JP5769658B2 - ブレーキアクチュエータ、ブレーキアクチュエータを使用したブレーキ装置、ブレーキアクチュエータの運転制御装置、並びにプログラム - Google Patents

ブレーキアクチュエータ、ブレーキアクチュエータを使用したブレーキ装置、ブレーキアクチュエータの運転制御装置、並びにプログラム Download PDF

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Description

この発明は、車両等に制動力を付与するためのブレーキアクチュエータ、ブレーキアクチュエータを使用したブレーキ装置、ブレーキアクチュエータの運転制御装置、並びにプログラムに関する。
従来、車両等に使用されるブレーキ装置として、車軸に円盤を取り付け、この円盤をブレーキパッドで挟むことにより制動させるディスクブレーキと、車輪の周面に制動子を押し付けて制動させる踏面式ブレーキが使用されている。これらのブレーキ装置には、車輪に対して制動力を発生させるために、ブレーキパッドあるいは制動子に押圧力を発生させるためのブレーキアクチュエータが用いられる。
車両等に使用されるブレーキアクチュエータとして、例えば、特許文献1に示されるブレーキアクチュエータが用いられる。特許文献1に記載されたブレーキアクチュエータは、モータと、モータの駆動軸に接続されたブレーキスピンドルと、ブレーキスピンドルの回転により並進移動するナット・スピンドル構成ユニットと、ブレーキスピンドルと同軸上に配置された内側蓄力ばねと、同じく同軸上に配置され、内側蓄力ばねの外側に配置された外側蓄力ばねと、から構成されている。
そして、ナットスピンドル構成ユニットは、外側蓄力ばねを保持するスライドスリーブと、制動力を車輪に発生させる制動軸に接続されるコネクティングスピンドルと、に接続されている。したがって、ナット・スピンドル構成ユニットと、外側蓄力ばねを保持するスライドスリーブと、コネクティングスピンドルとが、ナット・スピンドル構成ユニットの回転により、一体的に移動されるように構成されている。
特許第4145649号公報
特許文献1に記載されたブレーキアクチュエータは、ブレーキ操作がされると、車輪と制動子が接触することで、アクチュエータ側に車輪から反力を受ける。この反力は、コネクティングスピンドルと、当該コネクティングスピンドルが係合するナット・スピンドル構成ユニットと、当該ナット・スピンドル構成ユニットが係合するブレーキスピンドルとに、直接かかる。そして、最終的にはモータにも反力がかかり、この反力によりアクチュエータ自体に損傷をあたえるおそれがある。特に、非常時にブレーキをかけるときには、車輪側からの反力も大きく、機械に与える衝撃力も大きい。
また、特許文献1に記載されたブレーキアクチュエータは、モータの回転トルクをナット・スピンドル構成ユニットによって、車輪を押圧する力に変換して、ブレーキ力を発生させている。したがって、車輪を押圧する力を制御するためには、モータの回転トルクを制御する必要がある。しかし、ブレーキ装置に使用される機械部品に寸法の誤差があること、及び車輪との摩擦による押圧力にロスが生じること、から、モータの回転トルクを所望の値に制御することは困難である。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、安全に作動することができるブレーキアクチュエータ、ブレーキアクチュエータを使用したブレーキ装置、ブレーキアクチュエータの運転制御装置、並びにプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明にかかるブレーキアクチュエータは、凹部状の断面形状で形成され、底板と、凹部開口部の外周に外側方向に突出する突出部と、を有し、駆動部により、該底板が移動される第1の移動体と、第1の移動体と相対移動可能に配置され、第1の移動体の凹部開口部内に挿入出移動する板状の第2の移動体と、一端部に駆動部を接続し、他端部に第2の移動体の一面を接続した軸であって、第1の移動体に貫いて第2の移動体に接続することで、第1の移動体と第2の移動体とを、同軸上に配置する軸と、第1の移動体の突出部に一端部が当接し、第1の移動体の底板側に配置された板材に他端部が当接した第1の弾性部材であって、駆動部により軸が、第1の移動体に押圧力を付与すると、圧縮が解放されるように変化し、第2の移動体を軸方向に移動させる第1の弾性部材と、第1の移動体の底板に一端部を当接し、第2の移動体の一面に他端部を当接した第2の弾性部材と、を備える。
この発明によれば、ブレーキアクチュエータを稼動してブレーキをかけたときに、車輪からの反力に対して、第2の弾性部材により対抗する力を付与することで、ブレーキ装置に与えるダメージを軽減することができるとともに、所定の制御機構を使用することで、ブレーキ力の制御を簡易に行うことができる。
