JP5782656B2 - 津波避難装置 - Google Patents

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Description

本発明は、津波避難装置に関する。
先般の東日本大震災の津波襲来に先立って下記のような津波避難装置が提案されている。
特開2008−14112
特許文献1に開示された津波避難装置によれば、津波から避難して助かることができるのであるが、東日本大震災において発生した津波は、想定を大きく超えるものであるとともに地盤沈下もあって20mを超えるところもあった。そうした観点から津波避難装置(タワー)の高さも高く見直される傾向にあるが、単に高さを高くするだけでは装置への負荷が想定以上に増大する傾向となるため限界が見えてきているのが現状である。
本発明は、このような問題を解決しようとするものであり、タワー型津波避難装置のみに頼ることなく他の手段により津波からの避難を可能にした津波避難装置を提供することを目的とする。
本発明は上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、避難口と避難室とを有するカプセル型とされ避難口が地上に位置するようにして全体が地下に埋設される方式とされるカプセル埋設型の津波避難装置の近くに、支柱とその上端の避難ステージおよび同ステージへ至る登降手段とで構築されたタワー型の津波避難構造体を配備してなる津波避難装置であって、前記カプセル埋設型の津波避難装置の避難室は、上端が開放状とされたパイプ状の支柱に対しパイプを通じて連通状とされ、このパイプおよび支柱は避難室の内部ガスの排出と避難室への外部酸素の導入の経路となっていることを特徴とする
上述したように本発明は、避難口と避難室とを有するカプセル型とされ避難口が地上に位置するようにして全体が地下に埋設される方式とされるカプセル埋設型の津波避難装置の近くに、支柱とその上端の避難ステージおよび同ステージへ至る登降手段とで構築されたタワー型の津波避難構造体を配備してなる津波避難装置であって、前記カプセル埋設型の津波避難装置の避難室は、上端が開放状とされたパイプ状の支柱に対しパイプを通じて連通状とされ、このパイプおよび支柱は避難室の内部ガスの排出と避難室への外部酸素の導入の経路となっていることを特徴とするので、タワー型津波避難装置のみに頼ることなく他の手段により津波からの避難を可能にした津波避難装置を提供することができる。
本発明の一実施形態を示す津波避難装置を示す縦断左側面図。 他の実施形態を示す左側面図。 他の実施形態を示す側断面図。 他の実施形態を示す左側断面図。 図4のA−A線断面図。 図4の津波避難装置の避難時の様子を示す断面図。 他の実施形態を示す左側断面図。 図7の津波避難装置の避難時の様子を示す断面図。 他の実施形態を示す左側断面図。 図9の津波避難装置の左側外観図。 図10の津波避難装置の避難時の様子を示す外観図。 他の津波避難装置の実施形態を避難時の様子と共に示す左側面図。 他の実施形態を示す側面図。 他の実施形態を示す図15の平面図。 図14の側面図。 他の津波避難装置の実施形態を示す平面図。 他の津波避難装置の実施形態を示す斜視図。 他の津波避難装置の実施形態を示す側面図。 他の津波避難装置の実施形態を示す斜視図。 他の津波避難装置の実施形態を示す斜視図。 他の津波避難装置の実施形態を示す斜視図。 他の津波避難装置の実施形態を示す斜視図。 他の津波避難装置の実施形態を示す斜視図。
以下、本発明の一実施形態を説明する。各実施形態で説明する各案は関係する他の実施形態においても適用することができる。
図1は津波避難装置の一実施形態を示すもので、その1つは、津波避難タワーとも称されるもので、同タワーは、例えば、4本の基礎杭1上にそれぞれ接続されて立設されたパイプ製の支柱2と、これら支柱2間を上下数段にわたって互いに連結する梁3、および上端の避難ステージ4とでなるとともに、階段である登降手段5で避難ステージ4に避難可能になっている。6は中間避難ステージ、7は屋上手摺である。こうしたタワーには、津波の襲来する方向+Xに合わせて緩衝杭8が前方設置されており、必要により同緩衝杭8と支柱2とが連結パイプ9で連結されている場合もある。引き波−Xの側にも緩衝杭8が設けられることもある。
