JP5769612B2 - 放水口水モニタ - Google Patents

放水口水モニタ Download PDF

Info

Publication number
JP5769612B2
JP5769612B2 JP2011272929A JP2011272929A JP5769612B2 JP 5769612 B2 JP5769612 B2 JP 5769612B2 JP 2011272929 A JP2011272929 A JP 2011272929A JP 2011272929 A JP2011272929 A JP 2011272929A JP 5769612 B2 JP5769612 B2 JP 5769612B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
manhole
filter
drainage
sampling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2011272929A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013124890A (ja
JP2013124890A5 (ja
Inventor
茂木 健一
健一 茂木
正樹 田口
正樹 田口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2011272929A priority Critical patent/JP5769612B2/ja
Publication of JP2013124890A publication Critical patent/JP2013124890A/ja
Publication of JP2013124890A5 publication Critical patent/JP2013124890A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5769612B2 publication Critical patent/JP5769612B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Measurement Of Radiation (AREA)

Description

本発明は、原子力プラントの放水口から海や川に放水される排水中に含まれる放射能を検出する放水口水モニタに関する。
一般に、原子力発電プラントからの排水は、所定の放射能処理を施した後に、放水路を通して最終放出端となる放水口へ導かれ、海または川へ放水するように構成されている。従って、この原子力発電プラントからの排水中には放射能がほとんど含まれていないのが通常であるが、放射能処理が良好に行われていない場合には放射能が含まれ、環境汚染の恐れがある。このため、放水路付近に放射能モニタを設置し、排水中の放射能の測定を行っている。
試料となる排水は、放水路の水面下にてサンプリングされ、放射能モニタへ運ばれ、放射能の測定後には放水路のサンプリング地点よりも下流へ放出される。
また、従来の放水口放射線モニタ装置として、放水路から試料水をサンプリングし、降雨による雨水の放射能計数値を減算する技術が示されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開昭64−59196号公報
従来の試料水のサンプリングにおいては、放水路内から直接ポンプによって排水を汲み取る要領で行われ、サンプリング配管または水中ポンプの採水口は、放水路の水面下の所定位置に配置されていた。この採水口は、フィルタで覆われているが、貝や藻などの海生生物が着床して生息し、時間とともに成長するため、海生生物が障害物となってサンプリング流量は徐々に低下する傾向があった。サンプリング流量を確保するためには、放水路の流水中で、潜水作業によるフィルタ異物除去等のメンテナンスを必要としていた。また、放水路内の排水の流れが速い場合には、排水中に空気の泡が発生しやすく、この泡をポンプが吸入することで、急激な負荷変動が生じ、ポンプ故障の原因となっていた。
この発明は上記の課題を解消するためになされたものであり、流水中での潜水作業の負担を軽減してメンテナンス性を向上させるとともに、ポンプの運転環境改善によるシステム信頼性を向上させることを目的とする。
この発明に係わる放水口モニタは、子力プラントの排水を最終放出端である放水口へ導く放水路の近傍に設けられ、上記放水路の側壁に、排水の水面下となる高さに配設された通水孔を介して、排水が自然流入する縦穴型のマンホール、上記マンホール内に自然流入した排水をサンプリングするサンプリング手段、サンプリングされた排水の放射能を測定する放射能測定手段を備えたものである。
この発明の放水口水モニタによれば、放水路の近傍に設けたマンホール内にて排水を汲み上げる構成であるため、静止水中のサンプリングが可能となり、泡の少ない環境で取水できるためポンプ運転環境を改善することができ、危険を伴う流水中での潜水作業の負荷を軽減できる効果がある。