本発明の実施の形態1に係るブレーキアクチュエータの全体構成を示す図である。 実施の形態1に係るブレーキアクチュエータの動作を示す図である。 実施の形態1に係るブレーキアクチュエータを使用したブレーキ装置の概要を示す図である。 実施の形態1に係るブレーキアクチュエータの運転制御機構を示す構成図である。 実施の形態1に係るブレーキアクチュエータの運転制御機構を示すブロック図である。 実施の形態1に係るブレーキアクチュエータの運転制御機構のブロック線図である。 実施の形態1に係るブレーキアクチュエータのブレーキ力制御のフローチャートである。 実施の形態2に係るブレーキアクチュエータの構成図である。 実施の形態3に係るブレーキアクチュエータの構成図である。 実施の形態4係るブレーキアクチュエータの構成図である。 実施の形態5に係るブレーキアクチュエータの構成図である。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、実施の形態1に係るブレーキアクチュエータの一部を切断した側断面図である。
ブレーキアクチュエータ1は、ボールねじ軸4と、ボールねじナット5と、第1の移動体6と、第2の移動体7と、第1の弾性部材8と、及び第2の弾性部材9と、からなる。ボールねじ軸4、ボールねじナット5、第1の移動体6、第2の移動体7、第1の弾性部材8、及び第2の弾性部材9は、ハウジング3内に収容されている。また、ブレーキアクチュエータ1は、一端部がモータ2に接続され、他端部が制動軸27に接続される。
モータ2は、一般的にはステッピングモータ、またはサーボモータであり、車両の操作者のブレーキ指示入力操作に応じて、モータの回転の拘束解除と拘束が行われる。モータ2の回転の拘束解除と拘束は、モータ2内に設けられたストッパー(図示せず)により行われる。ストッパーがモータ軸に係合されているとモータ軸の回転を拘束し、ストッパーを解除するとモータ軸は回転を開始する。すなわち、操作者がブレーキ指示を入力すると、ストッパーが解除され、モータ2は回転してブレーキ力が発生し、操作者がブレーキ指示を終了すると、モータ2の回転が停止し、モータ2は、再度、ストッパーにより、回転が拘束される。
また、モータ2は駆動軸10を有し、駆動軸10は、カップリング11に接続されている。モータ2の回転力はカップリング11を介して、ボールねじ軸4に伝達される。カップリング11は、カップリングハウジング13に収容されている。
カップリングハウジング13は、凹部断面形状を有し、その底部に駆動軸10を貫通させるための孔12が設けられている。また、カップリングハウジング13は、底部と対向する側に開口部14を有し、当該開口部14は、ハウジング3の底板16で閉塞されている。
ハウジング3は、好ましくは円筒形状であり、一方がカップリングハウジング13の開口部を閉塞する底板16、他方は開口部17となっている。底板16にはカップリング11に接続されたボールねじ軸4を貫通するための孔18が形成されており、孔18には玉軸受け等の軸受け19を取り付けることにより、ボールねじ軸4を円滑に回転させる。
第1の移動体6は、円筒部材で形成され、凹部断面形状を有する。凹部の底板20がモータ2側に配置され、凹部の開口部21がハウジング3の開口部17側に配置される。第1の移動体6の凹部の開口部21周縁部には、半径方向外側に突出する突出部22が形成され、当該突出部22に第1の弾性部材8の一端部が接続される。
また、第1の移動体6の凹部の底板20には、ボールねじナット5が固定されており、当該底板20の孔(図示せず)を貫通するボールねじ軸4と係合される。ボールねじナット5の内側に形成されたねじ溝と、ボールねじ軸4の外周に形成されたねじ溝とが螺合することにより、ボールねじナット5は、モータ2の回転により回転されるボールねじ軸4の回転に従って、図示右方向へ並進する。
第2の移動体7も、第1の移動体6と同様に、円筒部材で形成され、凹部断面形状を有する。凹部の底板23は、ハウジング3の開口部17側に配置され、凹部の開口部24は、モータ2側に配置される。そして、第2の移動体7の凹部の底板23に、制動軸27が固定される。
ボールねじ軸4は、第1の移動体6の底板20を貫通し、第1の移動体6と第2の移動体7は同軸上に配置される。第1の移動体6の開口部21の直径は、第2の移動体7の開口部24の直径より大きく形成されているので、第2の移動体7は、ボールねじ軸4の回転により、第1の移動体6の開口部21に対して、挿入出して相対移動が可能となる。
第1の移動体6の円筒部25と、第2の移動体7の円筒部26とは、それぞれ僅かな隙間を隔てて、ボールねじ軸4と同軸上に配置されている。このような構成をとることで、第2の移動体7の円筒部26の外周面が、第1の移動体6の円筒部25の内周面により案内されて、相対移動が可能となる。
