JP5794437B2 - 液体噴射装置、液体噴射方法 - Google Patents
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本願において、液体噴射装置には、インクジェットプリンター、ラインプリンター、複写機、ファクシミリ等の記録装置が含まれるものとする。ここで、ラインプリンターには、例えば、用紙の送り方向にノズル列が延設されており、記録を実行する際に記録ヘッドを有するキャリッジが用紙の幅方向に数回移動する構成のものが含まれるものとする。
尚、記録ヘッド51が二つ図示しているがこれは記録ヘッド51が実際に二つあるのではない。それぞれの記録ヘッド51の位置を示すものであり記録ヘッド51は実際には一つである。
例えば、図6(A)に示す如く、用紙58の左側側端59と記録ヘッド51のC列のノズル54〜D列のノズル55間とが対向する関係の位置で記録ヘッド51が停止している状態で用紙58を送り方向下流側へ送る。係る場合における記録ヘッド51の面に付着する粉状物の量を示したのが図6(B)である。
図6(B)に示す如く、用紙58の左側側端59と対向するC列のノズル54〜D列のノズル55間における紙粉等の粉状物の付着量が著しく多い。
また、図6(C)に示す如く、用紙58の中央と対向する記録ヘッド51における粉状物の付着量は、図6(B)の場合と比較して極めて少ない。これは、用紙58の中央では紙粉等の粉状物が発生しにくいため、記録ヘッド51の面に付着する量が少ないものと考えられる。
これらのことから、用紙58が送られることにより僅かな振動が生じ、用紙58の側端(59、60)において紙粉が発生し、発生した紙粉が舞い上がって記録ヘッド51の面に付着するものと考えられる。
図7(A)に示す如く、写真用紙61は、表面から裏面へ向う順に表面コート層62、インク吸収層63、ベース層64およびバックコート層65を有している。表面コート層62およびバックコート層65は、光沢等を調整するため、傷の発生を防止するため等に表裏の最も外側となるように塗装加工によって形成されている。
このように、媒体の種類毎の性質によって媒体の側端における粉状物の発生量が大きく異なると考えられる。そして、媒体の種類毎の性質によって記録ヘッドの面に付着する粉状物の量が大きく異なると考えられる。
本発明の第2の態様の液体噴射装置は、第1の態様において、前記制御部は、前記キャリッジが前記停止位置に停止した状態で、前記被液体噴射媒体を当該被液体噴射媒体の幅方向とは交差する方向に搬送することを特徴とする。
本発明の第3の態様の液体噴射装置は、第1または第2の態様において、前記制御部は、被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の材質の主要な構成要素がパルプである第1類の媒体が選択された場合、前記第1キャリッジ移動モードを選択し、被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の材質の主要な構成要素が樹脂である第2類の媒体が選択された場合、前記第2キャリッジ移動モードを選択する構成であることを特徴とする。
本発明の第4の態様の液体噴射装置は、第1または第2の態様において、前記制御部は、被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の構造が塗装加工されていない構造である第3類の媒体が選択された場合、前記第1キャリッジ移動モードを選択し、被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の構造が塗装加工されている構造である第4類の媒体が選択された場合、前記第2キャリッジ移動モードを選択する構成であることを特徴とする。
本発明の第5の態様の液体噴射装置は、ノズルを有し、液体噴射データに基づいて被液体噴射媒体に対して前記ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドを有し、被液体噴射媒体の幅方向へ移動するキャリッジと、今回(n回目)の移動における前記キャリッジの停止位置を、前記ノズルと被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向しない位置とする第1キャリッジ移動モードと、前記ノズルと被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向する位置を含む第2キャリッジ移動モードと、を有し、前記第1キャリッジ移動モードおよび前記第2キャリッジ移動モードの一を選択する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第6の態様の液体噴射装置は、第5の態様において、前記制御部は、前記キャリッジが前記停止位置に停止した状態で、前記被液体噴射媒体を当該被液体噴射媒体の幅方向とは交差する方向に搬送することを特徴とする。