実施の形態1に係わる放水口水モニタの取水部の構成を示す図である。 実施の形態1に係わる放水口水モニタの測定建屋内の配列構成を示す図である。 比較例として陸上ポンプを使用した放水口水モニタの取水部を示す図である。 実施の形態2に係わる放水口水モニタの取水部の構成を示す図である。 実施の形態2に係わる放水口水モニタの測定建屋内の配列構成を示す図である。 比較例として水中ポンプを使用した放水口水モニタを示す図である。
実施の形態1.
原子力発電所の復水器の冷却水を排水する放水路の先端の放水口は、原子力発電所プロセスの全排水の最終放出端であり、放水路の近傍には放出される排水の放射能を測定するために放水口水モニタが設置される。
まず、図3に、本発明の実施の形態1の放水口水モニタと比較するための比較例として、放水路2内を流れる排水1中に、直接、採水口(取水口)を配置した取水部の構成を示す。図3の要部断面図側面図に示すように、放水路2内の側壁2aに支持架台3が取り付けられ、支持架台3に支持されて採水口となるフィルタ4を備えた吸入配管5が、放水路2内の排水1の流水中に配置される。なお、ポンプ(図示せず)は、吸入配管5に接続されて配置される。
この図3の比較例のような取水部構成である場合、フィルタ4の表面には海生生物が付着して目詰まりが生じ、ポンプ流量が低下しやすく、プラント定期検査時及びプラント運転中に、潜水作業によってフィルタの清掃を行う必要があった。また、流水中に支持架台3や吸入配管5およびフィルタ4を配置しているため、これらが障害物となって水中に泡が発生しやすく、吸入配管5に繋がる図示しない陸上ポンプが、発生した泡を吸入することで、陸上ポンプの運転状態が不安定となり、機器に負担が生じるという問題もあった。また、吸入配管5の一部とフィルタ4は流水中に設置されるため、表面を腐食防止処理した支持架台3で強固に固定しなくてはならず、プラント定期検査時には、潜水作業で支持架台3の点検も行う必要があった。
そこで、本発明では、上記のような問題を解消できる構成を提案する。以下、この発明の実施の形態1を、図1および図2に基づいて説明する。図1は、実施の形態1に係わる放水口水モニタの取水部の構成を示す図であり、図1(a)は、図3に対応した取水部の要部断面側面図であり、図1(b)は、取水部を上方から観察した上面図である。なお、図1(a)は、図1(b)中の一点鎖線に沿った要部断面側面図である。図2は、図1の取水部から試料水として採取した排水を汲み上げるポンプと、試料水の放射能を測定するための各種機器を配置収納した測定建屋内の配列構成を示している。
本実施の形態1による放水口水モニタは、図1に示すように、取水部は、放水路2の近傍に設けられ、放水路2の側壁2aに設けられた通水孔26を介して排水1が導入される縦穴型のマンホール18を備え、このマンホール18内から試料水を汲み上げることを特徴としており、このマンホール18内の排水1をサンプリングするサンプリング手段として陸上ポンプ等が用いられ、サンプリングされた排水1の放射能を測定する放射能測定手段として試料水中の放射能を検出する検出装置8等が用いられる。詳しくは、サンプリング手段は、マンホール18内の排水1を、マンホール18の水面下に配置された採水口(フィルタ4配置部分と同じ。)からフレキシブルホース20を介して、マンホール18外に設置された陸上ポンプ6によってマンホール18外へ汲み出すための構成である。
マンホール18は放水路2の近傍に設けられ、放水路2と同じか、それより浅く掘られた縦穴であり、放水路の2の側壁2aに開口された通水孔26を通して排水1がマンホール18に自然流入する構成である。なお、図1の例では、通水孔26は、側壁2aの面に対して法線方向に伸びる配置としているが、この配置に限らず、放水路2からマンホール18内に排水1を自然流入させることができれば、法線に対して斜めとなるように配置してもよい。なお、放水路2の最終放出端は海に面した配置であることが多く、その場合、放水路2内の水位も潮位変化の影響を受けやすい。従って、通水孔26の側壁2aでの高さは、排水量とも照らし合わせて、干潮時においても排水1の水面下となる位置に設けるものとする。
また、通水孔26の寸法は、ポンプによってマンホール18内の排水1が汲み出されても絶え間なくマンホール18内に排水1を導入できる寸法であって、マンホール18内のメンテナンス時に通水孔26を塞いで止水することが容易となる寸法であることが望ましい。なお、マンホール18は、作業者が入って作業できる径とし、作業者の昇降用に、マンホール18の側壁部にはステップ15が設けられる。また、マンホール18の深さは、内部に排水1の淀みが生じない寸法に調整される。
さらに、図1に示すように、通水孔26の排水1が自然流入するマンホール18側の排水導入口に、ごみを除去する粗ごみフィルタ21が配置され、マンホール18内へ流入する排水1の粗ごみが取り除かれる。この粗ごみフィルタ21は、マンホール18の側壁に深さ(上下)方向に伸びるように配置されたガイドレール25によってスライド可能に保持され、所定位置に導かれて配置される。マンホール18の脇の陸上には、清掃時に粗ごみフィルタ21を吊り上げて移動させる吊上治具22が設けられる。ガイドレール25および吊上治具22がフィルタ移動手段に相当する。このフィルタ移動手段によって、粗ごみフィルタ21がマンホール18から陸上へ引き揚げられて異物除去などのメンテナンスが行われる。この点においても、潜水作業は必要なく、メンテナンス性が向上していることが分かる。
