JP5780764B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像の見えを改善する画像調整処理機能を有する撮像装置に関する。
撮影動作により得られた画像データを分析し、分析した画像データに対して画像の見えを改善するための各種の画像調整処理を施す技術が知られている。具体的には、画像データの輝度ヒストグラムや、色相、彩度、被写体の種類等を分析し、これらの分析結果に応じて画像のコントラストや色味を調整する技術が知られている。また、画像データや画像データを得た際の撮影情報等から主要被写体を判断し、判断した主要被写体のコントラストや色味を選択的に調整する技術も知られている。さらに、特許文献1では、撮影動作時の撮影条件から撮影者の撮影意図を判断し、この判断結果に応じて画像調整処理を行う技術が提案されている。
特開2007−184887号公報
上述した画像調整処理の技術は、何れも静止画像への適用を前提としている。上述した画像調整処理の技術を動画像に対して適用する場合には、撮影者が意図した画像調整処理が行われない可能性がある。例えば、動画像の撮影中において、撮影シーンの中に夕焼けが入った場合を考える。このとき、夕焼けが主要被写体であるのか、偶々撮影シーン中に入っただけの被写体であるのかといった、撮影者の意図を、画像データの分析や撮影条件から判断することは困難である。このため、夕焼けを強調するような画像調整処理がなされた場合であっても、必ずしも撮影者の意図に沿った画質の画像データとはなっていない可能性がある。
また、画像調整処理において用いる画像調整パラメータの時間的変化を一定値以下に抑制したり、画像調整パラメータの時間的変化を平均化したりすることにより、画像調整パラメータの急激な変化による画質の急激な変化を抑制する技術も知られている。しかしながら、このような技術はあくまでも画質の急激な変化を抑制する効果が期待できるのみで、撮影者の意図を反映した画像調整処理に適用できるものではない。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたもので、動画像においても、撮影者の意図を反映した画像調整処理を自動的に施すことが可能な撮像装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様の撮像装置は、動画撮影動作の際に被写体を撮像し、該被写体に応じた画像データを取得する撮像部と、前記動画撮影動作の際に、撮影者により撮影シーンが確定されたかどうかを判断するシーン確定判断部と、前記シーン確定判断部によって撮影シーンが確定されたと判断された場合に、確定された撮影シーンに応じた画像調整パラメータを算出し、画像調整パラメータに基づく画像調整処理を前記撮像部により取得された画像データに対して施す画像調整処理部とを具備し、前記シーン確定判断部は、前記撮影シーンが確定されたことを判断した後、該確定された撮影シーンが変化したかどうかを判断し、前記画像調整処理部は、前記シーン確定判断部によって撮影シーンが確定されたと判断された場合の前記画像調整処理においては前記画像データに対する画像調整処理の効果を前記画像調整パラメータに基づく画像調整処理の効果に近づく方向に徐々に増加させるように前記画像調整パラメータを補正し、前記シーン確定判断部によって撮影シーンが変化したと判断された場合の前記画像調整処理においては前記画像データに対する画像調整処理の効果を前記画像調整パラメータに基づく画像調整処理の効果から離れる方向に徐々に減少させるように前記画像調整パラメータを補正することを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一態様の撮像装置は、動画撮影動作の際に被写体を撮像し、該被写体に応じた画像データを取得する撮像部と、前記動画撮影動作の際に、撮影者により撮影シーンが確定されたかどうかを判断するシーン確定判断部と、前記シーン確定判断部によって撮影シーンが確定されたと判断された場合に、確定された撮影シーンに応じた画像調整処理を前記撮像部により取得された画像データに対して施す画像調整処理部と、前記動画撮影動作の際の撮影画角を変更する画角変更部とを具備し、前記シーン確定判断部は、前記画角変更部による撮影画角の変更速度の方向が撮影画角に対する被写体の大きさが拡大される方向であるズームイン方向でかつ前記変更速度の大きさが所定量よりも小さい0ではない一定量の場合に、撮影シーンが確定されたと判断することを特徴とする。
本発明によれば、動画像においても、撮影者の意図を反映した画像調整処理を自動的に施すことが可能な撮像装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラの動作の概念を示す図である。 図1に示したカメラの具体的な構成を示すブロック図である。 画像処理回路の内部の構成を示すブロック図である。 撮影シーケンスの手順を示したフローチャートである。 第1の撮影シーン確定判断としての動きベクトル量を用いた撮影シーン確定判断の例を示す図である。 図6(a)は第1の撮影シーン確定判断としての加速度センサ出力を用いた撮影シーン確定判断の例を示す図であり、図6(b)はカメラの姿勢と加速度センサの検出軸方向との関係を示す図である。 第1の撮影シーン確定判断としてのズーム速度を用いた撮影シーン確定判断の例を示す図である。 第2の撮影シーン確定判断としてのズーム速度を用いた撮影シーン確定判断の例を示す図である。 第3の撮影シーン確定判断としてのズーム速度を用いた撮影シーン確定判断の例を示す図である。 第4の撮影シーン確定判断としての加速度センサ出力を用いた撮影シーン確定判断の例を示す図である。 画像調整処理の手順について示すフローチャートである。 画像調整処理について説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラ(以下、カメラと記す)の動作の概念を示す図である。
