JP5757516B2 - 水分除去システム、水分除去装置 - Google Patents

水分除去システム、水分除去装置 Download PDF

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Description

本発明は、建造物に含まれる水分を除去する水分除去システム、水分除去装置に関する。
従来の鉄筋建造物の屋上等の構造は、コンクリート下地に、絶縁機械固定工法により防水層を施工したものが多く見られる。しかしながら、上記のような構造の場合、外気とコンクリート下地との温度差により防水層の裏面に結露が発生するおそれがある。この状態が進行すると、コンクリート下地と防水層の間に水分層が生じてしまう。そして、コンクリート下地が経年劣化すると、コンクリート下地のクラックから水分が侵入し、建造物内に雨漏り、カビ、結露を生じさせる。また、防水層自身も経年劣化によりクラックを生じ、そのクラック部分から水(例えば、雨水)が侵入してしまっている。この現象も上記と同様に建造物内に雨漏り、カビ、結露を生じさせる。
以上のような問題点を解決するため、合成樹脂フィルムと長繊維不織布とを上下一体に密着させた脱気下地緩衝シートの不織布側をコンクリート下地に接着剤を用いて接着した後、合成樹脂フィルム側にプライマーを介してFRP防水層を形成させ、不織布の層に下端を開口する脱気装置を備えさせた防水工法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この防水工法によれば、不織布の層を通じて水蒸気を脱気装置から外部に排出させることができる。
特開2004−131955号公報
しかしながら、上述の防水工法は、コンクリート下地に脱気下地緩衝シートの不織布側を接着剤を用いて接着させた後、合成樹脂フィルム側にプライマーを介してFRP防水層を形成させており、コンクリート下地に直接施工することを想定したものである。このため、既存の建造物に施工を施す場合、既存の建造物の防水層を全て取り除いて施工する必要があり、多大なコストになる。また、上述の防水工法は、不織布中の空隙を水蒸気の移動通路としており、水蒸気の移動通路として十分な広さを確保しているとは言えない。特に、含水率が高いコンクリート下地の場合や床面積の大きい建造物の場合、大量の水蒸気が発生するため、不織布中の空隙では水蒸気の移動通路として十分なものとは言えない。また、上述の防水工法では、脱気装置は自然に脱気させることを想定しており、大量の水蒸気を脱気させるには不十分なものである。
そこで、本発明は、建造物の防水構造をそのまま維持した状態で、建造物に含まれる水分を水蒸気として、効率良く移動させて外部へ排出する水分除去システム、水分除去装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、本発明の水分除去システムは、建造物に含まれる水分を除去する水分除去システムであって、設置面に複数の凸部を有し、被設置面である上記建造物の表面と上記複数の凸部を有する設置面とで形成された空間を、蒸気通路にさせるように構成された床部と、上記蒸気通路内に吸気流を発生させて、上記被設置面である上記建造物の表面を通じて上記建造物に含まれる蒸気化した水分を外部へ排出する吸気部とを具備する水分除去装置と、上記蒸気通路内に空気を取り入れる外気取入れ装置とを備え、上記床部は、平面状の部材の少なくとも一方の面に上記複数の凸部を有する少なくとも1つの凸部材により構成され、上記凸部材は、上記複数の凸部の先端部が被設置面である上記建造物の表面に接するように設置されたことを特徴とするものである。これにより、建造物の防水構造をそのまま維持した状態で、建造物に含まれる水分を水蒸気として、効率良く移動させて外部へ排出させるという作用をもたらす。
また、本発明の水分除去装置は、建造物に含まれる水分を除去する水分除去装置であって、設置面に複数の凸部を有し、被設置面である上記建造物の表面と上記複数の凸部を有する設置面とで形成された空間を、蒸気通路にさせるように構成された床部と、上記蒸気通路内に吸気流を発生させて、上記被設置面である上記建造物の表面を通じて上記建造物に含まれる蒸気化した水分を外部へ排出する吸気部とを備え、上記床部は、平面状の部材の少なくとも一方の面に上記複数の凸部を有する少なくとも1つの凸部材により構成され、上記凸部材は、上記複数の凸部の先端部が被設置面である上記建造物の表面に接するように設置されたことを特徴とするものである。これにより、建造物の防水構造をそのまま維持した状態で、建造物に含まれる水分を水蒸気として、効率良く移動させて外部へ排出させるという作用をもたらす。
