JP5786966B2 - 通信方法、通信端末および基地局装置 - Google Patents

通信方法、通信端末および基地局装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信端末が基地局装置を介して行う通信に関する。
携帯電話システムの変更や、災害などにより壊れたシステムの復旧の際に、新たな基地局の設置が行われる。このような場合、基地局の設置が終了するまでは、携帯電話と基地局が通信できない領域であるカバレッジホールが発生することがある。そこで、カバレッジホールを解消するために、Minimization of Drive Test(MDT)が開発されている。MDTを用いるシステムでは、カバレッジホールが特定され、特定されたカバレッジホールを解消するためにアンテナの調整などが行われる。
通信が困難である領域の検出に関連する技術として、ハンドオーバ時に無線回線障害地点を判別可能とするシステムも考案されている。このシステムでは、第1のセルで回線断となり、回線断が起こった時刻から予め定められた時間内もしくは移動距離内で第2のセルと再接続した場合、移動端末は基地局に第1のセルの情報と第2のセルの情報のうち少なくとも一方を報告する。
国際公開第2009/060935号
特定されたカバレッジホールを消滅させるためにアンテナ等の調整を行ったとしても、システムの整備中で基地局の設置数が足りていない場合、カバレッジホールを解消できないことがある。
本発明は、ユーザにとってカバレッジホールを避けて通信することが容易なシステムを提供することを目的とする。
実施形態にかかる通信方法では、端末が基地局を介して通信する有線ネットワークに含まれる通信装置は、通信が可能な強度の電波を前記端末が受信できない領域であるカバレッジホールの位置を特定する。次に、前記カバレッジホールに近接する可能性がある端末であるホール近接端末が決定される。さらに、前記ホール近接端末に、前記カバレッジホールの位置を特定可能な情報であるホール情報を通知する通知メッセージが送信される。
ユーザは、端末で受信されたホール情報に基づいて、カバレッジホールを避けて通信することが容易になる。
実施形態にかかる通信方法の例を示す図である。 第1の実施形態で動作する装置の構成の例を説明する図である。 ホール情報データベースの例を示す図である。 位置情報データベースの例を示す図である。 装置のハードウェア構成の例を説明する図である。 カバレッジホールと端末装置の位置関係の例を表す図である。 メッセージフォーマットの例を示す図である。 カバレッジホールが改善できないと判定された後に行われる処理の例を示すシーケンス図である。 算出部での計算結果と注意喚起を行うかの判定結果の例を示す。 ホール通知を受信した端末装置の動作の例を説明するフローチャートである。 第2の実施形態で動作する装置の構成の例を説明する図である。 第2の実施形態において、カバレッジホールが改善できないと判定された後に行われる処理の例を示すシーケンス図である。 メッセージフォーマットの例を示す図である。 カバレッジホールの位置を通知されたときの基地局の処理の例を説明するフローチャートである。 カバレッジホールの位置を通知された端末装置の動作の例を説明するフローチャートである。 第3の実施形態で動作する装置の構成の例を説明する図である。 メッセージフォーマットの例を示す図である。 第3の実施形態において、カバレッジホールを縮小できないと判定された後に行われる処理の例を示すシーケンス図である。 カバレッジホールの位置を通知されたときのMMEの処理の例を説明するフローチャートである。 カバレッジホールの位置を通知された端末装置の動作の例を説明するフローチャートである。 第4の実施形態にかかるシステムの例を示す図である。 アプリケーションサーバの構成の例を示す図である。 第4の実施形態において、カバレッジホールを縮小できないと判定された後に行われる処理の例を示すシーケンス図である。 通知メッセージのフォーマットの例を示す図である。 カバレッジホールの位置を通知された端末装置の動作の例を説明するフローチャートである。
図1は、実施形態にかかる通信方法の例を示す。図1は、LTE(Long Term Evolution)ネットワークの例を示している。端末装置10aおよび10bは、基地局20を介して通信先の装置と通信するものとする。基地局20は、有線ネットワークに接続されており、有線ネットワークには、Mobility Management Equipment(MME)30、Element Manager(EM)40、MDT管理サーバ50、位置情報サーバ80が含まれている。
端末装置10aはユーザAの端末であり、端末装置10bはユーザBの端末であるとする。端末装置10aの位置はユーザAの移動に伴って変化し、端末装置10bの位置はユーザBの移動に伴って変化するものとする。各端末装置10は、位置情報サーバ80に現在の位置を通知するものとし、位置情報サーバ80は、端末装置10の位置情報を端末装置10の識別子と対応付けて保持しているものとする。また、この例では、ユーザAはカバレッジホール1の周辺やカバレッジホール1の中を移動するため、端末装置10aは複数回にわたってカバレッジホール1に入ることがあるものとする。
まず、端末装置10aは、ユーザAの移動に伴って、カバレッジホール1を縦断するとする。端末装置10aはカバレッジホール1に入ると基地局20と通信できないが、カバレッジホール1から抜けると基地局20との間の通信を再開する。さらに、端末装置10aは、通信が途切れた位置を特定する情報を含む通知をMDT管理サーバ50に送信する。以下の説明では、通信が途切れた位置を特定する情報を含む通知のことを、Radio Link Failure(RLF)通知と記載することがある。ここで、RLF通知は、端末装置10と基地局20の通信が途切れた位置を示すので、カバレッジホール1の位置を示す情報であるといえる。RLF通知は、基地局20、EM40を介してMDT管理サーバ50に受信される。
MDT管理サーバ50は、RLF通知に含まれている情報からカバレッジホール1の位置を特定し、カバレッジホール1を小さくするために、基地局20のアンテナの設定に用いられるパラメータを計算する。MDT管理サーバ50は、計算したパラメータを基地局20に通知する。基地局20は、MDT管理サーバ50から通知されたパラメータを用いてアンテナを調整する。
このとき、アンテナの調整が行われてもカバレッジホール1が消滅せず、端末装置10aが再度、カバレッジホール1に入ったとする。すると、端末装置10aは、前述のとおり、基地局20との通信が再開したときに、基地局20を介してMDT管理サーバ50にRLF通知を送信する。
MDT管理サーバ50は、基地局20でのパラメータの変更を行ったカバレッジホール1についてのRLF通知を、再度、受信すると、そのカバレッジホール1を小さくすることができないと判定する。なお、カバレッジホール1を小さくすることができるかの判定が行われる前に、基地局20のパラメータが変更される回数は、実装に応じて任意に変更されるものとする。
MDT管理サーバ50は、小さくすることができないカバレッジホール1を検出すると、そのカバレッジホール1の位置を、カバレッジホール1の周辺に位置する端末装置10に通知する。このとき、MDT管理サーバ50は、カバレッジホール1の周辺に位置する端末装置10を位置情報サーバ80に問い合わせる。位置情報サーバ80は、カバレッジホール1からの距離が第1の閾値以下の端末装置10を、カバレッジホール1の周辺に位置すると判定する。ここでは、カバレッジホール1の周辺に位置する端末装置として、端末装置10aと端末装置10bがMDT管理サーバ50に通知されたものとする。以下の記載では、カバレッジホール1の周辺に位置する端末装置を「ホール近接端末」と記載することがある。MDT管理サーバ50は、端末装置10aと端末装置10bに、カバレッジホール1の位置を通知する。
端末装置10bは、MDT管理サーバ50からカバレッジホール1の位置が通知されると、カバレッジホール1の位置を記憶し、端末装置10bの位置とカバレッジホール1の位置の間の距離を定期的に求める。端末装置10bとカバレッジホール1の間の距離が第2の閾値以下となると、端末装置10bは、ユーザBが認識できるような方法で警告情報を出力する。例えば、端末装置10bは、ディスプレイにカバレッジホール1までの距離が近いことを通知する情報を表示することができる。端末装置10aも端末装置10bと同様に動作する。
なお、カバレッジホール1の位置の通知は、基地局もしくはMME30によって行われても良い。この場合、基地局は、基地局に接続している端末装置10にカバレッジホール1の位置を通知することができる。また、MME30は、MME30に接続されている端末装置10にカバレッジホール1の位置を通知することができる。
このように、実施形態にかかる方法が適用されると、改善できないと判定されたカバレッジホール1に端末装置10が近づいたときに、端末装置10のユーザに警告が出されるため、ユーザは、カバレッジホールを避けて通信しやすくなる。
<第1の実施形態>
以下の記載では、第1の閾値と第2の閾値の区別を容易にするために、第1の閾値を「観測エリア閾値」、第2の閾値を「注意喚起エリア閾値」と記載することがあるものとする。これらの閾値は、予め、MDT管理サーバ50に記憶されているものとする。
