JP5796533B2 - 車両用操作説明支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載され、オペレータが常駐するヘルプデスク等の外部装置との通信を介して、ドライバが車室内の操作部の操作説明を受ける際に利用される車両用操作説明支援装置に関する。
近年、自動車等の車両の高機能化に伴い、運転席の周辺には多数のスイッチ等の操作部が設けられるようになっている。このため、例えばカーシェア等によって、乗りなれていない車に搭乗するドライバは、運転席の周辺にあるスイッチがどういう機能を有しているか分からない場合がある。同様に、機械の扱いが苦手なドライバは、自身の所有する車両であっても運転席の周辺にあるスイッチがどういう機能を有しているか分からない場合がある。
このような課題を解決する方法として、車両の外部装置として予め設けられたヘルプデスクのオペレータが、通信を介してドライバと双方向で会話をしながら、操作部の機能や位置を説明する方法がある。しかし、会話だけではドライバの意図がオペレータにうまく伝わらず、長い時間を要してしまうことがあり効率が悪い。また、車両の走行中にドライバが自分の意図を懸命にオペレータに伝えようとして、会話に集中して運転における集中力が低下してしまうのも好ましくない。
そこで、ドライバがオペレータと会話する際、オペレータが通信を介して指定した車両の操作部にレーザ照射する装置が提案されている。この装置を使用すれば、ドライバはオペレータが指定するスイッチを即座に把握でき、説明を効率よく受けることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−296606号公報
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、オペレータが指定した操作部をドライバへ分かりやすく伝えることはできても、ドライバからオペレータへ、そのドライバが機能を知りたい操作部の位置等を分かりやすく伝えることができない。そこで、本発明は、車両に搭載され、外部装置との通信を介してドライバが車室内の操作部の操作説明を受ける車両用操作説明支援装置において、ドライバが指定した操作部を前記外部装置へ円滑に通知することを目的としてなされた。
前記目的を達するためになされた本発明の車両用操作説明支援装置では、受信手段は、車室内の操作部の操作説明を外部装置との通信を介して受信してドライバに提供する。一方、操作部判定手段は、ドライバの視線を検出して、前記車室内の複数の操作部のうちドライバが注視している操作部を判定し、通知手段は、その操作部判定手段が直近に判定した操作部を前記通信を介して継続的に前記外部装置に通知する。このため、ドライバが注視した操作部を外部装置へ円滑に通知することができ、外部装置からよりドライバの所望に一致した操作説明を受信することが可能となる。また、前記操作部判定手段が直近に判定した操作部に局所的に可視光を継続的に照射する照射手段を、更に備えているので、前記通知手段によって通知された操作部をドライバが確認でき、装置の信頼性が向上する。なお、前記通知及び照射は継続的でなくてもよく、その場合、前記外部装置から、前記通信を介して前記車室内のいずれかの操作部を指定する情報を受けたとき、前記照射手段は、前記外部装置が指定した操作部に局所的に可視光を照射する。そして、前記操作部判定手段が判定した操作部を判定操作部とし、前記外部装置が指定した操作部を指定操作部として、前記外部装置による操作部の指定が照射切り替え要求としてなされたとき、前記照射手段は、前記判定操作部に対する可視光の照射を中止して前記指定操作部に局所的に可視光を照射する。あるいは、前記外部装置による操作部の指定が照射共用要求としてなされたとき、前記照射手段は、前記判定操作部に対する可視光の照射と前記指定操作部に対する可視光の照射とを、互いに異なる態様で時分割で実行する。
本発明が適用された車両の車室内の構成を表す外観図である。 その車室内に設けられたカメラの動作を表す説明図である。 前記車両の車両用操作説明支援装置の構成を表すブロック図である。 その車両用操作説明支援装置による通知処理を表すフローチャートである。 その車両用操作説明支援装置による切替処理を表すフローチャートである。 その車両用操作説明支援装置による照射処理を表すフローチャートである。 ヘルプデスクによるヘルプ処理を表すフローチャートである。 前記車室内に設けられたレーザ照射装置の動作を表す説明図である。