こうしたタワーは避難ステージ4の上面が8m前後に設定されるが、先の震災による見直しにより地域によっては15m〜20m、あるいはそれ以上に設定する。タワーの高さを単に高くするとそれにより受ける負荷も倍加し、しかも余り高くすると避難するにも時間がかかって安全性に問題が出てくる。そうした観点から、この実施形態では、タワーのもつ防御機能をうまく活用してその近くに、津波襲来高さに影響を受けない避難カプセル(別の津波避難装置)10を付帯装備して埋設防護型となしさらに酸素供給機能や内部発生ガスの排出機能も同タワーの構成部材を利用することで安全確実に得られるようにしたものである。
カプセル10は、RC製、鋼鉄製あるいはFRP製などで長丸筒状あるいは長角筒状に形成してその大部分が地盤内に埋設される方式で固定されるとともに、その上部には避難口を密閉する避難蓋11を備えた突隆部12を強度のあるものに一体形成して、同突隆部12内には、避難蓋11を開けて避難室A内へ避難するための垂直配列のステップ13を設け、さらに、室内には垂直ステップ13からの避難者を受け入れるように踊り場14とそれに続く左右別れ型の階段(あるいはすべり路)15を備え付けることで室内に避難可能としたものである。階段15は1本でもよい。また、カプセル10は複数基配備することがある。この場合、複数基相互を連通させることもできる。同カプセル10は、埋設式以外に地盤上に固定して設置することもある。
このカプセル10は、酸素ボンベ16を備えるとともに酸素補給タンク17を備えたり必要に応じて酸素マスクなども常備しておくことができる。それとは別に、現実に津波の襲来があったときに脱出不能なこともあるため、前記タワーのパイプ製支柱2を空気・ガスの流通経路として活用し、その基部とカプセル10とを空気・ガス連通パイプ18で接続する一方、支柱2の上端(あるいは中途でもよい)にエルボ状の端パイプ19を連通状に備えてそこを通じて空気を吸入したりガスを排出したりする。一方の支柱2を空気の流通パイプとし他の支柱2を廃棄ガスの排出パイプとしてもよい。この場合、空気吸入には、経路のいずれかに吸入ポンプを装備して強制的に空気吸入が行われるようにしてもよい。このポンプは、太陽光発電によったり手動によったりする。
また、緩衝杭8および連結パイプ9を空気ガス吸排用の経路の一部に利用してもよい。
さらに、緩衝杭8を図示のように直径を60〜100cmなどに太くしておくことで、その内周にステップ20を配備しておくことで、密閉蓋21を通じて脱出可能に構成することもできる。密閉蓋21はそれを開くことで空気ガス吸排用に利用することもできる。
また、図に仮想線で示すように、階段5の背方下にカプセル10を配して津波+Xで被害を受けないようにして避難可能に構成することもできる。
前記カプセル10は、タワーに付帯して設置したが、独立して設置することもできる。
尚、右上欄に示すように、酸素補給パイプaと排ガスパイプbは、支柱2外周の長手方向に添ったものにしてもよい。また、同右欄図の下側に示すように、支柱2の下部に連通パイプ18を突設してカプセル10内に連通させる一方、支柱2の上端にガス抜きパイプ23を突設することにより、カプセル10内で発生した炭酸ガス類をパイプ23からいつでも抜き出せるようにするとともに、端パイプ19に接続した内通パイプ24を支柱2内から連通パイプ18内を通ってカプセル10内に連通するようにすることで、カプセル10内への酸素供給を可能としてもよい。この場合、内通パイプ24の下端に酸素(エアー)導入ポンプ25を手動(あるいは電動)用として備えて積極的な酸素供給を可能とすることができる。また、このポンプ25にゴムベルトやチェーンなどにより連動して内ガスを排出可能なようにガス排出ポンプ26を連通パイプ18の端部に備えてもよい。
