JP5782107B2 - ドリルビット及びこれを具備したドリル - Google Patents

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Description

本発明は、ドリルビットに関し、より具体的には、骨の厚さが薄くても骨の内側にある骨膜、神経、細胞などの他の主要部分を全く損傷させずに、所望の位置の骨を正確かつ精密で迅速に穿孔することができるドリルビット及びこれを具備したドリルに関する。
人体の骨格は、上下顎骨、脊椎または頭蓋骨のような多様な数多くの骨で構成され、例えば、インプラントのために上下顎骨を穿孔するか、関連病気の治療(手術)のために脊椎または頭蓋骨を穿孔しなければならない場合がしばしば発生する。
多様な骨を穿孔するためのドリルのような道具が多く開発されており、その代表的な例として、米国登録特許第6,641,395号の「インプラントドリル(ENDOSSEOUS IMPLANT DRILL」に開示されており、図1と図2にその代表構成が示されている。
図1は、従来のインプラントドリルビットの側面図であり、図2は、図1の切削チップの拡大図である。図1に示すように、インプラントドリルビット10は、ハンドピース(dental hand−piece)に装着される装着部22、骨を加工する作業部24、及びこれらを連結するカラー(collar)26で構成されている。
作業部24は、「V」字状の多数の長さ方向チャネル39を含んでいる。この多数の長さ方向チャネル39によって多数の末端切削刃36と端点38を含む切断チップ35で終わるようになる複数の軸方向切削刃34が限定されている。多数の軸方向切削刃34は、長さ方向の軸11とほぼ平行に直線に延びていて、約120°の等間隔を置いて配置されている。また、作業部24は、穴32を介して流体が通じる長さ方向の流路40を含んでいる。
各切削刃34は、先端の刃面34a、後続の刃面34b、先端側の角部37a、及び後続側の角部37bを有している。切削刃34の後続の刃面34bには、流体排出口42が末端切削刃36と隣接するように位置している。
各末端切削刃36は、その間にレリーフ面(relief surface)122を形成している先端切削の角部36aと後速端の角部36b、先刃面(leading blade surface)124、および後続面120を有しており、先刃面124とレリーフ面122が交差する部分が先端切削の角部36aになる。また、各末端切削刃36は、先側端の角部46aと後続側端の角部46bを含むか又は連係されている。先刃面124は、軸11に対して角θへ向かう内側の角部72を有しており、末端切削刃36は、軸11に対して角β(<90°)を有している。
上述した構成を有する従来のインプラントドリルビット10は、先刃面124の軸11に対して角θへ向かう内側の角部72を有しており、末端切削刃36が軸11に対して角β(<90°)を有していて、所望の量分だけ多くの骨を短い時間に切削して所望の深さの穴を短い時間に容易に穿孔することができる。
しかし、従来のドリルビット10は、骨の深さが深かいか、厚さが厚いか、または運良く骨の内側の近くに骨膜、神経、細胞などの他の主要部分が存在しない場合には、無理なく適用されることができるが、これとは異なり、骨の深さが浅いか、厚さが薄いか、または不幸に骨の内側の近くに骨膜、神経、細胞などの他の主要部分が存在する場合には、熟練者であってもこのような主要部分が損傷しないように非常に気を遣って穿孔作業をしなければならなかった。それだけでなく、2,000〜10,000rpmの速い回転速度でドリリング(drilling)が進められる場合には、いくら熟練者であっても骨膜、神経、細胞などの他の主要部分が損傷して骨膜が破れるか、神経または細胞が死ぬなどの深刻な問題がたびたび発生した。
本発明は、上述した従来技術の問題点を解決するために創案されたもので、本発明の解決しようとする課題は、多数の切削刃の間に切削される骨のチップが切削刃のすぐ前にしばらく留まるようにすることで、ドリルビットが骨を突き抜けて入り、骨膜、神経、細胞のように骨に比べて密度が低い主要部分に当接した時、骨のチップのみがこれらと接しながら回転し、切削刃は空回りさせて骨膜が破れるか、神経または細胞が死ぬなど主要部分が損傷することを防ぐことができるドリルビット及びこれを具備したドリルを提供することにある。
