JP5780993B2 - ネジ山修正用工具 - Google Patents

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Description

本発明は、雄ネジの損傷したネジ山を修正するネジ山修正用工具に関する。
一般に、ボルトのネジ山が潰れてボルトを使用できない場合には、ダイスを用いてネジ山の修正を行っている。具体的には、ダイスをボルトの先端に螺合し、ダイスを回転させながら損傷しているネジ山まで移動させて損傷しているネジ山を通過させることで、ネジ山を修正している。ネジ山を修正するネジ山修正用工具として、例えば特許文献1には、スリットによって周方向に複数に分割されたダイスを一端部に収容して、この一端部側から他端部側へ向かうにしたがって外径が徐々に短くなる円筒状のホルダーと、当該ホルダーの外周に沿って摺動可能なスリーブと、ホルダーの他端部に連結されて当該ホルダーを回転させるためのシャフトと、を備えたものが開示されている。このネジ山修正用工具を用いてネジ山を修正する際は、まず、ダイス内に雄ネジの先端を挿入し、次に、スリーブをダイス側に移動させてダイスの内径を縮小させて、ダイスの歯が雄ネジの先端のネジ山に噛み合っているか否かを確認し、その後、シャフトでホルダーを回転させてダイスを損傷しているネジ山へ移動させて損傷しているネジ山を修正する。
しかしながら、この修正方法では、雄ネジの先端のネジ山が損傷している場合には、ダイスをネジ山に噛み合わせることが困難であった。また、正常に形成されているネジ山の位相とダイスにより新たに形成されるネジ山の位相とを一致させることは非常に困難であり、ネジ山を正確に修正できない場合があった。
そこで、例えば特許文献2に示すように、一対の円弧状のダイス片から構成されたダイスと、基端部同士が回動自在に連結されていると共に、中央部分の互いに対向する位置にそれぞれ各ダイス片を保持可能な穴を有する一対のホルダー片と、一対のホルダー片を互いに開く方向へ付勢するコイルスプリングと、一対のホルダー片間を所定の間隔で保持する係止手段と、を備えたネジ山修正用工具が開示されている。
ネジ山修正用工具の係止手段は、一方のホルダー片に設けられてノコギリ状の複数の歯を有する係止板と、他方のホルダー片から外方へ突出するように設けられてノコギリ状の複数の歯を有する操作板と、から構成されており、操作板の歯を係止板の歯に係合させることで、一対のホルダー片間を所定の間隔で保持することができる。
このネジ山修正用工具を用いて雄ネジの先端が損傷したネジ山を修正する際は、まず、ホルダー片の基端部を中心として一対のホルダー片をコイルスプリングの付勢力により互いに離間する方向へ開き、次に、一対のホルダー片間にボルトを挿通させるとともに、正常なネジ山部分を各ホルダー片に保持されたダイス片間に配置する。その後、一対のホルダー片を互いに近接させてダイスを正常なネジ山部分に装着するとともに、操作板の歯の凸部を係止板の歯の凹部に係止させてボルトを保持する。次に、ネジ山修正用工具をボルトの先端側へ向かって回転させながら移動させることで損傷している雄ネジの先端のネジ山を修正する。
特開2001−38526号公報 特開2006−326731号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のネジ山修正用工具の係止手段では、雄ネジのネジ山とダイスのネジ山とが完全に密着する位置で、操作板の歯の凸部と係止板の歯の凹部とを一致させることができない場合がある。係る場合に、操作板の歯の凸部と係止板の歯の凹部との係止位置をずらして、例えば一対のホルダー間の隙間距離を拡げる方向にずらして係止すると、雄ネジのネジ山とダイスのネジ山との間に隙間が形成されるため、雄ネジとダイスとの間にがたつきが生じて雄ネジを保持する力に偏りが生じてしまう。これにより、ネジ山を正確に加工することが困難であるという問題点があった。
そこで本発明は、上述したような従来技術の状況の下になされた発明であって、雄ネジのネジ山を強固に保持して正確にネジ山を加工可能なネジ山修正用工具を提供することを目的としている。