〔装置構成〕
図2は、第1の実施形態で動作する装置の構成の例を示す。端末装置10は、無線部13、RLF生成部14、算出部15、注意喚起部16、位置検出部17、位置情報生成部18を備える。また、無線部13は無線送信部11と無線受信部12を有する。無線送信部11と無線受信部12は、基地局20との間の無線通信を行う。RLF生成部14は、端末装置10と基地局20との通信に失敗した位置と、通信が途切れる前に通信していた基地局20を識別する識別子を含むRLF通知を生成する。RLF生成部14で生成されたRLF通知は、無線送信部11から基地局20に向けて送信され、基地局20からMDT管理サーバ50に送信される。
算出部15は、カバレッジホール1の位置が端末装置10に通知されると、その情報を記憶する。さらに、算出部15は、カバレッジホール1と端末装置10の間の距離を計算し、計算結果を注意喚起部16に出力する。注意喚起部16は、端末装置10に通知された注意喚起エリア閾値(第2の閾値)を保持する。注意喚起部16は、算出部15で計算された値が注意喚起エリア閾値以下になると、端末装置10のユーザが認識できる方法で警告をし、ユーザの注意を喚起する。例えば、注意喚起部16は、端末装置10に含まれているスピーカー(図示せず)からアラーム音を発生することができる。また、端末装置10からの距離が注意喚起エリア閾値以下となったカバレッジホール1の位置と、端末装置10の現在位置を、端末装置10のディスプレイ(図5のディスプレイ101)に表示することもできる。
位置検出部17は、端末装置10の現在地を検出する。例えば、位置検出部17は、GPSにより、端末装置10の位置を検出することができる。また、位置検出部17は、Assisted Global Navigation Satellite System(A−SMSS)、Observed Time Difference of Arrival(OTDOA)を用いて位置情報を取得してもよい。位置検出部17は、検出した位置を特定する情報を、算出部15と位置情報生成部18に出力する。位置情報生成部18は、位置検出部17から取得した情報を含む通知(位置情報通知)を生成する。位置情報生成部18は、位置情報通知を、無線送信部11を介して位置情報サーバ80に送信する。
基地局20は、無線部23、パラメータ取得部24、チルト角調整部25、インタフェース28、アンテナ29を備える。アンテナ29からの電波により基地局20の通信エリアが形成される。無線部23は、無線送信部21と無線受信部22を有しており、基地局20の通信エリア内に位置する端末装置10との間で無線通信を行う。インタフェース28は、送信部26と受信部27を有している。インタフェース28は、回線を介して、MME30、EM40、MDT管理サーバ50、位置情報サーバ80などと通信する。パラメータ取得部24は、MDT管理サーバ50からアンテナ29の調整に用いるためのパラメータを含むメッセージを受信すると、パラメータを抽出する。パラメータ取得部24は、得られたパラメータをチルト角調整部25に出力する。チルト角調整部25は、アンテナ29のチルト角を調整する。チルト角調整部25は、チルト角の調整の際に、パラメータ取得部24から入力されたパラメータを使用することができる。
MME30は、1つ以上の基地局20に接続されている。MME30は、接続された基地局20を制御するための制御装置である。MME30は、接続されている基地局20の識別子を記憶しているものとする。
EM40は、インタフェース43とパケット処理部44を備える。インタフェース43は送信部41と受信部42を有しており、MME30、MDT管理サーバ50、基地局20などと通信する。EM40は、基地局20、MME30、MDT管理サーバ50、位置情報サーバ80の接続の状態(ネットワーク情報)を記憶している。パケット処理部44は、記憶しているネットワーク情報に基づいて、MDT管理サーバ50、MME30、基地局20から受信したパケットの転送処理を行う。また、EM40は、MDT管理サーバ50からの問合せに応じて、ネットワーク情報を通知する。さらに、パケット処理部44は適宜、EM40宛てのパケットを処理する。
MDT管理サーバ50は、インタフェース53、ホール情報データベース54、ホール制御部60、通知部70を備える。ホール制御部60は、RLF処理部61、パラメータ変更部62、ホール判定部63を備える。通知部70は、端末決定部71とメッセージ生成部72を有する。インタフェース53は、送信部51と受信部52を有し、基地局20、MME30、位置情報サーバ80との間で回線を介した通信を行う。
RLF処理部61は、端末装置10から送信されたRLF通知を、基地局20、受信部52を介して取得する。RLF処理部61は、RLF通知から、端末装置10と基地局20の間の通信が途切れた位置を把握する。RLF処理部61は、RLF通知により通知されてきた位置を、カバレッジホール1が存在する位置としてホール情報データベース54に記録する。なお、RLF処理部61は、RLF通知により通知されてきた位置ごとに通知された回数をカウントし、通知された回数が閾値以上になったときに、RLF通知によって通知された位置を、ホール情報データベース54に登録することもできる。
図3は、ホール情報データベース54の例を示す。ホール情報データベース54は、カバレッジホール1の位置、端末装置10との間の通信が途切れた基地局20を識別する識別子、および、カバレッジホール1を縮小できる可能性を記録する。カバレッジホール1の位置は、カバレッジホール1の緯度、経度、地表からの高さを特定する情報である。
カバレッジホール1は、通信エリアにカバレッジホール1を含む基地局20のアンテナ29の設定などの調整により、縮小もしくは消滅する可能性がある。また、カバレッジホール1が通信エリアに隣接している基地局20のアンテナ29を調整することによっても、カバレッジホール1が縮小もしくは消滅することもある。端末装置10との間の通信が途切れた基地局20は、カバレッジホール1を通信エリア内に含んでいるか、通信エリアがカバレッジホール1に隣接している。そこで、RLF処理部61は、RLF通知により通知された基地局20の識別子をカバレッジホール1と対応付けてホール情報データベース54に記録する。さらに、RLF処理部61は、新たに登録するカバレッジホール1について、縮小可能性を「あり」に設定する。
パラメータ変更部62は、カバレッジホール1の位置に対応付けられている基地局のアンテナ29の設定を変更するためのパラメータを決定する。次に、パラメータ変更部62は、決定したパラメータを通知するメッセージを生成して、送信部51を介して基地局20に送信する。以下、アンテナ29の設定を変更するためのパラメータを「変更パラメータ」と記載することがある。さらに、パラメータ変更部62は、変更パラメータを通知するメッセージを送信したことをホール判定部63に通知する。
ホール判定部63は、カバレッジホール1ごとに、通信エリアがカバレッジホール1を含む基地局20、もしくは、通信エリアがカバレッジホール1に隣接する基地局20に、変更パラメータを含むメッセージが送信された回数をカウントしている。変更パラメータを含むメッセージの送信回数が閾値を越えたカバレッジホール1について、新たにRLF通知を受信すると、ホール判定部63は、そのカバレッジホール1を縮小することはできないと判定する。ホール判定部63は、縮小することができないと判定したカバレッジホール1について、ホール情報データベース54の縮小可能性を「なし」に設定する。ホール判定部63は、縮小可能性がないカバレッジホール1を端末決定部71に通知する。
端末決定部71は、縮小可能性がないと判定されたカバレッジホール1からの距離が観測エリア閾値(第1の閾値)以下の端末装置10を、位置情報サーバ80に問い合わせる。端末決定部71は、位置情報サーバ80から通知された端末装置10の識別子を、カバレッジホール1と対応付けてメッセージ生成部72に出力する。メッセージ生成部72は、端末決定部71から入力された個々の端末装置10を宛先として、カバレッジホール1の位置を通知する通知メッセージを生成する。メッセージ生成部72は、生成した通知メッセージを、送信部51を介して宛先に送信する。
位置情報サーバ80は、インタフェース83、位置情報データベース84、端末検索部85、位置情報更新部86を備える。インタフェース83は、送信部81と受信部82を有しており、MDT管理サーバ50などと通信する。位置情報更新部86は、端末装置10から位置情報通知を受信すると、個々の端末装置10の位置を、端末装置10の識別子に対応付けて、位置情報データベース84に記録する。位置情報データベース84の例を図4に示す。端末検索部85は、MDT管理サーバ50からの問合せに応じて、MDT管理サーバ50から通知されたカバレッジホール1からの距離が観測エリア閾値以下の端末装置10の識別子を検索する。このとき、端末検索部85は、適宜、位置情報データベース84を使用し、検索結果をMDT管理サーバ50に送信する。位置情報更新部86は、端末装置10から位置情報を受信すると位置情報データベース84を更新する。