[実施形態の構成]
次に、本発明の実施形態を図面と共に説明する。なお、本実施形態の車両1は、オペレータOPが常駐するヘルプデスク50(図3参照)との通信を介して、ドライバD(図2参照)が車室内のスイッチ11,12,13,…の操作説明を受けることができるように構成されたものある。
図1に示すように、車両1は、フロントガラス2の下方に設けられたインストルメントパネル3に、ドライバDがヘルプデスク50に質問等を発するためのドライバ用マイク5と、それに対するヘルプデスク50からの回答等を発声するドライバ用スピーカ7とを備えている。また、インストルメントパネル3には、ドライバDの視線を検出するためのカメラ9も設けられている。このカメラ9は、図2に模式的に示すように、ドライバDの顔を含む範囲の画像、すなわち、図2にAで示した範囲の画像を撮影する。
図1に戻って、また、車両1の車室内には、ヘルプデスク50を呼び出すためのヘルプデスク呼び出しスイッチ10が、一般的な車両にも設けられる他のスイッチ11,12,13,…と共に設けられている。更に、車室の天井20には、レーザ照射口21からスイッチ11,12,13,…に向けて可視光としてのレーザを局所的に照射するレーザ照射装置22が設けられている。
図3は、車両1の車内(以下、単に車内という)に設けられた本実施形態の車両用操作説明支援装置としての構成を、その装置が通信を行うヘルプデスク50の構成と共に表すブロック図である。なお、ヘルプデスク50は、全国各地域にまたは全国で1箇所に設けられた施設で、オペレータOPが操作可能な端末装置51を備えている。端末装置51は、例えば、マウス及びキーボードを備えた一般のパーソナルコンピュータで構成することができる。また、ヘルプデスク50は、車両1に搭載された車載通信装置29と通信可能なヘルプデスク用通信装置53を備えており、このヘルプデスク用通信装置53は端末装置51に接続されている。なお、車載通信装置29とヘルプデスク用通信装置53との間の通信は、電話回線,インターネット等、各種通信回線を利用して行うことができる。
更に、端末装置51には、オペレータOPが使用するオペレータ用マイク55とオペレータ用スピーカ57とが接続されている。車両1の車載通信装置29にも、前述のドライバ用マイク5とドライバ用スピーカ7とが接続されている。このため、前記通信を介して、ドライバDとオペレータOPとの間で双方向の通話を行うことができる。
また、レーザ照射装置22を制御するレーザ照射制御器30は、CPU,ROM,RAMを備えたマイクロコンピュータとして構成され、後述の処理で使用される第1メモリ31,第2メモリ32を備えている。更に、レーザ照射制御器30は、経過時間を計測するタイマ35と、第1メモリ31または第2メモリ32に対応して数値「1」または「2」が設定されるカウンタ37とが設けられている。
更に、レーザ照射制御器30には、前述の車載通信装置29とヘルプデスク呼び出しスイッチ10とが接続され、カメラ9が視線検出器41,スイッチ判定器43を介して接続されている。カメラ9は、前述のようにドライバDの顔を撮影して視線検出器41へ出力する。視線検出器41はドライバDの顔の画像からドライバDの視線の向いている向きを検出してスイッチ判定器43へ出力する。この視線検出器41による視線の向きの検出方法は、周知の種々の方法が適用可能であるが、例えば、眼球のプルキニエ像(角膜表面での反射光)と瞳孔との相対位置に基づいて検出する方法が適用可能である。スイッチ判定器43は、予めドライバDの視線の向きに対応するスイッチのマップを保持しており、ドライバDが注視しているスイッチ(11,12,13,…のいずれか)を判定する。
スイッチ判定器43の判定結果はレーザ照射制御器30へ出力され、そのスイッチのIDは第1メモリ31に保存される。すなわち、第1メモリ31は、スイッチ判定器43がドライバが注視したと判定したスイッチのIDを保存するものである。また、第2メモリ32は、ヘルプデスク50のオペレータOPがスイッチ11,12,13,…のいずれかに対するレーザ照射の要求を前記通信を介して行った場合に、そのスイッチのIDを保存するものである。車載通信装置29とヘルプデスク用通信装置53とは、前述のように通信を介して通話の音声データを送受信するのみならず、前記スイッチのIDの送受信も行う。
