JP5786364B2 - ファンモータ - Google Patents
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Description
前記ファンロータは、回転の周方向に沿って第1のピッチで配置された複数のロータ歯を有し、前記ケース内に回転可能に設けられ、回転により前記ケース内の気体を圧送する。
前記ステータは、ステータ歯と、コイルと、永久磁石とを有し、前記ケース内に配置され、前記回転の軸方向で前記ファンロータと対向配置される。
前記ステータ歯は、前記ロータ歯に対向する対向面をそれぞれ含み、前記周方向に沿って前記第1のピッチと異なる第2のピッチで配置される。
前記コイルは、前記各ステータ歯の周囲にそれぞれ巻回されたコイルであって、前記周方向に沿う方向で互いに隣り合う前記コイルに位相の異なる電力が供給される。
前記永久磁石は、前記各ステータ歯の前記対向面上にそれぞれ設けられ、前記周方向に沿って磁極が交互に異なるように配置される。
また、本発明では、モータの方式としてアキシャルギャップ型のモータ方式が採用されているので、ファンモータの薄型化、小型化の観点からも有利である。
<第1実施形態>
[ファンモータの全体構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係るファンモータを示す断面図である。図2は、ファンモータを示す斜視図であり、ファンモータの一部が破断された状態を示す図である。
また、本明細書中の説明では、ファンロータ1がステータ2と対向する側をファンロータ1の正面側、反対側をファンロータ1の背面側として説明する。また、ステータ2がファンロータ1と対向する側をステータ2の正面側、反対側をステータ2の背面側として説明する。
ファンケース31は、全体として円筒形状であり、ファンケース31内にファンロータ1を回転可能に収納することができる程度の大きさとされる。
ファンケース31は、円筒状の筒部31Aと、ファンロータ1の正面側に配置された円板状の第1の側壁部31Bと、ファンロータ背面側に配置された円板状の第2の側壁部31Cとを含む。
流入管4は、一端部がファンケース31の第1の側壁部31Bの中央と繋がっており、ファンケース31から軸方向に向けて延びるように設けられている。この流入管4は、ステータケース32の中央を連通するように設けられる。
ステータケース32は、筒部32Aと、ステータ2の正面側に配置された円板状の第1の側壁部32Bと、ステータ背面側に配置された円板状の第2の側壁部32Cとを含む。
ステータケースの第1の側壁部32B及び第2の側壁部32Cの中央には、それぞれ流入管4を連通させるための開口が設けられる。
図3は、ファンロータ1をステータ2側から見た斜視図である。図4は、ファンロータ1をステータ2側から見た正面図であり、図5は、ファンロータ1の背面図である。図6は、ファンロータ1の側面図であり、図7は、ファンロータ1の側方断面図である。
羽根溝13は、深さが周方向及び径方向で一定ではなく、深さが周方向及び径方向で変化して形成されている。羽根溝13についてさらに詳しく説明すると、羽根溝13は、周方向での深さが、ファンロータ1の回転方向とは反対方向へ向けて徐々に深くなるように湾曲して形成される。また、羽根溝13は、ファンロータ1の内周側から外周側にかけて徐々に深さが深くなるように傾斜して形成される(図7参照)。
まず、強磁性体(鉄、ケイ素鋼等)の薄板が径方向で積層されて構成されたリング状の積層構造体(巻鉄心)が用意される。そして、このリング状の積層構造体の一方の面に、複数の羽根溝13が形成される。羽根溝13は、周方向では、深さが徐々に深くなるように湾曲して形成され、かつ、径方向では、内周側から外周側にむけて深さが徐々に深くなるように傾斜して形成される。この羽根溝13の形成により、ロータブレード12が形成される。このように、本実施形態に係るロータブレード12は、リング状の積層構造体に羽根溝13を形成することで、製造可能であるので、容易に製造することができる。
図8は、ステータ2をファンロータ1側から見た斜視図であり、ステータ2の一部が分解された様子を示す図である。図9は、ステータ2をファンロータ1側から見た正面図である。
ステータコア21は、強磁性体(鉄、ケイ素鋼等)の薄板が径方向で積層されて構成されたリング状の積層構造体(巻鉄心)の一方の面に、複数の溝を形成することで製造することができる。ステータコア21も、ファンロータ1と同様に、容易に製造することができる。
次に、ファンモータ100の動作について説明する。
まず、ファンモータ100の動作原理について説明する。
図10及び図11は、ファンモータ100の動作原理を説明するための図である。
図10(A)〜(C)には、ファンロータ1及びステータ2をリニアに展開した様子が示されており、それぞれ、U相、V相、W相のコイル22に流れる電流が最大である場合の磁束の流れが示されている。
図11には、U相、V相、W相のコイル22に流れる電流の変化が示されている。
また、U相、V相、W相のコイルが巻回されたステータ歯をU相、V相、W相のステータ歯212U、212V、212Wと呼ぶ。