また、本発明の解決しようとする他の課題は、ドリルビットが骨を突き抜けて入る時、骨の内壁の付近では、ドリルビットの前進力によって切削刃の前に存在する骨を円板状にすぐに破損することにより、ドリルビットが骨を突き抜けて入り、骨膜、神経または細胞のように骨に比べて密度が低い主要部分に当接した時、円板状の骨のみがこれらと接しながら回転し、切削刃は空回りさせて骨膜が破れるか、神経または細胞が死ぬなど主要部分が損傷することを防ぐことができるドリルビット及びこれを具備したドリルを提供することにある。
上述した本発明の課題を達成するために、本発明は、骨の表面と内壁を順次に切削する多数の切削刃部と、切削された骨によってかたまるように生成される骨のチップがしばらく保管され、外部へ排出される多数のチャネルと、ドリルビットが多数の切削刃部の長さだけ骨の中に進入した後、これ以上の進入を遮断するための遮断部と、を有する作業部を含み、多数の切削刃部と多数のチャネルは、ドリルビットの中心軸に対して円周方向に所望の間隔を置いて交互に形成され、多数のチャネルにかたまるように生成される骨のチップの一部は、多数の切削刃部よりも前方に位置することを特徴とするドリルビットを提供する。
本発明のドリルビットは、作業部と一体に設けられ、作業部をドリルに装着するための装着部をさらに含むことを特徴とする。
また、多数の切削刃部及び多数のチャネルは、三つで構成され、中心軸に対して120°の等間隔を置いて形成されること、多数の切削刃部は、中心軸上にある一つの合流点で当接することを他の特徴とする。
ここで、合流点は、多数の切削刃部の傾斜角よりも急な傾斜角を有すること、多数の切削刃部は、合流点から遮断部側へ順番に一つにつながる末端切削刃、切削コーナー、及び側面切削の角部を有することを特徴とする。
また、末端切削刃は、骨の表面を切削し、中心軸に直交した線に対して7°〜9°の傾斜角を有すること、中心軸に沿って作製される末端切削刃の高さは0.2mm〜0.5mmであること、側面切削の角部は骨の側壁を切削し、中心軸に対して外側に7°〜9°の傾斜角を有すること、中心軸に沿って作製される側面切削の角部の高さは1.0mm〜5.0mmであること、切削コーナーは0.4mm〜0.6mmの曲率半径を有するように丸型に形成されること、中心軸に沿って作製される切削コーナーの高さは0.2mm〜0.7mmであること、多数のチャネルは側面切削の角部の傾斜角と対応する傾斜角を有することを他の特徴とする。
また、末端切削刃、切削コーナー、及びの側面切削の角部が形成された側面は、反対側の端部に後続切削刃、後続切削コーナー、及び後続側面切削の角部が形成されることを特徴とする。
ここで、側面は、中心軸に対して外側に7°〜9°の傾斜角を有すること、後続切削刃は、中心軸に直交した線に対して20°〜40°の傾斜角を有すること、後続側面切削の角部は、中心軸に対して内側に15°〜25°の傾斜角を有すること、多数のチャネルは、側面切削の角部の傾斜角と対応する傾斜角を有する主チャネルと、後続側面切削の角部の傾斜角と対応する傾斜角を有する副チャネルとから構成されること、末端切削刃と後続切削刃で限定される面は、切削面とレリーフ面で構成され、面は、側面と直交することを他の特徴とする。
また、面と側面が当接する角部は0.3mm〜0.5mmの曲率半径を有するように丸型に形成されること、切削面は末端切削刃に近く、レリーフ面は後続切削刃に近いこと、側面は円周方向に沿って進行されながら中心軸側にさらに曲がるように形成されること、切削面は中心軸と直交する仮想面に対して8°〜12°の傾斜角を有することをさらに他の特徴とする。
本発明は、また、上述されたドリルビットを具備したことを特徴とするドリルを提供する。
本発明のドリルビット及びこれを具備したドリルによれば、多数の切削刃の間に切削される骨のチップが切削刃のすぐ前にしばらく留まるので、ドリルビットが骨を突き抜けて入り、骨膜、神経、細胞のように骨に比べて密度が低い主要部分に当接した時、骨のチップのみがこれらと接しながら回転し、切削刃は空回りして、これにより、高速で回転する切削刃によって骨膜が破れるか、神経または細胞が死ぬなど主要部分が損傷することを基本的に防ぐことができる。