撮影者による撮影開始の指示を受けて、まず撮像処理が行われる。撮像処理においては、まず、被写体が撮像される。被写体の撮像によって得られたアナログの画像信号に対しては、相関二重サンプリング(CDS)処理、自動ゲイン制御(AGC)処理、アナログ/デジタル変換(ADC)処理等といった信号処理が行われる。この信号処理によって、被写体の像に応じたデジタルデータとしての画像データが生成される。
撮像処理によって生成された画像データに対しては各種の標準的な画像処理が施される。標準的な画像処理とは、ノイズ低減(NR)処理、ホワイトバランス(WB)処理、デモザイク処理、色変換処理、階調変換処理、エッジ強調処理といった各種の画像処理を、カメラ毎に予め定められた又は撮影シーンに依存しない条件によって導出された標準の画像調整パラメータに従って行うことを言う。
標準的な画像処理がなされた後、撮影シーン確定判断がなされる。撮影シーン確定判断は、撮影者により撮影シーンが確定されたかどうかを判断する処理である。ここで、本実施形態における「撮影者により撮影シーンが確定された」状態とは、撮影者が、撮影実行を意図してカメラを構えたり、カメラを移動させたりしている状態を言う。言い換えれば、この状態は、撮影者が被写体をどのような構図で撮影するかを決めた状態である。本実施形態においては、撮影シーンが確定されたかどうかを、撮影シーンの時間的変化の有無によって判断する。即ち、撮影シーンの時間的変化が殆ど無い場合には、撮影シーンが確定されたと判断する。これに対し、撮影シーンが時間的に変化した場合には、撮影シーンが確定されていない又は確定されていた撮影シーンから別の撮影シーンに変化したと判断する。撮影シーンの時間的変化の判断手法としては、例えば、(1)画像データの時間的変化、(2)カメラの姿勢の時間的変化、(3)撮影画角の時間的変化、が考えられる。これらの判断の詳細は後述する。
撮影シーンが確定されたと判断された場合、確定された撮影シーンに応じた画像調整パラメータが導出される。画像調整パラメータとしては、例えば画像のコントラスト、明度、彩度、色相を調整するためのパラメータが考えられる。このような画像調整パラメータは、従来周知の手法によって導出することができる。例えば、標準的な画像処理が施された画像データを分析して撮影シーンを判断し、判断した撮影シーンに応じた画像調整パラメータを導出する。例えば、主要被写体が夕焼けのシーンであれば、夕焼けの赤が強調されるようにして彩度やコントラスト等を補正するための画像調整パラメータが導出される。また、例えば主要被写体が空のシーンであれば、空の青が強調されるように画像調整パラメータが導出される。
撮影シーンに応じた画像調整パラメータが導出されると、この導出された画像調整パラメータを用いて、標準的な画像処理が施された画像データに対する再度の画像処理(画像調整処理)が施される。画像調整処理とは、撮影シーンに応じて例えば画像データのコントラスト、明度、彩度、色相を調整する処理である。
撮影シーンが確定されている間は、画像調整パラメータの導出と画像調整処理とが繰り返される。確定されていた撮影シーンが別の撮影シーンに変化した場合には、それまで行われていた画像調整処理が中断される。
このように、本実施形態に係る撮像装置では、撮影者によって撮影シーンが確定された時点で、確定された撮影シーンに応じた画像調整処理を行う。したがって、撮影シーンが時間的に変化する可能性のある動画像の撮影時においても、撮影者の意図を反映した画像調整処理を自動的に施すことが可能である。
以下、より具体的に本実施形態のカメラについて説明する。図2は、図1に示したカメラの具体的な構成を示すブロック図である。図2に示すように、カメラ100は、ズームレンズ101と、撮像部102と、A/D変換回路103と、RAM104と、画像処理回路105と、液晶モニタ106と、インターフェース(I/F)107と、記録媒体108と、動きベクトル検出回路109と、加速度センサ110と、操作部111と、マイクロコンピュータ(マイコン)112とを有している。
画角変更部の一例としてのズームレンズ101は、焦点距離が可変なレンズであって、図示しない被写体の像を撮像部102が有する撮像素子に集光する。ズームレンズ101は、マイコン112の制御に従ってその光軸方向に駆動される。ズームレンズ101の駆動によって撮影画角が変更される。
撮像部102は、撮像素子と、アナログ信号処理回路と、を有している。撮像素子は、ズームレンズ101によって集光された被写体の像を受光するための光電変換面を有している。光電変換面は、光の量を電荷量に変換するための光電変換素子(例えばフォトダイオード)等からなる画素が2次元状に配置されている。さらに、光電変換面の表面には、例えばベイヤ配列のカラーフィルタが配置されている。このような撮像素子は、ズームレンズ101によって集光された光を電気信号(画像信号)に変換する。このような撮像素子の制御は、マイコン112によって行われる。また、アナログ信号処理回路は、撮像素子から入力された画像信号に対して各種のアナログ信号処理を施す。例えば、CDS処理は、画像信号における暗電流ノイズ成分を除去するための処理である。また、AGC処理は、画像信号のダイナミックレンジを所望のものとするための増幅処理である。
A/D変換回路103は、撮像部102から出力された画像信号をデジタルデータとしての画像データに変換する。ここで、例えば、撮像素子のカラーフィルタ配列がベイヤ配列であれば、画像データもベイヤ配列に対応したものとなる。以下、このようなベイヤ配列に対応した画像データをベイヤデータと言う。
RAM104は、A/D変換回路103において得られた画像データとしてのベイヤデータや、画像処理回路105において処理された各種のデータ等が一時的に記憶される記憶部である。画像処理回路105は、RAM104に記憶された画像データに種々の画像処理を施す。画像処理回路105の詳細については後述する。
液晶モニタ106は、例えばカメラ100の背面に設けられており、画像処理回路105において処理された画像データに基づく画像等の各種の画像を表示する。I/F107は、マイコン112が、記録媒体108とデータ通信するための仲介をするインターフェースである。記録媒体108は、撮影動作により得られた画像ファイルが記録される記録媒体である。
