JP5780193B2 - 画像表示装置、画像表示方法及びコンピュータプログラム - Google Patents

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本発明は、画像パーツを含む表示画像を表示する画像表示装置、画像表示方法及びコンピュータプログラムに関する。
従来より、スマートフォンや携帯電話機などの携帯端末、パーソナルコンピュータ、車載用のナビゲーション装置等では、地図データとして一般道路及び高速道路等の道路や施設名称等を各種記憶デバイスに記憶するか、又はサーバ等からダウンロードすることにより、利用者に対して所望のエリアの地図画像を表示装置に対して表示することが可能となっている。また、上記携帯端末等では地図画像以外にも、メニュー画面やリスト画面等の各種表示画像が表示される。
また、近年では上記携帯端末等において多機能化が進み、表示対象とする情報量が多くなり、それに伴って表示画面上にアイコンやマーク等の多数の画像パーツが表示されることとなっていた。その結果、ユーザは必要とする情報が画面上のどの位置にどのような内容で表示されているかを把握することが困難となったり、必要な情報を得る為に複雑な操作を課される問題があった。そこで、例えば特開2000−132302号公報には、ナビゲーション機能のメニュー項目(例えば、施設検索、経路探索等)を表示する際において、メニュー項目をツリー状に表示することにより、メニュー項目が多数ある場合であってもユーザが選択できるメニュー項目を容易に把握させる技術について提案されている。
特開2000−132302号公報(第4頁〜第5頁、図5)
ここで、上記特許文献1の記載の技術では、ツリー状にした複数のメニュー項目を3次元空間における斜め見降ろし型の視線方向により表示している。しかしながら、表示されるメニュー項目はいずれも高さ方向(Z軸方向)に対して同一の位置座標を有しており、鉛直方向(Z軸方向)から見降ろした視線方向により表示する一般的なメニュー画面と比較して、効果上の大きな差異は生じていなかった。従って、メニュー項目を容易に把握させるという効果を十分に発揮できていなかった。
本発明は前記従来における問題点を解消するためになされたものであり、表示画像に表示対象とする画像パーツが多数ある場合であっても、各画像パーツの表示位置及び表示内容をユーザに容易に把握させることが可能であって、且つ各画像パーツを選択する場合であってもユーザの希望する画像パーツを容易に選択させることを可能とした画像表示装置、画像表示方法及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するため本願の請求項1に係る画像表示装置(1)は、地図画像に対して垂直方向にZ軸を設定した3次元空間の直交座標系の位置情報が関連付けられた画像パーツを含む前記地図画像を表示する画像表示手段(13)と、ユーザの操作に基づいて、前記地図画像の表示態様を、前記Z軸方向と平行な第1視線方向により前記画像パーツが描画された平面表示態様と、前記第1視線方向と異なる第2視線方向により前記画像パーツが描画された別視点表示態様と、の間で切り換える表示態様切換手段(13)と、前記地図画像が表示されている状態において、前記地図画像に含まれる一の画像パーツを他の画像パーツへドラッグ又はフリックする操作が行われると、一の画像パーツの前記Z軸方向の位置が他の画像パーツの前記Z軸方向の位置よりも高くなるように前記Z軸方向の位置情報を変更する位置情報変更手段(13)と、を有し、前記画像パーツは、背景画像、建造物画像、POIマーク、現在位置マーク、案内経路を示すマークのいずれかを含み、前記画像表示手段は、前記位置情報変更手段により前記Z軸方向の位置情報が変更された場合に、前記画像パーツの変更後の前記Z軸方向の位置情報に基づく順序で前記画像パーツを重畳することにより前記地図画像を表示することを特徴とする。
また、請求項に係る画像表示装置(1)は、請求項1に記載の画像表示装置において、前記表示態様切換手段(13)は、前記地図画像(51、61)における同一地点を前記ユーザが所定時間以上継続して選択する操作を行った場合に、前記地図画像の表示態様を切り換えることを特徴とする。
また、請求項に係る画像表示装置(1)は、請求項に記載の画像表示装置において、前記表示態様切換手段(13)は、前記平面表示態様により前記地図画像(51、61)が表示されている状態において、前記地図画像における同一地点を前記ユーザが所定時間以上継続して選択する操作を行った場合に、前記同一地点を視線の開始点とした前記別視点表示態様へ前記地図画像の表示態様を切り換えることを特徴とする。
また、請求項に係る画像表示方法は、画像表示手段が、地図画像に対して垂直方向にZ軸を設定した3次元空間の直交座標系の位置情報が関連付けられた画像パーツを含む前記地図画像を表示するステップと、表示態様切換手段が、ユーザの操作に基づいて、前記地図画像の表示態様を、前記Z軸方向と平行な第1視線方向により前記画像パーツが描画された平面表示態様と、前記第1視線方向と異なる第2視線方向により前記画像パーツが描画された別視点表示態様と、の間で切り換えるステップと、位置情報変更手段が、前記地図画像が表示されている状態において、前記地図画像に含まれる一の画像パーツを他の画像パーツへドラッグ又はフリックする操作が行われると、一の画像パーツの前記Z軸方向の位置が他の画像パーツの前記Z軸方向の位置よりも高くなるように前記Z軸方向の位置情報を変更するステップと、を有し、前記画像パーツは、背景画像、建造物画像、POIマーク、現在位置マーク、案内経路を示すマークのいずれかを含み、前記画像表示手段は、前記位置情報変更手段により前記Z軸方向の位置情報が変更された場合に、前記画像パーツの変更後の前記Z軸方向の位置情報に基づく順序で前記画像パーツを重畳することにより前記地図画像を表示することを特徴とする。