本発明の第7の態様の液体噴射装置は、ノズルを有し、液体噴射データに基づいて被液体噴射媒体に対して前記ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドを有し、被液体噴射媒体の幅方向へ移動するキャリッジと、今回(n回目)の移動における前記キャリッジの停止位置を、前記ノズルと被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向しない位置とする第1キャリッジ移動モードと、前記ノズルと被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向する位置を含む第2キャリッジ移動モードと、を有し、前記第1キャリッジ移動モードを前記第2キャリッジ移動モードに優先する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第8の態様の液体噴射装置は、第7の態様において前記制御部は、前記キャリッジが前記停止位置に停止した状態で、前記被液体噴射媒体を当該被液体噴射媒体の幅方向とは交差する方向に搬送することを特徴とする。
また、上述した態様以外の本発明の液体噴射装置の他の1の態様は、ノズルを有し、液体噴射データに基づいて被液体噴射媒体に対して前記ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、該液体噴射ヘッドを有し、送られる被液体噴射媒体の幅方向へ移動するキャリッジと、を備え、今回(n回目)の移動における前記キャリッジの停止位置が、前記キャリッジの次回(n+1回目)の移動における液体噴射データに拘わらず、被液体噴射媒体の幅方向における大きさに基づいて幅方向における所定の位置に決められる第1キャリッジ移動モードと、被液体噴射媒体の幅方向における大きさに拘わらず、今回(n回目)の移動における液体噴射データおよび次回(n+1回目)の移動における液体噴射データの少なくとも一方に基づいて今回(n回目)の移動における前記キャリッジの停止位置が決められる第2キャリッジ移動モードと、を有しており、被液体噴射媒体の種類に応じて前記第1キャリッジ移動モードおよび前記第2キャリッジ移動モードの一を選択して液体噴射を実行する構成であることを特徴とする。
被液体噴射媒体の側端において粉状物が発生しやすい媒体の場合、前記キャリッジの停止位置を所定の位置として、例えば、前記側端と前記ノズルとが対向しない位置にする前記第1キャリッジ移動モードにする。これにより前記ノズルにおける粉状物の付着量を低減することができる。
ここで、スループットとは、被液体噴射媒体一枚当たりの液体噴射開始から終了までの所要時間をいう。
その結果、被液体噴射媒体の種類に応じて、ノズルが詰まる虞の低減およびスループット重視のいずれかを優先することができる。即ち、液体噴射品質重視およびスループット重視のいずれかを優先することができ、被液体噴射媒体の種類に適した液体噴射を実行することができる。
ここで、「ワンウェイパスの構成」とは、前記キャリッジの幅方向への移動の往路および復路の一方において、前記液体噴射ヘッドから液体を噴射する構成をいう。一方、「ツーウェイパスの構成」とは、前記キャリッジの幅方向への移動の往路および復路の両方において、前記液体噴射ヘッドから液体を噴射する構成をいう。
そして、ワンウェイパスの構成である場合、今回の移動における液体噴射データに基づいて前記キャリッジの停止位置が決められる。一方、ツーウェイパスの構成である場合、今回の移動における液体噴射データおよび次回の移動における液体噴射データの両方を考慮して前記キャリッジの停止位置が決められる。
ここで、「主要な構成要素」とは、複数の材料から構成される集合体である場合、複数の材料のうち最も占める割合が大きいものをいう。単一の材料で構成されている場合は該単一の材料である。
係る場合、粉状物がノズルに付着することにより生じるノズルが詰まる虞を低減するために、前記第1キャリッジ移動モードを選択する構成は特に有効である。
他の3の態様によれば、他の1の態様と同様の作用効果に加え、前記第3類の媒体か前記第4類の媒体かに応じて前記選択をする。前記第3類の媒体である場合は、前記第4類の媒体と比較して構造上解れやすい。塗装加工によるコート剤により生じる固着力がないからである。
