JP5771753B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、挿入部に湾曲部を備え、案内管等の貫通孔内を通過させて使用される内視鏡に関する。
内視鏡は、医療分野及び工業用分野等において利用されている。内視鏡には、細長で可撓性を備える挿入部の先端側に湾曲部を備えるタイプのものがある。湾曲部を備える内視鏡では、湾曲部を湾曲させることによって、挿入部先端部に設けられている観察光学系の視野方向を変化させて広範囲の観察を行える。
湾曲部は、湾曲部組と、湾曲ゴムと、湾曲ワイヤと、で主に構成されている。
湾曲部組は、複数の湾曲駒を長手軸方向に回動自在に連結して、例えば上下の二方向、或いは、上下左右の四方向に湾曲するように構成される。湾曲ワイヤの先端は、湾曲部組の最先端に位置する先端湾曲駒の予め定めた位置に固定される。
湾曲ゴムは、カバー部材であって、細長に構成された湾曲部組の外周を被覆して湾曲部の外層を構成する。湾曲ゴムの先端部は、挿入部の先端部を構成する先端構成部材の外周に固定される。湾曲ゴムの基端部は、可撓管部と湾曲部組の最基端に位置する基端湾曲駒とを連結する連結口金の外周に固定される。
一般に、湾曲ゴムの端部は、糸巻作業と接着作業とを含む糸巻接着によって、水密を確保しつつ強固に固定される。糸巻作業は、湾曲ゴムの外周面に糸を緊縛して該湾曲ゴムを内周方向に押し潰して内周面を先端構成部材等の外周面に押圧固定する作業である。
接着作業は、糸巻作業終了後の緊縛部分及びその周囲に接着剤を塗布して先端硬質部材と湾曲ゴムとの間の水密を図ると共に、その塗布した接着剤の外観を滑らかに形作って挿入性の向上を図る作業である。
内視鏡が、例えば、日本国特開2012−95719号公報に示すように親内視鏡の処置具チャンネルの貫通孔に挿入される子内視鏡の場合、子内視鏡の挿入部は、処置具チャンネル内に挿入され、その後、処置具起上台を介して親内視鏡の外部に導出される。
このため、子内視鏡の挿入部は、処置具チャンネル挿抜時においてはチャンネル内面に接触し、親内視鏡から外部に導出される際、或いは、外部から親内視鏡内に導入される際には処置具起上台に接触する。
糸巻接着部は、チャンネル内面に接触すること或いは処置具起上台に接触することによって接着部が剥がされる不具合、及び緊縛した糸が切断される等の不具合が発生するおそれがある。
また、湾曲ゴムにおいては、チャンネル内面との間に発生する摩擦、或いは、処置具起上台との間に発生する摩擦によって、該湾曲ゴム表面にだぶつきが生じるおそれがある。そして、そのだぶつきが襞状に変形することによって、外径が大きな膨出部が局所的に出現するおそれがある。また、膨出部が擦られることによって穴あきに至るおそれがある。
なお、上述した不具合等は、処置具チャンネルに挿抜自在な子内視鏡に限定されるものではない。例えば、内視鏡においても、ガイドチューブ等の案内管の貫通孔を介して体内に導入する場合に上述した不具合等が発生するおそれがある。
日本国実開平5−91602号公報には、内視鏡の挿入部に設けたアングル部における外皮層の端部を、糸巻を施して接着剤を膨出状態に充填することなく固定できる内視鏡が示されている。この内視鏡においては、糸巻を施した部位に硬質リングを移行配置させ、その後、透孔内に外面から膨出しないように接着剤を供給して硬質リングを固定する技術が示されている。
上述した技術によれば、透孔内に外面から膨出しないように接着剤を供給して糸巻を施した部位を硬質リングによって保護したことによって、接着部及び糸巻きに発生する不具合が解消される。
しかしながら、前記日本国実開平5−91602号公報の技術では、摩擦によって湾曲ゴム表面の外径が局所的に大きくなって膨出部が出現する不具合を防止することが困難である。そのため、膨出部が擦られることによって湾曲ゴムに穴あきが発生するおそれがある。そして、穴あきが発生した場合には、接着固定された硬質リングを取り外す作業が繁雑で、内視鏡のリペア性が悪化する。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、糸巻接着部が擦られることによって発生する不具合、及び摩擦によって出現した膨出部が擦られることによって穴あきが発生する不具合を防止した内視鏡を提供することを目的にしている。
本発明の一態様における内視鏡は、第1の外径を有する太径部を有し、該太径部に連接された湾曲部固定部を有する湾曲部固定硬質部と、複数の湾曲駒を有し、前記湾曲部固定部に固定される端部湾曲駒を有する湾曲部と、前記湾曲部の外周に被覆される、長手軸端部の間に設けられる一定の肉厚を有する中間管部及び該長手軸端部であって肉厚を該中間管部の肉厚より薄く形成して外径を当該中間管部の外径より小径に設定した外径縮小部を有し、前記端部湾曲駒に該外径縮小部及び当該外径縮小部に隣設する前記中間管部が配置され、配置状態において該中間管部の外径が前記第1の外径以下に設定された第2の外径を有する管状柔軟部材と、前記管状柔軟部材の前記外径縮小部の外周に配設されて該管状柔軟部材を前記湾曲部固定部に固定する、前記第1の外径及び前記第2の外径よりも小さい第3の外径を有する湾曲部端部固定部と、を備えている。