また、本発明の水分除去装置において、上記床部は、平面状の部材の少なくとも一方の面に複数の凸部を有する凸部材を少なくとも1つ備えたことを特徴とする。また、本発明の水分除去装置において、上記凸部材は、上記複数の凸部がマトリクス状に配置されたことを特徴とする。また、本発明の水分除去装置において、上記凸部材は、上記複数の凸部が設けられた面の裏面に少なくとも1つ凹部を設けたことを特徴とする。また、本発明の水分除去装置において、上記凸部材は、上記複数の凸部が設けられた面の裏面の上記複数の凸部に相当する位置に少なくとも1つ凹部を設けたことを特徴とする。また、本発明の水分除去装置において、上記床部は、複数の上記凸部材を積み重ねて層構造としたことを特徴とする。これにより、蒸気通路としての十分な広さの空間を確保させるという作用をもたらす。
また、本発明の水分除去装置において、上記吸気部は、上記蒸気通路と外部とを繋ぐ通路である蒸気排出通路部と、上記蒸気排出通路部中に設けられ、上記蒸気通路内に吸気流を発生させて、蒸気化した水分を吸気して外部に向かって排出するファンと、上記ファンを駆動させるファン駆動部とを備えたことを特徴とする。また、本発明の水分除去装置において、上記ファン駆動部は、上記ファンを所定の回転数以下で駆動させることを特徴とする。また、本発明の水分除去装置において、上記ファン駆動部は、太陽電池と、電力を蓄電する蓄電部と、上記太陽電池で発生する電力により上記ファンを所定の回転数以下で駆動させるファン制御部とを備え、上記ファン制御部は、上記ファンの駆動において余剰分の電力を上記蓄電部に蓄電させ、上記ファンの駆動において不足分の電力を上記蓄電部に蓄電された電力から補充して上記ファンを駆動させることを特徴とする。これにより、建造物内部と蒸気通路内に強制的に吸気流を発生させるという作用をもたらす。また、ファン駆動を省電力化させる。
本発明によれば、建造物の防水構造をそのまま維持した状態で、建造物に含まれる水分を水蒸気として、効率良く移動させて外部へ排出できるという優れた効果を奏し得る。
本発明の実施の形態における水分除去装置100を示す図である。 本発明の実施の形態における床部10における凸部材13の構造の一例を示す図である。 本発明における床部の別の実施の形態である水分除去装置200乃至400の断面図である。 本発明の実施の形態における水分除去システム500及び600を示す図である。 本発明の実施の形態における水分除去装置700を住宅800のベランダ810に取り付けた様子を示す図である。
次に本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態における水分除去装置100を示す図である。図1(a)は、水分除去装置100の斜視図である。図1(b)は、水分除去装置100の断面図である。水分除去装置100は、建造物30に含まれる水分を蒸気化して除去するものであり、床部10と、吸気部20とを備える。
床部10は、建造物30の床31の上に設置される。そして、床部10は、図1(b)に示すように、床31と接する設置面は突起形状の凸部13aが複数設けられている。そして、凸部13aは、例えば床31と接する設置面に概ねマトリクス状に配置されたものが挙げられるが、凸部13aの配置態様はこれに限るものではない。
なお、床部10が設置される床31として、例えば、コンクリート製建造物の屋上や、住宅のベランダ(図5参照)等が一例として挙げられるが、これに限るものではなく、その他の場所であってもよい。
床部10を床31に設置すると、床部10の凸部13aの先端部が床31と接し、凸部13aが設けられた底面13bと、床31との間に空間が形成される。底面13bと床31とにより形成される空間内は、建造物30の内部における水分による蒸気により充填される。この空間を蒸気通路40として蒸気は移動する。以上のように、床部10を床31に設置すると、建造物30における被設置面である床31と、底面13bとにより蒸気が移動するのに十分な広さを有する蒸気通路40が形成される。

床部10の構造として、例えば図1(b)に示すように、防水シート11と、断熱材12と、凸部材13とを層状に積み重ねた構造が一例として挙げられるが、これに限るものではない。なお、防水シート11は、例えばFRP(Fiber Reinforced Plastics)により形成されたシート状の部材が挙げられる。また、凸部材13は、例えば、平面状の部材の少なくとも一方の面に突起形状の凸部13aを複数設けた樹脂製の部材が挙げられる。凸部材13を形成する材質として、例えばポリプロピレン等が挙げられるが、その他の材質であってもよい。また、凸部材13は、樹脂ではなく、金属・その他の材質により形成されていてもよい。
床部10のその他の構造として、断熱材12を除いて防水シート11と、凸部材13とを重ねた構造や、凸部材13のみの構造が挙げられる。凸部材13のみの構造の場合、凸部材13の床31と接しない側の面(上面)に防水コーティング処理を施すことが好ましい。いずれにしても、本発明において床部10は、床31と接する面に突起形状の凸部13aが複数設けられ、床31に設置すると床31と底面13bとの間に形成される空間を蒸気通路とする構成の全てを含むものである。床部10における凸形状については図2においてさらに説明する。
なお、水分除去装置100は、新築の建造物に設置する場合と、既存の建造物に設置する場合とがある。水分除去装置100を新築の建造物に設置する場合、新築の建造物の下地面に直接床部10を設置することが想定され、上記建造物30の床31は下地面となる。建造物30の下地面に床部10を設置することにより、本発明の水分除去装置100を建造物30の防水構造として当初から組み込むことができる。
一方、既存の建造物に水分除去装置100を設置する場合、既存の建造物の防水層の表面に直接床部10を設置することが想定され、上記建造物30の床31は防水層の表面となることが想定される。通常、建造物には防水層が床表面に配置されていることが多いからである。しかしながら、防水層が床表面に配置されている場合、建造物30に含まれる水分は床31を通じて蒸気通路40へ移動しにくい。この場合、防水層に穴を開ける等して、防水層よりもさらに下の層と蒸気通路40とを連通させる通路である連通路32を形成することが好ましい。どの層と蒸気通路40とを連通させれば建造物30の内部における水分を除去しやすいかは、建造物の構造によって変わってくるため、建造物の構造に基づいて決定する。
また、防水層が劣化等の理由によりクラックしている場合は、そのクラック部分が連通路32としての役割を担い、そこから水分が蒸気として移動可能であるため、改めて連通路32を形成させなくてもよい。なお、クラック部分のみでは連通路32としての役割を担いきれない場合、改めて連通路32を形成させてもよい。以上のようにすれば、除去したい建造物30に含まれる水分を効率良く蒸気通路40に移動させることができる。以上のように本発明によれば、新築の建造物、既存の建造物にいずれにも容易に設置することができる。
吸気部20は、蒸気通路40内に吸気流を発生させて、被設置面である建造物30の表面等を通じて建造物30に含まれる蒸気化した水分を外部へ排出するものである。吸気部20は、例えば吸気部20の下端部の外周縁20aにおいて床部10と連結される。これにより、蒸気通路40と、吸気部20とが連通した状態になる。そして、吸気部20は、例えば、蒸気排出通路部21と、蒸気通路40内に吸気流を発生させて蒸気を吸気して外部に向かって排出するファン22と、ファン駆動部23とを備える。
蒸気排出通路部21は、ファン22により吸気された蒸気を外部へ誘導する通路を備えたものである。蒸気排出通路部21の一例として、図1(a)、図1(b)に示すように、蒸気通路40からファン22により吸気された蒸気の通路である蒸気通路21aと、ファン22により排出された蒸気の通路である蒸気通路21bとにより構成されたものが一例として挙げられる。蒸気通路21aは、例えば筒状部材により構成することが一例として挙げられる。この場合、その筒状部材の上端部にファン22を設け、筒状部材の下端部の外周縁20aを床部10と連結させる。ファン22が駆動すると、蒸気通路40に存在する蒸気は、蒸気通路21aに相当する上記筒状部材の方向へ誘導され、その筒状部材の内部を通って筒状部材の外部へ排出される。
蒸気通路21bは、例えば筒状部材により構成することが一例として挙げられる。蒸気通路21bを構成する筒状部材は、一方の底面(上面)が閉じた筒状部材になっている。蒸気通路21bを構成する筒状部材の径は、蒸気通路21aを構成する筒状部材の径より大きい。そして、蒸気通路21bを構成する筒状部材は、図1(a)、図1(b)に示すように、筒状部材の軸をほぼ同じくし、蒸気通路21aを構成する筒状部材の周囲を覆うような態様で設けられている。これにより、ファン22から排出された蒸気は、蒸気通路21bを構成する筒状部材により誘導されて、外部に排出される。
ファン駆動部23は、ファン22を駆動させるものであり、例えばファン制御部23aと、太陽電池23bと、蓄電部23cとを備える。ファン制御部23aは、太陽電池23bにおいて生成された電力によりファン22を駆動させる。この際におけるファン22の駆動態様は様々な態様が挙げられる。
ファン22の駆動態様の一つとして、ファン22を所定の回転数以下で回転させる駆動態様が挙げられる。この場合、ファン制御部23aは、ファン22に供給する電力を所定の電力以下にして、残りの電力を蓄電部23cにおいて蓄電させる。なお、ファン22に供給する最大の電力がファン22の上記所定の回転数に相当することが想定される。
そして、太陽電池23bにおいて生成される電力が天候の状態により所望の量に達しなくなった場合、ファン制御部23aは、蓄電部23cに蓄電された電力をも用いてファン22を駆動させる。なお、蓄電部23cにおいて蓄電される電力は、太陽電池23bにおいて生成された電力に限るものではなく、その他のもの(例えば、建造物30に付設された電源装置)から供給された電力であってもよい。この場合、太陽電池23bにおいて生成される電力がファン22の駆動に十分な電力でなくとも、蓄電部23cが電力不足を補うことになる。
ファン22の駆動態様を上記のようにすれば、太陽電池23bで生成された電力を効率よく使用することができる。また、ファン22の回転数を所定回転数以下とするため、ファン22の寿命をのばすことができる。さらに、天候の状態が悪い時でも、蓄電部23cにより十分な電力をファン22に供給することができる。
なお、ファン22の駆動態様は上記以外の駆動態様であってもよい。また、上記において電力の供給元は太陽電池23b及び蓄電部23cの2つあるが、いずれか一つであってもよく、そのような構成も本発明の範囲に含まれる。また、上記において電力の供給元は、上記太陽電池23b及び蓄電部23cではなく、建造物30に付設された電源装置・その他の電源装置であってもよく、そのような構成も本発明の範囲に含まれる。
図2は、本発明の実施の形態における床部10における凸部材13の構造の一例を示す図である。図2(a)は、凸部材13の平面図である。凸部材13は、上記述べたように、例えば、平面状の部材の少なくとも一方の面に突起形状の凸部13aを複数設けた樹脂製の部材が挙げられる。そして、凸部材13における凸部13aは、概ね円錐形状又は円錐台形状とすることが一例として想定され、図2(a)においては円形状の部分が複数あるが、これら一つ一つが凸部13aに相当する。なお、凸部材13における凸部13aの形状はその他の形状であってもよい。
凸部材13における凸部13aは、図2(a)に示すように、例えば、概ねマトリクス状に配置させることが一例として挙げられるが、これに限るものではなく、その他の配置態様であってもよい。上記概ねマトリクス状に配置とは、縦横方向にランダムに配置されたマトリクス状に近い状態の配置をも含むものである。凸部材13に面状の力(例えば、図2(a)の紙面に垂直方向、又は図2(b)の矢印C方向から加わる人の体重)が加えられた場合に凸部13aが潰れないような強度を凸部材13に持たせる必要がある。したがって、この配置の仕方は上記強度の観点から様々な態様が想定され、本発明においては様々な配置の全てをも含む。また、上記強度の観点においては凸部材13を構成する材質についても考慮する。また、上記記強度の観点に加えて、例えば、蒸気を効率良く流せるかどうかの観点をも含めて配置を決めてもよい。
以上のように配置された凸部13aは蒸気通路40の中では柱に相当する部分になる。そして、蒸気は、例えば、図2(a)に示す矢印に示すように、凸部13a間をすり抜けて吸気部20が吸気する方向へ移動する。
