JP5761114B2 - 照明装置 - Google Patents

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本発明は照明装置に係り、詳しくは、発光素子が搭載された絶縁基板をヒートシンクに取付固定する照明装置に関するものである。
近年、車両用前照灯などの照明装置の光源として、LEDチップなどの半導体発光素子を用いるものが開発されている。
一般に発光素子は絶縁基板に搭載されるが、その絶縁基板をヒートシンクに取り付けることにより、発光素子が発生する熱を放熱する必要がある。
そのため、従来より、発光素子が搭載された絶縁基板をヒートシンクに取付固定するための構造について種々の提案がなされている。
特許文献1には、『樹脂成形部21』から突出され、『回路基板17』(絶縁基板)の外周部を押さえて『回路基板17』を『配置用ベース12』(ヒートシンクのベース部)に押し付ける『押さえ片部29a,31a』を有する技術が開示されている。
ここで、『押さえ片部29a,31a』は平坦な金属板によって形成されている。
そして、『押さえ片部29a』は、矩形平板状の『回路基板17』における長手の一辺の両角部分を押さえている。
また、『押さえ片部31a』は、『回路基板17』にて『押さえ片部29a』が押さえている長手の一辺と対向する長手の一辺における両角部分ではない部分を押さえている。
さらに、『押さえ片部29a,31a』は、『樹脂成形部21』(ホルダ)における『枠状部23』の内側の開口である『配置用開口18a』(ホルダの収容孔部)の端面から突出している。
特開2010−192139号公報(段落[0040][0041][0045][0050][0054]、図4、図7を参照)
特許文献1の技術では、『発光ダイオード19』(発光素子)から『回路基板17』(絶縁基板)の上面方向へ照射された光が、『樹脂成形部21』(ホルダ)および『押さえ片部31a』によって遮光され、光の利用効率が低下すると共に所望の配光パターンを確保し難いという問題がある。
すなわち、『押さえ片部29a』は『回路基板17』の長手の一辺の両角部分を押さえているため、『発光ダイオード19』の照射光を遮光し難い。
しかし、『押さえ片部31a』は『回路基板17』の長手の一辺における両角部分ではない部分を押さえているため、『発光ダイオード19』から『回路基板17』の上面と平行方向(横方向)に照射された光が『押さえ片部31a』によって遮光されてしまう。
また、『押さえ片部29a,31a』が平坦な金属板によって形成されているため強度が不十分であり、『回路基板17』(絶縁基板)を確実に押さえ付けることが困難であるという問題もある。
本発明は前記問題を解決するためになされたものであって、以下の目的を有するものである。
(1)発光素子の照射光の利用効率を高めることが可能な照明装置を提供する。
(2)前記(1)に加えて、発光素子が搭載された絶縁基板をヒートシンクのベース部に確実に押さえ付けて取付固定することが可能な照明装置を提供する。
本発明者らは前記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、下記のように本発明の各局面に想到した。
<第1の局面>
第1の局面は、
発光素子が搭載された略矩形平板状の絶縁基板と、
前記絶縁基板が取付固定されるベース部を有するヒートシンクと、
前記ベース部に前記絶縁基板を取付固定するホルダと、
前記ホルダに貫通形成された収容孔部と、
金属材料の板材によって形成された4個の押さえ片と
を備えた照明装置であって、
前記押さえ片の基端部は前記ホルダにインサート成形され、前記押さえ片の先端部は前記ホルダの上面側から表出して前記収容孔部に向けて突出するように折り曲げられ、
前記発光素子が搭載された前記絶縁基板が前記収容孔部に収容され、前記絶縁基板の上面側の四隅部分に対してそれぞれ、前記押さえ片の先端部の裏面側が当接して押圧し、前記ベース部と前記押さえ片との間で前記絶縁基板が脱落不能に挟持固定されることにより、前記ベース部および前記ホルダに前記絶縁基板が取付固定され、
