JP5790014B2 - 同時開封可能な包装体 - Google Patents

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本発明は、例えば、外箱とその内部に収容される内袋等、内外2つの包装手段で構成され、これら2つを同時開封できるように構成した包装体に関する。
菓子等の食品、その他の分野において、内容物を収容した内袋をさらに外箱で包装して販売されるものは、従来から種々提案されている。これら内外2つの包装手段を含む包装体では、例えば特許文献1にも示されている通り、一般的には、まず外箱を開封し、次に内袋を開封するという2段階の開封作業が必要となる。
一方、このような二度手間を省くことを目的として、特許文献2には、外箱と内袋を単一の操作で同時開封可能に構成したものが開示されている。
特許文献2に開示されたカートンとトレー容器からなる包装体では、トレー容器の蓋材の端部を延長し、これをカートンの内面に接着している。カートンからトレー容器を引き出す動作に連動して、トレー容器から蓋材が剥がされ(開封され)、中身を取り出すことができる。
しかしながら、特許文献2では、外装体が筒状であることが条件となるので、内容物の種類によっては、容器全体をさらに包装して密封することが必要となり、過剰包装に繋がり、結局のところワンアクションでは中身を取り出すことができない。
さらに、取出開口の大きさがトレーを引き出した距離に対応したものとなるため、当該取出開口を内容物の形状に応じた一定形状に構成したい場合には採用できない。
特許第4049901号公報 特許第4184455号公報
本発明は、上記従来の問題に鑑みて創案されたものであって、ワンアクションで開封可能な(すなわち、外側の包装手段を開封するだけで、内側の包装手段も同時に開封される)包装体を提供することを目的とする。
本発明により、以下の特徴を備えた包装容器が提供される。すなわち、本発明の包装容器は、「開封時に外方へ回動する開封フラップを備えた外部包装体」と「外部包装体に収容される内部包装体」とを備える。
内部包装体は、除去されることで取出開口を形成する開封時除去領域を備え、当該開封時除去領域は、開封フラップに固定されている。
開封フラップを外方へ回動させると、これと連動して開封時除去領域が内部包装体から除去され、これにより、内部包装体に上記取出開口が形成される。
上記構成を備えた本発明の包装容器では、取出開口を規定する開封時除去領域が外部包装体の開封フラップに固定されているので、開封フラップを外方へ回動させるという1つの操作をするだけで(ワンアクションだけで)、これに伴って、内部包装体に取出開口が構成される。
また、取出開口の形状および面積は、開封時除去領域により一義的に定まるので、内容物の形状に応じた一定形状の取出開口を構成することが可能となる。
また、本発明においては、上記内部包装体を、少なくともその開封領域近傍において、内層と外層を有する積層構成としてもよい。その場合、外層は、外層切目によって、外層除去領域とその周辺領域に区画する。また、内層は、内層切目によって、取出開口規定領域とその周辺領域に区画する。
取出開口規定領域は、その全域が外層除去領域の内方に収まるとともに、当該外層除去領域に固定されており、外層除去領域と取出開口規定領域が、上記開封時除去領域を構成する。
このような構成を採用した場合には、取出開口規定領域の全域が外層除去領域の内方に収まっているので、内層切目および外層切目は互いにズレて配置されることとなる。したがって、ミシン目や全厚カット線を採用した場合でも、2層のシート材全体としては密封性が保たれるというメリットが得られる。
本発明の第1実施形態に係る包装容器を説明する図。 本発明の第2実施形態に係る包装容器を説明する図。 本発明の第3実施形態に係る包装容器を説明する図。
本発明の実施形態を、添付の図面を参照して以下に詳細に説明する。
≪第1実施形態≫
図1は、本発明の第1実施形態に係る包装容器1を示している。包装容器1は、外箱10(外部包装体)と、その中に収容される包装トレー20(内部包装体)を備える。
外箱10は、開封時に外方へ回動する開封フラップ11を備える。図1(a)は、開封フラップ11を開封した状態を示している。
包装トレー20は、平坦なトレーの上部開口全面をシート材22で封止して構成されるもので、図1(a)にはシート材22のみが現れている。シート材22は、開封時除去領域Aを備え、この領域Aをシート材22から破断除去することで、当該シート材22に取出開口Bが形成される。
すなわち、図1(b)に示したように、開封フラップ11を開ける前は、シート材22は1枚のシートであり、取出開口Bを規定する破断線24が形成されている。開封時除去領域Aは、破断線24に囲まれており、かつ開封フラップ11の内面に接着固定されている。
そして、図1(c)に示したように、開封フラップ11を開けると、当該開封動作により、開封時除去領域Aは破断線24に沿って破り取られ、取出開口Bが形成される。
このように、開封フラップ11を開けるだけで、それと同時に内部の包装トレー20も開封され、取出開口Bが形成される。換言すると、ワンアクションで取出開口Bを形成することができる。
また、取出開口の形状および面積は、開封時除去領域Aにより一義的に定まるので、内容物の形状に応じた一定形状の取出開口を構成することができる。
なお、破断線24は、開封時除去領域Aに引張外力が作用したときに破断するものであれば、適宜の構成を採用することができ、例えば、ミシン目、ハーフカット等を挙げることができる。内容物との関係で包装トレー20に密封性が求められる場合には、ミシン目よりもハーフカットの方が好ましい。