一方、前記第4類の媒体である場合は、塗装加工によるコート剤により生じる固着力があるため、粉状物が生じにくいと考えられる。係る場合、前記キャリッジの停止位置を前記側端と前記ノズルとが対向する関係となる位置としても殆ど問題ない。従って、係る場合にスループット重視である前記第2キャリッジ移動モードを選択する構成は特に有効である。
本発明の前記他の4の態様によれば、前記他の1の態様から前記他の3の態様のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、より確実に前記ノズルにおける粉状物の付着量を低減することができる。
本発明の前記他の5の態様によれば、前記他の1から前記他の4のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、両者いずれの場合であっても、液体を噴射せずにキャリッジが移動する時間および距離のロスを前記第1キャリッジ移動モードの場合と比較して少なくすることができる。
本発明の液体噴射装置における液体噴射方法によれば、前記他の1の態様と同様の作用効果を得ることができる。
図1に示すのは、本実施形態に係る画像形成装置としてのプリンターを示す斜視図である。
図1に示すように、プリンター1は、高さ方向であるZ軸方向に薄型のプリンターである。また、プリンター1は、四角箱状の本体8を有しており、本体8の中央領域には、キャリッジ13が、図1における左右方向X(主走査方向(用紙の幅方向))に沿って延びるように架設されたキャリッジガイド軸41に案内されて、主走査方向に往復移動自在に設けられている。
図2に示す如く、プリンター1は、装置底部に給送装置2を備え、当該給送装置2から記録用紙Pを1枚ずつ給送し、記録手段4においてインクジェット記録を行う。そして、装置前方側(図2において左側)に設けられた図示しない排紙スタッカーへ向けて排出される構成を備えている。
従動ローラー29の下流側には第2モーター(図示せず)により回転駆動される駆動ローラー32と、駆動ローラー32との間で用紙Pをニップして従動回転するアシストローラー33と、を備えて構成された第2中間送り部31が設けられている。そして、この第2中間送り部31により、用紙Pが更に下流側へと送られる。
図3に示すのは、本発明に係る通常記録モードにおける用紙に対して相対的なキャリッジの動作を示す平面概念図である。
図3に示す如く、記録ヘッド7には、複数のノズル列9およびセンサー10が設けられている。具体的には、図3における左側から第1ノズル列9a、第2ノズル列9b、第3ノズル列9c、第4ノズル列9d、第5ノズル列9eおよび第6ノズル列9fが形成されている。
また、記録ヘッド7における第1ノズル列9a〜第6ノズル列9fの幅方向両側には、用紙Pの有無を検出することができるセンサー10が設けられている。またさらに、図3における点模様で示される範囲Aは、記録データに基づいて記録される範囲である。
一回目の移動における記録される範囲Aは、側端に対して記録を実行しない所謂、縁有り記録で記録可能な全範囲である。
先ず、一回目のキャリッジ13の移動(走査)において、移動工程としてキャリッジ13は、図3における右側から左側へ移動する。この際、用紙Pの右側側端P2より外側の位置に停止した状態から左側へ加速する。
ここで、停止位置から記録される範囲Aまでの間に距離があるのは、キャリッジ13が所定の速度まで加速するために所定の距離が必要であり、所定の速度に達したときに記録される範囲Aに到達するようにするためである。
尚、キャリッジ13が用紙Pの右側側端P2および左側側端P1を通過したか否かは、センサー10による用紙Pの検出状態によって判断することができる。また、前記第1モーター(図示せず)の駆動量からも判断することができる。
そして、次回のキャリッジ13の移動における記録データがないため、その後、用紙Pは送り方向下流側へ送られ、排出部の排出スタッカーに排出される。
ここで、第1キャリッジ移動モードは、キャリッジ13の停止位置が、ノズル列9が用紙Pの両側側端と対向する位置でなければよい。ノズルに粉状物が付着する量を低減するためである。上記の通常記録モードでは、キャリッジ13の停止位置をノズル列9の位置が用紙Pの両側側端より外側となる位置として第1キャリッジ移動モードを説明したが、これに限られるものではない。縁有り記録の縁である余白を広くすることで、キャリッジ13の停止位置をノズル列9の位置が用紙Pの両側側端より内側となる位置にすることができる。
例えば、距離L1より長い第2ノズル列9bと第3ノズル列9cとの間の距離L2、および第4ノズル列9dと第5ノズル列9eとの間の距離L2を有効に利用してもよい。
具体的には、第2ノズル列9bと第3ノズル列9cとの間の略中央、または第4ノズル列9dと第5ノズル列9eとの間の略中央が用紙Pの両側側端と対向する位置でキャリッジ13が停止するように制御してもよい。