[実施形態の処理]
このため、ヘルプデスク用通信装置53は車載通信装置29と通信することができ、ドライバDがヘルプデスク呼び出しスイッチ10を押下すると通信が開始されてオペレータOPとドライバDとが通話できるようになる。また、オペレータOPがレーザ照射を要求するスイッチを端末装置51を介して指定した場合、そのスイッチのIDは前記通信を介してレーザ照射制御器30に送られ、第2メモリ32に保存される。
端末装置51は、スイッチのIDとそのスイッチの情報とを対応付けたテーブルを備えており、前記通信を介してレーザ照射制御器30の第1メモリ31からスイッチのIDを取得した場合、オペレータOPにそのスイッチの情報を提示する。また、レーザ照射制御器30は、後述の処理によってレーザ照射装置22を制御して、第1メモリ31または第2メモリ32の少なくともいずれか一方にIDが保存されたスイッチにレーザを照射する。このため、オペレータOPは、車両1の車内におけるレーザの照射位置を、遠隔操作で制御することができる。
次に、前記処理の詳細について、図4〜図7のフローチャートを用いて説明する。なお、ヘルプデスク呼び出しスイッチ10が押下されると、レーザ照射制御器30では、図4〜図6に示す3つの処理が並行して開始される。また、それと同時に、ヘルプデスク50の端末装置51では、図7に示すヘルプ処理が開始される。
図4に示す通知処理は、カメラ9,視線検出器41,スイッチ判定器43を介してドライバDに注視されていると判定されたスイッチのIDを、ヘルプデスク50に通知する処理である。処理が開始されると、先ず、S10(Sはステップを表す:以下同様)にて、カメラ9,視線検出器41に駆動信号が送信されることにより、そのカメラ9でドライバDの顔を撮影して、その画像に基づいて視線検出器41でドライバDの視線の向きを検出する処理が実行される。続くS20では、スイッチ判定器43に駆動信号が送信されることにより、ドライバDが注視しているスイッチをS10にて検出された視線の向きに応じてスイッチ判定器43に判定させる処理が実行される。スイッチ判定器43による判定手法は、例えば、ドライバDの視線の向きの延長上にあるスイッチをドライバDの注視しているスイッチとして判定する手法が適用できる。なお、S20では、もし視線に対応したスイッチがなければスイッチを見ていないと判定する。
続くS30ではスイッチ判定器43によってスイッチが判定されたか否かが判断される。判定されている場合は(S30:Y)、当該判定されたスイッチのIDがS40にて第1メモリ31に記録された後、判定されていない場合はそのまま、処理はS50へ移行する。S50では、第1メモリ31にスイッチのIDが保存されているか否かが判断される。保存されていない場合は(S50:N)、処理は前述のS10へ移行し、保存されている場合は(S50:Y)、処理はS60へ移行する。
S60では、第1メモリ31に保存されたスイッチのIDが、車載通信装置29を介してオペレータOPに送信された後、処理は前述のS10へ移行する。具体的には、S60では、前記スイッチのIDが車載通信装置29,ヘルプデスク用通信装置53を介して端末装置51に送信され、端末装置51のディスプレイ等に情報が表示されることによってオペレータOPに伝えられる。
なお、S40によるIDの記録は、上書きによってなされ、第1メモリ31には、ドライバDに注視されたと直近に判定された1つのスイッチのIDのみが保存される。このため、ドライバDが視線をフロントガラス2に移して運転を継続したとしても(S30:N)、それまでに注視されたスイッチのIDが保存されていれば(S50:Y)、最後に注視されたスイッチのIDが繰り返し送信される(S60)。
図5に示す切替処理は、カウンタ37に設定される数値を「1」と「2」とで交互に切り替えるための処理である。なお、このカウンタ37に設定される数値は、後述の照射処理(図6)でも使用される。
図5に示すように、処理が開始されると、S100にて、カウンタ37の数値が「1」1にリセットされる。続くS110では、タイマ35をリセットして時間の計測を開始する処理がなされる。なお、タイマ35は時間をms単位で時間を計測する。続くS120では、タイマ35の計測した時間が0.5秒を超えたか否かが判断される。0.5秒を超えていない場合は(S120:N)、処理はそのままS120で待機し、時間が0.5秒を超えると(S120:Y)、処理はS130へ移行する。
