JP5785363B2 - トランス及びスイッチング電源 - Google Patents

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Description

本発明は、トランス及びスイッチング電源に関する。
近年では、車両の燃費性能及び環境保護性能を向上させる技術の1つとして、車両にエンジンとモータの2つの動力源を搭載し、走行状況に応じて両者を協調制御するハイブリッドシステムの導入が進んでいる。このハイブリッドシステムでは、モータを駆動する場合、高電圧バッテリから出力される直流電圧をインバータによって3相交流電圧に変換してモータに供給することが一般的である。
また、このハイブリッドシステムでは、インバータの入力側に設けられた平滑コンデンサにスイッチング電源を接続し、モータ駆動時に平滑コンデンサに蓄えられた高電圧電力を、スイッチング電源によって低電圧電力に変換して低電圧バッテリに蓄えることにより、エネルギー効率の向上及び感電事故の防止を図っている。
このように車両に搭載されるスイッチング電源には、高い信頼性に加えて高性能化、小型化及び低コスト化が要求されるため、従来から様々な改良技術が提案されている。例えば、スイッチング電源に用いられるトランスの構成に着目した改良技術として、下記特許文献1には、1次コイルと2次コイルとの間、及び1次コイルとコアとの間の絶縁距離を容易に確保可能なトランスの構成が開示されており、また、下記特許文献2には、良好な放熱特性を有するトランスの構成が開示されている。
特開2001−267152号公報 特開2004−303823号公報
上記特許文献1及び2に開示されたトランスの構成では、トランスの片側に設置されたヒートシンクによって冷却を行っており、それ以上の冷却効率の向上を望めなかった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、冷却効率の向上を図ることが可能なトランス及びスイッチング電源を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、トランスに係る第1の解決手段として、対向するように組み合わされた一対のコアを備えるトランスであって、前記一対のコアの両表面と当接された一対の放熱部材を備える、という手段を採用する。
このような構成のトランスによると、トランスの両表面に一対の放熱部材を配置したことにより、従来技術と比べて、冷却効率の向上を図ることが可能となる。
また、本発明では、トランスに係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、複数組の前記一対のコアが隣り合うように配置されており、前記一対の放熱部材は、複数組の前記一対のコアにおける前記両表面に共通配置されている、という手段を採用する。
このような構成のトランスによると、複数組の一対のコアから構成されるトランスであっても、放熱部材は両側のそれぞれで1個ずつで足りるため、コストの削減に寄与する。
一方、本発明では、スイッチング電源に係る解決手段として、上記第1または第2の解決手段を採用するトランスと、このトランスの1次側に接続されたスイッチング回路と、トランスの2次側に接続された整流回路とを備えることを特徴とする。
これにより、冷却効率の高いスイッチング電源を得ることが可能となる。
本発明によれば、冷却効率の向上を図ることが可能なトランス及びスイッチング電源を提供することが可能となる。
本実施形態におけるインダクタ1の分解斜視図及び組立て後の斜視図である。 2つのインダクタ1を組み合わせて得られる合成インダクタの斜視図及びその等価回路図である。 図2に示す合成インダクタを2つ隣り合うように配置した状態を示す斜視図及びその等価回路図である。 本実施形態におけるトランス100の分解斜視図、組立て後の斜視図及び等価回路図である。 トランス100の上下両側に一対のヒートシンク51、52を配置した状態を示す図である。 本実施形態におけるスイッチング電源400の回路構成図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、説明の便宜上、本実施形態におけるトランス及びスイッチング電源を説明するに当って、始めにトランスの構成部品であるインダクタについて説明する。
〔インダクタ〕
図1(a)は、本実施形態におけるインダクタ1の分解斜視図であり、図1(b)は、組立て後におけるインダクタ1の斜視図である。これらの図に示すように、本実施形態におけるインダクタ1は、コア10、絶縁ケース20及び平板状コイル30から構成されている。
コア10は、例えば平面的に矩形をなすE字型のフェライトコアであり、長辺方向の両端部に突出するように形成された外磁脚11及び12と、これら外磁脚11と12との間の中間位置において並列的に突出するように形成された内磁脚13とを有している。これら外磁脚11、12の頂上面11a、12aと、内磁脚13の頂上面13aは平面的に矩形をなし、互いに同一の高さとなるように寸法設定されている。
また、コア10において、外磁脚11と内磁脚13との間には底面14aを有する溝部14が形成され、外磁脚12と内磁脚13との間には底面15aを有する溝部15が形成されている。なお、コア10において、一方のE字形状の側面を10a、他方のE字形状の側面を10b、一方の矩形状の側面を10c、他方の矩形状の側面を10d、各磁脚頂上面11a、12a及び13aに対して反対側の面(裏面)を10eとする。
絶縁ケース20は、コア10の各磁脚頂上面11a、12a及び13aと裏面10eとが露出し、その他の面が被覆されるように加工形成された絶縁部材である。つまり、この絶縁ケース20には、コア10の各磁脚頂上面11a、12a及び13aを露出させるための開口部21、22、23と、裏面10eを露出させるための開口部24とが設けられている。このような絶縁ケース20をコア10に装着することで、コア10の各磁脚頂上面11a、12a、13a及び裏面10eは外部に露出する一方、各溝部底面14a、15a及び各側面10a、10b、10c、10dを含む他の面は絶縁ケース20によって被覆された状態となる(図1(b)参照)。
平板状コイル30は、コア10の側面10a、10b、10d及び溝部底面14a、15aを沿うように折り曲げ加工によって形成された平板状配線部材(バスバー)である。つまり、この平板状コイル30は、コア10の側面10aを沿うように形成された導電路31と、溝部底面14a、15aを沿うように形成された導電路32、33と、側面10bを沿うように形成された導電路34、35と、側面10dを沿うように形成された導電路36とを有している。
詳細には、導電路31は、コア10の側面10aにおいて溝部14から15までの区間を沿うように、コア10の長辺方向と平行に延設されている。導電路32は、溝部底面14aの全区間を沿うように、導電路31の溝部14側の端部から屈曲してコア10の短辺方向と平行に延設されている。導電路33は、溝部底面15aの全区間を沿うように、導電路31の溝部15側の端部から屈曲してコア10の短辺方向と平行に延設されている。
導電路34は、コア10の側面10bにおいて溝部14から側面10dまでの区間を沿うように、導電路32の側面10b側の端部から屈曲してコア10の長辺方向と平行に延設されている。導電路35は、コア10の側面10bにおける溝部15から側面10cまでの区間を沿うように、導電路33の側面10b側の端部から屈曲してコア10の長辺方向と平行に延設されている。導電路36は、コア10の側面10dにおいて側面10bから中央位置までの区間を沿うように、導電路34の側面10d側の端部から屈曲してコア10の短辺方向と平行に延設されている。
また、この平板状コイル30は、導電路35の端部(導電路33に対して反対側の端部)からコア10の短辺方向に屈曲して形成された端子部37と、導電路36の端部(導電路34に対して反対側の端部)からコア10の長辺方向に屈曲して形成された端子部38とを有している。これら端子部37、38には、それぞれネジ止め固定を可能とする貫通孔37a、38aが設けられている。このような平板状コイル30を、絶縁ケース20が装着されたコア10に絶縁ケース20の上から配置することで、図1(b)に示すインダクタ1が得られる。
図2(a)は、上述した構成のインダクタ1を2つ使用し、絶縁ケース20及び平板状コイル30がそれぞれ付加された状態で、2つのコア10をそれぞれの各磁脚頂上面11a、12a及び13aが対向して当接するように組み合わせた状態を示す斜視図である。なお、図2(a)では、2つのインダクタ1を区別するために、一方のインダクタ1及びその構成要素の符号に「A」を付記し、他方のインダクタ1及びその構成要素の符号に「B」を付記している。また、以下の説明において、必ずしも両者を区別する必要がない場合には、符号に「A」或いは「B」を付記しない場合がある。
図2(a)に示すように、同一構成の2つのインダクタ1A、1Bを組み合わせることにより、2つの平板状コイル30A、30Bの端子部38A、38Bは、外磁脚11側の側面10dの中央位置で重なり合って接続し、2つの平板状コイル30A、30Bの端子部37A、37Bは、外磁脚12側の側面10cで離間する。言い換えれば、2つのインダクタ1A、1Bを組み合わせた場合に、図2(a)に示す状態となるように、平板状コイル30は加工形成されている。
また、図2(a)に示すように、2つのインダクタ1A、1Bにおけるコア10A、10Bが組み合わされることで、両者の外磁脚11と内磁脚13との間の溝部14による空間S1が形成され、両者の外磁脚12と内磁脚13との間の溝部15による空間S2が形成される。これらの空間S1、S2を利用して1次コイルを巻回することで、後述するような平板状コイル30A、30Bを2次コイルとして使用するトランス100を得ることが可能となる。