更に、請求項に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、地図画像に対して垂直方向にZ軸を設定した3次元空間の直交座標系の位置情報が関連付けられた画像パーツを含む前記地図画像を表示する画像表示手段と、ユーザの操作に基づいて、前記地図画像の表示態様を、前記Z軸方向と平行な第1視線方向により前記画像パーツが描画された平面表示態様と、前記第1視線方向と異なる第2視線方向により前記画像パーツが描画された別視点表示態様と、の間で切り換える表示態様切換手段と、前記地図画像が表示されている状態において、前記地図画像に含まれる一の画像パーツを他の画像パーツへドラッグ又はフリックする操作が行われると、一の画像パーツの前記Z軸方向の位置が他の画像パーツの前記Z軸方向の位置よりも高くなるように前記Z軸方向の位置情報を変更する位置情報変更手段と、して機能させる為のコンピュータプログラムであって、前記画像パーツは、背景画像、建造物画像、POIマーク、現在位置マーク、案内経路を示すマークのいずれかを含み、前記画像表示手段は、前記位置情報変更手段により前記Z軸方向の位置情報が変更された場合に、前記画像パーツの変更後の前記Z軸方向の位置情報に基づく順序で前記画像パーツを重畳することにより前記地図画像を表示することを特徴とする。
前記構成を有する請求項1に記載の画像表示装置によれば、地図画像において表示対象とする画像パーツが多数ある場合であっても、各画像パーツに対応付けられた特定軸方向の位置情報と表示態様を変更することによって、各画像パーツの表示位置及び表示内容をユーザに容易に把握させることが可能である。また、各画像パーツを選択する場合であってもユーザの希望する画像パーツを容易に選択させることが可能である。更に、ユーザの希望する視点により画像パーツを表示させることが可能となるので、一方の表示態様では表示されなかったり、把握し難かった画像パーツについても容易に把握することが可能となる。
また、請求項に記載の画像表示装置によれば、地図画像の表示領域に対するユーザのタッチ操作によって表示態様の切り換えや、画像パーツに関連付けられた特定軸方向の位置情報の変更を行うので、容易な操作によってユーザの意図を反映した地図画像への更新を行わせることが可能となる。
また、請求項に記載の画像表示装置によれば、画像パーツ上でのドラッグ操作又はフリック操作によって該当する画像パーツに関連付けられた特定軸方向の位置情報の変更を行うので、タッチパネルを用いた容易な操作によってユーザの意図する地図画像への更新を行わせることが可能となる。
また、請求項に記載の画像表示装置によれば、特に地図画像を表示する際に表示対象とするPOIマーク等の画像パーツが多数ある場合であっても、各画像パーツに対応付けられた特定軸方向の位置情報と表示態様を変更することによって、各画像パーツの表示位置及び表示内容をユーザに容易に把握させることが可能である。また、各画像パーツを選択する場合であってもユーザの希望する画像パーツを容易に選択させることが可能である。更に、ユーザの希望する視点により画像パーツを表示させることが可能となるので、一方の表示態様では表示されなかったり、把握し難かった画像パーツについても容易に把握することが可能となる。
また、請求項に記載の画像表示装置によれば、地図画像における同一地点をユーザが所定時間以上継続して選択する操作を行った場合に、地図画像の表示態様を切り換えるので、ユーザの感覚に沿った分かり易い操作によって表示態様の切り換えが可能となる。従って、ユーザによる操作ミス等を未然に防止することが可能となる。
また、請求項に記載の画像表示装置によれば、平面表示態様により地図画像が表示されている状態において、地図画像における同一地点をユーザが所定時間以上継続して選択する操作を行った場合に、選択された地点を視線の開始点とした別視点表示態様へ地図画像の表示態様を切り換えるので、別視点表示態様の視線方向の開始点をユーザの操作によって容易に特定することが可能となる。その結果、ユーザの意図する表示態様への切り換えを、より確実に行わせることが可能となる。
また、請求項に記載の画像表示方法によれば、地図画像において表示対象とする画像パーツが多数ある場合であっても、各画像パーツに対応付けられた特定軸方向の位置情報と表示態様を変更することによって、各画像パーツの表示位置及び表示内容をユーザに容易に把握させることが可能である。また、各画像パーツを選択する場合であってもユーザの希望する画像パーツを容易に選択させることが可能である。更に、ユーザの希望する視点により画像パーツを表示させることが可能となるので、一方の表示態様では表示されなかったり、把握し難かった画像パーツについても容易に把握することが可能となる。
更に、請求項に記載のコンピュータプログラムによれば、地図画像において表示対象とする画像パーツが多数ある場合であっても、各画像パーツに対応付けられた特定軸方向の位置情報と表示態様を変更させることによって、各画像パーツの表示位置及び表示内容をユーザに容易に把握させることが可能である。また、各画像パーツを選択する場合であってもユーザの希望する画像パーツを容易に選択させることが可能である。更に、ユーザの希望する視点により画像パーツを表示させることが可能となるので、一方の表示態様では表示されなかったり、把握し難かった画像パーツについても容易に把握することが可能となる。
本実施形態に係るナビゲーション装置を示したブロック図である。 本実施形態に係る画像表示処理プログラムのフローチャートである。 液晶ディスプレイに表示されるメニュー画面を示した図である。 液晶ディスプレイに表示される地図案内画面を示した図である。 液晶ディスプレイに表示されるメニュー画面においてフリック操作又はドラッグ操作を行った場合の表示画像の更新例を示した図である。 液晶ディスプレイに表示される地図案内画面においてフリック操作又はドラッグ操作を行った場合の表示画像の更新例を示した図である。 液晶ディスプレイに表示されるメニュー画面において特定地点の継続選択操作を行った場合の表示画像の更新例を示した図である。 液晶ディスプレイに表示される地図案内画面において特定地点の継続選択操作を行った場合の表示画像の更新例を示した図である。