また、ドリルビットが骨を突き抜けて入る時、骨の内壁の付近では、ドリルビットの前進力によって切削刃の前に存在する骨が円板状にすぐに破損するので、ドリルビットが骨を突き抜けて入り、骨膜、神経または細胞のように骨に比べて密度が低い主要部分に当接した時、円板状の骨のみがこれらと接しながら回転し、切削刃は空回りさせて、これにより、高速で回転する切削刃によって骨膜が破れるか、神経または細胞が死ぬなど主要部分が損傷することを基本的に防ぐことができる。
このような効果により、骨の穿孔に慣れていない非熟練者であっても、骨の内側に存在し得る骨膜、神経または細胞のような主要部分の損傷を懸念せず、容易に骨を穿孔して所望の施術を立派に行うことができる。
従来のインプラントドリルビットの側面図である。 図1の切削チップの拡大図である。 本発明の好ましい実施例に係るドリルビットの概略的な斜視図である。 図3の合流点部位の様々な例を示す概略的な断面図である。 図3のドリルビットの作業部を拡大して示した概略的な斜視図である。 図5のドリルビットを一方向で見た概略的な側面図である。 図5のドリルビットを他の方向で見た概略的な側面図である。 図5のドリルビットの概略的な正面図である。 本発明のドリルビットにより、骨の穿孔前の様子を示す例示図である。 本発明のドリルビットにより、骨の穿孔中の様子を示す例示図である。 本発明のドリルビットにより、骨の穿孔後の様子を示す例示図である。
以下、添付した図面を参照して、本発明の好ましい実施例に係るドリルビット及びこれを具備したドリルについて詳細に説明する。
図3は、本発明の好ましい実施例に係るドリルビットの概略的な斜視図、図4は、図3の合流点部位の様々な例を示す概略的な断面図、図5は、図3のドリルビットの作業部を拡大して示した概略的な斜視図、図6は、図5のドリルビットを一方向で見た概略的な側面図、図7は、図5のドリルビットを他の方向で見た概略的な側面図、そして、図8は、図5のドリルビットの概略的な正面図である。
図3〜図8に示したように、本発明のドリルビット100は、装着部110と作業部130を含む。ドリルビット100は、中心軸1に対して好ましくは矢印方向、すなわち、時計方向に回転するようにドリル(ハンドピース)に装着されるが、これとは異なり、条件によって矢印の反対方向、すなわち、反時計方向に回転するようにハンドピースに装着されてもよい。
装着部110は、ハンドピースへの装着に適用されるもので、既存のハンドピースやドリルに装着可能なサイズと形状を有するチャック111を備える。
チャック111は、ほぼ「D」字状の断面を有し、ほぼ「I」字状の扁平な側面112を有する。「I」字状の扁平な側面112によって、段(step)113、半円形の板114、及び半円形の溝115が構成される。チャック111を除いた残りの装着部110は、長さ方向に直径が一定の円筒形を有する。
作業部130は、骨の切削または骨の除去に適用されるもので、骨の表面と内壁を順次的に切削する多数の切削刃部131と、切削された骨によってかたまるように生成される骨のチップがしばらく保管され、外部へ排出される多数のチャネル132と、ドリルビット100が多数の切削刃部の長さだけ骨の中に進入した後、これ以上の進入を遮断するための遮断部133と、から構成される。本実施例で三つの切削刃部131と三つのチャネル132を中心軸1に対して円周方向に120°の等間隔を置いて交互に形成した。しかしながら、これとは異なり、二つの切削刃部131とチャネル132を180°の間隔を置くか、四つの切削刃部131とチャネル132を90°の間隔を置くか、五つの切削刃部131とチャネル132を72°の間隔を置くなど、所望の数の切削刃部131とチャネル132を等間隔を置いて交互に形成することも可能である。
多数の切削刃131は、中心軸1の上にある一つの合流点134で当接するようになり、末端切削刃131a、切削コーナー131b、及び側面切削の角部131cの順に一つにつながるように、遮断部133の側に延びるように形成される。