さらに、サンプリング手段の採水口となるフィルタ4が、マンホール18の水面下に支持架台19によって固定されて配置される。このフィルタ4は試料水となる排水1の異物を除去するとともに、フレキシブルホース20以外の全方向からの排水吸入を可能としている。
マンホール18内の水面下には、粗ごみフィルタ21と吸入配管17の先端部となるフィルタ4が配置されるが、これらのフィルタに紫外線を照射するために、複数の紫外線ランプ23を配置し、紫外線照射による殺菌作用で稚貝等を死滅させ、フィルタへの海生生物の着床を防止している。
採水口となるフィルタ4は、マンホール18内に立ち下げられるフレキシブルホース20を介して吸入配管17に繋げられる。吸入配管17は、図2の陸上ポンプ6に繋げられ、陸上ポンプ6の稼働によって、マンホール18内で静止水となっている排水1はフィルタ4を介して汲み上げられ、フレキシブルホース20、吸入配管17を通って測定建屋110へ運ばれる。
図2に示すように、測定建屋110には、排水1を汲み上げる陸上ポンプ6が設置されており、この測定建屋110内へ導入された試料水となる排水1は、紫外線照射装置7に通されて殺菌され、貝や藻などが下流の機器内に付着生息するのを防止している。
紫外線照射装置7から排出された試料水は、検出装置8に送られる。検出装置8内において試料容器83に導入され、放射線検出器81で試料水中の放射能が検出されて検出信号を出力する。この放射線検出器81は、試料容器83に浸漬された検出器保護筒82の内部に設置され、試料容器83と共に遮蔽体84に囲繞されて外部放射線から遮蔽されて
いる。
測定装置9では、放射線検出器81から出力された検出信号を入力して放射能濃度を測定し、原子力発電所内の放射線監視盤(図示せず)に出力する。
検出装置8から排出された試料水は、流量計10で流量が測定され、排水管12から放水路2に排水される。なお、排水管12は、マンホール18へ排水1を導く通水孔26よりも下流側に配置する。流量計10には流量低警報が設けられ、流量が所定の値以下となったら流量低警報を発信することにより、サンプリングの健全性を監視している。
なお、この放水口水モニタのシステム内で、ポンプ流量に基づいて通水孔26の径が決められ、運転中に排水1の水面が、放水路2とマンホール18内とで同じとなるよう調整されている。
このように、図1および図2に示した本発明の実施の形態1の構成であれば、上述したように、放水路2の近傍にマンホール18を設け、マンホール18内から試料水をサンプリングすることにより、危険を伴う放水路2内の流水中での潜水作業から作業者を解放することができ、メンテナンス性を向上させられると共に保守コストを低減することが可能となる。
また、排水1をマンホール18に導入する構成としたことにより、試料水となる排水1内の泡の量を著しく減少させることができ、ポンプの負荷を軽減させることで、ポンプの運転環境を改善でき、システムの信頼性を向上させることができる。さらに、支持架台19は静止水(ただし、排水1の汲み上げによるマンホール18内の水の循環はある。)に設置するため、速い流水に設置する場合と比べて、部材の物量を大幅に低減させることができると共に、強度計算が簡素となり、設置コストおよび保守管理コストを低減させられるという効果が得られる。
さらに、粗ごみフィルタ21及びフレキシブルホース20の先端のフィルタ4に、紫外線を照射する複数の紫外線ランプ23を設けて海生生物の着床を防止したので、フィルタの異物除去作業の周期を長くでき、さらに、粗ごみフィルタ21とその保守のためのガイドレール25と吊上治具22を設けて、陸上でのメンテナンスを可能としたため、潜水作業の頻度を大幅に低減させられ、この点においてもメンテナンス性を向上させることができる。
実施の形態2.
上述の実施の形態1では、試料水となる排水1の汲み上げに陸上ポンプ6を用いる例を示したが、この実施の形態2では、水中ポンプを用いる場合について説明する。
以下、この発明の実施の形態2を、図4および図5に基づいて説明する。図4は、実施の形態2に係わる放水口水モニタの取水部の構成を示す図であり、図4(a)は、取水部の要部断面側面図であり、図4(b)は、取水部を上方から観察した上面図である。なお、図4(a)は、図4(b)中の一点鎖線に沿った要部断面側面図である。図5は、図4の取水部から汲み上げた試料水の放射能を測定するための各種機器を配置収納した測定建屋111内の配列構成を示している。また、図6に、比較例として、水中ポンプを放水路2内に直接配置した場合の取水部の要部断面側面図を示す。
図6は、本発明の実施の形態2の放水口水モニタと比較するための比較例で、上述の実施の形態1の陸上ポンプ6の代わりに水中ポンプ14を使用し、放水路2内の流水中に採水口を配置してサンプリングを行う状態を示している。図6の構成では、水中ポンプ14は、マンホール18内で上下方向に伸びるガイド管13内に保持され、その内部に沿って吊り下げられて排水1中に設置される。水中ポンプ14の先端には、ごみを吸入しないようにフィルタ41が直付けされる。水中ポンプ14は、フレキシブルホース16を中継して吸入配管17に接続される。なお、上述の実施の形態1の場合は、陸上ポンプ6が測定建屋110内に設置されていたが、この実施の形態2の構成では、水中ポンプ14を用いるため、陸上ポンプを配置する必要はない。