図4に示すのは、本発明に係る最短記録モードにおける用紙に対する相対的なキャリッジの動作を示す平面概念図である。
図4に示す如く、最短記録モードが選択されている場合、第2キャリッジ移動モードが選択される。第2キャリッジ移動モードでは、今回のキャリッジ13の幅方向Xへの移動における記録データと、次回の幅方向Xへの移動における記録データとを考慮して当該回の幅方向Xへ移動した際のキャリッジ13の停止位置が決められる。図4における点模様で示される範囲Aは、記録データに基づいて記録される範囲である。
尚、第1キャリッジ移動モードと第2キャリッジ移動モードとの比較を容易にするために記録データに基づいて記録される範囲Aは前述した図3と同じであるものとする。
次に、二回目のキャリッジ13の移動において、キャリッジ13は、図4における左側から右側へ移動する。この際、用紙Pの左側側端P1より外側の位置に停止した状態から右側へ加速する。そして、記録される範囲Aの左端から記録を開始し、記録される範囲Aの右端まで所定の速度を保ちながら記録を実行する。その後、キャリッジ13は減速して停止する。
ところが、キャリッジ13の停止位置がキャリッジ13の移動毎に異なり、一のノズル列9が用紙Pの側端(P1、P2)と対向する関係となる位置でキャリッジ13が停止する場合がある。
そこで、本実施形態のプリンター1は、以下のようにキャリッジ移動モードを選択するように構成されている。
図5に示す如く、ステップS1では、制御部は、判断工程として送られる媒体が第1類の媒体か否かを判断する。
ここで、「第1類の媒体」とは、媒体の材質の主要な構成要素がパルプであるものをいう。
具体的には、送られる媒体が前述した普通紙66(図7(B)参照)か否かを判断する。普通紙66か否かの判断は、プリンター1の記録設定において、設定された用紙Pが普通紙66であるか否かで判断することができる。また、記録手段4より送り方向上流側における用紙Pの側端近傍に設けられた粉状物発生量測定手段の一例である光センサーを用いることにより粉状物の発生量の多少を判断することができる。
一方、普通紙66でない場合、例えば、前述した写真用紙61(図7(A)参照)である場合、前述したように紙粉等の粉状物の発生量が極僅かである。係る場合、最短記録モードを実行した場合であっても粉状物によって記録品質が低下する虞は殆どない。そのため、記録品質を特に優先する必要がない。従って、普通紙66でないと判断した場合、スループット優先の第2キャリッジ移動モードを選択するために、ステップS5へ進む。
ここで、解像度が高い場合、高品質の記録物が求められていると考えられるので、スループットより記録品質を優先させる。従って、解像度が高いと判断した場合、第1キャリッジ移動モードを選択することを考慮してステップS3へ進む。尚、普通紙の場合の初期設定であるデフォルトでは第1キャリッジ移動モードが選択されている。
一方、解像度が低い場合、高品質の記録物が求められてはいないと考えられるので、記録品質よりスループットを優先させる。従って、解像度が低いと判断した場合、スループット優先の第2キャリッジ移動モードを選択するために、ステップS5へ進む。
一方、モノクロモードである場合、写真ではなく文書等を記録することが多く、高品質の記録物が求められていることが少ないので、記録品質よりスループットを優先させる。従って、モノクロモードであると判断した場合、スループット優先の第2キャリッジ移動モードを選択するために、ステップS5へ進む。
ステップS5では、制御部は、選択工程として第2キャリッジ移動モードを選択して実行する。具体的には、前述した最短記録モードを実行する。その結果、前述したように、通常記録モードを実行した場合と比較して、スループットを短くすることができる。そして、シーケンスを終了する。
また、上記実施例では、キャリッジ13が停止した状態から加速し、等速で移動している状態となってから記録を実行し、その後減速して停止する構成として説明したがこれに限られない。キャリッジ13の加速中および減速中においても記録を実行する構成としてもよいのは勿論である。上記実施例において、加減速中に記録を実行しない構成として説明をしたのは、本願発明の理解をより容易にするためである。
一方、今回(n回目)のキャリッジ13の移動がインクの吐出を行わない移動であり、記録データにおいて次回(n+1回目)のキャリッジ13の移動があるとき、今回(n回目)の移動における停止位置は、次回(n+1回目)の記録開始位置に基づいて決められる。
ここで、「コート紙」とは、上級印刷紙、中級印刷紙等のパルプを主要な構成要素とした普通紙66をそれぞれ塗装加工したものをいう。具体的には、上質コート紙、中質コート紙等をいう。