同様に、U相、V相、W相のステータ歯212U、212V、212Wに設けられた永久磁石をU相N極、U相S極、V相N極、V相S極、W相N極、W相S極の永久磁石23UN、23US、23VN、23VS、23WN、23WSと呼ぶ。
本実施形態に係るファンモータでは、以上説明したような動作原理により、ファンロータが回転されるので、ファンロータに永久磁石を配置せずとも動作可能とされる。
コイルへ電力が供給されると、ステータ2側から磁界が発生し、ロータブレード12が周方向に誘導されてファンロータ1が軸31Dを中心軸として回転する。ファンロータ1が回転されると、回転するロータブレード12(羽根溝13)によりファンロータ1内周側の圧力が外周側の圧力よりも高くなる。羽根溝13による気体の流路の面積は、ファンロータ1の内周側から外周側にかけて徐々に大きくなるので、ディフューザ効果により、効果的に圧力差を発生させることができる。
また、本実施形態では、モータの方式としてアキシャルギャップ型のモータ方式が採用されているので、ファンモータ100の薄型化、小型化の観点からも有利である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
第2実施形態では、ファンロータの形状が上述の第1実施形態と異なっている。従って、その点を中心に説明する。なお、第2実施形態以降の説明では、上述の第1実施形態と同様の構成及び機能を有する部材については、同一符号を付し、説明を簡略化または省略する。
これらの図に示すように、ファンロータ6は、ファンロータ本体61と、ファンロータ本体61からステータ2側に突出するように設けられた複数のロータブレード62とを有する。このロータブレード62は、渦巻き状に形成されている。ロータブレード62は、第1実施形態と同様に、45°ピッチで8個設けられている(図13参照)。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
第3実施形態では、上述の各実施形態と、ファンロータの形状が異なっている。従ってその点を中心に説明する。
図15に示すように、ファンロータ7は、ファンロータ本体71と、ファンロータ本体71からステータ2側に突出するように、渦巻き状に形成された複数(8個)のロータブレード72とを有する。ロータブレード72の形状(羽根溝73の形状)は、上述の第2実施形態と同様の形状である。
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
上述の各実施形態では、ファンロータのロータブレードがロータ歯としての機能と、ブレードとしての機能とを兼用する場合について説明した。一方、第4実施形態では、ファンロータにロータ歯と、ブレードとが別々に設けられている点で、上述の各実施形態と異なっている。従ってその点を中心に説明する。
ステータケース32及びステータ2は、上記各実施形態と同様の構成である。
ファンケース33は、円筒状の筒部33Aと、ファンロータ1の正面側に配置された円板状の第1の側壁部33Bと、ファンロータ1の背面側に配置された円板状の第2の側壁部33Cとを有する。ファンケース33の第1の側壁部33Bには、軸33Dが設けられる。軸33Dは、第1の側壁部33Bの中央から、ファンケース33内部に向けてz軸方向に延びるように設けられる。
ブレード83(羽根溝85)の形状は、第1実施形態におけるロータブレード12(羽根溝13)の形状と同様である(図3等参照)。
ステータ2側から磁界が発生すると、ロータ歯82が周方向に誘導されてファンロータ8が軸33Dを中心軸として回転する。ファンロータ8が回転されると、回転するブレード83の圧力差により、流入管4内の気体が軸33Dの連通口33D−1を通って、ファンケース33内に流入する。ファンケース33内に流入した気体は、回転するブレード83により径方向に(遠心方向)に圧送され、流出管5から流出する。
3…ケース
12、62、72…ロータブレード
22…コイル
23…永久磁石
31、33…ファンケース
32…ステータケース
82…ロータ歯
83…ブレード
100、200…ファンモータ
212…ステータ歯
Claims (2)
- ケースと、
回転の周方向に沿って第1のピッチで配置された複数のロータ歯を有し、前記ケース内に回転可能に設けられ、回転により前記ケース内の気体を圧送するファンロータと、
前記ロータ歯に対向する対向面をそれぞれ含み、前記周方向に沿って前記第1のピッチと異なる第2のピッチで配置された複数のステータ歯と、前記各ステータ歯の周囲にそれぞれ巻回されたコイルであって、前記周方向に沿う方向で互いに隣り合う前記コイルに位相の異なる電力が供給されるコイルと、前記各ステータ歯の前記対向面上にそれぞれ複数設けられた磁極を含み、前記周方向に沿って前記磁極が交互に異なるように配置された永久磁石とを有し、前記ケース内に配置され、前記回転の軸方向で前記ファンロータと対向配置されるステータと
を具備するファンモータ。 - 請求項1に記載のファンモータであって、
前記ロータ歯は、前記回転により前記気体を圧送するブレードとしての機能を有するロータブレードである
ファンモータ。
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