JP5774525B2 - バッテリ充電装置 - Google Patents
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Description
以下、本発明にかかるバッテリ充電装置を車載主機に接続されるバッテリ充電装置に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
ここで、電池セルC1〜Cnとしては、たとえばリチウムイオン2次電池等とすればよい。なお、本実施形態では、高電圧バッテリ10として、正常時の開放端電圧が100V以下のものを想定しており、その負極電位を車体電位としている。
<第2の実施形態>
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
<第3の実施形態>
以下、第3の実施形態について、先の第2の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
<第4の実施形態>
以下、第4の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
<その他の実施形態>
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
電磁形リレーに限らない。たとえば、MOS電界効果トランジスタ等を用いた半導体リレーであってもよい。ただし、この場合、たとえばソース同士を短絡させた一対のMOS電界効果トランジスタを用いる等、寄生ダイオードの順方向が互いに逆となるように接続した一対のMOS電界効果トランジスタとするなどする。これは、電子操作によって開操作されている場合に、いずれか一方から他方、および他方から一方の一対の方向の双方の電流を遮断可能とするための設定である。
上記第1の実施形態(図1)において、商用電源40の一方の端子(リレーMR6側)を、インバータINVのU相の出力端子とV相の出力端子とに接続してもよい。
上記実施形態に例示したものに限らないことについては、「外部電源用接続手段について」の欄や図15等に記載した通りである。
(a)第2状態を実現する直流交流変換回路の数
第2状態を実現する直流交流変換回路が単一であるものに限らない。たとえば図18に示すものであってもよい。図18では、モータジェネレータ20aに接続されるインバータINVaおよびモータジェネレータ20bに接続されるインバータINVbのそれぞれの高電位側入力端子および低電位側入力端子間に各別の平滑コンデンサ12a,12bが接続されている。また、モータジェネレータ20aに接続されるインバータINVaおよびモータジェネレータ20bに接続されるインバータINVbのそれぞれの高電位側入力端子および高電圧バッテリ10間をリレーMR1が開閉する。また、インバータINVaの高電位側入力端子および平滑コンデンサ12a間を、リレーMR10が開閉する。また、インバータINVaの高電位側入力端子およびインバータINVbの高電位側入力端子間を、リレーMR11が開閉する。また、モータジェネレータ20aに接続されるインバータINVaおよびモータジェネレータ20bに接続されるインバータINVbのそれぞれの低電位側入力端子および高電圧バッテリ10間をリレーMR7が開閉する。また、モータジェネレータ20aの中性点と商用電源40の一方の端子との間を、リレーMR5が開閉し、モータジェネレータ20bの中性点と商用電源40の他方の端子との間を、リレーMR6が開閉する。さらに、モータジェネレータ20aの中性点およびモータジェネレータ20bの中性点を、リレーMR12が開閉する。
上記第1の実施形態(図1)において例示したものに限らず、たとえば図20に示されるものであってもよい。図20に示す例では、高電圧バッテリ10の負極およびインバータINVの低電位側の入力端子間を開閉するリレーMR1と、U相の高電位側のスイッチング素子Supおよび低電位側のスイッチング素子Sunの接続点および高電圧バッテリ10の負極間を開閉するリレーMR2とを備える。この場合、リレーMR1が開且つリレーMR2が閉となる第2状態において、スイッチング素子Svn,Swnをオン状態とすることで、平滑コンデンサ12、高電圧バッテリ10、リレーMR2、ステータコイルwu,wv,ww、スイッチング素子Svn,Swnを備えるループ経路に電流が流れ、モータジェネレータ20にエネルギが蓄積される。その後、スイッチング素子Svn,Swnをオフ状態とすることで、モータジェネレータ20、ダイオードDvp,Dwp、高電圧バッテリ10、リレーMR2を備えるループ経路に電流が流れる。
上記第4の実施形態(図13)において例示したものに限らず、たとえば図21において例示したものであってもよい。ここでは、高電圧バッテリ10の負極が、リレーMR2aを介して、モータジェネレータ20の中性点に接続可能とされている。こうした構成によれば、下側アームのスイッチング素子S¥nをオン・オフ操作することで、平滑コンデンサ12の充電電圧を降圧して高電圧バッテリ10に充電する降圧処理を行なうことができる。
上記第1の実施形態(図3)において、スイッチング素子Supをオン・オフ操作することで、平滑コンデンサ12から高電圧バッテリ10への電気エネルギの移動処理を行ってもよい。この場合、スイッチング素子Supのオン時間は、スイッチング素子Supを流れる電流が許容最大値を上回らないように制御するための操作量となる。
電磁形リレーに限らない。たとえば、MOS電界効果トランジスタ等を用いた半導体リレーであってもよい。ただし、商用電源40と高電圧バッテリ10との絶縁を保ちつつ高電圧バッテリ10を充電する上では、たとえばソース同士を短絡させた一対のMOS電界効果トランジスタを用いる等、寄生ダイオードの順方向が互いに逆となるように接続した一対のMOS電界効果トランジスタ等によって構成する。これは、電子操作によって開操作されている場合に、いずれか一方から他方、および他方から一方の一対の方向の双方の電流を遮断可能とするための設定である。
上記第1の実施形態(図1)において、リレーMR3,MR4のいずれか一方を削除してもよい。たとえばリレーMR3を削除する場合、先の図2に示した状態において、ダイオードDunを介してモータジェネレータ20に向かう経路も存在するものの、先の図2に示した経路と比較してインピーダンスが大きいため、この経路に電流が流れることはないと考えられる。
たとえば、平滑コンデンサ12の容量が小さい場合等にあっては、商用電源40の電気エネルギが充電されることで充電電圧が急上昇するため、必ずしもこの手段(図4のステップS14,S16)を備えなくてもよい。またたとえば、周知のプリチャージ技術によって、高電圧バッテリ10の電気エネルギを平滑コンデンサ12に充電した状態でリレーMR5,MR6を閉操作する場合には、閉操作に伴って商用電源40の出力電圧と平滑コンデンサ12の充電電圧との差圧の最大値を制限することができ、この場合であっても、外部接続制御手段を省くことが可能となり得る。
IGBTとこれに逆並列接続されたダイオード(スイッチング素子S¥#およびダイオードD¥#)に限らない。たとえば、MOS電界効果トランジスタであってもよい。この場合、その流通経路の両端(ソースおよびドレイン)の一方から他方と他方から一方との双方に電流を流すことができるため、必ずしもダイオードの機能を備えることは必須ではない。
たとえば、回転機が5相回転機であるなら、直流交流変換回路としても、5相のものを用いればよい。
たとえば、上記第2の実施形態において、充電周波数fdを、先の図3、図7、および図8に示した処理によってモータジェネレータ20が回転しない高周波に設定することが一法である。もっとも、モータジェネレータ20が回転しないとしては、充電周波数fdを高周波とするものに限らない。たとえば、モータジェネレータ20が駆動輪に常時連結された構成の場合、ブレーキの制動力よりもモータジェネレータ20のトルクの方が小さくなるように充放電電流の絶対値を制限するようにしてもよい。
たとえば、図15(a)に例示する構成において、リレーMR1,MR7を閉状態として、上記第2の実施形態(図7〜図9)の要領で、下側アームのスイッチング素子S¥nをオン・オフ操作(直接充電制御手段)しても、高電圧バッテリ10を充電することができる(図22)。しかも、この場合、商用電源40とインバータINVおよびモータジェネレータ20間に整流手段を備える必要もない。
Claims (14)
- 車載回転機(20)の端子および高電位側入力端子間を電子操作によって開閉する機能を有する高電位側の流通規制要素(Sup・Dup,Svp・Dvp,Swp・Dwp)と、前記回転機の端子および低電位側入力端子間を電子操作によって開閉する機能を有する低電位側の流通規制要素(Sun・Dun,Svn・Dvn,Swn・Dwn)との直列接続体を備える直流交流変換回路(INV)を操作する操作手段(30)と、
前記高電位側入力端子および前記低電位側入力端子間にバッテリ(10)および蓄電手段(12)を接続する第1状態と、前記蓄電手段の一方の端子および前記バッテリの一方の端子を接続して且つ、前記蓄電手段の他方の端子を前記流通規制要素を介して前記バッテリの他方の端子に接続する第2状態との一対の状態について、それら状態を選択的に実現する切替回路(MR1,MR2,MR7)とを備え、
前記操作手段は、前記第2状態において、前記流通規制要素の開閉操作によって、前記蓄電手段に蓄えられた電気エネルギを前記バッテリに充電するバッテリ充電制御手段を備え、
前記回転機のコイルに車両の外部の電源(40)を接続する外部電源用接続手段(Lc1,Lc2,MR5,MR6)を備え、
前記外部電源用接続手段によって前記回転機のコイルに車両の外部の電源が接続された状態で、前記外部の電源の電気エネルギを前記バッテリおよび前記蓄電手段のうちの前記蓄電手段に限って充電することを可能としたことを特徴とするバッテリ充電装置。 - 前記蓄電手段および前記直流交流変換回路と、前記バッテリの正極および負極との間を開閉するバッテリ用開閉手段(MR1,MR7)を備え、
前記外部の電源の電気エネルギを前記バッテリおよび前記蓄電手段のうちの前記蓄電手段に限って充電するに際して、前記バッテリ用開閉手段を開状態とする絶縁制御手段(30)を備えることを特徴とする請求項1記載のバッテリ充電装置。 - 前記外部の電源の電気エネルギを前記バッテリおよび前記蓄電手段のうちの前記蓄電手段に限って充電すべく、前記外部電源用接続手段によって前記回転機のコイルに車両の外部の電源が接続された状況下、前記外部の電源の一方の端子および他方の端子間の接続経路を、前記コイルおよび前記直流交流変換回路を介した経路とすべく、前記回転機のコイルを備えて且つ前記直流交流変換回路を経由しない経路の遮断機能を有する選択遮断手段(MR8,MR9)を備えることを特徴とする請求項1または2記載のバッテリ充電装置。
- 前記回転機は、前記コイル同士が中性点で接続された3相以上の多相回転機であり、
前記外部電源用接続手段は、前記外部の電源の一方の端子および前記中性点間を接続する手段と、前記外部の電源の他方の端子および前記直流交流変換回路または前記コイル間を接続する手段とを備え、
前記選択遮断手段は、前記直流交流変換回路を介すことなく前記回転機によって前記外部の電源の他方の端子と前記中性点間を接続する経路について、これを開閉する手段を備えることを特徴とする請求項3記載のバッテリ充電装置。 - 前記外部電源用接続手段は、前記外部の電源の一方の端子および前記中性点間を開閉する機能と、前記外部の電源の他方の端子および前記直流交流変換回路または前記コイル間を開閉する機能との一対の機能について、それらのうちの少なくとも一方を有する外部電源用開閉手段(MR5,MR6)を備えることを特徴とする請求項4記載のバッテリ充電装置。
- 前記回転機は、3相以上の多相回転機であり、
前記外部電源用接続手段は、前記外部の電源の端子および前記回転機の端子の一部間を接続する手段と、前記外部の電源の別の端子および前記回転機の端子の別の一部に接続される前記直流交流変換回路の出力端子間を接続する手段とを備え、
前記選択遮断手段は、前記回転機の端子の一部および前記外部電源用接続手段の接続点と前記直流交流変換回路の対応する出力端子との間を開閉する機能と、前記別の一部に対応する前記直流交流変換回路の出力端子および前記外部電源用接続手段の接続点と前記回転機の端子の別の一部との間を開閉する機能と、を有する
ことを特徴とする請求項3記載のバッテリ充電装置。 - 前記外部電源用接続手段は、前記外部の電源の端子および前記回転機の端子の一部間を開閉する機能と、前記外部の電源の別の端子および前記回転機の別の端子の一部に接続される前記直流交流変換回路の出力端子間を開閉する機能との一対の機能のうち、少なくとも一方を有する外部電源用開閉手段(MR5,MR6)を備えることを特徴とする請求項6記載のバッテリ充電装置。
- 前記外部電源用接続手段は、前記外部の電源の端子および前記直流交流変換回路の出力端子の一部間を接続する手段と、前記外部の電源の別の端子および前記直流交流変換回路の出力端子の別の一部間を接続する手段とを有し、
前記外部の電源の端子および前記直流交流変換回路の出力端子の一部ならびに前記回転機の対応する端子間を開閉する機能と、前記外部の電源の別の端子および前記直流交流変換回路の出力端子の別の一部ならびに前記回転機の対応する端子間を開閉する機能との一対の機能について、それらの少なくとも一方を有するコイル通電禁止手段(MR3,MR4)を備える