図5は、装置のハードウェア構成の例を説明する図である。端末装置10は、ディスプレイ101、Central Processing Unit(CPU)102、Hard disk drive(HDD)103、メモリ104、Digital Signal Processor(DSP)105、無線RF(radio frequency)回路106を備える。無線部13は、無線RF回路106とDSP105により実現される。RLF生成部14、算出部15、注意喚起部16、位置検出部17、位置情報生成部18は、CPU102により実現される。このとき、CPU102は、適宜、HDD103に記録されたプログラムを読み込んで実行する。
基地局20は、無線RF回路111、DSP112、CPU113、メモリ114、インタフェース115を備える。無線部23は、無線RF回路111とDSP112によって実現される。パラメータ取得部24とチルト角調整部25は、CPU113によって実現される。インタフェース28は、インタフェース115によって実現される。
MME30は、CPU121、HDD122、インタフェース123を備える。EM40は、CPU131、HDD132、インタフェース133を備え、インタフェース43はインタフェース133によって実現される。また、パケット処理部44はCPU131により実現される。MDT管理サーバ50は、CPU141、HDD142、インタフェース143を備える。インタフェース53はインタフェース143により実現される。ホール制御部60および通知部70は、CPU141により実現される。HDD142は、ホール情報データベース54を記憶しており、さらに、ホール制御部60や通知部70の動作に用いられるデータを適宜記憶する。位置情報サーバ80は、CPU151、HDD152、インタフェース153を備える。インタフェース83は、インタフェース153により実現される。端末検索部85と位置情報更新部86は、CPU151により実現される。HDD152は、位置情報データベース84を記憶しており、さらに、端末検索部85や位置情報更新部86の動作に用いられるデータを適宜記憶する。
〔通信方法〕
図6は、カバレッジホール1aと端末装置MS1〜MS5の位置関係の例を表す。以下、端末装置MS1〜MS3から通知された情報によりカバレッジホール1aが特定され、カバレッジホール1aからの距離が観測エリア閾値以下である端末装置MS1〜MS4に通知メッセージが送信される場合を例として説明する。なお、MS1〜MS5は端末装置10の識別子(端末ID)であるものとする。また、カバレッジホール1aは基地局BS1の通信エリア内にあるものとする。
(1)端末装置MS1〜MS5の各々は、状態201に表すように分布しているとする。端末装置MS1〜MS5の各々は、定期的に、位置情報通知を位置情報サーバ80に送信する。位置情報通知301のフォーマットの例を図7に示す。位置情報通知301は、ヘッダ、メッセージタイプフィールド、端末IDフィールド、端末位置フィールド、タイムスタンプ、移動速度フィールド、測定法フィールドを備える。ヘッダには、宛先が位置情報サーバ80であることが記録される。メッセージタイプフィールドには、位置情報通知であることを示す値が設定されている。ここでは、タイプフィールド=0が位置情報通知を示すものとする。端末位置フィールドには、端末装置の位置が緯度、経度、高さの情報として記録される。タイムスタンプフィールドには、端末位置フィールドに記録された位置が現在地として測定された時刻が記録され、移動速度フィールドには、端末装置10の移動速度が記録される。測定法フィールドには、位置情報を取得するために用いた測定方法が記録される。
端末装置MS1〜MS5の各々から送信された位置情報通知301は、基地局BS1に受信される。基地局BS1は、位置情報通知301をEM40に転送し、EM40は、ヘッダを参照して、位置情報通知301を位置情報サーバ80に転送する。位置情報サーバ80の位置情報更新部86は、端末装置MS1〜MS5から受信した位置情報通知に基づいて、位置情報データベース84を図4に示すように更新する。なお、位置情報の通知と位置情報データベース84の更新は定期的に行われるものとする。
(2)端末装置MS1は、カバレッジホール1aを横切ったために基地局BS1との間の通信が途切れたとする。端末装置MS1は、基地局BS1との間の通信を再開すると、RLF通知302をMDT管理サーバ50に送信する。RLF通知302のフォーマットの例を図7に示す。RLF通知302は、ヘッダ、メッセージタイプフィールド、位置情報フィールド、タイムスタンプ、基地局IDフィールド、受信レベルフィールドを備える。ヘッダには、宛先がMDT管理サーバ50であることが記録される。以下、RLF通知302では、タイプフィールドの値は1であるものとする。端末装置MS1のRLF生成部14は、基地局BS1との間の通信が途切れた位置の緯度、経度、地表からの高さを、位置情報フィールドに記録する。タイムスタンプは基地局BS1との通信が途切れた時刻に設定される。さらに、RLF生成部14は、通信が途切れた基地局20を識別する識別子BS1と、基地局BS1から受信した電波の受信レベルをRLF通知に記録する。
端末装置MS1から送信されたRLF通知302は、基地局BS1に受信される。基地局BS1は、RLF通知302をEM40に転送し、EM40は、ヘッダを参照して、RLF通知302をMDT管理サーバ50に転送する。
(3)MDT管理サーバ50のホール制御部60は、RLF通知を受信する。RLF処理部61は、端末装置MS1から受信したRLF情報から通信が途切れた位置を特定し、ホール情報データベース54を更新する。例えば、ホール情報データベース54には、図3のNo.1に示すように、以下の情報が記録されたとする。
カバレッジホール1aの位置:北緯XX、東経YY、高さZZ
基地局 :BS1
縮小可能性 :あり
(4)パラメータ変更部62は、ホール情報データベース54に登録されたカバレッジホール1aを縮小するためのパラメータを計算する。例えば、パラメータ変更部62は、基地局BS1のアンテナ29のチルト角を計算する。パラメータ変更部62は、さらに、計算したチルト角を通知するメッセージを生成し、送信部51を介して、基地局BS1に送信する。ホール判定部63は、カバレッジホール1aに対応付けて更新パラメータを含むメッセージの送信回数が1回であることを記憶する。例えば、ホール情報データベース54中の番号(No.1)など、カバレッジホール1aを一意に特定できる値と対応付けて、更新パラメータの送信回数が記憶される。
(5)基地局BS1のパラメータ取得部24は、MDT管理サーバ50から受信したメッセージに含まれているパラメータを取得する。ここでは、アンテナ29のチルト角が通知される。パラメータ取得部24は取得したチルト角をチルト角調整部25に出力する。チルト角調整部25は、アンテナ29を、パラメータ取得部24から入力されたチルト角に設定する。チルト角調整部25の処理により、カバレッジホール1aは、状態202に表すように縮小されたとする。
(6)次に、状態202に表すように、端末装置MS2がカバレッジホール1aを通過したために、端末装置MS2と基地局BS1との間の通信が途切れたとする。端末装置MS2は、基地局BS1との間の通信を再開すると、RLF通知302をMDT管理サーバ50に送信する。このとき、端末装置MS2はカバレッジホール1aの位置をRLF通知30で通知することになる。
(7)ホール制御部60は、RLF通知を受信すると、手順(3)と同様にRLF通知から情報を抽出し、適宜、ホール情報データベース54を更新する。ここでは、カバレッジホール1aの位置と基地局は既に登録されているため、ホール情報データベース54は変更されない。
(8)ホール判定部63は、縮小しようとしているカバレッジホール1aと同じ位置のカバレッジホール1aに更新パラメータが送信された回数が、予め決められた回数(変更回数閾値)に達しているかを確認する。ここでは、変更回数閾値は2であるものとする。カバレッジホール1aを縮小するための変更パラメータは、これまでに1回しか送られていないため、変更パラメータが送られた回数は変更回数閾値に達していない。そこで、パラメータ変更部62は、手順(4)と同様に、変更パラメータを求め、基地局BS1に通知する。ホール判定部63は、カバレッジホール1aに、2回目の更新パラメータが送信されたことを記憶する。
(9)基地局BS1では、手順(5)と同様に、チルト角の調整が行われる。ここでは、チルト角調整部25の処理によって、カバレッジホール1aの大きさは変化しなかったとする。
(10)状態203に表すように、端末装置MS3が、カバレッジホール1aを通過したために基地局BS1との間の通信が途切れたとする。端末装置MS3は、手順(6)と同様に、RLF通知302をMDT管理サーバ50に送信する。
(11)ホール制御部60は、RLF通知を受信すると、手順(7)と同様にRLF通知から情報を抽出し、すでにカバレッジホール1aの位置と基地局が登録されていることを確認する。
(12)ホール判定部63は、RLF通知で通知されたカバレッジホール1aに更新パラメータが送信された回数と、変更回数閾値を比較する。今回は、変更パラメータが送信された回数は、変更回数閾値に達している。そこで、ホール判定部63は、カバレッジホール1aを縮小できないと判定して、カバレッジホール1aの縮小可能性を「なし」に設定する。すなわち、ホール情報データベース54は、カバレッジホール1aの記録を、以下のように変更する。