また、コート紙でも、塗装量が異なると、前述したように粉状物が生じる量も異なる。塗装量が比較的少ない軽量コート紙は、コート紙より粉状物が生じる量が多い傾向がある。
これらの要素を考慮して、第1キャリッジ移動モードか第2キャリッジ移動モードかを選択する。
またさらに、本実施形態において、用紙Pの構造が塗装加工されていない構造である第3類の媒体の一例である普通紙66の場合、前記第1キャリッジ移動モードを選択し、用紙Pの構造が塗装加工されている構造である第4類の媒体の一例である写真用紙61の場合、前記第2キャリッジ移動モードを選択する構成であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、キャリッジ13の幅方向Xへの移動の往路および復路において、記録ヘッド7からインクを吐出する構成である場合、前記第2キャリッジ移動モードにおいて、今回(n回目)のキャリッジ13の移動における前記停止位置は、記録データにおいて次回(n+1回目)のキャリッジ13の移動があるとき、次回(n+1回目)の記録開始位置と、今回(n回目)の記録終了位置と、比較して今回(n回目)のキャリッジ13の移動方向下流側である一方に基づいて決められる構成であることを特徴とする。
尚、キャリッジ13の幅方向への移動においてどちらの方向への移動が往路でもよいのは言うまでもない。
6 排出手段、7 記録ヘッド、8 本体、8A 被装着部、8B カバー、
9 ノズル列、9a 第1ノズル列、9b 第2ノズル列、9c 第3ノズル列、
9d 第4ノズル列、9e 第5ノズル列、9f 第6ノズル列、10 センサー、
11 用紙カセット、12 分離部材、13 キャリッジ、14 移動手段、
15 インクカートリッジ、16 ピックアップローラー、17 揺動部材、
18 揺動軸、19 フレキシブル配線板、20 ガイドローラー、21 分離手段、
22 分離ローラー、23 駆動ローラー、24 操作スイッチ、
25 第1中間送り部、26 駆動ローラー、27 アシストローラー、
29 従動ローラー、31 第2中間送り部、32 駆動ローラー、
33 アシストローラー、35 搬送駆動ローラー、36 搬送従動ローラー、
37 上側紙案内部、39 媒体支持部、41 キャリッジガイド軸、
44 排出駆動ローラー、45 排出従動ローラー、
50 (本願が考慮する)キャリッジ、51 記録ヘッド、52 A列のノズル、
53 B列のノズル、54 C列のノズル、55 D列のノズル、56 E列のノズル、57 F列のノズル、58 用紙、59 左側側端、60 右側側端、61 写真用紙、62 表面コート層、63 インク吸収層、64 ベース層、65 バックコート層、
66 普通紙、67 ベース層、68 (写真用紙の)側端、69 (普通紙の)側端、A 記録範囲、L1 第1〜第2、第3〜第4、第5〜第6ノズル列間の距離、
L2 第2〜第3、第4〜第5ノズル列間の距離、P 用紙、P1 用紙の左側側端、
P2 用紙の右側側端、X 幅方向、Y 記録時の送り方向、Z 高さ方向
Claims (12)
- ノズルを有し、液体噴射データに基づいて被液体噴射媒体に対して前記ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドを有し、被液体噴射媒体の幅方向へ移動するキャリッジと、
今回(n回目)の移動における前記キャリッジの停止位置を、前記ノズルと粉状物が発生しやすい被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向しない位置とする第1キャリッジ移動モードと、前記ノズルと粉状物が発生しにくい被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向する位置を含む第2キャリッジ移動モードと、を有し、前記被液体噴射媒体において、粉状物が発生しやすい被液体噴射媒体と粉状物が発生しにくい被液体噴射媒体に応じて前記第1キャリッジ移動モードおよび前記第2キャリッジ移動モードの一を選択する制御部と、を備える液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置において、前記制御部は、前記キャリッジが前記停止位置に停止した状態で、前記被液体噴射媒体を当該被液体噴射媒体の幅方向とは交差する方向に搬送することを特徴とする液体噴射装置。
- 請求項1または2に記載の液体噴射装置において、前記制御部は、被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の材質の主要な構成要素がパルプである第1類の媒体が選択された場合、前記第1キャリッジ移動モードを選択し、