以下、本発明に係る画像表示装置をナビゲーション装置に具体化した一実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るナビゲーション装置1の概略構成について図1を用いて説明する。図1は本実施形態に係るナビゲーション装置1を示したブロック図である。
図1に示すように本実施形態に係るナビゲーション装置1は、ナビゲーション装置1が搭載された車両の現在位置を検出する現在位置検出部11と、各種のデータが記録されたデータ記録部12と、入力された情報に基づいて、各種の演算処理を行うナビゲーションECU13と、ユーザからの操作を受け付けるタッチパネル14と、ユーザに対して車両周辺の地図画像や施設検索画面やメニュー画面等の各種表示画像を表示する液晶ディスプレイ15と、経路案内に関する音声ガイダンスを出力するスピーカ16と、記憶媒体であるDVDを読み取るDVDドライブ17と、プローブセンタやVICS(登録商標:Vehicle Information and Communication System)センタ等の情報センタとの間で通信を行う通信モジュール18と、から構成されている。
以下に、ナビゲーション装置1を構成する各構成要素について順に説明する。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記4種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
また、データ記録部12は、外部記憶装置及び記録媒体としてのハードディスク(図示せず)と、ハードディスクに記録された地図情報DB31や画像DB32や所定のプログラム等を読み出すとともにハードディスクに所定のデータを書き込む為のドライバである記録ヘッド(図示せず)とを備えている。尚、データ記録部12をハードディスクの代わりにメモリーカードやCDやDVD等の光ディスクにより構成しても良い。また、外部のサーバがデータ記録部12を有し、通信を介してサーバからナビゲーション装置1がデータを取得する構成としても良い。
ここで、地図情報DB31は、例えば、道路(リンク)に関するリンクデータ、ノード点に関するノードデータ、施設等の地点に関する地点データ、地図を表示するための地図表示データ、各交差点に関する交差点データ、経路を探索するための探索データ、地点を検索するための検索データ等が記憶された記憶手段である。
また、画像DB32は、液晶ディスプレイ15に対して表示画像を描画する際に用いる各種画像データが記憶されたデータベースである。また、画像DB32には、アイコンやマーク等の液晶ディスプレイ15に対して表示される画像パーツについて、3次元空間の直交座標系(x軸、y軸、z軸)の位置情報が関連付けられて記憶される。尚、画像パーツとしては、例えばメニュー画面やリスト画面に表示されるアイコン、地図画像に表示される背景画像、建造物画像、POIマーク、現在位置マーク、案内経路を示すマーク等が有る。
一方、ナビゲーションECU(エレクトロニック・コントロール・ユニット)13は、ナビゲーション装置1の全体の制御を行う電子制御ユニットであり、演算装置及び制御装置としてのCPU41、並びにCPU41が各種の演算処理を行うにあたってワーキングメモリとして使用されるとともに、経路が探索されたときの経路データ等が記憶されるRAM42、制御用のプログラムのほか、後述の画像表示処理プログラム(図2参照)等が記録されたROM43、ROM43から読み出したプログラムを記憶するフラッシュメモリ44等の内部記憶装置を備えている。尚、ナビゲーションECU13は、処理アルゴリズムとしての各種手段を構成する。例えば、画像表示手段は、3次元空間の直交座標系の位置情報が関連付けられた画像パーツを含む表示画像を液晶ディスプレイ15に表示する。表示態様切換手段は、ユーザの操作に基づいて、表示画像の表示態様を、3次元空間の直交座標系の内の特定軸方向と平行な第1視線方向により画像パーツが描画された平面表示態様と、前記第1視線方向と異なる第2視線方向により前記画像パーツが描画された別視点表示態様と、の間で切り換える。位置情報変更手段は、表示画像が表示されている状態において、前記ユーザの操作に基づいて前記画像パーツに関連付けられた前記特定軸方向の位置情報を変更する。タッチ操作受付手段は、タッチパネル14を用いて表示画像の表示領域に対するユーザのタッチ操作を受け付ける。座標取得手段は、タッチ操作受付手段によりユーザのタッチ操作を受け付けた場合に、ユーザがタッチした地点の座標であるタッチ座標を取得する。
タッチパネル14は、液晶ディスプレイ15の表示領域の前面に配置され、地図画像のスクロール表示を行う場合や表示領域に配置されたアイコン等の特定の画像パーツを選択操作する場合等に操作される。また、液晶ディスプレイ15に表示されている画像パーツのZ軸方向の位置情報を変更する場合や、表示画像の表示態様(より具体的には画像パーツを描画する際の視線方向)を変更する場合等にも操作される。また、ナビゲーションECU13は、タッチパネル14の操作によりタッチパネル14から出力される検出信号に基づき、タッチパネル14にユーザがタッチしていない状態からタッチした状態へと移行する“タッチオン”や、タッチパネル14にユーザがタッチした状態からタッチしていない状態へと移行する“タッチオフ”を検出する。また、ユーザがタッチした地点の座標であるタッチ座標や、地図画像やボタン等の選択対象物の選択を行っている状態でタッチする位置を移動させる操作(即ちドラッグ操作やフリック操作)を受け付けた場合のタッチ座標の変位についても検出する。そして、ナビゲーションECU13は、検出したタッチ操作やタッチ座標等に対応する各種の動作を実行すべく制御を行う。
尚、ユーザのタッチ操作を受け付ける操作手段としては、タッチパネル14の代わりにタブレット等の操作手段を用いても良い。