カバレッジホール1aの位置:北緯XX、東経YY、高さZZ
基地局 :BS1
縮小可能性 :なし
縮小可能性が「なし」に設定されると、パラメータ変更部62は変更パラメータを計算しない。図8は、カバレッジホール1が改善できないと判定された後に行われる処理の例を示すシーケンス図である。図8中に含まれている括弧書きの数字は、手順の番号を表す。
(13)カバレッジホール1aについて縮小可能性が「なし」に設定されると、端末決定部71は、端末検索依頼を位置情報サーバ80に送信することにより、カバレッジホール1aからの距離が観測エリア閾値(L)以下である端末装置を問い合わせる。なお、この例では、端末決定部71とメッセージ生成部72は予め、観測エリア閾値(L)と注意喚起エリア閾値(X)を記憶しているものとする。
端末検索依頼のメッセージフォーマットの例を、図7の303に示す。端末検索依頼は、ヘッダ、メッセージタイプフィールド、ホール位置フィールド、観測エリア閾値フィールド、問合せ番号フィールドを備える。端末検索依頼では、メッセージタイプフィールド=2に設定されるものとする。端末決定部71は、ホール位置フィールドの値をカバレッジホール1aの位置情報とし、観測エリア閾値フィールドの値を観測エリア閾値(L)に設定する。さらに、周辺に位置する端末装置10を問い合わせるカバレッジホール1aを一意に認識できるように決定された問合せ番号を、問合せ番号フィールドに記録する。端末決定部71は、端末検索依頼を位置情報サーバ80に送信する。
(14)位置情報サーバ80の端末検索部85は、端末検索依頼に指定されているカバレッジホール1の位置からの距離が観測エリア閾値以下の端末装置10を検索する。端末検索部85は、端末装置10を検索するために、位置情報データベース84を参照するものとする。ここでは、MS1、MS2、MS3、MS4の4つの端末装置10がカバレッジホール1から観測エリア閾値(L)以下の距離に位置しているものとする。
(15)端末検索部85は、得られた端末装置10を通知するために、検索結果メッセージをMDT管理サーバ50に送信する。検索結果メッセージのフォーマットの例を図7の304に示す。検索結果メッセージは、ヘッダ、メッセージタイプフィールド、該当数フィールド、端末IDフィールド、問合せ番号フィールドを備える。検索結果メッセージでは、メッセージタイプフィールド=3に設定されるものとする。端末検索部85は、問合せ番号フィールドの値を、手順(14)で受信した端末検索依頼の問合せ番号フィールドに格納されていた値に設定する。さらに、該当数フィールドにはカバレッジホール1aからL以内の距離に位置する端末装置10の数が記録され、端末IDフィールドには、カバレッジホール1aからL以内の距離に位置する端末装置10の各々を識別する識別子が記録される。ここでは、該当数フィールドに4が記録され、MS1、MS2、MS3、MS4の識別子が端末IDフィールドに記録されるものとする。
(16)端末決定部71は、位置情報サーバ80から送信されてきた検索結果メッセージに含まれている情報を抽出し、得られた端末装置のIDをメッセージ生成部72に出力する。このとき、端末決定部71は、問合せ番号に対応付けられたカバレッジホール1も、メッセージ生成部72に通知するものとする。
(17)メッセージ生成部72は、端末決定部71から端末IDが入力されると、ホール通知を生成する。ホール通知の例を、図7の305に示す。ホール通知は、ヘッダ、メッセージタイプフィールド、MME識別子フィールド、基地局IDフィールド、端末IDフィールド、ホール位置フィールド、観測エリア閾値フィールド、注意喚起エリア閾値フィールドを備える。ホール通知では、メッセージタイプフィールド=4に設定されるものとする。メッセージ生成部72は、通知先の端末装置10が通信している基地局のIDを基地局IDフィールドに記録し、通知先の端末装置10の識別子を端末IDフィールドに記録する。ホール位置フィールドには、カバレッジホール1の位置が記録される。観測エリア閾値フィールドには、観測エリア閾値であるL(m)が記録され、注意喚起エリア閾値フィールドには注意喚起エリア閾値であるX(m)が記録される。
MME識別子フィールドには、通知先の端末装置10が通信している基地局20が接続されているMME30の識別子が記録される。メッセージ生成部72は、通知先の端末装置10が通信している基地局20が接続されているMME30の識別情報を、EM40に問い合わせる。メッセージ生成部72は、EM40から通知された情報を、MME識別子フィールドに記録する。メッセージ生成部72は、ホール通知305を生成すると、宛先の端末装置MS1〜MS4に向けて送信する。
(18)端末装置MS1〜MS4は、ホール通知305を受信する。ホール通知305を受信した端末の位置検出部17は、位置検出を行う頻度を高くする。例えば、位置検出部17は、リアルタイムに位置情報を取得できる。算出部15は、位置検出部17により現在の位置が検出されるたびに、ホール通知で通知されたカバレッジホール1からの距離を算出する。注意喚起部16は、算出部15で算出された距離がXm以下になると、ユーザに注意を促すための処理を行う。例えば、注意喚起部16は、ディスプレイ101に、カバレッジホール1に近づいていることを注意するための情報を表示する。図6に示す状態203の例では、MS1、MS3、MS4は、カバレッジホール1からの距離が注意喚起エリア閾値(X)以下である。従って、MS1、MS3、MS4では、ユーザへの注意喚起が行われる。
また、1つの端末装置10が複数のカバレッジホール1についてホール通知を受信することもあり得る。図9は、算出部15での計算結果と注意喚起を行うかの判定結果の例を示す。図9は、端末装置MS4での計算例であるものとし、端末装置MS4は、カバレッジホール1aとカバレッジホール1bの2つのカバレッジホール1についてのホール通知を受け取っているものとする。端末装置MS4の算出部15は、ホール通知に含まれているカバレッジホール1の位置を記憶する。ここでは、図9のNo.1はカバレッジホール1aのデータであり、No.2はカバレッジホール1bのデータであるものとする。端末装置MS4の現在の位置が北緯A、東経B、高さCであることが位置検出部17から算出部15に通知されると、算出部15は、すでに通知されているカバレッジホール1a、1bからの距離を算出する。距離の算出に用いる演算は、緯度、経度、高さが分かっている2点の間の距離を求めるための任意の演算方法とすることができる。ここでは、端末装置MS4の現在地からカバレッジホール1aまでの距離がD1であり、端末装置MS4の現在地からカバレッジホール1bまでの距離がD2であるものとする。ここで、観測エリア閾値L、注意喚起エリア閾値Xとの大小関係は、L>D2>X>D1であるものとする。すると、注意喚起部16は、D1はX以下であるので、端末装置MS4がカバレッジホール1aに接近していることを警告する画面をディスプレイ101に表示する。一方、カバレッジホール1bについては、端末装置MS4との間の距離は観測エリア閾値よりも近いが注意喚起エリア閾値よりも大きいため、警告は行わない。ただし、カバレッジホール1bと端末装置MS4の間の距離の観測は継続される。
図10は、ホール通知を受信した端末装置10の動作の例を説明するフローチャートである。図10は、手順(18)で行われる動作の例を示す。端末装置10がホール通知を受信することにより、算出部15は、カバレッジホール1の位置情報と、観測エリア閾値L、注意喚起エリア閾値Xを取得する(ステップS1)。位置検出部17は、位置情報の取得頻度を高くし、リアルタイムに位置情報を取得する(ステップS2、S3)。算出部15は、端末装置10とカバレッジホール1の間の距離を求め、注意喚起部16は、注意喚起エリア閾値Xと比較する(ステップS4)。端末装置10とカバレッジホール1の間の距離が注意喚起エリア閾値X以下である場合、注意喚起部16は、ユーザへの注意喚起をするために、ディスプレイ101に警告を表示する(ステップS4でYes、ステップS5)。その後、ステップS3以降の処理が繰り返される。
一方、端末装置10とカバレッジホール1の間の距離が注意喚起エリア閾値Xよりも長い場合、注意喚起部16は、端末装置10とカバレッジホール1の間の距離を観測エリア閾値Lと比較する(ステップS4でNo、ステップS6)。端末装置10とカバレッジホール1の間の距離が観測エリア閾値L未満である場合、ステップS3以降の処理が繰り返される。(ステップS6でNo)。端末装置10とカバレッジホール1の間の距離が観測エリア閾値L以上である場合、カバレッジホール1に接近する可能性は低くなったため、カバレッジホール1までの距離の監視を終了する。そこで、位置検出部17は、位置情報の取得頻度を下げる(ステップS7)。さらに、算出部15は、端末装置10との間の距離が観測エリア閾値よりも長いカバレッジホール1に関するデータを消去する(ステップS8)。