≪第2実施形態≫
第2実施形態は、第1実施形態に対して、包装トレー20のシート材22が2層構造になっている点、および開封時除去領域Aの具体的構成において異なっており、密封性を重視した構成となっている。したがって、これら異なる点を中心に説明する。
図2(b)に示したように、シート材22は、内層30と外層40の2層構造を有している。
外層40は、外層切目41によって、外層除去領域42とその周辺領域43に区画されている。また、内層30は、内層切目31によって、取出開口規定領域32とその周辺領域33に区画されている。
図2(a)から良く分かるように、取出開口規定領域32は、その全域が外層除去領域42の内方に収まるとともに、当該外層除去領域42に接着固定されている。
第1実施形態との対比で考えると、外層除去領域42と取出開口規定領域32が、上記開封時除去領域Aに相当する。すなわち、外層除去領域42は開封フラップの内面に接着固定されており、この外層除去領域42に取出開口規定領域32が接着固定され、両者が開封時除去領域Aを構成している。
開封フラップ11を開けると、当該開封動作により、外層除去領域42は外層切目41に沿って分離し、取出開口規定領域32は内層切目31に沿って分離する。そして、取出開口規定領域32がもとあった場所に取出開口Bが形成される。
内層切目31および外層切目41は、一種の破断線であって、引張外力が作用したときに分離するものであれば、適宜の構成を採用することができ、例えば、ミシン目、ハーフカット等を挙げることができる。また、2層構造であるが故に、内層30または外層40の全厚に渡ってカットされた破断線であってもよい。
また、取出開口規定領域32の全域が外層除去領域42の内方に収まっているので、内層切目31および外層切目41は互いにズレて配置されることとなる。すなわち、ミシン目や全厚カット線を採用した場合でも、2層のシート材全体としては密封性が保たれるというメリットがある。
内層30と外層40を積層するに当たり、内層30の取出開口規定領域32が外層除去領域42に固定されて両者(すなわち、開封時除去領域A)が一緒に除去され、その一方において、取出開口規定領域32の周辺領域33では、外層除去領域42が内層30から容易に剥離できるよう、両層30、40を積層する。
そのためには、公知の積層技術を適宜採用すればよいが、例えば、内層30と外層40の間の全域に接着層を設けるとともに、取出開口規定領域32以外の部分にだけ剥離層を配置して剥離を容易にすることが考えられる。そのように構成すると、取出開口規定領域32の部分には剥離層が存在しないので、外層除去領域42に対する接着固定が周囲よりも強固になり、したがって、開封時に、取出開口規定領域32が外層除去領域42と共に除去されることとなる。
なお、図示の例では、包装トレーのシート材22の全体が2層構造となっているが、少なくとも取出開口Bが形成される領域において2層構造となっていれば足りる。
≪第3実施形態≫
第1実施形態および第2実施形態の包装容器は、「外部包装体」としてカートン製の外箱10を、「内部包装体」として包装トレー20を、それぞれ備えていた。しかしながら本発明は、外側に位置する何らかの包装体と、その内側に収容される何らかの包装体と、の内外2つの包装体からなる包装容器に対して適用可能である。
第3実施形態は、販売促進等を目的とし、お洒落な外観を重視した例である。構造上の本質的な特徴は、第2実施形態と同じである。
外部包装体10は、ハンドバックのような外観で、変形形状の開封フラップ11を備える。内部包装体20は、パウチのような形状で、第2実施形態と同様の2層構造のシート材から構成されている。
2層構造のシート材の外層から外層除去領域42が除去され、それと共に内層から取出開口規定領域32が除去され、そこに取出開口Bが構成される。そのための機構は、第2実施形態と同じであるため、ここでは説明を省略する。
1 包装容器
10 外箱
11 開封フラップ
20 包装トレー
22 シート材
24 破断線
30 内層
31 内層切目
32 取出開口規定領域
33 周辺領域
40 外層
41 外層切目
42 外層除去領域
43 周辺領域
A 開封時除去領域
B 取出開口

Claims (1)

  1. 開封時に外方へ回動する開封フラップ(11)を備えた外部包装体(10)と、
    外部包装体(10)に収容される内部包装体(20)と、を備えた包装容器であって、
    内部包装体(20)は、除去されることで取出開口(B)を形成する開封時除去領域(A)を備え、当該開封時除去領域(A)は、開封フラップ(11)に固定されていて、
    開封フラップ(11)を外方へ回動させると、これと連動して開封時除去領域(A)が内部包装体から除去され、これにより、内部包装体(20)に上記取出開口(B)が形成され
    上記内部包装体(20)は、少なくともその開封領域近傍において、内層(30)と外層(40)を有しており、
    外層(40)は、外層切目(41)によって、外層除去領域(42)とその周辺領域(43)に区画されていて、
    内層(30)は、内層切目(31)によって、取出開口規定領域(32)とその周辺領域(33)に区画されていて、取出開口規定領域(32)は、その全域が外層除去領域(42)の内方に収まるとともに、当該外層除去領域(42)に固定されており、
    外層除去領域(42)と取出開口規定領域(32)が、上記開封時除去領域(A)を構成していることを特徴とする、包装容器。
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