JP5766789B2 - スライドファスナー用の上下噛み合わせ式スライダー - Google Patents

スライドファスナー用の上下噛み合わせ式スライダー Download PDF

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Description

本発明は、スライドファスナー用の上下噛み合わせ式スライダーに関する。また、本発明は当該スライダーを備えたスライドファスナーに関する。
スライドファスナーは物品の開閉具として、衣料品、鞄類、靴類及び雑貨品といった日用品はもちろんのこと、貯水タンク、漁網及び宇宙服といった産業用品においても幅広く利用されている。
スライドファスナーは一般に、一対の長尺のファスナーテープ、各テープの一側縁に沿って取着されるファスナーの噛合部分であるエレメント列、及び一対のエレメント列を噛合及び分離することによりファスナーの開閉を制御するスライダーの三つの部分から主に構成される。スライダーは内部にエレメント列を嵌挿しながら摺動することで、エレメント列を噛合又は分離する機能を有している。一般的によく見られるスライダーは左右噛み合わせ式であり、左右方向に分岐する略Y字状のエレメント案内路が内部に形成されていて、エレメント列の噛合及び分離はエレメント列の左右方向の平面的な動きによって達成される。
一方で、エレメント列の噛合及び分離をエレメント列の上下方向の立体的な動きによって達成する上下噛み合わせ式のスライダーも存在する。米国特許第2,415,643号明細書の図4〜6には、上翼板11及び下翼板12を備え、上翼板11は引手14が可動自在に取り付けられた引手取付部13に連結されているスライダーが開示されている。上翼板11及び下翼板12は、長手方向全体にわたって実質的に同一幅であり、スライダーの後部では両者は実質的に平行に配置されている一方で、スライダーの前部では両者は上下方向に略Y字状の空間を形成するように互いに分岐していくように構成されている。また、エレメントとの摩擦を最小限に軽減するべく、スライダーの前部中央に凹所16が形成されている。また、スライダーの両側面には、上翼板11及び下翼板12に挟まれた空間を利用して、エレメントをガイドするための溝が形成されている。当該明細書の図14には、上翼板11及び下翼板12がループ状のエレメントを受け入れるための弓状の通路15、17を有することが示されている。
また、米国特許第6,604,262号明細書には、硬質物品の開閉部に適用可能な3次元係合ファスナーが記載されている。当該3次元係合ファスナーに使用されるスライダー5は、当該明細書の図3、3a及び3bに示されているように、上下方向に段違いに形成された二つの入口ポート51、52が前端部に設けられており、上段の入口ポート51からは下方に向かう弓状のガイド面51aが、下段の入口ポート52からは上方に向かう弓状のガイド面52aがそれぞれ形成されている。これら両面51a、52aは合流して中央平面53aとなり、スライダー5の後端部に形成された共通の出口ポート53へ向かう。また、スライダー5の側壁には、ファスナーテープを表出させるための、上段の入口ポート51から下方に延びたスリット51b、及び下段の入口ポート52から上方に延びたスリット52bが形成されている。
米国特許第2,415,643号明細書 米国特許第6,604,262号明細書
スライドファスナーを縫製する生地が厚手の皮革製であるなど剛性が強かったり、スライドファスナーを生地に際縫いで、すなわちファスナーエレメントと生地縁の間隔を小さくして縫製したりするような場合、左右噛み合わせ式スライダーではスライダーの摺動抵抗が極端に大きくなるので、このような場合には上下噛み合わせ式スライダーを用いることで摺動抵抗の軽減を図ることが考えられる。しかしながら、上下噛み合わせ式スライダーをダイカスト成形しようとする場合、金型形状が複雑となるために3方向以上のスライドコアが必要となること、斜め進行のスライドコアがあるため金型の取り個数が多くできないこと、及び、型割り上、成形時のバリの除去が困難であること等の工業的生産上の問題が多い。スライダーを樹脂製とすることもあるが、物品によっては美観や強度の観点からスライダーを金属製とすることが求められることも多く、従って、金属製の上下噛み合わせ式スライダーのニーズが存在する。
