JP5798783B2 - 分析支援装置、分析支援方法および分析支援プログラム - Google Patents

分析支援装置、分析支援方法および分析支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、分析支援装置、分析支援方法および分析支援プログラムに関する。
製品の生産のための工程や部品に関する情報を視覚化して分析を支援する技術が知られている。例えば、特許文献1では、製品を構成する複数の部品のそれぞれのコスト、製作工程及び製作時間を示すデータに基づいて、複数の部品のそれぞれが階層的に接続されてなる複数のパスのうち製作時間の長さが問題となる時間的問題パスを表示するとともに、複数の部品のそれぞれのコストを表示する技術が開示されている。
また、特許文献1では、パスを表示する画面上で製作時間やコストを変更することを可能にするとともに、製作時間の変更にともなって時間的問題パスが他のパスに切り替わった場合に表示内容を更新する技術も開示されている。
特開2004−110564号公報
特許文献1で開示されている技術では、工程や部品に関する情報を視覚化した画面上で情報を更新することができるものの、時間やコストを個別に数字で入力する必要がある。このため、操作が直感的でない上に、時間やコストを段階的に変更して変更結果を確認したい場合には数字入力操作を何度も繰り返して実行する必要があり手間がかかる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者に良好な操作性を提供する分析支援装置、分析支援方法および分析支援プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る分析支援装置は、フロー図に含まれる各ノードのコストおよび時間を視覚化して表示させる視覚化部と、前記視覚化部によって視覚化されたコストの値を変更する操作が行われた場合に、当該操作と連動して、前記視覚化部により視覚化される時間を変更後のコストに応じて変化させ、前記視覚化部によって視覚化された時間の値を変更する操作が行われた場合に、当該操作と連動して、前記視覚化部により視覚化されるコストを変更後の時間に応じて変化させる分析支援部とを備える。
ここで、本発明の望ましい態様として、本発明に係る分析支援装置は、前記フロー図に含まれるノードのクリティカルパスを算出するクリティカルパス算出部をさらに備え、前記視覚化部は、対応するノードが前記クリティカルパスに含まれるか否かに応じて視覚化されるコストおよび時間の配置を変更する。
また、本発明の望ましい態様として、前記クリティカルパス算出部は、前記視覚化部によって視覚化されたコストまたは時間の値を変更する操作が行われた場合に前記クリティカルパスを算出し直す。
また、本発明の望ましい態様として、前記視覚化部は、前記ノードのコストおよび時間を、ノード毎の値を示す第1のグラフおよびノード毎の値の積算値を示す第2のグラフとして視覚化する。
また、本発明の望ましい態様として、前記視覚化部は、さらに、前記ノードの時間を、ガントチャートとして視覚化する。
また、本発明の望ましい態様として、前記視覚化部は、前記ノードのコストおよび時間を、前記クリティカルパスに含まれるノードが中央付近に略一列に配列され、前記クリティカルパスに含まれるノードを接続するリンクが強調して表示され、各ノードにコストおよび時間が対応づけて表示されるフロー図として視覚化する。
また、本発明の望ましい態様として、前記分析支援部は、変更後のコストに応じた時間と、変更後の時間に応じたコストとを予め設定された生産条件に基づいて算出する。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る分析支援方法は、情報処理装置によって実行される分析支援方法であって、フロー図に含まれる各ノードのコストおよび時間を視覚化して表示させるステップと、視覚化されたコストの値を変更する操作が行われた場合に、当該操作と連動して、視覚化される時間を変更後のコストに応じて変化させるステップと、視覚化された時間の値を変更する操作が行われた場合に、当該操作と連動して、視覚化されるコストを変更後の時間に応じて変化させるステップとを含む。