ことを特徴とする請求項1記載のバッテリ充電装置。 - 前記外部電源用接続手段は、前記外部の電源の端子および前記直流交流変換回路の出力端子の一部間を開閉する機能と、前記外部の電源の別の端子および前記直流交流変換回路の出力端子の別の一部間を開閉する機能との一対の機能のうち、少なくとも一方を有する外部電源用開閉手段(MR5,MR6)を備えることを特徴とする請求項8記載のバッテリ充電装置。
- 前記外部の電源の電圧値が規定値以下となることを条件に前記外部電源用開閉手段を閉状態に切り替える外部接続制御手段を備えることを特徴とする請求項9記載のバッテリ充電装置。
- 前記切替回路は、
前記バッテリの正極および負極のいずれかと前記蓄電手段の一対の端子のいずれかとの間を開閉する第1状態用開閉手段(MR1,MR7)と、
前記バッテリの前記いずれかと前記回転機の端子の一部に接続される前記高電位側の流通規制要素および前記低電位側の流通規制要素の接続点との間を開閉する第2状態用開閉手段(MR2)と、
を備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のバッテリ充電装置。 - 前記切替回路は、
前記バッテリの正極および負極のいずれかと前記蓄電手段の一対の端子のいずれかとの間を開閉する第1状態用開閉手段(MR1,MR7)と、
前記バッテリの前記いずれかと前記回転機のステータコイルの端部との間を開閉する第2状態用開閉手段(MR2a)と、
を備えることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載のバッテリ充電装置。 - コイル(wu,wv,ww)同士が中性点で接続された3相以上の車載回転機(20)の端子および高電位側入力端子間を電子操作によって開閉する機能を有する高電位側の流通規制要素(Sup・Dup,Svp・Dvp,Swp・Dwp)と、前記回転機の端子および低電位側入力端子間を電子操作によって開閉する機能を有する低電位側の流通規制要素(Sun・Dun,Svn・Dvn,Swn・Dwn)との直列接続体を備える直流交流変換回路(INV)を操作する操作手段(30)と、
外部の電源(40)の電気エネルギの一方の入力端子および前記中性点間を接続して且つ、前記外部の電源の電気エネルギの他方の入力端子および前記直流交流変換回路または前記コイル間を接続する外部電源用接続手段(Lc1,Lc2)と、
前記直流交流変換回路を介すことなく前記回転機によって前記外部の電源の電気エネルギの他方の入力端子と前記中性点間を接続する経路について、これを開閉する選択遮断手段(MR8,MR9)と、
を備え、
前記直流交流変換回路の前記低電位側入力端子および前記高電位側入力端子間にバッテリ(10)が接続され、
前記操作手段は、前記選択遮断手段によって前記外部の電源の電気エネルギの他方の入力端子と前記中性点間を接続する経路が開状態とされている状況下、前記低電位側の流通規制要素の開閉操作によって前記外部の電源の電気エネルギを前記バッテリに充電する直接充電制御手段を備えることを特徴とするバッテリ充電装置。 - 3相以上の車載回転機(20)の端子および高電位側入力端子間を電子操作によって開閉する機能を有する高電位側の流通規制要素(Sup・Dup,Svp・Dvp,Swp・Dwp)と、前記回転機の端子および低電位側入力端子間を電子操作によって開閉する機能を有する低電位側の流通規制要素(Sun・Dun,Svn・Dvn,Swn・Dwn)との直列接続体を備える直流交流変換回路(INV)を操作する操作手段(30)と、
外部の電源(40)の電気エネルギの一方の入力端子および前記回転機の端子の一部間を接続して且つ、前記回転機の別の端子の一部に接続される前記直流交流変換回路の出力端子および前記外部の電源の電気エネルギの別の入力端子間を接続する外部電源用接続手段(Lc1,Lc2)と、
前記回転機の端子の一部および前記外部電源用接続手段の接続点と前記直流交流変換回路の対応する出力端子との間を開閉する機能と、前記別の一部に対応する前記直流交流変換回路の出力端子および前記外部電源用接続手段の接続点と前記回転機の端子の別の一部との間を開閉する機能と、を有する選択遮断手段(MR8,MR9)と、
を備え、
前記直流交流変換回路の前記低電位側入力端子および前記高電位側入力端子間にバッテリ(10)が接続され、
前記操作手段は、前記選択遮断手段が開状態とされている状況下、前記低電位側の流通規制要素の開閉操作によって前記外部の電源の電気エネルギを前記バッテリに充電する直接充電制御手段を備えるバッテリ充電装置。
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