図2は他の実施形態を示す。同実施形態の津波避難装置は、タワータイプのもので、例えば、4本の基礎杭1上にそれぞれ接続されて立設されたパイプ製の支柱2と、これら支柱2間を上下数段にわたって互いに連結する梁3、および上端の避難ステージ台枠4とでなるとともに、階段である登降手段5により避難ステージフレーム30に避難可能になっている。6は中間避難ステージである。避難ステージフレーム30は、底面と4方の壁板とを有する上端開放型のフレーム体であり、避難ステージフレーム30上に固定されていて密閉可能な扉31を開けることで階段5から入ることができるようになっている。この避難ステージフレーム30は、右欄に示すように、想定より高い津波が襲来してきて一定の浮力が作用すると底のロックピン32が台枠4から抜脱して矢印のように浮き上がって津波とともに安全に流れるように構成してもよい。ロックピン32に代えてリンクチェーンやワイヤロープなどのアンカーで結んでおいてもよい。
こうしたタワーには、津波の襲来する方向+Xに合わせて緩衝杭8が前方設置されており、必要により同緩衝杭8と支柱2とが連結パイプ9で連結される場合もある。引き波−Xの側にも緩衝杭8が設けられることもある。
この実施形態には他の提案例も含まれている。34は浮上型避難カプセルで、同避難カプセル34は、タワーの中央に固定して立設したガイドレール35にローラー36を添わせて上位まで上昇避難可能になっている。37は窪みでその中に設けた架台38を介して避難カプセル34が支持されていることで津波流がその間に入り込むため同避難カプセル34が浮上できるようになっている。39は密閉可能な扉である。避難カプセル34は、扉39を開くことで次々に避難者を収容可能である。この避難カプセル34は地上に待機しているので、健常者だけでなく避難弱者までも広く収容することができる。この避難カプセル34は、津波により浮上して津波高さに応じた高さまで浮き上がってくる。尚、この避難カプセル34を構成する場合、中間避難ステージ6は構成しないので浮上可能になっている。矢印Yのように避難カプセル34内の避難者は上段の避難ステージフレーム30内に逃げることも可能に構成できる。避難カプセル34は、上端が開放されているが、閉止型にしてもよい。避難カプセル34は、その前後底部を面取り状(あるいは円弧状)にして津波流が入り込みやすいようにしてある。
図3は他の実施形態を示す。同実施形態は、ビル43の周りの地盤44内に避難カプセル45を埋設したものである。この避難カプセル45は、上端に突部46を備えてその上端に水密式の蓋47を備えるとともに、室内には、上下の仕切り壁48を備えてすべり路49を通じて次々に下方へ避難できるようになっている。蓋47の一端には、立ち上がり作用片47aを突設しておけば、最後の避難者が閉めるのを忘れてしまったときでも津波+Xの力が働いて強制的に蓋47を閉じあとは水圧の作用で密閉化するように機能させることができる。
50は手動回し式でスクリュウ型の穿孔具で、右下欄に詳しく示すように、避難カプセル45の上壁のシール式通孔を通じてパイプを通しその下端にハンドル50aを備える一方上端には地盤44以上(以下でもよい)に臨むスクリュウ50bを設けたものにしてある。この穿孔具50はそのままでは、津波流などが入ってしまうため先の尖った先端器具51を上下動自在に先端内に入れておき、水などが入らないようにしておき、津波後(引き波−X終了後)には、穿孔具50とともに回りながら堆積物を突き破ってゆくようにしてある。
そして、避難カプセル45内からのハンドル回転操作により穿孔具50を上昇させて津波で堆積したがれきなどを穿って行ったあと、別のハンドル51aを回せばねじ軸51bと伝達シャフト51cが上昇することにより先端器具51を穿孔具50の上端外に突き出すことができることにより穿孔具50の先端が空気の取り入れ口となってそこから酸素や室内ガスの出入りが可能になるように構成してある。尚、穿孔具50の周部には空気を室内に導くための通穴50cが形成されている。また、穿孔具50は、油圧・水圧あるいはエアー圧などにより強力に上昇させるようにしてもよい。さらに、穿孔具50は、外周にねじを設けて上壁に形成したメネジに螺合して室内からの操作で回転しながら上昇するようにすれば強力な上昇力が得られる。