このように、改善できないと判定されたカバレッジホール1に端末装置10が近づいたときに、端末装置10のユーザに警告が出されるため、ユーザは、カバレッジホールを避けて通信しやすくなる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、基地局90がカバレッジホール1の位置の通知対象となる端末装置10を特定する場合について説明する。
〔装置構成〕
図11は、第2の実施形態で動作する装置の構成の例を説明する図である。端末装置10、MME30、EM40の構成や動作は、第1の実施形態と同様である。
基地局90は、無線部23、パラメータ取得部24、チルト角調整部25、インタフェース28に加えて、ホール通知処理部91、端末決定部92、メッセージ生成部93、端末データベース94を備える。ホール通知処理部91は、改善できないカバレッジホール1の位置を通知するメッセージをMDT管理サーバ55から受信すると、カバレッジホール1の位置を抽出する。端末決定部92は、カバレッジホール1の情報を通知する対象となる端末を特定する。このとき、端末決定部92は、適宜、端末データベース94を参照することができる。端末データベース94は、基地局90と通信中の端末の識別子を記憶している。メッセージ生成部93は、端末決定部92で特定された端末に対して送信するメッセージを生成する。メッセージ生成部93で生成されるメッセージのフォーマットやメッセージの送信方法については後述する。無線部23、パラメータ取得部24、チルト角調整部25、インタフェース28の動作は、基地局20と同様である。
本実施形態では、MDT管理サーバ50の代わりにMDT管理サーバ55が用いられる。MDT管理サーバ55は、ホール通知部64を備え、さらに、インタフェース53、ホール情報データベース54、ホール制御部60を備える。ホール通知部64は、ホール判定部63によって、改善することができないと判定されたカバレッジホール1の位置を、基地局90に通知する。なお、ホール通知部64は、予め、観測エリア閾値と注意喚起エリア閾値を記憶しているものとする。インタフェース53、ホール情報データベース54、ホール制御部60の動作は、第1の実施形態と同様である。
〔通信方法〕
図12は、第2の実施形態において、カバレッジホール1aを縮小できないと判定された後に行われる処理の例を示すシーケンス図である。図12中に含まれている括弧書きの数字は、手順の番号を表す。端末での通信の開始から、改善できないカバレッジホール1の検出までに行われる動作は、第1の実施形態で説明した手順(1)〜(12)と同様である。
(21)カバレッジホール1aについて縮小可能性が「なし」に設定されると、ホール通知部64は、基地局90に送信するためのホール通知306を生成する。ホール通知306のフォーマットの例を図13に示す。ホール通知306は、ヘッダ、メッセージタイプフィールド、基地局IDフィールド、ホール位置フィールド、観測エリア閾値フィールド、注意喚起エリア閾値フィールドを備える。ホール通知306では、メッセージタイプフィールド=5に設定されるものとする。ホール通知部64は、カバレッジホール1aを通信エリアに含む基地局の識別子、もしくは、通信エリアがカバレッジホール1aに隣接している基地局の識別子を、基地局IDフィールドに記録する。また、ヘッダには、基地局IDフィールドに識別子が記録された基地局のアドレスが設定される。ホール位置フィールド、観測エリア閾値フィールド、注意喚起エリア閾値フィールドに記録される値は、ホール通知305と同様である。以下の説明では、カバレッジホール1aの位置が基地局BS1に通知されたものとする。
(22)基地局90のホール通知処理部91は、ホール通知305を受信すると、ホール位置フィールドの値に基づいてカバレッジホール1aの位置情報を取得する。ホール通知処理部91は、カバレッジホール1aの位置情報をメッセージ生成部93に出力する。端末決定部92は、端末データベース94を参照することにより、基地局90と通信中の端末装置を特定する。また、端末決定部92は、基地局90へハンドオーバ(HO)しようとしている端末装置10も特定する。さらに、端末決定部92は、基地局90の通信エリア内で新たに電源を投入されたなどの理由により基地局90への接続を行おうとしている端末装置10も特定する。端末決定部92は、特定した端末装置10の識別子を、その端末装置10の状態と対にしてメッセージ生成部93に出力する。
(23)メッセージ生成部93は、端末決定部92から通知された端末装置10のうちで通信中の端末装置10に対し、ホール情報通知を送信する。ホール情報通知は、ヘッダの他、端末IDフィールド、ホール位置フィールド、観測エリア閾値フィールド、注意喚起エリア閾値フィールドを含む。端末IDフィールドには、宛先の端末装置10の識別子、ホール位置フィールドには、カバレッジホール1の位置が記録される。また、観測エリア閾値フィールドには観測エリア閾値L、注意喚起エリア閾値フィールドには注意喚起エリア閾値Xの情報が記録される。メッセージ生成部93は、無線送信部21を介して、生成したメッセージを宛先の端末装置10に送信する。
(24)メッセージ生成部93は、端末決定部92から通知された端末装置10のうちで、基地局90にハンドオーバしようとしている端末装置10に対して送信するメッセージ(ハンドオーバ応答メッセージ)を生成する。このハンドオーバ応答メッセージには、カバレッジホール1aの情報が含まれる。ハンドオーバ応答メッセージ307の例を図13に示す。ハンドオーバ応答メッセージは、基地局90と端末装置10の間のシグナリングにより送信される。ハンドオーバ応答メッセージには、ハンドオーバ応答フィールド、ハンドオーバ制御情報フィールド、ホール通知フィールドが含まれる。ハンドオーバ応答フィールドは、メッセージがハンドオーバ応答であることを示す情報が記録される。ハンドオーバ制御情報フィールドには、端末装置10がハンドオーバするために用いる情報が記録される。さらに、ホール通知フィールドには、端末ID、カバレッジホール1の位置、観測エリア閾値および注意喚起エリア閾値が記録される。ホール通知フィールドの例を図13の308に示す。なお、観測エリア閾値は観測エリアフィールドに記録され、注意喚起エリア閾値は注意喚起エリアフィールドに記録される。
(25)メッセージ生成部93は、端末決定部92から通知された端末装置10のうちで、基地局90に接続しようとしている端末装置10に対して送信するメッセージ(初期接続応答メッセージ)を生成する。初期接続応答メッセージには、カバレッジホール1aの情報が含まれる。初期接続応答メッセージ309の例を図13に示す。初期接続応答メッセージも、基地局90と端末装置10の間のシグナリングにより送信される。初期接続応答メッセージには、初期接続応答フィールド、初期接続制御情報フィールド、ホール通知フィールドが含まれる。初期接続応答フィールドは、メッセージが初期接続応答であることを示す情報が記録される。初期接続制御情報フィールドには、端末装置10が基地局90に初期接続するために用いる情報が記録される。ホール通知フィールドは、ハンドオーバ応答のホール通知フィールド308と同様である。
(26)基地局90の観測エリア中の端末装置10は、手順(23)〜(25)で送信されたメッセージのいずれかを受信する。カバレッジホール1aの位置が通知された端末装置10の位置検出部17は、位置検出を行う頻度を高くする。また、算出部15は、位置検出部17により現在の位置が検出されるたびに、ホール通知で通知されたカバレッジホール1からの距離を算出する。注意喚起部16は、算出部15で算出された距離がXm以下になると、ディスプレイ101に、カバレッジホール1に近づいていることを注意するための情報を表示する。
図14は、カバレッジホール1の位置を通知されたときの基地局90の処理の例を説明するフローチャートである。基地局90がMDT管理サーバ50からホール通知306を受信すると、ホール通知処理部91は、ホール通知306から、カバレッジホール1の位置情報、観測エリア閾値L、および、注意喚起エリア閾値Xを抽出する(ステップS11)。ホール通知処理部91は、抽出した情報を端末決定部92に出力する。端末決定部92は、基地局90と通信中の端末装置10を全て抽出し、メッセージ生成部93に通知する(ステップS12)。メッセージ生成部93は、抽出された全ての端末に、ホール通知を送信する(ステップS13)。
次に、端末決定部92は、ハンドオーバにより基地局90の通信エリアに入ってくる端末装置10があるかを確認する(ステップS14)。ハンドオーバにより基地局90の通信エリアに入ってくる端末装置10が特定できた場合、端末決定部92は、特定した端末装置10をメッセージ生成部93に通知する(ステップS14でYes)。メッセージ生成部93は、端末決定部92から通知された端末装置10に対して、ハンドオーバ応答メッセージ307(図13を参照)を送信する(ステップS15)。
さらに、端末決定部92は、基地局90と新規の接続を開始しようとする端末装置10があるかを確認する(ステップS16)。基地局90と新規の接続を開始しようとする端末装置10が特定できた場合、端末決定部92は、特定した端末装置10をメッセージ生成部93に通知する(ステップS16でYes)。メッセージ生成部93は、端末決定部92から通知された端末装置10に対して、新規接続応答メッセージ309(図13を参照)を送信することにより、カバレッジホール1の情報を通知する(ステップS17)。その後、ステップS13以降の処理が繰り返される。
