JP5770233B2 - 制御装置、制御装置の制御方法、および、制御プログラム - Google Patents
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Description
本発明は、ユーザから発せられた音声に基づいて、被制御装置を制御可能な制御装置等に関するものである。
ユーザの音声を認識した結果に基づいて、所定の装置を制御する技術が広く研究されている。例えば、下記の特許文献1には、ロボット型のペットが、受信したコマンドに対応して動作モードを切り替えるようにすることで、ユーザが、ロボット型のペットの動作モードを気にすることなく動作させることを可能にする情報処理装置が開示されている。また、下記の特許文献2には、デバイスをグループにペアリングするための方法が開示されている。
上記特許文献1または2に開示された従来の技術によれば、認識すべき音声フレーズやその出現頻度がそれぞれで異なる状況が複数想定される場合であっても、すべての音声フレーズが単一のフレーズセットに含まれる。フレーズセットに含まれる音声フレーズの数が増加するほど、互いに紛らわしい音声フレーズも増加するため、音声を認識する精度が低下するおそれがある。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、音声を認識する精度を高く維持できる制御装置等を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御装置は、ユーザが被制御装置に対して発した音声から認識されたフレーズと一致するフレーズであって、所定のフレーズセットに含まれるフレーズを、制御フレーズとして特定する特定手段を備え、当該制御フレーズに対応付けられた制御情報にしたがって前記被制御装置を制御する制御装置であって、前記特定手段によって第1のフレーズセットに含まれる第1のフレーズが特定された場合、前記制御フレーズの特定に使用される前記所定のフレーズセットを、前記第1のフレーズセットから前記第1のフレーズセットとは異なる第2のフレーズセットに切り替える切替手段を備えている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御装置の制御方法は、ユーザが被制御装置に対して発した音声から認識されたフレーズと一致するフレーズであって、所定のフレーズセットに含まれるフレーズを、制御フレーズとして特定する特定ステップを含み、当該制御フレーズに対応付けられた制御情報にしたがって前記被制御装置を制御する制御装置の制御方法であって、前記特定ステップにおいて第1のフレーズセットに含まれる第1のフレーズを特定した場合、前記制御フレーズの特定に使用される前記所定のフレーズセットを、前記第1のフレーズセットから前記第1のフレーズセットとは異なる第2のフレーズセットに切り替える切替ステップを含んでいる。
本発明の一態様によれば、制御装置および当該制御装置の制御方法は、音声を認識する精度を高く維持できるため、被制御装置に誤った制御を実行させるという不利益を回避できるという効果を奏する。
〔実施形態1〕
図1〜図11に基づいて、本発明の第1の実施の形態(実施形態1)を説明する。
図1〜図11に基づいて、本発明の第1の実施の形態(実施形態1)を説明する。
〔制御システム30の概要〕
図2は、制御システム30の概要を示す概略図である。図2に示されるように、本実施の形態に係る制御システム30は、ロボット掃除機10およびサーバ20を含む。
図2は、制御システム30の概要を示す概略図である。図2に示されるように、本実施の形態に係る制御システム30は、ロボット掃除機10およびサーバ20を含む。
ロボット掃除機(被制御装置)10は、自走しながら塵埃を吸引することにより室内を掃除する装置である。上記ロボット掃除機10は、ユーザから当該ロボット掃除機10に対して発せられた音声による呼びかけ1を、音声情報2(WAV形式などの所定の形式にしたがう音声データでよい)としてサーバ20に送信する。当該音声情報2に含まれる呼びかけ1に応じて当該サーバ20により決定された制御情報3にしたがって、上記ロボット掃除機10は動作する。
サーバ(制御装置)20は、ユーザが上記ロボット掃除機10に対して発した音声から認識されたフレーズと一致するフレーズであって、所定のフレーズセットに含まれるフレーズを、制御フレーズとして特定するフレーズ判定部13を備え、当該制御フレーズに対応付けられた制御情報3にしたがって上記ロボット掃除機10を制御する制御装置である。
例えば、ユーザが上記ロボット掃除機10に対して「きれいにして」と声で呼びかけた場合、当該ロボット掃除機10は当該呼びかけ1を音声情報2として上記サーバ20に送信する。上記サーバ20は、当該音声情報2に含まれる音声が「きれいにして」を表すことを音声認識による認識結果5として得ると、フレーズセット4aに含まれるそれぞれのフレーズと当該認識結果5とを一対一で照合する。上記認識結果5と一致するフレーズが存在する場合、上記サーバ20は、一致したフレーズに応じた制御情報3(この場合は上記ロボット掃除機10に掃除することを指示する情報を含むもの)を、上記ロボット掃除機10に送信する。当該ロボット掃除機10は、上記制御情報3を受信すると、「わかった!」と当該制御情報3による指示を理解できたことを示す応答をユーザに返し、当該制御情報3にしたがって掃除を開始する。
図3は、上記フレーズセット4aの一例を示す表である。図3に示されるように、「きれいにして」(上記ロボット掃除機10に掃除することを指示する呼びかけ)、「電車はどう」(電車の遅延情報を提供するよう指示する呼びかけ)、「しりとりしよう」(しりとりを開始するよう指示する呼びかけ。なお「しりとり」(Shiritori、a word-chain game)とは、前のプレイヤーによって提示された単語に含まれる末尾文字(最後のシラブル)から始まる単語を、次のプレイヤーが提示することによって、単語と単語とを繋いでいく言葉遊びをいう)など、ユーザからの一般的な呼びかけ1(上記ロボット掃除機10に対して何かを指示するもの)を正確に認識するという目的に特化したフレーズを、上記フレーズセット4aは主に含む。