本発明は、上述したような従来技術における課題を解決するために発明されたものであり、第1の発明のネジ山修正用工具は、雄ネジのネジ山を修正するネジ山修正用工具であって、
内周面にネジ山を有する円弧状のダイス片を周方向に複数個配置して形成された環状のダイスと、
隣接する前記ダイス片間に隙間を形成した状態で前記ダイスを一端部に収容可能な筒状のホルダーと、
前記各ダイス片の外周面を前記ダイス片の前記内周面側へ向かって押圧して、隣接する前記ダイス片間の隙間を無くし、前記ダイスを環状に固定する固定手段と、を備え、
前記固定手段は、前記ホルダーの外周面に内周面が当接して、前記ホルダーの軸方向に摺動可能な中空筒状のスリーブを有しており、
前記スリーブを前記ホルダーに沿って摺動させて所定の位置に配置することで、前記各ダイス片の外周面に押圧力を付与するように構成し、
さらに、前記各ダイス片を径方向外側に移動させて、隣接するダイス片間に隙間を形成させるとともに、前記ダイスを拡径する拡径手段を備えており、前記拡径手段は、前記ダイス片と同一の円弧状の第1側面を有するとともに、外周面の中心軸方向長さが内周面の中心軸方向長さよりも長くなるように内周面側から外周面側へ向かって傾斜している第2側面を有し、且つ前記第1側面が前記ダイス片の側面に密着しているダイス支持体と、前記ダイス支持体の前記第2側面に前記第1側面側へ向かって付勢力を付与するダイス用バネと、を有することを特徴とする。
上記ネジ山修正用工具によれば、隣接するダイス片間に隙間が形成されている状態、即ちダイスが拡径している状態のときに、修正するボルト等の雄ネジをダイスに螺合させることなくダイス内を挿通させることができる。例えば、雄ネジの先端のねじ山が損傷した状態にあっても、雄ネジをダイス内に挿通させた後、複数に分割された状態にあるダイスを雄ネジの側方から一体的に内側へ向かって押圧することにより、正常なネジ山へダイスを装着することができ、正常なネジ山の部分から、ネジ山修正用工具を用いて雄ネジの先端にある損傷箇所の修正を行うことが可能となる。これにより、雄ネジに形成されている正常なネジ山に連続して、損傷しているネジ山に正常なねじ山を形成することが可能となる。上述したように、本発明に係るネジ山修正用工具を用いることで、従来実施されていた先端のネジ山が損傷している雄ネジにダイスを装着して修正する場合に比べて短時間で容易に修正を実施することができる。
また、ダイスを環状に固定する固定手段を備えているため、ダイスを環状に固定することができる。これにより、ダイスで雄ネジを強固に保持することが可能となる。強固に保持した状態で損傷したネジ山を修正することにより、ネジ山を正確に修正することができる。
さらに、固定手段はスリーブを備えているため、スリーブを摺動させて所定の位置に配置することで、雄ネジをダイスで強固に保持することができる。
また、第1の発明は、前記各ダイス片を径方向外側に移動させて、隣接するダイス片間に隙間を形成させるとともに、前記ダイスを拡径する拡径手段を備えており、
前記拡径手段は、前記ダイス片と同一の円弧状の第1側面を有するとともに、外周面の中心軸方向長さが内周面の中心軸方向長さよりも長くなるように内周面側から外周面側へ向かって傾斜している第2側面を有し、且つ前記第1側面が前記ダイス片の側面に密着しているダイス支持体と、前記ダイス支持体の前記第2側面に前記第1側面側へ向かって付勢力を付与するダイス用バネと、を有している。
このように、拡径手段で各ダイス片を径方向外側に移動させることにより、ダイスを容易に拡径することができる。これにより、雄ネジをダイスに螺合させる事無く、ダイス内に雄ネジを挿通させることができる。
また、拡径手段は、ダイス支持体と、ダイス用バネとを有しており、ダイス用バネの付勢力をダイス支持体の第2側面に付与することにより、付勢力の一部が各ダイス片を径方向外側に移動させる力となるため、各ダイス片を径方向外側へ移動させることができる。これにより、ダイスを拡径することができる。そして、拡径手段は、簡素な機構なので、安価に製作することができる。