なお、図14は処理の例であり、例えば、ステップS16とS17の処理がステップS14とS15の処理の前に行われるなど、実装に応じて処理の順序が変更される場合がある。
図15は、カバレッジホール1の位置を通知された端末装置10の動作の例を説明するフローチャートである。端末装置10の算出部15は、基地局90から受信した情報から、カバレッジホール1の位置情報と、観測エリア閾値L、注意喚起エリア閾値Xを取得する(ステップS21)。ステップS22〜S27の処理は、図10を参照しながら説明したステップS2〜S7と同様である。ステップS27において、位置検出部17が位置情報の取得頻度を下げた後、算出部15は、端末装置10と接続中の基地局90との間の通信が終了したかを確認する(ステップS28)。接続中の基地局90との間の通信が終了した場合、算出部15は、カバレッジホール1の位置情報、観測エリア閾値L、注意喚起エリア閾値Xを消去する(ステップS28でYes、ステップS29)。一方、接続中の基地局90との間の通信が終了していない場合、ステップS23以降の処理が繰り返される。(ステップS28でNo)。
<第3の実施形態>
第3の実施形態では、カバレッジホール1の位置を通知する対象となる端末装置10が、MME30で特定される場合について説明する。
〔装置構成〕
図16は、第3の実施形態で動作する装置の構成の例を説明する図である。基地局20、EM40の構成や動作は、第1の実施形態と同様である。端末装置10の構成は、第1の実施形態と同様であるが、第3の実施形態では、端末装置10は、位置情報をMME30に通知するものとする。本実施形態では、MDT管理サーバ55がネットワーク中に含まれている。
MDT管理サーバ55の構成と動作は、第2の実施形態と同様である。ただし、ホール通知部64は、ホール判定部63によって、改善することができないと判定されたカバレッジホール1の位置を、MME30に通知するものとする。ホール通知311のメッセージフォーマットの例を図17に示す。MDT管理サーバ55のホール通知部64は、ホール通知311を生成する際に、カバレッジホール1を通信エリアに含む基地局20、もしくは、カバレッジホール1に通信エリアが隣接している基地局20を特定する。さらに、ホール通知部64は、特定した基地局20に接続されているMME30をEM40に問い合わせる。ホール通知部64は、EM40から通知されたMME30をホール通知311の宛先とし、その識別子をホール通知311のMME識別子フィールドに記録する。ホール位置フィールド、観測エリアフィールド、注意喚起エリアフィールドに記録される値は、ホール通知205と同様である。
本実施形態で用いられるMME30は、インタフェース33、端末管理部34、端末情報データベース35、ホール通知処理部37、メッセージ生成部38を備える。インタフェース33は送信部31と受信部32を備え、基地局20、EM40、MDT管理サーバ55と通信する。端末管理部34は、エリア内端末管理部341、Tracking Area Update(TAU)処理部342、イニシャルアタッチ処理部343を有する。エリア内端末管理部341は、MME30が管理しているトラッキングエリア内に位置し、かつ、MME30との間の接続が確立されている端末装置10についての情報を処理する。TAU処理部342は、トラッキングエリアアップデート(TAU)に際して送受信されるメッセージの処理を行う。ここで、トラッキングエリアアップデートは、端末装置10が、MME30の管理対象であるトラッキングエリアに、他のトラッキングエリアから移動してくることを指す。イニシャルアタッチ処理部343は、イニシャルアタッチメントのために送受信されるメッセージを処理する。イニシャルアタッチメントは、MME30が管理しているトラッキングエリア内で、端末装置10に電源が投入された場合に、端末装置10がMME30に接続するための処理である。エリア内端末管理部341、TAU処理部342、イニシャルアタッチ処理部343は、いずれも、メッセージの送受信により端末装置10とMME30の接続関係が更新されると、端末情報データベース35を更新する。端末情報データベース35は、端末装置10の識別子と端末装置10の位置を対応付けて記憶する。
ホール通知処理部37は、MDT管理サーバ55から受信したホール通知311を処理することにより、カバレッジホール1の位置、観測エリア閾値、注意喚起エリア閾値を取得する。ホール通知処理部37は取得した情報をメッセージ生成部38に出力する。メッセージ生成部38は、端末情報データベース35を参照することにより、MME30に接続している端末装置10を特定する。さらに、メッセージ生成部38は、特定された端末装置10に送信するための通知メッセージ312を生成する。通知メッセージ312のフォーマットの例を図17に示す。通知メッセージ312のヘッダには、送信元アドレスとしてMME30のアドレスが設定され、宛先アドレスとして宛先の端末装置10のアドレスが設定される。さらに、ヘッダにはメッセージタイプフィールドが含まれており、通知メッセージ312に対応付けられた値(図17の例では6)が記録される。さらに。通知メッセージ312には、カバレッジホール1の位置、観測エリア閾値、注意喚起エリア閾値が含まれる。
なお、インタフェース33は、インタフェース123(図5)により実現される。また、CPU121は、HDD122に記録されているプログラムを読み込むことにより、端末管理部34、端末情報データベース35、ホール通知処理部37、メッセージ生成部38として動作する。
〔通信方法〕
図18は、第3の実施形態において、カバレッジホール1aを縮小できないと判定された後に行われる処理の例を示すシーケンス図である。端末での通信の開始から、改善できないカバレッジホール1の検出までに行われる動作は、第1の実施形態で説明した手順(1)〜(12)と同様である。
(31)カバレッジホール1aについて縮小可能性が「なし」に設定されると、ホール通知部64は、MME30に送信するためのホール通知311を生成する。
(32)MME30のホール通知処理部37は、ホール通知311を受信すると、ホール位置フィールドの値から、カバレッジホール1aの位置情報を取得する。ホール通知処理部37は、カバレッジホール1aの位置情報をメッセージ生成部38に出力する。メッセージ生成部38は、端末情報データベース35を参照することにより、MME30に接続している端末装置10を特定する。さらに、メッセージ生成部38は、MME30へのトラッキングエリアアップデートをしようとしている端末装置10の情報をTAU処理部342に問い合わせる。また、メッセージ生成部38は、イニシャルアタッチメントを要求してきた端末装置10を、イニシャルアタッチ処理部343に問い合わせる。
(33)メッセージ生成部38は、端末情報データベース35に記録されている端末装置10に対して、通知メッセージ312を送信する。さらに、メッセージ生成部38は、TAU処理部342およびイニシャルアタッチ処理部343から通知された端末装置10にも、通知メッセージ312を送信する。
(34)通知メッセージ312を受信した端末装置10では、位置検出部17は、端末装置10の位置検出を行う頻度を高くする。算出部15は、位置検出部17から得られた情報に基づいて、通知メッセージ312に含まれているカバレッジホール1の位置から現在地までの距離を算出する。次に、注意喚起部16は、算出部15の計算結果を注意喚起エリア閾値Xと比較する。カバレッジホール1から現在地までの距離が注意喚起エリア閾値X以下の場合、注意喚起部16は、ディスプレイ101に、カバレッジホール1に近づいていることを知らせるための情報を表示する。カバレッジホール1から現在地までの距離が注意喚起エリア閾値Xより長い場合、注意喚起部16は、カバレッジホール1から現在地までの距離を観測エリア閾値Lと比較する。カバレッジホール1から現在地までの距離が観測エリア閾値Lより長い場合、位置検出部17は、位置情報を取得する頻度を低くする。なお、端末装置10は、通信を行っていない場合には、位置情報のリアルタイムでの取得や注意喚起を行わないようにすることもできる。この場合、通信を行っていない端末での処理負担が軽減される。
図19は、カバレッジホール1の位置を通知されたときのMME30の処理の例を説明するフローチャートである。図19は、図18の手順(32)の処理の例を表している。なお、図19は処理の例であり、ステップS46とS47の処理がステップS44とS45の処理の前に行われるなど、実装に応じて処理の順序が変更される場合がある。
MME30がMDT管理サーバ50からホール通知311を受信すると、ホール通知処理部37は、ホール通知311から、カバレッジホール1の位置情報、観測エリア閾値L、注意喚起エリア閾値Xを抽出する(ステップS41)。ホール通知処理部37は、抽出した情報をメッセージ生成部38に出力する。メッセージ生成部38は、MME30に接続中の端末装置10の情報を端末情報データベース35から取得し、得られた端末装置10に、通知メッセージ312を送信する(ステップS42、S43)。
