JP5758237B2 - レーザ加工装置及びレーザ加工方法 - Google Patents
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Description
まず、レーザ加工装置の概略構成について説明する。
図1は本発明の実施の形態に係るレーザ加工装置の構成の一例を示す概略構成図である。図1に示すように、レーザ加工装置10は、レーザ光を射出するレーザ光源12と、レーザ光源12から射出されたレーザ光を整形する整形光学系14と、を備えている。整形光学系14は、レーザ光を集光する第1の光学素子16と、第1の光学素子16で集光されたレーザ光を加工用レーザ光22に変換する第2の光学素子18と、を備えている。加工用レーザ光22により、加工対象物20が加工される。整形光学系14で整形されたレーザ光は、第1の光学素子16の焦点位置30において結像される。
次に、上記レーザ加工装置の動作(即ち、レーザ加工方法)について説明する。
上記のレーザ加工装置10では、レーザ光源12から射出されたレーザ光は、第1の光学素子16により集光され、第2の光学素子18により所定のビームプロファイルの加工用レーザ光22に変換されて、加工対象物20に照射される。
図2(A)は加工用レーザ光22の集光特性を示す模式図である。図2(A)に示すように、第2の光学素子18から射出されたレーザ光は、伝搬方向(z軸方向)に向かって一旦収束して半径方向(r軸方向)の径が最小となった後に、伝搬方向に向かって拡散して半径方向の径が徐々に拡大する。上述した通り、加工用レーザ光22(斜線部)は、ビームウエストの伝搬方向の下流側に生成されるレーザ光である。
次に、整形光学系14で行われるビーム整形動作について具体的に説明する。
以下の説明では、整形光学系14の第1の光学素子16を非球面レンズで構成し、整形光学系14の第2の光学素子18を1個のアキシコンレンズで構成した例について説明する。従って、第1の光学素子16を「非球面レンズ16」と言い換え、第2の光学素子18を「アキシコンレンズ18」と言い換える。図3は整形光学系14によりレーザ光が整形される様子を示す斜視図である。
次に、加工用レーザ光22のパワー密度分布について説明する。
図5は加工用レーザ光22のビームプロファイルをzr座標系で定義する模式図である。実際に加工に使用される加工用レーザ光22は、位置aから位置cまでのレーザ光である(a≦z≦c)。しかしながら、光線ri及び光線rjの定義を容易にするために、ここでは位置0から位置cまでのレーザ光について(0≦z≦c)、ビームプロファイルを定義する。
次に、整形光学系14の設計例について説明する。
図8は加工用レーザ光22を生成する整形光学系14の設計例を示す模式図である。整形光学系14の構成は、図1及び図3に示す整形光学系14と同じ構成であるため、同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。ここでは、上記のタイプA、タイプBと同様に、加工対象物20は、その裏面20Bが非球面レンズ16の焦点位置30(位置c)に位置するように配置されている。
なお、上記実施の形態において、レーザ光の光路上にレーザ光の透過を制御する光学素子(以下、「透過制御素子」という。)を挿入してもよい。透過制御素子を挿入することで、加工用レーザ光のビームプロファイルが変化する。図10は透過制御素子24が挿入されたレーザ加工装置の構成の一例を示す概略構成図である。整形光学系14の光入射側に透過制御素子24を配置した以外は、図1に示すレーザ加工装置と同じ構成であるため、同じ構成部分には同じ符号を付して説明を省略する。
12 レーザ光源
14 整形光学系
16 第1の光学素子(非球面レンズ)
18 第2の光学素子(アキシコンレンズ)
18A 円錐頂点
18B 斜面
20 加工対象物
20A 表面
20B 裏面
20C 貫通孔
22 加工用レーザ光
24 透過制御素子
30 焦点位置
Claims (13)
- レーザ光を射出するレーザ光源と、
整形光学系から射出された加工用レーザ光の伝搬方向に向かって第1の位置、第2の位置及び第3の位置が当該順序で設定されており、前記加工用レーザ光の外径が前記第1の位置から前記第3の位置まで伝搬方向に向かって拡大すると共に、前記加工用レーザ光の内径が前記第2の位置から前記第3の位置まで伝搬方向に向かって拡大して、前記第3の位置で前記加工用レーザ光の外径及び内径が最大となり且つ光軸を中心とする円環状に結像するように、前記レーザ光源から射出されたレーザ光を整形する整形光学系と、
を備え、