第2の発明のネジ山修正用工具は、雄ネジのネジ山を修正するネジ山修正用工具であって、
内周面にネジ山を有する円弧状のダイス片を周方向に複数個配置して形成された環状のダイスと、
隣接する前記ダイス片間に隙間を形成した状態で前記ダイスを一端部に収容可能な筒状のホルダーと、
前記各ダイス片の外周面を前記ダイス片の前記内周面側へ向かって押圧して、隣接する前記ダイス片間の隙間を無くし、前記ダイスを環状に固定する固定手段と、を備え、
前記固定手段は、前記ホルダーの外周面に内周面が当接して、前記ホルダーの軸方向に摺動可能な中空筒状のスリーブを有しており、
前記スリーブを前記ホルダーに沿って摺動させて所定の位置に配置することで、前記各ダイス片の外周面に押圧力を付与するように構成し、
前記ホルダーは、円弧状の分割体を周方向に複数個配置して形成され、
前記各ダイス片を径方向外側に移動させて、隣接するダイス片間に隙間を形成させるとともに、前記ダイスを拡径する拡径手段を備えており、
前記拡径手段は、前記ホルダー内に、前記ホルダーの中心軸と直交する直交方向に配置され、且つ、両端がそれぞれ互いに対向する位置の前記分割体に接続されたバネを有し、
前記ホルダーの外周は、前記ダイスを保持している前記ホルダーの一端側から他端側へ向かって外周径を徐々に減じたテーパー状に形成され、
前記スリーブの内周は、一端側から他端側へ向かって内周径を徐々に減じたテーパー状に形成されるとともに、前記スリーブの一端が前記ホルダーの一端側を向くように配置されており、
前記スリーブを前記ホルダーの前記一端側に摺動させることにより、前記ホルダーを内方へ向かって押圧可能であることを特徴とする。
このように、ホルダーは複数の分割体から構成されており、当該ホルダー内にバネを備えているため、バネの付勢力によりホルダーを拡径することができる。そして、ホルダーを拡径することにより、ホルダー内に収容されたダイスを拡径することができる。これにより、雄ネジをダイスに螺合させる事無く、ダイス内に雄ネジを挿通させることができる。
また、第2の発明は、前記ホルダーの外周は、前記ダイスを保持している前記ホルダーの一端側から他端側へ向かって外周径を徐々に減じたテーパー状に形成され、
前記スリーブの内周は、一端側から他端側へ向かって内周径を徐々に減じたテーパー状に形成されるとともに、前記スリーブの一端が前記ホルダーの一端側を向くように配置されており、
前記スリーブを前記ホルダーの前記一端側に摺動させることにより、前記ホルダーを内方へ向かって押圧可能である。
このように、ホルダーの外周及びスリーブの内周はテーパー状に形成されているため、スリーブをホルダーの一端側に摺動させることによりホルダーを縮径することができる。これにより、ダイスを縮径して環状に固定することができる。
本発明によれば、雄ネジのネジ山を強固に保持して正確にネジ山を加工可能なネジ山修正用工具を提供することができる。
本発明の第一実施形態に係るネジ山修正用工具の縦断面図である。 本発明の第一実施形態に係るネジ山修正用工具の横断面図である。 ホルダーの正面図及び側断面図である。 カラー片の正面図及び側断面図である。 ダイス支持体の正面図及び側断面図である。 スリーブを移動させた状態を示す縦断面図である。 スリーブを移動させた状態を示す横断面図である。 ダイス及びダイス支持体が拡径した状態を示す縦断面図である。 ダイス及びダイス支持体が拡径した状態を示す横断面図である。 拡径したダイス内に修正するボルトを挿入した状態を示す縦断面図である。 拡径したダイス内に修正するボルトを挿入した状態を示す横断面図である。 ダイスでボルトの正常なネジ山部分を保持した状態を示す縦断面図である。 ダイスでボルトの正常なネジ山部分を保持した状態を示す横断面図である。 本発明の第二実施形態に係るネジ山修正用工具の斜視図である。 本発明の第二実施形態に係るネジ山修正用工具の縦断面図である。 スリーブの縦断面図である。 ネジ山修正用工具のホルダーを拡径した状態を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいてより詳細に説明する。