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る分析支援プログラムは、情報処理装置に、フロー図に含まれる各ノードのコストおよび時間を視覚化して表示させるステップと、視覚化されたコストの値を変更する操作が行われた場合に、当該操作と連動して、視覚化される時間を変更後のコストに応じて変化させるステップと、視覚化された時間の値を変更する操作が行われた場合に、当該操作と連動して、視覚化されるコストを変更後の時間に応じて変化させるステップとを実行させる。
本発明に係る分析支援装置、分析支援方法および分析支援プログラムは、利用者に良好な操作性を提供することができるという効果を奏する。
図1は、本実施例に係る分析支援装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本実施例に係る分析支援プログラムの構成を示すブロック図である。 図3は、分析支援装置の動作を示すフローチャートである。 図4は、サプライチェーンの一例を示す図である。 図5は、図4に示すサプライチェーンに対応するノードデータの一例を示す図である。 図6は、クリティカルパスデータの一例を示す図である。 図7は、ノードに関する情報をフロー図として表示する例を示す図である。 図8は、ノードに関する情報をガントチャートとして表示する例を示す図である。 図9は、ノードを並び替えたガントチャートの一例を示す図である。 図10は、ノードに関する情報を棒グラフおよび積み上げグラフとして表示する例を示す図である。 図11は、ノードを並び替えた棒グラフおよび積み上げグラフの一例を示す図である。 図12は、分析支援装置による分析の支援の一例を示す図である。 図13は、ノードのコストと時間の関係の一例を示す図である。
以下に、本発明に係る分析支援装置、分析支援方法および分析支援プログラムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、この実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。また、以下では、本発明をサプライチェーンの分析に適用する例について説明するが、本発明は、サプライチェーンの分析に限らず、コストと時間を要する複数の工程からなる各種フローを分析するために利用することができる。
まず、図1および図2を参照しながら、本実施例に係る分析支援装置10の構成について説明する。図1は、分析支援装置10の構成を示すブロック図である。分析支援装置10は、通信部11と、制御部12と、記憶部13と、表示部14と、入力部15と、媒体読取部16とを備える。
通信部11は、所定の通信プロトコルに基づいて、他の装置との間での情報の送受信を制御する。表示部14は、液晶パネルや有機EL(Organic Electro−Luminescence)パネル等の表示装置を有し、文字や図形等の各種情報を表示する。入力部15は、キーボードやマウス等の入力装置を有し、利用者からの情報や指示の入力を受け付ける。媒体読取部16は、CD−ROM等の記憶媒体に記憶されたプログラムやデータを読みとる。
制御部12は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit)121と、記憶手段であるメモリ122とを備え、これらのハードウェア資源を用いてプログラムを実行することによって各種の機能を実現する。具体的には、制御部12は、記憶部13に記憶されているプログラムを読み出してメモリ122に展開し、メモリ122に展開されたプログラムに含まれる命令をCPU121に実行させる。そして、制御部12は、CPU121による命令の実行結果に応じて、メモリ122および記憶部13に対してデータの読み書きを行ったり、通信部11等の動作を制御したりする。
記憶部13は、磁気記憶装置や半導体記憶装置等の不揮発性を有する記憶装置からなり、各種のプログラムやデータを記憶する。記憶部13に記憶されるプログラムには、分析支援プログラム131が含まれる。記憶部13に記憶されるデータには、ノードデータ132と、クリティカルパスデータ133と、生産条件データ134とが含まれる。
なお、図1において記憶部13が記憶することとしているプログラムおよびデータの一部または全ては、分析支援装置10がネットワークを介して通信可能な他の装置に記憶され、必要に応じて分析支援装置10にダウンロードされることとしてもよい。また、図1において記憶部13が記憶することとしているプログラムおよびデータの一部または全ては、記憶媒体に記憶され、必要に応じて媒体読取部16によって読み取られることとしてもよい。
分析支援装置10は、分析支援プログラム131を制御部12に実行させることにより、サプライチェーンの分析を支援するための各種の機能を実現する。サプライチェーンの分析を支援するための機能には、例えば、サプライチェーンを構成する各ノードのコストと時間を視覚化する機能や、クリティカルパスを算出する機能等が含まれる。
図2は、分析支援プログラム131の構成を示すブロック図である。図2に示すように、分析支援プログラム131は、ノードデータ編集部131aと、クリティカルパス算出部131bと、視覚化部131cと、分析支援部131dとを有する。
ノードデータ編集部131aは、サプライチェーンを構成するノードに関するデータであるノードデータ132を編集する機能を提供する。クリティカルパス算出部131bは、ノード間を接続するパスのうち、最も時間を要するパスであるクリティカルパスを求める機能を提供する。視覚化部131cは、サプライチェーンをグラフ等の理解しやすい形式で視覚化する機能を提供する。分析支援部131dは、サプライチェーンを改善するための分析を支援する機能を提供する。
次に、具体例を参照しながら、分析支援装置10の動作について説明する。図3は、分析支援装置10の動作を示すフローチャートである。図3に示す動作は、制御部12が分析支援プログラム131を実行することによって実現される。
図3に示すように、まず、制御部12は、ノードデータ編集部131aが提供する機能に従って、分析対象のサプライチェーンを表すノードデータ132を編集する(ステップS101)。ここで、図4および図5を参照しながらノードデータ132について説明する。図4は、サプライチェーンの一例を示す図である。図5は、図4に示すサプライチェーンに対応するノードデータ132の一例を示す図である。
図4に示すように、本実施例では、サプライチェーンは、何らかの作業が行われる工程と、工程において用いられる購入品とをノードとして構成されるものとする。例えば、サプライヤA社が、材料Bを購入して加工した後に当社に納品し、当社の組立工程Cで組み立てられるとすると、材料Bは購入品を示すノードとして登録され、サプライヤAでの加工工程および当社の組立工程Cは、それぞれ別の工程を示すノードとして登録される。工程を示すノードNpは、次工程に対応する1ないし複数のノードNpとリンクLによって接続される。また、購入品を示すノードNiは、その購入品が用いられる工程を示すノードNpとリンクLによって接続される。
図5に示すように、ノードデータ132は、ノードコード、ノード名、ノード種類、時間、コスト、接続先ノードコードといった項目を有する。ノードコードは、ノードを識別するためのユニークな番号である。ノード名は、ノードの名称である。ノード種類は、ノードが工程を示すノードであるのか購入品を示すノードであるのかを示す。
時間は、ノードが要する時間である。ノードが要する時間とは、ノードが工程を示す場合には、工程での作業に要する時間であり、ノードが購入品を示す場合には、発注から納入までに要するリードタイムである。コストは、ノードが要するコストである。ノードが要するコストとは、ノードが工程を示す場合には、工程での作業に要する設備および要員等のコストであり、ノードが購入品を示す場合には、購入費用である。
接続先ノードコードは、接続先のノードのノードコードである。接続先のノードとは、ノードが工程を示す場合には、次工程に対応するノードであり、ノードが購入品を示す場合には、購入品が使用される工程を示すノードである。なお、ノードが工程を示すノードであり、次工程が複数ある場合には、次工程の数に応じて接続先ノードコード1、接続先ノードコード2、接続先ノードコード3というように次工程の数分の項目が設けられ、次工程を示すノードのノードコードが1つずつ設定される。
なお、ノードデータ132の編集は、例えば、図5に示すように表形式でノードデータ132の内容を表示する画面に対して利用者に値を入力させる方式で実現してもよいし、図4に示すようなフロー図を作成させる方式で実現してもよい。フロー図を作成させる方式の場合、接続先ノードコードは、ノード間を接続するリンクLに基づいて設定される。また、時間やコストは、例えば、ノードを選択した場合に表示されるポップアップ画面上の入力項目に対して入力された値に基づいて設定される。
ノードデータ132の編集が完了すると、制御部12は、クリティカルパス算出部131bが提供する機能に従って、クリティカルパスを求め、求めたクリティカルパスをクリティカルパスデータ133として記憶部13に記憶させる(ステップS102)。クリティカルパスとは、サプライチェーンの末端のノード間を接続先ノードコードに従って接続するパスのうち、含まれるノードの時間の合計が最も大きいパスである。クリティカルパスに含まれるノードの時間の合計は、サプライチェーン全体の所要時間に相当する。サプライチェーンに含まれるパスの探索は、深さ優先探索等の既知のアルゴリズムを用いて実現できる。
図6は、クリティカルパスデータ133の一例を示す図である。図6に示すように、クリティカルパスデータ133は、並び順、ノードコード、ノード名、クリティカルパスといった項目を有する。並び順は、サプライチェーンを視覚化する際にパスを並び替える順序を示す。並び順は、クリティカルパスに含まれるノードの方がクリティカルパスに含まれないノードよりも値が小さくなるように設定される。また、並び順は、パスの始点に近いノードほど値が小さくなるように設定される。
ノードコードは、ノードを識別するためのユニークな番号である。ノード名は、ノードの名称である。クリティカルパスは、ノードがクリティカルパスに含まれる場合には「Yes」に設定され、さもなければ「No」に設定される。
続いて、制御部12は、視覚化部131cが提供する機能に従い、ノードデータ132およびクリティカルパスデータ133に基づいて、サプライチェーンに含まれるノードに関する情報を視覚化して表示部14に表示する(ステップS103)。制御部12は、利用者の指定に従って、ノードに関する情報を様々な形式で視覚化する。ノードに関する情報の視覚化の例を図7から図11に示す。
図7は、ノードに関する情報をフロー図として表示する例を示す図である。図7に示すように、フロー図では、購入品を示すノードと工程を示すノードとが異なる図形を用いて表示され、接続先ノードコードに基づいてリンクによって接続される。また、ノードに対応する図形には、ノードの時間およびコストが付加して表示される。制御部12は、ノードに関する情報をフロー図として表示する場合、クリティカルパスデータ133に基づいて、クリティカルパスに含まれるノードを中央付近に略一列に表示する。また、制御部12は、クリティカルパスに含まれるノードを接続するリンクを、例えば、色を変えたり、太さを変えたりする等して強調する。このようにフロー図を表示することにより、利用者は、どのノードがクリティカルパスを構成しているかを容易に理解することができる。
図8は、ノードに関する情報をガントチャートとして表示する例を示す図である。図8に示すように、ガントチャートでは、それぞれのノードが時間の長さに応じた幅をもつバーとして表され、接続先ノードコードに基づいてバーの間が矢印で接続される。このようにガントチャートを表示することにより、利用者は、各ノードの時間の長さや前後関係を容易に理解することができる。
制御部12は、ノードに関する情報をガントチャートとして表示する場合に、クリティカルパスデータ133の並び順の項目の値に基づいてノードを並び替えることもできる。図9は、並び順の項目の値に基づいてノードを並び替えたガントチャートの一例を示す図である。図9に示すように、並び順の項目の値に基づいてノードを並び替えることにより、利用者は、サプライチェーン全体の所用時間がどのように決定されているかを容易に理解することができる。
図10は、ノードに関する情報を棒グラフおよび積み上げグラフとして表示する例を示す図である。図10に示す例では、ノードのコストに関するグラフと、ノードの時間に関するグラフとが別々に表示されている。ノードのコストに関するグラフでは、各ノードのコストを個別にバーで表す棒グラフと、各ノードのコストの積算値を折れ線で表す積み上げグラフとが重ねて表示されている。また、ノードの時間に関するグラフでは、各ノードの時間を個別にバーで表す棒グラフと、各ノードの時間の積算値を折れ線で表す積み上げグラフとが重ねて表示されている。このように、ノードに関する情報を棒グラフおよび積み上げグラフとして表示することにより、利用者は、ノードのコストの高さ、時間の長さ、それらが全体に占める比率を、他のノードと容易に比較することができる。
制御部12は、ノードに関する情報を棒グラフおよび積み上げグラフとして表示する場合に、クリティカルパスデータ133の並び順の項目の値に基づいてノードを並び替えることもできる。図11は、並び順の項目の値に基づいてノードを並び替えた棒グラフおよび積み上げグラフの一例を示す図である。図11に示すように、並び順の項目の値に基づいてノードを並び替えることにより、利用者は、クリティカルパスに含まれるノードのコストの高さ、時間の長さ、それらが全体に占める比率を、他のノードと容易に比較することができる。
図11に示すノードの時間に関するグラフでは、積み上げグラフがクリティカルパスに含まれるノードのみを対象として表示されている。このように表示することにより、時間の積算値がサプライチェーン全体の所用時間を超えないようにすることができる。
なお、視覚化部131cが提供する機能に基づく視覚化の形式は、図7から図11に示した例に限定されない。視覚化の形式は、例えば、PERT図等の他の形式であってもよい。
ノードに関する情報を視覚化した後、制御部12は、分析支援部131dが提供する機能に従って、利用者によるサプライチェーンの分析を支援する。具体的には、制御部12は、まず、利用者の入力を受け付ける(ステップS104)。受け付けた入力が、ノードのコストを変更するものであった場合(ステップS105,Yes)、制御部12は、コストを変更した後のノードの時間を算出する(ステップS106)。そして、制御部12は、ノードデータ132におけるそのノードのコストおよび時間の値を更新し(ステップS107)、ステップS102以降を再実行する。その結果、ノードのコストおよび時間の変更が、グラフ等に反映される。
受け付けた入力が、ノードの時間を変更するものであった場合(ステップS105,No、ステップS108,Yes)、制御部12は、時間を変更した後のノードのコストを算出する(ステップS109)。そして、制御部12は、ノードデータ132におけるそのノードのコストおよび時間の値を更新し(ステップS107)、ステップS102以降を再実行する。その結果、ノードのコストおよび時間の変更が、グラフ等に反映される。
なお、ノードデータ132を更新するに際しては、更新履歴または差分データを記憶部13に記憶させる等して、利用者が所定の取消操作を行った場合にノードデータ132を更新前の状態に戻せることが好ましい。
受け付けた入力が、処理の終了を指示するものであった場合(ステップS108,No、ステップS110,Yes)、制御部12は、図3に示す動作を終了させる。受け付けた入力が、処理の終了を指示するものでない場合(ステップS110,No)、制御部12は、次の入力を受け付けるためにステップS104以降を再実行する。
図12は、分析支援装置10による分析の支援の一例を示す図である。図12に示す例では、視覚化によって、ノードのコストに関するグラフと、ノードの時間に関するグラフと、ガントチャートとが表示されている。
この状態から、利用者が、コストに関するグラフに表示されているノードのバーの1つの上端を選択して引き下げる操作を行ったものとする。この場合、制御部12は、上端が引き下げられた位置に対応する値までそのノードのコストが下げられたと判定し、コストを下げた後のノードの時間を算出する。そして、制御部12は、変更されたコストおよび時間をグラフおよびガントチャートに反映させる。具体的には、コストを下げると、その分だけノードにおいて要する時間が長くなるため、ノードの時間に関するグラフおよびガントチャートにおいてそのノードの時間が増加する。
クリティカルパスデータ133に基づいてノードを並び替えて表示している場合、ノードの時間やコストを一定以上変化させることによってクリティカルパスが切り替わって、ノードの表示順序が変化する。例えば、クリティカルパスに含まれていないノードのコストを下げていくと、そのノードの時間が増加していき、ある段階でそのノードを含むパスが新たにクリティカルパスとなって、ノードの表示順序が変化する。また、クリティカルパスに含まれるノードの時間を下げていくと、そのノードのコストが増加していき、ある段階で別のパスが新たにクリティカルパスとなって、ノードの表示順序が変化する。
このように、分析支援装置10は、視覚化された情報に対する操作と連動して、視覚化する内容を更新する。このような連動により、利用者は、影響を確認しながら各ノードのコストや時間を分析することができる。例えば、利用者は、クリティカルパスに含まれていないノードのコストをクリティカルパスが変化しない範囲で下げていくことにより、サプライチェーン全体の所用時間を増加させることなくそのノードのコストをどれだけ下げることができるかを分析することができる。
なお、ここでは、棒グラフのバーの上端を引き下げることによってノードの値を変更する例を示したが、棒グラフ以外の視覚化された情報に対して操作を行うことによってノードの値を変更できるようにしてもよい。例えば、積み上げグラフの各頂点を選択して上げ下げしたり、ガントチャートの右端または左端を左右に移動させたりすることによってノードの値を変更できるようにしてもよい。また、棒グラフのバー等が選択された場合に、ポップアップ画面を表示させ、ポップアップ画面状でコストや時間を数字で入力させてもよい。
上記のステップS106およびステップS109におけるノードの時間および時間の算出は、生産条件データ134に含まれる各種パラメータに基づいて行われる。生産条件データ134には、例えば、以下のような生産条件を示すパラメータが格納される。
NW:作業者数[人]
WHr:定時内作業時間[H/(人・月)]
WHo:残業作業時間[H/(人・月)]
PCf:工程固定費用[円/月]
PCv:工程変動費用[円/月]
=工程稼動時間[H/月]×時間あたりの運転費用[円/H]
LCf:固定人件費[円/月]
=作業者数[人]×1人あたりの固定人件費[円/(人・月)]
LCr:定時内人工費[円/月]
=NW×WHr×定時内人工費[円/H]
LCo:残業人工費[円/月]
=NW×WHo×残業人工費[円/H]
なお、ここでは月あたりの値をパラメータとしているが、サプライチェーンの実情に応じて年あたり、日あたり、時間あたり等の値をパラメータとしてもよい。
ここで、月あたりの生産台数をn[台/月]とすると、1台あたりのコストは以下の式(1)で算出される。
Figure 0005798783
また、1台あたりの必要工数をw[H/台]とすると、1台あたりの所用時間は以下の式(2)で算出される。
Figure 0005798783
ノードのコストまたは時間が変更された場合は、上記のパラメータおよび式に含まれる作業者数(NW)と残業作業時間(WHo)を変動させて(連動して工程稼動時間も変わる)、対応するコストまたは時間を探索する。通常、残業作業時間は、上限が決まっており、また、1時間もしくは0.5時間等の単位で管理されるため、残業作業時間は、そのような実情に合わせて変動させることが好ましい。
なお、データは不連続となるため、最寄のコストまたは時間が選択されるようにする。また、作業者数と残業作業時間の組み合わせによって複数の解が生じる場合があるが、その場合は、時間が最も短くなる解またはコストが最も安くなる解を選択する。
図13は、ノードのコストと時間の関係の一例を示す図である。図13に示すグラフは、以下の条件で作成したデータをプロットしたものである。
工程固定費用 :100,000[円/月]
時間あたりの運転費用 :100[円/H]
作業者数 :1〜10[人]
1人あたりの固定人件費:100,000[円/(人・月)]
定時内作業時間 :160[H/(人・月)]
定時内人工費 :1,250[円/H]
残業作業時間 :0〜45[H/(人・月)]
残業人工費 :1,625[円/H]
月あたりの生産台数n :0.42[台/月]
1台あたりの必要工数w:1,000[H/台]
上記の式(1)および式(2)を使用する代わりに、以下の式(3)を用いて変更後のコストに対応する時間または変更後の時間に対応するコストを簡易的に算出してもよい。
Figure 0005798783
ここで、標準時間単価[円/H]は、上記の工程変動費用[円/月]、固定人件費[円/月]、定時内人工費[円/月]および残業人工費[円/月]を総合して、1時間あたりに換算した費用を求めたものである。標準時間単価は、例えば、取りうる作業人数と残業時間の全組み合わせについて工程変動費用、固定人件費、定時内人工費および残業人工費の合計を1時間あたりに換算した費用を求め、それらの平均値を算出することによって得ることができる。
上記の式(3)は、コストを変数とした反比例となっており、変更後のコストまたは時間を容易に計算できる。ただし、式(3)を用いる場合、データが連続となり、本来取りえない値を取る可能性があることに注意が必要である。この問題に対しては、例えば、式(3)を用いて大まかな目安をつけ、式(1)および式(2)を用いる手法で厳密に計算するという使用方法にて対処する。
上述してきたように、本実施例では、視覚化された情報に対する操作と連動して、視覚化する内容を更新することとしたので、利用者に良好な操作性を提供することができる。
なお、上記の実施例で示した構成は、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。例えば、分析支援装置10が、他の情報処理装置が有する表示部に情報を表示することができるようにしてもよい。この場合、表示される情報は、例えば、HTMLデータとして他の情報処理装置へ提供される。
10 分析支援装置
11 通信部
12 制御部
121 CPU
122 メモリ
13 記憶部
131 分析支援プログラム
131a ノードデータ編集部
131b クリティカルパス算出部
131c 視覚化部
131d 分析支援部
132 ノードデータ
133 クリティカルパスデータ
134 生産条件データ
14 表示部
15 入力部
16 媒体読取部

Claims (9)

  1. フロー図に含まれる各ノードのコストおよび時間を視覚化して表示させる視覚化部と、
    前記視覚化部によって視覚化されたコストに対応するオブジェクトを変更することにより、コストの値を変更する操作が行われた場合に、当該操作と連動して、前記視覚化部により視覚化される時間と時間に対応するオブジェクトを変更後のコストに応じて変化させ、前記視覚化部によって視覚化された時間に対応するオブジェクトを変更することにより、時間の値を変更する操作が行われた場合に、当該操作と連動して、前記視覚化部により視覚化されるコストとコストに対応するオブジェクトを変更後の時間に応じて変化させる分析支援部と
    を備えることを特徴とする分析支援装置。
  2. 前記フロー図に含まれるノードのクリティカルパスを算出するクリティカルパス算出部をさらに備え、
    前記視覚化部は、対応するノードが前記クリティカルパスに含まれるか否かに応じて視覚化されるコストおよび時間の配置を変更することを特徴とする請求項1に記載の分析支援装置。
  3. 前記クリティカルパス算出部は、前記視覚化部によって視覚化されたコストまたは時間の値を変更する操作が行われた場合に前記クリティカルパスを算出し直すことを特徴とする請求項2に記載の分析支援装置。
  4. 前記視覚化部は、前記ノードのコストおよび時間を、ノード毎の値を示す第1のグラフおよびノード毎の値の積算値を示す第2のグラフとして視覚化することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の分析支援装置。
  5. 前記視覚化部は、さらに、前記ノードの時間を、ガントチャートとして視覚化することを特徴とする請求項4に記載の分析支援装置。
  6. 前記視覚化部は、前記ノードのコストおよび時間を、前記クリティカルパスに含まれるノードが中央付近に略一列に配列され、前記クリティカルパスに含まれるノードを接続するリンクが強調して表示され、各ノードにコストおよび時間が対応づけて表示されるフロー図として視覚化することを特徴とする請求項2に記載の分析支援装置。
  7. 前記分析支援部は、変更後のコストに応じた時間と、変更後の時間に応じたコストとを予め設定された生産条件に基づいて算出することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の分析支援装置。
  8. 情報処理装置によって実行される分析支援方法であって、
    フロー図に含まれる各ノードのコストおよび時間を視覚化して表示させるステップと、
    視覚化されたコストに対応するオブジェクトを変更することにより、コストの値を変更する操作が行われた場合に、当該操作と連動して、視覚化される時間と時間に対応するオブジェクトを変更後のコストに応じて変化させるステップと、
    視覚化された時間に対応するオブジェクトを変更することにより、時間の値を変更する操作が行われた場合に、当該操作と連動して、視覚化されるコストとコストに対応するオブジェクトを変更後の時間に応じて変化させるステップと
    を含むことを特徴とする分析支援方法。
  9. 情報処理装置に、
    フロー図に含まれる各ノードのコストおよび時間を視覚化して表示させるステップと、
    視覚化されたコストに対応するオブジェクトを変更することにより、コストの値を変更する操作が行われた場合に、当該操作と連動して、視覚化される時間と時間に対応するオブジェクトを変更後のコストに応じて変化させるステップと、
    視覚化された時間に対応するオブジェクトを変更することにより、時間の値を変更する操作が行われた場合に、当該操作と連動して、視覚化されるコストとコストに対応するオブジェクトを変更後の時間に応じて変化させるステップと
    を実行させることを特徴とする分析支援プログラム。
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