本願発明の内視鏡と側視型内視鏡とで構成される親子内視鏡の一例である胆道内視鏡システムを説明する図 胆道内視鏡システムの胆道鏡を説明する図 側視型内視鏡の先端部から十二指腸内に導出された胆道鏡を説明する図 胆道鏡の湾曲部の構成例を説明する図 先端構成部の構成及び先端構成部と湾曲部の先端部と固定構造を説明する図 湾曲部と可撓管部との接続構造及び湾曲部の基端部と接続管との固定構造を説明する図 挿入部の先端部側がチャンネルチューブ内を通過している状態を説明する図 処置具起上台の先端部と湾曲ゴムの表面との間の摩擦によって出現する膨出部を説明する図 湾曲ゴムの端部の他の構成を説明する図 他の構成の湾曲ゴム端部を備えた湾曲部と先端構成部との固定構造を説明する図 図1のY10−Y10線断面図であって、第2内視鏡のチャンネルチューブと第1内視鏡の一構成例を説明する図 挿入部内に設けたガイドワイヤ専用チャンネルの構成を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1に示す親子内視鏡システムは、胆道内視鏡システム100である。胆道内視鏡システム100は、胆道鏡1(図2参照)と、側視型内視鏡101と、を備えている。
ここで、胆道鏡1と、側視型内視鏡101と、の構成を区別するため、胆道鏡1を第1内視鏡1とも記載し、側視型内視鏡101を第2内視鏡101とも記載する。
そして、内視鏡1の構成に係る部材名或いは部位名と、側視型内視鏡101の構成に係る部材名或いは部位名とが同じ場合、第2内視鏡101の部材名及び部位名については「第2」を記載して、第1内視鏡1の構成に係る同名の部材名及び部位名と区別している。
図1に示すように側視型内視鏡101は、第2挿入部102と、該第2挿入部102に連設する第2操作部103と、第2操作部103から延出する第2ユニバーサルコード104と、を備えて構成されている。
第2ユニバーサルコード104の延出端には図示しない第2内視鏡コネクタが設けられている。第2内視鏡コネクタは、第2内視鏡101の外部装置である図示しない画像処理装置及び光源装置等の外部装置に接続自在となっている。
第2挿入部102は、十二指腸(図3の符号130参照)まで経口的に挿入される。第2挿入部102は、先端側から順に、硬質な第2先端部111、第2湾曲部112、及び第2可撓管部113を連設して構成されている。
第2湾曲部112は、例えば上下左右の四方向に湾曲するように構成されている。第2操作部103には上下湾曲操作ノブ105及び左右湾曲操作ノブ106が設けられている。第2湾曲部112は、該ノブ105又は該ノブ106を適宜操作して湾曲方向に対応する湾曲操作ワイヤ(不図示)が牽引弛緩されることによって、上下左右方向等に湾曲動作するように構成されている。
図1、図3に示すように第2先端部111の外周側面114の一部には、切欠115が形成されている。切欠115内には、処置具起上台120が設けられている。外周側面114には図示しない観察光学系を構成する撮像光学系の撮像窓(不図示)及び照明光学系の照明窓(不図示)が設けられている。第2先端部111内には撮像光学系を構成する撮像ユニット(不図示)が内蔵されている。
切欠115内には先端開口116が備えられている。先端開口116には、処置具チャンネルを構成するチャンネルチューブ117の貫通孔先端開口が連通している。チャンネルチューブ117は、可撓性チューブ体である。チャンネルチューブ117は、第2挿入部102内に挿通配置されている。チャンネルチューブ117の貫通孔基端開口は、操作部103に設けられた処置具挿入口118に連通している。
処置具起上台120は、チャンネルチューブ117内を挿通されて先端開口116から導出される第1内視鏡1の後述する挿入部2の導出方向を変化させる既知の装置である。処置具起上台120は、第2操作部103に設けられた処置具起上台操作レバー121を操作して起上台操作ワイヤ122が牽引弛緩されることにより、回動軸123を中心に回動する構成になっている。
図2に示すように胆道鏡1は、挿入部2と、挿入部2に連設する操作部3と、操作部3から延出するユニバーサルコード4と、を備えて構成されている。ユニバーサルコード4の延出端には、胆道鏡コネクタ(不図示)が設けられている。胆道鏡コネクタは、図示しない画像処理装置及び光源装置等、胆道鏡1の外部装置に接続自在となっている。
胆道内視鏡1は、直視内視鏡である。胆道内視鏡1の先端構成部11の先端面には、撮像光学系を構成する撮像窓(図5の符号31)及び照明光学系を構成する照明窓(不図示)が設けられている。
挿入部2は、チャンネルチューブ117内に挿通可能な外径で構成されている。挿入部2は、先端側から順に、先端構成部11と、湾曲部12と、可撓管部13と、を連設して構成されている。先端構成部11内には撮像ユニット等が設けられている。
