JP5793415B2 - ドレープ性試験装置 - Google Patents
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Description
ドレープ係数Df = (Ad − S1)/(S2 − S1)
Ad: 試料の垂直投影面積
S1: 試料台の面積
S2: 試料の面積
シート状の試料の一部を水平に保持する試料台と、
前記試料台を下方または上方から支持する支柱と、
前記試料台の前記支柱の側から鉛直線の方向に前記試料台に向かって、少なくとも前記試料台の範囲の外側で、鉛直線にほぼ平行な光を発する平行光発生装置と、
前記試料台の前記支柱とは反対側に水平に設置される、光を散乱して透過する投影スクリーンと、
を備えることを特徴とする。
図1は、本発明の実施の形態1に係るドレープ性試験装置の内部を示す斜視図である。ドレープ性試験装置は、全体が暗室2に収められる。図1では、暗室2の外形を破線で示す。なお、以下の図中、線Gは重力の方向(鉛直下方)を示す。ドレープ性試験装置は、カメラ1、投影スクリーン3、試料台6、支柱9、平行光発生装置10、および、振動装置11を備える。ドレープ性試験装置は、平行光発生装置10から鉛直上方に向けて、鉛直線にほぼ平行な光を照射し、試料台6に固定された試料8の影を投影スクリーン3に映す。投影スクリーン3に投影された影を、反対側からカメラ1で撮影する。
図4は、本発明の実施の形態2に係るドレープ性試験装置の断面および画像処理部を示す図である。実施の形態2では、凹面鏡を用いて平行光源ユニット10bを構成する。平行光源ユニット10b以外の構成は、実施の形態1と同じである。
本発明において測定の対象とする試料の典型例は、織物、編物、不織布であるが、このほかフイルム等のシート状材料を含む。通常はこれら材料から複数の試験片を採取して試験に用いる。
本実施の形態1のドレープ性試験装置を用いて、直径127mmの標準板の高さを標準位置(高さOmm)に固定した条件と、標準位置から下方60mm(高さ−60mm)に固定した条件で、投影スクリーン3に結像した標準板の垂直投影を撮影し、画像処理後の画像上の垂直投影のピクセル数を測定した。この高さ条件は、試料が全く変形せず試料外周が試料台と同じ高さにある状態と、直径254mmの試料がほぼ垂直に垂れて、試料外周が最も垂れ下がった状態を想定している。それぞれ5回測定した結果の平均値を表1に示す。標準板の高さが変わっても、画像中の垂直投影のピクセル数はほとんど変わっておらず、本装置では試料の形状(垂れ下がり具合)に影響されず、精度良く垂直投影面積を計測できることが確認された。
次に、試料8を直接撮影した場合のパースペクティブ(遠近感)の影響を検証するため、本発明のドレープ性試験装置の投影スクリーン3を取り外し、標準板を直接撮影した時の画像上の標準板のピクセル数を測定した。実施例1と同様に直径127mmの標準板を用いて、高さを0mmおよび−60mm に固定して実施した。5回測定した結果の平均値を表2に示す。同一面積の対象物を撮影したにもかかわらず、高さ−60mmの場合のピクセル数は、高さ0mmの場合のピクセル数と比べて約9%小さくなった。このことから、実用的な撮影条件下において、カメラで立体的な試料を直接撮影して垂直投影面積に近似すると、試料8が垂れて試料外周がカメラから離れるほど、得られる投影面積は過小に検出され、大きな測定誤差につながることが示唆された。
本実施の形態1のドレープ性試験装置を用いた場合の試料の色柄の影響について検証するため、繊維組成、編組織等の条件は同じで、柄の幅のみが異なる白黒ボーダー柄のニット試料3点について、JIS L 1096の規定通りの手順でドレープ係数を求めた。垂直投影の撮影画像と画像処理後の一例を図7に示す。図7と同じ例について求めたドレープ係数を表3に示す。撮影画像では、平行光源ユニット10aの境界が現れているが、二値化後の画像で除去できている。撮影画像と画像処理後の画像を比較すると、試料外周を精度良く検出できていることが確認できる。また、試験結果についても、ボーダー柄の幅に依らずほぼ一定のドレープ係数が得られており、本実施の形態1のドレープ性試験装置を用いれば、試料の柄の影響を受けずに安定したドレープ係数を測定できることが確認された。
次に、試料を直接撮影した場合の試料の色柄の影響を検証するため、本実施の形態1のドレープ性試験装置から投影スクリーン3を取り外し、幅20mm の白黒ボーダー柄の織物試料について試料を直接撮影した画像から垂直投影面積を近似しようと試みた。しかし、ボーダー柄の日柄の一部が背景と混同されてしまい、試料外周を正常に検出することができなかった。そのときの画像の一例を図8に示す。
本実施の形態1のドレープ性試験装置を用いて、部位によって光透過性が大きく異なる柄物レース地について、垂直投影画像を得た。画像の一例を図9に示す。撮影画像と画像処理後の画像を比較すると、単純な二値化の段階では、試料周囲の影や垂直投影内の自飛びなどのノイズが見られるものの、補正処理によってノイズを除去し、高精度の垂直投影を得られることが確認された。
2 暗室
2a 作業用扉
3 投影スクリーン
4 ロッド
5 張力
6 試料台
7 試料押さえ板
7a 試料押さえ板固定用ネジ
7b 試料押さえ板固定用ナット
8 試料
9 支柱
10 平行光発生装置
10a、10b 平行光源ユニット
11 上下振動装置
12 コンピュータ
13 試料の垂直投影
21 ランプ光源
22 暗室ボックス
23 フレネルレンズ
24 光束
25 凹面鏡
26 遮光板
27 側板
Claims (8)
- シート状の試料の一部を水平に保持する試料台と、
前記試料台を下方または上方から支持する支柱と、
前記試料台の前記支柱の側から鉛直線の方向に前記試料台に向かって、少なくとも前記試料台の範囲の外側で、鉛直線にほぼ平行な光を発する平行光発生装置と、
前記試料台の前記支柱とは反対側に水平に設置される、光を散乱して透過する投影スクリーンと、
を備えることを特徴とするドレープ性試験装置。 - 前記平行光発生装置は、それぞれの光源から発した光が互いに干渉しないように分離され、それぞれが鉛直線にほぼ平行な光を発する、複数の平行光発生ユニットから構成されることを特徴とする請求項1に記載のドレープ性試験装置。
- 前記平行光発生装置は、点光源から発した光を平行光に変換する光学素子と、前記光学素子の焦点に固定された点光源と見なせる光源と、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載のドレープ性試験装置。
- 前記光学素子は、凸レンズであって、
前記光源は、前記凸レンズの前記投影スクリーンとは反対側の焦点に固定されることを特徴とする請求項3に記載のドレープ性試験装置。 - 前記凸レンズは、フレネルレンズであることを特徴とする請求項4に記載のドレープ性試験装置。
- 前記試料台を上下動させる駆動装置を備えることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のドレープ性試験装置。
- 前記投影スクリーンの前記試料台とは反対側から、前記投影スクリーンを撮影する撮像装置を備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載のドレープ性試験装置。
- 前記撮像装置で撮影した画像の画素を、所定の値以上の明度を有する明画素と、前記所定の値未満の明度を有する暗画素に分けて、前記明画素と前記暗画素の数から、前記試料のドレープ係数を算出する手段を備えることを特徴とする、請求項7に記載のドレープ性試験装置。
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