第1の弾性部材8と、第2の弾性部材9とは、好ましくはコイルばねであり、ステンレス等で形成された圧縮ばねである。第1の弾性部材8は、その一端部が第2の移動体7の突出部22に固定され、他端部がハウジング3の底板16に固定されている。また、第2の弾性部材9は、その一端部を第2の移動体7の底板23固定され、他端部を第1の移動体6の底板20に固定される。
第1の弾性部材8と、第2の弾性部材9とは、ボールねじ軸4の同軸上に配置され、さらに、第1の弾性部材8は、第2の弾性部材9の外側に配置される。第1の弾性部材8と第2の弾性部材9とは、第1の移動体6を介して直列に接続された構成となるので、ボールねじナット5がボールねじ軸4の回転により並進することにより、第1の移動板6、これに接続する第1の弾性部材8、及び第2の弾性部材9を、同時に移動させることになる。
本実施の形態で使用される第1の弾性部材8と第2の弾性部材9の例として、上述したコイルばねが用いられている。コイルばねは、一般にばね定数であらわされるフックの法則により、F=kx(F:ばねによる反力、k:ばね定数、xは自然長からの伸び・縮み長さ)として示される特徴を有する。
すなわち、第1の弾性部材8には、ばね定数の大きいばねを使用し、第2の弾性部材9には、ばね定数の小さいばねを使用する。第1の弾性部材8と第2の弾性部材9は、第1の移動体6を介して、直列に接続されているため、ばね定数が大きいばねほど小さく縮み、ばね定数が小さいほど大きく縮む。したがって、第1の弾性部材8が伸張した状態で第2の弾性部材9に力が加わると、第2の弾性部材9が縮むことになり、制動軸27からの加わる車輪の反力に対して、第2の弾性部材9が縮むことになる。
第2の移動体7の底板23は、ハウジング3の開口部17側の面で制動子に押圧力を加えるための制動軸27に接続される。
ハウジング3には、凹部の開口部17の内周に、第1の移動体6の軸方向の移動を規制するためのストッパー28が設けられている。ストッパー28は、モータ2の回転により、ボールねじ軸4が回転し、第1の移動体6が制動軸27側へ移動して、ハウジング3から飛び出ることを防止する。
次に、上述の構成を有するブレーキアクチュエータを使用したブレーキ装置について、図3を参照して説明する。図3は、本実施の形態に係るブレーキアクチュエータを使用したエンジン装置を模式的に示す図である。図3(a)に示すように、ブレーキ装置30は、ブレーキアクチュエータ1と、制動軸27と、リンク機構31と、制動子32と、からなる。
ブレーキアクチュエータ1の制動軸27は、リンク機構31を介して制動子(ブレーキシュー)32と接続されている。本実施の形態に係るブレーキアクチュエータが稼働すると、第2の移動体7から制動軸27に押圧力がかかる。当該押圧力は、リンク機構31を介して、制動子32に伝わり、制動子32は車輪33方向に動き、車輪33に接触して車輪33を制動する。
ブレーキ力の制御は、リンク機構31の軸に設けられ複数の孔34に固定される制動子32の固定位置を変更することにより、変更することができる。すなわち、制動軸27の端部から離れた孔34に制動子32を接続すれば、より大きな制動力を発生させることができる。
次に、本実施の形態1に係るブレーキアクチュエータの動作を、図2(a)及び(b)を参照して説明する。
ブレーキアクチュエータ1の動作は、ブレーキアクチュエータ1による押圧力が制動軸27に加わらない「ユルメ動作」と、ユルメ動作からブレーキをかける「常用ブレーキ動作」と、非常用ブレーキをかける「非常ブレーキ動作」との3つの態様からなる。
(ユルメ動作)
ユルメ動作の際には、第1の弾性部材8は、最大圧縮状態にあり、第2に弾性部材9は、自然長である。そして、車輪33に制動力を加えないために、モータ2の回転を拘束する必要がある。モータ2内に設けられたストッパーにより駆動軸10の回転は、拘束された状態となっている。モータ2の回転が拘束されていれば、モータ2の回転力は、ボールねじ軸4に伝達されないので、ボールねじ軸4と係合するボールねじネット5は並進されない。ボールねじナット5が並進しないので、第1の移動体6及び第2の移動体7は移動されず、第1の弾性部材8及び第2の弾性部材9も変位しない。したがって、制動軸27によって、車輪33に制動力が与えられることはない。
(常用ブレーキ動作)
運転者のブレーキ操作入力により、モータ2に備えられたストッパーが解除されると、モータ2は回転駆動する。モータ2が回転駆動すると、カップリング11を介してボールねじ軸4が回転され、それに伴い、ボールねじナット5がボールねじ軸4に沿って、並進される。ボールねじナット5が並進されることで、ボールねじナット5が固定された第1の移動体6が、制動軸27方向に移動される。第1の移動体6の移動にともなって、第2の弾性部材9に接続された第2の移動体7も制動軸27側(図示右方向)に移動する。また、第1の移動体6の移動に伴って、第1の移動体6の突出部22に一端部を固定された第1の弾性部材8は、最大圧縮状態から伸張する。