S130では、カウンタ37に設定されている数値が「1」であるか否かが判断される。そして、カウンタ37の数値が「1」の場合は(S130:Y)、S140にてカウンタ37の数値が「2」にされた後、カウンタ37の数値が「2」の場合は(S130:N)、S150にてその数値が「1」にされた後、処理は前述のS110へ移行する。こうして、S110〜S150の処理が繰り返し実行されることにより、カウンタ37の数値が0.5秒毎に「1」と「2」とで交互に切り替えられる。
図6に示す照射処理は、第1メモリ31または第2メモリ32の少なくともいずれか一方にIDが保存されたスイッチに、レーザ照射装置22を介してレーザを照射するための処理である。なお、この処理は、ヘルプデスク50の端末装置51からの指示に密接に関連するため、図7に示した端末装置51によるヘルプ処理を先に説明する。
図7に示すように、この処理では、先ずS800にて、車載通信装置29とヘルプデスク用通信装置53との間の通信が開始される。これによって、オペレータ用マイク55に入力された音声がドライバ用スピーカ7から出力され、ドライバ用マイク5から入力された音声がオペレータ用スピーカ57から出力されるようになり、オペレータOPとドライバDが互いに通話可能になる。
続くS810では、レーザ照射制御器30における前述のS60の処理によりスイッチのIDが送信されているかを確認することによって、そのレーザ照射制御器30の第1メモリ31にスイッチのIDが保存されているか否かが判断される。第1メモリ31にスイッチのIDが保存されている場合は(S810:Y)、S811が実行された後に処理はS820へ移行し、保存されていない場合は(S810:N)、処理はそのままS820へ移行する。
S811では、第1メモリ31に保存されているスイッチのIDが、端末装置51のディスプレイ等に表示される。これによって、オペレータOPは、ドライバDが伝えたいスイッチ、より正確にはドライバDが注視していると判定されたスイッチ(以下、判定スイッチともいう)を知ることができる。
S820では、オペレータOPがレーザを照射するスイッチのIDを端末装置51に入力したか否かが判断される。オペレータOPが端末装置51にスイッチのIDを入力している場合は(S820:Y)、S821が実行された後に処理はS830へ移行し、入力していない場合は(S820:N)、処理はそのままS830へ移行する。
S821では、前記入力されたスイッチのIDが端末装置51からレーザ照射制御器30へ通信を介して送信され、レーザ照射制御器30は第2メモリ32にそのIDを保存する。これによって、レーザ照射制御器30は、オペレータOPがレーザを照射するように指定したスイッチ(以下、指定スイッチともいう)のIDを、第2メモリ32を参照することによって受け取ることができる。
S830では、オペレータOPがレーザ照射共用要求を端末装置51に入力したか否かが判断される。オペレータOPがレーザ照射共用要求を入力している場合は(S830:Y)、S831が実行された後に処理はS840へ移行し、入力していない場合は(S830:N)、処理はそのままS840へ移行する。
S831では、コマンドとしてのレーザ照射共用要求が、端末装置51からレーザ照射制御器30へ通信を介して送信される。これによって、レーザ照射制御器30は、後述の処理により、共用によって指定スイッチにレーザを照射する処理を実行する。
S840では、オペレータOPがレーザ照射切り替え要求を端末装置51に入力したか否かが判断される。オペレータOPがレーザ照射切り替え要求を入力している場合は(S840:Y)、S841が実行された後に処理はS860へ移行し、入力していない場合は(S840:N)、処理はそのままS860へ移行する。
S841では、コマンドとしてのレーザ照切り替え射要求が、端末装置51からレーザ照射制御器30へ通信を介して送信される。これによって、レーザ照射制御器30は、後述の処理により、切り替えによって指定スイッチにレーザを照射する処理を実行する。
S860では、オペレータOPが端末装置51を操作して通信を切った否かが判断される。通信を切っていない場合は(S860:N)、処理は前述のS810へ移行し、通信を切った場合は(S860:Y)、処理はS870へ移行する。S870では、このヘルプ処理の終了処理がなされると共に、ヘルプ処理が終了した旨、通信を介してレーザ照射制御器30に通知される。