本発明は上記事情に鑑みて創作されたものであり、工業的生産に適した金属製の上下噛み合わせ式スライダーを提供することを課題の一つとする。また、本発明は当該スライダーを備えたスライドファスナーを提供することを別の課題の一つとする。
本発明者は上記課題を解決すべく鋭意検討を重ねたところ、後口側が上下に開いた状態のスライダー半製品を成形した後に、後口側を閉じてスライダー完成品とすることによって、金属製の上下噛み合わせ式スライダーが容易に工業的生産できることを見出した。当該知見を基礎として完成した本発明は、以下によって特定される。
本発明は一側面において、上翼板と、下翼板と、上翼板及び下翼板を連結し、分離した状態の一対のエレメント列が出入りするための上下方向に段違いに設けられた二つの前口を有する前端壁と、係合した状態の一対のエレメント列が出入りするための一つの後口と、上翼板及び下翼板の間に設けられ、二つの前口と一つの後口を連結するエレメント案内路と、
を備えたスライドファスナー用の金属製スライダーであり、
当該スライダーがダイカスト成形により形成されており、
前端壁は、自身を支点として後口を上下に開いた状態から閉じた状態へ塑性加工を施したことによる塑性変形部を有
上側の前口の下端と下側の前口の上端の間の重なり部分に、後口側に頂点のある略二等辺三角柱状のエレメント案内柱が、左右方向に横たわって形成されているスライダーである。
本発明に係るスライダーの一実施形態においては、上翼板の内表面は、上側の前口から下方に向かう傾斜面と、当該下方に向かう傾斜面に連接し、エレメント列同士の噛合が行われる水平面とを有し、
下翼板の内表面は、下側の前口から上方に向かう傾斜面と、当該傾斜面に連接し、エレメント列同士の噛合が行われる水平面とを有し、
各水平面の後端は後口に連絡している。
本発明に係るスライダーの別の一実施形態においては、ファスナーテープのガイド溝を有する左右の側壁を備え、ガイド溝には上翼板の内表面及び下翼板の内表面の形状に対応した傾斜部分と水平部分が形成されている。
本発明に係るスライダーの更に別の一実施形態においては、前端壁において前記二つの前口を上下に分離する隔壁部分が塑性変形部である。
本発明に係るスライダーは更に別の一実施形態において、前記二つの前口はそれぞれ左右方向の中央線を跨いで存在しており、これにより前記二つの前口は左右方向の重なり部分が生じている。
本発明に係るスライダーは更に別の一実施形態において、前記塑性加工は、上翼板及び下翼板をそれぞれ挟むようにして両者の外表面を押圧することにより行う。
本発明に係るスライダーは更に別の一実施形態において、上翼板及び下翼板の外表面は引手取付部を除いて共に平坦である。
本発明は別の一側面において、各ファスナーストリンガーがファスナーテープ及び該テープの一側縁に沿って取着されたエレメントの列を有する一対のファスナーストリンガーと、前記エレメントの列を嵌挿しながら摺動することで、エレメントの列を噛合又は分離する上記何れかのスライダーとを備えたスライドファスナーである。
本発明に係るスライドファスナーの一実施形態においては、ファスナーエレメントの各列の前端に設けられ、一部又は全体が後方からエレメント案内路に入り込む上止具を備える。
本発明に係るスライドファスナーの別の一実施形態においては、前口の周縁部に当接可能な突出部をもつ前部と、前口からエレメント案内路に入り込む後部を有する上止具を備える。
本発明に係る金属製の上下噛み合わせ式スライダーは、後口側が上下に開いた状態のスライダー半製品を成形した後に、後口側を閉じるように塑性加工することでスライダー完成品とされる。後口側が上下に開いた状態であればダイカスト成形が容易である。そのため、金属製の上下噛み合わせ式スライダーは工業的生産に適している。そして、本発明に係る金属製の上下噛み合わせ式スライダーは、皮革などの厚手生地に使用されるスライドファスナーに適用されても、低い摺動抵抗で開閉動作を行うことができ、また、左右に狭い幅で形成できるので、スライドファスナーを生地に際縫いで、すなわちファスナーエレメントと生地縁の間隔を小さくして縫製することも可能となる。
また、上翼板の内表面は、上側の前口から下方に向かう傾斜面と、当該下方に向かう傾斜面に連接し、エレメント列同士の噛合が行われる水平面とを有し、下翼板の内表面は、下側の前口から上方に向かう傾斜面と、当該傾斜面に連接し、エレメント列同士の噛合が行われる水平面とを有し、各水平面の後端は後口に連絡している構成とすることで、エレメント列の噛合及び分離がスムーズに行われるようになり、スライダーの摺動性を向上させることができる。
また、スライダーがファスナーテープのガイド溝を有する左右の側壁を備え、上翼板の内表面及び下翼板の内表面の形状に対応した傾斜部分と水平部分が形成されていることで、ファスナーテープとエレメント列の動きが合致するので、スライダーの摺動性を向上させることができる。
また、前端壁において前記二つの前口を上下に分離する隔壁部分が塑性変形部となることで、後口を閉じる操作が容易となり、スライダー完成品としたときの寸法精度が向上する。
また、前記二つの前口はそれぞれ左右方向の中央線を跨いで存在しており、これにより前記二つの前口は左右方向の重なり部分が生じていることで、エレメント列同士の噛合操作がスムーズになり、また、スライダーの左右の幅を狭くすることが可能となる。
また、上側の前口の下端と下側の前口の上端の間の前記重なり部分に、後口側に頂点のある略二等辺三角柱状のエレメントを分岐させるエレメント案内柱が左右方向に横たわって形成されていることで、エレメント列がスムーズにエレメント案内路から出入りすることができ、スライダーの摺動性が向上する。
また、前記塑性加工を、上翼板及び下翼板をそれぞれ挟むようにして両者の外表面を押圧することにより行うことで、後口を閉じてスライダー完成品としたときの寸法精度が向上する。
また、上翼板及び下翼板の外表面を共に平坦とすることで、後口側を閉じるときに押圧しやすくなり、寸法精度の向上にも寄与する。
本発明の一実施形態に係る上下噛み合わせ式スライダーの斜視図である。 図1に示す上下噛み合わせ式スライダーの側面図である。 図2に示す側面図について、背後に隠れている部分を点線で示し、塑性変形部を斜線で示した図である。 図1に示す上下噛み合わせ式スライダーを左右の中心線で切断したときの断面図である。 図1に示す上下噛み合わせ式スライダーについて、塑性加工前の後口側が上下に開いた状態を示す側面図と、後口側を閉じるときに使用する治具の一例を示す。 図1に示す上下噛み合わせ式スライダーを備えたスライドファスナーの一例についての平面図である。 図1に示す上下噛み合わせ式スライダーを備えたスライドファスナーの一例についての部分斜視図である。 図1に示す上下噛み合わせ式スライダーを備えたスライドファスナーの一例について、左右の中心線で切断したときの部分断面図である。 図1に示す上下噛み合わせ式スライダーを備えたスライドファスナーの一例について、スライダーが上止具によってロックされている状態を示す部分平面図である。 図1に示す上下噛み合わせ式スライダーを備えたスライドファスナーの別の一例についての部分平面図である。 図1に示す上下噛み合わせ式スライダーを備えたスライドファスナーの別の一例について、スライダーが上止具によってロックされている状態を示す部分平面図である。
本明細書においては、スライドファスナーを構成したときに、スライダーの摺動方向を前後方向とし、スライダーがエレメント列を噛合させるように摺動する向きを前方とし、エレメント列を分離させるように摺動する向きを後方とする。また、ファスナーテープの面に垂直な方向を上下方向とし、下翼板から上翼板に向かう方向を上方、上翼板から下翼板に向かう方向を下方とする。また、ファスナーテープの面に平行で、スライダー摺動方向に直交する方向を左右方向とし、スライダーを上方から見て前方に摺動させたときにスライダーの進行方向右側を右方向とし、進行方向左側を左方向として定義する。また、前後方向及び左右方向に平行な面を水平面という。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<1.スライダー>
図1には、本発明の一実施形態に係る上下噛み合わせ式スライダーの斜視図が示されており、図2には、図1に示す上下噛み合わせ式スライダーの側面図が示されており、図3には、図2に示す側面図について、背後に隠れている部分が点線で示されており、図4には、図1に示す上下噛み合わせ式スライダーを左右の中心線で切断したときの断面図が示されている。
本発明に係る上下噛み合わせ式スライダーは、塑性変形が可能となるように金属製である。金属の種類としては特に制限はないが、例えば、金、銀、銅、アルミニウム、タングステン、ニッケル、亜鉛、鉄又はこれらの一種以上を含有する合金が挙げられる。
図1を参照すると、本実施形態に係るスライダー(100)は基本構造として上翼板(101)と、下翼板(102)と、ファスナーテープのガイド溝(103、104)を有する左右の側壁(105、106)と、上翼板(101)及び下翼板(102)を連結し、分離した状態の一対のエレメント列が出入りするための上下方向に段違いに設けられた二つの前口(107、108)を有する前端壁(109)と、係合した状態の一対のエレメント列が出入りするための一つの後口(110)とを備える。
上翼板(101)は上面に引手取付部(120)を有している。本実施形態においては、引手取付部(120)は、一端が片持ち状に固定されて摺動方向に延在する門型であるが、これに限られるものではなく、当業者に知られた任意の形状の引手取付部とすることができる。また、図1には示していないが、一端に環状部を有する引手(201)を用意し、この環状部を介して引手(201)を引手取付部(120)に回動自在に取り付けることができる(図6参照)。また、引手取付部(120)の先端を下方(すなわち、上翼板に近づける方向)に加締めることで、引手(201)が引手取付部(120)から容易に抜けなくなるようにすることができる。
図3を参照すると、二つの前口(107、108)と一つの後口(110)は、各ガイド溝(103、104)に沿って上下方向に分岐するようにスライダー内部に形成される略Y字状のエレメント案内路(150)によって連結されている。エレメント案内路(150)は上翼板(101)の内表面、下翼板(102)の内表面、左右の側壁(105、106)の内側面、及びエレメント案内柱(120)によって規定される。
図1及び図3を参照すると、エレメント案内路(150)を規定する上翼板(101)の内表面は、上側の前口(108)から下方に向かう傾斜面(151)と、当該傾斜面(151)に連接し、エレメント列同士の噛合が行われる水平面(153)とを有している。また、下翼板(102)の内表面は、下側の前口(108)から上方に向かう傾斜面(152)と、当該傾斜面(152)に連接し、エレメント列同士の噛合が行われる水平面(154)とを有している。各水平面(153、154)の後端は後口(110)に連絡している。傾斜面(151、152)と水平面(153、154)の接続箇所はエレメント列のスムーズな動きのために曲線状となっていることが好ましい。
ガイド溝(103、104)は、上翼板(101)の内表面及び下翼板(102)の内表面の形状に対応した傾斜部分と水平部分が形成されており、接続箇所はファスナーテープのスムーズな動きのために曲線状となっていることが好ましい。具体的には、図1及び図3を参照すると、左側壁(106)に形成されたガイド溝(104)は、上側の前口(108)に連絡する前端と、前端に連接し下方に向かう傾斜部分と、傾斜部分に連接しエレメント列同士の噛合を行う水平部分と、水平部分に連接し後口(110)に連絡する後端を有しており、傾斜部分及び水平部分は上翼板(101)の内表面に平行となるように形成されている。図1及び図2参照すると、右側壁(105)に形成されたガイド溝(103)は、下側の前口(107)に連絡する前端と、前端に連接し上方に向かう傾斜部分と、傾斜部分に連接しエレメント列同士の噛合を行う水平部分と、水平部分に連接し後口(110)に連絡する後端を有しており、傾斜部分及び水平部分は下翼板(102)の内表面に平行となるように形成されている。
分離した状態の一対のエレメント列が二つの前口(107、108)に進入すると、当初上下に分かれていたエレメント列は、一方は下方に傾斜し、他方は上方に傾斜するエレメント案内路(150)を通過しながら徐々に互いに接近し、その水平部分(153)でエレメント列同士の噛合が行われる。その後、共通の後口(110)から係合した状態の一対のエレメント列が排出される。このように、本発明に係る上下噛み合わせ式スライダーを使用すると、上下方向の動きによってエレメント列の噛合及び分離を行うことができるので、エレメント列を左右に広げる要素を軽減又は排除することができる。そのため、皮革などの厚手生地に使用されるスライドファスナーに適用されても、低い摺動抵抗で開閉動作を行うことができる。
上翼板(101)及び下翼板(102)は左右方向に実質的に同一の幅で前後方向に延びており、平面視略長方形状となっている。左右噛み合わせ式のスライダーではスライダー内部に形成される略Y字状のエレメント案内路が左右方向に分岐するため実現が難しかったが、本発明のような上下噛み合わせ式のスライダーではエレメント案内路(150)が上下方向に分岐するため、左右に広がらない幅狭のスライダー形状とすることが可能である。このような形状は、スライドファスナーを生地に際縫いで、すなわちファスナーエレメントと生地縁の間隔を小さくして縫製する際に有利である。
ここで、前端壁(109)は、自身を支点として後口(110)を上下に開いた状態から閉じた状態へ塑性加工を施したことによる塑性変形部(111)を有する。後口側が上下に開いた状態であればダイカスト成形が容易である。また、塑性加工前のスライダーを、前後2方向のスライドコアを用いてダイカスト成形することも可能となる。これにより、高い生産効率で容易に本発明に係るスライダーを製造することができる。また、本実施形態に係るスライダーにおいては、上翼板(101)の上面及び下翼板の下面(102)が共に平坦となっている。これにより、後口(110)を閉じるときに上下から押圧しやすくなり、寸法精度の向上にも寄与する。
本実施形態に係るスライダーにおいては、塑性変形部(111)は、前端壁(109)において前記二つの前口(107、108)を上下に分離する隔壁部分となっている。隔壁部分は上下中央部に存在しており、後口(110)を閉じる操作を上下対称に行えばよいので、ここを塑性変形部(111)とすることによって閉口操作が容易となり、スライダー完成品としたときに高い寸法精度が得られやすい。
本実施形態に係るスライダーにおいては、二つの前口(107、108)はそれぞれ左右方向の中央線を跨いで存在しており、これにより二つの前口(107、108)は左右方向の重なり部分が生じている。このことを、図1を参照しながらより具体的に説明する。前端壁(109)に設けられ、左端が左側のガイド溝(104)に連絡している略長方形状の開口部をもつ上側の前口(108)は、右端がスライダーの左右方向の中心線を超えている一方で、右端が右側のガイド溝(103)に連絡している略長方形状の開口部をもつ下側の前口(107)は、左端がスライダーの左右方向の中心線を超えている。これにより、上下の前口(107、108)には左右の重なり部分が生じるので、エレメント列同士の噛合操作がスムーズになる。左右の重なり部分の存在は、スライダーの左右の幅を狭くする上でも有利となる。その結果、前端壁(109)を前方から観察すると、前端壁(109)は略S字の形状を呈することになる。もちろん、上側の前口(108)及び下側の前口(107)の左右を入れ替えることによって略逆S字状とすることも可能である。この左右方向の重なり部分は、一対のエレメント列が係合した状態にあるときに生じる重なり部分と同一の幅にすることが好ましい。これにより、各エレメント列の左右への動きが不要となり、上下方向の動きのみで噛合及び分離が達成されるようになる。
