JP5758321B2 - 熱水の処理装置及び熱水の処理方法 - Google Patents
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Description
高温地熱水には水蒸気とともに1000ppm程度のシリカが溶存している。従って、地熱水を地上に汲み上げると、温度低下により地熱水中のシリカ溶解度が低くなり、地熱発電プラントを構成する地熱配管やタービン内部などにシリカが析出するために対策が求められている。特にシリカの溶解度から、地熱水からシリカを回収せずにシリカが析出し易い状態で、地熱発電に供された地熱水を地中に還元すると、還元用の配管内にシリカが付着し、短期のうちに配管の閉塞を招く。配管の内壁に付着したシリカの除去には、膨大な時間と費用を費やさなければならない。このため、地熱発電においては熱水からのシリカ回収技術が重要である。
さらに、地熱水には、一般的にリチウムなど希少金属が数10ppmから数100ppmの濃度で含まれ、例えば海水より桁違いに高い濃度である。このリチウムは貴重で高価な資源であるが、地熱水からリチウムを分離回収しようとすると、地熱水に含まれるシリカも同時に析出するために、リチウムの回収が困難となる。このためリチウムなど希少金属を分離回収する前段階に、地熱水中のシリカ分を除去する技術が重要である。
当該熱水の処理装置において、触媒粒子としては、γ−アルミナビーズもしくは、シリカビーズが好ましい。当該熱水のシリカの析出の回収率を向上させるのは、γ−アルミナビーズが好ましい。また析出したシリカの別途に原料成分として利用するには、不純物成分とならないシリカビーズが好ましい。
上記の場合、撹拌反応容器におけるモノシリカの重合反応が促進されるため、シリカ析出反応を効率化かつ安定化させることができる。
当該熱水の処理装置によれば、回収処理装置の上流側の前段階で予め熱水中に含まれるシリカの多くが回収される。そのため、回収処理装置においてシリカが大量に析出することによるリチウムの選択的分離に対する阻害が回避され、熱水中のリチウムが確実に回収される。
この場合、リチウムマンガン酸化物は高温中でも安定であるため、回収処理装置に導かれた熱水の温度が約80℃〜90℃であっても、熱水中のリチウムが安定して確実に回収される。
また、当該熱水の処理方法によれば、回収処理装置の上流側で予め熱水からシリカを回収するため、回収処理装置においてシリカによるリチウムの選択的分離に対する阻害を回避し、熱水中のリチウムを確実に回収できる。
図1に示すように、熱水の処理プラント110には、地中から汲み上げられ、地熱発電に供された熱水を収容する熱水収容器10と、熱水中のシリカ及びリチウムを回収する処理装置100が備えられている。
流路切り替え機12には熱水を輸送するためのライン(以下、単にラインと称する)L1,L2,L3が接続されている。また、ラインL1は熱水収容器10に接続され、ラインL2,L3はそれぞれ第1,第2の撹拌反応容器14,16に接続されている。
後述するように、流路切り替え機12は制御部26に接続されており、制御部26からの信号S2に従い、ラインL1から輸送された熱水をラインL2,L3のいずれかのラインに切り替えて輸送する機構を有する。
また、第1撹拌反応容器14には、重合剤供給装置14cから重合剤及びpH調整剤が供給されている。重合剤としては、例えばカチオン系界面活性剤が供給されている。カチオン系界面活性剤は触媒粒子とともにモノシリカの重合の促進に寄与するものであり、例えば炭素数10以上の直鎖状構造を有するアミノ系のカチオン系界面活性剤が用いられる。アミノ系のカチオン系界面活性剤としては、n−ドデシルトリメチルアンモニウム、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド等が挙げられる。本実施形態では、カチオン系界面活性剤として、ポリジアリルジメチルアンモニウムクロライド(第一工業製薬(株)製、商品名:シャロールDC−902P)を使用した。
また、pH調整剤は第1撹拌反応容器14内のpHを7〜9に調整するために投入するもので、pHがこの範囲外であると、モノシリカの重合反応の促進が低下することがある。pH調整剤には、例えば水酸化ナトリウム水溶液、塩酸水溶液が用いられる。
なお、pH調整剤は、シリカ析出反応の効率化と安定化のために添加されるが、重合剤の選択を適正化することで、pHの影響を少なくすることが可能となるため、pH調整剤の添加を省略してもよい。
γ−アルミナビーズ担体またはシリカビーズ担体は、直径が1mm〜7mm程度の略球形の形状である。熱水からのシリカの析出の回収率を向上させるのは、γ−アルミナビーズが触媒としての反応性を高めるので好ましい。また、析出したシリカの別途に原料成分として利用するには、不純物成分とならないシリカビーズが好ましい。