第1の移動体6の移動及び第1の弾性部材8の伸張にともない、第1の移動体6と第2の弾性部材9を介して接続されている第2の移動体7も制動軸27方向に移動される。第2の移動体7に固定されている制動軸27は、リンク機構31を介して制動子32を車輪33に接触させる。制動子32が、車輪33に接触されると、制動子32の移動が制限され、車輪33に制動子32が接触されることにより発生する反力により第2の弾性部材9が圧縮されるので、車輪33に制動力がかけられる。第2の弾性部材9のばねの最大弾性力は、制動力を車輪33にかけたたときの反発力より大きく設定されているので、車輪33からの反力に対抗することができる。
ブレーキ操作が終了し、ブレーキ操作者からブレーキ操作の終了指示あるとき、あるいは、別途、運転が再開されることにより、ブレーキ操作は終了する。そして、モータ2は、モータ2の回転をブレーキ操作時とは逆に回転させることで、第1の移動体6を元の位置に戻し、第1の移動体6が元の位置に戻ることにより、第1の弾性部材8が最大圧縮状態に戻る。また、第2の弾性部材9は自然長に戻る。
(非常用ブレーキ動作)
非常時、例えば停電等によりモータ2に電力が給電されないときには、モータ2の駆動軸10は、ストッパーによる回転の拘束から解除される。モータ2の回転の拘束力が解除されると、最大圧縮状態であった第1の弾性部材8は、圧縮された状態から自然長の長さに戻ろうとするため伸張を開始する。第1の弾性部材8の伸張にともない、第1の移動体6が軸方向に移動される。第1の移動体6が軸方向に移動することにより、ボールねじナット5も回転され、軸方向に並進移動される。第2の弾性部材9を介して第1の移動体6と接続されている第2の移動体7も軸方向に移動し、第2の移動体7に固定された制動軸27が、制動子32により車輪33に押圧力をかけることで、車輪33が制動される。
第1の弾性部材8は、制動子32が車輪33と接触することで、移動が停止され、第2の弾性部材9により、車輪33からの反力に抗する力を生じさせることにより、車輪33に制動力が作用する。第1の弾性部材8と第2の弾性部材9は、第2の弾性部材9の弾性力と第1の弾性部材8の弾性力が釣り合う位置で、ボールねじナット4、第1の移動体6は、動きを停止される。ブレーキ操作が終了したら、モータ2を逆回転させて、初期の位置に、第1の移動体6、第2の移動体7、第1の弾性部材8、第2の弾性部材9を戻す。
以上のように、本実施の形態によれば、第2の弾性部材に9より車輪33に制動をかけたことによる反力に抗する力を発生させるので、車輪33から発生する反力によって、機械に大きな衝撃力を与えることはない。
次に、実施の態様1に係るブレーキアクチュエータ1の運転制御装置について、図4〜図7を参照して説明する。図4は、実施の形態1に係るブレーキアクチュエータのばね変位制御機構を示す構成図、図5は、ブレーキアクチュエータのばね変位制御機構を示すブロック図、図6は、ブレーキアクチュエータのばね変位制御機構のブロック線図、図7は、ブレーキアクチュエータのブレーキ力制御のフローチャートである。
図4に示すように、ブレーキアクチュエータ1の運転制御装置は、ばね変位制御装置40と、ばね変位検知部41とからなる。ばね変位制御装置40は、CPU(Central Processing Unit)42、入力装置43、ROM(Read Only Memory)44、及びRAM(Random Access Memory)45とからなる。
CPU42は、ばね変位制御装置40の各部を統括して、各種の演算やプログラムの実行を行う。入力装置43は、操作者からのブレーキ指示を受け付たり、運転状態に応じたブレーキ力の設定など各種の設定値を入力する装置である。ROM44は、CPU42の実行するプログラムや情報を記憶する記憶装置である。RAM45は、CPU42により演算されたデータ等を一時的に記憶する記憶装置である。
ばね変位検知器41は、操作者のブレーキ指示に基づいて、変位する第1の弾性部材6の軸方向の長さを検知するものである。ばね変位検知器41は、たとえば、第1の移動板6に設置され、第1の移動板6の移動変位を検知することにより、第1の弾性部材8の移動変位を検知する。ばね変位検知器41としては、例えば、光学的なセンサを用いる。光学センサの発光部をハウジング3の内側に設け、受光部を第1の移動体7の突出部22に設ける。突出部22の移動変位を検知することで、第1の弾性部材8の軸方向の変位を検知することができる。
図5に示すように、ブレーキアクチュエータ1の運転制御装置は、入力部51と、検知部52と、変換部53と、演算部54と、記憶部55と、実行部56と、から構成される。
入力部51は、ユーザからのブレーキ指示、及びブレーキに関する各種設定の入力指示を受け付ける。入力部51は、ユーザからのブレーキ指示を受付け、ブレーキ指示で指示されたブレーキ力を、第1のブレーキ力値として記憶部55に送信する。入力装置43が、入力部51に相当する。記憶部55は、指示されたブレーキ力を、第1のブレーキ力値として記憶する。RAM45が記憶部55に該当する。検知部52は、突出部22の軸方向に移動する移動変位を検知する。具体的には、突出部22のブレーキ指示がされる前の位置とブレーキ指示がされて移動した位置を検知して、変位としてデータを変換部53に送信する。ばね変位検知部41が検知部52に、該当する。
変換部53は、検知部52により検知された突出部22の変位を、第1の弾性部材8の移動量とし、その値をブレーキ力に変換して、変換した値を第2のブレーキ力値とする。第2のブレーキ力値は、記憶部55に送信され、記憶部55に記憶される。CPU42が、変換部53に該当する。演算部54は、記憶部55に記憶された第1のブレーキ力値と、第2のブレーキ力値とを比較して、第1のブレーキ力値と第2のブレーキ力値の差分を演算する。そして、第2のブレーキ力値が第1のブレーキ力値より小さいときには、モータの回転数を上げるようにモータ回転数を設定し、第2のブレーキ力値が第1のブレーキ力値より大きいときには、モータの回転数を下げるようにモータ回転数を設定する。CPU42が、演算部54として機能する。
実行部56は、演算部54で、演算されたモータ回転数で、モータ2を駆動する指示をだし、モータ2は、実行部56により指示された回転数で回転駆動される。モータ2が指示された回転数で回転され、ボールねじ軸4を回転させる。ボールねじ軸4の回転により、ボールねじナット5が並進することにより、第1の移動体6が移動する。そして、再度、第1の移動体6の突出部22の変位を、検知部52が検知して、上述した同様の制御を繰り返す。これは、第1のブレーキ力値と第2のブレーキ力値の差分がなくなるまで続けられる。
次に、本実施の形態に係るブレーキアクチュエータの運転制御を、図6に示すブロック線図を用いて説明する。操作者によりブレーキ操作がされたときのブレーキ力を第1のブレーキ力値Xとして、CPU42は、記憶部55に記憶する。ブレーキ操作に伴って、変位する第1弾性部材の変位を、ばね変位検知器41で検出し、当該変位を、変換部53でブレーキ力に変換する。CPU42は、変換されたブレーキ力を、第2のブレーキ力値Yとして、記憶部55に記憶する。第2のブレーキ力値Yを、第1のブレーキ力値X(目標ブレーキ値)とを比較(減算)し、制御偏差e(Y−X)を算出する。
演算部54で、制御偏差eは演算され、適切なモータ回転数が算出される。算出されたモータ2の回転数が、操作信号C1としてモータ2に送られる。モータ2は、算出された回転数で、回転される。算出された回転数でモータ2が回転されれば、その算出された回転数に対応する移動量C2で、ボールねじ軸4と係合するボールねじナット5が軸上を並進される。ボールねじナット5が並進される量に応じた移動量C3で、第1の弾性部材8も移動される。そして、再度、第1の弾性部材8の変位をばね検知器41で検知して、制御偏差がゼロになるまで、フィードバック制御が行われる。
次に、本実施の形態に係るブレーキアクチュエータの運転制御方法の処理の流れを、図7に示すフローチャートを用いて説明する。ブレーキ力制御が開始されると、操作者により指示されたブレーキ力を第1のブレーキ力値として、記憶部55に記憶する(ステップS701)。そして、ばね変位検知器41により、第1の弾性部材8の移動変位が検知される(ステップS702)。検知された移動変位量は、変換部53により、ブレーキ力に変換され(ステップS703)、第2のブレーキ力値として記憶部55に記憶される(ステップS704)。
演算部54において、第1のブレーキ力値と第2のブレーキ力値を比較し、双方のブレーキ力がほぼ等しい場合には、モータの回転数制御は行わずに、再度、第1の弾性部材8の変位量を検知する(ステップS705;YES)。演算部54は、第1のブレーキ力値と第2のブレーキ力値が等しくない場合(ステップS705;NO)には、第1のブレーキ力値と第2のブレーキ力値の差分を計算し、差分をゼロにするために適切なモータの回転数を算出する(ステップS706)。実行部56は、算出された回転数も基づき、モータを回転駆動させ第1の弾性部材8の変位量を制御する(ステップS707)。
ブレーキ操作が終了していれば(ステップS708;YES)、制御は終了する。ブレーキ操作が終了していなければ(ステップS708;NO)、再度、変位を検知する。
このように、本実施の形態におけるブレーキアクチュエータの運転制御装置を用いて、第1の弾性部材8の軸方向の変位を検知することで、容易に運転制御を行うことができる。
なお、本実施の形態においては、ブレーキ装置30は、リンク機構31を介して、制動軸27の押圧力を制動子32に伝達していたが、本実施の形態は、このような機構に限定されない。すなわち、図3(b)に示すように、制動軸27と制動子32がリンク機構を介さずに、直接接続されていてもよい。このような構成を有することにより、制動軸27の押圧力は、直接、制動子32に作用する。リンク機構を用いないことにより、簡易な構造となり、ブレーキ装置30全体の重量の軽減に繋がる。
また、第1の移動体6と第2の移動体7とは、それぞれ円筒部25の内周及び円筒部26の外周で互いに接触して、相対移動をされている。本実施の形態においては、それぞれの接触面同士がなめらかに摺動して移動できるように、コーティングや表面処理を施すような形態も含まれる。
たとえば、自己潤滑機能を有する部材である油含浸焼結材料や低摩擦を得られる部材を使用して表面をコーティングしたり、接触面に凹凸を形成して潤滑剤を塗布する等することにより、接触面同士の摺動を円滑にすることができる。
このようなコーティング、表面処理を接触面25および接触面26に施すことにより、両者間の摩擦を減少させ、スムーズなブレーキ動作が可能になる。
(実施の形態2)
実施の形態1においては、モータ2の駆動軸10は、カップリング11を解してボールねじ軸4と、直線状に接続されていたが、本発明は、このような構成に限定されない。すなわち、モータ2の駆動軸10の駆動力を伝達できればどのような動力伝達手段を用いても構わない。本実施の形態2では、モータの駆動軸10とボールねじ軸40を並行に配置して動力を伝達する例を説明する。
図8に示すように、モータ2の駆動軸10にプーリ81を接続し、プーリ81とボールねじ軸4との間にタイミングベルト等のベルト82を掛け渡す。モータ2の駆動軸10の回転駆動力は、ベルト82を介してボールねじ軸4に伝達される。プーリ81とベルト82を使用することで、モータ2とボールねじ軸4は、それぞれは並行に配置される。
このような構成をとることにより、ボールねじ軸4方向の長さを短くすることができ、ブレーキの設置スペースが限られているときなど、設置スペースの形状に対応したブレーキアクチュエータの設置を行うことができる。
また、本実施の形態においては、プーリ81とベルト82を用いることにより、モータ2とボールねじ軸4を並行に配置できる例を説明したが、本実施の形態は、これに限定されない。たとえば、歯車を用いてモータ2の駆動軸10とボールねじ軸4の間の動力を伝達してもよい。複数の歯車を組み合わせることで、モータ2の駆動軸10とボールねじ軸4を並行に配置することができる。複数の歯車を使用する際に、径の異なる歯車を組み合わせることにより、モータ20の回転速度を減速あるいは増速させることができる。これにより、回転トルクも変動させることができるので、ブレーキアクチュエータ1を操作する者が所望する回転トルクとすることが可能である。
さらに、チェーンとスプロケット、またはローラを使用して、モータ2の回転力をボールねじ軸4に伝達してもよい。その他各種の動力伝達機構を採用することが可能である。
これらの動力伝達機構を使用することにより、モータ2とボールねじ軸4の配置を並行のみならず、各種のレイアウトを採用することができる。たとえば、モータ2を制動軸27側に配置することが可能である。
このように本実施の形態によれば、種々の動力伝達機構を採用することにより、モータ2とボールねじ軸20との配置関係を変更することが可能であり、ブレーキアクチュエータ1を車両に取り付ける際に、車両の取付スペースに応じて適切な配置を実現することができる。
(実施の形態3)
実施の形態1においては、第1の移動体6と第2の移動体7との間には、ブレーキ力の反力に対抗する部材として、弾性部材である第2の弾性部材9のみが配置されていたが、本発明は、このような構成に限定されない。すなわち、第1の移動体6と第2の移動体7の間に、第2の弾性部材7とともに、緩衝部材を配置してもよい。
図9に示すように、第1の移動体6と第2の移動体7との間に、緩衝部材91を配置する。緩衝部材91は、第1の移動体6の底面に一端が固定され、第2の移動体7の一面に他端が固定されている。緩衝部材91は、ボールねじ軸4と同軸上に配置され、第2の弾性部材9の内側に配置される。
緩衝部材91として、具体的には、ダンパーやダッシュポットなどを用いることができる。ダンパーは、粘性抵抗を利用して振動を吸収するものであり、ダッシュポットは、油の入ったシリンダとピストンから構成され、液体の粘り効果を利用して、徐々に負荷を軽減するものである。
このような緩衝部材91を使用すれば、ブレーキの反力によるばねの振動を効果的に軽減することができる。
(実施の形態4)