湾曲部12は、例えば上下の二方向に湾曲するように構成されている。操作部3には、湾曲操作レバー5が設けられている。湾曲部12は、該レバー5を適宜操作して湾曲方向に対応する湾曲操作ワイヤ(不図示)を牽引弛緩させることによって、上下方向に湾曲動作する構成になっている。
なお、操作部3にはレバー上方向規制部材6uと、レバー下方向規制部材6dとが設けられている。規制部材6u、6dは、湾曲操作レバー5の操作量を規制する部材である。湾曲操作レバー5が、例えばレバー上方向規制部材6uに当接することによって、該レバーの操作は停止される。この結果、湾曲部12を構成する後述する能動湾曲部14が、さらに上方向に湾曲動作することが防止される。
また、挿入部2の操作部3側の可撓管部13の外表面には第1指標7a、第2指標7bが、予め定めた位置に予め定めた間隔で、設けられている。指標7a、7bは、告知部であって、胆道鏡1の湾曲部12を構成する能動湾曲部14が側視型内視鏡101の処置具起上台120上に配置されているか否かを術者等に告知する。
具体的に、挿入部2がチャンネルチューブ117内に挿通されている状態において、指標7bだけが図1に示すように視認可能なとき、湾曲部12の能動湾曲部14が図3に示すように処置具起上台120上に位置していることを告知する。そして、このように指標7bだけが視認可能なときを湾曲操作レバー非操作状態としている。
これは、処置具起上台120上に能動湾曲部14が配置された状態において、能動湾曲部14の後述する二方向湾曲部組21の湾曲方向と、処置具起上台120の回動方向とが一致していなかった場合に発生する不具合を防止するためである。二方向湾曲部組21の湾曲方向と、処置具起上台120の回動方向と一致していない状態において、起上台120が回動操作されると、能動湾曲部14が破損する不具合、或いは、湾曲ゴムに穴が開く不具合等が発生するおそれがあるためである。
言い換えれば、二つの指標7a、7bを視認可能なとき、及び、二つの指標7a、7bを視認不可能なときは、湾曲操作レバー操作状態である。湾曲操作レバー操作状態においては、挿入部2が処置具起上台120上に到達していない状態、或いは、後述する受動湾曲部15が配置された状態である。
ここで、図2−図4を参照して湾曲部12の構成を説明する。
図2、図4に示すように本実施形態の湾曲部12は、能動湾曲部14と、受動湾曲部15と、を連設して構成されている。能動湾曲部14は、湾曲部12の先端構成部11側を構成している。受動湾曲部15は、湾曲部12の可撓管部13側を構成している。
能動湾曲部14は、湾曲操作レバー5を操作することにより上下の二方向に湾曲する構成である。これに対して、受動湾曲部15は、外力が付与されることによって受動的に湾曲する構成である。
能動湾曲部14は、主に、二方向湾曲部組21と、該湾曲部組21を被覆する金属製の網状管22と、外皮である湾曲ゴム23とを備えて構成されている。湾曲ゴム23は、弾性を有し、生体適合性を有する、例えばエラストマ製の管状柔軟部材である。
二方向湾曲部組21は、先端側から順に、先端湾曲駒21f、複数の上下中間湾曲駒21m、基端湾曲駒21rを連設して構成される。これら湾曲駒同士は、連結ピン21pによって回動自在に軸支されている。先端湾曲駒21fの予め定めた位置には、上下方向に対応する湾曲ワイヤ24u、24dの先端部が一体に固定されている。
受動湾曲部15は、螺旋管25と、網状管22及び湾曲ゴム23を備えて構成されている。螺旋管25は、芯材となる薄板鋼板で螺旋状に形成されている。螺旋管25は、上述した網状管22及び湾曲ゴム23によって被覆される。つまり、湾曲ゴム23は、湾曲部12の最外層を構成している。
湾曲部組21を構成する基端湾曲駒21rと、螺旋管25の先端部とはそれぞれ連結管26の予め定めた固定部に例えば半田によって一体的に接合されている。
本実施形態において、網状管22は、二方向湾曲駒組21、連結管26、及び螺旋管25の外周を被覆している。湾曲ゴム23は、二方向湾曲駒組21、連結管26、及び螺旋管25を被覆する網状管22をさらに被覆している。
符号27は、ワイヤコイルである。ワイヤコイル27には、湾曲ワイヤ24u、24dがそれぞれ挿通される。ワイヤコイル27の一端部は、連結管26の内周面の予め定めた位置に固設されている。ワイヤコイル27の他端部は、湾曲部12の基端面から延出され、可撓管部13内を通過して操作部3内に挿通されている。
図4に示す湾曲ゴム23の長手軸端部である先端部23f及び基端部23rには、外径縮小部23ft及び基端部側外径縮小部23rtが設けられている。外径縮小部23ft及び基端部側外径縮小部23rtの外径寸法は、中間管部23mの外径より予め定めた寸法、小径に設定されている。外径縮小部23ft及び基端部側外径縮小部23rtは、湾曲部12のそれぞれの端面から長手軸方向に予め定めた長さLに設定した外径縮小管部である。外径縮小部23ft及び基端部側外径縮小部23rtは、隣設する中間管部23mによって構成される湾曲部外径より細径な湾曲部端部小径部を構成する。