被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の材質の主要な構成要素が樹脂である第2類の媒体が選択された場合、前記第2キャリッジ移動モードを選択する構成である液体噴射装置。 - 請求項1または2に記載の液体噴射装置において、前記制御部は、被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の構造が塗装加工されていない構造である第3類の媒体が選択された場合、前記第1キャリッジ移動モードを選択し、
被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の構造が塗装加工されている構造である第4類の媒体が選択された場合、前記第2キャリッジ移動モードを選択する構成である液体噴射装置。 - ノズルを有し、液体噴射データに基づいて被液体噴射媒体に対して前記ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドを有し、被液体噴射媒体の幅方向へ移動するキャリッジと、
今回(n回目)の移動における前記キャリッジの停止位置を、前記ノズルと粉状物が発生しやすい被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向しない位置とする第1キャリッジ移動モードと、前記ノズルと粉状物が発生しにくい被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向する位置を含む第2キャリッジ移動モードと、を有し、前記第1キャリッジ移動モードおよび前記第2キャリッジ移動モードの一を選択する制御部と、を備える液体噴射装置。 - 請求項5に記載の液体噴射装置において、前記制御部は、前記キャリッジが前記停止位置に停止した状態で、前記被液体噴射媒体を当該被液体噴射媒体の幅方向とは交差する方向に搬送することを特徴とする液体噴射装置。
- ノズルを有し、液体噴射データに基づいて被液体噴射媒体に対して前記ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドを有し、被液体噴射媒体の幅方向へ移動するキャリッジと、
今回(n回目)の移動における前記キャリッジの停止位置を、前記ノズルと粉状物が発生しやすい被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向しない位置とする第1キャリッジ移動モードと、前記ノズルと粉状物が発生しにくい被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向する位置を含む第2キャリッジ移動モードと、を有し、前記被液体噴射媒体が粉状物が発生しやすい被液体噴射媒体では前記第1キャリッジ移動モードを前記第2キャリッジ移動モードに優先する制御部と、を備える液体噴射装置。 - 請求項7に記載の液体噴射装置において、前記制御部は、前記キャリッジが前記停止位置に停止した状態で、前記被液体噴射媒体を当該被液体噴射媒体の幅方向とは交差する方向に搬送することを特徴とする液体噴射装置。
- ノズルを有し、液体噴射データに基づいて被液体噴射媒体に対して前記ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドを有し、被液体噴射媒体の幅方向へ移動するキャリッジと、
今回(n回目)の移動における前記キャリッジの停止位置を、前記ノズルと被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向しない位置とする第1キャリッジ移動モードと、前記ノズルと被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向する位置を含む第2キャリッジ移動モードと、を有し、前記被液体噴射媒体において、粉状物が発生しやすい被液体噴射媒体と粉状物が発生しにくい被液体噴射媒体に応じて前記第1キャリッジ移動モードおよび前記第2キャリッジ移動モードの一を選択する制御部と、を備え、
前記制御部は、被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の材質の主要な構成要素がパルプである第1類の媒体が選択された場合、前記第1キャリッジ移動モードを選択し、
被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の材質の主要な構成要素が樹脂である第2類の媒体が選択された場合、前記第2キャリッジ移動モードを選択する構成である液体噴射装置。 - ノズルを有し、液体噴射データに基づいて被液体噴射媒体に対して前記ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドを有し、被液体噴射媒体の幅方向へ移動するキャリッジと、