ただし、本発明の範囲は以下の実施形態に限定されるものではない。以下の実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に記載がない限り、本発明の範囲をそれにのみ限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
<第一実施形態>
図1及び図2は、それぞれ本発明の第一実施形態に係るネジ山修正用工具の縦断面図、横断面図である。まず、図1及び図2を参照して、本発明のネジ山修正用工具の全体構成について説明する。
図1及び図2に示すように、ネジ山修正用工具1は、円弧状のダイス片2aを周方向に複数個設けて形成された環状のダイス2と、ダイス2を収容可能な収容部4aを有する略円筒状のホルダー4と、ダイス2を環状に固定する固定手段6と、ダイス2をホルダー4に押圧して収容部4a内に保持する押圧手段8と、を備えている。
ダイス2は、複数の円弧状のダイス片2aから構成されており、本実施形態では、2個のダイス片2aから構成されるダイス2を用いた。各ダイス片2aには、内周面にネジ山が形成されている。なお、ダイス片2aの数は、これに限定されるものではない。ただし、複数のダイス片2aを周方向に配置して環状となる数とする。
図3は、ホルダー4の正面図及び側断面図である。図3に示すようにホルダー4の一端4cは、修正するボルトの雄ネジを挿通可能な穴4gを中央に有する蓋4fで塞がれている。そして、ホルダー4の他端4dは、押圧手段8を挿脱できるように開口されている。ホルダー4内に挿入された押圧手段8は、ホルダー4及び押圧手段8を貫通するピン10(図1及び図2参照)にてホルダー4に固定される。
ホルダー4の外径は、一端4cから他端4dへ向かうにしたがって、階段状に徐々に長くなっている。本明細書では、一端側で最も外径の短い部分を第1段部4hといい、他端側へ向かって外径が長くなるごとに順番に第2段部4i、第3段部4jという。
ホルダー4の第1段部4hには、後述するスリーブ12とカラー片14を接続するボルト16を挿通するための長孔4eが周方向に所定の間隔で複数形成されている。
また、第1段部4hの内径は、ダイス2の直径よりも長くて、第1段部4hの内方には、ダイス2を収容可能なダイス収容部4aが設けられている。これにより、ダイス2を拡径した状態、即ち互いに隣接するダイス片2a間に隙間を設けた状態でダイス2を収容することができる。
図1及び図2に示すように、第1段部4h内に収容されたダイス2は、ホルダー4の他端4dから挿入された押圧手段8によってホルダー4の蓋4fに押圧されている。
また、ダイス収容部4aの他端側には、修正するボルトの雄ネジにダイス2を装着した際に、当該雄ネジを収容可能な円柱状の空間部4bが形成されている。空間部4bは、雄ネジの直径よりも長い直径を有している。本実施形態では、空間部4bとして押圧手段8内に形成した貫通孔8aを利用する。
固定手段6は、ホルダー4の外周面に沿って摺動可能な略円筒状のスリーブ12と、当該スリーブ12を径方向に貫通する貫通孔12aに螺合可能なボルト16と、ホルダー4とダイス2との間に挿入可能なカラー片14と、を備えている。
固定手段6は、各ダイス片2aの外周面にダイス片2aの内周面側へ向かう押圧力を付与して、ダイス2を環状に固定する。
スリーブ12の内径は、ホルダー4の外周に沿って摺動できるように、一端12bから他端12cへ向かって階段状に徐々に長くなっている。本明細書では、一端側で最も内径の短い部分を第1段部12dといい、当該第1段部12dよりも他端側で当該第1段部12dよりも内径が長い部分を第2段部12eという。スリーブ12は、スリーブ12の第1段部12dの内周面とホルダー4の第1段部4hの外周面とが当接するとともに、スリーブ12の第2段部12eの内周面とホルダー4の第2段部4iの外周面とが当接するように、ホルダー4の外周に配置される。これにより、スリーブ12は、ホルダー4の外周面に沿ってホルダー4の軸方向に摺動可能となる。