本実施形態において、外径縮小部23ft、23rtの肉厚は、中間管部23mの肉厚より予め定めた寸法薄く形成されている。
なお、中間管部23mは、先端部側外径縮小部23ftと、基端部側外径縮小部23rtと、の間に設けられている。
先端部側外径縮小部23ftの外周面は、図5に示すように固定領域23a1と、非固定領域23a2と、に二分してある。基端部側外径縮小部23rtの外周面も図6に示すように固定領域23a1と、非固定領域23a2と、に二分してある。
固定領域23a1は、後述する糸巻接着部8f、8rを設ける領域である。固定領域23a1は、湾曲ゴム23の長手軸端面側を構成し、端面から長さL1に設定してある。
一方、非固定領域23a2は、膨出部逃がし部である。非固定領域23a2は、長手軸中間管部端側を構成し、中間管部23mの端面から長さL2に設定してある。
本実施形態において、湾曲ゴム23は、段付きパイプ形状である。図4に示すように湾曲ゴム23は、中間管部23mに、第2の外径としての外径D1の大径部23bと、外径D1より小径な外径D2の小径部23sと、を有している。
なお、湾曲ゴム23は、段付きパイプ形状に限定されるものでは無く、直径を一定な寸法で形成したストレートパイプ形状であってもよい。
なお、中間管部23mの肉厚は、一定である。
本実施形態において、先端部側外径縮小部23ftの長さと、基端部側外径縮小部23rtの長さと、を同寸法Lに設定するとしている。しかし、先端部側外径縮小部23ftの長さと基端部側外径縮小部23rtの長さとを異なる寸法に設定するようにしてもよい。
また、固定領域23a1の長さL1及び非固定領域23a2の長さL2は、湾曲ゴム23の弾性力、外径縮小部の肉厚及び長さLを考慮して適宜設定される。
図4、図5を参照して湾曲部12と先端構成部11との関係を説明する。
図5に示すように先端構成部11内には、撮像光学系30、照明光学系(不図示)、送水チャンネル(不図示)等が設けられている。
撮像光学系30は、撮像窓31及び複数の光学レンズ32を備えたレンズ枠33と、カバーガラス34と、撮像素子35、各種電子部品36を実装した基板37と、複数の信号線38aを一纏めにした信号ケーブル38等を備えて構成されている。
符号39a第1封止樹脂であり、符号39bは第2封止樹脂である。
先端構成部11は、例えばステンレス製の湾曲部固定硬質部である。先端構成部11は、先端側から湾曲部側端部に向かって順に先端細径部11a、第1移行部11b、太径部11c、第2移行部11d、及び湾曲部固定部11eを備えて構成されている。湾曲部固定部11eには、湾曲部12の先端部23fが固設される。
先端細径部11aは、挿入性を考慮して径寸法が太径部11cより細径に設定されている。第1移行部11bは、先端細径部11aの基端から太径部11cの先端に向かって連続的に径寸法が大径に変化する、傾斜面である。太径部11cは、先端構成部11の最大外径部であって、予め定めた寸法に設定されている。第2移行部11dは、太径部11cの基端から湾曲部固定部11eの段に向かって連続的に径寸法が小径に変化する、傾斜面である。
湾曲部固定部11eは、周状段部である。周状段部の外周面には図4、図5に示す先端湾曲駒21fの先端側内面が配置される。そして、先端湾曲駒21fは、湾曲部固定部11eの外周面に例えば半田によって一体的に接合される。
先端湾曲駒21fが接合された湾曲部固定部11eには湾曲ゴム23の先端部23fの先端側内面が配設される。この配設状態において、湾曲部固定部11eには、先端部側外径縮小部23ftのうち、主に固定領域23a1が配置される。そして、先端部側外径縮小部23ftの外周面である固定領域23a1に先端側糸巻接着部8fが設けられる。
先端側糸巻接着部8fは、湾曲部端部固定部である。先端側糸巻接着部8fは、緊縛部8aと、接着部8bと、を備えて構成されている。緊縛部8aは、糸状部材を巻回することによって先端部側外径縮小部23ftを弾性変形させて湾曲部固定部11eの段面に押圧固定する。接着部8bは、緊縛部8aの周囲に接着剤を塗布して、該緊縛部8aを被覆保護する被覆部であって水密をも図る。
本実施形態において細径部11aの外径はD3であり、太径部11cの外径は第1の外径であって、その外径はD4である。そして、D3とD4とは D3<D4 の関係に設定してある
また、外径D4と、中間管部23mの大径部23bの外径D1とは、
D1≦D4 の関係に設定してある。
また、本実施形態において、先端側糸巻接着部8fの外径は第3の外径であって、その外径はD5であって、
D5とD4とD1とは、 D5<D1≦D4 の関係に設定してある。
つまり、糸巻接着部8fの外径D5は、先端部側外径縮小部23ftを挟んで対設する湾曲部固定硬質部側端部である先端構成部11の太径部11cの外径D4及び湾曲ゴム23の大径部23bの先端部側外径縮小部側端部の外径D1より小さい。