この比較例のような取水部は、水中ポンプ14を支持するガイド管13が、流れている排水1中に設置されるため、サンプリング部を支持架台3で強固に固定する必要があるものであった。
さらに、水中ポンプ14先端部の採水口となるフィルタ41は、貝及び藻が付着して流量が低下するため、プラント定期検査時及びプラント運転中においても潜水作業でフィルタの清掃を行う必要があった。また、プラント定期検査時には、潜水作業で支持架台3の点検も行う必要があった。
次に、本実施の形態2について詳述する。上述の実施の形態1ではマンホール18に立ち下げたフレキシブルホース20の先端のフィルタ4を採水口とし、この採水口から陸上ポンプ6で排水1を試料水としてサンプリングしたが、この実施の形態2では、図4に示すように、陸上ポンプ6の代わりに水中ポンプ14を使用し、マンホール18内に支持架台24を設け、支持架台24にマンホール18の深さ方向に沿ってガイド管13を取り付け、水中ポンプ14をガイド管13の内部に沿って吊り下げて排水1中に設置している。
水中ポンプ14は先端部の採水口となるフィルタ41からマンホール18内の排水1を吸入し、フレキシブルホース16を中継して吸入配管17に接続され、試料水は、放射能測定手段へ導かれるよう構成されている。ここで、水中ポンプ14はガイド管13内に保持され、試料水のサンプリング時はガイド管13の下端側に、メンテナンス時はガイド管13の上端側に移動する構成である。また、吸入配管17から下流の測定建屋111内の機器構成は、実施の形態1の測定建屋110と同様であるが、水中ポンプ14を用いるため、図5に示すように、測定建屋111内には陸上ポンプ6は設置されていない。
図4の実施の形態2の取水部は、マンホール18内のガイド管13下端位置にて、水中ポンプ14に直結したフィルタ41から排水1を試料水としてサンプリングするように構成され、さらに、放水路2から排水1が自然流入する通水孔26のマンホール18側の排水導入口に、ごみを除去する粗ごみフィルタ21を、マンホール18の側壁には粗ごみフィルタ21を所定位置に導くガイドレール25を、マンホール18の上部には清掃のために粗ごみフィルタ21を吊り上げる吊上治具22を設け、更に、粗ごみフィルタ21及び水中ポンプ14に直結したフィルタ41に紫外線を照射する複数の紫外線ランプ23をマンホール18の水面下に設けたため、実施の形態1と同様のメンテナンス性向上効果を得ることができる。なお、水中ポンプ14は、陸上ポンプよりも揚程が大きいため、測定建屋111までの距離が遠く、吸入配管17が長くなる場合、または汲み上げ高さが高い場合でも適用できると共に、試料水中の泡に対しての耐力が大きいためシステム信頼性向上という効果も得られる。
このように、この実施の形態2の放水口水モニタでは、サンプリング手段は、マンホール18内の排水1を、マンホール18内に配置された水中ポンプ14によって、マンホール18の水面下に配置された採水口(フィルタ41配置部分と同じ。)からフレキシブルホース16を介してマンホール18外へ汲み出す構成である。図6の比較例の構成と比べても、本実施の形態2の放水口水モニタによれば、危険を伴う流水中での潜水作業から作業者を解放することができる。
また、マンホール18を設けて採水口周囲の雰囲気を静止水とした上で、さらに、水中ポンプ14をガイド管13で保護して設置しているため、水中ポンプ14自体が損傷しにくく、またガイド管13配置による効果として、水中ポンプ14のボルトによる固定を不要とし、運転中にポンプを交換する必要が生じた場合に、水中ポンプ14をガイド管13
の下端側から上端側へ移動させることで、潜水作業をともなわず、水中から陸上へ引き上げてメンテナンスを行うことができ、保守性を一層向上させられるという効果も得られる。
また、この実施の形態2の放水口水モニタは、サンプリング手段として水中ポンプ14を用いることで、水の泡への耐性が強いことはすでに述べたが、さらに、実施の形態1と同様に、排水1をマンホール18内に導入することにより、排水中の泡の量を著しく減少させることができ、ポンプの負荷を軽減させられるので、ポンプの信頼性を一層向上させることが可能である。さらに、支持架台24はマンホール18内に配置され、一部が静止水中に設置されるため、速い流水中に設置した場合に比べて部材の物量を大幅に低減させられると共に、強度計算が簡素となり、設置コストが低減できるという効果も得られる。
1 排水
2 放水路
2a 側壁(放水路)
3、19、24 支持架台
4、41 フィルタ
5、17 吸入配管
6 陸上ポンプ
7 紫外線照射装置
8 検出装置
81 放射線検出器
82 検出器保護筒
83 試料容器
84 遮蔽体
9 測定装置
10 流量計
12 排水管
13 ガイド管
14 水中ポンプ
15 ステップ
16、20 フレキシブルホース
18 マンホール
21 粗ごみフィルタ
22 吊上治具
23 紫外線ランプ
25 ガイドレール
26 通水孔
110、111測定建屋。