そして、スリーブ12の第1段部12dの他端側内周側面と、ホルダー4の第2段部4iの一端側外周側面との間には、スリーブ12をホルダー4の一端側へ向かって付勢するスリーブ用バネ13が設けられている。
また、スリーブ12は、第1段部12d及び第2段部12eの一部分の外径が他よりも長くなるように形成されている。
押圧部材8の外径は、ダイス側の一端から他端へ向かって階段状に徐々に長くなり、その後、次第にテーパー状に短くなる形状を有している。本明細書では、一端側で最も外径の短い部分を第1段部8bといい、当該第1段部8bよりも他端側で当該第1段部8bよりも外径が長い部分を第2段部8c、そして、当該第2段部8cよりも他端側で、他端へ向かうにしたがって外径が次第にテーパー状に短くなる部分を第3段部8dという。第1段部8bの外径は、ダイス2の外径とほぼ同じ長さに形成されている。
カラー片14は、ホルダー4の周方向に沿って複数個設けられている。
図4は、カラー片14の正面図及び側断面図である。図4に示すように、カラー片14は、円弧形状を有している。本実施形態では、2つのカラー片14を用いたが、カラー片14の数は、これに限定されるものではない。
カラー片14の外径は、ホルダー4の第1段部4hの内径とほぼ同じ長さに形成されている。また、カラー片14の内径は、押圧部材8の第1段部8bの外径とほぼ同じ長さに形成されている。これにより、カラー片14は、ホルダー4の第1段目4hの内周面と押圧部材8の第1段部8bの外周面との間を、ホルダー4の軸方向に摺動可能である。
各カラー片14には、固定手段6のボルト16が螺合可能なネジ穴14aがカラー片14の径方向に形成されている。各カラー片14のネジ穴14aにボルト16を螺合することで、各カラー片14はスリーブ12と連結され、スリーブ12と共にホルダー4の軸方向に摺動可能となる。
図1及び図2に示すように、スリーブ12及び各カラー片14をホルダー4の一端側に摺動させると、各カラー片14が、各ダイス片2aとホルダー4との間に挿入される。これにより、各ダイス片2aの外周面に押圧力を付与して各ダイス片2aを径方向内側、即ちホルダー4の中心へ向かって移動させて環状のダイス2を形成することができる。
また、ネジ山修正用工具1は、ダイス2を拡径する拡径手段22を備えている。拡径手段22は、各ダイス片2aを径方向外側に移動させて、ダイス2を拡径する機能を有する。
拡径手段22は、ダイス片2aに当接するダイス支持体24と、付勢力をダイス支持体24に付与するダイス用バネ28と、当該ダイス用バネ28の一端に接続されてダイス支持体24に当接する摺動板26と、を備えている。
図5は、ダイス支持体24の正面図及び側断面図である。図5に示すように、ダイス支持体24は、円弧形状を有しており、周方向に複数個設けられている。本実施形態では、ダイス片2aと同じ数(2個)のダイス支持体24を用いた。ダイス支持体24は、外周面の軸方向の長さが内周面の軸方向の長さよりも長くなるように一方の側面が内周面側から外周面側へ向かって傾斜しているとともに、他方の側面が前記ダイス片2aの側面に当接している。
図1に示すように、ダイス用バネ28は、押圧手段8の第1段部8bの径方向両端部を切り欠いて形成された角部に設けられている。
ダイス用バネ28の付勢力を摺動板26を介してダイス支持体24の一方の側面(即ち傾斜している側面)に付与すると、付勢力の一部はダイス支持体24及びダイス2を拡径する方向へ作用する。これにより、各ダイス支持体24が径方向外側へ移動するとともに、各ダイス片2aも移動するため、ダイス2を拡径することができる。
ダイス2が拡径することにより、ボルトの雄ネジのネジ山とダイス2のネジ山とを螺合させることなく、雄ネジをダイス2内に挿通させることができる。
上述した構成からなるネジ山修正用工具1のスリーブ12を図6及び図7に示すように、ホルダー4の他端側に摺動させると、ダイス2及びダイス支持体24を外方から抑え込んでいたカラー片14も同時に移動する。これにより、カラー片14によってダイス2を環状に固定する押圧力が解放される。
このとき、ダイス用バネ28の付勢力は摺動板26を介してダイス支持体24に付与されている。この付勢力の一部はダイス支持体24及びダイス2を拡径する方向へ作用することとなる。これにより、図8及び図9に示すように、ダイス支持体24及びダイス2は拡径することができる。係る場合に、ダイス支持体24及びダイス2は、ダイス2のネジ山が修正するボルトの雄ネジのネジ山と螺合することなく、雄ネジをダイス2内に挿通可能となるまで拡径する。
上述したネジ山修正用工具1を用いて、雄ネジの先端付近が損傷しているボルトのネジ山を修正する修正方法について以下に説明する。
図10及び図11は、それぞれ拡径したダイス2内に修正するボルトの雄ネジを挿入した状態を示す縦断面図、横断面図である。
図10及び図11に示すように、まず、スリーブ12をホルダー4の他端側へ移動させて、ダイス2及びダイス支持体24を拡径する。そして、拡径したダイス2内にボルト29の雄ネジ29aを挿通して、雄ネジ29aの正常なネジ山部分がダイス2内に配置されるように、ボルト29の位置を調整する。
次に、図12及び図13に示すように、スリーブ12をホルダー4の一端側へ移動させて、ダイス2及びダイス支持体24を縮径するとともに、ダイス2を環状に固定して、雄ネジ29aの正常なネジ山部分にダイス2を装着する。
その後、ネジ山修正用工具1を雄ネジの先端側へ向かって回転させながら移動させることにより、損傷したネジ山を修正する。
上述した構成からなるネジ山修正用工具1によれば、ダイス2とホルダー4との間にカラー片14を挿入することで、ダイス2を環状に固定することができる。これにより、ダイス2内に挿入された雄ネジ29aをダイス2で強固に保持することが可能となる。そして、強固に保持した状態で損傷したネジ山を修正することにより、ネジ山を正確に修正することができる。
また、カラー片14は、ボルト16でスリーブ12に接続されているため、スリーブ12をホルダー4に沿って摺動させることで、カラー片14を移動させることができる。
また、拡径手段22はダイス支持体24とダイス用バネ28とを備えており、ダイス用バネ28の付勢力をダイス支持体24の傾斜している側面に付与することにより、付勢力の一部が各ダイス片2aを径方向外側に移動させる力となる。これにより、各ダイス片2aを径方向外側へ移動させてダイス2を拡径することができる。そして、拡径手段32は、簡素な機構なので、安価に製作することができる。
さらに、ダイス用バネ28の付勢力でダイス2を拡径することにより、ダイス2の内径をボルト2の雄ネジ29aの外径よりも長くすることができる。したがって、雄ネジ29aをダイス2に螺合させることなく、ダイス2内に雄ネジ29aを挿通させることができる。これにより、ネジ山が損傷している雄ネジ29aの先端にダイス2を装着することなく、雄ネジ29aのネジ山が正常に形成されている部分にダイス2を装着することができる。また、先端のネジ山が損傷している雄ネジ29aにダイス2を装着して修正する場合に比べて短時間で容易に修正を実施することができる。
<第二実施形態>
次に、本発明の第二実施形態について説明する。以下の説明において、上述した第一実施形態に対応する部分には同一の符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
図14及び図15は、それぞれ本発明の第二実施形態に係るネジ山修正用工具31の斜視図、縦断面図である。
図14及び図15に示すように、ネジ山修正用工具31はホルダー34と、固定手段36と、拡径手段32と、を備えている。
ホルダー34内に収容されるダイス2は、第一実施形態と同様に、2個のダイス片2aから構成されている。
また、ホルダー34は、断面が円弧状の分割体34aを周方向に複数個配置して形成されており、円筒形状を有している。
分割体34aは、ダイス片2aと同じ数になるように分割される。したがって、本実施形態では、ホルダー34は、2つの分割体34aから構成されている。各分割体34aにそれぞれダイス片2aが固定されている。ダイス片2aは、各分割体34aの一端部34dの内周面にダイス用ボルト40にて固定されている。
ホルダー34内には、修正するボルト29の雄ネジ29aにダイス2を装着した際に、当該雄ネジ29aを収容可能な円柱状の空間部4bが形成されている。
また、ホルダー34内に、拡径手段32が設けられている。拡径手段32は、ホルダー34の中心軸と直交する直交方向に配置され、両端がそれぞれ対向する分割体34aに接続されたバネである。当該バネにより、ホルダー34を拡径する付勢力が付与される。
ホルダー34の外周は、一端34bから他端34cへ向かうにしたがって外周径を徐々に減じたテーパー状に形成されている。
図16は、固定手段36のスリーブ37の縦断面図である。図16に示すように、スリーブ37の内周は、一端37bから他端37cへ向かうにしたがって内周径を徐々に減じたテーパー状に形成されている。テーパーの角度は、ホルダー34の外周のテーパーと同じ角度を有している。
そして、図15に示すように、スリーブ37は、その他端37cがホルダー34の他端側に、一端37bがホルダー34の一端側になるように配置されている。スリーブ37をホルダー34の一端側に向かって摺動させることにより、ホルダー34を環状に固定するとともに、ダイス2を環状に固定することができる。
また、スリーブ37を径方向に貫通するネジ穴37aに蝶ネジ38を螺合し、当該蝶ネジ38を締め付けることにより、スリーブ37をホルダー34に固定するとともに、ホルダー34を介してダイス2を締め付けることができる。
図17は、ネジ山修正用工具31のホルダー34を拡径した状態を示す縦断面図である。図17に示すように、スリーブ37をホルダー34の他端側へ移動させて、拡径手段32のバネの付勢力を利用してホルダー34及びダイス2を拡径する。そして、拡径したダイス2内に修正するボルト29の雄ネジ29aを挿通して、雄ネジ29aの正常なネジ山部分がダイス2内に配置されるように、ボルト29の位置を調整する。
次に、スリーブ37をホルダー34の一端側へ摺動させて、ホルダー34及びダイス2を縮径するとともに、環状に固定して、雄ネジ29aの正常なネジ山部分にダイス2を装着する。続いて、蝶ネジ38を締めて、スリーブ37をホルダー34に固定するとともに、ダイス2を締め付ける。
その後、ハンドル39を回転させながら、ネジ山修正用工具31を雄ネジ29aの先端側へ向かって移動させることにより、損傷したネジ山を修正する。
上述したように、本発明に係るネジ山修正用工具31のホルダー34は、複数の分割体34aから構成されており、当該ホルダー34内に拡径手段32であるバネを備えているため、当該バネの付勢力により隣接する分割体34a間に隙間を形成しながらホルダー34を拡径することができる。そして、ホルダー34を拡径することにより、ホルダー34内に収容されたダイス2を拡径することができる。ダイス2が拡径することにより、ダイス2に螺合させること無く、雄ネジ29aをダイス2内に挿通させることができる。これにより、損傷しているネジ山にダイス2を装着することなく、雄ネジ29aのネジ山が正常に形成されている部分にダイス2を装着することができる。
さらに、ホルダー34の外周及びスリーブ37の内周はテーパー状に形成されているため、スリーブ37をホルダー34の一端側に摺動させることにより、ダイス2で雄ネジ29aを強固に保持することができる。
また、スリーブ37をホルダー34の他端側に摺動させることにより、ホルダー34及びダイス2を拡径することができる。
そして、固定手段36はスリーブ37を貫通する蝶ネジ38を備えているため、蝶ネジ38を締め付けることでホルダー34を介してダイス2を更に強固に保持することができる。強固に保持した状態で損傷したネジ山を修正することにより、ネジ山を正確に修正することができる。
1 ネジ山修正用工具
2 ダイス
2a ダイス片
4 ホルダー
4a 収容部
4b 空間部
4c 一端
4d 他端
4e 長孔
4f 蓋
4g 穴
4h 第1段部
4i 第2段部
