JP5461232B2 - トランス及びスイッチング電源 - Google Patents

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本発明は、トランス及びスイッチング電源に関する。
近年では、車両の燃費性能及び環境保護性能を向上させる技術の1つとして、車両にエンジンとモータの2つの動力源を搭載し、走行状況に応じて両者を協調制御するハイブリッドシステムの導入が進んでいる。このハイブリッドシステムでは、モータを駆動する場合、高電圧バッテリから出力される直流電圧をインバータによって3相交流電圧に変換してモータに供給することが一般的である。
また、このハイブリッドシステムでは、インバータの入力側に設けられた平滑コンデンサにスイッチング電源を接続し、モータ駆動時に平滑コンデンサに蓄えられた高電圧電力を、スイッチング電源によって低電圧電力に変換して低電圧バッテリに蓄えることにより、エネルギー効率の向上及び感電事故の防止を図っている。
このように車両に搭載されるスイッチング電源には、高い信頼性に加えて高性能化、小型化及び低コスト化が要求されるため、従来から様々な改良技術が提案されている。例えば、下記特許文献1には、小型化、部品点数の削減が可能で放熱性の良好なDC−DCコンバータ(スイッチング電源)の構成が開示されており、また、下記特許文献2には、ブスバー(バスバーともいう)の引き回しが簡素で、配線基板の強度向上が不要であり、トランスまたはチョークコイルの長寿命化が可能なDC−DCコンバータの構成が開示されている。
特開2007−221919号公報 特開2000−14149号公報
上記特許文献1及び2に開示されたスイッチング電源の構成では、トランスと平滑コイルを別々に構成しているため、組み付け点数が多くなり、装置全体が大型化する虞があった。また、組み付けレイアウト上、トランスと平滑コイル間の距離が長くなるため、インダクタンスが大きくなり、その結果、回路損失が大きくなる虞があった。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、小型化及び回路損失の低減を図ることの可能なトランス及びスイッチング電源を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明では、トランスに係る第1の解決手段として、コアに配置された平滑コイルを備えるトランスであって、対向するように組み合わされた一対の第1コアの各々に凸部を有し、前記複数の第1コアの各々と一体的に組み合わされた第2コアとを備える、という手段を採用する。
これによると、従来ではトランスの外部に設けていた平滑コイルを、トランスに一体的に組み込んだ構成としたことにより、スイッチング電源の組み付け点数を少なくして、装置全体を小型化することができる。また、トランスに平滑コイルを一体的に組み込んだ構成としたことにより、トランスと平滑コイルとの距離を短くでき、回路損失を低減することができる。
また、トランスに係る第2の解決手段として、上記第1の解決手段において、前記複数の第1コアと前記第2コアとの対面部位をE字形状とした、という手段を採用する。
これによると、トランスにおける1次コイルと2次コイルの配置を容易にし、より小型化を図ることができる。
さらに、本発明では、スイッチング電源に係る解決手段として、上記第1または第2の解決手段を有するトランスと、前記トランスの1次側に接続されたスイッチング回路と、前記トランスの2次側に接続された整流回路とを備える、という手段を採用する。
これによると、装置全体の小型化及び回路損失の低減を実現したスイッチング電源を得ることができる。
本発明によれば、小型化及び回路損失の低減を図ることの可能なトランス及びスイッチング電源を提供することができる。
本実施形態におけるインダクタ1の分解斜視図及び組立て後の斜視図である。 2つのインダクタ1を組み合わせて得られる合成インダクタの斜視図及びその等価回路図である。 図2に示す合成インダクタを2つ隣り合うように配置した状態を示す斜視図及びその等価回路図である。 本実施形態におけるトランス100の斜視図(1次コイル省略)及び各方向からトランス100を視た矢視図である。 本実施形態におけるトランス100の斜視図(1次コイル有り)及び等価回路図である。 本実施形態におけるスイッチング電源400の回路構成図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下では、説明の便宜上、本実施形態におけるトランス及びスイッチング電源を説明するに当って、始めにトランスの構成部品であるインダクタについて説明する。
〔インダクタ〕
図1(a)は、本実施形態におけるインダクタ1の分解斜視図であり、図1(b)は、組立て後におけるインダクタ1の斜視図である。これらの図に示すように、本実施形態におけるインダクタ1は、コア10、絶縁ケース20及び平板状コイル30から構成されている。
コア10は、例えば平面的に矩形をなすE字型のフェライトコアであり、長辺方向の両端部に突出するように形成された外磁脚11及び12と、これら外磁脚11と12との間の中間位置において並列的に突出するように形成された内磁脚13とを有している。これら外磁脚11、12の頂上面11a、12aと、内磁脚13の頂上面13aは平面的に矩形をなし、互いに同一の高さとなるように寸法設定されている。
また、コア10において、外磁脚11と内磁脚13との間には底面14aを有する溝部14が形成され、外磁脚12と内磁脚13との間には底面15aを有する溝部15が形成されている。なお、コア10において、一方のE字形状の側面を10a、他方のE字形状の側面を10b、一方の矩形状の側面を10c、他方の矩形状の側面を10d、各磁脚頂上面11a、12a及び13aに対して反対側の面(裏面)を10eとする。
絶縁ケース20は、コア10の各磁脚頂上面11a、12a及び13aと裏面10eとが露出し、その他の面が被覆されるように加工形成された絶縁部材である。つまり、この絶縁ケース20には、コア10の各磁脚頂上面11a、12a及び13aを露出させるための開口部21、22、23と、裏面10eを露出させるための開口部24とが設けられている。このような絶縁ケース20をコア10に装着することで、コア10の各磁脚頂上面11a、12a、13a及び裏面10eは外部に露出する一方、各溝部底面14a、15a及び各側面10a、10b、10c、10dを含む他の面は絶縁ケース20によって被覆された状態となる(図1(b)参照)。
平板状コイル30は、コア10の側面10a、10b、10d及び溝部底面14a、15aを沿うように折り曲げ加工によって形成された平板状配線部材(バスバー)である。つまり、この平板状コイル30は、コア10の側面10aを沿うように形成された導電路31と、溝部底面14a、15aを沿うように形成された導電路32、33と、側面10bを沿うように形成された導電路34、35と、側面10dを沿うように形成された導電路36とを有している。
詳細には、導電路31は、コア10の側面10aにおいて溝部14から15までの区間を沿うように、コア10の長辺方向と平行に延設されている。導電路32は、溝部底面14aの全区間を沿うように、導電路31の溝部14側の端部から屈曲してコア10の短辺方向と平行に延設されている。導電路33は、溝部底面15aの全区間を沿うように、導電路31の溝部15側の端部から屈曲してコア10の短辺方向と平行に延設されている。
導電路34は、コア10の側面10bにおいて溝部14から側面10dまでの区間を沿うように、導電路32の側面10b側の端部から屈曲してコア10の長辺方向と平行に延設されている。導電路35は、コア10の側面10bにおける溝部15から側面10cまでの区間を沿うように、導電路33の側面10b側の端部から屈曲してコア10の長辺方向と平行に延設されている。導電路36は、コア10の側面10dにおいて側面10bから中央位置までの区間を沿うように、導電路34の側面10d側の端部から屈曲してコア10の短辺方向と平行に延設されている。
また、この平板状コイル30は、導電路35の端部(導電路33に対して反対側の端部)からコア10の短辺方向に屈曲して形成された端子部37と、導電路36の端部(導電路34に対して反対側の端部)からコア10の長辺方向に屈曲して形成された端子部38とを有している。これら端子部37、38には、それぞれネジ止め固定を可能とする貫通孔37a、38aが設けられている。このような平板状コイル30を、絶縁ケース20が装着されたコア10に絶縁ケース20の上から配置することで、図1(b)に示すインダクタ1が得られる。
図2(a)は、上述した構成のインダクタ1を2つ使用し、絶縁ケース20及び平板状コイル30がそれぞれ付加された状態で、2つのコア10をそれぞれの各磁脚頂上面11a、12a及び13aが対向して当接するように組み合わせた状態を示す斜視図である。なお、図2(a)では、2つのインダクタ1を区別するために、一方のインダクタ1及びその構成要素の符号に「A」を付記し、他方のインダクタ1及びその構成要素の符号に「B」を付記している。また、以下の説明において、必ずしも両者を区別する必要がない場合には、符号に「A」或いは「B」を付記しない場合がある。