図4、図6を参照して湾曲部12と可撓管部13との関係を説明する。
図6に示すように本実施形態の可撓管部13は、螺旋管25と、網状管22と、熱収縮チューブ28と、で構成されている。熱収縮チューブ28は、可撓管部13の最外層を構成している。熱収縮チューブ28は、弾性を有する湾曲ゴム23に比べコシがある。可撓管部13の柔軟性は、湾曲部12の柔軟性に比べて曲がり難く(硬く)設定されている。
湾曲部12を構成する受動湾曲部15の基端部と、可撓管部13の先端部とは接続管29によって連結固定されている。
接続管29は、例えばステンレス製の湾曲部固定硬質部である。接続管29は、先端側から順に、先端側固定部29fと、仕切り部29mと、基端側固定部29rと、を備えて構成されている。先端側固定部29fには湾曲部12の基端部23rが固設される。
先端側固定部29f及び基端側固定部29rは、周状段部である。先端側固定部29fの外周面には、湾曲部12の基端部23rの内周面が配置される。基端側固定部29rには、可撓管部13の先端部の内周面が配置される。
本実施形態において、可撓管部13の先端部には、予め、基端側固定部29rが例えば半田によって一体的に接合固定されている。即ち、可撓管部13は、接続管29を備えている。
可撓管部13の先端部に接合された接続管29の先端側固定部29fは、湾曲部12の基端部23rの内面に配設される。この配設状態において、先端側固定部29fには、基端部側外径縮小部23rtのうち、主に固定領域23a1が配置される。そして、基端部側外径縮小部23rtの外周面である固定領域23a1には基端側糸巻接着部8rが設けられる。
基端側糸巻接着部8rも湾曲部端部固定部であって、緊縛部8aと、緊縛部8aを被覆して水密を図る接着部8bと、を備えて構成されている。緊縛部8aは、基端部側外径縮小部23rtを弾性変形させて先端側固定部29fの段面に押圧固定する。
本実施形態において、基端側糸巻接着部8rの外径は、D6であって、接続管29の仕切り部29mの外径は、D7である。
そして、D2とD6とは、 D6<D2 の関係に設定してある。
また、D7とD6とD2とは D6<D2≦D7 の関係に設定してある。
つまり、基端側糸巻接着部8rの外径D6は、基端部側外径縮小部23rtを挟んで対設する湾曲部固定硬質部側端部である接続管29の仕切り部29mの外径D7及び湾曲ゴム23の小径部23sの基端部側外径縮小部側端部の外径D2より小さい。
なお、上述した糸巻接着部8f、8rの外径D5、D6は、周状段部の段部外周面の外径、糸巻接着部8を構成する糸の直径、及び接着部の硬化した際の厚みを考慮して設定してある。
ここで、上述のように構成した胆道鏡1の作用を説明する。
胆管の検査を行う際、術者は、第2内視鏡101の第2挿入部102の第2先端部111を十二指腸130内まで挿通して配置する。
次に、術者は、第2内視鏡101の処置具挿入口118を介して胆道鏡1の挿入部2をチャンネルチューブ117内に挿通していく。そして、術者は、挿入部2を、チャンネルチューブ117内を通過させ、先端開口116から導出させた後、処置具起上台120上を通過させ、内視鏡画像を観察しつつ挿入部2を第2先端部111の外周側面114より外部に導出させていく。
次いで、術者は、二つ目の指標7bがチャンネルチューブ117内に挿通されたことを確認した後、言い換えれば、2つの指標7a、7bの視認を行えない状態になったとき、処置具起上台操作レバー121を操作して処置具起上台120を回動させる。
処置具起上台120の回動に伴って、外周側面114から導出された挿入部2の導出方向が調整される。この結果、挿入部2は、選択的に例えば胆管131内に挿入される。なお、符号132は、膵管である。
検査終了後、胆道鏡1は、チャンネルチューブ117を介して抜去される。
上述したように、先端側糸巻接着部8fの外径は、先端部側外径縮小部23ftを挟んで対設する太径部11cの外径及び湾曲ゴム23の大径部23bの外径縮小部側端部の外径より小径である。また、図6で示したように基端側糸巻接着部8rにおいても、該糸巻接着部8rの外径は、基端部側外径縮小部23rtを挟んで仕切り部29mの外径及び湾曲ゴム23の小径部23sの外径縮小部側端部の外径より小径である。
この結果、以下の作用を得られる。
図7に示すように例えば挿入部2の先端部側がチャンネルチューブ117内を通過するとき、先端側糸巻接着部8fが該内面117aに接触することを防止される。これは、先端部側外径縮小部23ftを挟んで対設する太径部11cと、湾曲ゴム23の大径部23bの外径縮小部側端部と、がチャンネルチューブ内面117aに接触するためである。
同様に、基端側糸巻接着部8rが当該内面117aに接触することを防止される。
さらに、挿入部2が処置具起上台120上を通過する際にも、糸巻接着部8f、8rが処置具配置面(図3の符号124参照)に接触することが防止される。