前記ホルダの全体の高さは前記発光素子よりも低く形成され、
前記発光素子の照射光が前記押さえ片によって遮光される遮光角が5゜以下の照明装置である。
第1の局面では、ホルダの全体の高さが発光素子よりも低いため、発光素子から絶縁基板の上面方向へ照射された光が、ホルダによって遮光されない。
また、押さえ片の先端部がホルダの上面側から表出して収容孔部に向けて突出するように折り曲げられ、絶縁基板において発光素子から最も遠い位置にある四隅部分の上面側に押さえ片が当接して保持するため、発光素子の照射光が押さえ片によって遮光される遮光角を小さくすることが可能になり、その遮光角を5゜以下にできる。
従来よりこの種の絶縁基板の外形寸法は一辺が10〜20mmであるため、ヒートシンクのベース部に何らかのホルダを用いて絶縁基板を取り付ける従来の取付構造では、当該ホルダによる遮光角が最小でも5〜10゜程度になってしまい、発光素子の照射光の利用効率が低下するという問題があった。
それに対して、第1の局面によれば、発光素子の照射光が押さえ片によって遮光される遮光角が5゜以下になるため、発光素子の照射光の利用効率を高めることが可能な照明装置を提供できる。
<第2の局面>
第2の局面は、第1の局面において、前記押さえ片の先端部にはビードが形成されている照明装置である。
第2の局面によれば、特許文献1のように押さえ片を平坦な金属板によって形成した場合に比べ、ビードによって押さえ片の先端部の強度が高められるため、押さえ片が絶縁基板を確実に押さえ付けて取付固定することが可能な照明装置を提供できる。
<第3の局面>
第3の局面は、第1または第2の局面において、
金属材料の板材によって形成された接続端子と、
前記絶縁基板上に形成され、前記発光素子に接続された電極パッドと
を備え、
前記接続端子の基端部は前記ホルダにインサート成形され、前記接続端子の先端部は前記収容孔部から突出し、
前記発光素子が搭載された前記絶縁基板が前記収容孔部に収容され、前記接続端子の先端部の弾性力によって前記電極パッドへ印加される付勢力により、前記電極パッドに対して前記接続端子の先端部を接触させて電気的に接続する照明装置である。
第3の局面によれば、電極パッドを介して発光素子に接続端子の先端部を電気的に接続することが可能であるため、接続端子の基端部を電源コネクタの端子として、外部の電源回路から伸びた給電ケーブルを接続させることにより、発光素子に電源を供給することができる。
<第4の局面>
第4の局面は、第3の局面において、前記押さえ片と前記接続端子とが同一の板材によって一体形成されている照明装置である。
第4の局面によれば、部品点数を削減することが可能になることに加え、押さえ片と接続端子とを同一のリードフレームに形成した状態で、そのリードフレームをホルダにインサート成形することにより、リードフレームを単純化することが可能になるため、製造コストを低減できる。
<第5の局面>
第5の局面は、第4の局面において、前記押さえ片の先端部の板厚は、前記接続端子の先端部の板厚よりも厚く形成されている照明装置である。
第5の局面によれば、押さえ片の先端部の強度を高めることが可能になるため、請求項2の効果が確実に得られる。
加えて、接続端子の先端部の弾性力を高めることが可能になるため、接続端子の先端部の弾性力が増大して電極パッドへ印加される付勢力が強くなることから、電極パッドと接続端子の先端部との電気的接続を確実なものにできる。
<第6の局面>
第6の局面は、第1〜第5の局面において、
前記ホルダは前記ベース部に対して位置決めされた状態で取付固定され、
前記ホルダに対して位置決めされた状態で前記ベース部に取付固定された光学部材を備え、
前記光学部材は、前記発光素子から放射された光を反射するリフレクタ、または、前記発光素子から放射された光を導光する導光部材である。
第6の局面によれば、発光素子が搭載された絶縁基板がホルダの収容孔部に収容されるため、ホルダを発光素子と光学部材との位置決め(例えば、リフレクタの焦点合わせ)の基準にすることが可能になり、光学部材の性能を十分に活かして発光素子の照射光の利用効率を高めることができる。