動きベクトル検出回路109は、撮像部102を介して時系列で取得される複数フレームの画像データから、各フレームの画像データに対応した動きベクトルを検出する。動きベクトルは、例えば周知のブロックマッチング法によって検出する。ブロックマッチング法とは、各フレームの画像データをそれぞれ複数のブロックデータに分割し、各分割したブロックデータのフレーム間でのずれを例えば相関演算によって求める手法である。このずれが各ブロックデータの動きベクトルとなる。各フレームの画像データの全体としての動きベクトルは、例えばブロックデータ毎に得られた動きベクトルを平均化することにより得られる。
加速度センサ110は、カメラ100に発生した加速度を、カメラ100の姿勢変化として検出する。詳細は後述するが、加速度センサ110は、撮影者がカメラ100を正位置で構えたときの液晶モニタ106の画面の左右方向と平行な方向となるY軸方向の加速度を検出する加速度センサと、撮影者がカメラ100を正位置で構えたときの液晶モニタ106の画面の上下方向と平行な方向となるZ軸方向の加速度を検出する加速度センサと、を有している。なお、カメラ100の姿勢変化を検出するのに必ずしも加速度センサを用いる必要はない。例えば、角速度センサを用いても良い。
操作部111は、撮影者がカメラ100の各種の操作をするための操作部材を有する。本実施形態における操作部111は、少なくとも、撮影開始・終了を指示するための操作部、再生開始・終了を指示するための操作部、ズーム駆動(ズームイン方向又はズームアウト方向)を指示するための操作部を含む。この他、カメラ100の動作モードを設定するための操作部やカメラ100の電源をオン/オフするための操作部等を含んでいても良い。
マイコン112は、デジタルカメラ100の各種シーケンスを統括的に制御する。このマイコン112は、操作部111の何れかの操作部が操作された場合に、その操作に対応して図1に示す各ブロックを制御する。この他、マイコン112は、シーン確定判断部としての機能を有する。即ち、マイコン112は、動きベクトル検出回路109によって検出された動きベクトル、加速度センサ110の出力信号、ズームレンズ101の駆動速度(ズーム速度)から撮影者により撮影シーンが確定されたかどうかを判断する。さらに、マイコン112は、画像調整パラメータの導出部としての機能も有する。即ち、マイコン112は、画像処理回路105における画像処理に用いられる画像調整パラメータを各種の条件に従って導出する。このマイコン112と、画像処理回路105とにより、画像調整処理部としての機能が実現される。
図3は、画像処理回路105の内部の構成を示すブロック図である。図5に示す画像処理回路105は、ノイズ低減(NR)処理部201と、ホワイトバランス(WB)処理部202と、デモザイク処理部203と、色変換処理部204と、階調変換処理部205と、エッジ強調処理部206と、圧縮処理部207と、伸長処理部208と、を有している。
NR処理部201は、A/D変換回路103から出力され、RAM104に記憶されている画像データ(ベイヤデータ)を読み出し、読み出したベイヤデータに対して高周波ノイズ等を除去するためのノイズ低減処理を施す。WB処理部202は、NR処理部201によって処理されたベイヤデータに対して色バランスを補正するためのホワイトバランス補正処理を施す。
デモザイク処理部203は、WB処理部202から出力されたベイヤデータをYCデータに変換する。デモザイク処理部203は、まず、デモザイク処理を行う。デモザイク処理とは、1画素がRGB何れかの色成分を有しているベイヤデータに対して補間処理を施すことによって、ベイヤデータを1画素がRGB3色の色成分を有している画像データ(RGBデータ)に変換する処理である。デモザイク処理の後、デモザイク処理部203は、RGBデータに対して所定のマトリクス演算を施すことにより、RGBデータを輝度・色差(YC)データに変換する。YCデータの変換は、圧縮処理部207における圧縮処理の前に行うようにしても良い。
色変換処理部204は、デモザイク処理部203で得られたYCデータに対して色変換処理を施す。色変換処理とは、YCデータに対して所定のマトリクス演算を施すことによって、当該YCデータを所望の色空間上にマッピングする処理である。さらに、色変換処理部204は、色変換処理したYCデータのうちの色差(C)データに、マイコン112から指示された彩度補正係数、色相補正係数を乗じることによって画像の彩度、色相を調整する。
階調変換処理部205は、色変換処理部204から出力されたYCデータのうちの輝度(Y)データに対して階調変換処理を施す。階調変換処理とは、Yデータをマイコン112から指示された階調変換テーブルを用いて変換することで画像の階調を補正する処理である。
エッジ強調処理部206は、階調変換処理部205から出力されたYCデータのうちの輝度(Y)データに対してエッジ強調処理を施し、エッジ強調処理後のYCデータをRAM104に記憶させる。エッジ強調処理とは、Yデータにマイコン112から指示されたエッジ強調係数を乗じることにより、画像におけるエッジ成分の明るさを強調する処理である。
圧縮処理部207は、エッジ強調処理部206で処理されてRAM104に記憶されたYCデータに対して圧縮処理を施す。そして、圧縮処理部207は、圧縮処理により得られた画像データ(圧縮画像データ)をRAM104に記憶させる。ここで、圧縮処理部207は、静止画撮影の際には、例えば周知のJPEG方式を用いてYCデータを圧縮する。また、圧縮処理部207は、動画撮影の際には、例えば周知のMPEG方式を用いてYCデータを圧縮する。
伸長処理部208は、記録媒体108に記録されている画像ファイルを読み出し、該画像ファイルに含まれている圧縮画像データを伸長する。そして、伸長処理部208は、伸長処理により得られた画像データ(YCデータ)をRAM104に記憶させる。ここで、伸長処理部208は、圧縮画像データがJPEG方式で圧縮されている場合には、JPEG方式を用いて圧縮画像データを伸長する。また、圧縮処理部207は、圧縮画像データがMPEG方式で圧縮されている場合には、MPEG方式を用いて圧縮画像データを伸長する。
以下、上述したカメラ100の動作についてさらに説明する。図4は、カメラ100による撮影シーケンスの手順を示したフローチャートである。ここで、図4は、主に動画撮影時の手順を示している。また、図4では図示していないが、撮影シーケンスに先立って又は撮影シーケンス中に、撮影者はズーム駆動の指示等を行うことが可能である。また、撮影シーケンスに先立って撮像部102の露光条件等が導出されている。
撮影者による操作部111の操作によって撮影開始の指示がなされた場合に、図4の処理が開始される。撮影開始の指示を受けて、マイコン112は、撮像部102及びA/D変換回路103を用いて撮像処理を実行する(ステップS1)。この撮像処理において、マイコン112は、予め導出しておいた露光条件に従って撮像部102、A/D変換回路103を動作させる。これを受けて撮像部102の撮像素子は、被写体の撮像を実行して被写体に対応した画像信号を取得する。そして、アナログ信号処理回路は、撮像素子からの画像信号に対してアナログ信号処理を施す。さらに、A/D変換回路は、アナログ信号処理された画像信号をデジタルデータとしての画像データ(ベイヤデータ)に変換する。
撮像処理の後、マイコン112は、画像処理回路105を用いて、撮像処理の結果としてRAM104に記憶されているベイヤデータに対する画像処理を実行する(ステップS2)。ここでの画像調整パラメータは、標準的な画像調整パラメータを用いる。標準的な画像調整パラメータは、例えばマイコン112に予め記憶されているものや撮影シーンによらない条件に従って導出されるものがある。ステップS2における画像処理の際に、マイコン112は、標準的な画像調整パラメータを画像処理回路105に入力することで画像処理の開始を指示する。
標準的な画像処理の後、マイコン112は、液晶モニタ106を用いて表示処理を行う(ステップS3)。この表示処理において、マイコン112は、エッジ強調処理後の画像データ(YCデータ)をRAM104から読み出し、読み出したYCデータを液晶モニタ106に入力する。液晶モニタ106は、入力されたYCデータに対応した画像を表示する。
表示処理の後、マイコン112は、画像処理回路105を用いて圧縮処理を行う(ステップS4)。この圧縮処理において、マイコン112は、画像処理回路105に圧縮処理の実行を指示する。これを受けて、画像処理回路105の圧縮処理部207は、エッジ強調処理後の画像データ(YCデータ)をRAM104から読み出し、読み出したYCデータを例えばMPEG方式を用いて圧縮する。
圧縮処理の後、マイコン112は、加速度センサ110の出力信号から、カメラ100に発生している加速度を検出する(ステップS5)。続いて、マイコン112は、ズームレンズ101のズーム速度(方向及び大きさ)を検出する(ステップS6)。ここで、ズーム速度とは、単位時間当たりのズーム駆動量のことを言う。ズーム速度は、例えばズームレンズ101の近傍にエンコーダを設けることによって検出できる。
続いて、マイコン112は、撮影者により撮影シーンが確定されたかどうかを判断する(ステップS7)。ステップS7の撮影シーン確定判断の判断手法の詳細については後述する。ステップS7の判断において、撮影シーンが確定されていない場合に、マイコン112は、ステップS1以後の処理を行う。即ち、撮影シーンが確定されるまでは、画像調整処理のなされていない圧縮データがRAM104に逐次記憶される。
一方、ステップS7の判断において、撮影シーンが確定された場合に、マイコン112は、画像調整処理を行う(ステップS8)。この画像調整処理の詳細は後述する。
画像調整処理の後、マイコン112は、撮影者の操作部111の操作により、撮影終了が指示されたかどうかを判断する(ステップS9)。ステップS9の判断において、撮影終了指示がなされていない場合に、マイコン112は、ステップS1以後の処理を行う。一方、ステップS9の判断において、撮影終了指示がなされた場合に、マイコン112は、RAM104に記憶された圧縮データを1つの画像ファイルとして記録媒体108に記録し、その後、図4の処理を終了させる。
次に、ステップS7の撮影シーン確定判断について説明する。上述したように、本実施形態においては、(1)画像データの時間的変化、(2)カメラ100の姿勢の時間的変化、(3)撮影画角の時間的変化の3つの条件を組み合わせて撮影シーン確定判断を行う。
まず、第1の撮影シーン確定判断として、カメラ100の動きが小さく、且つ撮影画角の時間的変化が小さいかどうか、を判断する。これは、撮影者が撮影構図を殆ど変化させていない状態を判断するものである。
カメラ100の動きの大小は、画像データの時間的変化とカメラ100の姿勢変化とから判断する。即ち、カメラ100の動きが小さい場合には、撮影者がカメラ100を固定している状態であると考えられる。このような場合には、基本的には撮影シーンが確定していると考える。
まず、画像データの時間的変化を用いた撮影シーン確定判断には、動きベクトル検出回路109によって検出される画像データの全体の動きベクトル量(動きベクトルの大きさ)を用いる。図5は、第1の撮影シーン確定判断としての動きベクトル量を用いた撮影シーン確定判断の例を示す図である。図5に示すように、動きベクトル量に閾値ThrsMを定めて判断を行う。
次に、カメラ100自体の姿勢の時間的変化を用いた撮影シーン確定判断には、加速度センサ110の出力信号を用いる。画像データの時間的変化と同様、加速度センサ110の出力信号からも、撮影者がカメラ100を大きく動かしているかどうかを判断することが可能である。図6(a)は、第1の撮影シーン確定判断としての加速度センサ出力を用いた撮影シーン確定判断の例を示す図である。また、図6(b)は、カメラ100の姿勢と加速度センサの検出軸方向との関係を示す図である。図6(a)に示すように、加速度センサ出力に閾値ThrsAを定めて判断を行う。ここで、図6(a)では、Y軸方向の加速度センサ出力の閾値の大きさとZ軸方向の加速度センサ出力の閾値の大きさとを同じくしているが、これらの閾値を異ならせるようにしても良い。
次に、撮影画角の時間的変化が小さいかどうかは、ズーム速度から判断する。ズーム速度も小さいということは、撮影者が意図して撮影画角を変えていないと考えられる。
図7は、第1の撮影シーン確定判断としてのズーム速度を用いた撮影シーン確定判断の例を示す図である。ここで、図7に示すズームイン方向とは、撮影画角に対して被写体が拡大される方向、即ち望遠方向のズーム駆動を意味している。逆に、ズームアウト方向とは広角側のズーム駆動を意味している。さらに、図7ではズームイン方向をズーム速度の正方向としている。図7に示すように、ズーム速度の0(ズーム駆動がなされていない状態)を基準として2つの閾値−ThrsZ、ThrsZを定めて判断を行う。
図5〜図7に示すように、動きベクトル量が閾値ThrsM以下となるか又は加速度センサ出力が閾値ThrsA以下となり、かつ、ズーム速度が−ThrsZからThrsZの範囲内にある場合に、撮影シーンが確定したと判断する。図5〜図7では、撮影シーンが確定したと判断された時点をTsとして示している。一方、動きベクトル量が閾値ThrsMを越えるか、加速度センサ出力が閾値ThrsAを越えるか、又はズーム速度が−ThrsZからThrsZの範囲外にある場合には、撮影シーンが確定していないと判断する。さらに、撮影シーンが確定したと判断された後の撮影シーン確定判断において、撮影シーンが確定していないと判断された場合には、撮影シーンが変化したと判断する。図5〜図7では、撮影シーンが変化したと判断された時点をTeとして示している。
次に、第2の撮影シーン確定判断として、カメラ100の動きが小さく、且つ撮影画角の時間的変化が小さい一定量かどうか、を判断する。第2の撮影シーン確定判断は、ズーム駆動を行いながらの撮影動作を判断するものである。即ち、撮影画角の時間的変化が一定量であるかどうかを判断することは、撮影者がズーム駆動をしながら撮影動作を行う意図があるかどうかを判断することに相当する。
カメラ100の動きの大小は、図5及び図6で示した手法によって判断する。また、図8は、第2の撮影シーン確定判断としてのズーム速度を用いた撮影シーン確定判断の例を示す図である。図8においても、図7と同様に、ズーム速度の0を基準として2つの閾値−ThrsZ、ThrsZを定めて判断を行う。
図5、図6、図8に示すように、動きベクトル量が閾値ThrsM以下となるか又は加速度センサ出力が閾値ThrsA以下となり、かつ、ズーム速度が−ThrsZからThrsZの範囲内で0ではない一定値の場合に、撮影シーンが確定したと判断する。なお、第2の撮影シーン確定判断では、ズーム駆動が行われているため、撮影画角(撮影構図)は時間的に変化する。しかしながら、この場合であってもズーム速度が比較的遅い場合は撮影者が意図して撮影画角を変更していると考えられるので、「撮影シーンが確定した」と判断する。一方、動きベクトル量が閾値ThrsMを越えるか、加速度センサ出力が閾値ThrsAを越えるか、又はズーム速度が−ThrsZからThrsZの範囲外にあるか一定値でない場合には、撮影シーンが確定していないと判断する。さらに、撮影シーンが確定したと判断された後の撮影シーン確定判断において、撮影シーンが確定していないと判断された場合には、撮影シーンが変化したと判断する。
次に、第3の撮影シーン確定判断として、カメラ100の動きが小さく、且つ撮影画角の時間的変化が小さく撮影画角の変化方向(ズームレンズ101の駆動方向)がズームイン方向であるかどうか、を判断する。第3の撮影シーン確定判断は、第2の撮影シーン確定判断と同様、ズーム駆動を行いながらの撮影動作を判断するものである。しかしながら、第3の撮影シーン確定判断では撮影画角の変化方向がズームイン方向かどうかを判断することにより、撮影者に主要被写体を注力して撮影する意図があるかどうかも判断する。
カメラ100の動きの大小は、図5及び図6で示した手法によって判断する。また、図9は、第3の撮影シーン確定判断としてのズーム速度を用いた撮影シーン確定判断の例を示す図である。図9においては、ズームイン方向に2種の閾値ThrsZ1、ThrsZ2(ThrsZ2<ThrsZ1)を定めて判断を行う。
図5、図6、図9に示すように、動きベクトル量が閾値ThrsM以下となるか又は加速度センサ出力が閾値ThrsA以下となり、かつ、ズーム速度がThrsZ2からThrsZ1の範囲内である場合に、撮影シーンが確定したと判断する。ここで、図9の例では、ズーム速度が一定となっているが、第2の撮影シーン確定判断とは異なり、ズーム速度は一定でなくとも良い。このような第3の撮影シーン確定判断では、ズームイン方向のズーム駆動が行われているため、第2の撮影シーン確定判断に比べて、撮影者がより主要被写体を際立たせたいと意図して撮影画角を変更していると考えられる。一方、動きベクトル量が閾値ThrsMを越えるか、加速度センサ出力が閾値ThrsAを越えるか、又はズーム速度がThrsZ2からThrsZ1の範囲外にある場合には、撮影シーンが確定していないと判断する。さらに、撮影シーンが確定したと判断された後の撮影シーン確定判断において、撮影シーンが確定していないと判断された場合には、撮影シーンが変化したと判断する。
第1〜第3の撮影シーン確定判断では、カメラ100の動きが小さいことを撮影シーン確定判断の基準としている。これに対し、カメラ100の動きがあっても、撮影者の撮影意図が存在すると考えられる撮影シーンがある。それは、例えばパンニングである。パンニングとは、カメラ100を一定方向に移動させながら撮影を行う動作のことを言う。第4の撮影シーン確定判断は、パンニングのような状況を判断するものである。第4の撮影シーン確定判断としては、カメラ100の姿勢変化量が小さい一定量で、且つ姿勢変化方向が一定方向かどうか、を判断する。
図10は、第4の撮影シーン確定判断としての加速度センサ出力を用いた撮影シーン確定判断の例を示す図である。図10に示すように、加速度センサ出力に2種の閾値ThrsA1、ThrsA2(ThrsA<ThrsA2<ThrsA1)を定めて判断を行う。
図10に示すように、加速度センサ出力が閾値ThrsA2からThrsA1の範囲内である場合に、撮影シーンが確定したと判断する。このような第4の撮影シーン確定判断により、パンニング等の状況も判断することが可能である。一方、加速度センサ出力がThrsA2からThrsA1の範囲外にある場合には、撮影シーンが確定していないと判断する。さらに、撮影シーンが確定したと判断された後の撮影シーン確定判断において、撮影シーンが確定していないと判断された場合には、撮影シーンが変化したと判断する。
撮影シーン確定判断処理においては、現在の状況が、上述した第1の撮影シーン確定判断〜第4の撮影シーン確定判断の何れの条件に該当するかを判断する。
次に、画像調整処理について説明する。図11は、画像調整処理の手順について示すフローチャートである。ステップS7の判断において、撮影シーンが確定したと判断した場合に、マイコン112は、自身が有するタイマのカウントをリセット及びスタートする(ステップS11)。その後、マイコン112は、撮像部102及びA/D変換回路103を用いて撮像処理を実行する(ステップS12)。このときの露光条件は、例えばステップS1の露光条件と同一条件である。
撮像処理の後、マイコン112は、画像処理回路105を用いて、撮像処理の結果としてRAM104に記憶されているベイヤデータに対する画像処理を実行する(ステップS13)。ここでの画像調整パラメータは、標準的な画像調整パラメータを用いる。
標準的な画像処理の後、マイコン112は、標準的な画像処理がなされた画像データ(YCデータ)を用いて画像調整処理のための画像調整パラメータP1を導出する(ステップS14)。この画像調整パラメータの導出手法は、周知の手法を用いることが可能である。例えば、標準的な画像処理の結果として得られたYCデータから、輝度ヒストグラム、彩度ヒストグラム、色相ヒストグラムをそれぞれ導出して画像データの撮影シーンや主要被写体を分析し、分析した撮影シーンに応じた視覚効果が得られるような画像調整パラメータ(図3の例では彩度補正係数、色相補正係数、階調変換テーブル、エッジ強調係数であるが、これに限るものではない)を導出する。この際、第1の撮影シーン確定判断から第4の撮影シーン確定判断の何れによって撮影シーンが確定されたと判断されたかによって画像調整パラメータを異ならせるようにしても良い。
画像調整パラメータP1を導出した後、マイコン112は、タイマの値をチェックしつつ、タイマの値が所定時間ΔTとなるまで待機する(ステップS15)。タイマの値が所定時間ΔTとなった後、マイコン112は、画像調整割合R1を導出する(ステップS16)。画像調整割合R1を導出した後、マイコン112は、ステップS14で導出した画像調整パラメータP1にステップS16で導出した画像調整割合R1を乗じることによって、画像調整パラメータP1を修正する(ステップS17)。その後、マイコン112は、画像処理回路105を用いて、ステップS13で得られた画像データ(YCデータ)に対して再度の画像処理(画像調整処理)を施す(ステップS18)。このときに用いる画像調整処理パラメータは、ステップS17で修正された後の画像調整パラメータP1’(P1’=P1×R1)である。
図12は、画像調整処理について説明するための図である。図12に示すように、撮影シーンが確定した後の画像調整処理は、撮影シーンが確定された時点Tsから所定時間ΔTを経過した時点Ts+ΔTから行われる。この画像調整処理においては、Ts+ΔTの時点からある時間をかけて画像調整処理の効果(即ち画像調整パラメータ)を0%から100%まで順次増加させつつ画像処理を繰り返す。このような画像調整処理を行うことにより、標準的な画像調整パラメータで処理された画像が、徐々に撮影シーンに適した画像となっていくような視覚効果が得られる。このような処理を行うために、マイコン112は、まず、ステップS14において導出された画像調整パラメータP1との比を、画像処理パラメータの減少速度の所定値αとするような時間T1(T1=P1/α)を導出する。続いて、時間T1をM(Mは2以上の整数)等分する。また、画像調整P1をM等分する。この値に、撮影シーンが確定された後の画像調整処理の処理回数m(mは1≦m≦Mを満たす自然数)を乗じた値が画像調整割合R1(R1=(P1/M)×m)%となる。例えばMが10であれば、1回の画像処理毎に画像調整パラメータが10%ずつ増加する。そして、T1が経過して画像調整パラメータが100%となった後は、100%の画像調整パラメータ(即ち、ステップS14で導出された画像調整パラメータ)による画像調整処理が繰り返される。
画像調整処理の後、マイコン112は、液晶モニタ106を用いて表示処理を行う(ステップS19)。表示処理の後、マイコン112は、画像処理回路105を用いて圧縮処理を行う(ステップS20)。
圧縮処理の後、マイコン112は、加速度センサ110の出力信号から、カメラ100に発生している加速度を検出する(ステップS21)。続いて、マイコン112は、ズームレンズ101のズーム速度(方向及び大きさ)を検出する(ステップS22)。
続いて、マイコン112は、撮影者により撮影シーンが変化したかどうかを判断する(ステップS23)。撮影シーンが変化したかどうかの判断の手法は上述したので説明を省略する。ステップS23の判断において、撮影シーンが変化していない場合に、マイコン112は、ステップS12以後の処理を行う。即ち、撮影シーンが変化するまでは、画像調整処理がなされた圧縮データがRAM104に逐次記憶される。なお、2回目以後の画像調整処理においては、タイマでカウントする時間をΔTではなく、T1/Mとする。
一方、ステップS23の判断において、撮影シーンが変化した場合に、自身が有するタイマのカウントをリセット及びスタートする(ステップS24)。その後、マイコン112は、撮像部102及びA/D変換回路103を用いて撮像処理を実行する(ステップS25)。このときの露光条件は、例えばステップS1の露光条件と同一条件である。
撮像処理の後、マイコン112は、画像処理回路105を用いて、撮像処理の結果としてRAM104に記憶されているベイヤデータに対する画像処理を実行する(ステップS26)。ここでの画像調整パラメータは、標準的な画像調整パラメータを用いる。
標準的な画像処理の後、マイコン112は、標準的な画像処理がなされた画像データ(YCデータ)を用いて画像調整処理のための画像調整パラメータP2を導出する(ステップS27)。この画像調整パラメータの導出手法は、画像調整パラメータP1と同様に周知の手法を用いることが可能である。
画像調整パラメータP2を導出した後、マイコン112は、タイマの値をチェックしつつ、タイマの値が所定時間ΔTとなるまで待機する(ステップS28)。なお、ここではステップS15と同じ時間だけ待機するようにしているが、待機時間をステップS15と異ならせるようにしても良い。タイマの値が所定時間ΔTとなった後、マイコン112は、画像調整割合R2を導出する(ステップS29)。画像調整割合R2を導出した後、マイコン112は、ステップS27で導出した画像調整パラメータP2にステップS29で導出した画像調整割合R2を乗じることによって、画像調整パラメータP2を修正する(ステップS30)。その後、マイコン112は、画像処理回路105を用いて、ステップS26で得られた画像データ(YCデータ)に対して再度の画像処理(画像調整処理)を施す(ステップS31)。このときに用いる画像調整処理パラメータは、ステップS30で修正された後の画像調整パラメータP2’(P2’=P2×R2)である。
図12に示すように、撮影シーンが変化した後の画像調整処理は、撮影シーンが変化した時点Teから所定時間ΔTを経過した時点Te+ΔTから行われる。この画像調整処理においては、Te+ΔTの時点からある時間をかけて画像調整パラメータを100%から0%まで順次減少させつつ画像処理を繰り返す。このような画像調整処理を行うことにより、徐々に標準的な画像調整パラメータで処理された画像に戻っていくような視覚効果が得られる。このような処理を行うために、マイコン112は、まず、ステップS27において導出された画像調整パラメータP2との比を、画像処理パラメータの減少速度の所定値βとするような時間T2(T2=P2/β)を導出する。ここで、α<βである。続いて、時間T2をN(Nは2以上の整数)等分する。また、画像調整パラメータP2をN等分する。この値に、撮影シーンが変化した後の画像調整処理の処理回数n(nは1≦n≦Nを満たす自然数)を乗じた値を、1から減算した値が画像調整割合R2(R2=1−(P2/N)×n)%となる。
画像調整処理の後、マイコン112は、液晶モニタ106を用いて表示処理を行う(ステップS32)。表示処理の後、マイコン112は、画像処理回路105を用いて圧縮処理を行う(ステップS33)。
圧縮処理の後、マイコン112は、加速度センサ110の出力信号から、カメラ100に発生している加速度を検出する(ステップS34)。続いて、マイコン112は、ズームレンズ101のズーム速度(方向及び大きさ)を検出する(ステップS35)。
続いて、マイコン112は、撮影者により撮影シーンが確定されたかどうかを判断する(ステップS36)。撮影シーンが確定されたかどうかの判断の手法は上述したので説明を省略する。ステップS36の判断において、撮影シーンが確定された場合に、マイコン112は、ステップS12以後の処理を行う。即ち、撮影シーンが再び確定された場合には、撮影シーンが確定された後の画像調整処理が再びなされる。一方、ステップS36の判断において、撮影シーンが確定されていない場合に、マイコン112は、画像調整割合R2が0%となったかどうかを判断する(ステップS37)。ステップS37の判断において、画像調整割合R2が0%となっていない場合に、マイコン112は、ステップS25以後の処理を行う。即ち、画像調整割合が0%に戻るまでは、画像調整処理がなされた圧縮データがRAM104に逐次記憶される。なお、2回目以後の画像調整処理においては、タイマでカウントする時間をΔTではなく、T2/Nとする。また、ステップS37の判断において、画像調整割合R2が0%となった場合に、マイコン112は、図11の処理を終了させて図9以後の処理に復帰する。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮影者が意図して撮影シーンを確定させたかどうかを判断し、撮影者が意図して撮影シーンを確定させたと判断された場合に、そのときの撮影シーンに応じた画像調整処理を施すようにしている。これにより、動画像撮影時においても、撮影者が意図した画像調整処理を自動的に施すことが可能である。この際、画像調整パラメータを徐々に増加させながらの画像調整処理を行うようにしているので、急激な画像調整処理がなされるのを抑制することが可能である。また、徐々に画像が撮影シーンに応じたものになっていくかのような視覚効果を与えることも可能である。
また、撮影シーンが変化した場合には、それまでの画像調整処理が中断された後、画像調整パラメータを徐々に減少させながらの画像調整処理を行うようにしているので、急激な画像調整処理がなされるのを抑制することが可能である。また、徐々に画像がもとに戻っていくかのような視覚効果を与えることも可能である。
また、本実施形態では、撮影シーンが確定した直後でなく、ある時間ΔTだけ経過してから画像調整処理を行うようにしている。これにより、偶々、撮影シーンが確定されたと判断されるような場合を排除して、撮影者が意図しない画像調整処理が施されてしまう可能性をより低減することが可能である。
ここで、上述した実施形態は動画撮影時の手順を主に示している。静止画撮影時には、撮影シーン確定判断を行うことなく、直接、撮影シーンに応じた画像調整処理を行えば良い。
また、上述した例では、撮影画角の時間的変化をズーム速度から判断するようにしている。ここで、例えばカメラ100を保持した撮影者が被写体のほうに接近した場合にも、ズームレンズ101をズームイン方向に駆動したのと同様の効果が得られる。カメラ100にX軸方向の加速度を検出する加速度センサをさらに設けるようにすれば、カメラ100のX軸方向の加速度からもズームインしたかどうか等の判断を行うことが可能である。
なお、上述した例では、標準的な画像処理を施したデータに対して画像調整処理を施したが、両方の処理を一つにまとめて一度に画像処理を施すようにしても良い。
以上実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
さらに、上記した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の適当な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、上述したような課題を解決でき、上述したような効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成も発明として抽出され得る。
100…デジタルカメラ(カメラ)、101…ズームレンズ、102…撮像部、103…A/D変換回路、104…RAM、105…画像処理回路、106…液晶モニタ、107…インターフェース(I/F)、108…記録媒体、109…動きベクトル検出回路、110…加速度センサ、111…操作部、112…マイクロコンピュータ(マイコン)、201…ノイズ低減(NR)処理部、202…ホワイトバランス(WB)処理部、203…デモザイク処理部、204…色変換処理部、205…階調変換処理部、206…エッジ強調処理部、207…圧縮処理部、208…伸長処理部

Claims (9)

  1. 動画撮影動作の際に被写体を撮像し、該被写体に応じた画像データを取得する撮像部と、
    前記動画撮影動作の際に、撮影者により撮影シーンが確定されたかどうかを判断するシーン確定判断部と、
    前記シーン確定判断部によって撮影シーンが確定されたと判断された場合に、確定された撮影シーンに応じた画像調整パラメータを算出し、画像調整パラメータに基づく画像調整処理を前記撮像部により取得された画像データに対して施す画像調整処理部と、
    を具備し
    前記シーン確定判断部は、前記撮影シーンが確定されたことを判断した後、該確定された撮影シーンが変化したかどうかを判断し、
    前記画像調整処理部は、前記シーン確定判断部によって撮影シーンが確定されたと判断された場合の前記画像調整処理においては前記画像データに対する画像調整処理の効果を前記画像調整パラメータに基づく画像調整処理の効果に近づく方向に徐々に増加させるように前記画像調整パラメータを補正し、前記シーン確定判断部によって撮影シーンが変化したと判断された場合の前記画像調整処理においては前記画像データに対する画像調整処理の効果を前記画像調整パラメータに基づく画像調整処理の効果から離れる方向に徐々に減少させるように前記画像調整パラメータを補正することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記シーン確定判断部は、当該撮像装置の動き量が所定量よりも小さい場合に、撮影シーンが確定されたと判断することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記動画撮影動作の際の撮影画角を変更する画角変更部をさらに具備し、
    前記シーン確定判断部は、前記画角変更部による撮影画角の変更速度の大きさが所定量よりも小さい場合に、撮影シーンが確定されたと判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記動画撮影動作の際の撮影画角を変更する画角変更部をさらに具備し、
    前記シーン確定判断部は、前記画角変更部による撮影画角の変更速度の大きさが所定量よりも小さい一定量の場合に、撮影シーンが確定されたと判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  5. 前記動画撮影動作の際の撮影画角を変更する画角変更部をさらに具備し、
    前記シーン確定判断部は、前記画角変更部による撮影画角の変更速度の方向が撮影画角に対する被写体の大きさが拡大される方向であるズームイン方向でかつ前記変更速度の大きさが所定量よりも小さい0ではない一定量の場合に、撮影シーンが確定されたと判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  6. 前記シーン確定判断部は、当該撮像装置の動き量が所定の範囲内にある場合に、撮影シーンが確定されたと判断することを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  7. 記画像調整処理部は、前記シーン確定判断部によって撮影シーンが確定されたと判断された後の所定時間の経過後の前記画像調整処理から、前記画像データに対する画像調整処理の効果を前記画像調整パラメータによる画像調整処理の効果に近づく方向に徐々に増加させるように前記画像調整パラメータを補正し、前記シーン確定判断部によって撮影シーンが変化したと判断された後の所定時間の経過後の前記画像調整処理から、前記画像データに対する画像調整処理の効果を前記画像調整パラメータによる画像調整処理の効果から離れる方向に徐々に減少させるように前記画像調整パラメータを補正することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  8. 前記画像調整処理部は、前記画像調整処理の効果を徐々に増加させる際の増加速度の大きさを、前記画像調整処理の効果を徐々に減少させる場合の減少速度の大きさよりも小さくすることを特徴とする請求項又はに記載の撮像装置。
  9. 動画撮影動作の際に被写体を撮像し、該被写体に応じた画像データを取得する撮像部と、
    前記動画撮影動作の際に、撮影者により撮影シーンが確定されたかどうかを判断するシーン確定判断部と、
    前記シーン確定判断部によって撮影シーンが確定されたと判断された場合に、確定された撮影シーンに応じた画像調整処理を前記撮像部により取得された画像データに対して施す画像調整処理部と、
    前記動画撮影動作の際の撮影画角を変更する画角変更部と、
    を具備し、
    前記シーン確定判断部は、前記画角変更部による撮影画角の変更速度の方向が撮影画角に対する被写体の大きさが拡大される方向であるズームイン方向でかつ前記変更速度の大きさが所定量よりも小さい0ではない一定量の場合に、撮影シーンが確定されたと判断することを特徴とする撮像装置。
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