図2(b)は、図2(a)のように組み合わされたインダクタ1A、1B(以下、合成インダクタと称す)の等価回路図である。この図2(b)に示すように、合成インダクタの等価回路は、コア10Aに巻回されて一端を端子部37A、他端を端子部38Aとする平板状コイル30Aと、コア10Bに巻回されて一端を端子部37B、他端を端子部38Bとする平板状コイル30Bとが直列接続された構成となる。つまり、平板状コイル30Aと30Bの接続部分である端子部38A、38Bは、平板状コイル30Aと30Bをトランスの2次コイルとして使用した場合のセンタータップとして利用できる。
図3(a)は、図2(a)に示す合成インダクタを、さらにもう1組用意して隣り合うように配置した状態を示す斜視図である。なお、図3(a)では、追加したもう1組の合成インダクタを構成する一方のインダクタ1及びその構成要素の符号に「C」を付記し、他方のインダクタ1及びその構成要素の符号に「D」を付記している。
つまり、等価回路としては、図3(b)に示すように、コア10Cに巻回されて一端を端子部37C、他端を端子部38Cとする平板状コイル30Cと、コア10Dに巻回されて一端を端子部37D、他端を端子部38Dとする平板状コイル30Dとが直列接続された部分が追加される。この場合、平板状コイル30Cと30Dの接続部分である端子部38C、38Dは、平板状コイル30Cと30Dをトランスの2次コイルとして使用した場合のセンタータップとして利用できる。
このように2つの合成インダクタを隣り合うように配置した構成において、2つの合成インダクタのそれぞれに形成される空間S1、S2を利用して1次コイルを巻回し、平板状コイル30A、30B、30C、30Dをトランスの2次コイルとして使用すると、後述のような2次側が2系統に分割された分割型のトランス100を得ることができる。
〔トランス〕
続いて、本実施形態におけるトランス100について説明する。図4(a)は、本実施形態におけるトランス100の分解斜視図であり、図4(b)は、組立て後におけるトランス100の斜視図であり、図4(c)は、トランス100の等価回路図である。なお、本実施形態におけるトランス100は、図3(a)に示した2組の合成インダクタのそれぞれに形成される空間S1、S2を利用して1次コイルを巻回し、平板状コイル30A、30B、30C、30Dを2次コイルとして使用した分割型トランスである。
つまり、図4(a)に示すように、本実施形態におけるトランス100は、コア10A、絶縁ケース20A及び平板状コイル(以下、2次コイルと称す)30Aからなるインダクタ1Aと、コア10B、絶縁ケース20B及び2次コイル30Bからなるインダクタ1Bと、コア10C、絶縁ケース20C及び2次コイル30Cからなるインダクタ1Cと、コア10D、絶縁ケース20D及び2次コイル30Dからなるインダクタ1Dと、環状に巻回形成された1次コイル40とから構成されている。
1次コイル40は、環状部41と、該環状部41の内側に形成された孔部42と有しており、さらに、1次コイル40の両端には1次側回路(スイッチング回路)と接続するための1次側接続端子P11、P12が接続されている。
このような1次コイル40の孔部42に対し、インダクタ1Aにおけるコア10Aの内磁脚13Aを嵌め込む(同時にコア10Aの溝部14A、15Aに1次コイル40の環状部41が嵌め込まれる)一方、インダクタ1Aと対向する側から、インダクタ1Bにおけるコア10Bの内磁脚13Bを嵌め込む(同時にコア10Bの溝部14B、15Bに1次コイル40の環状部41が嵌め込まれる)ことで、インダクタ1Aと1Bを1次コイル40を挟んで組み合わせ、同様に、インダクタ1Cと1Dとを1次コイル40を挟んで組み合わせることにより、図4(b)に示すようなトランス100が得られる。
なお、図4(b)に示すように、2次コイル30A、30B、30C、30Dの端子部37A、37B、37C、37Dには、2次側回路(整流回路)と接続するための2次側接続端子P21、P22、P23、P24が接続されている。また、以下では、説明の便宜上、2次コイル30Aと30Bの接続部分である端子部38A、38BをセンタータップCT1と称し、2次コイル30Cと30Dの接続部分である端子部38C、38DをセンタータップCT2と称する(図4(b)、(c)参照)。
