JP5797580B2 - 入力制御装置、電子機器、入力制御方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents
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Description
本発明は、タッチパネルを介した操作の受付を制御する入力制御装置および入力制御方法に関する。
図11は、従来の携帯電話機100の構成を示すブロック図である。携帯電話機100は、表示部102、タッチパネル103、表示制御部104およびタッチ制御部105を備えている。
表示部102は、液晶ディスプレイのような平板型ディスプレイ装置である。
表示制御部104は、図示しないCPUからの指示に応じて、表示部102に表示される画面のスクロールや画面の切り替え等の制御を行う。
タッチパネル103は、表示部102の表示画面上でユーザがタッチ操作を行うために設けられる入力機器である。タッチパネル103に対してタッチ操作が行われると、タッチパネル103は、タッチ位置に応じた信号をタッチ制御部105に出力する。
タッチ制御部105は、タッチパネル103からの信号を処理するものであり、タッチパネル103を介する操作を受け付ける操作受付部1051と、操作受付部1051の受付動作を制御する受付動作制御部1052とを備えている。
操作受付部1051は、タッチパネル103の出力信号に基づいて、タッチパネル103に対する入力操作の内容を判定し、操作内容に応じた情報を図示しないCPUに出力する。
受付動作制御部1052は、操作受付部1051の受付動作の禁止/許可を制御するものである。受付動作制御部1052は、特に、操作受付部1051の受付動作のうち、表示部102に表示される画面内のアイコン等の表示要素に対する選択操作(以下、単に「選択操作」と称する)の受付動作の禁止/許可を切り換える。具体的には受付動作制御部1052は、表示部102に表示される画面のスクロール(以下、単に「画面スクロール」と称する)が開始された場合、画面スクロールが停止するまで、操作受付部1051の選択操作の受付動作を禁止(無効化)する。
フリック操作とは、図12(a)に示すように、タッチパネル上を指やタッチペン等ではじく操作、すなわち、タッチパネルに指等を接触させた状態で所望の方向に指等を動かし、その直後にタッチパネルから指等を離す操作を意味する。画面スクロール中はタッチによる正確な選択操作は困難であるため、受付動作制御部1052が当該選択操作を無効化することにより、ユーザが意図しない選択動作の実行を防止することができる。
携帯電話機100におけるタッチ制御を図13に示すフローチャートを用いて説明する。
図13に示すように、タッチパネル103に対するタッチ操作が検出され(ステップS101において「YES」)、指がタッチパネル103から離れた場合(ステップS102において「YES」)、受付動作制御部1052はタッチ操作がフリック操作であるかどうかの判定に進む(ステップS103)。所定時間経過後も指がタッチパネル3に接触した状態である場合(ステップS102において「NO」)、ドラッグ操作や長押し操作などに対応する処理が行われる(ステップS104)。
タッチ操作がフリック操作であり(ステップS103において「YES」)、画面スクロールが開始された場合も(ステップS105において「YES」)、受付動作制御部1052は、選択操作の受付動作を禁止する(ステップS106)。その後、画面スクロールが停止した場合(ステップS107において「YES」)、受付動作制御部1052は、選択操作の受付動作の禁止を解除する(ステップS108)。
なお、ステップS103において、タッチ操作がフリック操作以外(例えば、アイコンに対するタップ操作)の場合、アイコンの選択等が実行される(ステップS109)。また、タッチ操作がフリック操作であっても、指の移動方向がスクロールできない方向である等の理由により画面スクロールが開始されない場合(ステップS105において「NO」)、選択操作の受付動作は禁止されない。
携帯電話機100では、画面スクロール中は選択操作が無効化されるため、携帯電話機100の操作を迅速に進めることが困難となる。具体的には、画面スクロールの計算は1ピクセル単位で行うため、画面スクロールの終了直前は画面の移動量が非常に少なくなる。よって、実際に画面スクロールが完了したとユーザが感じるタイミングは、画面スクロールが完全に終了するより早い。そのため、ユーザが、迅速に操作を進めたいという意識から、画面スクロールが完全に終了する前にアイコン等に対する選択操作を行い、当該選択動作が無効化されるケースが発生している。このような現象は、特に携帯電話機100を片手で操作する場合に特に顕著である。
そこで、画面スクロール中であっても、指がタッチパネルに接触している時間がある閾値以下ならタッチ操作を可能にする技術が提案されている(例えば、特許文献1)。これにより、選択操作を迅速に進めることができる。