Claims (7)

  1. 原子力プラントの排水を最終放出端である放水口へ導く放水路の近傍に設けられ、上記放水路の側壁に、排水の水面下となる高さに配設された通水孔を介して、排水が自然流入する縦穴型のマンホール、上記マンホール内に自然流入した排水をサンプリングするサンプリング手段、サンプリングされた排水の放射能を測定する放射能測定手段を備えたことを特徴とする放水口水モニタ。
  2. 上記通水孔から排水が自然流入する上記マンホールの排水導入口に取り付けられ、異物を除去するフィルタ、上記マンホールの深さ方向に沿って設置され、上記フィルタを所定位置に導くガイドレール、上記ガイドレールに沿って上記フィルタを移動させるフィルタ移動手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の放水口水モニタ。
  3. 上記フィルタは、上記フィルタ移動手段によって上記マンホールから引き揚げられてメンテナンスが行われることを特徴とする請求項2記載の放水口水モニタ。
  4. 上記マンホール内の水面下に設置され、上記マンホールの排水導入口および上記サンプリング手段の採水口に取り付けられたフィルタに紫外線を照射する紫外線ランプを備えたことを特徴とする請求項1または2記載の放水口水モニタ。
  5. 上記サンプリング手段は、上記マンホール内の排水を、上記マンホール外に設置された陸上ポンプによって、上記マンホールの水面下に配置された採水口からフレキシブルホースを介して上記マンホール外へ汲み出す構成であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の放水口水モニタ。
  6. 上記サンプリング手段は、上記マンホール内の排水を、上記マンホール内に配置された水中ポンプによって、上記マンホールの水面下に配置された採水口からフレキシブルホースを介して上記マンホール外へ汲み出す構成であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載の放水口水モニタ。
  7. 上記マンホール内に配置された支持架台によって保持され上記マンホールの深さ方向に沿って設置されたガイド管を備え、上記水中ポンプは上記ガイド管内に保持され、サンプリング時は上記ガイド管の下端側に、メンテナンス時は上記ガイド管の上端側に移動する構成であることを特徴とする請求項6記載の放水口水モニタ。
JP2011272929A 2011-12-14 2011-12-14 放水口水モニタ Expired - Fee Related JP5769612B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011272929A JP5769612B2 (ja) 2011-12-14 2011-12-14 放水口水モニタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2011272929A JP5769612B2 (ja) 2011-12-14 2011-12-14 放水口水モニタ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2013124890A JP2013124890A (ja) 2013-06-24
JP2013124890A5 JP2013124890A5 (ja) 2014-07-24
JP5769612B2 true JP5769612B2 (ja) 2015-08-26