端末装置51の前記処理と並行して、レーザ照射制御器30にて実行される照射処理では、図6に示すように、先ず、S200にて、車載通信装置29とヘルプデスク用通信装置53との間の通信が開始される。この処理は、端末装置51における前述のS800の処理と同一の処理である。
続くS210では、前述のS831またはS841によってオペレータOPから(具体的には端末装置51から)、車載通信装置29を介してレーザ照射共用要求またはレーザ照射切り替え要求が送信されたか否かが判断される。いずれの要求もない場合は(S210:N)、処理はS230へ移行し、前述のS40の処理により第1メモリ31にスイッチのIDが保存されているか否かが判断される。保存されている場合は(S230:Y)、S260にてそのIDに対応するスイッチにレーザ照射装置22を介してレーザが照射されて、処理はS270へ移行する。また、第1メモリ31にスイッチのIDが保存されていない場合は(S230:N)、処理はそのままS270へ移行する。
S270では、前述のS870の処理によって端末装置51からヘルプ処理の終了が通知されているか否かが判断され、ヘルプ処理が終了していない場合は(S270:N)、処理は前述のS210へ移行する。このため、オペレータOPからの要求の送信がない場合は(S210:N)、ドライバDに注視されていると判定されて第1メモリ31に保存されている判定スイッチのみにレーザが照射される。
一方、オペレータOPから要求の送信があった場合は(S210:Y)、処理はS310へ移行し、その要求がレーザ照射共用要求であるか否かが判断される。レーザ照射共用要求である場合は(S310:Y)、処理はS320へ移行し、前述の図5の処理で切り替えられるカウンタ37の数値が「1」であるか否かが判断される。カウンタ37の数値が「1」である場合は(S320:Y)、処理は前述のS230へ移行し、第1メモリ31に保持されている判定スイッチにレーザが照射される。
また、カウンタ37の数値が「2」である場合は(S320:N)、処理はS340へ移行し、前述のS821の処理により第2メモリ32にスイッチのIDが保存されているか否かが判断される。保存されている場合は(S340:Y)、S350にてそのIDに対応するスイッチにレーザ照射装置22を介してレーザが照射されて、処理は前述のS270へ移行する。すなわち、オペレータOPに指定された指定スイッチにレーザが照射される。一方、第2メモリ32にスイッチのIDが保存されていない場合は(S340:N)、処理はそのままS270へ移行する。
すなわち、オペレータOPからレーザ照射共用要求があった場合は(S210:Y,S310:Y)、S210〜S350の処理が繰り返し実行されることにより、0.5秒毎に(図5参照)、判定スイッチと指定スイッチとが交互に時分割でレーザを照射される。なお、S260によるレーザの照射と、S350によるレーザの照射とは、レーザの色を変える、一方をパルス状の照射にするなど、照射の態様を異ならせるのが望ましい。そうすることによって、どのスイッチが判定スイッチでどのスイッチが指定スイッチであるかを、ドライバDが容易に判別することができる。
一方、オペレータOPからレーザ照射切り替え要求があった場合は(S210:Y,S310:N)、処理はS310からそのままS340へ移行し、指定スイッチのみにレーザが照射される。このため、例えば、ドライバDがスイッチ13を注視した後にオペレータOPがスイッチ11を指定してレーザ照射切り替え要求を送信すると(S210:Y,S310:N)、図8(A)に例示するように、レーザはスイッチ11にのみ照射される(S350)。これに対して、ドライバDがスイッチ13を注視した後にオペレータOPがスイッチ11を指定してレーザ照射共用要求を送信すると(S210Y,S310:Y)、図8(B)に例示するように、レーザはスイッチ11とスイッチ13とに交互に照射される(S260,S350)。
そして、このように、操作説明に必要なスイッチ11,12,13,…に対して適宜レーザを照射しながら説明がなされた後、オペレータOPが通信を切る(S860参照)ことによってヘルプ処理が終了すると(S270:Y)、処理はS380へ移行する。S380では、ヘルプ処理の終了処理がなされて、この処理が終了する。なお、これと同時に、図4,図5に示した通知処理,切替処理も終了する。