なお、図7において基端側糸巻接着部8rの図示は省略している。
また、外径縮小部23ft、23rtを固定領域23a1と非固定領域23a2との二つの領域に分割し、固定領域23a1を長手軸端面側に設定した上で、該領域23a1に糸巻接着部8f、8rを設けている。この結果、以下の作用を得られる。
例えば、検査終了後に挿入部2を抜去する際、処置具起上台120の台先端部125と湾曲ゴム23の表面との間に摩擦が発生する。すると、この摩擦によって、湾曲ゴム23の表面にだぶつきが生じ、該だぶつきが襞状になり、図8の(A)に示すような膨出部23Gに変形して台先端部125付近に出現することがある。
出現した膨出部23Gは、該湾曲ゴム23が弾性を備えることによって、挿入部2の抜去に伴って挿入部抜去方向である矢印Y8Aとは逆方向である矢印Y8B方向に移動されていく。そして、図8の(B)に示すように膨出部23Gは、大径部23b近傍まで移動していく。
この後、更に、挿入部2が抜去されていくに連れて、膨出部23Gは、図8の(C)の破線に示すように大径部23bに到達し、その後、該大径部23bを通過して先端部側外径縮小部23ftの非固定領域23a2に到達する。
すると、膨出部23Gの膨出量は、肉厚及び弾性力に応じて減少され、膨出部23Gの外径がD4以下及びD1以下の縮小膨出部23gに変化する。この結果、縮小膨出部23gは、処置具起上台120の台先端部125によって擦れ難くなる。したがって、起上台120を通過して穴あきの発生頻度が減少される。
このように、弾性を有する湾曲ゴム23の両端部に、肉厚を中間管部23mの肉厚より薄く設定した外径縮小部23ft、23rtを設ける。その上で、外径縮小部23ft、23rtを端面側を構成する固定領域23a1と、該固定領域23a1に隣接する非固定領域23a2とに二分する。そして、当該固定領域23a1に糸巻接着部8f、8rを設ける。その上で、糸巻接着部8f、8rの外径を、外径縮小部23ft、23rを挟んで対設する湾曲部固定硬質部端部の外径及び中間管部端部の外径より小径に設定する。
この結果、挿入部2をチャンネルチューブ117及び処置具起上台120を介して挿抜する際に、糸巻接着部8f、8rがチューブ内面、或いは、起上台配置面、に接触することを防止できる。この結果、糸巻接着部8f、8rの接着部8bが剥がされる不具合及び糸巻接着部8f、8rの緊縛部8aの糸が切断される不具合等の発生が防止される。
加えて、摩擦によって膨出部23Gが出現された場合には、膨出部23Gが外径縮小部23ft、23rtの非固定領域23a2に到達することによって、膨出部23Gの膨出量が減少した縮小膨出部23gに変化される。この結果、膨出部23Gの出現による穴あきの発生を防止することができる。
さらに、湾曲ゴム23を交換する際には、湾曲ゴム23のそれぞれの端部に設けた外径縮小部23ft、23rtの固定領域23a1に設けられている糸巻接着部8f、8rの接着部8bを破壊し、その後、緊縛部8aを切断することによって、湾曲ゴム23の取り外しを容易に行える。したがっで、湾曲ゴムのリペア性を維持することができる。
なお、上述した実施形態の湾曲ゴム23は、それぞれの端部に、中間管部23mの肉厚より予め定めた寸法薄く形成した、外径縮小部23ft、23rtを設けて構成されている。しかし、図9Aに示すように湾曲ゴム23Aの先端部23f及び基端部23rの肉厚T1と、中間管部23mの肉厚T2とが同一、即ち、肉厚が一定であってもよい。
この構成においては、図9Bに示すように先端湾曲駒21fに、湾曲ゴム23Aの端部を配置する駒小径部21fsを形成する。そして、先端湾曲駒21fの駒小径部21fsに湾曲ゴム23の先端部を配置する。この結果、本実施形態においては、湾曲部12の先端側に湾曲部端部小径部が構成される。
なお、図示は省略しているが基端湾曲駒21rには駒小径部21rsが形成してある。基端湾曲駒21rの駒小径部21rsには、湾曲ゴム23Aの基端部が配置される。この結果、湾曲部12の基端側に基端側の湾曲部端部小径部が構成される。
この結果、上述したように湾曲ゴム23Aの先端部23f及び基端部23rの肉厚と中間管部23mの肉厚とが同一な関係において、固定領域23a1に設けられる糸巻接着部8fの外径D5及び駒小径部21fsに設けられる非固定領域23a2の外径は、湾曲部端部小径部を挟んで対設する先端構成部11の太径部11cの外径D4及び湾曲ゴム23の端部の外径D1より小さくなる。
したがって、上述したように湾曲ゴム23Aの糸巻接着部8f、8rがチューブ内面、起上台配置面に接触して接着部8bが剥がされる不具合及び緊縛部8aの糸が切断される不具合等の発生を防止することができる。また、摩擦によって膨出部23Gが出現した場合には、膨出部23Gが駒小径部21fsに設けられた非固定領域23a2に到達することによって、膨出部23Gが膨出量が減少した縮小膨出部23gに変化されて穴あき等の発生を防止することができる。