実施の形態1においては、第1の移動体6と第2の移動7体とは、第2の移動体7の円筒部26の外周面が、第1の移動体6の円筒部25の内周面により案内されて相対移動する構成となっていたが、本発明のブレーキアクチュエータ1は、このような構成に限定されるわけではない。すなわち、追加の案内部材101を設けてもよい。
図10に示すように、追加の案内部材101は、第1の移動体6と第2の移動体7との間に配置される。案内部材101としては、例えば、ガイドレールまたはガイドピンが使用される。ガイドレールは、外レールの内側に内レールを配置して、内レールを、外レール内でスライドさせて移動させることにより、内レールの動きを規制して案内するものである。また、ガイドピンは、円筒状のガイド部材の中にピンを挿入し、ピンをガイド部材に対して出し入れすることによりピンの動きを規制して案内するものである。
案内部材101は、一端部が第1の移動体6の底部に、他端部が第2の移動部材7に固定されている。そして、制動軸27側から車輪の反力を受けたときには、ガイド部材にピンが挿入されるように動くことで、あるいは、外レールに内レールがスライドされて動くことにより、制動軸27方向から第2の移動体7に加わる力を、第2の移動体7の底板23に対して垂直に加わるように、力の方向を規制することができる。
このように、本実施の形態によれば、追加の案内部材101を設けることにより、第2の移動体7を第1の移動体6に対して並行に案内して移動させることができるので、第2の弾性部材9の収縮を適正な姿勢で行うことができる。
(実施の形態5)
実施の形態1においては、非常用ブレーキ操作を行ったときには、モータを逆転回転して、第1の移動体6、第2の移動体7、第1の弾性部材8、第2の弾性部材9の位置を元の位置に戻していたが、本発明はこのような構成に限定されない。
図11に示すように、駆動軸27端部に、手動機構110を設けることで、手動で、第1の移動体6、第2の移動体7、第1の弾性部材8、第2の弾性部材9の位置を元の位置に戻すことができる。
すなわち、手動機構110は、操作者が操作できるハンドル111を有し、内部には、ハンドル111により回転された力を歯車の減速機構や、倍力機構を搭載することで、小さな力で、駆動軸27を回転させることができる。
このような手動機構110を備えることにより、簡易な装置により、手動で簡単に部材を元の位置に戻すことが可能となる。
また、実施の形態1〜5のブレーキアクチュエータの運転制御装置における各種処理を行う手段および方法は、専用のハードウェア回路、またはプログラムされたコンピュータのいずれによっても実現することが可能である。上記プログラムは、たとえばフレキシブルディスクやCD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体によって提供されてもよいし、インターネット等のネットワークを介してオンラインで提供されてもよい。この場合、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムは、通常、ハードディスク等の記憶部に伝送されて記憶される。また、上記プログラムは、単独のアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、装置の一機能としてその装置のソフトウェアに組み込まれてもよい。
1 ブレーキアクチュエータ
2 モータ
3 ハウジング
4 ボールねじ軸
5 ボールねじナット
6 第1の移動体
7 第2の移動体
8 第1の弾性部材
9 第2の弾性部材
10 駆動軸
11 カップリング
12 孔
13 カップリングハウジング
14 開口部孔
16 底板
17 開口部
18 孔
19 軸受け
20 底板
21 開口部
22 突出部
23 底板
24 開口部
25 円筒部
26 円筒部
27 制動軸
30 ブレーキ装置
31 リンク機構
32 制動子
33 車輪
40 ばね変位制御装置
41 ばね変位検出器
42 CPU
43 入力装置
44 ROM
45 RAM
51 入力部
52 検知部
53 変換部
54 演算部
55 記憶部
56 実行部
81 プーリ
82 ベルト
91 緩衝部材
101 案内部材
110 手動機構
111 ハンドル

Claims (9)

  1. 凹部状の断面形状で形成され、底板と、凹部開口部の外周に外側方向に突出する突出部と、を有し、駆動部により、該底板が移動される第1の移動体と、
    前記第1の移動体と相対移動可能に配置され、前記第1の移動体の前記凹部開口部内に挿入出移動する板状の第2の移動体と、
    一端部に駆動部を接続し、他端部に前記第2の移動体の一面を接続した軸であって、前記第1の移動体に貫いて前記第2の移動体に接続することで、前記第1の移動体と前記第2の移動体とを、同軸上に配置する軸と、
    前記第1の移動体の突出部に一端部が当接し、前記第1の移動体の底板側に配置された板材に他端部が当接した第1の弾性部材であって、前記駆動部により前記軸が、前記第1の移動体に押圧力を付与すると、圧縮が解放されるように変化し、前記第2の移動体を軸方向に移動させる第1の弾性部材と、
    前記第1の移動体の前記底板に一端部を当接し、前記第2の移動体の一面に他端部を当接した第2の弾性部材と、
    を備えるブレーキアクチュエータ。
  2. 前記軸は、外周面にねじ溝が形成され、ボールねじナットの内周面に形成されたねじ溝と螺合して、前記ボールねじナットを並進させるボールねじ軸であり、
    前記駆動部は、回転力を発生させる駆動部であり、前記ボールねじ軸に接続され、
    前記ボールねじナットは、前記第1の移動体の前記底面に設けられ、
    前記駆動部の回転により回転される前記ボールねじ軸により、前記ボールねじナットを前記ボールねじ軸に沿って並進させる、
    請求項1に記載のブレーキアクチュエータ。
  3. 前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材とは、前記第1の移動体を介して直列に接続され、前記第2の移動体の他面に加わる力に抗する力を発生させる、
    請求項1または2に記載のブレーキアクチュエータ。
  4. 前記第1の弾性部材のばね定数は、前記第2の弾性部材のばね定数より大きく設定され、前記第2の移動体の他面に加わる力に抗する力を発生させる、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のブレーキアクチュエータ。
  5. 前記第1の移動体と前記第2の移動体との間に、前記第2の移動体の他面に加わる力により前記第2の弾性部材に発生する振動を緩和する緩衝部材が配置されている、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のブレーキアクチュエータ。
  6. 前記第1の移動体と前記第2の移動体との間に、前記第1の移動体と前記第2の移動体との相対移動を案内する案内部材が配置されている、
    請求項1から5のいずれか1項に記載のブレーキアクチュエータ。
  7. 請求項1から6のいずれか1項に記載されたブレーキアクチュエータと、
    車輪の表面に制動力を加える制動子と、
    前記第2の移動体の他面に前記軸と同軸上に設けられ、前記制動子と接続された制動軸と、
    を備えるブレーキアクチュエータを使用したブレーキ装置。
  8. 請求項1から6のいずれか1項に記載されたブレーキアクチュエータの運転を制御するブレーキアクチュエータの運転制御装置であって、
    ブレーキの指示命令を入力する入力部と、
    前記ブレーキの指示命令に対応する第1のブレーキ力を記憶する記憶部と、
    前記駆動部の回転により前記第1の移動体を軸方向に移動させ、軸方向に移動された前記第1の移動体により軸方向に移動する前記第1の弾性部材の軸方向の移動変位を検出する検知部と、
    前記検知部で検知された前記第1の弾性部材の軸方向の移動変位から第2のブレーキ力を算出するブレーキ力変換部と、
    前記第1のブレーキ力と前記第2のブレーキ力を比較し、前記第2のブレーキ力と前記第1のブレーキ力の差をゼロに近づけるように、前記駆動部の回転数を演算する演算部と、
    前記演算部により演算された前記駆動部の回転数で、前記駆動部を回転させ、前記第1の移動体の軸方向への移動を実行させる実行部と、を備える
    ブレーキアクチュエータの運転制御装置。
  9. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載されたブレーキアクチュエータの運転を制御するコンピュータを、
    ブレーキの指示命令を入力する入力部、
    前記ブレーキの指示命令に対応する第1のブレーキ力を記憶する記憶部、
    前記駆動部の回転により前記第1の移動体を軸方向に移動させ、軸方向に移動された前記第1の移動体により軸方向に移動する前記第1の弾性部材の軸方向の移動変位を検出する検知部、
    前記検知部で検知された前記第1の弾性部材の軸方向の移動変位から第2のブレーキ力を算出するブレーキ力変換部、
    前記第1のブレーキ力と前記第2のブレーキ力を比較し、前記第2のブレーキ力と前記第1のブレーキ力の差をゼロに近づけるように、前記駆動部の回転数を演算する演算部、
    前記演算部により演算された前記駆動部の回転数で、前記駆動部を回転させ、前記第1の移動体の軸方向への移動を実行させる実行部、
    として機能させる、プログラム。
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