また、ラインL14により、第1撹拌反応容器14に洗浄液が供給される。この洗浄液には熱水収容器10から導いた工業用水等が用いられる。
反応工程開始から一定時間が経過した後、バルブ14eが開けられる。一方、第1撹拌反応容器14の洗浄工程時には、重合剤供給装置14cはカチオン系界面活性剤の供給中断状態になるとともに、バルブ14bが開栓され、バルブ14eが閉じられる。このとき、熱水の処理方法で後述するように、洗浄液供給装置14dは必要に応じて洗浄液供給状態になる。
なお、本実施形態では撹拌反応容器は第1撹拌反応容器14と第2撹拌反応容器16の2つの容器により構成されているが、撹拌反応容器数はその反応工程及び洗浄工程の切り替えのタイミングを計ることで、3つ、4つなど2つ以上の容器で構成されていればよい。撹拌反応容器の数量が増加すると各容器が小型化して、運用と取り扱いが容易になるメリットがある。
合流点J1には、第1撹拌反応容器14からラインL4を通って輸送された熱水が全てラインL6に導かれるようにする自動弁等が設けられている。これにより、ラインL5を通って第2撹拌反応容器16から輸送された熱水もラインL6に導かれる。なお、ラインL4及びラインL5は合流せずに、別々に沈降分離槽18に接続されても良い。
ここで、沈降分離槽18の上流側の第1撹拌反応容器14と第2撹拌反応容器16のγ−アルミナビーズ担体(もしくはシリカビーズ担体)の表面では、カチオン系界面活性剤と反応し、且つモノシリカ同士が重合反応してポリシリカとなり、γ−アルミナビーズ担体表面に析出するが、一部のポリシリカは剥離して沈降分離槽18に導入される。沈降分離槽18では、この剥離したポリシリカを核として、熱水中のシリカの沈降が促進される。
検出手段24は、沈降分離槽18から輸送される熱水中の残留シリカ濃度を常時測定することができる手段であり、熱水中の残留シリカ濃度と予め設定されたシリカ濃度の閾値との大小関係を判別する機能を有している。検出した残留シリカ濃度が閾値を超えた時は、検出手段24から制御部26に信号S1が発信される。
また、回収処理装置22にはラインL7とともにラインL8が接続されている。ラインL8により、リチウムが回収された熱水が処理装置100外へ輸送される。
詳細には、所定濃度のマンガン酸化物(H+MnOx)が熱水貯留カラム32内に保有されていて、熱水はラインL7より入口弁32aを開にして導入されるとともに、撹拌機32cにより穏やかに撹拌される。これにより、反応式(1)が生じ、熱水に含まれるリチウムからリチウムマンガン酸化物(Li+MnOx)が形成されて沈殿する。
Li++H+MnOx→Li+MnOx+H+・・・(1)
沈殿したLi+MnOxが増加すると、リチウム検出手段32dにより所定値以上のLi濃度が検出される。そこで、熱水貯留カラム32の下部にある三方弁34を動作させて、リチウムマンガン酸化物をリチウム回収塔35へ導入する。
リチウム検出手段32dは電気的反応や炎色反応を利用してLi濃度を検出するものであり、所定値に達することで熱水貯留カラム32中のLi+MnOxが所定量以上蓄積されていることを判断することができる。
熱水貯留カラム32,33は、熱水を交互に所定の時間(数10分程度)毎にバッチ式処理運用し、リチウムマンガン酸化物を形成する。
Li+MnOx+HCl→H+MnOx+Li++Cl−・・・(2)
また、Li+MnOxにHClを添加して再分離したH+MnOxは循環弁32bより熱水貯留カラム32に回送される。
2Li++2Cl−+Na2CO3→Li2CO3+2NaCl・・・(3)
検出手段24から制御部26に信号S1が発信されると、制御部26から流路切り替え機12、第1,第2の撹拌反応容器14,16にそれぞれ、信号S2,S3,S4が発信される。
第1撹拌反応容器14への信号S3は、図1に示すように、重合剤供給装置14cと洗浄液供給装置14dとバルブ14b,14eの各構成要素へ分岐して出力される。同様に、第2撹拌反応容器16への信号S4は、重合剤供給装置16cと洗浄液供給装置16dとバルブ16b,16eのそれぞれに分岐して出力される。
先ず、図1に示していない装置を用いて地中の地熱水を汲み上げ、地熱発電に供された熱水を熱水収容器10に収容する。熱水収容器10内の熱水の温度は約100℃である。また、熱水には一般に、500〜1000ppm程度のモノシリカが溶存している。