また、上述と同様に湾曲ゴム23Aの端部に設けた糸巻接着部8f、8rの接着部8bを破壊し、その後、緊縛部8aを切断することによって、湾曲ゴム23の取り外しを容易に行ってリペア性を維持することができる。
また、上述した実施形態においては、湾曲部12を構成する能動湾曲部14の長さ及び受動湾曲部15の長さを適宜設定して、挿入部2の先端構成部11を胆管131、膵管132の予め定めた部位まで到達した際に、チャンネルチューブ117の先端側に受動湾曲部15が配置される構成としている。
この結果、可撓管部13が処置具起上台120の配置面上に到達して起上されることによって熱収縮チューブ28に皺が発生することを防止することができる。
なお、湾曲ゴム23においては、処置具起上台120が起上されたとき皺が発生する。しかし、起上台120が再び元の状態に戻ることによって、湾曲ゴム23の有する弾性力によって発生していた皺が解消される。
また、湾曲ゴム23を被覆して構成される受動湾曲部15が使用中に座屈することを防止するため、受動湾曲部15を構成する螺旋管25の強度を可撓管部13を構成する螺旋管25の強度より高める、或いは、受動湾曲部15を構成する網状管22の強度を可撓管部13を構成する網状管22の強度より高める。
具体的に、受動湾曲部15を構成する螺旋管25の強度を高く設定する場合、螺旋管25の幅を、可撓管部13を構成する螺旋管25の幅より幅広に設定する。
一方、受動湾曲部15を構成する網状管22の強度を可撓管部13を構成する網状管22の強度より高くする際には、網状管22の例えば、密度、素線断面形状、或いは、素線硬さを変化させる。具体的に、受動湾曲部15を構成する網状管22の密度を、可撓管部13を構成する網状管22の密度より密にする。または、受動湾曲部15を構成する網状管22の素線段面形状を、可撓管部13を構成する網状管22の素線段面形状に比べて扁平にする。例えば、受動湾曲部15を構成する網状管22の素線段面形状が円形の場合、可撓管部13を構成する網状管22の素線段面形状を長方形等にする、または、受動湾曲部15を構成する網状管22の素線の硬さを可撓管部13を構成する網状管22の素線の硬さより硬くする。
なお、上述した実施形態においては、湾曲部12が能動湾曲部14と受動湾曲部15とを連設する構成としている。しかし、湾曲部12は、能動湾曲部14だけを備える構成であってもよい。その場合、上述の構成の湾曲ゴム23は、能動湾曲部14を被覆し、能動湾曲部14を構成する基端湾曲駒21rが接続管29を介して可撓管部13に連結固定される。
ところで、回動する処置具起上台を有する側視型内視鏡101のチャンネルチューブ117内に、二方向湾曲である胆道鏡1を挿入する際、胆道鏡1の上下方向と側視型内視鏡101の上下方向とを一致させることによってスムーズな挿入が実現される。しかし、挿入部2がチャンネルチューブ117内を進むにつれて、胆道鏡1の上下方向と、側視型内視鏡101の上下方向とが徐々に位置ずれするおそれがある。そして、位置ずれの量が増大することによって、挿通力量が増加する不具合が発生することが考えられる。
この不具合を解消するため、図10の(A)に示すように第2挿入部102内に挿通配置されるチャンネルチューブ117Aの内面断面形状を例えば五角形等の非円形に構成する。一方、図10の(B)に示すように胆道鏡1の挿入部2Aの断面形状をチャンネルチューブ117Aの内面断面形状に合わせて五角形形状に設定する。
この構成によれば、胆道鏡1の挿入部2Aがチャンネルチューブ117A内を進むにつれて、胆道鏡1の上下方向と側視型内視鏡101の上下方向とが位置ずれすることを確実に防止することができる。この結果、胆道鏡1の挿入部2Aのチャンネルチューブ117A内へのスムーズな挿入性を実現することができる。
なお、符号126は照明光学系を構成する第2ライトガイドファイバー束、符号127は撮像ユニットから延出する第2信号ケーブル、符号128は送気送水チューブ、符号135は第2上方向湾曲ワイヤ、符号136は第2下方向湾曲ワイヤ、符号137は右方向湾曲ワイヤ、符号138は左方向湾曲ワイヤ、符号141は照明窓、符号142は処置具開口を兼ねる流体口である。
ところで、ガイドワイヤを留置した状態で胆道鏡1の挿入部2をチャンネルチューブ117内に挿入する場合、胆道鏡1のチャンネル内にガイドワイヤを通す必要がある。しかし、この際、術者は、ガイドワイヤが意図せず胆管深部に挿入されることを防止するため、ガイドワイヤを保持する必要があった。したがって、ガイドワイヤは、第2内視鏡101のチャンネルチューブ117内を通過して外部に導出された上で、さらに、胆道鏡1のチャンネル内を通過して外部に導出されることになる。このため、ガイドワイヤの長さは、4メートル以上になる。
4メートル以上のガイドワイヤを介して胆道鏡1の挿入部2を目的観察部位まで導く操作は、ガイドワイヤの取り回しが煩雑で、面倒手技であった。
この不具合を解消するため、図11に示すように挿入部2B内にガイドワイヤ143が挿通するガイドワイヤ専用チャンネルチューブ(以下、GWチューブと略記する)144を設けている。
GWチューブ144の先端部は、先端構成部11の処置具開口を兼ねるGW用開口145に連通固定される。GWチューブ144の基端部は、ガイドワイヤ用リング(以下、GWリングと略記する)150に設けられたGW用挿通部材151の貫通孔151hに連通固定される。
GWリング150は、例えば、上述した接続管29を兼用している。GWリング150は、仕切り部29mにチューブ固定管152を一体に設けたGW用挿通部材151を備えている。GW用挿通部材151は、GWリング150に水密に固定されている。そして、胆道鏡1の挿入部2BにGWチューブ144を設け、このGWチューブ144の端部を挿入部2Bの先端から予め定めた距離離間した挿入部中途位置に設けたGW用挿通部材151の貫通孔151hに連通させる。
この結果、ガイドワイヤ143の長さは、第2内視鏡101のチャンネルチューブ117内を通過して外部に導出される長さより予め定めた長さに設定してある。言い換えれば、4メートルより短く設定してある。
ガイドワイヤ143を介して胆道鏡1の挿入部2Bを目的観察部位に導く際、まず、術者は、第2内視鏡101の処置具挿入口118から延出されているガイドワイヤ143を胆道管1のGW用開口145から挿入し、ガイドワイヤ導出口153から導出させる。
次に、術者は、導出されたガイドワイヤ143を保持しつつ、胆道鏡1の挿入部2Bを処置具挿入口118からチャンネルチューブ117内に挿通する。その後、術者は、ガイドワイヤ143を保持しつつ、該ワイヤ143を案内にして挿入部2Bを徐々にチャンネルチューブ117の深部に向けて挿入していく。
このように、胆道鏡1の挿入部2Bにガイドワイヤ143が挿通されるGWチューブ144を設ける。また、挿入部2Bの先端から予め定めた距離離間した挿入部中途位置に、ガイドワイヤ導出口153を設ける。この結果、ガイドワイヤ143を介して胆道鏡1の挿入部2Bを目的観察部位まで導く際のガイドワイヤ143の取り回しが容易になって煩雑さから解消される。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
本出願は、2013年6月19日に日本国に出願された特願2013−128837号を優先権主張の基礎として出願するものであり、上記の開示内容は、本願明細書、請求の範囲、図面に引用されたものとする。

Claims (6)

  1. 第1の外径を有する太径部を有し、該太径部に連接された湾曲部固定部を有する湾曲部固定硬質部と、
    複数の湾曲駒を有し、前記湾曲部固定部に固定される端部湾曲駒を有する湾曲部と、
    前記湾曲部の外周に被覆される、長手軸端部の間に設けられる一定の肉厚を有する中間管部及び該長手軸端部であって肉厚を該中間管部の肉厚より薄く形成して外径を当該中間管部の外径より小径に設定した外径縮小部を有し、前記端部湾曲駒に該外径縮小部及び当該外径縮小部に隣設する前記中間管部が配置され、配置状態において該中間管部の外径が前記第1の外径以下に設定された第2の外径を有する管状柔軟部材と、
    前記管状柔軟部材の前記外径縮小部の外周に配設されて該管状柔軟部材を前記湾曲部固定部に固定する、前記第1の外径及び前記第2の外径よりも小さい第3の外径を有する湾曲部端部固定部と、を備えたことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記端部湾曲駒は、小径部が形成され、前記管状柔軟部材の前記中間管部が前記小径部の外周に配置されたことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記小径部は、前記湾曲駒の先端湾曲駒及び基端湾曲駒に形成されたことを特徴とする請求項2に記載の内視鏡。
  4. 前記管状柔軟部材の前記外径縮小部の外周面を、長手軸の端面側を構成する固定領域と、長手軸の中間管部側を構成する非固定領域と、に二分し、
    前記湾曲部端部固定部は、前記固定領域に設けられる、前記管状柔軟部材の前記外径縮小部を緊縛する糸状部材及び前記糸状部材による緊縛部を被覆する接着剤を塗布して構成される被覆部によって構成される、糸巻接着部であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  5. 前記第1の外径は、前記第2の外径と同寸法又はそれより大きいことを特徴とする請求項4に記載の内視鏡。
  6. 前記湾曲部固定硬質部は、前記管状柔軟部材及び前記湾曲部端部固定部よりも硬度の高い金属製、或いは、樹脂製であることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
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