次に、メッセージ生成部38は、トラッキングエリアアップデートによりMME30の対応エリアに入ってくる端末装置10があるかを、TAU処理部342に確認する(ステップS44)。MME30の対応エリアに入ってくる端末装置10が特定できた場合、メッセージ生成部38は、特定した端末装置10に通知メッセージ312を送信することにより、カバレッジホール1の情報を通知する(ステップS44でYes、S45)。
さらに、メッセージ生成部38は、MME30と新規の接続を開始しようとする端末装置10があるかを、イニシャルアタッチ処理部343に確認する(ステップS46)。MME30と新規の接続を開始しようとする端末装置10が特定できた場合、メッセージ生成部38は、特定した端末装置10に通知メッセージ312を送信することにより、カバレッジホール1の情報を通知する(ステップS46でYes、ステップS47)。ステップS46でNoと判断された場合と、ステップS47の処理が終わった場合のいずれも、ステップS44以降の処理が繰り返される。
図20は、カバレッジホール1の位置を通知された端末装置10の動作の例を説明するフローチャートである。図20は、図18の手順(34)の処理の例を表している。端末装置10の算出部15は、MME30から受信した情報から、カバレッジホール1の位置情報、観測エリア閾値L、注意喚起エリア閾値Xを取得する(ステップS51)。端末装置10が通信していない場合、算出部15は、現在のMME30の対応エリアから他のMME30の対応エリアに移動するかを確認する(ステップS52でNo、ステップS53)。他のMME30の対応エリアに移動する場合、算出部15は、現在記憶しているカバレッジホール1に関する情報を削除する(ステップS53でYes、ステップS54)。他のMME30の対応エリアに移動しない場合、ステップS52以降の処理が繰り返される(ステップS53でNo)。
一方、端末装置10が通信中である場合、位置検出部17は位置情報のリアルタイムでの取得を開始する(ステップS52でYes、ステップS55)。ステップS56〜S60の処理は、図10を参照しながら説明したステップS3〜S7と同様である。ステップS60において、位置検出部17が位置情報の取得頻度を下げた後、算出部15は、端末装置10で行われている通信が終了したかを確認する(ステップS61)。端末装置10の通信が終了した場合、ステップS52以降の処理が繰り返される(ステップS61でYes)。
端末装置10での通信が終了していない場合、算出部15は、位置検出部17から得られた最新の位置情報を用いて、カバレッジホール1からの距離を再計算した上で、得られた値を観測エリア閾値Lと比較する(ステップS61でNo、ステップS62、S63)。端末装置10とカバレッジホール1の間の距離が観測エリア閾値L以内である場合、ステップS55以降の処理が繰り返される(ステップS63でYes)。端末装置10とカバレッジホール1の間の距離が観測エリア閾値Lより長い場合、算出部15は、現在のMME30の対応エリアから他のMME30の対応エリアに移動するかを確認する(ステップS63でNo、ステップS64)。他のMME30の対応エリアに移動する場合、算出部15は、現在記憶しているカバレッジホール1に関する情報を削除する(ステップS64でYes、ステップS65)。他のMME30の対応エリアに移動しない場合、ステップS61以降の処理が繰り返される(ステップS63でNo)。
<第4の実施形態>
図21は、第4の実施形態にかかるシステムの例を示す。第4の実施形態では、改善することができないカバレッジホール1を検出すると、MDT管理サーバ55は、アプリケーションサーバ160にカバレッジホール1の位置の最新情報を通知する。アプリケーションサーバ160は、アプリケーションサーバ160が提供するアプリケーションをダウンロードしている端末装置10の各々について、識別子を記憶している。アプリケーションサーバ160は、カバレッジホール1の位置の情報が更新されるたびに、アプリケーションサーバ160が識別子を記憶している全ての端末装置10に、カバレッジホール1の位置を通知する。端末装置10は、通知されたカバレッジホール1のうち、その端末装置10が通信している基地局20に関連付けられているカバレッジホール1について、現在地との間の距離を測定する。カバレッジホール1との間の距離が注意喚起エリア閾値以下になると、端末装置10は、ユーザへの注意喚起を行うために、ディスプレイ101にメッセージを表示する。
図22は、アプリケーションサーバ160の構成の例を示す。アプリケーションサーバ160は、インタフェース163、ホール通知処理部164、ダウンロード要求処理部165、メッセージ生成部166、および、端末情報データベース167を備える。インタフェース163は送信部161と受信部162を有しており、適宜、基地局20、MME30、EM40、MDT管理サーバ55との間の通信を行う。ホール通知処理部164は、MDT管理サーバ55から受信したホール通知を処理する。MDT管理サーバ55からアプリケーションサーバ160に送信されるホール通知のフォーマットは、図13に示したホール通知306と同様である。ホール通知処理部164は、ホール通知からカバレッジホール1の位置、観測エリア閾値(L)、注意喚起エリア閾値(X)、基地局20の識別子を取得して、記憶する。ここで、ホール通知には、通知されたカバレッジホール1を通信エリア含む基地局20、もしくは、カバレッジホール1が通信エリアに隣接している基地局20の識別子が記録されているものとする。
ダウンロード要求処理部165は、端末装置10からアプリケーションサーバ160に対して行われたダウンロードの要求を処理する。このとき、ダウンロード要求処理部165は、アプリケーションのダウンロードを許可する端末装置10に対して、その端末装置10を識別する識別子の通知を要求する。ダウンロード要求処理部165は、端末装置10から送信されてきたメッセージから端末装置10の識別子を取得し、端末情報データベース167に格納する。
メッセージ生成部166は、ホール通知処理部164に記憶されているカバレッジホール1の情報が更新されると、カバレッジホール1に関連付けてホール通知処理部164に記憶されている情報を、端末装置10に送信するためのメッセージを生成する。メッセージの送信先となる端末装置10は、端末情報データベース167に識別子が記録されている全ての端末装置10である。
アプリケーションサーバ160は、EM40やMDT管理サーバ55などと同様に、CPU、HDD、インタフェースをハードウェアとして含む。インタフェースは、送信部161、受信部162として動作する。CPUは、プログラムをHDDから読み込むことにより、ホール通知処理部164、ダウンロード要求処理部165、メッセージ生成部166、端末情報データベース167として動作する。
図23は、第4の実施形態において、カバレッジホールを縮小できないと判定された後に行われる処理の例を示すシーケンス図である。端末装置10との通信の開始から、改善できないカバレッジホール1の検出までに行われる動作は、第1の実施形態で説明した手順(1)〜(12)と同様である。
(41)カバレッジホール1aについて縮小可能性が「なし」に設定されると、ホール通知部64は、アプリケーションサーバ160にホール通知を送信する。
(42)アプリケーションサーバ160のホール通知処理部164は、ホール通知を受信すると、カバレッジホール1の位置、観測エリア閾値(L)、注意喚起エリア閾値(X)、基地局20の識別子を取得する。さらに、ホール通知処理部164は、取得した情報を記憶する。メッセージ生成部166は、ホール通知処理部164に記憶されている全てのカバレッジホール1に関する情報を通知するメッセージを生成する。ここで生成される通知メッセージの宛先は、端末情報データベース167に識別子が記録されている個々の端末である。ここで生成される通知メッセージのフォーマットの例を図24に示す。
(43)メッセージ生成部166は、生成した通知メッセージを宛先の端末装置10に送信する。
(44)通知メッセージを受信した端末装置10は、端末装置10の接続先の基地局20の識別子と同じ識別子に対応付けられているカバレッジホール1があるかを確認する。以下、端末装置10の接続先の基地局20の識別子と同じ識別子に対応付けられているカバレッジホール1を「処理対象のカバレッジホール1」と記載する。処理対象のカバレッジホール1が検出された場合、位置検出部17は、端末装置10の位置検出を行う頻度を高くする。算出部15は、位置検出部17から得られた情報に基づいて、処理対象のカバレッジホール1の位置から現在地までの距離を算出する。次に、注意喚起部16は、算出部15の計算結果を注意喚起エリア閾値Xと比較する。処理対象のカバレッジホール1から現在地までの距離が注意喚起エリア閾値X以下の場合、注意喚起部16は、ディスプレイ101に、カバレッジホール1に近づいていることを注意するための情報を表示する。処理対象のカバレッジホール1から現在地までの距離が注意喚起エリア閾値Xより長い場合、注意喚起部16は、カバレッジホール1から現在地までの距離を観測エリア閾値Lと比較する。処理対象のカバレッジホール1から現在地までの距離が観測エリア閾値Lより長い場合、位置検出部17は、位置情報を取得する頻度を低くする。