[実施形態の効果及びその変形例]
このように、本実施形態では、ヘルプデスク50のオペレータOPが指定したスイッチのみならず、ドライバDが注視したスイッチにもレーザを照射することができ、その注視されたスイッチのIDをヘルプデスク50に通知することができる。従って、次の使用例のように、ドライバDの所望に一致した操作説明をヘルプデスク50から円滑に受信することが可能になる。
例えば、ドライバDがヘルプデスク呼び出しスイッチ10を押してオペレータOPと会話を始める。そしてドライバDがスイッチ11を注視したときにはスイッチ11にレーザが照射されて(S260)、スイッチ11がドライバDが見て分かりやすくなる。また、ドライバDは自分が注視したスイッチ11が正確に認識されたことも知ることができる。そして、同時にスイッチ11のIDがオペレータOPに通知される(S60)。このようにドライバDとオペレータOPでドライバDが注視しているスイッチ11の情報を共有することができる。しかも、ドライバDは、自身がスイッチ11を注視したことが正確に認識されたことが確認できるので、装置の信頼性も向上する。
次に、ドライバDがスイッチ12を注視した場合には同様にスイッチ12にレーザが照射されて(S260)、スイッチ12がドライバDが見て分かりやすくなる。そして同時にスイッチ12のIDがオペレータOPへ通知される(S60)。このようにドライバDとオペレータOPとで、ドライバDが注視しているスイッチ12の情報を共有することができる。
更に、レーザはオペレータOPから制御することができ、端末装置51から「レーザ照射切り替え要求」を送信した場合(S841)、レーザはオペレータOPが指定したスイッチに照射されるようになる(S350)。
また、オペレータOPが端末装置51から「レーザ照射共用要求」を送信した場合(S831)、オペレータOPが指定した指定スイッチとドライバDの注視した判定スイッチとを、それぞれ異なる色を用いて時分割で照射する(S260,S350)。
このため、例えばこのようなやりとりが可能になる。ドライバDがヘルプデスク50を呼び出し、スイッチ12を注視しながら「運転席の窓を開けるスイッチはこれ?」と問いかける。スイッチ12には青色のドライバ用レーザが照射され、ドライバDとオペレータOPで情報を共有することができる。オペレータOPはレーザ照射切り替え要求を端末装置51から出力してスイッチに照射されているレーザをオペレータOP側で制御できるようにして、「助手席の窓を開ける機能です」と答え、更にスイッチ13に赤色のレーザを照射しながら「これが運転席のスイッチです」と答える。ドライバDは視線をスイッチ13に向けてスイッチ13を確認する。このように会話のやりとりが円滑になる。
更に以下のようなやりとりも可能になる。ドライバDがヘルプデスク50を呼び出し、スイッチ12を注視しながら「これを押すとナビが使えますか?」と問いかける。スイッチ12には青色のドライバ用レーザが照射され、ドライバDとオペレータOPとで情報を共有することができる。オペレータOPはレーザ照射共用要求を端末装置51から出力して、スイッチ12を青色でレーザ照射しながら、スイッチ13を赤色でレーザ照射し、「そうです。その青く照射されたスイッチを押すとナビの電源がONします。」と答え、更に「赤く照射されたスイッチはナビ用のトークスイッチですので、これを押すと音声認識で操作ができます」と会話のやりとりが円滑になる。
なお、前記実施形態において、ヘルプデスク50が外部装置に、車載通信装置29及びドライバ用スピーカ7が受信手段に、カメラ9及び視線検出器41及びスイッチ判定器43が操作部判定手段に、レーザ照射制御器30及び車載通信装置29が通知手段に、レーザ照射装置22が照射手段に、それぞれ相当する。また、本発明は前記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施することができる。例えば、操作部としては、スイッチ以外にもレバー,ダイヤル等の種々の操作部が想定される。また、外部装置は必ずしもオペレータを必要とせず、音声メッセージを格納したパーソナルコンピュータ等であってもよく、その場合、注視された操作部に関する説明を一方的に行ってもよい。
