JP5771989B2 - El素子、及びそれを備えた照明装置、ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置 - Google Patents
El素子、及びそれを備えた照明装置、ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5771989B2 JP5771989B2 JP2011000659A JP2011000659A JP5771989B2 JP 5771989 B2 JP5771989 B2 JP 5771989B2 JP 2011000659 A JP2011000659 A JP 2011000659A JP 2011000659 A JP2011000659 A JP 2011000659A JP 5771989 B2 JP5771989 B2 JP 5771989B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- optical sheet
- display device
- color misregistration
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
Description
また、表面凹凸パターンが形成された光学シートを素子基盤に粘着剤や接着剤を介して貼合することで全反射によりロスしている光線を外部に取り出すという方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
すなわち、上記従来技術により表面凹凸を有する光学シートを貼合することで光取り出し効率を向上させることは可能となったが、特定の波長を有し、特定の入射角で光学シートに入射した光線を特定角度に多く出射させてしまうような強い指向性を出射光に与えてしまうことにより、視野角によって色味が異なるといった色ずれという現象を引き起こしてしまう問題があった。
とくに、出射光に何らかの指向性を付与するような表面形状を用いた場合には、発光層が多層構成を有するEL素子において、光学シートに対して±40°以上の入射角を持つ光線の挙動が色ずれの強弱に大きく影響することから、その点で改良の余地があった。
また、色ずれ低減部の表面粗度における絶対値が+10μmより大きい場合には、光学シートの表面に外力が及んだ場合に、色ずれ低減部に直接、外力が加わってしまい、結果として表面の耐摩擦性が低下してしまうことを防止できる。また、絶対値が−10μmより大きい場合において、光学シートの表面保護を目的に保護フィルムを貼り合わせたときに、単位レンズとの高低差により浮きが発生してしまうといった不具合を抑制することができる。
本発明では、上述したEL素子を用いることで、色ずれの低減が図れ、光取り出し効率を向上させることができる照明装置が得られる。
本発明では、上述した照明装置を用いることで、色ずれの低減が図れ、光取り出し効率を向上させることができるディスプレイ装置が得られる。
本発明では、上述した照明装置を用いることで、色ずれの低減が図れ、光取り出し効率を向上させることができる液晶ディスプレイ装置が得られる。
はじめに、本実施の形態のEL素子は、例えば、発光手段として照明装置に具備され、あるいはEL素子が画素駆動されるようにディスプレイ装置に具備され、あるいは画像表示素子の背面に配設して液晶ディスプレイ装置に具備されて使用される。また、液晶ディスプレイ装置においては、本実施の形態のEL素子を発光手段として備えた照明装置を画像表示素子の背面に配設して構成するようにしてもよい。
ここで、以下の説明では、図1に示すEL素子1(或いは光学シート3)の平面に対する法線方向を上下方向といい、その上下方向で上側を表面側、下側を裏面側という。
そして、このEL素子1Aは、陽極24と陰極25の間に電圧を印加して発光層26から出射した光が第1基板21を透過し、光学シート3に入射し、さらに光学シート3において発光層26からの光を透過して上方へ出射する。
単位レンズ4は、断面形状が三角形や曲率を含むものが所望の比率に混合されたものからなり、一方向のみに配列されることでレンズ群を形成するものであっても良く、また二次元的に配列することでレンズ群を形成したものとすることがより好ましい。ここで、単位レンズ4のうち三角形状のものを符号4Aとし、曲率を含む形状のものを符号4Bとして区別して用いる。
なお、二次元的配列とは、シリンドリカル、直交、ハニカム配列が一例として挙げられる。
硬化剤としては、これらの化合物を単独ないしは2種以上混合してもよく、貼合する対象となる部位の樹脂系とより密着性のよい樹脂系を選択することができる。
この場合、光拡散性要素を添加することで出射面Tからの出射光の指向性を更に低減することができ、色ずれの低減効果、及び出射面Tでの輝度分布の均一化といった効果がある。
ここで、光拡散性要素とは、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、尿素樹脂、ホルムアルデヒド縮合物などからなる有機系粒子やガラスビーズ、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、金属酸化物などからなる無機系微粒子または気泡や可視光の特定の波長に吸収を有するような色素顔料なども使用することができ、複数の光拡散要素を併用することも可能である。
また、該微粒子は、スチレン系樹脂、アクリル系樹脂、シリコーン系樹脂、尿素樹脂、ホルムアルデヒド縮合物などからなる有機系粒子やガラスビーズ、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、金属酸化物などからなる無機系微粒子や、可視光の特定の波長に吸収を有するような色素顔料なども使用することができ、複数の微粒子を併用することも可能である。
図4に示すように、本発明の第2の実施の形態によるEL素子1(1B)は、光学シート3における出射面Tは、単位レンズ4、及びそのレンズ群と色ずれ低減部5が規則的に配列された構成となっている。すなわち、各色ずれ低減部5は、それぞれが同一形状(同一面積)であり、所定の間隔をもって配置されている。