前記第1の位置と前記第3の位置との間に配置された加工対象物であって、かつ、前記第2の位置と前記第3の位置との間に裏面が位置するように配置された前記加工対象物に対し、前記加工対象物の表面側から前記整形光学系で整形された加工用レーザ光を照射して、前記加工対象物に貫通孔を形成するレーザ加工装置。 - 前記第1の位置、前記第2の位置及び前記第3の位置が、加工対象物の厚さ及び形成される貫通孔の開口径に応じて設定される、請求項1に記載のレーザ加工装置。
- 前記加工用レーザ光は、前記第3の位置でのパワー密度が前記第1の位置でのパワー密度よりも高い、請求項1又は請求項2に記載のレーザ加工装置。
- 前記加工用レーザ光は、前記加工対象物の表面から裏面まで伝搬方向に沿ってパワー密度が高くなる、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
- レーザ光を射出するレーザ光源と、
前記レーザ光源から射出されたレーザ光を集光する第1の光学素子と、
前記第1の光学素子と前記第1の光学素子の焦点位置との間に配置され、第2の光学素子から射出された加工用レーザ光の伝搬方向に向かって第1の位置及び第2の位置が前記焦点位置の手前に当該順序で設定されており、前記加工用レーザ光の外径が前記第1の位置から前記焦点位置まで伝搬方向に向かって拡大すると共に、前記加工用レーザの内径が前記第2の位置から前記焦点位置まで伝搬方向に向かって拡大して、前記焦点位置で前記加工用レーザの外径及び内径が最大となり且つ光軸を中心とする円環状に結像するように、前記第1の光学素子で集光されたレーザ光を加工用レーザ光に変換する第2の光学素子と、
を備え、
前記第1の位置と前記焦点位置との間に配置された加工対象物であって、かつ、前記第2の位置と前記焦点位置との間に裏面が位置するように配置された前記加工対象物に対し、前記加工対象物の表面側から前記加工用レーザ光を照射して、前記加工対象物に貫通孔を形成するレーザ加工装置。 - 前記第1の位置、前記第2の位置及び前記焦点位置が、加工対象物の厚さ及び形成される貫通孔の開口径に応じて設定される、請求項5に記載のレーザ加工装置。
- 前記加工用レーザ光は、前記焦点位置でのパワー密度が前記第1の位置でのパワー密度よりも高い、請求項5又は請求項6に記載のレーザ加工装置。
- 前記加工用レーザ光は、前記加工対象物の表面から裏面まで伝搬方向に沿ってパワー密度が高くなる、請求項5から請求項7までのいずれか1項に記載のレーザ加工装置。
- 前記第2の光学素子が、頂角が前記第1の光学素子に対向するように光軸を合わせて配置された円錐レンズであり、
前記円錐レンズの光軸上の位置に入射するレーザ光を屈折させて加工用レーザ光の外径を形成すると共に、前記円錐レンズの光軸から最も離れた位置に入射するレーザ光を屈折させて加工用レーザ光の内径を形成して、前記焦点位置において前記加工用レーザ光を円環状に結像させる、請求項5から請求項8までのいずれか1項に記載のレーザ加工装置。 - 加工対象物の厚さ及び形成する貫通孔の開口径に応じて、加工用レーザ光の伝搬方向に向かって第1の位置、第2の位置及び第3の位置を当該順序で設定し、
前記加工用レーザ光の外径が前記第1の位置から前記第3の位置まで伝搬方向に向かって拡大すると共に、前記加工用レーザ光の内径が前記第2の位置から第3の位置まで伝搬方向に向かって拡大して、前記第3の位置で前記加工用レーザ光の外径及び内径が最大となり且つ光軸を中心とする円環状に結像するように、レーザ光を整形して加工用レーザ光を生成し、
前記第1の位置と前記第3の位置との間に配置された加工対象物であって、かつ、前記第2の位置と前記第3の位置との間に裏面が位置するように配置された前記加工対象物に対し、前記加工対象物の表面側から生成された加工用レーザ光を照射して、前記加工対象物に貫通孔を形成するレーザ加工方法。 - 前記加工用レーザ光の前記第3の位置でのパワー密度が、前記第1の位置でのパワー密度よりも高くなるように、レーザ光を整形して加工用レーザ光を生成する、請求項10に記載のレーザ加工方法。
- 前記加工用レーザ光のパワー密度が、前記加工対象物の表面から裏面まで伝搬方向に沿って高くなるように、レーザ光を整形して加工用レーザ光を生成する、請求項10又は請求項11に記載のレーザ加工方法。
- 前記加工対象物の表面が前記第2の位置に位置し且つ前記加工対象物の裏面が前記第3の位置に位置するように、前記加工対象物を配置する、請求項10から請求項12までのいずれか1項に記載のレーザ加工方法。
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