図4(c)に示すように、トランス100の等価回路は、図3(b)に示した等価回路に、1次側接続端子P11、P12が両端に接続された1次コイル40が追加され、2次側が2系統に分割された構成となる。つまり、1次側接続端子P11、P12を介して1次コイル40に1次交流電圧を印加すると、1次コイル40と2次コイル30A、30B、30C、30Dのそれぞれの巻数比に応じた2次交流電圧が、2次側接続端子P21とセンタータップCT1の端子間、2次側接続端子P22とセンタータップCT1の端子間、2次側接続端子P23とセンタータップCT2の端子間、及び2次側接続端子P24とセンタータップCT2の端子間に発生することになる。
さらに、図5(a)及び(b)に示すように、本実施形態におけるトランス100は、一対のヒートシンク(放熱部材)51、52によって上下両側を挟み込まれた構成、言い換えれば、一対のコアの両表面と当接された一対の放熱部材を備えた構成となっている。つまり、一方のヒートシンク51は、インダクタ1Bのコア10Bの裏面10eと、インダクタ1Dのコア10Dの裏面10eに当接して共通配置され、他方のヒートシンク52は、インダクタ1Aのコア10Aの裏面10eと、インダクタ1Cのコア10Cの裏面10eに当接して共通配置されている。上記のようにヒートシンク51、52がトランス100に配置された状態で、ヒートシンク51側からネジ53を貫通させ、ヒートシンク52側から不図示のナットを用いてネジ53を締結することにより、トランス100にヒートシンク51、52を密着固定する。
以上のような構成を採用した本実施形態におけるトランス100によれば、トランス100の上下両側に放熱部材であるヒートシンク51、52を配置したことにより、従来技術と比べて、冷却効率の向上を図ることが可能となる。
〔スイッチング電源〕
続いて、本実施形態におけるスイッチング電源400について説明する。図6は、本実施形態におけるスイッチング電源400の回路構成図である。この図6に示すように、本実施形態におけるスイッチング電源400は、上述したトランス100と、トランス100の1次側に接続されたスイッチング回路200と、トランス100の2次側に接続された整流回路300とから構成されている。
トランス100は、図4(c)と同様に、1次側接続端子P11、P12が両端に接続された1次コイル40と、一端が2次側接続端子P21に接続され、他端がセンタータップCT1に接続された2次コイル30Aと、一端が2次側接続端子P22に接続され、他端がセンタータップCT1に接続された2次コイル30Bと、一端が2次側接続端子P23に接続され、他端がセンタータップCT2に接続された2次コイル30Cと、一端が2次側接続端子P24に接続され、他端がセンタータップCT2に接続された2次コイル30Dとから構成されている。
スイッチング回路200は、外部から入力される直流電圧を、スイッチング動作によって1次交流電圧に変換してトランス100の1次側に出力する回路であり、直流電圧を入力するための正極入力端子201及び負極入力端子202と、4つのトランジスタ203、204、205、206と、4つのスナバダイオード207、208、209、210と、共振コイル211とから構成されている。
各トランジスタ203、204、205、206は、例えばn型の電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transister)である。トランジスタ203と205のドレイン端子は正極入力端子201と接続され、トランジスタ204と206のソース端子は負極入力端子202と接続されている。そして、トランジスタ203のソース端子とトランジスタ204のドレイン端子が接続され、トランジスタ205のソース端子とトランジスタ206のドレイン端子が接続されている。なお、トランジスタ206のドレイン端子(トランジスタ205のソース端子)は、トランス100の1次側接続端子P12と接続されている。
また、図6では図示を省略しているが、各トランジスタ203、204、205、206のゲート端子はPWM(Pulse Width Modulation)制御回路と接続されている。つまり、各トランジスタ203、204、205、206のオン/オフ動作(スイッチング動作)は、PWM制御回路から各ゲート端子に入力されるPWM信号によって制御されている。
スナバダイオード207は、トランジスタ203のドレイン−ソース端子間に並列接続されている。スナバダイオード208は、トランジスタ204のドレイン−ソース端子間に並列接続されている。スナバダイオード209は、トランジスタ205のドレイン−ソース端子間に並列接続されている。スナバダイオード210は、トランジスタ206のドレイン−ソース端子間に並列接続されている。共振コイル211の一端はトランジスタ203のソース端子(トランジスタ204のドレイン端子)と接続され、他端はトランス100の1次側接続端子P11と接続されている。
一方、整流回路300は、トランス100から出力される2次交流電圧を、整流作用によって直流電圧に変換して外部に出力する回路であり、4つの整流ダイオード301、302、303、304と、2つの平滑コイル305、306と、3つの平滑コンデンサ307、308、309と、出力端子310とから構成されている。
整流ダイオード301のアノード端子はトランス100の2次側接続端子P21に接続され、カソード端子は平滑コイル305の一端と接続されている。整流ダイオード302のアノード端子はトランス100の2次側接続端子P22に接続され、カソード端子は平滑コイル305の一端と接続されている。整流ダイオード303のアノード端子はトランス100の2次側接続端子P23に接続され、カソード端子は平滑コイル306の一端と接続されている。整流ダイオード304のアノード端子はトランス100の2次側接続端子P24に接続され、カソード端子は平滑コイル306の一端と接続されている。
平滑コイル305の他端は、平滑コンデンサ307、309の一端及び出力端子310と接続されている。平滑コイル306の他端は、平滑コンデンサ308、309の一端及び出力端子310と接続されている。平滑コンデンサ307、308及び309の他端は共通のグランドラインに接続されており、その内、平滑コンデンサ307の他端はトランス100のセンタータップCT1にも接続され、平滑コンデンサ308の他端はトランス100のセンタータップCT2にも接続されている。つまり、トランス100のセンタータップCT1及びCT2は、整流回路300内において共通のグランドラインと接続されている。
このように、本実施形態におけるトランス100をスイッチング電源400のメイントランスとして利用する構成を採用することにより、放熱効率の高いスイッチング電源400を得ることが可能となる。
〔変形例〕
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、以下のような変形例が挙げられる。
(1)上記実施形態では、図1に示したような形状を有する平板状コイル(2次コイル)30を例示したが、この平板状コイル30は、少なくともコア10の側面10a、10bと溝部底面14a、15aを沿うような形状をしていれば良く、端子部37、38の有無や位置は特に限定されない。
(2)上記実施形態では、図4に示したように、トランス100として合成インダクタ(インダクタ1が2つ組み合わされたもの)を2組使用する分散型トランスを例示して説明したが、本発明に係るトランスはこれに限定されず、合成インダクタを1組、或いは3組以上の複数組使用するトランスを構成しても良い。また、複数組の合成インダクタを用いる場合、図5に示したように、一対のヒートシンク51、52をトランス100の両側で共通配置しても良いし、各組の合成インダクタンス毎に個別に配置しても良い。
(3)上記実施形態では、図5に示したように、一対のヒートシンク51、52が完全に分離された状態を例示して説明したが、放熱効果を高めるために、ヒートシンク51と52とを機械的に結合して熱結合させるような構成を採用しても良い。
(4)上記実施形態では、図6に示したような回路構成のスイッチング回路200と整流回路300を有するスイッチング電源400を例示して説明したが、これらの回路構成はあくまで一例であり、スイッチング電源400に要求される性能や仕様、或いはトランス100の構成に応じて、スイッチング回路200と整流回路300の回路構成を適宜変更しても良い。
1…インダクタ、10…コア、20…絶縁ケース、30…平板状コイル(2次コイル)、40…1次コイル、51、52…ヒートシンク(放熱部材)、100…トランス、200…スイッチング回路、300…整流回路、400…スイッチング電源

Claims (3)

  1. 両端部に形成された外磁脚と該外磁脚間に形成された内磁脚とを有する一対のコアを、前記外磁脚及び前記内磁脚が対向するように組み合わせたコア部材と、
    前記外磁脚と前記内磁脚とによって形成される空間を利用して、前記コア部材の前記内磁脚の周囲に巻回された1次コイルと、
    前記コアの側面及び前記外磁脚と前記内磁脚との間の溝部底面を沿うように前記コア部材に設けられており、前記外磁脚と前記内磁脚とによって形成される空間において前記1次コイルを挟み込むようにされている2次コイルと、
    前記コア部材の両表面と当接された一対の放熱部材と、
    を備えることを特徴とするトランス。
  2. 複数の前記コア部材が隣り合うように配置されており、
    前記一対の放熱部材は、複数の前記コア部材における前記両表面に共通配置されていることを特徴とする請求項1に記載のトランス。
  3. 請求項1または2に記載のトランスと、
    前記トランスの1次側に接続されたスイッチング回路と、
    前記トランスの2次側に接続された整流回路と、
    を備えることを特徴とするスイッチング電源。
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