しかしながら、特許文献1の技術では、特に画面が速くスクロールしている間に選択操作を行うことにより、意図しないアイコンを選択してしまうなどの誤操作が起こる確率が高くなる。また、特許文献1の技術では、画面スクロール中にタップ操作を行った際に、指が触れている時間によって、選択操作であるか画面スクロールを止める操作であるのかが判断されるため、ユーザ自身が、選択操作であるか画面スクロールを止める操作であるのかを意識して使い分ける必要が生じる。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ユーザが電子機器の操作を迅速かつ容易に進めることができる入力制御装置および入力制御方法を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係る入力制御装置は、タッチパネルを介した操作の対象となる表示要素を含む画面をスクロール可能に表示する表示装置を備える電子機器に搭載され、上記タッチパネルを介した操作の受付を制御する入力制御装置であって、上記表示要素に対する上記操作を受け付ける操作受付手段と、上記画面のスクロールが開始されると、上記操作受付手段の受付動作を禁止する受付動作制御手段とを備え、上記受付動作制御手段は、上記画面のスクロールが開始された場合、当該スクロールが自動的に停止する前に、上記禁止を解除することを特徴としている。
上記の課題を解決するために、本発明に係る入力制御方法は、タッチパネルを介した操作の対象となる表示要素を含む画面が表示されているときに、上記表示要素に対する上記操作を受け付ける操作受付ステップと、上記画面のスクロールが開始されると、上記表示要素に対する上記操作の受付を禁止する受付動作禁止ステップとを有する入力制御方法であって、上記画面のスクロールが開始された場合、当該スクロールが自動的に停止する前に、上記禁止を解除する禁止解除ステップを有することを特徴としている。
上記の構成によれば、フリック操作等によって画面のスクロールが開始されると、表示要素に対するタッチパネルを介した操作(選択操作)が一旦禁止されるが、画面のスクロールが自動的に停止する前に、当該禁止が解除される。そのため、スクロール停止直前のスクロール速度が緩やかになっているタイミングにおいて、実際には画面のスクロールが完全に停止していない状態であっても、ユーザは選択操作を行うことができる。したがって、ユーザが電子機器の操作を迅速かつ容易に進めることができる入力制御装置および入力制御方法を実現することができる。
本発明に係る入力制御装置では、上記受付動作制御手段は、上記画面のスクロールが開始された場合、当該スクロールが自動的に停止する所定時間前に、上記禁止を解除することが好ましい。
上記の構成によれば、上記所定時間を、スクロール停止までの残り時間が当該時間になったときのスクロール速度が、ユーザの誤操作を招来しない程度となる時間に設定することにより、画面のスクロールが停止する前であっても、ユーザの誤操作を招来しない程度にまでスクロール速度が減少したタイミングで、ユーザは選択操作を行うことができる。したがって、ユーザは電子機器の操作を迅速かつ容易に進めることができる。
本発明に係る入力制御装置では、上記受付動作制御手段は、上記画面のスクロールが開始された場合、当該スクロールが自動的に停止するまでの残りのスクロール量が所定値になったときに、上記禁止を解除することが好ましい。
上記の構成によれば、上記所定値を、残りのスクロール量が当該値となったときのスクロール速度が、ユーザの誤操作を招来しない程度となる値に設定することにより、画面のスクロールが停止する前であっても、ユーザの誤操作を招来しない程度にまでスクロール速度が減少したタイミングで、ユーザは選択操作を行うことができる。したがって、ユーザは電子機器の操作を迅速かつ容易に進めることができる。
本発明に係る入力制御装置では、上記受付動作制御手段は、上記画面のスクロールが開始された場合、当該スクロールの速度が自動的に減少して所定値になったときに、上記禁止を解除することが好ましい。
上記の構成によれば、上記所定値を、ユーザの誤操作を招来しない程度のスクロール速度に設定することにより、画面のスクロールが停止する前であっても、ユーザの誤操作を招来しない程度にまでスクロール速度が減少したタイミングで、ユーザは選択操作を行うことができる。したがって、ユーザは電子機器の操作を迅速かつ容易に進めることができる。
本発明に係る電子機器は、タッチパネルを介した操作の対象となる表示要素を含む画面をスクロール可能に表示する表示装置と、上記タッチパネルを介した操作の受付を制御する入力制御装置とを備える電子機器であって、上記入力制御装置として上記いずれかの入力制御装置を備えることを特徴としている。
上記の構成によれば、ユーザは電子機器の操作を迅速かつ容易に進めることができる。
本発明に係る電子機器は、携帯電話機であることが好ましい。
なお、上記入力制御装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記入力制御装置の各手段として動作させるプログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の技術的範囲に含まれる。