穿孔具50とは別に酸素補給装置を備えている。52は酸素補給パイプで、避難カプセル45内にその一端が連通され他端方はビル43の側面を伝うようにせり上がって屋上以上に酸素補給口53を開放している。54は酸素供給ポンプである。55は排ガスパイプで、避難カプセル45内に下端が連通し同じくビル43を伝って屋上以上に開放してある。そして、これら2本のパイプ52,55の立ち上がる部分は、左欄にも示すように、津波襲来から保護されるようにガード枠56と保護メッシュ57により囲われている。
尚、避難カプセル45の前方には、パイプ式の緩衝杭58を立設固定して、その下部を避難カプセル45内と連通させるとともにその上端をエルボ状にして外部に連通させて酸素と内部ガスの供給・排出を可能にしてもよい。また、同緩衝杭58内には、避難カプセル45内との連通路45aを通じて避難可能にし、同杭58内と外部に設けたステップ58aを介して外部である地上へ戻ることができるようにしてもよい。
先の東日本大震災時の津波災害においては、市街地を走る車や歩く人々の多くが遠い高台等に避難できずに逃げ場を失った結果津波に襲われ命を落とした人が多くあった。
図4ないし図6はその対策として高台とかタワー型津波避難装置あるいは避難ビルなどに避難する必要なくして最も近場で避難者を救助することが目的の津波避難装置についての一実施形態を示す。
同実施形態は、平時は自宅や田畑あるいは自社など空地においてガレージとして利用可能であるとともに、津波や洪水襲来時には避難カプセル(津波避難装置)64として機能する一端開放式の水密コンテナに関する。避難カプセル64の天面にソーラーを設置すれば平時の売電も含む発電・充電および津波襲来時の発電・充電が可能となる。
この避難カプセル64は、底壁65・天壁66・側壁67および端壁68の5面を備え水密式で頑強な立体フレームで、金属製や木質製あるいは樹脂(FRPなど)製でなり、その一端には出入り口となる開口69を有するとともに開口69の下側には斜板であるステップ70を有する。側壁67の開口69側の端部は、垂直でもよいが、ここでは側方から水が入り込まないように天壁66の端部とステップ70の先端とを結ぶ端縁となるように三角形の部分が追加された形になっている。端壁68の前面には、津波流がカプセル底域に入り込みやすく浮上させやすいように側面山形をした浮上促進部71が形成されているとともに、底壁65の底面には、その間に津波流が通りやすいように左右一対をなす架台72がウエイト機能も持ち合わせて取り付けられている。この架台72は金属パイプ製であるが木製あるいは樹脂製でもよい。両架台72内の前側(図4の左側)には、図6のように開口69が上を向くようにしかも避難カプセル64の姿勢を保つようにウエイト73が設けられている。また、架台72内の後側(図4の右側)には、フロートを内装して避難カプセル64が図6のように開口69側が水面上に大きく浮くようにしてある。浮上促進部71は、図4に仮想線で示すように、大きな山形に形成してもよく、また、図4の左下欄に示すように、三角形状にしてもよい。
避難カプセル64内には、車両75が入れられることからその前面緩衝役として端クッション76が設けられているとともに車両75を側面から護るように側面クッション77も設けられている。これらのクッション76,77は避難した車両75や人の損傷防止のためになる。そして側面クッション77間に位置するようにして取っ手78…が複数配列されている。取っ手78…は、ゴムなど弾性質で避難者に損害を与えないものにしてもよい。さらに、側壁67の外面には、浮力を増長するためフロート79が設けられている。避難カプセル64内には図示しないが非常用の食糧や飲料水などを常備することができる。避難カプセル64は、図6に仮想線で示すようにリンクチェーンやワイヤロープなどのアンカー81で繋留支持する場合と、取り付けずフリーとする場合とがある。アンカー81で繋留する場合、アンカー81に一定以上の負荷が働くとそれを連結する繋留杭84から外れて避難カプセル64がフリーになるようにすれば安全性が高くなる。