また、液晶ディスプレイ15には、道路網を含む地図画像、施設検索の検索条件を入力する為の施設検索画面、施設検索の検索結果を表示するリスト画面、メニュー画面、交通情報、操作案内、操作メニュー、キーの案内、現在位置から目的地までの案内経路、案内経路に沿った案内情報、ニュース、天気予報、時刻、メール、テレビ番組等が表示される。ここで、液晶ディスプレイ15に表示される表示画像は、一又は複数の画像パーツ(アイコン、マーク等)が含まれる。そして、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、後述のようにユーザの操作に基づいて、液晶ディスプレイ15に表示されている表示画像の表示態様(より具体的には画像パーツを描画する際の視線方向)を変更することが可能に構成されている。
また、スピーカ16は、ナビゲーションECU13からの指示に基づいて案内経路に沿った走行を案内する音声ガイダンスや、交通情報の案内を出力する。また、施設検索を行った場合に検索された施設に関する情報を出力する際にも用いられる。
また、DVDドライブ17は、DVDやCD等の記録媒体に記録されたデータを読み取り可能なドライブである。そして、読み取ったデータに基づいて音楽や映像の再生、地図情報DB31の更新等が行われる。尚、DVDドライブ17の代わりにHDDやメモリーカードリーダを備える構成としても良い。
また、通信モジュール18は、交通情報センタ、例えば、VICS(登録商標)センタやプローブセンタ等から送信された渋滞情報、規制情報、交通事故情報等の各情報から成る交通情報を受信する為の通信装置であり、例えば携帯電話機やDCMが該当する。
続いて、前記構成を有するナビゲーション装置1においてナビゲーションECU13が実行する画像表示処理プログラムについて図2に基づき説明する。図2は本実施形態に係る画像表示処理プログラムのフローチャートである。ここで、画像表示処理プログラムは、車両のACCがオンされた後に実行され、液晶ディスプレイ15に対して所定の表示画像を表示するとともに、ユーザの操作に基づいて液晶ディスプレイ15に表示された表示画像の表示態様を変更するプログラムである。尚、以下の図2にフローチャートで示されるプログラムは、ナビゲーション装置1が備えているRAM42やROM43に記憶されており、CPU41により実行される。
先ず、画像表示処理プログラムではステップ(以下、Sと略記する)1において、CPU41は画像パーツを含む表示画像を液晶ディスプレイ15に表示する。ここで、液晶ディスプレイ15に表示される表示画像としては、例えばナビゲーション装置で実行可能な各メニューの一覧を表示したメニュー画面、車両周辺の地図画像を示した地図案内画面、施設検索の検索条件を入力する施設検索画面、施設検索結果を示すリスト画面等がある。また、画像パーツとしては、例えばメニュー画面や施設検索画面やリスト画面に表示されるアイコン、地図画像に表示される背景画像、建造物画像、POIマーク、現在位置マーク、案内経路を示すマーク等が有る。
次に、S2においてCPU41は、タッチパネル14から送信される検出信号に基づいて、ユーザがタッチパネル14をタッチした地点の座標であるタッチ座標を取得する。例えば、タッチパネル14が抵抗膜方式や静電容量方式である場合には、ユーザがタッチした地点の圧力や静電容量の変化に基づいて流れた電流の位置を検出することによって、タッチ座標を検出する。
続いて、S3においてCPU41は、前記S2の処理で少なくとも1点以上のタッチ座標を取得できたか否か判定する。尚、ユーザがタッチパネル14にタッチしている状態(特に抵抗膜方式では所定値以上の圧力でタッチしている場合)において、前記S1でタッチ座標が取得される。
そして、前記S2の処理でタッチ座標を取得できたと判定された場合(S3:YES)には、S4へと移行する。それに対して、前記S2の処理でタッチ座標を取得できなかったと判定された場合(S3:NO)には、当該画像表示処理プログラムを終了する。
S4においてCPU41は、前記S2で取得されたタッチ座標の履歴を読み出し、表示画像に含まれるいずれかの画像パーツ上においてドラッグ操作又はフリック操作が行われたか否かを判定する。
そして、画像パーツ上でドラッグ操作又はフリック操作が行われたと判定された場合(S4:YES)には、S5へと移行する。それに対して、画像パーツ上でドラッグ操作やフリック操作が行われていないと判定された場合(S4:NO)には、S7へと移行する。
S5においてCPU41は、ドラッグ操作又はフリック操作が行われた画像パーツに対して関連付けられたZ軸方向の位置情報を変更する。具体的には、該当する画像パーツに関連付けられたZ軸方向の位置情報を画像DB32から読み出し、値を変更した後に画像DB32に再度格納する。
例えば、図3は液晶ディスプレイ15に表示されるメニュー画面51を示した図である。メニュー画面51では、画像パーツとしてメニュー項目に対応する複数のアイコン52〜54(尚、アイコン52〜54以外のアイコンの説明については省略する)が配置される。そして、後述のようにアイコン52〜54が通常のタッチ操作で選択された場合には、タッチされたメニュー項目に対応する画面へと表示画面が切り替わる。例えば、『50音検索』のアイコン52が選択された場合には、50音により施設の検索を行う施設検索画面へと移行する(S8)。また、複数のアイコン52〜54はZ軸方向の位置情報に基づく順序で重畳して表示される。例えば、図3に示す例ではアイコン52〜54の内、『50音検索』のアイコン52が最もZ軸の位置情報が高く関連付けられ、『住所検索』のアイコン53が次に高く関連付けられ、『ジャンル検索』のアイコン54が最も低く関連付けられている。そして、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、表示されたアイコン52〜54上でドラッグ操作又はフリック操作を行うことによって、アイコン52〜54に関連付けられたZ軸方向の位置情報を変更することが可能である。例えば、『住所検索』のアイコン53を『50音検索』のアイコン52の方へドラッグ操作又はフリック操作をすれば、『住所検索』のアイコン53のZ軸の位置情報を『50音検索』のアイコン52のZ軸の位置情報よりも高くなるように変更する。また、『住所検索』のアイコン53を『ジャンル検索』のアイコン54の方へドラッグ操作又はフリック操作をすれば、『住所検索』のアイコン53のZ軸の位置情報を『ジャンル検索』のアイコン54のZ軸の位置情報よりも低くなるように変更する。