この場合、上述した第1の実施の形態と同様に、光取り出し効率を向上と色ずれの低減とをバランス良く達成することができ、EL素子用の光取り出し効率を向上させることができる。そのうえ、局部的な光学特性のムラ発生が抑制されるとともに、旋盤などを用いた微細加工などで所望の形状にて母型を得ることが可能となるため、製造方式が容易になるといった利点がある。
実施例1では、EL素子の色ずれ低減部の面積比率を0.1%、5%、10%、25%、40%、50%、80%と変化させ、目視により評価するとともに、全光束測定器により光取り出し効率を測定し、評価を行った。
単位レンズは、頂角90°の形状のプリズムを使用し、レンズ群を一方向に配列した。
なお、光学シートは、光拡散性要素を添加していないものを採用している。
次に、実施例2では、EL素子の色ずれ低減部の面積比率を0.1%、2%、5%、10%、25%、40%、50%、80%と変化させ、目視により評価するとともに、全光束測定器により光取り出し効率を測定し、評価を行った。
単位レンズは、頂角90°の形状のプリズムを使用し、レンズ群を一方向に配列した。
そして、光学シートの貼合層として、アクリル系粘着剤の材質で、光拡散性要素を添加したものを採用している。この光拡散性要素は、アクリルスチレン共重合樹脂架橋物であり、光拡散性微粒子体積添加率は15%である。
表2に示すように、色ずれ目視評価では、色ずれ低減部の面積比率が2%以上で良好、すなわち光学シート非貼合時よりも色ずれが低減されたことが確認できた。一方、光取り出し効率の評価では、色ずれ低減部の面積比率が50%を超えると光学シート非貼合時よりも取り出し効率が減少することが確認された。
次に、実施例3では、EL素子の色ずれ低減部の面積比率を0.1%、2%、5%、10%、25%、40%、50%、80%と変化させ、目視により評価するとともに、全光束測定器により光取り出し効率を測定し、評価を行った。
単位レンズは、上述した実施例1、2と同様の頂角90°の形状のプリズムを使用し、レンズ群を一方向に配列した。
そして、光学シートのレンズ部に光拡散性要素を添加したものを採用している。このレンズ部の光拡散性要素は、アクリルスチレン共重合樹脂架橋物であり、光拡散性微粒子体積添加率は15%である。
表3に示すように、色ずれ目視評価では、色ずれ低減部の面積比率が変化値の全範囲(0.1%〜80%)において良好、すなわち光学シート非貼合時よりも色ずれが低減されたことが確認できた。一方、光取り出し効率の評価では、色ずれ低減部の面積比率が50%を超えると光学シート非貼合時よりも取り出し効率が減少することが確認された。
例えば、本第1及び第2の実施の形態では単位レンズ4の断面形状が三角形や曲率を含むものが所望の比率に混合されたものとしているが、このような構成に限定されることはない。例えば、図5に示すように、三角形状からなる単位レンズ4Aのみを配列したものや、図6に示すように、曲率を含む形状からなる単位レンズ4Bのみを配列したものであってもかまわない。
2 EL素子本体
3 光学シート
4 単位レンズ
5 色ずれ低減部
21 第1基板(透光性基板)
22 第2基板
23 発光構造体
24 陽極
25 陰極
26 発光層
31 透光性基材
32 構造層
33 貼合層
T 出射面
Claims (7)
- 透光性基板と、
該透光性基板の一方の面に設けられるとともに、陽極と陰極に挟まれた発光層と、
を備えたEL素子であって、
前記透光性基板の表面には、前記透光性基板の表面にレンズ群が設けられた光学シートが貼合層を介して貼り合わされ、
該光学シートは、
前記レンズ群の単位レンズが部分的、且つ二次元的に配列され、
前記単位レンズ間に表面積の0.1%〜50%を有し、前記透光性基板からの出射光に対する全反射角度を増大する色ずれ低減部を備え、
前記色ずれ低減部の表面粗度は、絶対値で10μm以下であり、
前記単位レンズは、前記色ずれ低減部から突出するように形成されていることを特徴とするEL素子。 - 前記色ずれ低減部は、前記光学シートの表面において分散して配置されていることを特徴とする請求項1に記載のEL素子。
- 前記単位レンズと前記色ずれ低減部とが規則的に配列されていることを特徴とする請求項1に記載のEL素子。
- 前記光学シート及び前記貼合層の少なくともいずれか一方に光拡散性要素を含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のEL素子。
- 請求項1乃至4のいずれか1項に記載のEL素子を備えたことを特徴とする照明装置。
- 請求項5に記載の照明装置を備えたことを特徴とするディスプレイ装置。
- 請求項5に記載の照明装置を備えたことを特徴とする液晶ディスプレイ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011000659A JP5771989B2 (ja) | 2011-01-05 | 2011-01-05 | El素子、及びそれを備えた照明装置、ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011000659A JP5771989B2 (ja) | 2011-01-05 | 2011-01-05 | El素子、及びそれを備えた照明装置、ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012142227A JP2012142227A (ja) | 2012-07-26 |
JP5771989B2 true JP5771989B2 (ja) | 2015-09-02 |
Family
ID=46678288
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011000659A Expired - Fee Related JP5771989B2 (ja) | 2011-01-05 | 2011-01-05 | El素子、及びそれを備えた照明装置、ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5771989B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI725553B (zh) * | 2019-09-24 | 2021-04-21 | 友達光電股份有限公司 | 顯示裝置及其製造方法 |