図4は、上記ロボット掃除機10がユーザと「動物しりとり」(動物の名前のみを用いて行うしりとりをいう)を行う場合に、当該ロボット掃除機10が用いるフレーズセット4bの一例を示す表であり、(a)はしりとりの難易度が「難しい」に設定されている場合に用いられるフレーズセット4bを示し、(b)は「普通」に設定されている場合に用いられるフレーズセット4bを示し、(c)は「易しい」に設定されている場合に用いられるフレーズセット4bを示す。
なお、図4の(a)〜(c)に含まれるそれぞれの単語(語彙)は日本語で表記されており、「先頭文字」(先頭のシラブル)および「末尾文字」(最後のシラブル)も、日本語で表記した場合において、それぞれ先頭または末尾に位置する文字(シラブル)である(後述する図5においても同様である)。ここでは、ユーザが「しりとりしよう」と上記ロボット掃除機10に呼びかけたことによって、当該ユーザと当該ロボット掃除機10とでしりとりが開始された例を考える。
従来の技術のように、認識すべきフレーズやその出現頻度がそれぞれで異なる状況が複数想定される場合であっても、すべてのフレーズが単一のフレーズセットに含まれると、音声を認識する精度が低下するおそれがある。フレーズセットに含まれるフレーズの数が増加するほど、互いに紛らわしいフレーズも増加するからである。仮に、上記の例において従来の技術を適用した場合、「通常モード」(上記ロボット掃除機10が図3に例示された上記一般的な呼びかけ1を待機している状態をいう)と「しりとりモード」(上記ロボット掃除機10が図4に例示されたしりとりの単語を待機している状態をいう)とでは、認識すべきフレーズ(図3および4参照)が大きく異なるため、これらが1つのフレーズセットに混在すると、ユーザから提示されたしりとりの単語を十分な精度で認識することが困難になる。
一方、上記サーバ20(辞書切替部14)は、上記フレーズ判定部13によってフレーズセット4aに含まれる第1のフレーズ(例えば「しりとりしよう」)に一致すると判定された場合、当該フレーズセット4a(図3参照)とは異なるフレーズセット4b(図4参照)を用いて判定されるように、当該フレーズセット4aから当該フレーズセット4bに切り替える。すなわち、例えば、上記「通常モード」や上記「しりとりモード」など、上記サーバ20は上記ロボット掃除機10に複数のモード(それぞれのモードには固有のフレーズセットが対応付けられている)を仮定し、一致すると判定されたフレーズに応じて当該モード(すなわち、フレーズセット)を切り替える。
これにより、上記サーバ20は、上記一般的な呼びかけ1に対応するフレーズと他の呼びかけに対応するフレーズとを、1つのフレーズセットに混在させることがないため、音声を認識する精度を高く維持できる(音声を認識する精度が低下するという上記課題を解決できる)。したがって、上記サーバ20は、ロボット掃除機10に誤った制御を実行させるという不利益を回避できる。
上述したように、本実施の形態では、サーバ20が上記ロボット掃除機10に「通常モード」と「しりとりモード」とを仮定し、それぞれのモードに応じて、フレーズセット4a(通常用辞書)とフレーズセット4b(しりとり用辞書)とを切り替える態様を説明する。しかし、本発明の実施の形態は、上記態様に限定されない。例えば、サーバ20が上記ロボット掃除機10に「通常モード」と「お話しモード」とを仮定し、それぞれのモードに応じて、フレーズセット4a(通常用辞書)とフレーズセット4b(お話し用辞書)とを切り替える態様であってもよい。すなわち、ユーザと上記ロボット掃除機10とが「しりとりを行う」ことは、単なる一例に過ぎないことに注意する。また、モードの数(フレーズセットの数)は2つに限定されないことにも注意する。
〔サーバ20の構成〕
図1は、サーバ20の要部構成を示すブロック図である。図1に基づいて、サーバ20の構成を説明する。なお、記載の簡潔性を担保するため、本実施の形態に直接関係のない構成(当該サーバ20に入力を与える構成など)は、説明およびブロック図から省略されている。ただし、実施の実情に則して、サーバ20は、当該省略された構成を備えてよい。図1に示されるように、サーバ20は、通信部40(受信部41、送信部42)、制御部17(情報取得部11、音声認識部12、フレーズ判定部13、辞書切替部14、フレーズ登録部15、ロボット制御部16)、および、記憶部50を備えている。
図1は、サーバ20の要部構成を示すブロック図である。図1に基づいて、サーバ20の構成を説明する。なお、記載の簡潔性を担保するため、本実施の形態に直接関係のない構成(当該サーバ20に入力を与える構成など)は、説明およびブロック図から省略されている。ただし、実施の実情に則して、サーバ20は、当該省略された構成を備えてよい。図1に示されるように、サーバ20は、通信部40(受信部41、送信部42)、制御部17(情報取得部11、音声認識部12、フレーズ判定部13、辞書切替部14、フレーズ登録部15、ロボット制御部16)、および、記憶部50を備えている。
通信部40は、所定の通信方式にしたがう通信網を介して外部と通信する。外部の機器との通信を実現する本質的な機能が備わってさえいればよく、通信回線、通信方式、または通信媒体などは限定されない。通信部40は、例えばイーサネット(登録商標)アダプタなどの機器で構成できる。また、通信部40は、例えばIEEE802.11無線通信、Bluetooth(登録商標)などの通信方式や通信媒体を利用できる。通信部40は、送信部42と受信部41とを含む。
なお、上記通信方式として、双方向の通信規格であるWebSocketを利用できる。通信部40が通信規格として上記WebSocketを利用する場合、サーバ20は、ロボット掃除機10に対して制御情報3をプッシュで配信できるため、リアルタイムに(サーバ20が所望する任意のタイミングで)上記制御情報3を送受信できる。一方、上記WebSocketを利用しない場合であっても、ロボット掃除機10は制御情報3を取得するために、サーバ20にポーリングすればよい。
受信部41は、上記所定の通信方式にしたがう通信網を介して外部と通信することによって、音声情報2を受信する。受信部41は、受信した音声情報2を情報取得部11に出力する。また、送信部42は、ロボット制御部16から制御情報3が入力された場合、上記所定の通信方式にしたがう通信網を介して外部と通信することによって、ロボット掃除機10に当該制御情報3を送信する。