なお、前記実施形態に記載したように、本発明において、外部装置から照射切り替え要求を送信した場合に、外部装置から指定操作部に可視光を照射できる場合、照射がなされる操作部を切り替えながら1つの照射手段を使うことができる。また、外部装置から照射共用要求を送信した場合に、判定操作部に対する可視光の照射と指定操作部に対する可視光の照射とを、互いに異なる態様で時分割で実行できる場合、複数の操作部を絡めて説明をすることが容易になる。
1…車両 5…ドライバ用マイク 7…ドライバ用スピーカ
9…カメラ 11,12,13…スイッチ 22…レーザ照射装置
29…車載通信装置 30…レーザ照射制御器 31…第1メモリ
32…第2メモリ 41…視線検出器 43…スイッチ判定器
50…ヘルプデスク 51…端末装置 53…ヘルプデスク用通信装置
55…オペレータ用マイク 57…オペレータ用スピーカ D…ドライバ
OP…オペレータ

Claims (4)

  1. 車両(1)に搭載され、車室内の操作部の操作説明を外部装置(50)との通信を介して受信してドライバ(D)に提供する受信手段(29,7)を備えた車両用操作説明支援装置において、
    ドライバの視線を検出して、前記車室内の複数の操作部(11,12,13)のうちドライバが注視している操作部を判定する操作部判定手段(9,41,43)と、
    前記操作部判定手段が直近に判定した操作部を前記通信を介して継続的に前記外部装置に通知する通知手段(30,29)と、
    前記操作部判定手段が直近に判定した操作部に局所的に可視光を継続的に照射する照射手段(22)と、
    を備えたことを特徴とする車両用操作説明支援装置。
  2. 車両(1)に搭載され、車室内の操作部の操作説明を外部装置(50)との通信を介して受信してドライバ(D)に提供する受信手段(29,7)を備えた車両用操作説明支援装置において、
    ドライバの視線を検出して、前記車室内の複数の操作部(11,12,13)のうちドライバが注視している操作部を判定する操作部判定手段(9,41,43)と、
    前記操作部判定手段が判定した操作部を前記通信を介して前記外部装置に通知する通知手段(30,29)と、
    前記操作部判定手段が判定した操作部に局所的に可視光を照射する照射手段(22)と、
    を備え
    前記外部装置から、前記通信を介して前記車室内のいずれかの操作部を指定する情報を受け、かつ、その指定が照射切り替え要求としてなされたとき、
    前記操作部判定手段が判定した操作部を判定操作部とし、前記外部装置が指定した操作部を指定操作部として、
    前記照射手段は、前記判定操作部に対する可視光の照射を中止して前記指定操作部に局所的に可視光を照射することを特徴とする車両用操作説明支援装置。
  3. 車両(1)に搭載され、車室内の操作部の操作説明を外部装置(50)との通信を介して受信してドライバ(D)に提供する受信手段(29,7)を備えた車両用操作説明支援装置において、
    ドライバの視線を検出して、前記車室内の複数の操作部(11,12,13)のうちドライバが注視している操作部を判定する操作部判定手段(9,41,43)と、
    前記操作部判定手段が判定した操作部を前記通信を介して前記外部装置に通知する通知手段(30,29)と、
    前記操作部判定手段が判定した操作部に局所的に可視光を照射する照射手段(22)と、
    を備え
    前記外部装置から、前記通信を介して前記車室内のいずれかの操作部を指定する情報を受けたとき、
    前記照射手段は、前記外部装置が指定した操作部に局所的に可視光を照射し、
    前記操作部判定手段が判定した操作部を判定操作部とし、前記外部装置が指定した操作部を指定操作部として、
    前記外部装置による操作部の指定が照射共用要求としてなされたとき、
    前記照射手段は、前記判定操作部に対する可視光の照射と前記指定操作部に対する可視光の照射とを、互いに異なる態様で時分割で実行することを特徴とする車両用操作説明支援装置。
  4. 前記照射手段は、前記操作部判定手段が直近に判定した操作部に前記可視光を継続的に照射し、
    前記通知手段は、前記操作部判定手段が直近に判定した操作部を継続的に前記外部装置に通知することを特徴とする請求項2又は3に記載の車両用操作説明支援装置。
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