合流点134は、一つの点でとがっているように形成されるが、図4に具体的にその断面を示したように、多数の切削刃部131のような傾斜角を有するように形成することができる。しかしながら、これとは異なり、多数の切削刃部131よりも急な傾斜角を有するように、図面符号134’のように中心軸1に沿って若干突出してもよく、図面符号134”のように中心軸1に沿って周辺部位が若干削られてもよい。合流点を134’または134”のように形成すれば、ドリリングを最初に始める時、ドリルビット100が骨の表面に対して空回りしなくなり、所望の正確な位置でドリリングを始めて仕上げることができる。
末端切削刃131aは、主切削刃部で骨の表面を切削し、中心軸1に直交した線2に対して好ましくは約7°〜9°、より好ましくは8°の傾斜角a1を有するように形成される。傾斜角a1が7°よりも小さな場合には、骨の切削が非常に細かく行われ、骨のチップがよくかたまらず、9°よりも大きな場合には、骨の切削が非常に粗く行われ、骨のチップがよくかたまらない。したがって、いずれの場合でも切削された骨のチップがチャネル132の中で十分にかたまり、これを切削刃のすぐ前にしばらく留まるようにする本発明の課題を達成することが難しくなる。
側面切削の角部131cは、副切削刃部で骨の側壁を切削し、中心軸1に対して外側に好ましくは約7°〜9°、より好ましくは8°の傾斜角a2を有するように形成される。傾斜角a2が7°よりも小さな場合には、骨の切削が非常に細かく行われ、骨のチップがよくかたまらず、9°よりも大きな場合には、骨の切削が非常に粗く行われ、骨のチップがよくかたまらない。したがって、いずれの場合でも切削された骨のチップがチャネル132の中で十分にかたまり、これを切削刃のすぐ前にしばらく留まるようにする本発明の課題を達成することが難しくなる。
切削コーナー131bは、末端切削刃131aと側面切削の角部131cとの間に存在する刃部であり、好ましくは0.4mm〜0.6mm、より好ましくは0.5mmの曲率半径(ρ1)を有するように丸型に形成される。曲率半径(ρ1)が0.4mmよりも小さな場合には、末端切削刃131aと側面切削の角部131cによって切削されないコーナーの部分に対する切削がまともに行われず、ドリルビット100の前進が難しくなり、0.6mmよりも大きな場合には、末端切削刃131aおよび/または側面切削の角部131cの長さが短くなり、骨の表面および/または骨の側面の切削がまともに行われることが難しくなる。
末端切削刃131a、切削コーナー131b、及びの側面切削の角部131cが形成された側面136は、反対側の端部に後続切削刃135a、後続切削コーナー135b、及び後続側面切削の角部135cが形成される。一側面136の端部に形成された末端切削刃131a、切削コーナー131b、及び側面切削の角部131cは、隣接する他の一側面136の他の端部に形成された後続切削刃135a、後続切削コーナー135b、及び後続側面切削の角部135cと、チャネル132を挟んで互いに向き合うようになる。この側面136は、中心軸1に対して外側に傾斜角a1と同一の傾斜角a3を有するように形成される。
後続切削刃135aは、中心軸1に直交した線2に対して末端切削刃131aの傾斜角a1よりも多少大きな約20°〜40°、好ましくは35°の傾斜角a4を有するように形成され、後続側面切削の角部135cは、中心軸1に対して内側に側面切削の角部131cの傾斜角a2よりも多少大きな約15°〜25°、好ましくは23°の傾斜角a5を有するように形成される。後続切削コーナー135bは、切削コーナー131bとは異なり、丸型ではなく、とがっているように形成される。このような構造により、ドリルビット100が中心軸1に対して矢印方向、すなわち、時計方向に回転しながら骨を切削する時、末端切削刃131aが骨の表面を切削するが、後続切削刃135aは切削面に接せず、若干上側に位置するようになり、側面切削の角部131cは、骨の内壁を切削するが、後続側面切削の角部135cは、骨の内壁に接せず、若干内側に位置するようになる。
末端切削刃131aと後続切削刃135aで限定される面は、切削面137とレリーフ面138で構成され、側面136とほぼ直交する。この面と側面136が当接する角部139は、0.3mm〜0.5mm、より好ましくは0.4mmの曲率半径(ρ2)を有するように丸型に形成される。切削面137は、末端切削刃131aに近く、レリーフ面138は後続切削刃135aに近い。すなわち、面136は、円周方向に沿って進行されながら中心軸1の側にさらに曲がるように形成される。このような構造のおかげで、ドリルビット100が回転しながら骨を切削する時、側面136による摩擦熱の発生を大きく減らすことができる。