本実施形態に係るスライダーにおいては、前記二つの前口(107、108)の開口部の形状が略長方形状であるが、これはエレメントの形状に対応させているためであり、特に制限されるものではなく、他の多角形状、楕円状、円形状など、任意の形状にすることができる。ただし、前記二つの前口(107、108)の周縁部はエレメント列のスムーズな出入りのために面取り処理されているのが好ましい。
本実施形態に係るスライダーにおいては、図1、図3及び図4から明らかなように、塑性変形部(111)は、上側の前口(108)の下端と下側の前口(107)の上端の間の前記重なり部分を包含し、当該重なり部分が、左右方向に横たわる後口側に頂点のある略二等辺三角柱の形状を有している。当該重なり部分をこのような形状とすることで、エレメント列のスライダー内部への出入りをスムーズに案内できるようになる。すなわち、塑性変形部(111)は、いわゆるエレメントを分岐させるエレメント案内柱(112)としての機能も果たす。エレメント案内柱はスライダーの摺動性を良くするために面取り処理を施されていることが好ましく、特に、略二等辺三角柱の前端側は丸みを帯びた状態にすることが望ましい。
本実施形態に係るスライダーは、引手取付部(120)を除き、スライダーの前端及び後端のそれぞれの重心を通る回転軸に対して点対称に形成されている。これにより、スライダーを摺動させたときに一対のエレメント列が上下左右に対称な動きをするため、見た目も美しく、スライダーの円滑な摺動が得られる。
次に、スライダーの後口を閉じる方法について説明する。図5には、図1に示す上下噛み合わせ式スライダー(100)について、塑性加工前の後口(110)が上下に開いた状態を示す側面図と、後口(110)を閉じるときに使用する治具(212)の一例が示されている。塑性加工前における後口(110)の開き具合は、成形性及び生産効率を考慮して適宜設定すればよいが、開き角度が大きすぎると後口(110)を閉じるときの回転角が大きくなり、無駄な操作が生じるだけでなく、寸法精度にも悪影響を及ぼす。一方で、開き角度が小さすぎると成形性及び生産効率の向上が十分に得られない。よって、塑性変形前における後口の開き角度は、上翼板(101)及び下翼板(102)が略平行となる角度であるのが好ましい。
後口(110)を閉じるための塑性加工は、上翼板(101)及び下翼板(102)を上下から挟むようにして両者の表面を押圧することにより行うことができる。例えば、後口(110)を閉じるための塑性加工は、図5に示すような、上翼板(101)及び下翼板(102)を向く側の一端の形状が上翼板(101)の上面及び下翼板(102)の下面の形状に対応した治具(212)を用いて、前端壁(109)の上下中央部分を回転軸として、後口(110)が閉じるように押圧することにより行うことができる。図5に示すように、上翼板(101)の上面には引手取付部(120)が形成されているので、上翼板(101)を押圧するための治具(212)の下端には、引手取付部(120)の部分が治具(212)と干渉しないように、引手取付部(120)を収容するための凹部(213)が設けられている。
<2.スライドファスナー>
次に、本発明に係る上下噛み合わせ式スライダーを備えたスライドファスナーの一例について説明する。図6には、図1に示す上下噛み合わせ式スライダーを備えたスライドファスナーの一例についての平面図が示されており、図7には、図1に示す上下噛み合わせ式スライダーを備えたスライドファスナーの一例についての部分斜視図が示されており、図8には、図1に示す上下噛み合わせ式スライダーを備えたスライドファスナーの一例について、左右の中心線で切断したときの部分断面図が示されており、図9には、図1に示す上下噛み合わせ式スライダーを備えたスライドファスナーの一例について、スライダーが上止具によってロックされている状態を示す部分平面図が示されている。
図6を参照すると、上下噛み合わせ式スライダーを備えたスライドファスナー(200)は、上下噛み合わせ式スライダー(202)、ファスナーテープ(203)、ファスナーエレメント(204)の列、前方に設けられた上止具(205)、後方に設けられた下止具(206)によって構成されている。ファスナーテープ(203)は対になっており、各ファスナーテープ(203)にファスナーエレメント(204)の列が取り付けられた状態のものをファスナーストリンガーと呼ぶ。また、各ファスナーストリンガーが対になったものをファスナーチェンと呼ぶ。
スライダー(202)はファスナーエレメント(204)の列を内部に嵌挿しながら摺動することで、ファスナーエレメント(204)の列を噛合又は分離することができる。スライダー(202)の引手取付部(120)には引手(201)が取り付けられている。各ファスナーテープ(203)は、合成繊維又は天然繊維により織成又は編成されており、その長手方向の端縁に沿って隣り合う2本の芯紐(210)が織り込み或いは編み込まれている。芯紐(210)には、スライダー(202)によって噛合又は分離可能な複数のファスナーエレメント(204)から構成されるファスナーエレメント列が取り付けられている。ファスナーエレメント(204)の種類に制限はないが、例えば、図8に示すような、前部に凸部(207)、後部に凹部(208)が形成された形状のファスナーエレメント(204)が挙げられる。この場合、図7及び図8から理解できるように、スライダー(202)の前方への摺動に伴って、前口(107、108)から進入して上下方向から互いに接近してくる各エレメント列が、当該凹凸部分を利用して徐々に前後に噛み合い、後口(110)から係合した状態で排出されることなる。
上止具(205)はスライダーの前方への脱落防止のための部品であり、ファスナーエレメント(204)の各列の前端に設けられ、ファスナーテープの端縁に加締め又は射出成形によって固定することができる。上止具(205)の構成は特に制限はないが、本実施形態においては、スライダーの前口(107、108)の周縁部に当接可能な突出部(209)をもつ前部と、スライダーの前口(107、108)からエレメント案内路(150)に入り込む後部を有する構成としている。図8及び図9から理解できるように、前口(107、108)の形状に対応した上止具(205)の平面視略長方形状の後部がエレメント案内路(150)に入り込み、前部の突出部(209)がスライダーの前口(107、108)の周縁部(前端壁の一部)に当接することによりスライダーの前方への摺動が停止する。
前部の突出部(209)は存在しなくても良い。例えば、図10及び図11に示すように、上止具(211)の一部又は全体が後方からエレメント案内路(150)に入り込んで、左右の上止具(211)が互いに干渉することによりスライダーの前方への摺動を停止させることができる。前部の突出部(209)が存在しない上止具(205)を使用した場合について、図10にはスライダーが上止具(205)によってロックされる前の状態、及び図11にはロックされている状態がそれぞれ示されている。ここでは、前口(107、108)の形状に対応した平面視略長方形状の上止具(211)の後部がエレメント案内路(150)に入り込み、スライダー内部で相互に干渉することでスライダーの前方への摺動が停止する。
下止具(206)は、ファスナーエレメント(204)の列の後端に設けられており、スライダー(202)の後口(110)の周縁部(前端壁の一部)に当接することで、スライダー(202)が後方に脱落するのを防止している。下止具(206)の取付方法や形状は特に制限はないが、本実施形態においては、平面視略長方形状の下止具(206)が、各ファスナーストリンガーの対向する両側縁に加締め固定されている。本実施形態に係る下止具(206)はファスナーチェンの後端が分離不能なように構成されているが、各ファスナーストリンガーを分離することができる乖離嵌挿具が取り付けられていても良い。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は当該実施形態に限定されるものではなく、種々の改変が可能である。
100 スライダー
101 上翼板
102 下翼板
103、104 ガイド溝
105、106 側壁
107、108 前口
109 前端壁
110 後口
111 塑性変形部
112 エレメント案内柱
120 引手取付部
150 エレメント案内路
151 上翼板の傾斜面
152 下翼板の傾斜面
153 上翼板の水平面
154 下翼板の水平面
200 スライドファスナー
201 引手
202 スライダー
203 ファスナーテープ
204 ファスナーエレメント
205、211 上止具
206 下止具
207 エレメントの凸部
208 エレメントの凹部
209 突出部
210 芯紐
212 押圧用治具
213 治具の凹部

Claims (10)

  1. 上翼板(101)と、下翼板(102)と、上翼板(101)及び下翼板(102)を連結し、分離した状態の一対のエレメント列が出入りするための上下方向に段違いに設けられた二つの前口(107、108)を有する前端壁(109)と、係合した状態の一対のエレメント列が出入りするための一つの後口(110)と、上翼板(101)及び下翼板(102)の間に設けられ、二つの前口(107、108)と一つの後口(110)を連結するエレメント案内路(150)と、
    を備えたスライドファスナー用の金属製スライダー(100、202)であり、
    当該スライダーがダイカスト成形により形成されており、
    前端壁(109)は、自身を支点として後口(110)を上下に開いた状態から閉じた状態へ塑性加工を施したことによる塑性変形部(111)を有
    上側の前口(108)の下端と下側の前口(107)の上端の間の重なり部分に、後口側に頂点のある略二等辺三角柱状のエレメント案内柱(112)が、左右方向に横たわって形成されているスライダー。
  2. 上翼板(101)の内表面は、上側の前口(108)から下方に向かう傾斜面(151)と、当該下方に向かう傾斜面(151)に連接し、エレメント列同士の噛合が行われる水平面(153)とを有し、
    下翼板(102)の内表面は、下側の前口(108)から上方に向かう傾斜面(152)と、当該傾斜面(152)に連接し、エレメント列同士の噛合が行われる水平面(154)とを有し、
    各水平面(153、154)の後端は後口(110)に連絡している請求項1に記載のスライダー。
  3. ファスナーテープ(203)のガイド溝(103、104)を有する左右の側壁(105、106)を備え、ガイド溝(103、104)には上翼板(101)の内表面及び下翼板(102)の内表面の形状に対応した傾斜部分と水平部分が形成されている請求項2に記載のスライダー。
  4. 前端壁(109)において前記二つの前口(107、108)を上下に分離する隔壁部分が塑性変形部(111)である請求項1〜3の何れか一項に記載のスライダー。
  5. 前記二つの前口(107、108)はそれぞれ左右方向の中央線を跨いで存在しており、これにより前記二つの前口(107、108)は左右方向の重なり部分が生じている請求項1〜4の何れか一項に記載のスライダー。
  6. 前記塑性加工は、上翼板(101)及び下翼板(102)をそれぞれ挟むようにして両者の外表面を押圧することにより行う請求項1〜の何れか一項に記載のスライダー。
  7. 上翼板(101)及び下翼板(102)の外表面は引手取付部(120)を除いて共に平坦である請求項1〜の何れか一項に記載のスライダー。
  8. 各ファスナーストリンガーがファスナーテープ(203)及び該テープ(203)の一側縁に沿って取着されたエレメント(204)の列を有する一対のファスナーストリンガーと、前記エレメント(204)の列を嵌挿しながら摺動することで、エレメント(204)の列を噛合又は分離する請求項1〜7の何れか一項に記載のスライダー(100、202)とを備えたスライドファスナー。
  9. ファスナーエレメント(204)の各列の前端に設けられ、一部又は全体が後方からエレメント案内路(150)に入り込む上止具(211)を備えた請求項に記載のスライドファスナー。
  10. 前口(107、108)の周縁部に当接可能な突出部(209)をもつ前部と、前口(107、108)からエレメント案内路(150)に入り込む後部を有する上止具(205)を備えた請求項に記載のスライドファスナー。
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