本発明を具体化した一実施形態の照明装置10の上面図。 照明装置10の要部上面図。 照明装置10の要部概略縦断面の端面図であり、図2におけるA−A矢示端面図。 照明装置10の要部概略縦断面の端面図であり、図3における部分Eの拡大図。 照明装置10の要部概略縦断面の端面図であり、図2におけるB−B矢示端面図。 照明装置10の要部概略縦断面の端面図であり、図5における部分Fの拡大図。 照明装置10の要部概略縦断面の端面図であり、図2におけるC−C矢示端面図。 照明装置10の要部概略縦断面の端面図であり、図2におけるD−D矢示端面図。 照明装置10の要部概略縦断面の端面図であり、図8における部分Gの拡大図。 照明装置10の要部斜視図。
以下、本発明を具体化した一実施形態の照明装置10について、図面を参照しながら説明する。
図1〜図10に示すように、照明装置10は、ヒートシンク11、壁部12(凹部12a)、ベース部13(基板取付部13a、位置決めピン13b,13c、雌ネジ13d,13e)、放熱フィン部14(フィン14a,14b)、光源ユニット20、リフレクタ30(取付孔30a,30b、凹部30c)、雄ネジ31,32、ホルダ40(位置決め孔40a,40b、電源コネクタ40c、位置決めピン40d,40e、収容孔部40f)、接続端子41a,41b(接触部41c)、押さえ片42a〜42d(ビード42e)、絶縁基板50、電極パッド51a,51b、発光素子60などから構成されており、車両に取り付けられて車両用前照灯として用いられる。
図1に示すように、ヒートシンク11は、熱伝導性の高い金属材料(例えば、アルミニウム合金など)によって一体形成されたダイカスト成形品であり、壁部12、ベース部(光源取付部)13、放熱フィン部14などを有している。
壁部12は略矩形平板状を成し、壁部12の正面側(表面側)にはベース部13が突設され、壁部12の背面側(裏面側)には放熱フィン部14が突設されてる。そして、壁部12は、照明装置10の光軸方向に対して略垂直方向に延びている。
図1に示すように、壁部12の正面側の正面視左右中央部には、壁部12の正面側の他の部分よりも背面側に一段奥まった凹部12aが形成されており、凹部12aの上方には突起物が設けられておらず開放されている。
壁部12の肉厚は略一定に形成されており、凹部12aの背面側には凹部12aの形状に対応した凸部が形成されている。
ベース部13は、略矩形平板状を成し、壁部12に対して略垂直方向に突設されている。つまり、ベース部13は、照明装置10の光軸方向に延びている。
図1に示すように、ベース部13の上面側には光源ユニット20が取付固定されている。
光源ユニット20はリフレクタ30および発光素子60を備えた反射型光源ユニットである。
リフレクタ30は、ベース部13の上面側に取付固定されており、下面側に向かって凹型に湾曲した光の反射面(図示略)が設けられ、リフレクタ30の背面側における正面視左右両端部には取付孔30a,30bが貫通形成され、リフレクタ30の後端における正面視左右中央部には凹部30cが形成されている。
図1に示すように、放熱フィン部14は、ヒートシンク11の上下方向に延出された矩形平板状のフィン14a,14bから構成されており、フィン14a,14bはヒートシンク11の横方向に間隔を空けて平行に配置されている。
フィン14a,14bの端面は同一平面上に配置されており、壁部12の凹部12aの背面側に配置されたフィン14bは、壁部12の凹部12a以外の部分に配置されたフィン14aに比べて、照明装置10の前後方向の幅(奥行方向の長さ、背面方向の長さ)が短く形成されている。
ベース部13には、基板取付部13a、位置決めピン13b,13c、雌ネジ13d,13eが形成されている。
図3〜図10に示すように、基板取付部13aはベース部13の上面側から突設されており、基板取付部13aの表面は平坦に形成され、基板取付部13aの寸法形状は絶縁基板50の外形寸法に合わせて形成されている。
図1および図2に示すように、位置決めピン13b,13cはそれぞれ、略円柱状の突起物であり、基板取付部13aの正面視左右両側にてベース部13の上面側から垂直に突設されている。
図1に示すように、基板取付部13aの正面視左右両側にてベース部13の上面側には雌ネジ13d,13eが螺設されており、雌ネジ13d,13eには雄ネジ31,32が螺着される。
図1〜図10に示すように、ホルダ40は、略矩形平板状を成し、絶縁性を有する合成樹脂材料によって一体形成された射出成形品であり、位置決め孔40a,40b、電源コネクタ40c、位置決めピン40d,40e、収容孔部40fなどを有している。
位置決め孔40a,40bは円形透孔であり、ホルダ40の正面視左右両側に貫通形成されている。
電源コネクタ40cは、上方が開放された矩形枠状を成し、ホルダ40の上面側における後端近傍の正面視左右中央部にて垂直に突設されている。
位置決めピン40d,40eはそれぞれ、略円柱状の突起物であり、ホルダ40の上面側における後端近傍の正面視左右両端にて垂直に突設されている。
収容孔部40fは略十字形透孔であり、ホルダ40の正面視左右中央部の前端寄りに貫通形成されている。
ホルダ40には接続端子41a,41bおよび押さえ片42a〜42dがインサート成形され、ホルダ40に対して接続端子41a,41bおよび押さえ片42a〜42dが取付固定されている。
接続端子41a,41bおよび押さえ片42a〜42dは、弾性力(バネ性)の高い金属材料(例えば、真鍮、銅など)の同一の板材からプレス加工の切り出し成形によって一体形成されている。
尚、押さえ片42a〜42dの先端部の板厚は、接続端子41a,41bの先端部の板厚よりも厚く形成されるようにプレス加工されている。
図2,図7〜図10に示すように、接続端子41a,41bは、照明装置10の正面視左右両側にてD−D矢示線に対して線対称な形状である。
接続端子41a,41bの中央部(図示略)はホルダ40にインサート成形されており、接続端子41a,41bの基端部は電源コネクタ40c内から突出し、接続端子41a,41bの先端部は矩形長尺状の薄板バネを形成してホルダ40の収容孔部40fの端面から突出している。
収容孔部40fの端面から突出した接続端子41a,41bの先端部には、下方に向けて略円弧状に折り曲げ加工された接触部41cが形成されている。
図2〜図6,図10に示すように、押さえ片42a,42bおよび押さえ片42c,42dはそれぞれ、照明装置10の正面視左右両側にてD−D矢示線に対して線対称な形状である。また、押さえ片42a,42cおよび押さえ片42b,42dはそれぞれ、照明装置10の前後方向にてC−C矢示線に対して線対称な形状である。
押さえ片42a〜42dの基端部はホルダ40にインサート成形されており、押さえ片42a〜42dの先端部はホルダ40の上面側から表出して収容孔部40fに向けて突出するように折り曲げ加工されている。
ホルダ40の上面側から表出した押さえ片42a〜42dの先端部は略矩形板状を成し、押さえ片42a〜42dの先端部にはビード42eが形成されている。
ビード42eは、押さえ片42a〜42dの先端部の略矩形状の2辺を結ぶ略L字状を成し、押さえ片42a〜42dの先端部の裏面側に突出した断面略円弧状の凹部であり、押さえ片42a〜42dのプレス加工と同時に形成される。
図2〜図10に示すように、絶縁基板50は略矩形平板状を成し、絶縁基板50の上面側における長手方向両端部には電極パッド51a,51bが配置形成されている。
絶縁基板50の上面側において、その短手方向中央部には長手方向に沿うように、5個の発光素子60が一列に近接配置されて取付固定されることにより搭載(実装)されている。
尚、発光素子60とリフレクタ30との協働により、車両用前照灯として用いられる照明装置10の配光パターンを所望の形状にすることが可能であれば、発光素子60の個数は5個に限らず何個にしてもよく、例えば、横長形状の発光素子60を用いた場合には1個にしてもよい。
そして、各発光素子60と電極パッド51a,51bとは、絶縁基板50の上面側に形成された配線パターン(図示略)を介して接続されている。
発光素子60は、例えば、LEDチップ、有機ELチップなどの半導体発光素子である。
[照明装置10の組み立て方(図1〜図10参照)]
まず、ヒートシンク11のベース部13における基板取付部13aに、ベース部13の上方からホルダ40を被着し、ホルダ40の位置決め孔40a,40bにベース部13の位置決めピン13b,13cを挿入させることにより、ベース部13に対するホルダ40の位置決めを行い、発光素子60が搭載された絶縁基板50がベース部13とホルダ40との間に挟み込まれた状態にする。
そして、ベース部13に対してホルダ40を取付固定する。
ここで、ベース部13とホルダ40とを取付固定する構造については、どのような構造を用いてもよく、例えば、ベース部13またはホルダ40に設けた係合凸部と係合凹部とを係合させる構造、ホルダ40に貫通形成した取付孔に挿通した雄ネジをベース部13に螺設した雌ネジに螺着させる構造などがある。
ベース部13にホルダ40を被着すると、ベース部13とホルダ40との間に挟み込まれた絶縁基板50がホルダ40の収容孔部40f内に収容される。
すると、図2〜図6,図10に示すように、収容孔部40fの端面に対して、絶縁基板50の四隅部分の端面が僅かの隙間を設けて嵌合される。
また、絶縁基板50の上面側の四隅部分に対してそれぞれ、押さえ片42a〜42dの先端部の裏面側が当接して押圧し、基板取付部13aと押さえ片42a〜42dの先端部との間で絶縁基板50が脱落不能に挟持固定されることにより、ベース部13およびホルダ40に絶縁基板50が取付固定される。
その結果、ベース部13における基板取付部13aの表面と絶縁基板50の裏面全面とが隙間無く密着した状態で、ベース部13と絶縁基板50とホルダ40とが相互に取り付けられて固定一体化される。
そして、図2,図7,図10に示すように、収容孔部40f内に突出した接続端子41a,41bの先端部の弾性力により、絶縁基板50の電極パッド51a,51bへ印加される付勢力によって、電極パッド51a,51bに対して接続端子41a,41bの接触部41cが接触して電気的に接続される。
次に、図1に示すように、ヒートシンク11に取付固定されたホルダ40の上方からリフレクタ30を被着し、リフレクタ30の取付孔30a,30bにホルダ40の位置決めピン40d,40eを挿入させることにより、ホルダ40に対するリフレクタ30の位置決めを行う。
そして、リフレクタ30の取付孔30a,30bに挿通した雄ネジ31,32を、ベース部13の雌ネジ13d,13eに螺着させることにより、リフレクタ30をベース部13の上面側に取付固定する。
図1に示すように、ベース部13にホルダ40を取付固定した後に、ベース部13にリフレクタ30を取付固定した状態では、ホルダ40の電源コネクタ40cが、ヒートシンク11の壁部12における凹部12a内に配置され、リフレクタ30の凹部30c内から上方向を向くように突出している。
続いて、外部の電源回路から伸びた給電用ケーブル(図示略)の雄側コネクタを、雌側コネクタである電源コネクタ40cに挿入し、電源コネクタ40c内に突出している接続端子41a,41bの一端部に給電用ケーブルを接続することにより、照明装置10の組み立てが完成する。
そして、外部の電源回路から、給電用ケーブルのプラス側→接続端子41aの一端部→接続端子41aの他端部(先端部)→電極パッド51a→発光素子60→電極パッド51b→接続端子41bの他端部→接続端子41bの一端部→給電用ケーブルのマイナス側の経路で電流を流すことにより、発光素子60に電源が供給されて点灯される。
リフレクタ30は、ベース部13の上面側に取付固定されており、下面側に向かって凹型に湾曲した光の反射面(図示略)が設けられている。
光源ユニット20において、発光素子60を点灯発光させると、発光素子60から放射された光の一部は、リフレクタ30の反射面で反射されて照明装置10の前方へ向けて照射され、発光素子60から放射された光の一部は直射光として照明装置10の前方へ向けて照射されるため、照明装置10の前方側が照明される。
[本実施形態の作用・効果]
本実施形態の照明装置10によれば、以下の作用・効果を得ることができる。
[1]押さえ片42a〜42dの基端部はホルダ40にインサート成形され、押さえ片42a〜42dの先端部はホルダ40の上面側から表出してホルダ40の収容孔部40fに向けて突出するように折り曲げられている。
発光素子60が搭載された絶縁基板50が収容孔部40fに収容され、絶縁基板50の上面側の四隅部分に対してそれぞれ、押さえ片42a〜42dの先端部の裏面側が当接して押圧し、ヒートシンク11のベース部13と押さえ片42a〜42dとの間で絶縁基板50が脱落不能に挟持固定されることにより、ベース部13およびホルダ40に絶縁基板50が取付固定される。
そして、図8および図9の一点鎖線αに示すように、ホルダ40の全体の高さは発光素子60よりも低く形成されているため、発光素子60から絶縁基板50の上面方向へ照射された光が、ホルダ40によって遮光されない。
また、押さえ片42a〜42dの先端部がホルダ40の上面側から表出して収容孔部40fに向けて突出するように折り曲げられ、絶縁基板50において発光素子60から最も遠い位置にある四隅部分の上面側に押さえ片42a〜42dが当接して保持する。
そのため、図6に示すように、発光素子60の照射光が押さえ片42a〜42dによって遮光される遮光角θを小さくすることが可能になり、その遮光角θを5゜以下にできる。
従来よりこの種の絶縁基板50の外形寸法は一辺が10〜20mmであるため、ヒートシンク11のベース部13に何らかのホルダを用いて絶縁基板50を取り付ける従来の取付構造では、当該ホルダによる遮光角が最小でも5〜10゜程度になってしまい、発光素子60の照射光の利用効率が低下するという問題があった。
それに対して、本実施形態によれば、発光素子60の照射光が押さえ片42a〜42dによって遮光される遮光角θが5゜以下になるため、発光素子60の照射光の利用効率を高めることが可能な照明装置10を提供できる。
[2]押さえ片42a〜42dの先端部にはビード42eが形成されているため、特許文献1のように押さえ片を平坦な金属板によって形成した場合に比べ、ビード42eによって押さえ片42a〜42dの先端部の強度が高められるため、押さえ片42a〜42dが絶縁基板50を確実に押さえ付けて取付固定することが可能な照明装置10を提供できる。
[3]発光素子60が搭載された絶縁基板50がホルダ40の収容孔部40fに収容され、接続端子41a,41bの先端部の弾性力によって電極パッド51a,51bへ印加される付勢力により、電極パッド51a,51bに対して接続端子41a,41bの先端部を接触させて電気的に接続している。
そのため、接続端子41a,41bの基端部を電源コネクタ40cの端子として、外部の電源回路から伸びた給電ケーブル(図示略)を接続させることにより、発光素子60に電源を供給することができる。
[4]押さえ片42a〜42dと接続端子41a,41bとは、同一の板材によって一体形成されている。
そのため、部品点数を削減することが可能になることに加え、押さえ片42a〜42dと接続端子41a,41bとを同一のリードフレームに形成した状態で、そのリードフレームをホルダ40にインサート成形することにより、リードフレームを単純化することが可能になるため、製造コストを低減できる。
[5]押さえ片42a〜42dの先端部の板厚は、接続端子41a,41bの先端部の板厚よりも厚く形成されている。
そのため、押さえ片42a〜42dの先端部の強度を高めることが可能になり、前記[2]の効果が確実に得られる。
加えて、接続端子41a,41bの先端部の弾性力を高めることが可能になるため、接続端子41a,41bの先端部の弾性力が増大して電極パッド51a,51bへ印加される付勢力が強くなることから、電極パッド51a,51bと接続端子41a,41bの先端部との電気的接続を確実なものにできる。
[6]ホルダ40の位置決め孔40a,40bに、ヒートシンク11のベース部13の位置決めピン13b,13cを挿入させることにより、ベース部13に対するホルダ40の位置決めがされた状態で取付固定される。
また、リフレクタ30の取付孔30a,30bにホルダ40の位置決めピン40d,40eを挿入させることにより、ホルダ40に対するリフレクタ30の位置決めがされた状態で、リフレクタ30がベース部13に取付固定される。
そして、発光素子60が搭載された絶縁基板50がホルダ40の収容孔部40fに収容される。
そのため、ホルダ40を発光素子60とリフレクタ30との位置決め(リフレクタ30の焦点合わせ)の基準にすることが可能になり、光学部材であるリフレクタ30の性能を十分に活かして発光素子60の照射光の利用効率を高めることができる。
尚、リフレクタ30を、発光素子60から放射された光を導光する光学部材である導光部材に置き換えてもよい。
本発明は、前記各局面および前記実施形態の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様も本発明に含まれる。本明細書の中で明示した論文、公開特許公報、特許公報などの内容は、その全ての内容を援用によって引用することとする。
10…照明装置
11…ヒートシンク
13…ベース部
13a…基板取付部
13b,13c…位置決めピン
30…リフレクタ(光学部材)
40…ホルダ
40a,40b…位置決め孔
40c…電源コネクタ
40d,40e…位置決めピン
40f…収容孔部
41a,41b…接続端子
41c…接触部
42a〜42d…押さえ片
42e…ビード
50…絶縁基板
51a,51b…電極パッド
60…発光素子
θ…遮光角

Claims (4)

  1. 発光素子が搭載された略矩形平板状の絶縁基板と、
    前記絶縁基板が取付固定されるベース部を有するヒートシンクと、
    前記ベース部に前記絶縁基板を取付固定するホルダと、
    前記ホルダに貫通形成された収容孔部と、
    金属材料の板材によって形成された4個の押さえ片と
    金属材料の板材によって形成された接続端子と、
    前記絶縁基板上に形成され、前記発光素子に接続された電極パッドと
    を備えた照明装置であって、
    前記押さえ片の基端部は前記ホルダにインサート成形され、前記押さえ片の先端部は前記ホルダの上面側から表出して前記収容孔部に向けて突出するように折り曲げられ、
    前記発光素子が搭載された前記絶縁基板が前記収容孔部に収容され、前記絶縁基板の上面側の四隅部分に対してそれぞれ、前記押さえ片の先端部の裏面側が当接して押圧し、前記ベース部と前記押さえ片との間で前記絶縁基板が脱落不能に挟持固定されることにより、前記ベース部および前記ホルダに前記絶縁基板が取付固定され、
    前記ホルダの高さは前記発光素子よりも低く形成され、
    前記発光素子の照射光が前記押さえ片によって遮光される遮光角が5゜以下であり、
    前記接続端子の基端部は前記ホルダにインサート成形され、前記接続端子の先端部は前記収容孔部から突出し、
    前記発光素子が搭載された前記絶縁基板が前記収容孔部に収容され、前記接続端子の先端部の弾性力によって前記電極パッドへ印加される付勢力により、前記電極パッドに対して前記接続端子の先端部を接触させて電気的に接続し、
    前記押さえ片と前記接続端子とが同一の板材によって一体形成されている、
    照明装置。
  2. 前記押さえ片の先端部にはビードが形成されている、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記押さえ片の先端部の板厚は、前記接続端子の先端部の板厚よりも厚く形成されている、請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 前記ホルダは前記ベース部に対して位置決めされた状態で取付固定され、
    前記ホルダに対して位置決めされた状態で前記ベース部に取付固定された光学部材を備え、
    前記光学部材は、前記発光素子から放射された光を反射するリフレクタ、または、前記発光素子から放射された光を導光する導光部材である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の照明装置。
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