切削面137は、中心軸1と直交する仮想面に対して約8°〜12°、好ましくは10°の傾斜角a6を有するように形成される。また、レリーフ面138は、中心軸1と直交する仮想面に対して傾斜角a4と同一の傾斜角を有するように形成される。また、切削面137が占める面積とレリーフ面138が占める面積との割合は、0.8〜1.5:1、好ましくは1:1である。このような構造のおかげで、ドリルビット100が回転しながら骨を切削する時、切削面137による摩擦熱の発生を大きく減らすことができる。
多数のチャネル132は、多数の切削刃部131の切削によって生成される骨のチップがかたまり、しばらく保管されて排出されるもので、合流点134から始まって遮断部133まで延びるように多数の切削刃部131の間に設けられる。
チャネル132は、側面切削の角部131cの傾斜角a2と対応する傾斜角を有する主チャネル132aと、後続側面切削の角部135cの傾斜角a5と対応する傾斜角を有する副チャネル132bとから構成される。副チャネル132bは、主チャネル132aのほぼ中間部位で発生して遮断部133まで延びる。チャネル132にかたまって臨時に保管される骨のチップの粒子サイズは、約100μm〜300μmであることが好ましい。本実施例では、チャネル132を主チャネル132aと副チャネル132bとに分岐されるように形成したが、これとは異なり、副チャネル132bなしで主チャネル132aのみを形成することも可能である。
遮断部133は、作業部130またはドリルビット100が多数の切削刃部131の長さだけ骨の内側に進入した後、これ以上の進入を遮断するためのもので、多数の側面136よりも多少大きな直径を有するように段差するように設けられる。
中心軸1に沿って作製される末端切削刃131aの高さh1は、約0.2mm〜0.5mm、切削コーナー131bの高さh2は、約0.2mm〜0.7mm、側面切削の角部131cの高さh3は、約1.0mm〜5.0mm、及び遮断部133の高さh4は、約0.8mm〜1.3mmが好ましい。
図9a〜図9cは、本発明のドリルビットによって骨の穿孔の前、穿孔の中、及び穿孔の後の様子を示す例示図である。
図9aに示したように、ドリルビット100によって骨3が穿孔される前には、ドリルビット100のチャネル132が空の状態である。
図9bに示したように、ドリルビット100によって骨3が穿孔され始めれば、ドリルビット100によって切削される骨のチップ4がチャネル132の中に満たされ始め、骨が十分に穿孔される時にはチャネル132の中にかたまった骨のチップ4が生成される。このかたまった骨のチップ4は、切削されない骨に接すれば、ドリルビット100の前進力によってチャネル132の後方に後退しながら外部へ排出される。
図9cに示したように、ドリルビット100の骨3の内壁に近づけば、ドリルビット100の前進力が内壁の抵抗力に勝つようになり、骨が切削される前にドリルビットの断面と類似する円板状に破折される。また、このとき、チャネル132の中にかたまった骨のチップ4は、合流点134よりも前方に位置するようになる。したがって、骨3の中にある骨膜6が破折された円板状の骨5またはチャネル132の中にかたまった骨のチップ4と当たって、骨膜6がドリルビット100により全く損傷しない。
以上、本発明の好適な実施例を参考して、本発明の正確かつ精密で迅速な骨の穿孔が可能であるドリルビット及びこれを具備したドリルについて説明したが、本発明の思想を外れない範囲内で多様な変更、変形または修正が可能であることは当業者に明白である。

Claims (20)

  1. 骨の表面と内壁を順次に切削する多数の切削刃部と、
    切削された骨によってかたまるように生成される骨のチップがしばらく保管され、外部へ排出される多数のチャネルと、
    ドリルビットが前記多数の切削刃部の長さだけ前記骨の中に進入した後、これ以上の進入を遮断するための遮断部と、