緊急時には、図4に示すように、車両75や人々が避難カプセル64内に次々と避難する。避難カプセル64は、前側を津波流(押し波)+Xがくる方向に向けて設置されており、津波流+Xが襲来してくると、津波流は避難カプセル64の底に入り込んで確実に浮上させるとともに、図6に示すように、津波流により右上がり状(後上がり状)に浮上しながら立ち上がって避難した人や車両75などを津波流+Xから護る。この際、ウエイト73とフロート74、79が作用して避難カプセル64は立ち上がり勝手になって内部に水が浸入しにくくなる。しかし、図6に仮想線で示すように、避難後に手動あるいは電動で閉止する密閉ドア82により水密状にするように構成してもよい。この密閉ドア82を構成した場合でも、ウエイト73およびフロート74,79を付設しておけば、避難カプセル64が図6のような傾斜姿勢になってドア82側から浸水しなくなるが、ドア82がある場合には、フロート74,79は省略することがある。ウエイト73については避難カプセル64の転倒を防止するため付設する。
尚、図4の右下欄に示すように、避難カプセル64は上からみて複列にしてもよい。この場合、連結具83で互いを連結する。この複列式の場合、津波流+Xに対する安定度が非常に向上するとともに多くの人や車両75を避難させ得る。
図7および図8は他の実施形態を示す。同実施形態は、避難カプセル64の底壁65の上側に奥に行くに従って高くなる傾斜底壁84を設けて、避難カプセル64が津波で流された場合に車両75や避難者の角度がゆるくなるようにしたものである。なお、傾斜底壁84と底壁65との間の空間には非常用飲料・食糧85を入れておくことができる。この場合、例えば、傾斜底壁84の先端にあけられた出入り口を通じて取り出すようにしてもよい。この出入り口は端クッション76の右あるいは左端に開口する。尚、開口69には、ガイドレール86を通じて開閉自在な密閉ドア87を備えることができる。
図9ないし図11は他の実施形態を示し、同実施形態は、避難カプセル64は、図4のものと同様で同じ構成部分には同じ符号を付してある。開口69は垂直な角穴として開設され、その全周に添って受けシール90が装着されている。開口69の下部には、架台72を対象に座板91が固定され、その上にはヒンジ92を介して密閉蓋93が取り付けられている。この密閉蓋93は、受けシール90に密着可能な四辺盤とされるとともに外向きに下がる傾斜路状とされ、その上を車両75が登って避難カプセル64内に入り得るに充分な強度をもつものとされている。
密閉蓋93の上には、上端が外側向きにやや傾き勝ってとされた支持棒94が立設されるとともに、同支持棒94の上部には位置調節可能なバランサ95が取り付けられている。このバランサ95がヒンジ92よりも外側に位置するので、平時は密閉蓋93を開き勝手に維持する。一方、避難カプセル64に避難したあとは、支持棒94を手前に引けば密閉蓋93を引き上げることができ、同支持棒94をヒンジ92の位置より手前側にもってくることでバランサ95が効いて蓋93は受けシール90の方向に回転して密着する。受けシール90はマグネット吸着式にしてもよい。その様子は図11に破線で示してある。この際、密閉蓋93が急激でなくゆっくりと閉まるようにバネやエアーあるいは油圧ダンパーなどの緩衝手段96を付設してある。また、密閉蓋93の密着性を保持するため、同蓋93側と避難カプセル64側との間に自動ロック機構を構成することができる。
尚、密閉蓋93は、津波流+Xが作用して自動的に持ち上がりバランサ95を開口69の方向に付勢するが、その作用をより確実化するため、図10の右下欄に示すように、密閉蓋93の底にフロート97を装備して浮き上がり力を大きくすることができる。このフロート97の先端は津波流+Xが浮き上がり力として作用しやすいように斜め面97aを設けることができる。
また、図9に示すように、天壁66には、屈曲した流路を形成する給排気フード98を設けてもよく、この場合、同フード98をヒンジ99で支持するとともに室内から脱着可能な止着具100により取り付けておくと、図11のように浮遊して救助を待つまでの間、止着具100を外してフード98を開くことで脱出することができる。101は脱出用のステップである。