4j 第3段部
6 固定手段
8 押圧手段
8a 貫通孔
8b 第1段部
8c 第2段部
8d 第3段部
10 ピン
12 スリーブ
12a 貫通孔
12b 一端
12c 他端
12d 第1段部
12e 第2段部
13 スリーブ用バネ
14 カラー片
14a ネジ穴
16 ボルト
22 拡径手段
24 ダイス支持体
26 摺動板
28 ダイス用バネ
29 修正するボルト
29a 雄ネジ
31 ネジ山修正用工具
32 拡径手段
34 ホルダー
34a 分割体
34b 一端
34c 他端
34d 一端部
36 固定手段
37 スリーブ
37a ネジ穴
37b 一端
37c 他端
38 蝶ネジ
39 ハンドル
40 ダイス用ボルト

Claims (2)

  1. 雄ネジのネジ山を修正するネジ山修正用工具であって、
    内周面にネジ山を有する円弧状のダイス片を周方向に複数個配置して形成された環状のダイスと、
    隣接する前記ダイス片間に隙間を形成した状態で前記ダイスを一端部に収容可能な筒状のホルダーと、
    前記各ダイス片の外周面を前記ダイス片の前記内周面側へ向かって押圧して、隣接する前記ダイス片間の隙間を無くし、前記ダイスを環状に固定する固定手段と、を備え、
    前記固定手段は、前記ホルダーの外周面に内周面が当接して、前記ホルダーの軸方向に摺動可能な中空筒状のスリーブを有しており、
    前記スリーブを前記ホルダーに沿って摺動させて所定の位置に配置することで、前記各ダイス片の外周面に押圧力を付与するように構成し、
    さらに、前記各ダイス片を径方向外側に移動させて、隣接するダイス片間に隙間を形成させるとともに、前記ダイスを拡径する拡径手段を備えており、
    前記拡径手段は、前記ダイス片と同一の円弧状の第1側面を有するとともに、外周面の中心軸方向長さが内周面の中心軸方向長さよりも長くなるように内周面側から外周面側へ向かって傾斜している第2側面を有し、且つ前記第1側面が前記ダイス片の側面に密着しているダイス支持体と、前記ダイス支持体の前記第2側面に前記第1側面側へ向かって付勢力を付与するダイス用バネと、を有することを特徴とするネジ山修正用工具。
  2. 雄ネジのネジ山を修正するネジ山修正用工具であって、
    内周面にネジ山を有する円弧状のダイス片を周方向に複数個配置して形成された環状のダイスと、
    隣接する前記ダイス片間に隙間を形成した状態で前記ダイスを一端部に収容可能な筒状のホルダーと、
    前記各ダイス片の外周面を前記ダイス片の前記内周面側へ向かって押圧して、隣接する前記ダイス片間の隙間を無くし、前記ダイスを環状に固定する固定手段と、を備え、
    前記固定手段は、前記ホルダーの外周面に内周面が当接して、前記ホルダーの軸方向に摺動可能な中空筒状のスリーブを有しており、
    前記スリーブを前記ホルダーに沿って摺動させて所定の位置に配置することで、前記各ダイス片の外周面に押圧力を付与するように構成し、
    前記ホルダーは、円弧状の分割体を周方向に複数個配置して形成され、
    前記各ダイス片を径方向外側に移動させて、隣接するダイス片間に隙間を形成させるとともに、前記ダイスを拡径する拡径手段を備えており、
    前記拡径手段は、前記ホルダー内に、前記ホルダーの中心軸と直交する直交方向に配置され、且つ、両端がそれぞれ互いに対向する位置の前記分割体に接続されたバネを有し、
    前記ホルダーの外周は、前記ダイスを保持している前記ホルダーの一端側から他端側へ向かって外周径を徐々に減じたテーパー状に形成され、
    前記スリーブの内周は、一端側から他端側へ向かって内周径を徐々に減じたテーパー状に形成されるとともに、前記スリーブの一端が前記ホルダーの一端側を向くように配置されており、
    前記スリーブを前記ホルダーの前記一端側に摺動させることにより、前記ホルダーを内方へ向かって押圧可能であることを特徴とするネジ山修正用工具。
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