図25は、カバレッジホールの位置を通知された端末装置の動作の例を説明するフローチャートである。端末装置10は、通知メッセージを受信すると、端末装置10が位置する通信エリアを形成している基地局20の識別子を取得する(ステップS71、S72)。ステップS72で取得された識別子とカバレッジホール1に対応付けられた基地局20の識別子が一致する場合、位置検出部17はリアルタイムでの位置情報の取得を開始する(ステップS73でYes、ステップS74)。ステップS74〜S77の処理は、図10を参照しながら説明したステップS2〜S5と同様である。ステップS76でNoと判定された場合もしくはステップS77の処理が終わった場合、ステップS72以降の処理が繰り返される。一方、ステップS73において、処理対象のカバレッジホール1が発見されなかった場合、位置検出部17は、リアルタイムでの位置情報の取得を行わないように設定を変更する(ステップS73でNo、ステップS78)。
<その他>
なお、実施形態は上記に限られるものではなく、様々に変形可能である。例えば、以上の説明で述べたフレームフォーマットは例であり、実装に応じて変更されることがある。また、データベースに含まれている情報要素も実装に応じて変更されうる。
さらに、観測エリア閾値L、中期喚起エリア閾値Xは、端末装置10、基地局90、MME30など個々の装置が予め記憶していてもよい。この場合、観測エリア閾値Lや中期喚起エリア閾値Xは、装置間で送受信されなくても良い。
RLF処理部61は、ある地点から一定の範囲に含まれる地点に対するRLF通知を受信した回数が予め記憶している所定の値を超えた場合に、カバレッジホール1を検出したと判定するように変形される場合もある。
また、LTE以外の通信方式が用いられるシステムにも、実施形態にかかる方法が適用されても良いものとする。
1 カバレッジホール
10 端末装置
11、21 無線送信部
12、22 無線受信部
13、23 無線部
14 RLF生成部
15 算出部
16 注意喚起部
17 位置検出部
18 位置情報生成部
20、90 基地局
24 パラメータ取得部
25 チルト角調整部
26、31、41、51、81、161 送信部
27、32、42、52、82、162 受信部
28、33、43、53、83、163 インタフェース
30 MME
34 端末管理部
35、167 端末情報データベース
37、91、164 ホール通知処理部
38、72、93、166 メッセージ生成部
40 EM
44 パケット処理部
50、55 MDT管理サーバ
54 ホール情報データベース
60 ホール制御部
61 RLF処理部
62 パラメータ変更部
63 ホール判定部
64 ホール通知部
70 通知部
71、92 端末決定部
80 位置情報サーバ
84 位置情報データベース
85 端末検索部
86 位置情報更新部
94 端末データベース
101 ディスプレイ
102、113、121、131、141、151 CPU
103、122、132、142、152 HDD
104、114 メモリ
105、112 DSP
106、111 無線RF回路
115、123、133、143、153 インタフェース
160 アプリケーションサーバ
165 ダウンロード要求処理部
341 エリア内端末管理部
342 TAU処理部
343 イニシャルアタッチ処理部

Claims (11)

  1. 端末が基地局を介して通信する有線ネットワークに含まれる通信装置は、通信が可能な強度の電波を前記端末が受信できない領域であるカバレッジホールの位置を特定し、
    前記カバレッジホールに近接する可能性がある端末であるホール近接端末を決定し、
    前記ホール近接端末に、前記カバレッジホールの位置を特定可能な情報であるホール情報を通知する通知メッセージを送信する
    処理を含むことを特徴とする通信方法。
  2. 前記基地局から受信する電波の強度が弱いことにより前記基地局との通信が切断された後に通信を再開した端末から、前記基地局との通信が切断された位置を通知する切断位置通知を受信し、
    前記切断位置通知で特定される位置を前記カバレッジホールの位置とすると共に、前記カバレッジホールを縮小するために前記基地局で用いられるパラメータを制御するための制御メッセージを送信し、
    前記基地局で前記パラメータの制御により前記カバレッジホールが縮小されない場合、前記ホール近接端末に前記通知メッセージを送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信方法。
  3. 前記通知メッセージは、前記カバレッジホールの位置と、注意喚起エリア閾値を含み、
    前記ホール近接端末は、前記カバレッジホールの位置から前記ホール近接端末までの距離が前記注意喚起エリア閾値以下である場合、通信ができない領域の近傍に位置することに対する注意を前記ホール近接端末のユーザに喚起するための表示を、前記ホール近接端末に備えられたディスプレイに表示する
    ことを特徴とする請求項1もしくは2に記載の通信方法。
  4. 前記有線ネットワークは、前記有線ネットワークと通信できる端末の位置を保持する位置情報サーバを含み、
    前記通信装置は、前記位置情報サーバに、前記カバレッジホールからの距離を観測する対象となる観測エリアを決定するための観測エリア閾値を通知すると共に、前記カバレッジホールからの距離が前記観測エリア閾値以下の端末を前記位置情報サーバに問合せ、
    前記通信装置は、前記位置情報サーバから通知された端末を、前記ホール近接端末とすることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信方法。
  5. 前記有線ネットワークは、端末の移動を管理する制御装置を含み、
    前記通信装置は、前記制御装置の通信エリアに前記カバレッジホールがあると、前記制御装置に前記カバレッジホールの位置を通知し、
    前記制御装置は、接続する基地局を介して前記通信エリアに位置する端末を前記ホール近接端末として、前記通知メッセージを送信する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  6. 前記有線ネットワークは、前記基地局を含み、
    前記通信装置は、前記基地局の通信エリアに前記カバレッジホールがあると、前記基地局に前記カバレッジホールの位置を通知し、
    前記基地局は、前記通信エリアに位置する端末を前記ホール近接端末として、前記通知メッセージを送信する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の方法。
  7. 前記通知メッセージは、前記カバレッジホールの位置と、前記注意喚起エリア閾値よりも大きな値である観測エリア閾値を含み、
    前記ホール近接端末は、前記カバレッジホールの位置から前記ホール近接端末までの距離が前記観測エリア閾値を超えている場合、前記カバレッジホールの位置から前記ホール近接端末までの距離を求める頻度を低くする
    ことを特徴とする請求項3に記載の通信方法。
  8. 通信が可能な強度の電波を受信できない領域であるカバレッジホールの位置を表すホール情報と、注意喚起エリア閾値を通知する通知情報を受信する受信部と、
    前記通知情報を受信すると、現在地から前記カバレッジホールの位置までの距離を算出する算出部と、
    前記算出部で算出された距離が、前記注意喚起エリア閾値以下になると、通信ができない領域の近傍に位置することに対する注意をユーザに喚起するための処理を行う注意喚起部
    を備えることを特徴とする通信端末。
  9. 前記通知情報は、前記注意喚起エリア閾値よりも大きな値である観測エリア閾値をさらに含み、
    前記算出部で算出された距離が前記観測エリア閾値を上回ると、前記算出部は、前記通知情報を前記受信部が再度受信するまで、前記通信端末の現在地から前記カバレッジホールまでの距離を計算する頻度を低くする
    ことを特徴とする請求項8に記載の通信端末。
  10. 端末と無線通信すると共に、有線ネットワークを介して接続された通信装置とも通信する基地局装置であって、
    通信が可能な強度の電波を前記端末が受信できない領域であるカバレッジホールの位置を特定する情報を、前記通信装置から受信する受信部と、
    前記基地局装置に接続している端末、前記基地局装置に新規接続を要求する端末、および、前記基地局装置へハンドオーバしてくる端末を特定する特定部と、
    前記カバレッジホールの位置を特定可能な情報であるホール情報を通知する通知メッセージを生成するメッセージ生成部と、
    前記通知メッセージを、前記特定部で特定された端末に送信する送信部
    を備えることを特徴とする基地局装置。
  11. 前記メッセージ生成部は、
    前記通知メッセージの送信先が、前記基地局装置へハンドオーバしてくる端末である場合は、ハンドオーバ要求に応答するシグナリングメッセージに前記カバレッジホールの位置を含め、
    前記通知メッセージの送信先が、前記基地局装置への新規接続を要求する端末である場合は、接続要求に応答するシグナリングメッセージに前記カバレッジホールの位置を含める
    ことを特徴とする請求項10に記載の基地局装置。
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