制御部17は、サーバ20が有する各種の機能を統括的に制御するものである。制御部17は、情報取得部11、音声認識部12、フレーズ判定部13、辞書切替部14、フレーズ登録部15、および、ロボット制御部16を含む。
情報取得部11は、受信部41を介してロボット掃除機10から音声情報2を取得し、当該音声情報2を音声認識部12に出力する。また、情報取得部11は、フレーズ登録部15によって登録される新たなフレーズを所定の基準に基づいて分類したカテゴリ8を取得する。具体的には、受信部41からカテゴリ8が入力された場合、情報取得部11は、当該カテゴリ8をフレーズ登録部15に出力する。なお、上記カテゴリ8は、外部のコーパスサーバ21から取得されてもよいし、ユーザから得られる返事に基づいて取得されてもよい(後述)。
音声認識部12は、ユーザがロボット掃除機10に対して発した音声を認識する。具体的には、情報取得部11から音声情報2が入力された場合、音声認識部12は、所定の音声認識のアルゴリズムにしたがって、当該音声情報2を認識した結果(認識結果5)を得る。ここで、当該認識結果5は、上記音声情報2から変換されたテキスト情報を少なくとも含む。なお、上記音声認識のアルゴリズムとしては、公知のものが適宜採用されてよい。音声認識部12は、上記認識結果5をフレーズ判定部13に出力する。
フレーズ判定部(特定手段)13は、音声認識部12によって認識された認識結果5が、フレーズセット4aまたは4b(通常用辞書またはしりとり用辞書)に含まれるフレーズに一致するか否かを判定する。具体的には、認識結果5が音声認識部12から入力された場合、フレーズ判定部13は、現在使用中に設定されているフレーズセット(フレーズセット4aまたは4b)を記憶部50から読み出す。例えば、ロボット掃除機10が「通常モード」にある場合、フレーズ判定部13は、フレーズセット4a(通常用辞書、図3参照)を記憶部50から読み出す。
次に、フレーズ判定部13は、上記認識結果5に含まれるテキスト情報とフレーズセット(フレーズセット4aまたは4b)に含まれるフレーズ(図3に示される表の1列目に含まれる「認識フレーズ」)とを順次照合することによって、当該テキスト情報と一致するフレーズが当該フレーズセット4aまたは4bに含まれるか否かを判定し、判定した結果を示す判定結果6を、辞書切替部14、フレーズ登録部15、および、ロボット制御部16にそれぞれ出力する。また、フレーズ判定部13は、上記認識結果5をフレーズ登録部15に出力する。上記判定結果6は、一致するフレーズが含まれる場合、一致したフレーズの認識ID(図3に示される表の2列目に含まれる「認識ID」)を含み、一致するフレーズが含まれない場合、当該フレーズが含まれないことを示す所定のフラグを含む。
また、フレーズ判定部13は、フレーズセット4aまたは4bを用いて判定するように指示する切替情報7が辞書切替部14から入力された場合、次回の判定(上記切替情報7が入力された後に、音声認識部12から入力される認識結果5に対する判定)には指定されたフレーズセットを用いる。なお、フレーズ判定部13が記憶部50からフレーズセット4bを読み出す場合、所定の難易度およびカテゴリに対応するフレーズセット4b(図4の(a)、(b)、または、(c))を読み込むことができる。
ここで、上記難易度およびカテゴリは、ユーザによって指定されてもよいし、ランダムに選択されてもよいし、徐々に難易度またはカテゴリが変化するように設定されてもよい。あるいは、ロボット掃除機10の機嫌(外気温、室内温度、ダストボックスに溜まったゴミの量、電源を入れる頻度、充電量などに基づいて決定される所定のパラメータをいう)に応じて設定されてもよい。なお、上記難易度がユーザによって指定される場合、ロボット掃除機10はしりとりの開始時に「難易度は?」または「何しりとりにする?」などの問いかけを、ユーザに行ってよい。
辞書切替部(切替手段)14は、フレーズ判定部13によってフレーズセット(第1のフレーズセット、通常用辞書)4aに含まれる第1のフレーズに一致すると判定された場合、上記フレーズセット4aとは異なるフレーズセット(第2のフレーズセット、しりとり用辞書)4bを用いて判定されるように、当該フレーズセット4aから当該フレーズセット4bに切り替える。例えば、フレーズセット4aが現在使用中に設定されている場合、「しりとりしよう」(第1のフレーズ、制御フレーズ)の認識IDを含む判定結果6がフレーズ判定部13から入力されたとき、辞書切替部14は、フレーズセット4bを用いて判定するようフレーズ判定部13に指示する切替情報7を、当該フレーズ判定部13に出力する。
なお、上記した例の場合、辞書切替部14は上記切替情報7をフレーズ判定部13に出力すると同時に、サーバ20のモードを「通常モード」から「しりとりモード」に切り替える。また、辞書切替部14は、上記切替情報7をロボット制御部16にも出力する。上記切替情報7が入力されると、ロボット制御部16は、ロボット掃除機10のモードを「通常モード」から「しりとりモード」に切り替えるように制御する情報を含む制御情報3を、送信部42を介して当該ロボット掃除機10に送信する。
上記のように、制御システム30(ロボット掃除機10およびサーバ20)が特定の目的(例えば、ユーザとしりとりを行うなど)に特化したモードに移行し、当該モードにおいて、他のモードにおいて使用される制御が禁止されることによって、上記サーバ20は、ロボット掃除機10に誤った制御を実行させるという不利益を回避できる。
なお、上述したように、ユーザはロボット掃除機10に対して所定のキーワードを含む呼びかけ1(例えば、「しりとりしよう」)を行うだけで、上記制御システム30を所定のモードに移行させることができる。すなわち、サーバ20は、ユーザに簡便なインターフェースを提供できる。また、サーバ20はユーザの目の前に存在するロボット掃除機10を制御することによって、しりとりを行うためのインターフェースとしてロボット掃除機10を機能させる。したがって、実際には、サーバ20がしりとりを行うための処理を実行しているが、上記ロボット掃除機10がしりとりを行っているという感覚(ロボットとの対戦感)を、当該サーバ20は当該ユーザに与えることができる。