次に、熱水収容器10からラインL1を介して、処理装置100に熱水を導く。制御部26により、処理装置100を以下に説明する稼動状態Aまたは稼動状態Bのいずれかの状態で稼動させ、熱水中のシリカを回収した後に、リチウムを個別に回収する。以下では、処理装置100の初期状態が稼動状態Aであるものとして説明する。
稼動状態Aは第1撹拌反応容器14において反応工程を実施するとともに、第2撹拌反応容器16において洗浄工程を実施する状態である。
具体的には、制御部26からの信号S2により、流路切り替え機12に輸送された熱水は全てラインL2に導く状態に切り替えておく。同時に、制御部26からの信号S3により、重合剤供給装置14cを重合剤供給状態にし、洗浄液供給装置14dを洗浄液供給停止状態にするとともに、バルブ14b,14eを閉じておく。さらに、制御部26からの信号S4により、洗浄液供給装置16d及び重合剤供給装置16cを供給停止状態にするとともに、バルブ16bを開栓し、バルブ16eを閉じておく。
次に、第1撹拌反応容器14内に重合剤供給装置14cからカチオン系界面活性剤とpH調整剤を投入する。第1撹拌反応容器14内のカチオン系界面活性剤の濃度が高い程、モノシリカの重合反応の促進効果が大きくなるが、多量に投入すると熱水の処理コストが高くなる。そのため、カチオン系界面活性剤の濃度は5〜20ppmになるようにすることが好ましい。また、第1撹拌反応容器14内のpHは7〜9にすることが好ましい。
なお、第1撹拌反応容器14における反応工程の所要時間を事前に調査し、予め制御部26に設定しておくことが好ましい。
沈降分離槽18に投入された熱水は、一定の間隔で互い違いに配置された仕切板18b,18cの間を蛇行して沈降分離槽18の下流側に導かれる。このとき、各小室18fの底部に熱水中のポリシリカの粒子が沈降する。従って、一定量のポリシリカ粒子が沈降した時にバルブ18dを開けて、ポリシリカ粒子をラインL11,L12を介して沈降物収容器18eに輸送する。
次に、この熱水から図示略のリチウム回収機構によりリチウムを回収する。具体的には、回収処理装置22では、イオン交換酸化物法を用いた吸着によりリチウムマンガン酸化物として吸収する。このリチウムマンガン酸化物は、リチウム回収塔35では、HClを添加してリチウムイオン(Li+)として回収される。
これにより、熱水の温度が約80℃〜90℃であっても、不純物の混入を抑えて確実にリチウムを回収できる。
ここで、洗浄工程では信号S4により洗浄液供給装置16dからラインL16を介して、第2撹拌反応容器16に洗浄液のみを供給する。撹拌機16aを用いて洗浄液を撹拌し、γ−アルミナビーズ担体同士を衝突させることにより、その表面に付着しているポリシリカを強制的に剥離させる。洗浄液は熱水収容器10に溜められている熱水でもよいし、洗浄液供給装置16dから供給した洗浄液でもよい。この洗浄液供給装置16dの洗浄液は工業用水等でもよい。
上記の洗浄は所定の時間で行えばよい。γ−アルミナビーズ担体から剥離したポリシリカは洗浄液中に分散された状態になっている。洗浄終了後、バルブ16bを開けてポリシリカを含む洗浄液をラインL10から排出する。このような処理により、第2撹拌反応容器16からγ−アルミナビーズ担体表面に析出したポリシリカを除去することができる。ポリシリカが除去しきれない場合は、洗浄を繰り返し行う。
第2撹拌反応容器16における洗浄終了後、反応工程が第1撹拌反応容器14で進んでいる場合は、そのまま待機する。
続いて、処理装置100の稼動状態Bについて説明する。稼動状態Bは第1撹拌反応容器14において洗浄工程を実施するとともに、第2撹拌反応容器16において反応工程を実施する状態である。
具体的には、制御部26からの信号S2により、流路切り替え機12に導かれた熱水を全てラインL3に導く状態に切り替える。同時に、制御部26からの信号S4により重合剤供給装置16cを重合剤供給状態にし、洗浄液供給装置16dを洗浄液供給停止状態にするとともに、バルブ16b,16eを閉じる。さらに、制御部26からの信号S3により重合剤供給装置14c及び洗浄液供給装置14dを供給停止状態にするとともに、バルブ14bを開栓し、バルブ14eを閉じる。
第2撹拌反応容器16からラインL5に抜き出された熱水は、合流点J1を経由してラインL6に輸送され、沈降分離槽18に投入される。その後、沈降分離槽18で処理された熱水をラインL7で回収処理装置22に導く。また、検出手段24では、ラインL7中を流れる熱水の残留シリカ濃度を常時測定する。さらに、回収処理装置22で熱水中のリチウムを回収し、リチウム回収後の熱水をラインL8から抜き出して処理装置100外に輸送する。稼動状態A及び稼動状態Bにおける沈降分離槽18、検出手段24、回収処理装置22の動作は同一である。
本実施形態における熱水の処理方法では、検出手段24で沈降分離槽18の熱水の残留シリカ濃度が閾値より高くなったことを検知した時に、検出手段24から制御部26に信号S1が発信される。また、検出手段24からの信号S1に応じて、制御部26により信号S2,S3,S4を発信し、処理装置100を稼動状態Aと稼動状態Bで交互に切り替える。
特開2001−224957号公報には、リチウムを含むアルミナ−シリカ複合酸化物により得られるリチウム吸着剤が開示されている。また、特開2009−161794号公報には、β−ジケトン、中性有機リン化合物及び環状構造を有するビニルモノマーを原料とする吸着剤と、地熱水等のリチウム水溶液とをpH7以上の条件下で接触させ、その後にpH4±1.5の水と接触させるリチウム回収方法が開示されている。
従来、特開2001−224957号公報,特開2009−161794号公報に開示されているリチウム回収方法が知られているが、これらの方法ではリチウムの分離・回収に対するシリカの妨害が考慮されていない問題があった。また、特開2009−161794号公報に開示されているリチウム回収方法では、高温水溶液中での吸着剤の熱安定性が考慮されていないため、熱水を冷却しなければならず、リチウム回収の消費エネルギー及びコストが莫大になる問題があった。
しかしながら、本発明のようにシリカを回収した後の熱水に対してであれば、シリカの大量の析出が抑制されるため、例えばリチウムマンガン酸化物のような無機系の耐熱性に優れた吸着剤を用いることで、リチウムを確実に回収できる。
Claims (6)
- 熱水に重合剤を添加して触媒粒子表面で前記熱水中のシリカを析出させる反応工程と前記触媒粒子表面に析出したシリカを除去する洗浄工程とが操業可能な複数の撹拌反応容器と、
前記撹拌反応容器の下流側に設置されて前記析出された熱水中のシリカを沈降分離する沈降分離槽と、
前記沈降分離槽によって処理された熱水中の残留シリカ濃度を測定する検出手段と、
前記検出手段によって検知された前記熱水中の残留シリカ濃度が閾値を超えた時に、前記反応工程を実施していた一方の前記撹拌反応容器を洗浄工程に切り替えるとともに、前記洗浄工程を実施していた他方の前記撹拌反応容器を反応工程に切り替える制御部と、
を具備してなることを特徴とする熱水の処理装置。 - 前記撹拌反応容器に導入する熱水は、pH調整剤によりpHを7〜9に調整されていることを特徴とする請求項1記載の熱水の処理装置。
- 前記検出手段の下流側に、前記熱水中のリチウムを回収する回収処理装置が備えられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の熱水の処理装置。
- 前記回収処理装置は、イオン交換酸化物法を用いた吸着により、リチウムマンガン酸化物として吸収することを特徴とする請求項3に記載の熱水の処理装置。
- 請求項1に記載の熱水の処理装置を用いた熱水の処理方法であって、
一方の撹拌反応容器において熱水に重合剤を添加して触媒粒子表面で前記熱水中のシリカを析出させる反応工程を行うとともに、他方の撹拌反応容器において、前記触媒粒子表面に析出したシリカを除去する洗浄工程を行い、
前記撹拌反応容器の下流側に設置された沈降分離槽において前記反応工程によって析出された熱水中のシリカを沈降分離し、
前記沈降分離槽によって処理された熱水中の残留シリカ濃度を検出手段で測定し、
前記検出手段によって検知された前記熱水中の残留シリカ濃度が閾値を超えた時に、制御部により、前記反応工程を実施していた一方の前記撹拌反応容器を洗浄工程に切り替えるとともに、前記洗浄工程を実施していた他方の前記撹拌反応容器を反応工程に切り替えることを特徴とする熱水の処理方法。 - 請求項3に記載の熱水の処理装置を用いた熱水の処理方法であって、
一方の撹拌反応容器において熱水に重合剤を添加して触媒粒子表面で前記熱水中のシリカを析出させる反応工程を行うとともに、他方の撹拌反応容器において、前記触媒粒子表面に析出したシリカを除去する洗浄工程を行い、
前記撹拌反応容器の下流側に設置された沈降分離槽において前記反応工程によって析出された熱水中のシリカを沈降分離し、
前記沈降分離槽によって処理された熱水中の残留シリカ濃度を検出手段で測定し、
前記検出手段によって検知された前記熱水中の残留シリカ濃度が閾値を超えた時に、制御部により、前記反応工程を実施していた一方の前記撹拌反応容器を洗浄工程に切り替えるとともに、前記洗浄工程を実施していた他方の前記撹拌反応容器を反応工程に切り替え、
前記検出手段の下流側に設置された回収処理装置によって、前記熱水中のリチウムを回収することを特徴とする熱水の処理方法。
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