今回(n回目)の移動における前記キャリッジの停止位置を、前記ノズルと被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向しない位置とする第1キャリッジ移動モードと、前記ノズルと被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向する位置を含む第2キャリッジ移動モードと、を有し、前記被液体噴射媒体において、粉状物が発生しやすい被液体噴射媒体と粉状物が発生しにくい被液体噴射媒体に応じて前記第1キャリッジ移動モードおよび前記第2キャリッジ移動モードの一を選択する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記キャリッジが前記停止位置に停止した状態で、前記被液体噴射媒体を当該被液体噴射媒体の幅方向とは交差する方向に搬送し、被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の材質の主要な構成要素がパルプである第1類の媒体が選択された場合、前記第1キャリッジ移動モードを選択し、
被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の材質の主要な構成要素が樹脂である第2類の媒体が選択された場合、前記第2キャリッジ移動モードを選択する構成である液体噴射装置。
- ノズルを有し、液体噴射データに基づいて被液体噴射媒体に対して前記ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドを有し、被液体噴射媒体の幅方向へ移動するキャリッジと、
今回(n回目)の移動における前記キャリッジの停止位置を、前記ノズルと被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向しない位置とする第1キャリッジ移動モードと、前記ノズルと被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向する位置を含む第2キャリッジ移動モードと、を有し、前記被液体噴射媒体において、粉状物が発生しやすい被液体噴射媒体と粉状物が発生しにくい被液体噴射媒体に応じて前記第1キャリッジ移動モードおよび前記第2キャリッジ移動モードの一を選択する制御部と、を備え、
前記制御部は、被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の構造が塗装加工されていない構造である第3類の媒体が選択された場合、前記第1キャリッジ移動モードを選択し、
被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の構造が塗装加工されている構造である第4類の媒体が選択された場合、前記第2キャリッジ移動モードを選択する構成である液体噴射装置。 - ノズルを有し、液体噴射データに基づいて被液体噴射媒体に対して前記ノズルから液体を噴射する液体噴射ヘッドと、
該液体噴射ヘッドを有し、被液体噴射媒体の幅方向へ移動するキャリッジと、
今回(n回目)の移動における前記キャリッジの停止位置を、前記ノズルと被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向しない位置とする第1キャリッジ移動モードと、前記ノズルと被液体噴射媒体の幅方向側端とが対向する位置を含む第2キャリッジ移動モードと、を有し、前記被液体噴射媒体において、粉状物が発生しやすい被液体噴射媒体と粉状物が発生しにくい被液体噴射媒体に応じて前記第1キャリッジ移動モードおよび前記第2キャリッジ移動モードの一を選択する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記キャリッジが前記停止位置に停止した状態で、前記被液体噴射媒体を当該被液体噴射媒体の幅方向とは交差する方向に搬送し、被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の構造が塗装加工されていない構造である第3類の媒体が選択された場合、前記第1キャリッジ移動モードを選択し、
被液体噴射媒体として被液体噴射媒体の構造が塗装加工されている構造である第4類の媒体が選択された場合、前記第2キャリッジ移動モードを選択する構成である液体噴射装置。
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