Family

ID=48776226

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011272929A Expired - Fee Related JP5769612B2 (ja) 2011-12-14 2011-12-14 放水口水モニタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5769612B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5758556B1 (ja) * 2015-04-15 2015-08-05 株式会社フジタ 放射性物質のモニタリング装置および放射性物質のモニタリング方法
CN106772534A (zh) * 2016-12-29 2017-05-31 同方威视技术股份有限公司 栅型双闪烁晶体探测器和监测设备

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6459196A (en) * 1987-08-31 1989-03-06 Toshiba Corp Radiation monitoring for water outfall
JPH0274712A (ja) * 1988-09-12 1990-03-14 Nkk Corp 水路中への貝の流入防止方法
JPH0718138B2 (ja) * 1989-07-11 1995-03-01 東京電力株式会社 貝類の付着除去装置
JPH05172715A (ja) * 1991-12-24 1993-07-09 Hitachi Ltd ジェットポンプ式サンプリング装置
JP2001228287A (ja) * 2000-02-16 2001-08-24 Takeshi Hayashi 発電プラントの冷却水取水装置及び方法
JP2004332235A (ja) * 2003-04-30 2004-11-25 Kazutoshi Sakuta 取水配管における貝類の除去及び付着防止方法
JP4764984B2 (ja) * 2005-11-24 2011-09-07 富士電機株式会社 排出流体モニタリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013124890A (ja) 2013-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5769612B2 (ja) 放水口水モニタ
KR100976774B1 (ko) 지하수 보호 관정
CN208267068U (zh) 一种初期雨水收集装置
JP3863114B2 (ja) 取水又は排水装置
CN207812635U (zh) 一种基于专用生活污水处理的防返气装置
CN103981938B (zh) 一种用于污水源热泵系统的污水过滤取水装置
KR100860230B1 (ko) 세정설비를 가지는 하상여과공법을 이용한 집수시스템
KR20070015473A (ko) 양수관 상부에 휠터탱크를 설치하여 내부공간의 효율성을높게 구성한 지하수 심정 밀폐식 상부보호공 장치.
CN204850033U (zh) 一种带除臭装置的污水泵站
CN105139911A (zh) 一种乏燃料贮存水池池底除污装置
JP5752230B2 (ja) 異物洋上処理システム
KR100518684B1 (ko) 하수 맨홀에서의 하수 시료 자동 채취 장치
CN208309776U (zh) 一种预制提升泵站
CN108824628A (zh) 一种节约空间的随动式反吊膜密封装置
JP2013124890A5 (ja)
KR20150089131A (ko) 침전지용 회전식 슬러지 배출장치
KR101873958B1 (ko) 지하수 오염 방지를 위한 지하수 보호 관정설비
CN207959481U (zh) 一种一体化预制泵站
CN210482458U (zh) 一种用于农业水利灌溉的泵站
CN206368830U (zh) 一种快速排水的井筒式潜水泵
KR200335202Y1 (ko) 하수 맨홀에서의 하수 시료 자동 채취 장치
JP2007138411A (ja) バキューム式汚水排出装置および汚水排出方法
CN217483934U (zh) 一种化工污水检测取样设备
KR102489745B1 (ko) 수직형 무동력 빗물 여과 장치
JP6509647B2 (ja) 投込圧力式水位計の設置構造

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140606

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150324

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150526

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150623

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5769612

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees