JP5758146B2 - ハーネス部材のガイド構造 - Google Patents

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Description

本発明は、ヒンジ構造により車体ボデーに開閉可能に連結されるバックドアに向けて該車体ボデー側から配線されるハーネス部材をガイドするハーネス部材のガイド構造に関する。
例えばバンタイプの車両にあっては、車両後室を荷室として利用することができるように、車両後部にバックドアが配設されている。このようなバックドアには、ドアの開閉方式が左右に広がるようにした観音開き式となるものが知られている。このようなバックドアは、開閉されるドアとしての機能を有しつつも、車両の後部パネルとしての機能も有する。このため、このようなバックドアにあっても、一般の車両後部と同様、ブレーキランプや電磁式ロック等の電装部品が配設されている。このため、このようなランプ装置に向けて電力供給することができるように、車体ボデー側からバックドア側に向けて、いわゆるワイヤーハーネスとなるハーネス部材が配設されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。なお、このハーネス部材は、車両の側部パネルをなす車体ボデーから車両の後部パネルをなすバックドアへと引き込んでいる。このため、車体ボデーとバックドアとの間におけるハーネス部材は、このようなパネル構造をなす車体ボデー内部およびバックドア内部には収納されずに、外部に剥き出しにされた状態で露出されている。
特開2000−211446 特開2007−196987
ところで、このようなバックドアには、2つの平行配置される回動軸を具備するヒンジ構造により車体ボデーに開閉可能に連結されているものがある。このため、車体ボデーとバックドアとの間の離間距離は、バックドアが閉め状態となっている場合と、バックドアが開き状態となっている場合とで顕著に相違している。具体的には、車体ボデーとバックドアとの間の離間距離は、バックドアが閉め状態となっている場合には互いに隣接する接近距離となるに対し、バックドアが開き状態となっている場合には軸回動した離間距離となる長い距離となる。このため、これらの間にて剥き出し状態で外部に露出されるハーネス部材は、バックドアが閉め状態となっていても、バックドアが開き状態となっていても、両者の異なる離間距離を許容することができる長さを確保しておきたい。
なお、バックドアを車体ボデーに開閉可能に連結する上記したヒンジ構造に、2つの回動軸を平行に配置した構造を採用した場合には、車体ボデーに対するバックドアの回動範囲を例えば270度となるような回動範囲に設定することができることとなる。そうすると、バックドアの開け閉めによる車体ボデーとバックドアとの間の離間距離は、より顕著に相違することとなる。このため、ハーネス部材の長さは、このような離間距離を許容するためにより長く設定しておきたい。
しかしながら、ハーネス部材を単に長く設定したのでは、バックドアの開け閉め動作を阻害したり、バックドアを閉める際にハーネス部材を挟み込んでしまうことにもなりかねない。このため、この車両ドアとバックドアとの間に存するハーネス部材を、バックドアの開け閉め動作を阻害せず、さらにバックドアの閉め動作により挟み込まれてしまうのも防止するように、このハーネス部材をガイドする構造を設けておきたい。なお、このようなハーネス部材をガイドする構造は、外観上の観点からも、部材点数の有利さの点からも、車体ボデーに対してバックドアを連結する上記したヒンジ構造に対して配設しておきたい。
本発明は、このような事情に鑑みなされたものであって、本発明が解決しようとする課題は、2つの平行配置される回動軸を具備するヒンジ構造により車体ボデーに開閉可能に連結されるバックドアに向けて該車体ボデー側から配線されるハーネス部材をガイドするハーネス部材のガイド構造において、ハーネス部材のガイド機能を有しつつハーネス部材の長さをバックドアが開け閉めいずれの状態でも車体ボデーとの離間距離を許容できる長さとすることができるようにし、バックドアの開け閉め動作を阻害せず、さらにバックドアの閉め動作によるハーネス部材の挟み込まれの防止を図ることにある。
上記した課題を解決するために、本発明に係るハーネス部材のガイド構造は次の手段を採用する。
すなわち、本発明の第1の発明に係るハーネス部材のガイド構造は、平行配置される第1回動軸および第2回動軸を具備して車体ボデーにバックドアを開閉可能に連結するヒンジ構造に対して配設され、該車体ボデー側から該バックドア側までの間における該車体ボデー側から該バックドアに配線されるハーネス部材をガイドするハーネス部材のガイド構造であって、前記ヒンジ構造は、前記車体ボデー側に固定される車体側ブラケット部と、前記バックドア側に固定されるドア側ブラケット部と、前記車体側ブラケット部に対して前記第1回動軸を介して回動可能に軸支連結され且つ前記ドア側ブラケット部に対して前記第2回動軸を介して回動可能に軸支連結される中間支持部材とを備え、前記車体側ブラケット部には、前記中間支持部材から延在する前記ハーネス部材を前記回動軸の軸方向に沿ってL字形に屈曲深さが変えられるように屈曲させてガイドする第1ハーネスガイド部が取り付けられており、該第1ハーネスガイド部は、前記ハーネス部材のL字形に屈曲した屈曲の深さが変わることにより、前記バックドアの開閉により生ずる前記ハーネス部材の線長差を吸収するように該ハーネス部材をガイドすることを特徴とする。
この第1の発明に係るハーネス部材のガイド構造によれば、車体側ブラケット部に設けられた第1ハーネスガイド部により、中間支持部材から延在するハーネス部材を、回動軸の軸方向に沿ったL字形の屈曲深さを変えることができるようにハーネス部材を屈曲させてガイドする。ここで、第1ハーネスガイド部は、バックドアの開閉により生ずるハーネス部材の長さの差(線長差)を、ハーネス部材のL字形に屈曲した屈曲深さを浅くしたり深くしたりすることで吸収することができる。これによって、バックドアの開け閉めにより車体ボデー側とバックドア側との間のハーネス部材の線長差が生ずるような場合でも、この線長差を吸収するように該ハーネス部材をガイドすることができる。もって、この第1の発明に係るハーネス部材のガイド構造によれば、ハーネス部材のガイド機能を有しつつハーネス部材の長さをバックドアの開け閉めいずれの状態でも車体ボデーとの離間距離を許容できる長さにでき、バックドアの開け閉め動作を阻害せず、さらにバックドアの閉め動作によるハーネス部材の挟み込まれを防止することができる。
第2の発明に係るハーネス部材のガイド構造は、前記第1の発明に係るハーネス部材のガイド構造において、前記ドア側ブラケット部には、前記中間支持部材から延在する前記ハーネス部材を前記回動軸の軸方向に沿ってL字形に屈曲深さを固定させてガイドする第2ハーネスガイド部が取り付けられており、該第2ハーネスガイド部は、該第2ハーネスガイド部に近接する前記回動軸を回動軸線として前記中間支持部材に対して前記ドア側ブラケット部を相対的に回動させた場合に生ずる、前記ハーネス部材の捩じれを吸収するように該ハーネス部材をガイドすることを特徴とする。
この第2の発明に係るハーネス部材のガイド構造によれば、ドア側ブラケット部に設けられた第2ハーネスガイド部により、中間支持部材から延在するハーネス部材を、回動軸の軸方向に沿ってL字形に屈曲深さを固定させてガイドする。ここで、第2ハーネスガイド部は、第2ハーネスガイド部に近接する回動軸を回動軸線として中間支持部材に対してドア側ブラケット部を相対的に回動させた場合に生ずる、ハーネス部材の捩じれをL字形の屈曲により相対的な回動を許容して吸収することができる。これによって、バックドアの開け閉めに応じてハーネス部材に捩じれが生じるような場合でも、このハーネス部材の捩じれを許容することができることとなり、バックドアの開け閉め動作を良好に行えるようにする。
第3の発明に係るハーネス部材のガイド構造は、前記第1または前記第2の発明に係るハーネス部材のガイド構造において、前記中間支持部材には、前記車体側ブラケット部から前記ドア側ブラケット部に向けた区間における前記ハーネス部材を、該中間支持部材の延在範囲内に収まるようにI字形にガイドする中間ガイド部が設けられていることを特徴とする。
この第3の発明に係るハーネス部材のガイド構造によれば、中間支持部材に設けられた中間ガイド部により、車体側ブラケット部からドア側ブラケット部に向けた区間におけるハーネス部材を、中間支持部材の延在範囲内に収まるようにI字形にガイドすることができる。これによって、車体側ブラケット部からドア側ブラケット部に向けた区間におけるハーネス部材を、バックドアの開け閉め動作に影響を与えない範囲内で弛みなくガイドすることができて、バックドアの開け閉め動作をさらに良好に行えるようにする。
第4の発明に係るハーネス部材のガイド構造は、前記第1から前記第3のいずれかの発明に係るハーネス部材のガイド構造において、前記ハーネス部材の外部露出側の周面を形成するハーネス被覆材は、他の部材に摺り当たる際の摩擦抵抗が小さくなるように、該他の部材より滑り性質の良い素材が選択されていることを特徴とする。
この第4の発明に係るハーネス部材のガイド構造によれば、ハーネス被覆材は、他の部材に摺り当たる際の摩擦抵抗が小さくなるように、他の部材より滑り性質の良い素材が選択されているので、例えばハーネス部材のL字形の屈曲深さを深くしたり浅くしたりした際にハーネス部材が他の部材に摺り当たることがあっても、この摺り当りによる摩擦抵抗を小さくすることができる。これによって、摩擦抵抗の小さくした状態でハーネス部材を摺り動かすことができるので、このハーネス部材の長さを緩みの少ない長さに設定することができて、バックドアの開け閉め動作の阻害要因を最も小さくすることができて、バックドアの開け閉め動作をさらにもっと良好に行えるようにすることができる。
第1の発明に係るハーネス部材のガイド構造によれば、ハーネス部材のガイド機能を有しつつハーネス部材の長さをバックドアが開け閉めいずれの状態でも車体ボデーとの離間距離を許容できる長さとすることができるようにし、バックドアの開け閉め動作を阻害せず、バックドアの閉め動作によるハーネス部材の挟み込まれを防止することができる。
第2の発明に係るハーネス部材のガイド構造によれば、バックドアの開け閉めに応じてハーネス部材に捩じれが生じるような場合でも、このハーネス部材の捩じれを許容することができることとなり、バックドアの開け閉め動作を良好に行えるようにする。
第3の発明に係るハーネス部材のガイド構造によれば、車体側ブラケット部からドア側ブラケット部に向けた区間におけるハーネス部材を、バックドアの開け閉め動作に影響を与えない範囲内で弛みなくガイドすることができて、バックドアの開け閉め動作をさらに良好に行えるようにする。
第4の発明に係るハーネス部材のガイド構造によれば、バックドアの開け閉め動作の阻害要因を最も小さくすることができて、バックドアの開け閉め動作をさらにもっと良好に行えるようにすることができる。
バンタイプの車両の後部外観を示す車両外観図である。 ワイヤーハーネスのガイド構造を含むヒンジを示す外観斜視図である。 正面視した車体側プロテクタを示す正面外観図である。 正面視したドア側プロテクタを示す正面外観図である。 正面視した中間プロテクタを示す正面外観図である。 バックドアが開いている状態を示す上面視図である。 バックドアが閉じている状態を示す上面視図である。
以下、本発明に係るハーネス部材のガイド構造を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。図1の車両外観図では、バンタイプの車両10の後部外観を示している。車両10は、荷物室として有効活用できるように車両後室(図示符号11部分)が広く設定されたバンタイプの車両である。この車両10の後部には、開け閉めされるバックドア20,20が配設されている。このバックドア20,20は、左右方向に広がるように開閉する、いわゆる観音開き式となっている。すなわち、このバックドア20は、ヒンジ30,30を介して車体ボデー15に開閉可能に連結されている。なお、このバックドア20は、片側につき2つのヒンジ30,30が取り付けられ、車体ボデー15に対して開閉可能に連結されている。なお、ヒンジ30の詳細は図2にて図示されている。図2は、ワイヤーハーネス25のハーネスガイド構造40を含むヒンジ30を斜視にて示している。
図2に示すように、ヒンジ30は、互いに平行配置される第1回動軸37と第2回動軸38との2つ回動軸を有したヒンジ構造により構成され、車体ボデー15に対してバックドア20を最大270度の回動範囲で開閉することができるヒンジ構造となっている。このヒンジ30は、概略、車体ボデー15側に固定される車体側ブラケット部としての車体側ブラケット部材31と、バックドア20側に固定されるドア側ブラケット部としてのドア側ブラケット部材33と、これらの車体側ブラケット部材31およびドア側ブラケット部材33のそれぞれに対して第1回動軸37および第2回動軸38を介して軸支連結される中間支持部材35とを備えている。
車体側ブラケット部材31は、適宜の螺子止め部材39により車体ボデー15に対して取り付けられる。ドア側ブラケット部材33も、適宜の螺子止め部材39によりバックドア20に対して取り付けられる。ここで中間支持部材35は、車体ボデー15側では第1回動軸37を介して車体側ブラケット部材31に対して回動可能に軸支連結されているとともに、バックドア20側では第2回動軸38を介してドア側ブラケット部材33に対して回動可能に軸支連結されている。このため、この中間支持部材35は、第1回動軸37により車体側ブラケット部材31に対して相対回動可能に連結されている。また、ドア側ブラケット部材33は、第2回動軸38により中間支持部材35に対して相対回動可能に連結されている。
これにより、車体側ブラケット部材31が固定される車体ボデー15に対して、ドア側ブラケット部材33が固定されるバックドア20は、第1回動軸37による中間支持部材35の軸支回動範囲と、第2回動軸38によるドア側ブラケット部材33の軸支回動範囲とを加える回動範囲に亘って、回動することができるようになっている。なお、このヒンジ30には、バックドア20の開き角度を270度の範囲に規制するために開き規制リンク363が架けられている。この開き規制リンク363は、車体側ブラケット部材31とドア側ブラケット部材33との両者に対して互いの相対距離を維持してバックドア20を開閉することができるように、車体側ブラケット部材31とドア側ブラケット部材33との両者に対して懸架されるものとなっている。もって、バックドア20の開き角度の最大角度は、270度の開き角度に設定されるものとなっている。
また、この開き規制リンク363は、車体側ブラケット部材31に対するドア側ブラケット部材33の相対距離を維持するように機能する。このため、車体ボデー15に対してバックドア20を開け閉めしようとすると、ドア側ブラケット部材33の中間支持部材35に対する相対位置が変わるとともに、車体側ブラケット部材31の中間支持部材35に対する相対位置も変わることとなる。つまり、車体ボデー15に対してバックドア20を開け閉めした際には、車体側ブラケット部材31とドア側ブラケット部材33とは、中間支持部材35に対して互いに連動するようになっており、互いに中間支持部材35に対しての相対位置が変わる。
他方、バックドア20は、一般の車両と同様、車両の後部パネルとしての機能を併せ持っており、このバックドア20には、ブレーキランプや電磁式ロック等の電装部品が配設されている。このため、車両の側部パネルを構成する車体ボデー15から、車両の後部パネルを構成するバックドア20に向けては、電力供給用電線および制御信号送信用電線を束ねた、いわゆるワイヤーハーネス25が配設されている。このワイヤーハーネス25は、本発明に係るハーネス部材に相当する部材である。
このワイヤーハーネス25は、車体ボデー15をなすパネル構造の内部と連通する引出し口251から引き出されており、バックドア20をなすパネル構造の内部と連通する引込み口252へと引き込まれている。なお、このワイヤーハーネス25は、車体ボデー15とバックドア20との間においてはパネル部材の内部に収納されないものとなっているため、次に説明するワイヤーハーネス25のハーネスガイド構造40によりガイドされている。ハーネスガイド構造40は、本発明に係るハーネス部材のガイド構造に相当する。
なお、ワイヤーハーネス25について説明すると、このワイヤーハーネス25は、図示においては分かり難いが、上記した電力供給用電線および制御信号送信用電線を内装するように被覆して外部に露出される外周部分にはハーネス被覆材26(図1において符号図示)が設けられている。このハーネス被覆材26は、後に説明する各種のプロテクタ41,51,61より滑り性質の良い素材が選択されている。なお、これらのプロテクタ41,51,61は、本発明に係る他の部材に相当する部材であり、後に説明するワイヤーハーネス25をガイドするハーネスガイド構造40をなす。このため、これらのプロテクタ41,51,61に対しては、ワイヤーハーネス25が摺り当たるようになっている。つまり、ワイヤーハーネス25は、プロテクタ41,51,61に摺り当った際に、互いの間に生ずる摩擦抵抗を小さくするように、これらプロテクタ41,51,61よりも滑り性質の良い素材が選択されている。
上記した車体ボデー15側からバックドア20側までの間にて配線されるワイヤーハーネス25は、次のようなワイヤーハーネス25のハーネスガイド構造40によりガイドされる。なお、このハーネスガイド構造40は、上記したヒンジ30を構成する構成部品(車体側ブラケット部材31、ドア側ブラケット部材33、中間支持部材35)のそれぞれに対し、ガイド構造をなすプロテクタ41,51,61を配設することにより構成される。このため、これらプロテクタ41,51,61は、ヒンジ30を構成する車体側ブラケット部材31、ドア側ブラケット部材33、中間支持部材35に対応して互いに分割された構成品となっている。
すなわち、ハーネスガイド構造40は、概略、車体側ブラケット部材31に対して適宜固定して取り付けられる車体側プロテクタ41と、ドア側ブラケット部材33に対して適宜固定して取り付けられるドア側プロテクタ51と、中間支持部材35に対して適宜固定して取り付けられる中間プロテクタ61とを備える。なお、車体側プロテクタ41は本発明に係る第1ハーネスガイド部に相当し、ドア側プロテクタ51は本発明に係る第2ハーネスガイド部に相当し、中間プロテクタ61は本発明に係る中間ガイド部に相当する。これらの車体側プロテクタ41、ドア側プロテクタ51、中間プロテクタ61は、車両の側部パネルをなす車体ボデー15と車両の後部パネルをなすバックドア20との間にて外部に剥き出しで露出されるワイヤーハーネス25をガイドする。次に、これら車体側プロテクタ41、ドア側プロテクタ51、中間プロテクタ61のそれぞれについての詳細を説明する。
図3は、正面視した車体側プロテクタ41を示す正面外観図である。この車体側プロテクタ41は、車体側ブラケット部材31におけるワイヤーハーネス25を、第1回動軸37の回動軸線方向(軸方向)に沿ってL字形に屈曲させてガイドする機能を有する。具体的には、車体側プロテクタ41は、図2および図3に示すように、車体ボデー15側の引出し口251から中間支持部材35までの間のワイヤーハーネス25を屈曲させてガイドするように形成されている。
すなわち図2および図3に示すように、車体側プロテクタ41は、内部にワイヤーハーネス25を挿通可能に外形略L字形をなす筒状にて形成されている。この車体側プロテクタ41は、車体ボデー15側の引出し口251に向けて開口するガイド入口部42と、中間支持部材35側に向けて開口するガイド出口部43とを具備した、外形略L字形をなす筒状の樹脂成形品として形成されている。このため、ガイド入口部42の開口方向とガイド出口部43の開口方向とは、互いに直交交差する方向に設定されている。なお、これらガイド入口部42とガイド出口部43との開口方向は、車体側ブラケット部材31の延在平面方向に沿って開口している。また、これらの車体側プロテクタ41のガイド入口部42とガイド出口部43との間に存する屈曲部44には、ワイヤーハーネス25をL字形に屈曲させるために直角に曲がる形状にて形成されている。
すなわち、屈曲部44は、L字形に屈曲したワイヤーハーネス25を収容する部分であり、L字形に屈曲したワイヤーハーネス25の屈曲深さ(屈曲量)を変えることができるように、ワイヤーハーネス25を収容している。このため、この屈曲部44は、ワイヤーハーネス25の屈曲深さ(屈曲量)が浅くなる図示符号255の場合には、この浅いワイヤーハーネス25の屈曲量に対応できるように近道距離(ショートカット)とする傾斜壁45が形成されている。これに対して、この屈曲部44は、ワイヤーハーネス25の屈曲深さ(屈曲量)が深くなる図示符号256の場合には、図2に示すように、この深いワイヤーハーネス25の屈曲量に対応できるようにL字形屈曲の幅方向に張り出された張出壁46が形成されている。これにより、後にも説明するが、車体側プロテクタ41は、ワイヤーハーネス25のL字形に屈曲した屈曲の深さが変えて、バックドア20の開閉により生ずるワイヤーハーネス25の線長差を吸収する。なお、図示符号471の入口ガイド壁は、引出し口251に向けてワイヤーハーネス25をガイドするものであり、図示符号472の出口ガイド壁は、中間支持部材35に向けてワイヤーハーネス25をガイドするものである。なお、図示符号48は、この車体側プロテクタ41におけるガイド入口部42付近にてワイヤーハーネス25を位置決め固定するための、固定リングである。このため、この固定リング48は、この固定リング48から車体ボデー15の引出し口251に向けた区間のワイヤーハーネス25には影響を与えることなく、この固定リング48から車体側プロテクタ41内部に向けた区間のワイヤーハーネス25については、屈曲深さ(屈曲両)を変えることができるようになっている。また、図示符号49は、この車体側プロテクタ41を車体側ブラケット部材31に固定して取り付ける際の螺子部材である。また、図示符号361はドア側ブラケット部材33に対してドア側プロテクタ51を取り付けるための構造であり、図示符号362は中間支持部材35に対して中間プロテクタ61を取り付けるための構造である。
図4は、正面視したドア側プロテクタ51を示す正面外観図である。このドア側プロテクタ51は、中間支持部材35から延在するワイヤーハーネス25を、第2回動軸38の回動軸線方向(軸方向)に沿ってL字形に屈曲させてガイドする機能を有する。この際、ドア側プロテクタ51によるワイヤーハーネス25の屈曲深さは、ガイド入口部52の曲げガイド形状54により支持されて固定されるものとなっている。具体的には、ドア側プロテクタ51は、図2および図4に示すように、中間支持部材35からバックドア20側の引出し口252までの間のワイヤーハーネス25を屈曲させてガイドするように形成されている。
すなわち図2および図4に示すように、ドア側プロテクタ51は、内部にワイヤーハーネス25を挿通可能に筒状をなす樹脂成形品として形成されている。このドア側プロテクタ51には、第2回動軸38の回動軸線方向に対して直交交差する方向に開口するガイド入口部52が設けられている。また、このドア側プロテクタ51には、バックドア20側の引出し口252側に向けて第2回動軸38の回動軸線方向に対して直交交差する方向に開口するガイド出口部53が設けられている。これらガイド入口部52の開口方向とガイド出口部53の開口方向とにおいても、互いに直交交差する方向に設定されている。なお、このガイド入口部52は、第2回動軸38に対して隣接する位置に配設されている。また、このガイド入口部52の開口方向は、ドア側ブラケット部材33の延在平面方向に対して交差する方向に設定されている。言い換えれば、このガイド入口部52の開口方向は、ドア側ブラケット部材33の延在平面に対して離間する方向に設定されている。これに対して、ガイド出口部53の開口方向は、ドア側ブラケット部材33の延在平面方向に沿って開口している。このため、このドア側プロテクタ51によるワイヤーハーネス25のL字形に屈曲深さは、略直角となる屈曲深さが確保されている。つまり、図示符号257にて図示するワイヤーハーネス25の屈曲部は、略直角形状となっている。また、この際のワイヤーハーネス25が屈曲するL字形(屈曲部257)のドア側ブラケット部材33側は、第2回動軸38の回動軸線(軸)方向に沿った方向に設定されている。
ここで、ドア側プロテクタ51のガイド入口部52の周縁には、曲げガイド形状54が設けられている。この曲げガイド形状54は、上記したように第2回動軸38の回動軸線方向に対して交差する直交方向に向けてワイヤーハーネス25を曲げるようにワイヤーハーネス25をガイドする。この曲げガイド形状54は、中間支持部材35からドア側プロテクタ51に向けてワイヤーハーネス25をL字形となる略直角に屈曲させるように、曲げ方向に沿った壁構造を有して形成されている。つまり、この曲げガイド形状54の端縁部分は、ワイヤーハーネス25をL字形となる略直角に屈曲させるためのガイド機能を有する端縁フランジ55が設けられている。この端縁フランジ55は、ガイド入口部52の開口方向に対して交差する方向に拡がって形成される。この端縁フランジ55は、中間支持部材35側から引き出されてガイド入口部52からドア側プロテクタ51内に入り込むワイヤーハーネス25のドア側プロテクタ51内に向けた引込みをガイドする。また、この端縁フランジ55のうち、第2回動軸38に最も近接する部分については、第2回動軸38を覆うような丸みを帯びた形状にて形成されている。また、このドア側プロテクタ51のうち、ガイド入口部52からガイド出口部53までの内部は、ワイヤーハーネス25をドア側ブラケット部材33の延在平面に沿ってガイドするように形成されている。
なお、ドア側プロテクタ51によるワイヤーハーネス25の屈曲深さの固定は、このようなガイド入口部52に具備される曲げガイド形状54によって決められたワイヤーハーネス25の屈曲部257によりなされている。つまり、ドア側プロテクタ51の曲げガイド形状54によってなされるワイヤーハーネス25の屈曲部257は、このドア側プロテクタ51内部におけるワイヤーハーネス25の相対移動を規制するように、ドア側プロテクタ51内部に当接している。また、このようにドア側プロテクタ51にてガイドされてなすワイヤーハーネス25の屈曲部257は、後にも説明するが、このドア側プロテクタ51に近接する第2回動軸38を回動軸線として中間支持部材35に対してドア側ブラケット部材33を相対的に回動させた場合に生ずる、ワイヤーハーネス25の捩じれを吸収する。なお、図示符号57の出口ガイド壁は、引込み口252に向けてワイヤーハーネス25をガイドするためのものである。
図5は、正面視した中間プロテクタ61を示す正面外観図である。この中間プロテクタ61は、車体側ブラケット部材31からドア側ブラケット部材33に向けた区間におけるワイヤーハーネス25を、中間支持部材35の延在範囲内に収まるようにI字形にガイドする機能を有する。このため、具体的には、中間プロテクタ61は、図2および図5に示すように、内部にワイヤーハーネス25を挿通可能に筒状をなす樹脂成形品として形成されている。この中間プロテクタ61には、第1回動軸37に向いて開口するガイド入口部62と、第2回動軸38に向いて開口するガイド出口部63とが設けられている。これらガイド入口部62とガイド出口部63との開口方向は、ワイヤーハーネス25をI字形にガイドするため、中間支持部材35の延在平面方向に沿った同一線上方向で開口している。なお、図示符号64の入口ガイド壁は、車体側プロテクタ41(車体側ブラケット部材31)側からのワイヤーハーネス25をガイド入口部62に向けてガイドするためのものである。図示符号65の出口ガイド壁は、ガイド出口部63からドア側プロテクタ51(ドア側ブラケット部材33)側に向けてワイヤーハーネス25をガイドするためのものである。なお、これらの入口ガイド壁64および出口ガイド壁65は、車体側プロテクタ41からドア側プロテクタ51までの区間において外部に露出されるワイヤーハーネス25を滑り良くガイドするように配設されている。このため、これらの入口ガイド壁64および出口ガイド壁65の配設範囲は、ワイヤーハーネス25が当たるような、中間支持部材35、第1回動軸37、第2回動軸38に対して、これを被覆するような範囲に亘って形成されている。これにより、車体側プロテクタ41からドア側プロテクタ51までの区間のワイヤーハーネス25は、この中間プロテクタ61により滑らかに摺動可能にガイドされる。
以上説明したハーネスガイド構造40によれば、次のような作用効果を奏することができる。図6は、バックドア20が開いている状態を示す上面視図である。図7は、バックドア20が閉じている状態を示す上面視図である。
すなわち、上記したハーネスガイド構造40によれば、車体側ブラケット部材31に設けられた車体側プロテクタ41により、中間支持部材35に向けて延在するワイヤーハーネス25を、第1回動軸37の回動軸線(軸)方向に沿ったL字形の屈曲深さを変えることができるようにワイヤーハーネス25を屈曲させてガイドしている。ここで、車体側プロテクタ41は、バックドア20の開閉により生ずるワイヤーハーネス25の長さの差(線長差)を次のように吸収することができる。つまり、図6に示すようにバックドア20を開いた状態では、ワイヤーハーネス25のL字形に屈曲した屈曲深さを、図3における図示符号255のワイヤーハーネスのように屈曲の深さを浅くすることができる。これに対して図7に示すようにバックドア20を閉じた状態では、図3における図示符号256のワイヤーハーネスのように屈曲の深さを深くすることができる。これによって、バックドア20の開け閉めにより車体ボデー15側とバックドア20側との間のワイヤーハーネス25の線長差が生ずるような場合でも、この線長差を吸収するように該ワイヤーハーネス25をガイドすることができる。このハーネスガイド構造40によれば、ワイヤーハーネス25のガイド機能を有しつつワイヤーハーネス25の長さをバックドア20の開け閉めいずれの状態でも車体ボデー15との離間距離を許容できる長さにでき、バックドア20の開け閉め動作を阻害せず、さらにバックドア20の閉め動作によるワイヤーハーネス25の挟み込まれを防止することができる。
また、上記したハーネスガイド構造40によれば、ドア側ブラケット部材33に設けられたドア側プロテクタ51により、中間支持部材35から延在するワイヤーハーネス25を、第2回動軸38の回動軸線(軸)方向に沿ってL字形に屈曲深さを固定させてガイドする。なお、この際のワイヤーハーネス25のL字形に屈曲深さは、略直角となる屈曲深さが確保されている。また、この際のワイヤーハーネス25が屈曲するL字形の一部は、第2回動軸38の回動軸線(軸)方向に沿った方向に設定されている。このため、ドア側プロテクタ51は、ドア側プロテクタ51に近接する第2回動軸38を回動軸線として中間支持部材35に対して車体側ブラケット部材31を相対的に回動させた場合に生ずる、ワイヤーハーネス25の捩じれを、このように略直角となる屈曲深さが確保されたL字形の屈曲部257により相対的な回動を許容して吸収することができる。これによって、バックドア20の開け閉めに応じてワイヤーハーネス25に捩じれが生じるような場合でも、このワイヤーハーネス25の捩じれを許容することができることとなり、バックドア20の開け閉め動作を良好に行えるようにする。
また、上記したハーネスガイド構造40によれば、中間支持部材35に設けられた中間プロテクタ61により、車体側ブラケット部材31からドア側ブラケット部材33に向けた区間におけるワイヤーハーネス25を、中間支持部材35の延在範囲内に収まるようにI字形にガイドすることができる。これによって、車体側ブラケット部材31からドア側ブラケット部材33に向けた区間におけるワイヤーハーネス25を、バックドア20の開け閉め動作に影響を与えない範囲内で弛みなくガイドすることができて、バックドア20の開け閉め動作をさらに良好に行えるようにする。
なお、本発明に係るハーネス部材のガイド構造にあっては、上記した実施の形態のハーネスガイド構造40に限定されるものではなく、次のように適宜個所を変更して構成するようにしてもよい。
すなわち、上記したハーネスガイド構造40にあっては、車体側ブラケット部材31に対して第1ハーネスガイド部に相当するプロテクタ41が設けられるものとなっていた。しかしながら、本発明に係る第1ハーネスガイド部に相当するプロテクタは、車体側ブラケット部材31に対して設けられることに限定されず、これに替えてドア側ブラケット部材33に対して設けられるものであってよい。なお、このような場合には、本発明に係る第2ハーネスガイド部に相当するプロテクタは、ドア側ブラケット部材33に対して設けられるのに替えて車体側ブラケット部材31に対して設けられるものとなる。
また、上記したハーネスガイド構造40にあっては、中間プロテクタ61によりワイヤーハーネス25を中間支持部材35の延在範囲内に収まるようにI字形にガイドするものであった。しかしながら、このような中間プロテクタ61は、例えば中間支持部材35の延在範囲から上下に外れるような部分に位置するように設けられるものであってよい。
10 車両
15 車体ボデー
20 バックドア
25 ワイヤーハーネス(ハーネス部材)
251 引出し口
252 引込み口
257 屈曲部
26 ハーネス被覆材
30 ヒンジ
31 車体側ブラケット部材(車体側ブラケット部)
33 ドア側ブラケット部材(ドア側ブラケット部)
35 中間支持部材
361,362 取付け構造
363 開き規制リンク
37 第1回動軸
38 第2回動軸
39 螺子止め部材
40 ハーネスガイド構造(ハーネス部材のガイド構造)
41 車体側プロテクタ(第1ハーネスガイド部)
42 ガイド入口部
43 ガイド出口部
44 屈曲部
45 傾斜壁
46 張出壁
48 固定リング
51 ドア側プロテクタ(第2ハーネスガイド部)
52 ガイド入口部
53 ガイド出口部
54 曲げガイド形状
55 端縁フランジ
61 中間プロテクタ(中間ガイド部)
62 ガイド入口部
63 ガイド出口部
64 入口ガイド壁
65 出口ガイド壁

Claims (4)

  1. 平行配置される第1回動軸および第2回動軸を具備して車体ボデーにバックドアを開閉可能に連結するヒンジ構造に対して配設され、該車体ボデー側から該バックドア側までの間における該車体ボデー側から該バックドアに配線されるハーネス部材をガイドするハーネス部材のガイド構造であって、
    前記ヒンジ構造は、前記車体ボデー側に固定される車体側ブラケット部と、前記バックドア側に固定されるドア側ブラケット部と、前記車体側ブラケット部に対して前記第1回動軸を介して回動可能に軸支連結され且つ前記ドア側ブラケット部に対して前記第2回動軸を介して回動可能に軸支連結される中間支持部材とを備え、
    前記車体側ブラケット部には、前記中間支持部材から延在する前記ハーネス部材を前記回動軸の軸方向に沿ってL字形に屈曲深さが変えられるように屈曲させてガイドする第1ハーネスガイド部が取り付けられており、
    該第1ハーネスガイド部は、前記ハーネス部材のL字形に屈曲した屈曲の深さが変わることにより、前記バックドアの開閉により生ずる前記ハーネス部材の線長差を吸収するように該ハーネス部材をガイドすることを特徴とするハーネス部材のガイド構造。
  2. 請求項1に記載のハーネス部材のガイド構造において、
    前記ドア側ブラケット部には、前記中間支持部材から延在する前記ハーネス部材を前記回動軸の軸方向に沿ってL字形に屈曲深さを固定させてガイドする第2ハーネスガイド部が取り付けられており、
    該第2ハーネスガイド部は、該第2ハーネスガイド部に近接する前記回動軸を回動軸線として前記中間支持部材に対して前記ドア側ブラケット部を相対的に回動させた場合に生ずる、前記ハーネス部材の捩じれを吸収するように該ハーネス部材をガイドすることを特徴とするハーネス部材のガイド構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載のハーネス部材のガイド構造において、
    前記中間支持部材には、前記車体側ブラケット部から前記ドア側ブラケット部に向けた区間における前記ハーネス部材を、該中間支持部材の延在範囲内に収まるようにI字形にガイドする中間ガイド部が設けられていることを特徴とするハーネス部材のガイド構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のハーネス部材のガイド構造において、
    前記ハーネス部材の外部露出側の周面を形成するハーネス被覆材は、他の部材に摺り当たる際の摩擦抵抗が小さくなるように、該他の部材より滑り性質の良い素材が選択されていることを特徴とするハーネス部材のガイド構造。
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