CN115295744A (zh) * | 2020-06-28 | 2022-11-04 | 湖北长江新型显示产业创新中心有限公司 | 显示面板和显示装置 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0949925A (ja) * | 1995-08-08 | 1997-02-18 | Sekisui Chem Co Ltd | 視野拡大フィルムおよびそれを用いた液晶ディスプレー |
KR100912361B1 (ko) * | 2004-08-06 | 2009-08-19 | 가부시키가이샤 구라레 | 도광판, 그 제조방법, 및 그것을 구비하는 면광원장치 |
TWI289815B (en) * | 2006-10-30 | 2007-11-11 | Au Optronics Corp | Electroluminescent display |
EP2224788B1 (en) * | 2007-12-21 | 2019-02-27 | Zeon Corporation | Surface light source device |
EP2442007A4 (en) * | 2009-06-11 | 2017-09-20 | Zeon Corporation | Surface light source device, lighting equipment, backlight device |
JP5402273B2 (ja) * | 2009-06-11 | 2014-01-29 | 日本ゼオン株式会社 | 面光源装置、照明器具及びバックライト装置 |
-
2011
- 2011-01-05 JP JP2011000659A patent/JP5771989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012142227A (ja) | 2012-07-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4340321B1 (ja) | 積層光学フィルム、その製造方法及びそれを用いた光学デバイス | |
JP5018371B2 (ja) | 光学シート、バックライトユニット及び表示装置 | |
JP2009150981A (ja) | 光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 | |
JP5716733B2 (ja) | 採光シート、採光装置、及び建物 | |
JP5391739B2 (ja) | El素子、並びにそれを用いた照明装置及び表示装置 | |
JP2011081166A (ja) | Elパネル及びそれを用いた照明装置、及びそれを用いた表示装置 | |
JP2010123436A (ja) | El素子、表示装置、ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置 | |
KR101157298B1 (ko) | 광학 복합 부재 | |
JP2010044270A (ja) | 光拡散板、光学シート、バックライトユニット及びディスプレイ装置 | |
JP5771989B2 (ja) | El素子、及びそれを備えた照明装置、ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ装置 | |
JP2015103413A (ja) | El素子、照明装置、ディスプレイ装置、及び液晶ディスプレイ装置 | |
JP2008287933A (ja) | 導光板、製造方法および液晶ディスプレイ用バックライト | |
US20100055409A1 (en) | Optical composite and method of manufacturing the same | |
JP2015143864A (ja) | 採光シート、採光装置、及び建物 | |
KR100898047B1 (ko) | 광학부재 및 그 제조방법 | |
JP2013068872A (ja) | レンズシート、及びel発光装置 | |
KR101233533B1 (ko) | 광확산 부재를 포함하는 백라이트 유닛 어셈블리 | |
JP5545086B2 (ja) | El素子 | |
KR100980068B1 (ko) | 광학용 복합 필름 | |
JP2010205506A (ja) | El素子 | |
KR20150062864A (ko) | 복합광학시트 및 이를 포함하는 백라이트 유닛 | |
KR100544518B1 (ko) | 광손실을 최소화한 프리즘 필름 | |
JP5796691B2 (ja) | 採光シート、採光装置、及び建物 | |
JP6215376B2 (ja) | 採光シート、採光装置、及び建物 | |
JP6037068B2 (ja) | 採光シート、採光装置、及び建物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20131219 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140930 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141007 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20141202 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20141203 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150602 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150615 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5771989 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |