JP5769547B2 - 面状照明装置 - Google Patents
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Description
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、面状照明装置の更なる狭額縁化を促進しつつ、必要な強度を確保することにある。
以下の発明の態様は、本発明の構成を例示するものであり、本発明の多様な構成の理解を容易にするために、項別けして説明するものである。各項は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、発明を実施するための最良の形態を参酌しつつ、各項の構成要素の一部を置換し、削除し、又は、更に他の構成要素を付加したものについても、本願発明の技術的範囲に含まれ得るものである。
本項に記載の面状照明装置は、導光板の、少なくとも入光面と交差する一対の側面に沿って、出射面側へと突出し、被照明体の取付座を構成する塀部が設けられていることにより、LCD等の被照明体を、導光板自体によって保持するものである。すなわち、導光板自体が、被照明体の保持手段としても機能することから、被照明体を保持するための別体の保持部材としてのフレームが、必須の構成要素から外れることとなる。
なお、塀部は、導光板の、入光面と交差する一対の側面にのみ設けられていても良く、必要に応じ、更に入光面と対向する側面にも設けられていても良い。
更に、本項に記載の面状照明装置は、導光板の、入光面と交差する一対の側面の塀部に設けられた突起部が、導光板の一対の側面の外側に向けて突出し、導光板及び点状光源を囲う縦壁部を有するフレームの縦壁部の頂面と対向する。そして、導光板がフレームにより補強され、面状照明装置として必要な強度が確保されると共に、導光板の外形の内側にフレームが収まる。しかも、導光板の入光面と交差する一対の側面に沿って設けられた、突起部を有する塀部によって構成される取付座に被照明体が載置されることで、本面状照明装置を用いた表示装置の狭額縁化を図りつつ、被照明体の取付面積の拡大化を図ることができる。
なお、導光板の、入光面と対向する側面にも塀部が設けられている場合には、その塀部にも、導光板の外側に向けて突出し、フレームの縦壁部の頂面と対向する突起部を設けることとしても良い。
本項に記載の面状照明装置は、フレームが、縦壁部に加えて底部を有して無蓋箱状をなすことで、上記(1)項の作用が得られるものである。
本項に記載の面状照明装置は、フレームの、導光板の入光面に沿った縦壁部に形成された、導光板の外側へ向けて広がる鍔部が、導光板の塀部により構成される取付座と同一高さとなることで、導光板の入光面における、被照明体の取付座として機能するものとなる。なお、「取付座と同一ないしほぼ同一高さ」とは、導光板の塀部により構成される取付座と、フレームの鍔部とが、組付状態で全く同一高さであっても良く、別の構成部材の厚みを考慮した上で、被照明体を載置するに適した高さとなるように、若干の高低差を設けたものであっても良いことを意味するものである。
なお、フレームの、前記導光板の入光面と対向する側面に沿った縦壁部にも、同様の鍔部を形成することで、前記導光板の入光面と対向する側面において、フレームにより被照明体の取付座を構成することとしても良い。
本項に記載の面状照明装置は、フレームが板金フレームであることにより、必要な強度が確保されるものとなる。
本項に記載の面状照明装置は、導光板の塀部に囲まれた内側空間に、光学シートが配置されることで、導光板の厚み方向にこれら光学シートの厚みが更に加わることなく、必要な構成要素を備える面状照明装置を、薄型に構成するものとなる。
本項に記載の面状照明装置は、取付座に被照明体が載置されて、面状照明装置と被照明体とが固定され、表示装置として一体化されたものとなる。
図1、図2に示されるように、本発明の実施の形態に係る面状照明装置10は、対向する一対の主面12a、12bのうちの、一方の主面12a(表面)を光の出射面とする導光板12と、導光板の入光面12cに対向して配置される点状光源14と、これらの構成要素を収納するためのフレーム16とを含むものである。なお、点状光源14は、例えば、青色発光LEDチップを、硬質シリコーン系樹脂中に黄色発光の蛍光体であるセリウムで付活されたイットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG)微粒子を混入した透光性樹脂で封止した構造の白色LEDが用いられる。
更には、導光板12の塀部12f、12gにより形成される取付座18や、フレーム16に必要な強度が確保される限り、フレーム16が導光板12の突起部12hよりも、更に内側に収まるように構成されていても良い。
そして、取付座18に被照明体が載置されて、面状照明装置10と被照明体(図3の符号110参照)とが固定され、狭額縁化された表示装置として、一体化されたものとなる。
更に、導光板12の入光面12cと対向する側面12eに塀部12g(図1(c)参照)を設けることなく、その代わりとして、フレーム16の、導光板12の入光面12cと対向する側面12eに沿った縦壁部16cにも、鍔部16e(図2参照)を形成することとしても良い。この場合には、導光板12の入光面12cと対向する側面12eにおいても、フレーム16による取付座18(図2参照)を構成することとなる。
Claims (6)
- 対向する一対の主面の一方を光の出射面とする導光板と、該導光板の入光面に対向して配置される点状光源と、これらの構成要素を収納するためのフレームとを含む面状照明装置であって、
前記導光板の、少なくとも前記入光面と交差する一対の側面に沿って、前記出射面側へと突出し、被照明体の取付座を構成する塀部が設けられており、
前記フレームは、前記導光板及び前記点状光源を囲う縦壁部を有し、
前記導光板の、前記入光面と交差する一対の側面の塀部には、前記導光板の前記一対の側面の外側に向けて突出し、前記フレームの縦壁部の頂面と対向する突起部が設けられていることを特徴とする面状照明装置。 - 前記フレームは底部を有する無蓋箱状をなすことを特徴とする請求項1記載の面状照明装置。
- 前記フレームの、前記導光板の入光面に沿った縦壁部には、前記導光板の塀部により構成される取付座と同一ないしほぼ同一高さとなるように、前記導光板の外側へ向けて広がる鍔部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の面状照明装置。
- 前記フレームが、板金フレームであることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の面状照明装置。
- 前記導光板の前記塀部に囲まれた内側空間に、光学シートが配置されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の面状照明装置。
- 前記取付座に被照明体が載置されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項記載の面状照明装置。
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