以上のように、本発明に係る入力制御装置は、タッチパネルを介した操作の対象となる表示要素を含む画面をスクロール可能に表示する表示装置を備える電子機器に搭載され、上記タッチパネルを介した操作の受付を制御する入力制御装置であって、上記表示要素に対する上記操作を受け付ける操作受付手段と、上記画面のスクロールが開始されると、上記操作受付手段の受付動作を禁止する受付動作制御手段とを備え、上記受付動作制御手段は、上記画面のスクロールが開始された場合、当該スクロールが自動的に停止する前に、上記禁止を解除する構成である。また、本発明に係る入力制御方法は、タッチパネルを介した操作の対象となる表示要素を含む画面が表示されているときに、上記表示要素に対する上記操作を受け付ける操作受付ステップと、上記画面のスクロールが開始されると、上記表示要素に対する上記操作の受付を禁止する受付動作禁止ステップとを有する入力制御方法であって、上記画面のスクロールが開始された場合、当該スクロールが自動的に停止する前に、上記禁止を解除する禁止解除ステップを有する。
したがって、ユーザが電子機器の操作を迅速かつ容易に進めることができる入力制御装置および入力制御方法を実現できるという効果を奏する。
〔実施形態1〕
本発明の第1の実施形態について図1〜図4に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
本発明の第1の実施形態について図1〜図4に基づいて説明すれば、以下のとおりである。
(携帯電話機の構成)
図2は、本実施形態に係る携帯電話機10の概略構成を示すブロック図であり、図1は、携帯電話機10の構成をより詳細に示すブロック図である。
図2は、本実施形態に係る携帯電話機10の概略構成を示すブロック図であり、図1は、携帯電話機10の構成をより詳細に示すブロック図である。
携帯電話機10は、CPU1、表示部2、タッチパネル3、表示制御部4およびタッチ制御部5を備えている。
表示部2は、携帯電話機10を薄型に形成するために、液晶ディスプレイ、ELディスプレイ、プラズマディスプレイのような平板型ディスプレイで構成される。なお、表示部2は、特許請求の範囲に記載の表示装置に相当する。
タッチパネル3は、表示部2の表示画面上でユーザがタッチ操作を行うために設けられる入力機器である。タッチパネル3に対してタッチ操作が行われると、タッチパネル3は、タッチ位置に応じた信号をタッチ制御部5に出力する。
表示制御部4は、CPU1からの指示に応じて、表示部2に表示される画面のスクロール(以下、単に「画面スクロール」と称する)や画面の切り替え等の制御を行う。
(タッチ制御部の構成)
タッチ制御部5は、タッチパネル3からの信号を処理して、タッチパネル3を介した操作の受付を制御する入力制御装置であり、操作受付部51、受付動作制御部52、スクロール停止時間演算部53および禁止解除時間演算部54を備えている。
タッチ制御部5は、タッチパネル3からの信号を処理して、タッチパネル3を介した操作の受付を制御する入力制御装置であり、操作受付部51、受付動作制御部52、スクロール停止時間演算部53および禁止解除時間演算部54を備えている。
操作受付部51は、タッチパネル3の出力信号に基づいて、タッチパネル3に対する入力操作の内容を判定し、操作内容に応じた情報を図示しないCPUに出力する。
受付動作制御部52は、操作受付部51の受付動作の禁止/許可を制御するものである。受付動作制御部52は、特に、操作受付部51の受付動作のうち、表示部2に表示される画面内のアイコン等の表示要素に対する選択操作(以下、単に「選択操作」とする)の受付動作の禁止/許可を切り換える。
図11に示す従来の携帯電話機100の受付動作制御部1052と同様、受付動作制御部52は、表示部2に表示される画面のスクロールが開始された場合、操作受付部51の選択操作の受付動作を禁止(無効化)する。
(選択操作禁止解除のタイミング)
スクロール停止時間演算部53および禁止解除時間演算部54は、従来の携帯電話機100には設けられていない新規の機能ブロックである。これらの機能ブロックにより、受付動作制御部52は、画面スクロールが自動的に停止する前に、操作受付部51の選択操作の受付動作の禁止を解除する。本実施形態では、受付動作制御部52は、フリック操作によって画面スクロールが開始された場合、当該画面スクロールが自動的に停止する所定時間前(例えば2秒前)に、操作受付部51の受付動作の禁止を解除する。なお、「画面スクロールが自動的に停止する」とは、「画面スクロールがユーザの操作によらずに停止する」ことを意味する。
スクロール停止時間演算部53および禁止解除時間演算部54は、従来の携帯電話機100には設けられていない新規の機能ブロックである。これらの機能ブロックにより、受付動作制御部52は、画面スクロールが自動的に停止する前に、操作受付部51の選択操作の受付動作の禁止を解除する。本実施形態では、受付動作制御部52は、フリック操作によって画面スクロールが開始された場合、当該画面スクロールが自動的に停止する所定時間前(例えば2秒前)に、操作受付部51の受付動作の禁止を解除する。なお、「画面スクロールが自動的に停止する」とは、「画面スクロールがユーザの操作によらずに停止する」ことを意味する。
具体的には、スクロール停止時間演算部53は、図3に示すように、時間t0に画面スクロールが開始されると、スクロール速度(単位時間あたりに画面が移動するドット数)およびスクロール速度の減速率に基づいて、画面スクロールが自動的に停止する時間t1を演算する。スクロール停止時間演算部53が算出した時間t1を示す情報は、禁止解除時間演算部54に入力される。
禁止解除時間演算部54は、スクロール停止時間演算部53が算出した時間t1から所定時間Tを減じた時間t2を演算する。その後、禁止解除時間演算部54は、時間t2になったタイミングで、受付動作制御部52に操作受付部51の受付動作の禁止を解除させるための信号を出力する。所定時間Tは、スクロール停止までの残り時間が当該時間になったときのスクロール速度Vが、ユーザの誤操作を招来しない程度となる時間に設定される。
これにより、画面スクロールが停止する前であっても、ユーザの誤操作を招来しない程度にまでスクロール速度が減少したタイミングで、ユーザは選択操作を行うことが可能となる。さらに、画面スクロールが停止する所定時間前であれば、指等が触れている時間に関わらず、通常の操作時(スクロール停止操作時)と同じように選択操作を行うことができる。すなわち、ユーザは、特許文献1における場合のように、選択操作であるか画面スクロールを止める操作であるのかを意識して使い分ける必要がない。また、高速に画面スクロールしている最中は、従来の携帯電話機100と同様、選択操作は無効化されるので、誤動作を確実に防止することができる。したがって、画面スクロールが必要な場合であっても、ユーザは携帯電話機10の操作を迅速かつ容易に進めることができる。
(入力制御の手順)
図4は、携帯電話機10におけるタッチ制御を示すフローチャートである。すなわち、タッチパネル3に対するタッチ操作が検出され(ステップS1において「YES」、操作受付ステップ)、指がタッチパネル3から離れた場合(ステップS2において「YES」)、受付動作制御部52はタッチ操作がフリック操作であるかどうかの判定に進む(ステップS3)。所定時間経過後も指がタッチパネル3に接触した状態である場合(ステップS2において「NO」)、ドラッグ操作や長押し操作などに対応する処理が行われる(ステップS4)。
図4は、携帯電話機10におけるタッチ制御を示すフローチャートである。すなわち、タッチパネル3に対するタッチ操作が検出され(ステップS1において「YES」、操作受付ステップ)、指がタッチパネル3から離れた場合(ステップS2において「YES」)、受付動作制御部52はタッチ操作がフリック操作であるかどうかの判定に進む(ステップS3)。所定時間経過後も指がタッチパネル3に接触した状態である場合(ステップS2において「NO」)、ドラッグ操作や長押し操作などに対応する処理が行われる(ステップS4)。
タッチ操作がフリック操作であり(ステップS3において「YES」)、画面スクロールが開始された場合(ステップS5において「YES」)、受付動作制御部52は、選択操作の受付動作を禁止する(ステップS6、受付動作禁止ステップ)。同時に、スクロール停止時間演算部53は、画面スクロールが自動的に停止する時間t1を演算し、禁止解除時間演算部54は、時間t1から所定時間Tを減じた時間t2を演算する。その後、禁止解除時間演算部54は、時間t2になったタイミングで、受付動作制御部52に操作受付部51の受付動作の禁止を解除させるための信号を出力する。これにより、画面スクロールが停止するまで所定時間になった場合に(ステップS7において「YES」)、受付動作制御部52は、選択操作の受付動作の禁止を解除する(ステップS8、禁止解除ステップ)。
なお、ステップS3において、タッチ操作がフリック操作以外(例えば、アイコンに対するタップ操作)の場合、アイコンの選択等が実行される(ステップS9)。また、タッチ操作がフリック操作であっても、指の移動方向がスクロールできない方向である等の理由により画面スクロールが開始されない場合(ステップS5において「NO」)、アイコン等に対する選択操作の受付動作は禁止されない。
なお、画面スクロール中、選択操作の受付動作が禁止されている間も、画面スクロールを継続させるためのフリック操作や、画面スクロールを止めるためのタップ操作は可能である。
(まとめ)
以上のように、本実施形態では、フリック操作によって画面のスクロールが開始された場合、画面スクロールが自動的に停止する所定時間前に、選択操作の受付禁止が解除されるので、画面スクロールが停止する前であっても、ユーザの誤操作を招来しない程度にまでスクロール速度が減少したタイミングで、ユーザは選択操作を行うことができる。したがって、ユーザは携帯電話機10の操作を迅速かつ容易に進めることができる。
以上のように、本実施形態では、フリック操作によって画面のスクロールが開始された場合、画面スクロールが自動的に停止する所定時間前に、選択操作の受付禁止が解除されるので、画面スクロールが停止する前であっても、ユーザの誤操作を招来しない程度にまでスクロール速度が減少したタイミングで、ユーザは選択操作を行うことができる。したがって、ユーザは携帯電話機10の操作を迅速かつ容易に進めることができる。
