JP2001096481A - 情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びにプログラム格納媒体

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JP2001096481A
JP2001096481A JP27835299A JP27835299A JP2001096481A JP 2001096481 A JP2001096481 A JP 2001096481A JP 27835299 A JP27835299 A JP 27835299A JP 27835299 A JP27835299 A JP 27835299A JP 2001096481 A JP2001096481 A JP 2001096481A
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Naohiro Yokoo
直弘 横尾
Tsunenori Noma
恒毅 野間
Futoshi Goto
太 後藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロボットの動作モードを気にすることなく、
動作コマンドをロボットに指令できるようにする。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ1またはリモー
トコマンダ2からの音階コマンドを、ロボット3が受信
する。ロボット3は、受信した音階コマンドが、どの動
作に対応するコマンドかを判定し、動作すると共に、入
力された音階コマンドに対応した動作モードが、現状の
動作モードである場合は、その動作モードのままとし、
現状の動作モードと、入力された音階コマンドの動作モ
ードが異なる場合、入力された音階コマンドの属する動
作モードに変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びにプログラム格納媒体に関し、特に、現実
空間において飼育される擬似生命オブジェクトを構成す
る情報処理装置が音階信号からなるコマンドを受信し、
受信したコマンドに対応して擬似生命オブジェクトを動
作させると共に、動作モードを切り替えるようにするこ
とで、ユーザが、擬似生命オブジェクトの動作モードを
気にすることなく擬似生命オブジェクトを動作させるこ
とを可能にした情報処理装置および方法、並びにプログ
ラム格納媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】犬などを模写して作られたロボットのペ
ットなどが普及しつつある。ロボット型のペットは、付
属のリモートコマンダやパーソナルコンピュータなどに
よって操作されたり、音声を認識することにより動作す
るようになされている。また、ロボット型のペットは、
擬似生命体として振舞うために、その動作モードが、ゲ
ームモードとパフォーマンスモードの2つに分けられて
いる。ユーザは、リモートコマンダやパーソナルコンピ
ュータを操作して、このゲームモードとパフォーマンス
モードを切り替え、それぞれのモードに対応した動作コ
マンドを送ることにより、ロボット型のペットを制御す
ることができるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
様に動作モード毎に動作コマンドが分類されているた
め、例えば、ロボットの動作モードが、ゲームモードで
ある状態において、ユーザが、リモートコマンダやパー
ソナルコンピュータなどを操作して、パフォーマンスモ
ードの動作をさせるためパフォーマンスモードの動作コ
マンドを、ロボット型のペットに出力したとする。この
とき、ロボット型のペットは、そのコマンドがパフォー
マンスモードのコマンドであるため、入力されたコマン
ドを認識することができない。そこで、ユーザは、各動
作モードに対応した動作コマンドを記憶し、ロボット型
のペットの動作モードを必要に応じて切り替えながら、
動作コマンドをロボット型のペットに出力しなければな
らないという課題があった。
【0004】本発明は、このような状況に鑑みてなされ
たものであり、ロボット型のペットが、受信したコマン
ドに対応して動作モードを切り替えるようにすること
で、ユーザが、ロボット型のペットの動作モードを気に
することなく動作させることを可能にするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の情報処
理装置は、他の情報処理装置からのコマンドを受信する
受信手段と、受信手段により受信されたコマンドに対応
して、擬似生命オブジェクトを動作させる動作手段と、
受信手段により受信されたコマンドに対応して、擬似生
命オブジェクトの動作モードを切り替える切り替え手段
とを備えることを特徴とする。
【0006】前記他の情報処理装置は、パーソナルコン
ピュータ、または、リモートコマンダとすることができ
る。
【0007】前記受信手段には、音階信号でコマンドを
受信させるようにすることができる。
【0008】前記動作モードは、ゲームモードおよびパ
フォーマンスモードとすることができる。
【0009】請求項5に記載の情報処理方法は、他の情
報処理装置からのコマンドを受信する受信ステップと、
受信ステップの処理で受信されたコマンドに対応して、
擬似生命オブジェクトを動作させる動作ステップと、受
信ステップの処理で受信されたコマンドに対応して、擬
似生命オブジェクトの動作モードを切り替える切り替え
ステップとを含むことを特徴とする。
【0010】請求項6に記載のプログラム格納媒体のプ
ログラムは、受信されたコマンドに対応して、擬似生命
オブジェクトを動作させる動作ステップと、受信された
コマンドに対応して、擬似生命オブジェクトの動作モー
ドを切り替える切り替えステップとを含むことを特徴と
する。
【0011】請求項1に記載の情報処理装置、請求項5
に記載の情報処理方法、および請求項6に記載のプログ
ラム格納媒体においては、他の情報処理装置から受信さ
れたコマンドに対応して、擬似生命オブジェクトが動作
させられると共に、擬似生命オブジェクトの動作モード
が切り替えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した情報処
理システムの一実施の形態の構成を示す図である。パー
ソナルコンピュータ1およびリモートコマンダ2は、ロ
ボット3を制御する際に用いられる。
【0013】次に、図2乃至図6を参照して、パーソナ
ルコンピュータ1の構成例について説明する。パーソナ
ルコンピュータ1は、B5サイズ以下の持ち運び易い携
帯型パーソナルコンピュータとされ、本体11と本体1
1に対して開閉自在に取り付けられた表示部12とによ
って構成されている。
【0014】本体11には、上面に各種文字や記号およ
び数字等を入力するとき操作される複数の操作キー1
3、表示部12に表示されるカーソルを移動するときに
操作されるスティック式ポインティングデバイス14、
内蔵スピーカ15、表示部12に設けられたCCD(Cha
rge Coupled Device) カメラ25によって画像を撮像す
るときに操作されるシャッタボタン16が設けられてい
る。
【0015】表示部12の正面には、LCD(Liquid Cr
ystal Display)でなる液晶ディスプレイ23が設けられ
ており、正面の中央上端部にCCDカメラ25を備えた
撮像部24が表示部12に対して回動自在に取り付けら
れている。
【0016】すなわち撮像部24は、表示部12の正面
方向および背面方向との間の180度の角度範囲内で回
動して任意の位置に位置決めし得るようになされてい
る。また撮像部24には、図3に示すように、CCDカ
メラ25のフォーカス調整を行う調整リング27が設け
られている。
【0017】また表示部12(図2)の正面には、撮像
部22の左隣にマイクロフォン26が設けられており、
マイクロフォン26を介して表示部3の背面側(図6)
からも集音し得るようになされている。
【0018】また表示部12における正面の中央下端部
には、LED(Light Emitting Diode)でなる電源ランプ
PL、電池ランプBL、メッセージランプML、および
その他の種々の用途に対応したランプが設けられてい
る。
【0019】さらに表示部12の正面上端部には、マイ
クロフォン26の左隣にツメ22が設けられると共に、
ツメ22と対応する本体11の所定位置に、孔部15が
設けられており、表示部12を本体11に閉塞した状態
で、ツメ22が孔部15に嵌合されてロックされるよう
になされている。
【0020】本体11の正面には、図3に示すようにス
ライドレバー18が設けられており、スライドレバー1
8を正面に沿って矢印方向(図3において左方向)にス
ライドすることにより、孔部15に嵌合されたツメ22
のロックを解除して、表示部12を本体11に対して展
開し得るようになされている。
【0021】また本体11の正面には、1回のボタン操
作で電源オンから所定のアプリケーションソフトウェア
(以下、これを単にアプリケーションと呼ぶ)を立ち上
げて、予め設定しておいた一連の動作を自動的に実行す
るためのプログラマブルパワーキー(PPKキー)19
が左端部に設けられると共に、右端部に複数の吸気孔2
0が設けられている。
【0022】本体11の左側面には、図4に示すように
スライド式の電源スイッチ40、4ピン対応のIEEE
(Institute of Electrical and Electronics Engineer
s) 1394端子41、USB(Universal Serial Bus)
端子42、マイクロフォン用入力端子43、ヘッドフォ
ン端子44、およびIrDA(Infrared Data Associati
on) 準拠の赤外線ポート45が設けられている。
【0023】本体11の右側面には、図5に示すよう
に、排気孔21が設けられており、排気孔21の右隣に
はPCMCIA(Personal Computer Memory Card Inter
national Association) カード(以下、これをPCカー
ドと呼ぶ)を挿入するためのPCカードスロット53が
設けられている。
【0024】また本体11の下面には、図6に示すよう
に、増設メモリを取り付けるための開口部を被覆する蓋
28が取り付けられると共に、蓋28のロック用ツメを
外すためのピン挿入用孔48が設けられている。
【0025】図7は、パーソナルコンピュータ1の内部
の電気的構成を表している。図7に示すように、パーソ
ナルコンピュータ1の本体11においては、起動シーケ
ンス制御部83のPCI(Peripheral Component Interc
onnect) バス51に、CPU(Central Processing Uni
t)52、PC(Personal Computer)カードスロット5
3、RAM(Random Access Memory)54、表示部12の
液晶ディスプレイ23に表示する画像を生成するための
グラフィックス処理回路55、および他のコンピュータ
装置や外部機器と接続してディジタルデータを取り込む
ためのIEEE1394端子41に直結されたIEEE
インターフェース56が接続されている。
【0026】CPU52は、本体11における各種機能
を統括的に制御するコントローラであり、RAM54に
ロードされた各種プログラムを実行することにより各種
機能を実行し得るようになされている。
【0027】PCIバス51は、ISA(Industrial St
andard Architecture)バス59に接続されており、IS
Aバス59にはハードディスクドライブ60、I/O(I
nput/Output)コントローラ61、キーボードコントロー
ラ62、ポインティングデバイスコントローラ63、サ
ウンドチップ64、LCDコントローラ65、モデム6
6およびUSBインターフェース67が接続されてい
る。
【0028】ここでキーボードコントローラ62は、操
作キー13(図2)の押下に応じた制御信号の入力をコ
ントロールし、ポインティングデバイスコントローラ6
3はスティック式ポインティングデバイス14(図2)
による制御信号の入力をコントロールする。
【0029】サウンドチップ64は、マイクロフォン2
6(図2)からの音声入力を取り込むか、または内蔵ス
ピーカ15(図2)に対して音声信号を供給する。モデ
ム66は公衆電話回線90およびインターネット104
を介してプロバイダ101のWWWサーバ102に接続す
る。なおUSBインターフェース67は、USB端子4
2に接続されており、USBマウスやフロッピー(登録
商標)ディスクドライブ等の周辺機器を接続するように
なされている。この例では、磁気ディスク231、光デ
ィスク232、光磁気ディスク233、または半導体メ
モリ234をドライブするドライブ230が接続されて
いる。
【0030】ハードディスクドライブ60には、静止画
像を取り込むためのキャプチャーソフトウェア60A、
ディジタル地図ソフトウェア60B、Windows98(商標)
でなるOS(Operating System)60C、CCDカメラ2
5によって撮像した画像データを自動的に取り込んで記
憶する画像自動取り込みソフトウェア60D、音階コマ
ンド変換部60E、音声コマンダ60F、および音声認識
エンジン60Gなどの各種アプリケーションソフトウェ
ア、並びにエンジン用認識単語・文法60Hのデータが
格納されており、必要に応じてCPU52によって読み
出されてRAM54にロードされる。尚、音階コマンド
変換部60E、音声コマンダ60F、音声認識エンジン6
0G、およびエンジン用認識単語・文法60Hのデータの
動作については、図11乃至図15を参照して、詳細を
後述する。
【0031】I/Oコントローラ61は、I/Oインタ
ーフェース69、CPU70、EEPROM(Electrica
lly Erasable and Programmable Read Only Memory) で
なるROM(Read Only Memory)71、およびRAM72
が相互に接続されて構成されており、RTC(Real-Time
Clock) 81によって現在時刻が常時供給されている。
【0032】I/Oコントローラ61のROM71に
は、BIOS(Basic Input/Output System) 73、ウェ
イクアッププログラム74、キー入力監視プログラム7
5、およびLED制御プログラム76が格納されると共
に、RAM72には、キー入力ステイタスレジスタ7
7、設定時刻レジスタ78、LED制御レジスタ79、
およびキー対応アプリケーションレジスタ80が設けら
れている。
【0033】RAM72に格納されているキー入力ステ
イタスレジスタ77は、操作キーフラグを格納し得るよ
うになされており、CPU70はキー入力監視プログラ
ム75に基づいてワンタッチ操作用のPPKキー19
(図2)が押下されたか否かを監視し、PPKキー19
が押下されるとキー入力ステイタスレジスタ77に操作
キーフラグを格納する。
【0034】また設定時刻レジスタ78は、ユーザが予
め任意に設定した開始時刻等の時刻情報を格納し得るよ
うになされており、CPU70はウェイクアッププログ
ラム74に基づいて、RTC81から与えられる現在時
刻が任意に設定した開始時刻になったか否かを検出し、
開始時刻になると所定の処理を実行する。
【0035】さらにキー対応アプリケーションレジスタ
80は、PPKキー19や予め設定された操作キー13
の組み合わせに対応して、PPKキー19や複数の組み
合わせでなる操作キー13と起動すべきアプリケーショ
ンとの対応関係を記憶しており、CPU70はPPKキ
ー19や予め設定された組み合わせの操作キー13が押
下されたときに、対応するアプリケーションを立ち上げ
るための制御データをISAバス59およびPCIバス
51を順次介してCPU52に送出し、CPU52によ
って制御データに応じたアプリケーションソフトウェア
を立ち上げる。
【0036】またLED制御レジスタ79は、キー対応
アプリケーションレジスタ80に記憶したアプリケーシ
ョンソフトウェアが立ち上げられて動作が終了すると終
了フラグを格納し、CPU70はLED制御プログラム
76に基づいてLED制御レジスタ79に終了フラグが
格納されていることを検出すると、メッセージランプM
Lを点灯する。
【0037】なおLED制御レジスタ79は、電源スイ
ッチ40が押下されると電源フラグを格納し、バッテリ
から供給される電源電圧で本体11が動作するときには
電池フラグを格納する。従ってCPU70は、LED制
御プログラム76に基づいて電源フラグ又は電池フラグ
が格納されていることを検出すると、電源ランプPLま
たは電池ランプBLを点灯する。
【0038】ここでI/Oコントローラ61には、バッ
クアップ用のバッテリ82が接続されていることによ
り、本体11の電源スイッチ40がオフされ、図示しな
い電源から電力の供給がなされていない状態でも、RA
M72のキー入力ステイタスレジスタ77、設定時刻レ
ジスタ78、LED制御レジスタ79、およびキー対応
アプリケーションレジスタ80の各データを保持するよ
うになされている。
【0039】またI/Oコントローラ61に接続された
反転スイッチ88は、撮像部24(図2)が表示部12
の液晶ディスプレイ23の反対側を撮像する方向に18
0度回転されたときオンされ、その状態をCPU70に
通知する。またPPKキー19も、反転スイッチ88が
押下されたときと同様に、その状態をCPU70に通知
する。
【0040】さらに半押しスイッチ86は、本体2の上
面に設けられたシャッタボタン16が半押し状態にされ
たときオンして、その状態をI/Oコントローラ61の
CPU70に通知し、全押しスイッチ87はシャッタボ
タン16が全押し状態にされたときオンして、その状態
をI/Oコントローラ61のCPU70に通知するよう
になされている。
【0041】すなわちI/Oコントローラ61のCPU
70は、ハードディスクドライブ60のキャプチャーソ
フトウェア60Aを立ち上げた状態で、ユーザによって
シャッタボタン16が半押し状態にされると静止画像モ
ードに入り、CCDカメラ25を制御して静止画像のフ
リーズを実行し、全押し状態にされるとフリーズされた
静止画像データを取り込み、データ処理部85に送出す
る。
【0042】これに対してI/Oコントローラ61のC
PU70は、キャプチャーソフトウェア60Aを立ち上
げない状態で動画像モードに入ると、最長60秒程度ま
での動画像を取り込み、データ処理部85に送出する。
【0043】またI/Oコントローラ61は、PCIバ
ス51に接続されているグラフィックス処理回路55を
制御するようになされており、CCDカメラ25によっ
て取り込まれた静止画又は動画でなる画像データを、デ
ータ処理部85によって所定のデータ処理を施した後に
グラフィックス処理回路55に入力させる。
【0044】グラフィックス処理回路55は、供給され
た画像データを内蔵のVRAM(Video Random Access M
emory)55Aに格納して適宜読み出した後、LCDコン
トローラ65に送出し、必要に応じてハードディスクド
ライブ60に格納する。
【0045】LCDコントローラ65は、表示部12の
バックライト84を制御して、液晶ディスプレイ23の
後方から照明させると共に、グラフィックス処理回路5
5から供給された画像データを液晶ディスプレイ23に
出力して表示させるようになされている。
【0046】一方、CPU52はハードディスクドライ
ブ60から読み出したディジタル地図ソフトウェア60
BをRAM54上に立ち上げた場合、ディジタル地図ソ
フトウェア60Bによる地図データをグラフィックス処
理回路55に送出する。
【0047】このときグラフィックス処理回路55は、
供給された地図データに基づいて、液晶ディスプレイ2
3に表示する地図画像データを生成してVRAM55A
に格納し、適宜読み出してLCDコントローラ65に送
出する。
【0048】これによりLCDコントローラ65は、グ
ラフィックス処理回路55から供給された地図画像デー
タに基づいて表示部12の液晶ディスプレイ23に地図
画像を表示させるようになされている。
【0049】またPCIバス51に接続されているPC
カードスロット53は、オプション機能を追加すると
き、PCカード(図示せず)が適宜装着され、PCカー
ドを介してCPU52とデータを授受するようになされ
ている。例えばPCカードスロット53にPCMCIA
型のGPS(Global Positioning System) カード57が
装着された場合、GPSカード57に接続されたGPS
アンテナ58によりGPS衛星からの電波を受信して現
在位置データを得るようになされている。
【0050】これによりGPSカード57は、GPSア
ンテナ58を介して受信した現在位置データ(緯度デー
タ、経度データおよび高度データ)をPCIバス51を
介してCPU52へ送出する。
【0051】この場合CPU52は、現在位置データを
グラフィックス処理回路55に送出し、当該グラフィッ
クス処理回路55により現在位置データに基づく現在位
置を示す矢印アイコンを生成した後、LCDコントロー
ラ65を介して液晶ディスプレイ23の地図画像に矢印
アイコンを重ねた状態で表示するようになされている。
【0052】かくして液晶ディスプレイ23は、GPS
カード57によって検出した位置データを基に矢印アイ
コンを地図画像上で移動させながら表示し得るようにな
されている。
【0053】図8は、リモートコマンダ2の内部構成を
示す図である。キー111は、主に、音階を示す複数の
キーから構成されている。スピーカ112は、キー11
1により入力された音階に対応する音を発する。CPU1
13は、ROM114に記憶されているプログラム、デー
タに基づき、例えば、操作されたキー111を解析し、
その解析された音階に基づく音を、スピーカ112によ
り発生させる。RAM115は、適宜必要なデータの書き
込みや読み出しが行われる。内部バス116は、これら
の各部を相互に接続する。
【0054】図9は、ロボット3の内部構成を示す図で
ある。ロボット3のCPU121は、ROM122に記憶され
ているプログラムに従って各種の処理を実行する。ROM
122には、図10に示すように、後述するロボット3
のモータ130の動作を制御することにより、ロボット
3自体を制御するロボット制御部141と、マイクロホ
ン24により取り込まれた音声を解析する音階検出部1
42とが記憶されている。RAM123には、CPU121が
各種の処理を実行する上において必要なデータやプログ
ラムの他に動作モードなどが適宜記憶される。入出力イ
ンタフェース124には、目などの役割を果たす複数の
センサ125が接続されており、それらから入力された
信号をCPU121に出力する。また、入出力インタフェ
ース124には、ハードディスクなどから構成される記
憶部126も接続されており、そこにデータ、プログラ
ムなどを記録、再生することができる。
【0055】入出力インタフェース124は、また、通
信部127とも接続され、通信部127は、パーソナル
コンピュータ1やリモートコントローラ3と電波、光、
赤外線などにより通信を行う。また、通信部127は、
インターネット104を介してプロバイダ101のWWW
サーバ102に接続する。さらに、入出力インタフェー
ス124には、音声を取り込むマイクロフォン128、
音声を発するスピーカ129が接続されている。モータ
130も入出力インターフェース124に接続され、CP
U121の指示により、ロボット3の腕や足に相当する
運動部131を動作させる。内部バス132は、これら
の各部を相互に接続する。さらにまた、入出力インター
フェース124には、磁気ディスク241、光ディスク
242、光磁気ディスク243、または半導体メモリ2
44をドライブするドライブ240が接続されている。
【0056】次に、ロボット3を制御するパーソナルコ
ンピュータ1について説明する。パーソナルコンピュー
タ1のハードディスクドライブ60には、ロボット3を
制御したり、音声認識したりするためのアプリケーショ
ンとして音階コマンド変換部60E、音声コマンダ60
F、および音声認識エンジン60G、並びにエンジン用認
識単語・文法60Hのデータが記憶されている。それら
のアプリケーションが立ち上がった場合の機能ブロック
図を図11に示す。
【0057】音階コマンド変換部60Eは、音声コマン
ダ60Fからのコマンドに基づいて、ロボット3の動作
を制御する音階をコマンドとしてスピーカ15に出力さ
せる。尚、音階とコマンドの対応関係については、詳細
を後述する。音声コマンダ60Fは、音声認識エンジン
60Gからの認識結果に従った処理を行う。音声認識エ
ンジン60Gは、予め登録された認識単語や文法をエン
ジン用認識単語・文法60Hから読み込み、ユーザがマ
イクロフォン26から入力した音声を、読み込んだ単語
や文法と照らし合わせて認識し、音声コマンダ60Fに
認識結果を出力する。
【0058】例えば、ユーザがマイクロフォン26か
ら、「音階コマンド変換部の立ち上げ」と入力した場
合、音声認識エンジン60Gは、エンジン用認識単語・
文法60Hから読み込んだ単語と文法と照らし合わし、
「音階コマンド変換部の立ち上げ」と入力されたと認識
する。音声コマンダ60Fは、その認識結果を受け取
り、その受け取ったコマンドに対応する処理として、音
階コマンド変換部60Eを立ち上げる。このように、音
声コマンダ60Fが立ち上がっている状態において、ユ
ーザは、音階コマンド変換部60Eなどの所望のアプリ
ケーションを、音声信号を入力することにより立ち上げ
る(起動させる)ことができる。
【0059】ここではまず、音階コマンド変換部60E
や音声コマンダ60Fのアプリケーションが立ち上がる
前の状態として、パーソナルコンピュータ1の電源がオ
ンにされ、所定のオペレーションシステムが立ち上がっ
た時からの処理を説明する。図12は、所定のオペレー
ションシステムが立ち上がった状態での液晶ディスプレ
イ21上の表示例を示している。
【0060】液晶ディスプレイ23上には、4個のアイ
コンI1乃至I4とカーソル111が表示されている。
このような状態において、ユーザがマウス(図示せず)
を用いてカーソル151を操作し、音声コマンダ60F
に対応するアイコンI1をクリックしたとする。このよ
うな処理により、音声コマンダ60Fが立ち上がると、
図13に示したように、液晶ディスプレイ23上に、音
声コマンダ用UI(ユーザインタフェース)161が表
示される。
【0061】音声コマンダ用UI161は、マイクロフ
ォン26から入力された音声を認識した時の認識結果を
表示する認識結果表示部162と、音声入力を行うこと
が可能な状態であるか否かを表示する認識状態表示部1
63とから構成されている。
【0062】図14は、音声コマンダ60Fの動作につ
いて説明するフローチャートである。ステップS1にお
いて、音声コマンダ60Fに対応するアイコン(いまの
場合アイコンI1)が操作されたか否かが判断され、操
作されたと判断されると、上述したような音声コマンダ
用UI161が液晶ディスプレイ23上に表示されると
共に、ステップS2に進む。
【0063】ステップS2において、コントロール(Ct
rl)キーが操作されたか否かが判断される。本実施の形
態においては、操作キー13の所定のキーとしてコント
ロールキーが操作されている間に、ユーザがマイクロフ
ォン26に向かって話したことが、ユーザからの指示
(コマンド)として処理される。従って、コントロール
キーが操作されるまで、音声コマンダ60Fは、待機状
態である。
【0064】ステップS2において、コントロールキー
が操作されたと判断された場合、ステップS3に進み、
音声コマンダ60Fは、音声認識エンジン60Gに対し
て音声認識の要求を出す。ここで、音声認識エンジン6
0Gの動作について、図15のフローチャートを参照し
て説明する。
【0065】音声認識エンジン60Gは、ステップS2
1において、音声コマンダ60Fから音声認識の要求が
来たか否かを判断する。音声コマンダ60Fから音声認
識の要求が来たと判断されるまで、ステップS21の処
理は繰り返され、音声認識の要求が来たと判断される
と、ステップS22に進む。ステップS22において、
マイクロフォン26より入力されたユーザの音声信号を
取り込み、エンジン用認識単語・文法60Hから得られ
る単語と文法に当てはめて、取り込んだ音声信号を解析
する。
【0066】解析された音声認識の結果は、ステップS
23において、音声コマンダ60Fに対して、テキスト
データとして転送される。音声コマンダ60Fは、この
ようにして転送された認識結果を受信したか否かを、ス
テップS4(図14)において判断する。ステップS4
において、音声認識結果を取得できなかったと判断され
た場合、ステップS5に進み、認識不可のメッセージを
音声コマンダ用UI161に表示させる。その表示は、
例えば、音声コマンダ用UI161の認識結果表示部1
62に”???”といったものである。
【0067】ステップS5の処理が終了されると、ステ
ップS2の処理に戻り、それ以降の処理が繰り返され
る。一方、ステップS4において、音声認識エンジン6
0Gから、音声認識結果としてのテキストデータを取得
したと判断された場合、ステップS6に進み、ステップ
S6において、取得されたテキストデータに基づくテキ
ストが、音声コマンダ用UI161の認識結果表示部1
62に表示される。
【0068】ユーザは、認識結果表示部162に表示さ
れたテキストを見て、そのテキストが、入力した音声信
号と同じものである場合、コントロールキーの操作を停
止する(押下していたコントロールキーから手を離す)
ことにより、入力した音声信号に対応する処理を実行す
ることを、パーソナルコンピュータ1に対して指示す
る。逆に、認識結果表示部162に表示されたテキスト
が、入力した音声信号と異なる場合、または、同じもの
であるが、指示したいこととは異なる場合、コントロー
ルキーを操作し続けながら、シフト(Shift)キーを操
作することにより、入力した音声信号に対応する処理の
実行をキャンセルすることができる。
【0069】このような処理が行われるため、音声コマ
ンダ60Fは、ステップS7において、コントロールキ
ーへの操作が停止されたか否かを判断する。ステップS
7において、コントロールキーへの操作が停止されたと
判断された場合、ステップS8に進み、認識結果に対応
するアプリケーションに転送される。例えば、認識結果
が「音階コマンド変換部」であった場合、音階コマンド
変換部60Eに認識結果が転送され、音階コマンド変換
部60Eは、その認識結果に対応する処理として起動す
る。複数のアプリケーションが起動されている場合、ア
クティブにされているアプリケーションに認識結果が転
送される。また、ロボット3を外部的に動作させるコマ
ンドであった場合、音階コマンド変換部60Eは、スピ
ーカ15にコマンドに対応して、例えば、認識結果のコ
マンドが、「前進」であれば、ドレファ、また、認識結
果のコマンドが「後退」であれば、ドファレなどの音階
(音階コマンド)を発生させる。このようにして発せら
れた音階コマンドは、ロボット3のマイクロフォン12
8に受信されることにより、ロボット3に外部的に動作
をさせる指令(外部イベントと称する)として認識され
る。尚、ロボット3の動作および音階とコマンドの対応
関係については、詳細を後述する。ステップS8の転送
処理が終了されると、ステップS2に戻り、それ以降の
処理が繰り返される。
【0070】一方、ステップS7において、コントロー
ルキーへの操作が停止されてはいないと判断された場
合、ステップS9に進み、コントロールキーに加えてシ
フトキーが操作されたか否かが判断される。ステップS
9において、コントロールキーに加えてシフトキーが操
作されたと判断された場合は、ステップS10に進み、
コントロールキーに加えてシフトキーは操作されていな
いと判断された場合は、換言すれば、コントロールキー
のみが操作され続けていると判断された場合は、ステッ
プS3に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0071】ステップS10において、入力された音声
信号の認識結果がキャンセルされる。即ち、認識結果表
示部162に表示されていたテキストが消去され、新た
な音声信号の入力待ちの状態となる。従って、ステップ
S3に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0072】次に、リモートコマンダ2の動作につい
て、図16のフローチャートを参照して説明する。ステ
ップS31において、リモートコマンダ2のCPU113
は、キー111からの入力が有りか否かを判断する。ス
テップS31の処理は、キー111からの入力があった
と判断されるまで繰り返し行われる。
【0073】ステップS31において、キー111から
の入力があったと判断された場合、ステップS32に進
み、入力されたキー111に対応する音階コマンドが、
スピーカ112から発せられる。このようにして発せら
れた音階コマンドは、ロボット3のマイクロフォン12
8に受信されることにより、ロボット3に外部的に動作
をさせる指令(外部イベントと称する)として認識され
る。
【0074】次に、図17のフローチャートを参照して
ロボット3の制御について説明する。ロボット3は、パ
ーソナルコンピュータ1またはリモートコマンダ2によ
り(ユーザにより)制御することが可能であると共に、
その制御とは独立して、自分自身で動作を決定し、動作
すること(内部イベントと称する)も可能である。そこ
で、ステップS41において、CPU121は、内部イベ
ントが発生したか否か、換言すれば、外部からの制御と
は独立して、内部的に動作が指示されたか否かを判断す
る。この内部イベントの発生は、図18のフローチャー
トの処理に従って、発生される。
【0075】ステップS51において、所定の時間が経
過したか否かが判断される。CPU121は、外部または
内部からの指示により動作をした時点から、所定の時間
をカウントすることにより、所定の時間が経過したか否
かを判断する。所定の時間が経過したと判断されるま
で、ステップS51の処理が繰り返され、所定の時間が
経過したと判断されると、ステップS52に進む。ステ
ップS52において、乱数が発生される。そして、ステ
ップS53において、ステップS52において発生され
た乱数に対応するイベントがイベントリストから抽出さ
れる。
【0076】イベントリストとは、例えば、次の表1に
示すように、コマンドの内容(動作内容)、乱数、音
階、および動作モードがそれぞれ対応付けられたリスト
である。なお、音階とは、パーソナルコンピュータ1ま
たはリモートコマンダ2により発せられたコマンドとし
ての音階を示す。また、動作モードは、ゲームモードと
パフォーマンスモードがあり、ゲームモードのコマンド
は、ロボット3に、サッカーや棒拾いなどを実行させる
ためのコマンドであり、パフォーマンスモードのコマン
ドは、ロボット3に、面白い動きをするためのコマンド
である。ロボット3は、この動作モードを切り替えなが
ら、動作を実行する。さらにまた、次の表1は、一部で
あり、他のコマンドを追加したりすることも可能であ
る。
【0077】 <表1> コマンドの内容 乱数 音階 動作モード 前進 01 CDF ゲームモード 停止 02 D#CF ゲームモード 後退 03 CFD ゲームモード 立て 04 CD#G パフォーマンスモード 座れ 05 CGD# パフォーマンスモード 伏せ 06 GD#C パフォーマンスモード なお、表1における音階は、アルファベットで示し、
C、D、E、F、G、A、Bは、それぞれ、ド、レ、
ミ、ファ、ソ、ラ、シを表し、#(シャープ)は半音階
上げることを示している。
【0078】ステップS53において、発生された乱数
に対応するコマンドが抽出される。このように抽出され
たコマンドに対応する処理が、ステップS42(図1
7)において、ロボット制御部81により実行される。
【0079】一方、ステップS41において、内部イベ
ントは発生していないと判断された場合、ステップS4
3に進む。ステップS43において、音階検出部142
は、パーソナルコンピュータ1またはリモートコマンダ
2からの音声信号をマイクロフォン128により受信し
たか否かを判断する。ステップS43において、音声信
号を受信したと判断された場合は、ステップS44に進
み、音声信号を受信してはいないと判断された場合は、
ステップS41に戻り、それ以降の処理が繰り返され
る。
【0080】ステップS44において、音階検出部14
2は、受信した音声信号から音階を検出する。そして、
ステップS45において、検出した音階は、音階コマン
ドであるか否かが判断される。ステップS43乃至S4
5の処理を換言すると、ロボット3のマイクロフォン1
28は、パーソナルコンピュータ1やリモートコマンダ
2から送信された音階コマンドの他にも、さまざまな音
を取り込んでしまう。そこで、取り込んだ音(音声)か
ら、音階コマンドのみを抽出する処理が必要となる。ま
た、ユーザが、リモートコマンダ2を使用する場合、音
声コマンドを構成するキー111を操作したとは限ら
ず、間違ったキー111を操作した場合も考えられ、音
階コマンドであるか否かを判断する処理も必要となる。
【0081】ステップS45において、音階コマンドで
あると判断された場合は、ステップS46に進み、音階
コマンドではないと判断された場合は、ステップS41
に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステップS4
6において、検出された音階コマンドに対応するコマン
ドが、上記した表1から抽出され、その抽出されたコマ
ンドに対応する処理が実行された後、ステップS41に
戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0082】次に、図19のフローチャートを参照し
て、ロボット3の動作モードが、パフォーマンスモード
で、かつ、「前進」のコマンドであるCDFの音階コマン
ドを受信した場合の図17のフローチャートのステップ
S46の音階コマンドに対応する処理について説明す
る。
【0083】図17のステップS45の処理で、音階検
出部142が、音階コマンドを検出すると処理が開始さ
れ、ステップS61において、ロボット制御部141
は、入力した音階コマンドが、「前進」のコマンドであ
るCDFであるか否かを判定する。この例においては、CDF
の音階コマンドを受信したので、ロボット制御部141
は、受信した音階コマンドが、CDFであると判定し、ス
テップS62に進む。
【0084】ステップS62において、ロボット制御部
141は、「前進」の処理を実行する。すなわち、ロボ
ット制御部141は、内部バス132、入出力インター
フェース124、およびモータ130を介して、運動部
131を制御し、ロボット3を「前進」させ、ステップ
S63に進む。
【0085】ステップS63において、ロボット制御部
141は、RAM123に記憶されている現在の動作モー
ドが、ゲームモードであるか否かを判定する。この例に
おいては、ロボット3の動作モードは、パフォーマンス
モードであり、ロボット制御部141は、ゲームモード
ではないと判定し、ステップS64に進む。
【0086】ステップS64において、ロボット制御部
141は、RAM123に記憶されている動作モードをパ
フォーマンスモードからゲームモードに切り替えて、記
憶させ、図17のステップS41の処理に戻り、それ以
降の処理が繰り返される。
【0087】ステップS63において、RAM123に記
憶されている現在の動作モードが、ゲームモードである
と判定された場合、図17のステップS41の処理に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。すなわち、この場
合、動作モードは、変更されない。
【0088】ステップS61において、入力された音階
コマンドが、CDFではないと判定された場合、ステップ
S65に進み、ロボット制御部141は、入力された音
階コマンドが、「停止」のコマンドであるD#CFであるか
否かを判定する。入力された音階コマンドが、D#CFであ
ると判定された場合、ステップS66において、ロボッ
ト制御部141は、「停止」の処理を実行する。すなわ
ち、ロボット制御部141は、モータ130を介して、
運動部131を制御し、ロボット3を「停止」させ、ス
テップS63に進み、それ以降の処理が繰り返される。
【0089】ステップS65において、入力された音階
コマンドが、D#CFではないと判定された場合、ステップ
S67に進み、入力された音階コマンドが、「後退」の
コマンドであるCFDであるか否かが判定される。
【0090】ステップS67において、入力された音階
コマンドが、CFDであると判定された場合、ステップS
68において、ロボット制御部141は、「後退」の処
理を実行する。すなわち、ロボット制御部141は、運
動部131を制御して、ロボット3を「後退」させ、ス
テップS63に進み、それ以降の処理が繰り返される。
【0091】ステップS67において、入力された音階
コマンドが、CFDではないと判定された場合、ステップ
S69に進み、入力された音階コマンドが、「立て」の
コマンドであるCD#Gであるか否かが判定される。
【0092】ステップS69において、入力された音階
コマンドが、CD#Gであると判定された場合、ステップS
70において、ロボット制御部141は、運動部131
を制御して、ロボット3に「立て」を指令し、ステップ
S71の処理に進む。
【0093】ステップS71において、RAM123に記
憶されている現在の動作モードが、パフォーマンスモー
ドであるか否かが判定される。RAM123に記憶されて
いる現在の動作モードが、パフォーマンスモードである
と判定された場合、図17のステップS41の処理に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。すなわち、この
時、動作モードは、変更されない。
【0094】ステップS71において、RAM123に記
憶されている現在の動作モードが、パフォーマンスモー
ドではないと判定された場合、ステップS72におい
て、ロボット制御部141は、RAM123に記憶されて
いる動作モードをゲームモードからパフォーマンスモー
ドに切り替えて、記憶させ、図17のステップS41の
処理に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0095】ステップS69において、入力された音階
コマンドが、CD#Gではないと判定された場合、ステップ
S73に進み、入力された音階コマンドが、「座れ」の
コマンドであるCGD#であるか否かが判定される。ステッ
プS73において、入力された音階コマンドが、CGD#で
あると判定された場合、ステップS74に進み、ロボッ
ト制御部141は、運動部131を制御して、ロボット
3に「座れ」をさせ、ステップS71の処理に進み、そ
れ以降の処理が繰り返される。
【0096】ステップS73において、入力された音階
コマンドが、CGD#ではないと判定された場合、すなわ
ち、入力された音階コマンドが、「伏せ」のコマンドで
あるGD#Cの場合、ステップS75に進み、ロボット制御
部141は、運動部131を制御して、ロボット3に
「伏せ」をさせ、ステップS71の処理に進み、それ以
降の処理が繰り返される。
【0097】上記の説明においては、動作モードが、ゲ
ームモードとパフォーマンスモードの2つの動作モード
について説明を行ってきたが、3つ以上の動作モードに
してもよい。
【0098】このように、ロボット3は、入力されたコ
マンドに対応した動作をすると共に、ゲームモードのコ
マンドである「前進」のCDF、「停止」のD#CF、また
は、「後退」のCFDが、入力されたとき、動作モード
が、ゲームモードであるか否かを判定し、ゲームモード
である場合、動作モードをそのままにし、パフォーマン
スモードである場合、ゲームモードに動作モードを切り
替える。また、パフォーマンスモードのコマンドである
「立て」のCD#G、「座れ」のCGD#、または、「伏せ」の
GD#Cが、入力されたとき、ロボット3は、動作モード
が、パフォーマンスモードであるか否かを判定し、パフ
ォーマンスモードである場合、動作モードをそのままに
し、ゲームモードである場合、パフォーマンスモードに
動作モードを切り替える。
【0099】その結果、ユーザは、ロボット3の動作モ
ードを気にすることなく動作コマンド(音階コマンド)
を使用してロボット3を動作させることができ、ロボッ
ト3は、入力された音階コマンドに応じて、動作モード
を切り替えることが可能となる。
【0100】上述した一連の処理は、ハードウェアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行することが可能な、例え
ば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム
格納媒体からインストールされる。
【0101】上述した一連の処理は、ハードウエアによ
り実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行
させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより
実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプロ
グラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコン
ピュータ、または、各種のプログラムをインストールす
ることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば
汎用のパーソナルコンピュータなどに、プログラム格納
媒体からインストールされる。
【0102】コンピュータにインストールされ、コンピ
ュータによって実行可能な状態とされるプログラム(例
えば、ロボット制御部141および音階検出部142)
を格納するプログラム格納媒体は、図9に示すように、
磁気ディスク241(フロッピディスクを含む)、光デ
ィスク242(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memor
y),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディ
スク243(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半
導体メモリ244などよりなるパッケージメディア、ま
たは、プログラムが一時的もしくは永続的に格納される
ROM122や、記憶部126などに使用されるハードデ
ィスクなどにより構成される。プログラム格納媒体への
プログラムの格納は、必要に応じて通信部127のルー
タ、モデムなどのインタフェースを介して、インターネ
ット104の他、ローカルエリアネットワーク、ディジ
タル衛星放送といった、有線または無線の通信媒体を利
用して行われる。
【0103】なお、本明細書において、プログラム格納
媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記
載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろ
ん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的ある
いは個別に実行される処理をも含むものである。
【0104】また、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0105】
【発明の効果】請求項1に記載の情報処理装置、請求項
5に記載の情報処理方法、および請求項6に記載のプロ
グラム格納媒体によれば、他の情報処理装置から受信し
たコマンドに対応して、擬似生命オブジェクトを動作さ
せると共に、擬似生命オブジェクトの動作モードを切り
替えるようにしたので、ユーザは、擬似生命オブジェク
トの動作モードを気にすることなく動作コマンドを使用
して擬似生命オブジェクトを動作させることができ、擬
似生命オブジェクトは、入力されたコマンドに応じて、
動作モードを切り替えることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報処理システムの一実施の
形態の構成を示す図である。
【図2】図1のパーソナルコンピュータ1の構成を示す
指図である。
【図3】図1のパーソナルコンピュータ1の正面の構成
を示す正面図である。
【図4】図1のパーソナルコンピュータ1の左側面の構
成を示す左側面図である。
【図5】図1のパーソナルコンピュータ1の右側面の構
成を示す右側面図である。
【図6】図1のパーソナルコンピュータ1の底面の構成
を示す底面図である。
【図7】図1のパーソナルコンピュータ1の内部の構成
例を示すブロック図である。
【図8】図1のリモートコマンダの内部構成を示す図で
ある。
【図9】図1のロボットの内部構成を示す図である。
【図10】図7のROMに記憶されているアプリケーショ
ンを説明する図である。
【図11】図1のパーソナルコンピュータの機能を示す
ブロック図である。
【図12】図7の液晶ディスプレイ上の表示例を示す図
である。
【図13】図7の液晶ディスプレイ上に音声コマンダ用
UIが表示された状態を説明する図である。
【図14】図11の音声コマンダの処理を説明するフロ
ーチャートである。
【図15】図11の音声認識エンジンの処理を説明する
フローチャートである。
【図16】図1のリモートコマンダの動作を説明するフ
ローチャートである。
【図17】図1のロボットの制御動作を説明するフロー
チャートである。
【図18】図17の内部イベント発生処理を説明するフ
ローチャートである。
【図19】図17の音階コマンドに対応する処理を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
1 パーソナルコンピュータ, 2 リモートコマン
ダ, 3 ロボット,23 液晶ディスプレイ, 25
CCDカメラ, 52 CPU, 111キー, 1
12 スピーカ, 128 マイクロフォン, 129
スピーカ,130 モータ, 131 運動部, 1
41 ロボット制御部, 142音階検出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 太 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 2C150 AA14 BA07 CA02 DA05 DA23 DK02 EF29 3F059 AA00 BA00 BB06 FC08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現実空間において飼育される疑似生命オ
    ブジェクトを構成する情報処理装置において、 他の情報処理装置からのコマンドを受信する受信手段
    と、 前記受信手段により受信された前記コマンドに対応し
    て、前記擬似生命オブジェクトを動作させる動作手段
    と、 前記受信手段により受信された前記コマンドに対応し
    て、前記擬似生命オブジェクトの動作モードを切り替え
    る切り替え手段とを備えることを特徴とする情報処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記他の情報処理装置は、パーソナルコ
    ンピュータ、または、リモートコマンダであることを特
    徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記受信手段は、音階信号で前記コマン
    ドを受信することを特徴とする請求項1に記載の情報処
    理装置。
  4. 【請求項4】 前記動作モードは、ゲームモードおよび
    パフォーマンスモードであることを特徴とする請求項1
    に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 現実空間において飼育される疑似生命オ
    ブジェクトを構成する情報処理装置の情報処理方法にお
    いて、 他の情報処理装置からのコマンドを受信する受信ステッ
    プと、 前記受信ステップの処理で受信された前記コマンドに対
    応して、前記擬似生命オブジェクトを動作させる動作ス
    テップと、 前記受信ステップの処理で受信された前記コマンドに対
    応して、前記擬似生命オブジェクトの動作モードを切り
    替える切り替えステップとを含むことを特徴とする情報
    処理方法。
  6. 【請求項6】 所定のコマンドを受信する現実空間にお
    いて飼育される疑似生命オブジェクトを構成する情報処
    理装置を制御するプログラムであって、 受信された前記所定のコマンドに対応して、前記擬似生
    命オブジェクトを動作させる動作ステップと、 受信された前記所定のコマンドに対応して、前記擬似生
    命オブジェクトの動作モードを切り替える切り替えステ
    ップとを含むことを特徴とするコンピュータが読み取り
    可能なプログラムが格納されているプログラム格納媒
    体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100738890B1 (ko) 2005-07-22 2007-07-12 엘지전자 주식회사 이동로봇을 이용한 홈 네트워킹 시스템
US7440819B2 (en) 2002-04-30 2008-10-21 Koninklijke Philips Electronics N.V. Animation system for a robot comprising a set of movable parts
JP2015045765A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 シャープ株式会社 制御装置、制御装置の制御方法、および、制御プログラム

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