一方、図4は液晶ディスプレイ15に表示される地図案内画面61を示した図である。地図案内画面61では、画像パーツとして車両の現在位置周辺の地図画像を構成する背景画像62と、建造物を示す建造物画像63と、地図上にマッチングされた車両の現在位置を示す自車位置マーク64と、ナビゲーション装置1に現在設定されている案内経路を示す案内経路マーク65(案内経路が設定されている場合のみ表示)と、車両周辺にある施設のジャンルや位置を示すPOIマーク66とが表示される。また、背景画像62等はZ軸方向の位置情報に基づく順序で重畳して表示される。例えば、図4に示す例では自車位置マーク64が最もZ軸の位置情報が高く関連付けられ、POIマーク66が次に高く関連付けられ、案内経路マーク65が次に高く関連付けられ、建造物画像63が次に高く関連付けられ、背景画像62が最も低く関連付けられている。そして、本実施形態に係るナビゲーション装置1では、表示された自車位置マーク64、案内経路マーク65、POIマーク66上でドラッグ操作又はフリック操作を行うことによって、自車位置マーク64等に関連付けられたZ軸方向の位置情報を変更することが可能である。例えば、案内経路マーク65をPOIマーク66の方へドラッグ操作又はフリック操作をすれば、案内経路マーク65のZ軸の位置情報をPOIマーク66のZ軸の位置情報よりも高くなるように変更する。但し、例外的に背景画像62や建造物画像63がドラッグ操作又はフリック操作された場合については、地図画像のスクロール処理を行う。尚、地図画像のスクロール処理については公知の技術であるので説明は省略する。
続いて、S6においてCPU41は、前記S5の画像パーツのZ軸位置座標の変更に伴って、液晶ディスプレイ15に表示される表示画像を更新する。具体的には、更新後のZ軸方向の位置情報に基づいて、関連付けられたZ軸の位置情報が高い順に画像パーツが重畳するように画像パーツを再描画する。
例えば、図は液晶ディスプレイ15に表示されるメニュー画面51において、『住所検索』のアイコン53を『50音検索』のアイコン52の方へドラッグ操作又はフリック操作した場合の表示画像の変更例を示した図である。図に示すように、『住所検索』のアイコン53が『50音検索』のアイコン52の方へドラッグ操作又はフリック操作されると、『住所検索』のアイコン53のZ軸の位置情報が『50音検索』のアイコン52のZ軸の位置情報よりも高くなるように変更される。それに伴って、『住所検索』のアイコン53が最も前面になるように変更され、『50音検索』のアイコン52は消去され、『ジャンル検索』のアイコン54よりもZ軸の位置情報が低かった『メモリ地点』のアイコン55が新たに表示される。その結果、ユーザが『住所検索』のアイコン53を優先的に選択できる配置となり、また、『メモリ地点』のアイコン55についても新たに表示対象とすることが可能となる。尚、『住所検索』のアイコン53と『50音検索』のアイコン52の位置を単に入れ替えるように構成しても良い。
また、図は液晶ディスプレイ15に表示される地図案内画面61において、案内経路マーク65をPOIマーク66の方へドラッグ操作又はフリック操作した場合の表示画像の変更例を示した図である。図に示すように、案内経路マーク65がPOIマーク66の方へドラッグ操作又はフリック操作されると、案内経路マーク65のZ軸の位置情報がPOIマーク66よりも高くなるように変更される。それに伴って、案内経路マーク65とPOIマーク66の重複箇所において、案内経路マーク65が上側に位置するように重畳表示される。その結果、ユーザはPOIマーク66に隠れていた案内経路マーク65の形状を把握することが可能となる。
一方、S7においてCPU41は、前記S2で取得されたタッチ座標の履歴を読み出し、表示画像上の同一地点を所定時間(例えば3秒)以上継続して選択する操作が行われたか否かを判定する。具体的には、同一地点で所定時間以上タッチ状態が継続した場合に、表示画像上の同一地点を所定時間以上継続して選択する操作が行われたと判定する。尚、同一地点とは厳密に同一座標の地点である必要はなく、一定の誤差範囲であれば同一地点とみなす。
そして、表示画像上の同一地点を所定時間以上継続して選択する操作が行われたと判定された場合(S7:YES)には、S9へと移行する。それに対して、表示画像上の同一地点を所定時間以上継続して選択する操作が行われていないと判定された場合(S7:NO)には、S8へと移行する。
S8においてCPU41は、通常のタッチ操作に基づく処理を実行する。例えば、図3に示すメニュー画面51において表示されるいずれかのアイコン52〜54が通常のタッチ操作で選択された場合には、タッチされたメニュー項目に対応する画面へと表示画面が切り替わる。また、図4に示す地図案内画面61において表示される背景画像62や建造物画像63上の任意の地点が通常のタッチ操作で選択された場合には、タッチされた地点が画面中心となるように地図画像のスクロール処理を行う。その他、アイコンやボタン等が通常のタッチ操作で選択された場合には、タッチされたアイコンやボタンに対応する処理を実行する。その後、当該画像表示処理プログラムを終了する。
一方、S9以降においてCPU41は、ユーザにより所定時間以上継続して選択されたと判定された地点(以下、選択地点という)に基づいて、液晶ディスプレイ15に表示されている表示画像を、3次元空間の直交座標系の内のZ軸方向と平行な第1視線方向により画像パーツが描画された平面表示態様から、第1視線方向と異なる第2視線方向により画像パーツが描画された別視点表示態様へと切り換える処理を行う。
先ず、S9においてCPU41は、ユーザにより所定時間以上継続して選択されたと判定された地点を別視点表示態様における新たな視線方向(第2視線方向)の開始点として特定する。
次に、S10においてCPU41は、別視点表示態様における新たな視線方向(第2視線方向)の向きを決定する。第2視線方向としては、第1視線方向(即ちZ軸方向)と異なる方向であれば良いが、別視点表示態様へと表示態様を切り換えた場合に画像パーツをユーザに把握し易くするような方向とすることが望ましい。例えば、図3に示すようなメニュー画面51であれば、関連付けられたZ軸の位置座標の異なる複数のアイコン52〜54を並べて視認できるX軸方向と平行な方向(図3の左右方向)を第2視線方向とするのが望ましい。また、図4に示すような地図案内画面61であれば、車両の乗員からの視線方向に近い車両の進行方向(即ちヘディングアップではY軸方向)や、車両の進行方向に沿って斜め上方から地図画像を見下ろす方向(即ちヘディングアップではY軸とZ軸によって定義される方向)を第2視線方向とするのが望ましい。
続いて、S11においてCPU41は、平面表示態様から別視点表示態様へと表示画像の表示態様を変更する場合に、表示画像をどの方向へ回転させることによって表示態様を変更するかを決定する。具体的には、第1視線方向から第2視線方向への最短の回転方向を表示画像の回転方向に決定する。
その後、S12においてCPU41は、前記S9で決定された第2視線方向の開始点と、前記S10で決定された第2視線方向の向きと、前記S11で決定された表示画像の回転方向とに基づいて、液晶ディスプレイ15に表示されている表示画像を、Z軸方向と平行な第1視線方向により画像パーツが描画された平面表示態様から、第2視線方向により画像パーツが描画された別視点表示態様へと切り換える。より具体的には、視線方向を第1視線方向から第2視線方向へと段階的に変化するように、液晶ディスプレイ15に表示された表示画像を前記S11で決定された回転方向へと回転させつつ画像パーツの描画を行う。
例えば、図は液晶ディスプレイ15に表示されるメニュー画面51において、『50音検索』のアイコン52上の選択地点71でユーザが所定時間以上継続して選択する操作を行った場合の表示画像の表示態様の切り換え例を示した図である。図に示すように、選択地点71でユーザが所定時間以上継続して選択する操作が行われると、メニュー画面51の表示態様は、選択地点71を開始点としたX軸方向への第2視線方向によりアイコン52〜54が描画された別視点表示態様へと切り換わる。尚、『ジャンル検索』のアイコン54よりも関連付けられたZ軸方向の位置座標が小さく、平面表示態様では表示されなかったアイコン(例えば『メモリ地点』のアイコン55)についても、表示態様が別視点表示態様へと切り換わることによって表示対象となる。そして、表示態様の切り換えが行われると、第1視線方向から第2視線方向へと視線方向を変化するように表示画像を回転させ、最終的に『50音検索』のアイコン52と『住所検索』のアイコン53と『ジャンル検索』のアイコン54と『メモリ地点』のアイコン55とが現在のZ軸方向の位置情報に沿って左から右へと並んで表示された別視点表示態様によるメニュー画面51が液晶ディスプレイ15に表示される。尚、前記S5においてZ軸方向の位置情報が変更されている場合には、変更後のZ軸方向の位置座標に基づいて、別視点表示態様によるメニュー画面51が表示される。そして、別視点表示態様では、ユーザの希望する視点によりメニュー項目のアイコンを表示させることが可能となり、平面表示態様では表示されなかったり、把握し難かったメニュー項目についても容易に把握することが可能となる。
一方、図は液晶ディスプレイ15に表示される地図案内画面61において、背景画像62上の選択地点72でユーザが所定時間以上継続して選択する操作を行った場合の表示画像の表示態様の切り換え例を示した図である。図に示すように、選択地点72でユーザが所定時間以上継続して選択する操作が行われると、先ず地図案内画面61の表示態様は、選択地点72を開始点とした斜め上方から地図画像を見下ろす方向である第2視線方向により背景画像62等が描画された第1の別視点表示態様へと切り換わる。より具体的には、第1視線方向から第2視線方向へと視線方向を変化するように表示画像を回転させ、背景画像62、建造物画像63、自車位置マーク64、案内経路マーク65、POIマーク66を斜め上方から見下ろした第1の別視点表示態様による地図案内画面61が液晶ディスプレイ15に表示される。尚、前記S5においてZ軸方向の位置情報が変更されている場合には、変更後のZ軸方向の位置座標に基づいて、第1の別視点表示態様による地図案内画面61が表示される。そして、第1の別視点表示態様では、ユーザの希望する視点により車両周辺の道路網や施設情報、案内経路等を表示させることが可能となり、平面表示態様では表示されなかったり、把握し難かった情報についても容易に把握することが可能となる。
また、第1の別視点表示態様により地図案内画面61が表示されている場合において、選択地点72におけるユーザの選択操作を更に継続して行うと、地図案内画面61の表示態様は、選択地点72を開始点とした車両の進行方向(即ちヘディングアップではY軸方向)である第2視線方向により背景画像62等が描画された第2の別視点表示態様へと切り換わる。より具体的には、表示画像を更に同方向へ回転させ、背景画像62、建造物画像63、自車位置マーク64、案内経路マーク65、POIマーク66を路上から見た第2の別視点表示態様(即ちストリートビュー)による地図案内画面61が液晶ディスプレイ15に表示される。尚、前記S5においてZ軸方向の位置情報が変更されている場合には、変更後のZ軸方向の位置座標に基づいて、第2の別視点表示態様による地図案内画面61が表示される。そして、第2の別視点表示態様では、ユーザの希望する視点により車両周辺の道路網や施設情報、案内経路等を表示させることが可能となり、平面表示態様では表示されなかったり、把握し難かった情報についても容易に把握することが可能となる。
尚、上記画像表示処理プログラム(図2)では、液晶ディスプレイ15に表示されている表示画像を、3次元空間の直交座標系の内のZ軸方向と平行な第1視線方向により画像パーツが描画された平面表示態様から、第1視線方向と異なる第2視線方向により画像パーツが描画された別視点表示態様へと切り換える例について説明したが、別視点表示態様から平面表示態様への切り換えも当然に可能である。その場合には、別視点表示態様により表示画像が表示されている状態において、ユーザにより同一地点を所定時間以上継続して選択する操作が行われた場合に、別視点表示態様から平面表示態様へと表示態様を切り換えるように構成することが望ましい。また、S5及びS6で行われる画像パーツに関連付けられたZ軸位置情報を変更する処理については、平面表示態様で表示画像が表示されている状態だけでなく、別視点表示態様により表示画像が表示されている状態においても同様に行うことが可能である。
以上詳細に説明した通り、本実施形態に係るナビゲーション装置1、ナビゲーション装置1による画像表示方法及びナビゲーション装置1で実行されるコンピュータプログラムでは、ユーザの操作に基づいて表示対象となる画像パーツに対して関連付けられた特定軸方向(例えばZ軸方向)の位置情報を変更可能であり(S5、S6)、また、同じくユーザの操作に基づいて表示画像の表示態様を、特定軸方向と平行な第1視線方向により画像パーツが描画された平面表示態様と、第1視線方向と異なる第2視線方向により画像パーツが描画された別視点表示態様と、の間で切り換え可能に構成し(S9〜S12)、表示態様が切換えられた場合に、変更された画像パーツの特定軸方向の位置情報に基づいて画像パーツを表示するので、表示画像において表示対象とする画像パーツが多数ある場合であっても、各画像パーツに対応付けられた特定軸方向の位置情報と表示態様を変更することによって、各画像パーツの表示位置及び表示内容をユーザに容易に把握させることが可能である。また、各画像パーツを選択する場合であってもユーザの希望する画像パーツを容易に選択させることが可能である。更に、ユーザの希望する視点により画像パーツを表示させることが可能となるので、一方の表示態様では表示されなかったり、把握し難かった情報についても容易に把握することが可能となる。
また、表示画像の表示領域に対するユーザのタッチ操作によって表示態様の切り換えや、画像パーツに関連付けられた特定軸方向の位置情報の変更を行うので、容易な操作によってユーザの意図を反映した表示画像への更新を行わせることが可能となる。
また、画像パーツ上でのドラッグ操作又はフリック操作によって該当する画像パーツに関連付けられた特定軸方向の位置情報の変更を行うので、タッチパネル14を用いた容易な操作によってユーザの意図する表示画像への更新を行わせることが可能となる。
また、特に地図画像を表示する際に表示対象とするPOIマーク66等の画像パーツが多数ある場合であっても、各画像パーツに対応付けられた特定軸方向の位置情報と表示態様を変更することによって、各画像パーツの表示位置及び表示内容をユーザに容易に把握させることが可能である。また、各画像パーツを選択する場合であってもユーザの希望する画像パーツを容易に選択させることが可能である。更に、ユーザの希望する視点により画像パーツを表示させることが可能となるので、一方の表示態様では表示されなかったり、把握し難かった画像パーツについても容易に把握することが可能となる。
また、特にメニュー画面やリスト画面等を表示する際に表示対象とするアイコン52〜55等の画像パーツが多数ある場合であっても、各画像パーツに対応付けられた特定軸方向の位置情報と表示態様を変更することによって、各画像パーツの表示位置及び表示内容をユーザに容易に把握させることが可能である。また、各画像パーツを選択する場合であってもユーザの希望する画像パーツを容易に選択させることが可能である。更に、ユーザの希望する視点により画像パーツを表示させることが可能となるので、一方の表示態様では表示されなかったり、把握し難かった画像パーツについても容易に把握することが可能となる。
また、表示画像における同一地点をユーザが所定時間以上継続して選択する操作を行った場合に、表示画像の表示態様を切り換えるので、ユーザの感覚に沿った分かり易い操作によって表示態様の切り換えが可能となる。従って、ユーザによる操作ミス等を未然に防止することが可能となる。
また、平面表示態様により表示画像が表示されている状態において、表示画像における同一地点をユーザが所定時間以上継続して選択する操作を行った場合に、選択された地点を視線の開始点とした別視点表示態様へ表示画像の表示態様を切り換えるので、別視点表示態様の視線方向の開始点をユーザの操作によって容易に特定することが可能となる。その結果、ユーザの意図する表示態様への切り換えを、より確実に行わせることが可能となる。
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
例えば、本実施形態では液晶ディスプレイ15の表示領域に対して配置されたタッチパネルによってユーザの操作を受け付ける構成としているが、例えばタブレット、キーボード、マウス等の他の操作手段によりユーザの操作を受け付ける構成としても良い。
また、本実施形態では、ユーザによって同一地点を所定時間以上継続して選択する操作が行われた場合に、平面表示態様から別視点表示態様へと表示画像の表示態様を切り替える構成としているが、他の操作(例えばフリック操作やドラッグ操作)に基づいて表示態様を切り換える構成としても良い。