フレーズ登録部(登録手段)15は、認識結果5が上記フレーズセット4b(しりとり用辞書)に含まれるいずれのフレーズにも一致しないと上記フレーズ判定部13によって判定された場合、当該認識結果5を当該フレーズセット4bの新たなフレーズとして登録する。図5に基づいて、フレーズ登録部15が実行する処理の一例を説明する。
図5は、ロボット掃除機10がユーザと「動物しりとり」を行う場合に用いるフレーズセット4bの一例を示す表であり、(a)は「アフリカ」という未登録フレーズを登録する前のフレーズセット4bを示し、(b)は「アフリカ」というフレーズを登録した後のフレーズセット4bを示す。
ユーザが「動物しりとり」において「アフリカ」と回答したことにより、認識結果5に含まれるテキスト情報が「アフリカ」であった場合を一例として考える。図5の(a)に示されるように、「アフリカ」は地域の名前であって動物の名前ではないため、「動物しりとり」用のフレーズセット4bに「アフリカ」のフレーズは含まれない。したがって、フレーズ判定部13は、一致するフレーズは存在しないことを示す判定結果6と、上記認識結果5とをフレーズ登録部15に出力する。
フレーズ登録部15は、入力された上記認識結果5に含まれるテキスト情報を、上記フレーズセット4bに登録する。具体的には、図5の(b)に示されるように、フレーズ(語彙)が「アフリカ」であり、先頭文字が「ア」、末尾文字が「カ」、認識IDが「601」である新たな行を、上記フレーズセット4bに挿入する。なお、新しく登録されたフレーズには、新しい認識ID(他のフレーズの認識IDと重複しないようにランダムに設定されてよい)が付与される。
ロボット制御部(制御手段)16は、フレーズ判定部13によって一致していると判定されたフレーズに応じて、上記ロボット掃除機10を制御する。例えば、認識結果5に含まれるテキスト情報と、フレーズセット4aに含まれる「きれいにして」というフレーズ(図3参照)とが一致したことを示す判定結果6が、フレーズ判定部13から入力された場合、上記ロボット制御部16は、ロボット掃除機10が掃除するように制御する情報を含む制御情報3を、送信部42に出力する。
ここで、上記制御情報3は、ロボット掃除機10を任意に制御するために必要な情報を適宜含む情報である。例えば、ロボット掃除機10に掃除を行わせる場合、制御情報3は、掃除する範囲を指定する情報を含んでよい。あるいは、ユーザからの呼びかけ1に対する応答(返事)を行わせる場合、制御情報3は、所定のサーバ(例えば、任意の音声サーバ)において合成した音声のデータ(WAV形式などの所定の形式にしたがう音声データでよい)を含んでもよいし、当該音声データがロボット掃除機10にキャッシュされている場合は当該音声データを一意に識別可能なIDを含んでもよい。
また、サーバ20が「しりとりモード」であり、フレーズ判定部13がフレーズセット4bを用いて判定している場合(すなわち、ユーザとロボット掃除機10とがしりとりを行っている場合)に、所定のフレーズに一致したことを示す判定結果6が当該フレーズ判定部13から入力されると、ロボット制御部16は、当該判定結果6に含まれる認識IDに対応する「末尾文字」を参照し、当該末尾文字に一致する「先頭文字」を有するフレーズ(語彙)を、上記フレーズセット4bにおいて検索する。そして、検索して得られたフレーズを音声として再生するように、ロボット掃除機10を制御する情報を含む制御情報3を、ロボット制御部16は送信部42に出力する。
なお、ロボット制御部16は、記憶部50に格納されたしりとりの履歴を参照し、過去に提示した単語を再提示しないように次の単語を選択したり、ユーザから提示された単語が過去に提示されたものに該当するか否かをチェックしたりすることができる。
記憶部50は、フレーズセット4a、フレーズセット4b、しりとりの履歴などを格納可能な記憶機器である。記憶部50は、例えばハードディスク、SSD(silicon state drive)、半導体メモリ、DVDなどで構成できる。
〔サーバ20が実行するしりとりの処理〕
図6は、サーバ20がロボット掃除機10にしりとりを行うように制御する場合のタイミングチャートの一例である。図6に例示される手順に沿って、上記サーバ20は、上記ロボット掃除機10にしりとりを行うように制御できる。
図6は、サーバ20がロボット掃除機10にしりとりを行うように制御する場合のタイミングチャートの一例である。図6に例示される手順に沿って、上記サーバ20は、上記ロボット掃除機10にしりとりを行うように制御できる。
図7は、サーバ20がロボット掃除機10にしりとりを行うように制御している最中に、優先度の高いジョブ(例えば、緊急地震速報など)が介入した場合のタイミングチャートの一例である。図8は、ユーザがしりとりを終了させる場合のタイミングチャートの一例である。図9は、ユーザがしりとりを中断させる場合のタイミングチャートの一例である。図10は、ユーザがしりとりを再開させる場合のタイミングチャートの一例である。
図7〜図10に例示されるように、介入・終了・中断・再開などのイベントが発生した場合、辞書切替部14は、上記イベントが発生した後の状態(モード)に応じて、フレーズセットを切り替える。
例えば、図8に示されるタイミングチャートによって例示されるように、サーバ20が「しりとりモード」にある場合(フレーズセット4bが現在使用中に設定されている場合)、「負けました」(第2のフレーズ)の認識IDを含む判定結果6がフレーズ判定部13から入力されたとき(ユーザがロボット掃除機10に「負けました」と呼びかけることによってしりとりを終了させたとき)、辞書切替部14は、フレーズセット4aを用いて判定するようフレーズ判定部13に指示する切替情報7を、当該フレーズ判定部13に出力する。
あるいは、図10に示されるタイミングチャートによって例示されるように、サーバ20が他のモードにある場合(他のフレーズセットが現在使用中に設定されている場合)、「しりとりまた始めよう」(第1のフレーズ)の認識IDを含む判定結果6がフレーズ判定部13から入力されたとき(ユーザがロボット掃除機10に「しりとりまた始めよう」と呼びかけることによってしりとりを再開させるとき)、辞書切替部14は、上記他のフレーズセットからフレーズセット4bに切り替える。
〔制御システム30において実行される処理〕
図11は、制御システム30において実行される処理の一例を示すフローチャートである。図11に基づいて、上記制御システム30において実行される一連の処理の流れを、その順番に説明する。なお、以下の説明において、カッコ書きの「〜ステップ」は、制御装置の制御方法の各ステップを表す。
図11は、制御システム30において実行される処理の一例を示すフローチャートである。図11に基づいて、上記制御システム30において実行される一連の処理の流れを、その順番に説明する。なお、以下の説明において、カッコ書きの「〜ステップ」は、制御装置の制御方法の各ステップを表す。
ロボット掃除機10がユーザから呼びかけ1を取得すると(ステップ1においてYES、以下「ステップ1」を「S1」のように略記する)、当該ロボット掃除機10は当該呼びかけ1を音声情報2としてサーバ20に送信する(S2)。受信部41が当該音声情報2を受信し(S3)、情報取得部11が当該音声情報2を取得すると(S4)、音声認識部12が当該音声情報2を認識する(S5)。フレーズ判定部13は、認識結果5に含まれるテキスト情報がフレーズセット4a(通常用辞書)に含まれているか否かを判定し(S6、特定ステップ)、含まれていると判定する場合(S6においてYES)、当該テキスト情報が第1のフレーズ(例えば「しりとりしよう」)に一致するか否かをさらに判定する(S7)。
一致しないと判定される場合(S7においてNO)、ロボット制御部16は、S6において一致したと判定されたフレーズに応じた制御情報3を決定し(S14)、送信部42は当該制御情報3をロボット掃除機10に送信する(S11)。当該ロボット掃除機10は上記制御情報3を受信すると(S12)、当該制御情報3によって示される制御を実行する(S13)。なお、前述したように、当該制御情報3は、ロボット掃除機10のモードを「通常モード」から「しりとりモード」に切り替えるように制御する情報を含むため、ロボット掃除機10は、S13において「通常モード」から「しりとりモード」に切り替える。
一致すると判定される場合(S7においてYES)、辞書切替部14は、上記フレーズセット4aに代えて、フレーズセット4b(しりとり用辞書)に切り替え(S8、切替ステップ)、フレーズ判定部13は、切り替えられたフレーズセット4bを読み込む(S9)。なお、前述したように、辞書切替部14は、S8においてサーバ20のモードを「通常モード」から「しりとりモード」に切り替える。ロボット制御部16は、しりとりを開始するための制御情報3(「しりとりを始めるよ」などの音声を再生するようにロボット掃除機10を制御する情報を含むもの)を決定し(S10)、送信部42は当該制御情報3をロボット掃除機10に送信する(S11)。
一方、S6において一致しないと判定される場合(S6においてNO)、フレーズ登録部15は、認識結果5に含まれるテキスト情報をフレーズセット4bの新たなフレーズとして登録する(S15)。
〔実施形態2〕
図12〜図18に基づいて、本発明の第2の実施の形態(実施形態2)を説明する。図12は、サーバ20がロボット掃除機10にしりとりを行うように制御している最中に、新たなフレーズをフレーズセット4bに登録する場合のタイミングチャートである。図13は、サーバ20がロボット掃除機10にユーザと会話を行うように制御している最中に、新たなフレーズをフレーズセット4aに登録する場合のタイミングチャートである。図14は、サーバ20がロボット掃除機10にしりとりを行うように制御している最中に、所定のフレーズのカテゴリを修正する場合のタイミングチャートである。
図12〜図18に基づいて、本発明の第2の実施の形態(実施形態2)を説明する。図12は、サーバ20がロボット掃除機10にしりとりを行うように制御している最中に、新たなフレーズをフレーズセット4bに登録する場合のタイミングチャートである。図13は、サーバ20がロボット掃除機10にユーザと会話を行うように制御している最中に、新たなフレーズをフレーズセット4aに登録する場合のタイミングチャートである。図14は、サーバ20がロボット掃除機10にしりとりを行うように制御している最中に、所定のフレーズのカテゴリを修正する場合のタイミングチャートである。
図12に示されるように、フレーズ登録部15は、新たなフレーズ(例えば「アフリカ」)を登録する前に、登録の適否をロボット掃除機10のユーザに確認できる。すなわち、判定結果6と認識結果5とがフレーズ判定部13から入力された場合、フレーズ登録部15は、上記認識結果5をロボット制御部16に出力する。フレーズ登録部15から当該認識結果5が入力されると、ロボット制御部16は「アフリカ(上記認識結果5に含まれるテキスト情報)って何のこと?」という音声を再生するように、ロボット掃除機10を制御する制御情報3を、送信部42を介して当該ロボット掃除機10に送信する。
情報取得部11が「動物だよ」などのカテゴリ8(図5の(a)および(b)においては示されていない)を特定する呼びかけ1をユーザから取得した場合、または、情報取得部11が上記カテゴリ8を外部のコーパスサーバ21から取得した場合、フレーズ登録部15は、上記新たなフレーズと当該カテゴリ8とを対応付けて、当該新たなフレーズを上記フレーズセット4bに登録する。なお、ユーザによって特定された上記カテゴリ8が、上記フレーズセット4bにあらかじめ設定されたカテゴリ8と一致しない場合、または、上記カテゴリ8を取得できなかった場合(存在しない場合など)、フレーズ登録部15は、上記新たなフレーズを当該フレーズセット4bに登録しなくともよい。この場合、サーバ20は、ロボット掃除機10に上記新たなフレーズは正しくないフレーズであることを、ユーザに提示させてもよい(例えば、「アフリカは動物じゃないよ、ブー」など)。
図13に示されるように、サーバ20が「通常モード」にある場合(フレーズセット4aが現在使用中に設定されている場合)であっても、前述と同様に、フレーズ登録部15は上記フレーズセット4aに存在しない新たなフレーズを、当該フレーズセット4aに登録できる。この場合も、前述と同様に、フレーズ登録部15は、新たなフレーズ(例えば「りんご」)を新たなフレーズとして登録する前に、登録の適否をロボット掃除機10のユーザに確認し、当該新たなフレーズのカテゴリ8と対応付けて、当該新たなフレーズを上記フレーズセット4aに登録できる。または、フレーズ登録部15は、新たなカテゴリ8を当該フレーズセット4bに新設し、上記新たなフレーズを当該新たなカテゴリ8と対応付けて登録してもよい。
図14に示されるように、サーバ20はフレーズに対応付けられたカテゴリ8を、ユーザからの呼びかけ1に基づいて修正できる。例えば、「アフリカ」が誤って「動物」のカテゴリ8に登録されている場合、「動物しりとり」の最中にロボット掃除機10が「アフリカ」と答えることがある。
これに対して、ユーザが「アフリカは動物ではないよ」などと返答し、情報取得部11によって取得された当該返答の音声情報2を、音声認識部12が「『動物』のカテゴリ8は『アフリカ』に対するカテゴリとして不適切」であることを認識した場合(誤ったカテゴリのフレーズを選択したことを示す認識IDを、音声認識部12がフレーズ登録部15に出力した場合)、フレーズ登録部15が「アフリカ」に対応付けられた「動物」のカテゴリ8を削除する。このとき、ロボット制御部16は、上記ロボット掃除機10に「ごめん、間違ったよ、別のことばを考えるね」などの音声を再生するように、当該ロボット掃除機10を制御してよい。また、フレーズ登録部15は、前述した処理と同様の処理にしたがって「アフリカ」に対応付けるカテゴリ8を取得し、「アフリカ」を新たなフレーズとして登録し直してもよい。
図15は、ユーザとロボット掃除機10とがしりとりを行っている場合、両者の間で交わされるコミュニケーションの一例を示す模式図である。図15の(a)はしりとりを開始する場合、(b)はしりとりを開始する呼びかけをロボット掃除機10が認識できなかった場合、(c)は適切にしりとりが継続した場合、(d)はしりとりにおいてユーザが「パス」(プレイヤーが自身の順番をスキップすることをいう)した場合、(e)はロボット掃除機10(サーバ20)が誤ったフレーズを返した場合におけるコミュニケーションの一例を表す。
図16は、ユーザとロボット掃除機10とがしりとりを行っている場合、両者の間で交わされるコミュニケーションの他の一例を示す模式図である。図16の(a)は、ユーザがロボット掃除機10(サーバ20)に対して、先のフレーズを再提示することを要求する場合、(b)は、ロボット掃除機10がユーザのフレーズを、聞き取れなかった(サーバ20が当該フレーズの認識に失敗した)場合、(c)は、ユーザ(またはサーバ20)のフレーズが、以前に提示されたフレーズと同一であった場合、(d)は、先に提示されたフレーズの語尾とユーザが提示したフレーズの語頭とが一致しない場合(しりとりが成立しない場合)、(e)は、語尾が「ん」であるフレーズをユーザが提示した場合(日本語では、「ん」から始まるフレーズは存在しないため、当該フレーズを提示したプレイヤーは、しりとりの敗者となる)、(f)は、ユーザが負けを認めることによって、しりとりを終了させる場合におけるコミュニケーションの一例を表す。なお、フレーズセット4bに次のフレーズ(しりとりを継続可能な新たなフレーズ)が存在しない場合、ロボット掃除機10は、しりとりに負けたことを認めて、自発的にしりとりを終了させてよい。あるいは、ランダムなタイミングにおいて、または、ユーザが難しいフレーズを提示した場合などにおいても、しりとりを終了させてよい。
図17は、ユーザとロボット掃除機10とがしりとりを行っている場合、両者の間で交わされるコミュニケーションのさらに他の一例を示す模式図である。図17の(a)はロボット掃除機10がタイムアウトした場合、(b)はしりとりを継続することをロボット掃除機10は認識したが、音声データの再生エラーを起こした場合、(c)はしりとりを終了させることをロボット掃除機10は認識したが、音声データの再生エラーを起こした場合の動作を表す。
図17の(a)に示されるように、サーバ20が「しりとりモード」にある場合であって、ロボット掃除機10から音声情報2が一定時間以上取得されない場合、ロボット掃除機10およびサーバ20は、自動的に「通常モード」へ遷移する(タイムアウトの処理を実行する)。すなわち、辞書切替部14は、判定結果6がフレーズ判定部13から一定時間以上入力されない場合、フレーズセット4bからフレーズセット4aに切り替えるための切替情報7を、ロボット制御部16およびフレーズ判定部13に出力する。これにより、サーバ20は、上記タイムアウトの処理を実行した後に取得された音声情報2に含まれる音声を、フレーズセット4aを用いて認識する(しりとりの回答ではなく、通常の会話として扱う)。
図17の(b)に示されるように、サーバ20はユーザの音声を認識できており、現在の状態(「しりとりモード」において、ユーザから提示されたフレーズに対してレスポンスを返すべき状態)も把握しているが、ロボット掃除機10が音声を再生できなかった場合、サーバ20は、以下の2つの対応を行うことができる。すなわち、サーバ20は、ロボット掃除機10が音声を再生していないことを検知した時点で、(1)サーバからの再回答であることを理解できる文言を用いて、再度呼びかけを行う(フレーズを再提示する)ようにユーザに要求する、または、(2)ロボット掃除機10に音声を再度再生するように指示する。
図17の(c)に示されるように、サーバ20はユーザの音声を認識できており、現在の状態(「しりとりモード」を終了させるべき状態)も把握しているが、ロボット掃除機10が音声を再生できなかった場合、サーバ20(辞書切替部14)は、フレーズセット4bからフレーズセット4aに切り替える。これにより、新たに音声情報2が取得された場合、サーバ20は「通常モード」として当該音声情報2に含まれる音声を認識する。なお、ロボット掃除機10は「しりとりモード」のままとなるが、サーバ20からモードを切り替えるための制御情報3を受信することにより、ロボット掃除機10は「通常モード」に遷移することができる。
図18は、ユーザとロボット掃除機10との間で交わされるコミュニケーションの一例を示す模式図である。図18の(a)はユーザがしりとりを中断させる場合、(b)はしりとりを再開させる場合、(c)はロボット掃除機10およびサーバ20が「通常モード」にあるときに、当該サーバ20がフレーズセット4aに未登録であるフレーズを検出した場合、(d)はロボット掃除機10およびサーバ20が「しりとりモード」にあるときに、当該サーバ20がフレーズセット4bに未登録であるフレーズを検出した場合、(e)はロボット掃除機10およびサーバ20が「しりとりモード」にあるときに、不適切なカテゴリ8に誤って登録されたフレーズを、フレーズセット4bから削除する場合におけるコミュニケーションの一例を表す。
図15〜図18に示されるように、サーバ20が「通常モード」または「しりとりモード」にある場合(フレーズセット4aまたは4bが現在使用中に設定されている場合)、いかなる状況においても、ユーザがロボット掃除機10と円滑にコミュニケーションを取れるように、上記サーバ20は上記ロボット掃除機10を制御できる。
〔実施形態3〕
サーバ20の制御ブロック(特に、制御部17)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、サーバ20は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラム(制御プログラム)の命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
サーバ20の制御ブロック(特に、制御部17)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。後者の場合、サーバ20は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラム(制御プログラム)の命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る制御装置は、ユーザが被制御装置(ロボット掃除機10)に対して発した音声から認識されたフレーズと一致するフレーズであって、所定のフレーズセットに含まれるフレーズを、制御フレーズとして特定する特定手段(フレーズ判定部13)を備え、当該制御フレーズに対応付けられた制御情報(3)にしたがって前記被制御装置を制御する制御装置(サーバ20)であって、前記特定手段によって第1のフレーズセット(フレーズセット4a)に含まれる第1のフレーズが特定された場合、前記制御フレーズの特定に使用される前記所定のフレーズセットを、前記第1のフレーズセットから前記第1のフレーズセットとは異なる第2のフレーズセット(フレーズセット4b)に切り替える切替手段(辞書切替部14)を備えている。
本発明の態様1に係る制御装置は、ユーザが被制御装置(ロボット掃除機10)に対して発した音声から認識されたフレーズと一致するフレーズであって、所定のフレーズセットに含まれるフレーズを、制御フレーズとして特定する特定手段(フレーズ判定部13)を備え、当該制御フレーズに対応付けられた制御情報(3)にしたがって前記被制御装置を制御する制御装置(サーバ20)であって、前記特定手段によって第1のフレーズセット(フレーズセット4a)に含まれる第1のフレーズが特定された場合、前記制御フレーズの特定に使用される前記所定のフレーズセットを、前記第1のフレーズセットから前記第1のフレーズセットとは異なる第2のフレーズセット(フレーズセット4b)に切り替える切替手段(辞書切替部14)を備えている。
従来の技術のように、認識すべき音声フレーズやその出現頻度がそれぞれで異なる状況が複数想定される場合であっても、すべてのフレーズが単一のフレーズセットに含まれると、音声を認識する精度が低下するおそれがある。フレーズセットに含まれる音声フレーズの数が増加するほど、互いに紛らわしい音声フレーズも増加するからである。
一方、上記構成によれば、上記制御装置は、第1のフレーズセットに含まれる第1のフレーズに一致すると判定された場合、当該第1のフレーズセットとは異なる第2のフレーズセットを用いて判定されるように、当該第1のフレーズセットから当該第2のフレーズセットに切り替える。これにより、全てのフレーズを1つのフレーズセットに混在させることがないため、上記制御装置は、音声を認識する精度を高く維持できる。したがって、上記制御装置は、上記被制御装置に誤った制御を実行させるという不利益を回避できる。
また、本発明の態様2に係る制御装置は、上記態様1において、前記認識されたフレーズと一致するフレーズが、前記第2のフレーズセットにおいて特定されなかった場合、当該認識されたフレーズを制御フレーズとして当該第2のフレーズセットに登録する登録手段(フレーズ登録部15)をさらに備えてよい。
上記構成によれば、ユーザと上記被制御装置との音声によるコミュニケーションにおいて、上記第2のフレーズセットに登録されていないフレーズが検出された場合、上記制御装置は、当該フレーズを当該第2のフレーズセットに新たに登録できる。したがって、上記制御装置は、上記被制御装置が動作する環境(例えば、当該被制御装置を利用するユーザ)に適応するように、上記第2のフレーズセットを更新することができる。
また、本発明の態様3に係る制御装置は、上記態様1または態様2において、前記第2のフレーズセットは、前記制御フレーズが複数のカテゴリ(8)のいずれかに対応付けられてよい。
上記構成によれば、ユーザから発せられた音声が属するカテゴリを事前に限定できる状況においては、上記制御装置は、当該音声の認識結果と当該カテゴリに属するフレーズとを照合するだけで足りる。したがって、上記制御装置は、音声を認識する精度を高く維持できるだけでなく、当該音声を認識する速度を向上させることができる。
また、本発明の態様4に係る制御装置は、上記態様1から態様3のいずれか1つの態様において、前記特定手段によって前記制御フレーズが前記第2のフレーズセットにおいて特定された場合、当該特定された制御フレーズに基づいて、新たな制御フレーズを当該第2のフレーズセットにおいて特定し、前記ユーザに対して当該新たな制御フレーズを音声によって出力するよう前記被制御装置を制御する制御手段(ロボット制御部16)をさらに備えてよい。
上記構成によれば、上記制御装置は、制御フレーズが上記第2のフレーズセットにおいて特定された場合、当該特定された制御フレーズに応じた制御フレーズを、当該第2のフレーズセットにおいて新たに特定し、当該新たな制御フレーズを音声によって出力するよう上記被制御装置を制御できる。これにより、上記制御装置は、上記新たな制御フレーズをユーザに提示できる。
また、本発明の態様5に係る制御装置では、上記態様4において、前記制御手段は、前記特定された制御フレーズの末尾文字を先頭文字とする制御フレーズを、前記新たな制御フレーズとして前記第2のフレーズセットにおいて特定してよい。
上記構成によれば、上記制御装置は、特定された制御フレーズの末尾文字を先頭文字とする制御フレーズ(例えば、しりとりを継続可能なフレーズ)を、ユーザに提示できる。
また、本発明の態様6に係る制御装置の制御方法は、ユーザが被制御装置に対して発した音声から認識されたフレーズと一致するフレーズであって、所定のフレーズセットに含まれるフレーズを、制御フレーズとして特定する特定ステップ(S6)を含み、当該制御フレーズに対応付けられた制御情報にしたがって前記被制御装置を制御する制御装置の制御方法であって、前記特定ステップにおいて第1のフレーズセットに含まれる第1のフレーズを特定した場合、前記制御フレーズの特定に使用される前記所定のフレーズセットを、前記第1のフレーズセットから前記第1のフレーズセットとは異なる第2のフレーズセットに切り替える切替ステップ(S8)を含んでいる。
したがって、上記制御装置の制御方法は、上記態様1に係る制御装置と同様に、音声を認識する精度を高く維持できるため、上記被制御装置に誤った制御を実行させるという不利益を回避できる。
本発明の各態様に係る制御装置は、コンピュータによって実現されてもよく、この場合、コンピュータを上記制御装置が備えた各手段として動作させることにより、上記制御装置をコンピュータにおいて実現させる制御装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。また、本発明は上述したそれぞれの実施の形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施の形態についても、本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施の形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成できる。
本発明は、ユーザから発せられた音声に基づいて、被制御装置を制御可能な制御装置に広く適用することができる。
4a:フレーズセット(第1のフレーズセット)、4b:フレーズセット(第2のフレーズセット)、5:認識結果、8:カテゴリ、10:ロボット掃除機(被制御装置)、13:フレーズ判定部(特定手段)、14:辞書切替部(切替手段)、15:フレーズ登録部(登録手段)、16:ロボット制御部(制御手段)、20:サーバ(制御装置)
Claims (7)
- ユーザが被制御装置に対して発した音声から認識されたフレーズと一致するフレーズであって、所定のフレーズセットに含まれるフレーズを、制御フレーズとして特定する特定手段を備え、当該制御フレーズに対応付けられた制御情報にしたがって前記被制御装置を制御する制御装置であって、
前記特定手段によって第1のフレーズセットに含まれる第1のフレーズが特定された場合、前記制御フレーズの特定に使用される前記所定のフレーズセットを、前記第1のフレーズセットから前記第1のフレーズセットとは異なる第2のフレーズセットに切り替える切替手段を備え、
前記切替手段は、前記特定手段によって前記第2のフレーズセットに含まれる第2のフレーズが特定された場合、前記制御フレーズの特定に使用される前記所定のフレーズセットを、前記第2のフレーズセットから前記第1のフレーズセットに切り替える
ことを特徴とする制御装置。 - 前記認識されたフレーズと一致するフレーズが、前記第2のフレーズセットにおいて特定されなかった場合、当該認識されたフレーズを制御フレーズとして当該第2のフレーズセットに登録する登録手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
- 前記第2のフレーズセットは、前記制御フレーズが複数のカテゴリのいずれかに対応付けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
- 前記特定手段によって前記制御フレーズが前記第2のフレーズセットにおいて特定された場合、当該特定された制御フレーズに基づいて、新たな制御フレーズを当該第2のフレーズセットにおいて特定し、前記ユーザに対して当該新たな制御フレーズを音声によって出力するよう前記被制御装置を制御する制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の制御装置。
- 前記制御手段は、前記特定された制御フレーズの末尾文字を先頭文字とする制御フレーズを、前記新たな制御フレーズとして前記第2のフレーズセットにおいて特定することを特徴とする請求項4に記載の制御装置。
- ユーザが被制御装置に対して発した音声から認識されたフレーズと一致するフレーズであって、所定のフレーズセットに含まれるフレーズを、制御フレーズとして特定する特定ステップを含み、当該制御フレーズに対応付けられた制御情報にしたがって前記被制御装置を制御する制御装置の制御方法であって、
前記特定ステップにおいて第1のフレーズセットに含まれる第1のフレーズを特定した場合、前記制御フレーズの特定に使用される前記所定のフレーズセットを、前記第1のフレーズセットから前記第1のフレーズセットとは異なる第2のフレーズセットに切り替える切替ステップと、
前記特定ステップにおいて前記第2のフレーズセットに含まれる第2のフレーズを特定した場合、前記制御フレーズの特定に使用される前記所定のフレーズセットを、前記第2のフレーズセットから前記第1のフレーズセットに切り替えるステップと、を含むことを特徴とする制御装置の制御方法。 - 請求項1から5のいずれか1項に記載の制御装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、コンピュータを前記各手段として機能させるための制御プログラム。
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