さらに、図10における102は警告灯、103は覗き窓、104は錨であり、錨は室内から操作可能なものであり、例えば、押し波あるいは引き波で自由に流されることを制止することができ、特に引き波により海洋へ流されてしまうことを防止できる。
また、図10に示すように、フロート79は金属や樹脂により中空型のものにすることができる。図例では、このフロート79の表面などを利用して、当該ボックスなるものが避難用のものであることを平時から周知してもらっておくため、「津波・洪水用 タスカルカプセル」(浮上救命タイプ)のような表示や避難要領を示すイラストなどの表示を付しておくことができる。
さらに、図10に仮想線で示すように、避難カプセル64の両面あるいは片面には、スロープや階段などの登降手段105を設けて避難カプセル64上にも避難可能にしてもよい。106は手摺である。
また、避難カプセル64上にはソーラーパネル107を設けて発電・充電可能にしてもよい。
さらに、前記バランサ95による閉止機構は、ウインチによる手動方式や電動方式によるものでもよい。バランサ95による閉止機構とウインチによる手動方式や電動方式とを組み合わせておけば、手動・電動方式による閉止動作が仮に行われなかった場合でもバランサ95による閉止が可能になって安全性が向上する。
また、バランサ95は図11の破線のように避難カプセル64内底に付近に作動した際、待機するマグネットに吸着してロックされるようにしてもよい。
さらに、図10の右上欄に示すように、支持棒94を、前後に大きくガタ付くように前後当てピースb内に入れてヒンジaで支持させておくと、支持棒94をカプセル内の方向に引き寄せるだけでバランサ95がヒンジ92よりも手前側に移行するため、軽くドア93を持ち上げることができるようになる。
図12は他の実施形態を示す。同実施形態は、地盤に左右一対からなるガイドレール110を立設して一端開放状の避難カプセル64のローラー111を昇降案内させるようにし、これにより、津波が襲来しても避難カプセル64は斜めに浮上しながら高く避難することができるようにしたものである。尚、ガイドレール110の前面には、漂流物112が流れてきた際にそれを受け止めるガード113を設けておいて避難カプセル64が円滑に浮上できるようにしてもよい。また、ガイドレール110は後倒れ状にしてもよい。また、避難カプセル64はガイドレール110の上端にストップされる場合と図示のように外れて流されるようにする場合とがある。
尚、避難カプセル64の後開口が設けられているが、その開口をヒンジ114で支持されたステップ兼用の密閉蓋115により閉止可能に構成してもよく、この場合、前記バランサ方式やウインチ方式あるいは電動方式による他、外部に回転自在に備えたウエイト116とシーブ117およびワイヤなどの線条材118で構成された連動方式により構成してもよい。この場合、避難カプセル64が浮上するとウエイト116が下がり、線条材118により蓋115が持ち上がって閉止されるものとなる。ウエイト116は左右一対あるいは片側のみに設けられ、仮想線のように垂下した形になるので避難カプセル64が横転するのを防止することもできる。尚、同図右欄に示すように、蓋115と避難カプセル64との間には自動ロック装置119を設けてもよい。このロック装置119は他の実施形態でも適用できる。
図13は他の実施形態を示す。同実施形態の避難カプセル64は10m〜20mのようにロングタイプとしたものである。避難カプセル64の一端開口側には、ヒンジに支持された密閉蓋122が設けられてバランサ123付き支持棒124により開口のシールに密着閉止できるようになっている。この蓋122は支持棒124を引くことで閉止操作したりウインチで閉止したりあるいは電動で閉止することができる。天面上にはソーラーパネル125を備えて蓋122の開閉を行うようにしたり、非常時の室内の必要電力を賄うようにしてもよい。126は給排気手段、127は覗き窓、128は梯子であり、梯子128やスロープなどの登降手段129を使って天面上に避難することもできる。130は手摺である。