また、本実施形態ではS5及びS6において特に画像パーツに関連付けられたZ軸方向の位置情報を変更することとしているが、Z軸以外の軸方向(例えばX軸やY軸)の位置情報を変更する構成としても良い。また、ユーザのドラッグ操作やフリック操作に基づいて画像パーツに関連付けられたZ軸方向の位置情報を変更する構成としているが、他の操作に基づいて変更する構成としても良い。
また、本発明はナビゲーション装置以外に、画像を表示する機能を有する装置に対して適用することが可能である。例えば、携帯電話機やスマートフォン等の携帯端末、パーソナルコンピュータ、携帯型音楽プレイヤ等(以下、携帯端末等という)に適用することも可能である。また、サーバと携帯端末等から構成されるシステムに対しても適用することが可能となる。その場合には、上述した画像表示処理プログラム(図2)の各ステップは、サーバと携帯端末等のいずれが実施する構成としても良い。また、本発明を携帯端末等に適用する場合には、地図案内画面61では、車両以外の移動体、例えば、携帯端末等のユーザや2輪車等の現在位置周辺の地図を示す場合もある。
1 ナビゲーション装置
13 ナビゲーションECU
14 タッチパネル
15 液晶ディスプレイ
41 CPU
42 RAM
43 ROM
51 メニュー画面
52〜55 アイコン
61 地図案内画面
62 背景画像
63 建造物画像
64 自車位置マーク
65 案内経路マーク
66 POIマーク

Claims (5)

  1. 地図画像に対して垂直方向にZ軸を設定した3次元空間の直交座標系の位置情報が関連付けられた画像パーツを含む前記地図画像を表示する画像表示手段と、
    ユーザの操作に基づいて、前記地図画像の表示態様を、前記Z軸方向と平行な第1視線方向により前記画像パーツが描画された平面表示態様と、前記第1視線方向と異なる第2視線方向により前記画像パーツが描画された別視点表示態様と、の間で切り換える表示態様切換手段と、
    前記地図画像が表示されている状態において、前記地図画像に含まれる一の画像パーツを他の画像パーツへドラッグ又はフリックする操作が行われると、一の画像パーツの前記Z軸方向の位置が他の画像パーツの前記Z軸方向の位置よりも高くなるように前記Z軸方向の位置情報を変更する位置情報変更手段と、を有し、
    前記画像パーツは、背景画像、建造物画像、POIマーク、現在位置マーク、案内経路を示すマークのいずれかを含み、
    前記画像表示手段は、前記位置情報変更手段により前記Z軸方向の位置情報が変更された場合に、前記画像パーツの変更後の前記Z軸方向の位置情報に基づく順序で前記画像パーツを重畳することにより前記地図画像を表示することを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記表示態様切換手段は、前記地図画像における同一地点を前記ユーザが所定時間以上継続して選択する操作を行った場合に、前記地図画像の表示態様を切り換えることを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記表示態様切換手段は、前記平面表示態様により前記地図画像が表示されている状態において、前記地図画像における同一地点を前記ユーザが所定時間以上継続して選択する操作を行った場合に、前記同一地点を視線の開始点とした前記別視点表示態様へ前記地図画像の表示態様を切り換えることを特徴とする請求項に記載の画像表示装置。
  4. 画像表示手段が、地図画像に対して垂直方向にZ軸を設定した3次元空間の直交座標系の位置情報が関連付けられた画像パーツを含む前記地図画像を表示するステップと、
    表示態様切換手段が、ユーザの操作に基づいて、前記地図画像の表示態様を、前記Z軸方向と平行な第1視線方向により前記画像パーツが描画された平面表示態様と、前記第1視線方向と異なる第2視線方向により前記画像パーツが描画された別視点表示態様と、の間で切り換えるステップと、
    位置情報変更手段が、前記地図画像が表示されている状態において、前記地図画像に含まれる一の画像パーツを他の画像パーツへドラッグ又はフリックする操作が行われると、一の画像パーツの前記Z軸方向の位置が他の画像パーツの前記Z軸方向の位置よりも高くなるように前記Z軸方向の位置情報を変更するステップと、を有し、
    前記画像パーツは、背景画像、建造物画像、POIマーク、現在位置マーク、案内経路を示すマークのいずれかを含み、
    前記画像表示手段は、前記位置情報変更手段により前記Z軸方向の位置情報が変更された場合に、前記画像パーツの変更後の前記Z軸方向の位置情報に基づく順序で前記画像パーツを重畳することにより前記地図画像を表示することを特徴とする画像表示方法。
  5. コンピュータを、
    地図画像に対して垂直方向にZ軸を設定した3次元空間の直交座標系の位置情報が関連付けられた画像パーツを含む前記地図画像を表示する画像表示手段と、
    ユーザの操作に基づいて、前記地図画像の表示態様を、前記Z軸方向と平行な第1視線方向により前記画像パーツが描画された平面表示態様と、前記第1視線方向と異なる第2視線方向により前記画像パーツが描画された別視点表示態様と、の間で切り換える表示態様切換手段と、
    前記地図画像が表示されている状態において、前記地図画像に含まれる一の画像パーツを他の画像パーツへドラッグ又はフリックする操作が行われると、一の画像パーツの前記Z軸方向の位置が他の画像パーツの前記Z軸方向の位置よりも高くなるように前記Z軸方向の位置情報を変更する位置情報変更手段と、して機能させる為のコンピュータプログラムであって、
    前記画像パーツは、背景画像、建造物画像、POIマーク、現在位置マーク、案内経路を示すマークのいずれかを含み、
    前記画像表示手段は、前記位置情報変更手段により前記Z軸方向の位置情報が変更された場合に、前記画像パーツの変更後の前記Z軸方向の位置情報に基づく順序で前記画像パーツを重畳することにより前記地図画像を表示することを特徴とするコンピュータプログラム。
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