図2(a)に示すように、同一構成の2つのインダクタ1A、1Bを組み合わせることにより、2つの平板状コイル30A、30Bの端子部38A、38Bは、外磁脚11側の側面10dの中央位置で重なり合って接続し、2つの平板状コイル30A、30Bの端子部37A、37Bは、外磁脚12側の側面10cで離間する。言い換えれば、2つのインダクタ1A、1Bを組み合わせた場合に、図2(a)に示す状態となるように、平板状コイル30は加工形成されている。
また、図2(a)に示すように、2つのインダクタ1A、1Bにおけるコア10A、10Bが組み合わされることで、両者の外磁脚11と内磁脚13との間の溝部14による空間S1が形成され、両者の外磁脚12と内磁脚13との間の溝部15による空間S2が形成される。これらの空間S1、S2を利用して1次コイルを巻回することで、後述するような平板状コイル30A、30Bを2次コイルとして使用するトランス100を得ることが可能となる。
図2(b)は、図2(a)のように組み合わされたインダクタ1A、1B(以下、合成インダクタと称す)の等価回路図である。この図2(b)に示すように、合成インダクタの等価回路は、コア10Aに巻回されて一端を端子部37A、他端を端子部38Aとする平板状コイル30Aと、コア10Bに巻回されて一端を端子部37B、他端を端子部38Bとする平板状コイル30Bとが直列接続された構成となる。つまり、平板状コイル30Aと30Bの接続部分である端子部38A、38Bは、平板状コイル30Aと30Bをトランスの2次コイルとして使用した場合のセンタータップとして利用できる。
図3(a)は、図2(a)に示す合成インダクタを、さらにもう1組用意して隣り合うように配置した状態を示す斜視図である。なお、図3(a)では、追加したもう1組の合成インダクタを構成する一方のインダクタ1及びその構成要素の符号に「C」を付記し、他方のインダクタ1及びその構成要素の符号に「D」を付記している。
つまり、等価回路としては、図3(b)に示すように、コア10Cに巻回されて一端を端子部37C、他端を端子部38Cとする平板状コイル30Cと、コア10Dに巻回されて一端を端子部37D、他端を端子部38Dとする平板状コイル30Dとが直列接続された部分が追加される。この場合、平板状コイル30Cと30Dの接続部分である端子部38C、38Dは、平板状コイル30Cと30Dをトランスの2次コイルとして使用した場合のセンタータップとして利用できる。以下では、説明の便宜上、2次コイル30Aと30Bの接続部分である端子部38A、38BをセンタータップCT1と称し、2次コイル30Cと30Dの接続部分である端子部38C、38DをセンタータップCT2と称する。
このように2つの合成インダクタを隣り合うように配置した構成において、2つの合成インダクタのそれぞれに形成される空間S1、S2を利用して1次コイルを巻回し、平板状コイル30A、30B、30C、30Dをトランスの2次コイルとして使用すると、後述のような2次側が2系統に分割された分割型のトランス100を得ることができる。
〔トランス〕
続いて、本実施形態におけるトランス100について説明する。図4(a)は、本実施形態におけるトランス100の斜視図であり、図4(b)は、図4(a)に示すトランス100のb矢視図であり、図4(c)は、図4(a)に示すトランス100のc矢視図であり、図4(d)は、図4(a)に示すトランス100のd矢視図であり、図4(e)は、図4(a)に示すトランス100のe矢視図であり、図4(f)は、図4(a)に示すトランス100のf矢視図である。なお、これらの図では、1次コイルの図示を省略している(1次コイルが巻回された状態のトランス100については図5を参照)。
図4(a)〜(e)に示すように、本実施形態におけるトランス100は、図3(a)に示した2組の合成インダクタの平板状コイル30A、30B、30C、30Dを2次コイルとして使用した分割型トランスであり、インダクタ1Aのコア10A及びインダクタ1Cのコア10Cの各々に当接する凸部51、52を有し、各コア10A、10Cと一体的に組み合わされたC型コア50と、このC型コア50において隣り合う凸部51、52の間に形成された溝部53を沿うように配置された平板状の平滑コイル60と、をさらに備えている。
平滑コイル60の一端はセンタータップCT1及びCT2に向かって折り曲げられ、その先端部にはセンタータップCT1及びCT2に共通接続される共通接続部61が設けられている。この共通接続部61の両側には、貫通孔61a、61bが形成されており、センタータップCT1及びCT2と一体的にネジ止め固定することが可能となっている。平滑コイル60の他端は2次コイルの端子部(以下、2次側接続端子と称す)37A、37B、37C、37Dに向かって延ばされ、その先端部には貫通孔62aが形成されたグランド接続部62が設けられている。
図5(a)は、上記のトランス100において、1次側回路(スイッチング回路)と接続するための1次側接続端子41、42が設けられた1次コイル40が、2組の合成インダクタのそれぞれに形成される空間S1、S2を利用して巻回された状態を示す斜視図であり、図5(b)は、その状態におけるトランス100の等価回路図である。
図5(b)に示すように、トランス100の等価回路は、図3(b)に示した等価回路において、センタータップCT1及びCT2が平滑コイル60の共通接続部61に共通接続され、1次側接続端子41、42が両端に接続された1次コイル40が追加された構成となる。つまり、1次側接続端子41、42を介して1次コイル40に1次交流電圧を印加すると、1次コイル40と2次コイル30A、30B、30C、30Dのそれぞれの巻数比に応じた2次交流電圧が、2次側接続端子37AとセンタータップCT1との端子間、2次側接続端子37BとセンタータップCT1との端子間、2次側接続端子37CとセンタータップCT2との端子間、2次側接続端子37DとセンタータップCT2との端子間に発生することになる。
以上のように、本実施形態におけるトランス100によれば、従来ではトランス100の外部に設けていた平滑コイル60を、トランス100に一体的に組み込んだ構成としたことにより、後述のスイッチング電源400の組み付け点数を少なくして、装置全体を小型化することができる。また、トランス100に平滑コイル60を一体的に組み込んだ構成としたことにより、トランス100と平滑コイル60との距離を短くでき、回路損失を低減することができる。さらに、各インダクタ1のコア10とC型コア50との対面部位をE字形状としたことにより、1次コイル40と2次コイル30の配置を容易にし、より小型化を図ることができる。
〔スイッチング電源〕
続いて、本実施形態におけるスイッチング電源400について説明する。図6は、本実施形態におけるスイッチング電源400の回路構成図である。この図6に示すように、本実施形態におけるスイッチング電源400は、上述したトランス100と、トランス100の1次側に接続されたスイッチング回路200と、トランス100の2次側に接続された整流回路300とから構成されている。
トランス100の回路構成は、図5(b)と同様であるので説明を省略する。スイッチング回路200は、外部から入力される直流電圧を、スイッチング動作によって1次交流電圧に変換してトランス100の1次側に出力する回路であり、直流電圧を入力するための正極入力端子201及び負極入力端子202と、4つのトランジスタ203、204、205、206と、4つのスナバダイオード207、208、209、210と、共振コイル211とから構成されている。
各トランジスタ203、204、205、206は、例えばn型の電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transister)である。トランジスタ203と205のドレイン端子は正極入力端子201と接続され、トランジスタ204と206のソース端子は負極入力端子202と接続されている。そして、トランジスタ203のソース端子とトランジスタ204のドレイン端子が接続され、トランジスタ205のソース端子とトランジスタ206のドレイン端子が接続されている。なお、トランジスタ206のドレイン端子(トランジスタ205のソース端子)は、トランス100の1次側接続端子42と接続されている。
また、図6では図示を省略しているが、各トランジスタ203、204、205、206のゲート端子はPWM(Pulse Width Modulation)制御回路と接続されている。つまり、各トランジスタ203、204、205、206のオン/オフ動作(スイッチング動作)は、PWM制御回路から各ゲート端子に入力されるPWM信号によって制御されている。
スナバダイオード207は、トランジスタ203のドレイン−ソース端子間に並列接続されている。スナバダイオード208は、トランジスタ204のドレイン−ソース端子間に並列接続されている。スナバダイオード209は、トランジスタ205のドレイン−ソース端子間に並列接続されている。スナバダイオード210は、トランジスタ206のドレイン−ソース端子間に並列接続されている。共振コイル211の一端はトランジスタ203のソース端子(トランジスタ204のドレイン端子)と接続され、他端はトランス100の1次側接続端子41と接続されている。
一方、整流回路300は、トランス100から出力される2次交流電圧を、整流作用によって直流電圧に変換して外部に出力する回路であり、4つの整流ダイオード301、302、303、304、平滑コンデンサ305及び出力端子306から構成されている。
整流ダイオード301のアノード端子はトランス100の2次側接続端子37Aに接続され、カソード端子は出力端子306と接続されている。整流ダイオード302のアノード端子はトランス100の2次側接続端子37Bに接続され、カソード端子は出力端子306と接続されている。整流ダイオード303のアノード端子はトランス100の2次側接続端子37Cに接続され、カソード端子は出力端子306と接続されている。整流ダイオード304のアノード端子はトランス100の2次側接続端子37Dに接続され、カソード端子は出力端子306と接続されている。平滑コンデンサ305の一端は出力端子306に接続され、他端は共通のグランドラインに接続されている。また、トランス100の平滑コイル60のグランド接続端子62も、共通のグランドラインと接続されている。
このように、本実施形態におけるトランス100をスイッチング電源400のメイントランスとして利用する構成を採用することにより、装置全体の小型化及び回路損失の低減を図ることの可能なスイッチング電源400を得ることができる。
〔変形例〕
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、以下のような変形例が挙げられる。
(1)上記実施形態では、図1に示したような形状を有する平板状コイル(2次コイル)30を例示したが、この平板状コイル30は、少なくともコア10の側面10a、10bと溝部底面14a、15aを沿うような形状をしていれば良く、端子部37、38の有無や位置は特に限定されない。
(2)上記実施形態では、図4に示したように、トランス100として合成インダクタ(インダクタ1が2つ組み合わされたもの)を2組使用する分散型トランスを例示して説明したが、本発明に係るトランスはこれに限定されず、合成インダクタを1組、或いは3組以上の複数使用するトランスを構成しても良い。また、複数の合成インダクタを用いる場合には、C型コア50(第2コア)の形状を適宜変更すれば良い。
(3)上記実施形態では、図6に示したような回路構成のスイッチング回路200と整流回路300を有するスイッチング電源400を例示して説明したが、これらの回路構成はあくまで一例であり、スイッチング電源400に要求される性能や仕様、或いはトランス100の構成に応じて、スイッチング回路200と整流回路300の回路構成を適宜変更しても良い。
1…インダクタ、10…コア(第1コア)、20…絶縁ケース、30…平板状コイル(2次コイル)、40…1次コイル、50…C型コア(第2コア)、60…平滑コイル、100…トランス、200…スイッチング回路、300…整流回路、400…スイッチング電源

Claims (2)

  1. 両端部に形成された外磁脚と該外磁脚間に形成された内磁脚とを有する一対の第1コアを、前記外磁脚及び前記内磁脚が対向するように組み合わせた複数のコア部材と、
    前記外磁脚と前記内磁脚とによって形成される空間を利用して、前記複数のコア部材の前記内磁脚の周囲に巻回された1次コイルと、
    前記第1コアの側面及び前記外磁脚と前記内磁脚との間の溝部底面を沿うように前記複数のコア部材の各々に設けられた2次コイルと、
    前記複数のコア部材に対応する凸部を有しており、対応する前記凸部を前記複数のコア部材にそれぞれ当接させて前記複数のコア部材と一体的に組み合わされた第2コアと、
    前記第2コアの前記凸部の間に形成された溝部に沿うように配置され、前記2次コイルと電気的に接続される平滑コイルと
    を備えることを特徴とするトランス。
  2. 請求項1に記載のトランスと、
    前記トランスの前記1次コイルに接続されたスイッチング回路と、
    前記トランスの前記2次コイルに接続された整流回路と、
    を備えることを特徴とするスイッチング電源。
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