図14および図15の実施形態は、上からみてU字形になった大型の避難カプセル133を示す。この避難カプセル133は、長い一対のコンテナとその間の少し短いコンテナとを合体させて内部に壁のない避難室としたものである。長いコンテナの部分にはその一端(右端)が開口されて避難口となっており、短いコンテナ部分の右端は閉じられている。避難口に対応してステップを兼ねる密閉蓋134,134が設けられてワイヤ付きのウインチ135により避難後に閉止操作できるようになっている。ソーラーパネル136などによる発電・充電装置により電動で開閉できるようにしてもよい。バランサにより閉止可能にしてもよい。避難室内には、車両137…が避難できる他、保護柵138による区画により人も避難できるようになっている。139は非常食・飲料などの備蓄庫である。
140は防護手段を兼ねる梯子、141は手摺で、屋上にも避難できるようになっている。この避難カプセル133は平面的に広くなっているので特に底のウエイトは必要としないが、備えてもよい。
図16は避難カプセル133が上からみて全体が矩形をなすものになっている。避難口は右端に大きく開口しており、密閉蓋134も幅の広い1枚ものになっている。
図17は他の実施形態を示す。同実施形態は、上下左右前後の6面体でなる完全水密式の角型コンテナを避難カプセル144としたもので、避難カプセル144の底面にはウエイトを兼ねる架台145が設けられる一方、外側面には、防護手段を兼ねるスロープ146や階段などの登降手段が設けられ、さらに、天面にはスリップ防止処理が施されて避難口を開閉自在とする出入り可能蓋147が設けられている。外部のスロープ146や階段は、メッシュでなく面路としておけば、安定翼となって避難カプセル144の横倒しが防止される。架台145などには、横倒れを防ぐためのウエイトを設けることがある。
そして、適宜に手摺148や給排気手段149が設けられ、こうした避難カプセル144を自宅や田畑、市街地などの適宜場所に設置しておいて津波避難用とする。平時は緊急時の備蓄庫を兼ねる倉庫としてや住居として活用してもよい。金庫の役目を兼ねる重要対象物保存庫を内装して固定などしてもよい。室内には、避難口に続く避難スロープあるいは階段などを設ける。覗き窓150や浮遊阻止用錨151を付設してもよい。錨151は天面上に備えてもよい。
尚、架台145内には、ウエイト152を挿通固定して避難カプセル144の安定度を高くするようにしてもよい。また、スロープ146や階段の下空間を活用してフロート143を設けるとより安定度が向上する。
図18は他の実施形態を示し、同実施形態は、完全水密式で丸胴形の避難カプセル154を示す。同避難カプセル154は、全長20mに設定してあるが10mでも30mでも長さは限定されない。鋼鉄製、SUS製、RC製、FRP製など材質は限定されない。この避難カプセル154は、外部両側面に昇降階段155を備えて水平に設置した上歩み板153に登ることができるようになっているとともに、出入り可能な避難口を閉止するための密閉蓋156、さらに給排気手段157などを備える一方、避難室の内部には、緊急避難のための滑り路(階段でもよい)158や上下に避難室を形成するための区画壁159などが設けられている。その他、図17に示すような覗き窓150や錨151などを付設してもよく、また、備蓄庫を備えてもよい。昇降階段155は、図17のようなスロープ161でもよい。避難カプセル154は右欄図のように角型断面のものにしてもよい。160は外枠ガードで、津波で流されてくる家屋などの漂流物や固定築造物などに衝当しても避難カプセル154である本体を防護する。160aは底枠、160bは避難カプセル154との連結架台である。外枠ガード160の筋交い162は、同図下欄に示すように、それを支持部材としてその内側にスロープ(あるいは階段)161を配置して登降手段を構成することができる。この場合、筋交い162には手摺163を設けることができる。前記外枠ガード160付き避難カプセル154は、左右並列配置して連結して構成することができる。この場合、外枠ガード160相互を連結する。尚、前記避難カプセル154は、その複数体を並列にして1つの大きな外枠ガード160にまとめて内装することもできる。
