JP5774565B2 - 照明器具評価方法、照明器具評価装置および照明器具評価システム - Google Patents
照明器具評価方法、照明器具評価装置および照明器具評価システム Download PDFInfo
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Description
(第1の実施形態に適用可能な既存技術)
以下、第1の実施形態に係る照明器具評価方法について説明する。先ず、理解を容易とするために、第1の実施形態に適用可能な既存技術による照明器具評価方法について説明する。作業者の視野内に輝度の高い部分が存在すると、作業者に対するグレアの原因となる。非特許文献1(JIS C 8106:2008,施設用蛍光灯器具)によると、照明器具の照明による、作業者の視野に入る輝度をできるだけ小さくし、作業者にグレアを与えないようにするグレアの輝度規制方式が規定されている。日本では、蛍光灯照明器具の鉛直角ψが65°〜85°における輝度に対して、制限値を段階的に設けてグレアの制限の程度を示すグレア分類を定めている。
A=PQcosψ …(1)
Lψ=Iψ/A=Iψ/(PQcosψ) …(2)
次に、第1の実施形態による照明器具評価方法ついて説明する。上述した既存技術による照明器具評価方法において、照明器具100のグレア分類を求める際に用いる、各鉛直角ψにおける光度Iψは、照明器具100の配光図から求められる。この配光図は、照明器具100が点光源であると見做して測光された結果に基づき作成される。したがって、配光図に記される照明器具100の輝度は、照明器具100の発光面において輝度が平坦に分布した場合の平均輝度と考えることができる。蛍光灯照明器具は、輝度の分布が平坦であるため、この考え方が適用可能である。
U=Lavg/Lmax …(3)
次に、第2の実施形態に係る照明器具評価方法について説明する。第2の実施形態は、非特許文献2(CIE Pub No29.2: Guide on interior lighting(1986))による既存の照明器具評価方法に対して、上述した輝度均斉度を導入したものである。
先ず、理解を容易とするために、第2の実施形態に適用可能な既存技術による照明器具評価方法について説明する。非特許文献2に示されるCIE(国際照明委員会)グレアセーフガードシステムでは、照明器具による不快グレアの程度を、照明下で要求される作業の質が高い順に分類値がクラスA〜クラスEの5の質的クラスに分類し、ある設計照度における不快グレアのクラスを維持するために必要となる照明器具の配光制限値をグラフにより求め、照明器具の配光が配光制限値に合致しているか否かを検討する。CIEグレアセーフガードシステムにおいて輝度制限を受ける範囲は、照明器具に対して鉛直角ψ=45°〜85°の評価角の範囲となる。
次に、第2の実施形態による照明器具評価方法について説明する。第2の実施形態は、CIEグレアセーフガードシステムによるグレア評価方法に対して、第1の実施形態で説明した輝度均斉度を導入する。なお、第2の実施形態によるCIEグレアセーフガードシステムによるグレア評価を行う構成は、図7を用いて説明した、第1の実施形態による照明器具評価装置1をそのまま適用可能であるため、ここでの詳細な説明を省略する。
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態は、上述した第1の実施形態または第2の実施形態による照明器具評価装置を、コンピュータ上で動作するプログラムにより実現した例である。図14は、第3の実施形態に適用可能なコンピュータ400の一例の構成を示す。
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態は、上述した輝度均斉度の思想を適用した照明器具に関するものである。すなわち、発光面において局所的に輝度の高い部分が存在する光源を用いた照明器具に対し、発光面から放射される輝度を拡散させる仕組みを取り入れることで、発光面の輝度の分布をより均一化する。これにより、当該照明器具の輝度均斉度がより向上し、発光面の輝度分布が蛍光灯照明器具の輝度分布に近いものとなり、既存のグレア分類や、グレアの質的クラスによる評価を適用した場合の、評価と実際のグレアとの差異が低減される。
次に、第4の実施形態の変形例について説明する。第4の実施形態の変形例は、光源が設けられる光源面と、拡散板が設けられる発光面との間の距離を可変とした照明器具に関するものである。
10 器具情報
11 輝度取得部
12 分類値取得部
13 分類値テーブル
20 測定部
21 算出部
22 補正部
23 補正値テーブル
100,130,150 照明器具
110 LED照明器具
111a,111b,111c,111d,111e LED
120 蛍光灯照明器具
121 蛍光ランプ
131 光源
132,142 拡散板
151 光源面
152a,152b,153 支柱
154 クランク
155 発光面
400 コンピュータ
Claims (8)
- 照明器具の輝度を、該照明器具に対する鉛直角毎に取得する輝度取得ステップと、
前記輝度に基づき前記照明器具によるグレアの分類値を前記鉛直角毎に取得する分類値取得ステップと、
前記照明器具の発光面の輝度分布に基づき、該発光面の輝度分布の均一さを示す輝度均斉度を前記鉛直角毎に算出する算出ステップと、
前記鉛直角毎の前記輝度均斉度に基づき前記鉛直角毎の前記分類値をそれぞれ補正する補正ステップと
を有する
ことを特徴とする照明器具評価方法。 - 前記補正ステップは、
前記分類値を、前記輝度均斉度がより低い均一さを示すほど、より強いグレアを示す分類値になるように補正する
ことを特徴とする請求項1に記載の照明器具評価方法。 - 前記算出ステップは、
前記発光面の平均輝度と、最大輝度と、最小輝度と、輝度の標準偏差とのうち2を前記輝度分布から求めて前記輝度均斉度を算出する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明器具評価方法。 - 前記算出ステップは、
前記輝度分布から求めた前記発光面の平均輝度と最大輝度との比率を前記輝度均斉度として算出する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の照明器具評価方法。 - 前記補正ステップは、
予め用意された、前記鉛直角毎の前記輝度均斉度と、分類値に対する補正値とが関連付けられた補正値情報を用いて、前記分類値取得ステップで取得された前記鉛直角毎の分類値をそれぞれ補正する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の照明器具評価方法。 - 前記輝度取得ステップは、
前記照明器具が設置される照明環境の設計照度をさらに取得し、
前記分類値取得ステップは、
前記輝度取得ステップで前記鉛直角毎に取得した輝度と、前記設計照度とを用いて前記分類値を前記鉛直角毎に取得する
ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載の照明器具評価方法。 - 照明器具の輝度を、該照明器具に対する鉛直角毎に取得する輝度取得部と、
前記輝度に基づき前記照明器具によるグレアの分類値を前記鉛直角毎に取得する分類値取得部と、
前記照明器具の発光面の輝度分布に基づき、該発光面の輝度分布の均一さを示す輝度均斉度を前記鉛直角毎に算出する算出部と、
前記鉛直角毎の前記輝度均斉度に基づき前記鉛直角毎の前記分類値をそれぞれ補正する補正部と
を有する
ことを特徴とする照明器具評価装置。 - 照明器具の発光面の輝度分布を測定する測定部と、
照明器具の輝度を、該照明器具に対する鉛直角毎に取得する輝度取得部と、
前記輝度に基づき前記照明器具によるグレアの分類値を前記鉛直角毎に取得する分類値取得部と、
前記輝度分布に基づき発光面の輝度分布の均一さを示す輝度均斉度を前記鉛直角毎に算出する算出部と、
前記鉛直角毎の前記輝度均斉度に基づき前記鉛直角毎の前記分類値をそれぞれ補正する補正部と
を有する
ことを特徴とする照明器具評価システム。
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