JP5783112B2 - 塗布工具 - Google Patents
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Description
そして、塗布液タンクから供給ポンプによって塗布ヘッドのポケット内に供給された塗布液が、スロット内を流通して塗布ヘッドの先端から吐出されることにより、この塗布ヘッドの先端に対して相対的に移動する被塗布物の表面に塗布液が塗布されるようになっている。
すなわち、超硬合金からなるエッジ部材と、ステンレス鋼等の鋼材からなるエッジ支持体との互いの熱膨張係数の違いから、ろう付け時にはエッジ部材がエッジ支持体先端に真っ直ぐに取り付けられていたとしても、当該塗布工具の使用時においては、エッジ部材にその長手方向(被塗布物においては幅方向)に沿って反りや曲がりが生じてしまい、これによって被塗布物に塗布される塗布物の層厚が不均一になることがあった。
しかしながら、エッジ部材とクランプ駒とをろう付けで接合した場合には、ろう付け領域を低減しているとはいえ、やはりエッジ部材に変形が生じる可能性があり、またエッジ部材とクランプ駒とを接着剤で接着した場合には、前述のような変形を防止できるとはいえ、クランプネジの締め付け具合や経時的な変質などにより当該接着部分に剥離が生じる可能性がある。
すなわち、本発明は、複数のヘッド部材から構成される塗布ヘッドを有し、これらヘッド部材の互いに間隔をあけて対向する内側面同士の間に、前記塗布ヘッドの先端に開口して該塗布ヘッドの長手方向に延びる溝状のスロットが画成され、塗布液が前記スロット内を流通して前記塗布ヘッドの先端から吐出される塗布工具であって、前記ヘッド部材は、超硬合金からなり、前記スロットを形成するエッジ部材と、前記エッジ部材が先端に取り付けられるとともに、該エッジ部材の少なくとも前記内側面とは反対側を向く外側面を支持するエッジ支持体と、前記エッジ部材を前記エッジ支持体に取り付ける取付部材と、を備え、前記エッジ部材の前記外側面には、前記長手方向に延びる溝部が形成され、前記溝部の溝幅は、その開口部よりも底部が大きくされており、前記取付部材は、前記長手方向に延び、前記溝部に係合されることにより、前記エッジ部材に対して該溝部の底部から開口部側へ向けた移動が規制される係合部と、前記係合部に設けられ、前記エッジ支持体を挿通するネジ部材が螺着されるとともに、このネジ部材をねじ回すことで該係合部を前記溝部の底部から開口部側へ引き込み可能な螺着部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の塗布工具において、前記係合部の当接面は、前記溝幅方向に背向して一対形成されており、前記係合部における一対の当接面同士は、前記溝部の当接面の傾斜形状に対応して、前記溝部の底部から開口部側へ向かうに従い漸次互いの距離を接近させるように傾斜して形成されていることとしてもよい。
図1に示されるように、本実施形態の塗布工具1は、例えば可撓性を有するシート状部材やパネル状部材などの被塗布物Sの表面に、塗布液を所定の層厚となるように塗布するものである。
尚、本明細書では、塗布ヘッド3から被塗布物Sへ向けて塗布液が吐出される向き(図1における下側)を先端側といい、前記先端側とは反対へ向かう方向(図1における上側)を基端側という。また、前記長手方向とは、図1の紙面に垂直な方向である。
尚、例えば特開2004−66016号公報の図2及び図3に示されるように、本実施形態の塗布ヘッド3は、移動方向Aに隣接する3つ以上のヘッド部材2から構成されるとともに、これらヘッド部材2同士の間にそれぞれスロット5が形成されていて、被塗布物Sの表面に塗布液が複数の層をなすように同時に塗布可能な構成とされていてもよい。
図2(a)(b)に示されるように、溝部12は、エッジ部材6の前記長手方向に沿う全長に亘って形成されているとともに、該長手方向の両端面及び外側面7にそれぞれ開口されている。
2(2A、2B) ヘッド部材
3 塗布ヘッド
4 内側面
5 スロット
6 エッジ部材
7 外側面
8 エッジ支持体
9 取付部材
11 エッジ部材の内側面
12 溝部
13 内壁(溝部の当接面)
14 底壁(溝部の底部)
19 エッジ支持体の内側面
22 係合部
23 螺着部
24 ネジ部材
25 外壁(係合部の当接面)
Claims (5)
- 複数のヘッド部材から構成される塗布ヘッドを有し、これらヘッド部材の互いに間隔をあけて対向する内側面同士の間に、前記塗布ヘッドの先端に開口して該塗布ヘッドの長手方向に延びる溝状のスロットが画成され、塗布液が前記スロット内を流通して前記塗布ヘッドの先端から吐出される塗布工具であって、
前記ヘッド部材は、
超硬合金からなり、前記スロットを形成するエッジ部材と、
前記エッジ部材が先端に取り付けられるとともに、該エッジ部材の少なくとも前記内側面とは反対側を向く外側面を支持するエッジ支持体と、
前記エッジ部材を前記エッジ支持体に取り付ける取付部材と、を備え、
前記エッジ部材の前記外側面には、前記長手方向に延びる溝部が形成され、前記溝部の溝幅は、その開口部よりも底部が大きくされており、
前記取付部材は、
前記長手方向に延び、前記溝部に係合されることにより、前記エッジ部材に対して該溝部の底部から開口部側へ向けた移動が規制される係合部と、
前記係合部に設けられ、前記エッジ支持体を挿通するネジ部材が螺着されるとともに、このネジ部材をねじ回すことで該係合部を前記溝部の底部から開口部側へ引き込み可能な螺着部と、を備えることを特徴とする塗布工具。 - 請求項1に記載の塗布工具であって、
前記溝部と前記係合部とが互いに当接する当接面同士は、接着剤により接着されていることを特徴とする塗布工具。 - 請求項1又は2に記載の塗布工具であって、
前記溝部と前記係合部とが互いに当接する当接面同士のうち、前記溝部の当接面は、該溝部の溝幅方向に対向して一対形成されており、
前記溝部における一対の当接面同士は、前記溝部の底部から開口部側へ向かうに従い漸次互いの距離を接近させるように傾斜して形成されていることを特徴とする塗布工具。 - 請求項3に記載の塗布工具であって、
前記係合部の当接面は、前記溝幅方向に背向して一対形成されており、
前記係合部における一対の当接面同士は、前記溝部の当接面の傾斜形状に対応して、前記溝部の底部から開口部側へ向かうに従い漸次互いの距離を接近させるように傾斜して形成されていることを特徴とする塗布工具。 - 請求項1〜4のいずれか一項に記載の塗布工具であって、
前記溝部の底部と前記係合部との間には、空間が設けられているとともに、前記溝部と前記係合部との係合による固定前の状態において、前記溝部に対する前記係合部の少なくとも前記長手方向へ向けた移動が許容されていることを特徴とする塗布工具。
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