〔実施形態2〕
本発明の第2の実施形態について図5〜図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。前述の第1の実施形態では、画面スクロールが自動的に停止する所定時間前に選択操作禁止を解除する構成について説明した。これに対し、本実施形態では、画面スクロールが自動的に停止するまでの残りのスクロール量が所定値になったときに、選択操作禁止を解除する構成について説明する。なお、説明の便宜上、第1の実施形態において説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本発明の第2の実施形態について図5〜図7に基づいて説明すれば、以下のとおりである。前述の第1の実施形態では、画面スクロールが自動的に停止する所定時間前に選択操作禁止を解除する構成について説明した。これに対し、本実施形態では、画面スクロールが自動的に停止するまでの残りのスクロール量が所定値になったときに、選択操作禁止を解除する構成について説明する。なお、説明の便宜上、第1の実施形態において説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(タッチ制御部の構成)
図5は、本実施形態に係る携帯電話機20の構成を示すブロック図である。携帯電話機20は、CPU(図示せず)、表示部2、タッチパネル3、表示制御部4およびタッチ制御部5aを備えている。すなわち、携帯電話機20は、第1の実施形態に係る携帯電話機10において、タッチ制御部5をタッチ制御部5aに置き換えた構成である。
図5は、本実施形態に係る携帯電話機20の構成を示すブロック図である。携帯電話機20は、CPU(図示せず)、表示部2、タッチパネル3、表示制御部4およびタッチ制御部5aを備えている。すなわち、携帯電話機20は、第1の実施形態に係る携帯電話機10において、タッチ制御部5をタッチ制御部5aに置き換えた構成である。
タッチ制御部5aは、タッチパネル3からの信号を処理するものであり、操作受付部51、受付動作制御部52、スクロール残量演算部55、比較部56および閾値記憶部57を備えている。すなわち、タッチ制御部5aは、第1の実施形態に係るタッチ制御部5において、スクロール停止時間演算部53および禁止解除時間演算部54を、スクロール残量演算部55、比較部56および閾値記憶部57に置き換えた構成である。
(選択操作禁止解除のタイミング)
スクロール残量演算部55、比較部56および閾値記憶部57は、従来の携帯電話機100には設けられていない新規の機能ブロックである。これらの機能ブロックにより、受付動作制御部52は、フリック操作によって画面スクロールが開始された場合、当該画面スクロールが自動的に停止するまでの残りのスクロール量が所定値(例えばアイコン1つ分)になったときに、操作受付部51の受付動作の禁止を解除する。
スクロール残量演算部55、比較部56および閾値記憶部57は、従来の携帯電話機100には設けられていない新規の機能ブロックである。これらの機能ブロックにより、受付動作制御部52は、フリック操作によって画面スクロールが開始された場合、当該画面スクロールが自動的に停止するまでの残りのスクロール量が所定値(例えばアイコン1つ分)になったときに、操作受付部51の受付動作の禁止を解除する。
具体的には、スクロール残量演算部55は、図6に示すように、時間t0に画面スクロールが開始されると、スクロール速度(単位時間あたりに画面が移動するドット数)およびスクロール速度の減速率に基づいて、画面スクロールが自動的に停止するまでの残りのスクロール量(スクロール残量)を継続的に演算する。スクロール停止時間演算部53が算出したスクロール残量は、比較部56に入力される。
閾値記憶部57は、例えばアイコン1つ分(数ピクセル)のドット数を示す閾値Dtを記憶している。比較部56は、スクロール停止時間演算部53から入力されるスクロール残量と、閾値Dtとを比較し、当該スクロール残量と閾値Dtとが等しくなった場合に、受付動作制御部52に操作受付部51の受付動作の禁止を解除させるための信号を出力する。閾値Dtは、アイコン1つ分のドット数に限らず、スクロール残量が当該値となったときのスクロール速度が、ユーザの誤操作を招来しない程度となる値に設定される。
これにより、画面スクロールが停止する前であっても、ユーザの誤操作を招来しない程度にまでスクロール速度が減少したタイミングで、ユーザは選択操作を行うことが可能となる。したがって、画面スクロールが必要な場合であっても、ユーザは携帯電話機20の操作を迅速かつ容易に進めることができる。
(入力制御の手順)
図7は、携帯電話機20におけるタッチ制御を示すフローチャートである。同図に示すステップS1〜S6、S8およびS9は、図4に示すステップS1〜S6、S8およびS9と同様である。すなわち、図7に示すフローチャートは、図4に示すフローチャートにおいて、ステップS7をステップS7aに置き換えたものである。
図7は、携帯電話機20におけるタッチ制御を示すフローチャートである。同図に示すステップS1〜S6、S8およびS9は、図4に示すステップS1〜S6、S8およびS9と同様である。すなわち、図7に示すフローチャートは、図4に示すフローチャートにおいて、ステップS7をステップS7aに置き換えたものである。
具体的には、フリック操作によって画面スクロールが開始され(ステップS5において「YES」)、受付動作制御部52が選択操作の受付動作を禁止する(ステップS6、受付動作禁止ステップ)。また、スクロール残量演算部55は、画面スクロールが自動的に停止するまでのスクロール残量を演算して比較部56に入力する。比較部56は、当該スクロール残量と閾値記憶部57に記憶されている閾値Dtとが等しくなった場合に、受付動作制御部52に操作受付部51の受付動作の禁止を解除させるための信号を出力する。これにより、スクロール残量が所定値になった場合に(ステップS7aにおいて「YES」)、受付動作制御部52は、選択操作の受付動作の禁止を解除する(ステップS8、禁止解除ステップ)。
(まとめ)
以上のように、本実施形態では、フリック操作によって画面のスクロールが開始された場合、残りのスクロール量が所定値になったときに、選択操作の受付禁止が解除されるので、画面スクロールが停止する前であっても、ユーザの誤操作を招来しない程度にまでスクロール速度が減少したタイミングで、ユーザは選択操作を行うことができる。したがって、ユーザは携帯電話機20の操作を迅速かつ容易に進めることができる。
以上のように、本実施形態では、フリック操作によって画面のスクロールが開始された場合、残りのスクロール量が所定値になったときに、選択操作の受付禁止が解除されるので、画面スクロールが停止する前であっても、ユーザの誤操作を招来しない程度にまでスクロール速度が減少したタイミングで、ユーザは選択操作を行うことができる。したがって、ユーザは携帯電話機20の操作を迅速かつ容易に進めることができる。
〔実施形態3〕
本発明の第3の実施形態について図8〜図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。本実施形態では、画面スクロールの速度が自動的に減少して所定値になったときに、選択操作禁止を解除する構成について説明する。なお、説明の便宜上、第1および第2の実施形態において説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本発明の第3の実施形態について図8〜図10に基づいて説明すれば、以下のとおりである。本実施形態では、画面スクロールの速度が自動的に減少して所定値になったときに、選択操作禁止を解除する構成について説明する。なお、説明の便宜上、第1および第2の実施形態において説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
(タッチ制御部の構成)
図8は、本実施形態に係る携帯電話機30の構成を示すブロック図である。携帯電話機20は、CPU(図示せず)、表示部2、タッチパネル3、表示制御部4およびタッチ制御部5bを備えている。すなわち、携帯電話機30は、第1の実施形態に係る携帯電話機10において、タッチ制御部5をタッチ制御部5bに置き換えた構成である。
図8は、本実施形態に係る携帯電話機30の構成を示すブロック図である。携帯電話機20は、CPU(図示せず)、表示部2、タッチパネル3、表示制御部4およびタッチ制御部5bを備えている。すなわち、携帯電話機30は、第1の実施形態に係る携帯電話機10において、タッチ制御部5をタッチ制御部5bに置き換えた構成である。
タッチ制御部5bは、タッチパネル3からの信号を処理するものであり、操作受付部51、受付動作制御部52、比較部56、スクロール速度演算部58および閾値記憶部59を備えている。すなわち、タッチ制御部5bは、第2の実施形態に係るタッチ制御部5aにおいて、スクロール残量演算部55および閾値記憶部57を、スクロール速度演算部58および閾値記憶部59に置き換えた構成である。
(選択操作禁止解除のタイミング)
比較部56、スクロール速度演算部58および閾値記憶部59は、従来の携帯電話機100には設けられていない新規の機能ブロックである。これらの機能ブロックにより、受付動作制御部52は、フリック操作によって画面スクロールが開始された場合、当該画面スクロールが自動的に減少して所定値になったときに、操作受付部51の受付動作の禁止を解除する。
比較部56、スクロール速度演算部58および閾値記憶部59は、従来の携帯電話機100には設けられていない新規の機能ブロックである。これらの機能ブロックにより、受付動作制御部52は、フリック操作によって画面スクロールが開始された場合、当該画面スクロールが自動的に減少して所定値になったときに、操作受付部51の受付動作の禁止を解除する。
具体的には、スクロール速度演算部58は、図9に示すように、時間t0に画面スクロールが開始されると、スクロール速度(単位時間あたりに画面が移動するドット数)を継続的に演算する。スクロール速度演算部58が算出したスクロール速度は、比較部56に入力される。
閾値記憶部59は、ユーザの誤操作を招来しない程度のスクロール速度を示す閾値Vtを記憶している。比較部56は、スクロール速度演算部58から入力されるスクロール速度と、閾値Vtとを比較し、当該スクロール速度と閾値Vtとが等しくなった場合に、受付動作制御部52に操作受付部51の受付動作の禁止を解除させるための信号を出力する。
これにより、画面スクロールが停止する前であっても、ユーザの誤操作を招来しない程度にまでスクロール速度が減少したタイミングで、ユーザは選択操作を行うことが可能となる。したがって、画面スクロールが必要な場合であっても、ユーザは携帯電話機30の操作を迅速かつ容易に進めることができる。
また、本実施形態では、図9の実線および一点鎖線で示すように、スクロール開始時点のスクロール速度によって、その後のスクロール速度の変化が異なる場合であっても、選択操作の禁止が解除された時点のスクロール速度を一定とすることができる。
(入力制御の手順)
図10は、携帯電話機30におけるタッチ制御を示すフローチャートである。同図に示すステップS1〜S6、S8およびS9は、図4に示すステップS1〜S6、S8およびS9と同様である。すなわち、図10に示すフローチャートは、図4に示すフローチャートにおいて、ステップS7をステップS7bに置き換えたものである。
図10は、携帯電話機30におけるタッチ制御を示すフローチャートである。同図に示すステップS1〜S6、S8およびS9は、図4に示すステップS1〜S6、S8およびS9と同様である。すなわち、図10に示すフローチャートは、図4に示すフローチャートにおいて、ステップS7をステップS7bに置き換えたものである。
具体的には、フリック操作によって画面スクロールが開始され(ステップS5において「YES」)、受付動作制御部52が選択操作の受付動作を禁止する(ステップS6、受付動作禁止ステップ)。また、スクロール速度演算部58は、画面のスクロール速度を演算して比較部56に入力する。比較部56は、当該スクロール速度と閾値記憶部59に記憶されている閾値Vtとが等しくなった場合に、受付動作制御部52に操作受付部51の受付動作の禁止を解除させるための信号を出力する。これにより、スクロール速度が所定値になった場合に(ステップS7bにおいて「YES」)、受付動作制御部52は、選択操作の受付動作の禁止を解除する(ステップS8、禁止解除ステップ)。
なお、ドラッグ操作による画面スクロールの速度が上記所定値になった場合は、選択操作の受付動作の禁止は解除されない。
(まとめ)
以上のように、本実施形態では、フリック操作によって画面のスクロールが開始された場合、画面スクロールの速度が自動的に減少して所定値になったときに、選択操作の受付禁止が解除されるので、画面スクロールが停止する前であっても、ユーザの誤操作を招来しない程度にまでスクロール速度が減少したタイミングで、ユーザは選択操作を行うことができる。したがって、ユーザは携帯電話機30の操作を迅速かつ容易に進めることができる。
以上のように、本実施形態では、フリック操作によって画面のスクロールが開始された場合、画面スクロールの速度が自動的に減少して所定値になったときに、選択操作の受付禁止が解除されるので、画面スクロールが停止する前であっても、ユーザの誤操作を招来しない程度にまでスクロール速度が減少したタイミングで、ユーザは選択操作を行うことができる。したがって、ユーザは携帯電話機30の操作を迅速かつ容易に進めることができる。
〔ソフトウェアによる実施例〕
携帯電話機10・20・30の各ブロック、特に表示制御部4およびタッチ制御部5・5a・5bは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
携帯電話機10・20・30の各ブロック、特に表示制御部4およびタッチ制御部5・5a・5bは、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、携帯電話機10・20・30は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである携帯電話機10・20・30の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、携帯電話機10・20・30に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、携帯電話機10・20・30を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(NearField Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話機網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
〔実施形態の総括〕
上述した各実施形態において、「フリック操作による画面スクロール」とは、タッチパネル上で指等を移動させることにより画面が指等に追随して移動し、指等がタッチパネルから離れた後も画面の移動が慣性的に継続している場合の画面スクロールを意味する。例えば、当初はドラッグ操作によって画面が移動し、その後、指等を停止させずにタッチパネルから離した結果、画面の移動が継続している場合も、当該画面スクロールは、フリック操作による画面スクロールに含まれる。
上述した各実施形態において、「フリック操作による画面スクロール」とは、タッチパネル上で指等を移動させることにより画面が指等に追随して移動し、指等がタッチパネルから離れた後も画面の移動が慣性的に継続している場合の画面スクロールを意味する。例えば、当初はドラッグ操作によって画面が移動し、その後、指等を停止させずにタッチパネルから離した結果、画面の移動が継続している場合も、当該画面スクロールは、フリック操作による画面スクロールに含まれる。
また、上述した各実施形態において、画面スクロールの方向は、操作画面に対して左右方向であっても、上下方向であってもよい。
また、上述した各実施形態において、選択操作の対象となる表示要素は、携帯電話機の各種機能やアプリケーション等を起動させるためのアイコンの他、リンク先を示す文字列、操作ボタンの画像、文字入力のためのソフトキーなども含まれる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、携帯電話機に限らず、タッチパネルを介して入力操作が可能なあらゆる電子機器に利用することができる。
1 CPU
2 表示部(表示装置)
3 タッチパネル
4 表示制御部
5 タッチ制御部(入力制御装置)
5a タッチ制御部(入力制御装置)
5b タッチ制御部(入力制御装置)
10 携帯電話機(電子機器)
20 携帯電話機(電子機器)
30 携帯電話機(電子機器)
51 操作受付部(操作受付手段)
52 受付動作制御部(受付動作制御手段)
53 スクロール停止時間演算部
54 禁止解除時間演算部
55 スクロール残量演算部
56 比較部
57 閾値記憶部
58 スクロール速度演算部
59 閾値記憶部
2 表示部(表示装置)
3 タッチパネル
4 表示制御部
5 タッチ制御部(入力制御装置)
5a タッチ制御部(入力制御装置)
5b タッチ制御部(入力制御装置)
10 携帯電話機(電子機器)
20 携帯電話機(電子機器)
30 携帯電話機(電子機器)
51 操作受付部(操作受付手段)
52 受付動作制御部(受付動作制御手段)
53 スクロール停止時間演算部
54 禁止解除時間演算部
55 スクロール残量演算部
56 比較部
57 閾値記憶部
58 スクロール速度演算部
59 閾値記憶部
Claims (9)
- タッチパネルを介した操作の対象となる表示要素を含む画面をスクロール可能に表示する表示装置を備える電子機器に搭載され、上記タッチパネルを介した操作の受付を制御する入力制御装置であって、
上記表示要素に対する上記操作を受け付ける操作受付手段と、
上記画面のスクロールが開始されると、上記操作受付手段の受付動作を禁止する受付動作制御手段とを備え、
上記受付動作制御手段は、上記画面のスクロールが開始された場合、当該スクロールが自動的に停止する前に、上記禁止を解除することを特徴とする入力制御装置。 - 上記受付動作制御手段は、上記画面のスクロールが開始された場合、当該スクロールが自動的に停止する所定時間前に、上記禁止を解除することを特徴とする請求項1に記載の入力制御装置。
- 上記受付動作制御手段は、上記画面のスクロールが開始された場合、当該スクロールが自動的に停止するまでの残りのスクロール量が所定値になったときに、上記禁止を解除することを特徴とする請求項1に記載の入力制御装置。
- 上記受付動作制御手段は、上記画面のスクロールが開始された場合、当該スクロールの速度が自動的に減少して所定値になったときに、上記禁止を解除することを特徴とする請求項1に記載の入力制御装置。
- タッチパネルを介した操作の対象となる表示要素を含む画面をスクロール可能に表示する表示装置と、
上記タッチパネルを介した操作の受付を制御する入力制御装置とを備える電子機器であって、
上記入力制御装置として請求項1〜4のいずれか1項に記載の入力制御装置を備えることを特徴とする電子機器。 - 携帯電話機であることを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
- タッチパネルを介した操作の対象となる表示要素を含む画面が表示されているときに、上記表示要素に対する上記操作を受け付ける操作受付ステップと、
上記画面のスクロールが開始されると、上記表示要素に対する上記操作の受付を禁止する受付動作禁止ステップとを有する入力制御方法であって、
上記画面のスクロールが開始された場合、当該スクロールが自動的に停止する前に、上記禁止を解除する禁止解除ステップを有することを特徴とする入力制御方法。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の入力制御装置の各手段としてコンピュータを動作させるためのプログラム。
- 請求項8に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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