図19は密閉式避難カプセル170についての他の実施形態を示す。同実施形態は、2つの案を含むもので、1つは、避難口167と密閉ドア168とを側面中段高さに配し、これらに対応するようにスロープや階段などの登降手段169を設けたものであり、2つ目は、避難カプセル170の立体内に盲底式で上方開放型をした脱出室171を形成して密閉式脱出扉172やステップ173などを利用して津波後に脱出ができるようにしたものである。
尚、架台174内には、ウエイト175を挿通固定して避難カプセル154の安定度を高くするようにしてもよい。また、スロープなどの登降手段169の上部下側空間を活用してフロート176を設けるとより安定度が向上する。また、右欄に示すように、登降手段169は地上から上面まで至るものとし、その中途において密閉ドア168を開けて避難可能であるとともに上面にも避難ができるようにしてもよい。
図20に示す避難カプセル178は、一端開口式で密閉ドア179を開閉自在に装備したもので、その外周囲に発泡樹脂や中空板金製のフロート180を付設して避難カプセル178の安定性の向上を図るとともに外部からの衝撃を吸収し得るようにしたものである。避難カプセル178は密閉式でもよい。このフロート180を付設する方式は他の実施形態でも適用する。
図21に示す避難カプセル182外周に廃棄タイヤでなる緩衝部材183…を多数垂れ下げて外部からの衝撃を緩和するようにしたものである。184は網状材で、緩衝部材183を吊り下げるためのロープ185を掛けるために利用される。
図22に示す避難カプセル186は、6面密閉型あるいは図20のような密閉ドア付きのものにおいて、同避難施設186は上からみて安定した幅のある矩形状のものとし、その左右両側あるいは一側に、スロープ187を装備して車両188がスロープ187上および天面上にまで登って避難できるようにしたものである。尚、スロープ187は、人の避難用にも兼用でき、その場合、図示のように密閉ドア189をその中途に対応して配置してもよい。
尚、前記のように図20のような密閉ドア付きのものにすれば、避難カプセル186内にも車両や人を避難させ得る。190は周ガード、191は避難口蓋である。
図23は浮上型の津波避難装置の他の実施形態を示す。同実施形態は、側面からみて縦30m奥行き20mのように矩形をなし正面からみて幅5〜10m前後の立体に形成し内部に避難空間を備えてなる避難装置191であって、正面には第1密閉ドア192が設けられ、その奥にも安全対策用の第2密閉ドア193が設けられるとともに、避難空間には、複数の区画板194…を備えてなる。
この避難装置191は、1つあるいは図示のように複数列配置されて杭などの緩衝部材195によって地震で倒れないようになっている。これら避難装置191は、一定の広い地域に配備されて津波が襲来してくるとドア192,193を通じて避難するようにする。同装置191は、津波流により浮上して横倒しになるが密閉されているので助かるものである。また、平時縦長状をなして多く配列しておくことができるので狭い敷地であっても広い避難空間を提供することができるものである。内部には階段などの登降手段を設けることがある。
2…支柱 4…避難ステージ 5…登降手段 10…カプセル 11…避難蓋 15…階段。

Claims (1)

  1. 避難口と避難室とを有するカプセル型とされ避難口が地上に位置するようにして全体が地下に埋設される方式とされるカプセル埋設型の津波避難装置の近くに、支柱とその上端の避難ステージおよび同ステージへ至る登降手段とで構築されたタワー型の津波避難構造体を配備してなる津波避難装置であって、前記カプセル埋設型の津波避難装置の避難室は、上端が開放状とされたパイプ状の支柱に対しパイプを通じて連通状とされ、このパイプおよび支柱は避難室の内部ガスの排出と避難室への外部酸素の導入の経路となっていることを特徴とする津波避難装置。
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