    を有する作業部を含み、
    前記多数の切削刃部と多数のチャネルは、前記ドリルビットの中心軸に対して円周方向に所望の間隔を置いて交互に形成され、
    前記多数の切削刃部は、前記中心軸上にある一つの合流点で当接し、
    前記多数の切削刃部は、前記合流点から前記遮断部側へ順番に一つにつながる末端切削刃、切削コーナー、及びの側面切削の角部を有し、
    前記多数のチャネルにかたまるように生成される骨のチップの一部前記多数の切削刃部よりも前方に位置するよう、前記末端切削刃は、前記骨の表面を切削し、前記中心軸に直交した線に対して7°〜9°の傾斜角を有し、前記側面切削の角部は、前記骨の側壁を切削し、前記中心軸に対して外側に7°〜9°の傾斜角を有することを特徴とする
    ドリルビット。
  2. 前記作業部と一体に設けられ、前記作業部をドリルに装着するための装着部をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のドリルビット。
  3. 前記多数の切削刃部及び前記多数のチャネルは三つで構成され、前記中心軸に対して120°の等間隔を置いて形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のドリルビット。
  4. 前記合流点は、前記多数の切削刃部の傾斜角よりも急な傾斜角を有することを特徴とする請求項に記載のドリルビット。
  5. 前記中心軸に沿って作製される前記末端切削刃の高さは、0.2mm〜0.5mmであることを特徴とする請求項に記載のドリルビット。
  6. 前記中心軸に沿って作製される前記側面切削の角部の高さは、1.0mm〜5.0mmであることを特徴とする請求項に記載のドリルビット。
  7. 前記切削コーナーは0.4mm〜0.6mmの曲率半径を有するように丸型に形成されることを特徴とする請求項に記載のドリルビット。
  8. 前記中心軸に沿って作製される前記切削コーナーの高さは、0.2mm〜0.7mmであることを特徴とする請求項に記載のドリルビット。
  9. 前記多数のチャネルは、前記側面切削の角部の傾斜角と対応する傾斜角を有することを特徴とする請求項に記載のドリルビット。
  10. 前記末端切削刃、切削コーナー、及びの側面切削の角部が形成された側面は、反対側の端部に後続切削刃、後続切削コーナー、及び後続側面切削の角部が形成されることを特徴とする請求項に記載のドリルビット。
  11. 前記側面は、前記中心軸に対して外側に7°〜9°の傾斜角を有することを特徴とする請求項10に記載のドリルビット。
  12. 前記後続切削刃は、前記中心軸に直交した線に対して20°〜40°の傾斜角を有することを特徴とする請求項10に記載のドリルビット。
  13. 前記後続側面切削の角部は、前記中心軸に対して内側に15°〜25°の傾斜角を有することを特徴とする請求項10に記載のドリルビット。
  14. 前記多数のチャネルは、前記側面切削の角部の傾斜角と対応する傾斜角を有する主チャネルと、前記後続側面切削の角部の傾斜角と対応する傾斜角を有する副チャネルとから構成されることを特徴とする請求項10に記載のドリルビット。
  15. 前記末端切削刃と後続切削刃で限定される面は、切削面とレリーフ面で構成され、前記面は、前記側面と直交することを特徴とする請求項10に記載のドリルビット。
  16. 前記面と前記側面が当接する角部は、0.3mm〜0.5mmの曲率半径を有するように丸型に形成されることを特徴とする請求項15に記載のドリルビット。
  17. 前記切削面は前記末端切削刃に近く、前記レリーフ面は前記後続切削刃に近いことを特徴とする請求項15に記載のドリルビット。
  18. 前記側面は、円周方向に沿って進行されながら前記中心軸側にさらに曲がるように形成されることを特徴とする請求項15に記載のドリルビット。
  19. 前記切削面は、前記中心軸と直交する仮想面に対して8°〜12°の傾斜角を有することを特徴とする請求項15に記載のドリルビット。
  20. 請求項に請求されたドリルビットを具備することを特徴とするドリル。
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