータスレジスタには、カウンタモードにおける更新エラーと乱数モードにおける更新エラーとを区別して設定できるようにしてもよい。
Although the invention made by the present inventor has been specifically described based on the embodiments, the embodiments disclosed herein are illustrative and non-restrictive in every respect. For example, in the above-described embodiment, the update error notification register 608b10 in which a value indicating an error is set when the random
また、前記実施形態では、6つの乱数生成ブロックのうち1つで乱数更新エラーが発生すると、プログラムによる乱数生成処理に切り替えるようにした実施例について説明したが、いずれかの乱数生成ブロックで乱数更新エラーが発生したら未使用の乱数生成ブロックに切り替えて制御を継続するようにしても良い。また、乱数生成回路がブロックの切り替えが不能なアーキテクチャである場合には特に重要な乱数(大当り乱数や普図当り乱数)については2つの乱数生成ブロックで並行して乱数更新処理を行って一方の乱数生成ブロックから乱数をロードし、その乱数生成ブロックで乱数更新エラーが発生した場合には他方の乱数生成ブロックから乱数をロードするように、ユーザプログラムを構成するようにしても良い。
さらに、前記実施形態では、本発明をパチンコ遊技機に適用したものを説明したが、本発明はパチンコ遊技機に限定されず、アレンジボール遊技機、雀球遊技機、及びスロットマシンなどの遊技機にも適用可能である。
In the above embodiment, the embodiment has been described in which when one of the six random number generation blocks generates a random number update error, the program is switched to the random number generation processing by the program. If an error occurs, control may be continued by switching to an unused random number generation block. Also, if the random number generation circuit has an architecture in which blocks cannot be switched, for random numbers that are particularly important (big hit random numbers or random numbers per common figure), two random number generation blocks perform random number update processing in parallel. The user program may be configured to load a random number from a random number generation block and load a random number from the other random number generation block when a random number update error occurs in the random number generation block.
Further, in the above-described embodiment, the present invention is applied to a pachinko gaming machine. However, the present invention is not limited to a pachinko gaming machine, and is a gaming machine such as an arrangement ball gaming machine, a sparrow ball gaming machine, and a slot machine. It is also applicable to.
10 遊技機
11 本体枠
12 前面枠(遊技枠)
14 ガラス(透明部材)
15 ガラス枠(前枠)
16 照明装置
18 装飾装置
19 スピーカ
21 上皿
23 下皿
25 演出ボタン
27 球貸ボタン
28 排出ボタン
30 遊技盤
32 遊技領域
34 普図始動ゲート(始動領域)
35 一般入賞口
36 特図1始動入賞口(始動領域)
37 普通変動入賞装置
38 特別変動入賞装置
39 アウト口
40 センターケース
41 表示装置
42 サブ表示部
50 一括表示装置
51 特図1表示器
52 特図2表示器
53 普図表示器
54 始動記憶の表示部
100 遊技制御装置
110 CPU部
111A 遊技用マイクロコンピュータ(第2乱数生成手段、取得条件検出手段、乱数値取得手段、遊技結果決定手段、乱数カウンタ更新手段)
111B ROM
111C RAM(記憶手段)
120 入力部
130 出力部
200 払出制御装置
300 演出制御装置
400 電源装置
601 CPUコア(遊技用マイクロコンピュータ、遊技制御手段、乱数値取得手段)
608 乱数生成回路(第1乱数生成手段)
608a 乱数更新コントローラ(更新異常検出手段、乱数カウンタ更新手段)
608b1 CTC更新許可レジスタ
608b2 タップ設定レジスタ
608b3 乱数更新トリガレジスタ
608b4 最大値設定トリガレジスタ
608b5 スタート値設定レジスタ
608b6 一周完了報知レジスタ
608b7 乱数カウンタ
608b8 ワークエリア
608b9 乱数更新中報知レジスタ
608b10 更新エラー報知レジスタ(更新異常情報記憶手段)
608b11 乱数回路リセットレジスタ
608b12 周回カウンタ
608b14 初期値用カウンタ
608b15 ソフト乱数ステータスレジスタ
609 クロックジェネレータ
10
14 Glass (transparent material)
15 Glass frame (front frame)
16
35
37 Normal
111B ROM
111C RAM (storage means)
DESCRIPTION OF
608 Random number generation circuit (first random number generation means)
608a Random number update controller (update abnormality detection means, random number counter update means)
608b1 CTC update enable register 608b2 Tap setting register 608b3 Random number update trigger register 608b4 Maximum value setting trigger register 608b5 Start value setting register 608b6 Round completion notification register 608b7 Random number counter 608b8 Work area 608b9 Random number update notification register 608b10 Update error notification register Information storage means)
608b11 Random number circuit reset register 608b12 Round counter 608b14 Initial value counter 608b15 Soft random
Claims (1)
前記遊技制御装置は、
所定の周期毎に乱数値の更新を行う乱数生成手段を備え、
前記乱数生成手段で更新される乱数値が一巡に要する周期と、前記乱数生成手段で更新される乱数値の更新範囲を特定可能な更新範囲情報に対応する周期が一致しない場合に更新異常と判定し、
前記遊技の結果態様が特定の結果態様となるか否かの抽選に、前記乱数生成手段で更新される乱数値を使用するようにしたことを特徴とする遊技機。 A game provided with a game control device that performs a lottery to determine whether or not a game result mode is a specific result mode, and gives a bonus to a player when the game result mode is a specific result mode In the machine
The game control device includes:
Random number generation means for updating the random number value at predetermined intervals,
It is determined that the update is abnormal when the cycle required for one round of the random number value updated by the random number generation unit and the cycle corresponding to the update range information that can specify the update range of the random number value updated by the random number generation unit do not match And
A gaming machine, wherein a random number value updated by the random number generation means is used for lottery of whether or not the game result mode is a specific result mode .
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