図2(b)は、図2(a)に示す凸部材13における楕円領域BのA−A断面図である。なお、図2(b)において凸部材13の下側を凸部材13の下面、凸部材13の上側を凸部材13の上面と呼ぶこととする。凸部材13は、図2(b)に示すように、凸部材13の下面13cにおいて突起しており、その突起した凸部13aの形状として、上記説明したように概ね円錐形状又は円錐台形状が一例として挙げられる。また、凸部材13は、図2(b)に示すように、凸部材13の上面13d(凸部13aが設けられた面の裏面)の凸部13aに相当する位置において凹んでおり、その凹んだ凹部13eの形状として、概ね円錐形状又は円錐台形状、半球形状等が一例として挙げられる。
図2(b)に示すような態様の凸部材13の上面13dに防水シート11を重ねると、図2(c)に示すように、凹部13eと防水シート11とで所定の空間が形成され、その空間には空気が充填される。そして、その空間の空気は、一般的に熱伝導率が低いため、断熱材と同様の効果を奏する。したがって、凹部13eを設ければ、床部10から図1における断熱材12を省略することも選択技の一つとなる。なお、凸部材13は、図2(b)、図2(c)に示す態様ではなく、図2(d)に示すように、凸部材13の上面13dの凸部13aに相当する位置が凹んでいないものであってもよい。すなわち、凸部材13に凹部13eがない構成であってもよい。また、凸部材13は、凸部材13の上面13dの凸部13aに相当する位置が凹んでいる部分(凹部13e)と凹んでいない部分が混在する構成であってもよい。すなわち、凸部材13は、凸部材13の上面13dの凸部13aに相当する位置に少なくとも1つ凹部13eを設けたものであってもよい。さらに、凹部13eが設けられる位置として、凸部材13の上面13d(凸部13aが設けられた面の裏面)の凸部13aに相当する位置以外であってもよい。これは、凹部13eは、凸部材13の上面13dのいずれかに設ければ、上記断熱材としての効果を奏するためである。このような凹部13eの態様も本発明の範囲に含まれる。
図3は、本発明における別の実施の形態である水分除去装置200乃至400の断面図である。なお、以下において、符号は違っても図1及び図2において用いた名称と同様の名称のものは同様の機能を有するものであり、可能なかぎり図1及び図2において説明したことを適用することができる。
図3(a)は、水分除去装置200における床部210の断面図である。床部210は、防水シート211と、凸部材213とが順に積み重なったものである。これは、図1における床部10から断熱材12を取り除いた構造と同様の構造である。断熱材12を取り除いても、凸部材13として図2(b)及び図2(c)に示す態様のものを用いれば、凸部材213と防水シート211とで形成される空間が断熱材と同様の効果を奏するため、凸部材213として図2(b)及び図2(c)に示す態様のものを用いてもよい。
図3(b)は、水分除去装置300における床部310の断面図である。床部310は、防水シート311と、凸部材313aと、凸部材313bとが順に積み重なったものである。床部310は、床部210に凸部材を1つ多く積み重ねたものである。図3(c)は、水分除去装置400における床部410の断面図である。床部410は、防水シート411と、凸部材413aと、断熱材412と、凸部材413bとが順に積み重なったものである。床部410は、床部310に断熱材412を1つ挿入したものである。
図3(b)や図3(c)のように床部を構成すれば、凸部材により構成される空間が2つでき、蒸気通路が2層構造になる。この2層構造の蒸気通路間を連通させれば(例えば、2層間に連通路を設ける)、より十分な広さの蒸気通路を構成することができる。また、凸部材により構成される空間は、断熱効果をも有するので、建造物内の温度を一定に維持することに資する。さらに、凸部材として、図2(b)に示す凸部材を用いれば、断熱効果を有する空間をさらに形成することができ、建造物内の温度を一定に維持することにさらに資する。
なお、床部210乃至410の構造は一例であって、例えば、防水シートと、3つ以上の凸部材を連続して積み重ねた床部や、3つ以上の凸部材と、防水シート、断熱材等の別の部材とを任意の順番に積み重ねた床部や、表面に防水コーティング処理を施した3つ以上の凸部材を積み重ねた床部も本発明の範囲に含まれる。さらに、以上に準じて凸部材を用いた様々な組み合わせの床部も本発明の範囲に含まれる。これによれば、蒸気通路を3層以上の構造とした床部を形成させることができる。
図4は、本発明の実施の形態における水分除去システム500及び600を示す図である。図4(a)は、水分除去システム500を示す図である。なお、図4(a)において矢印は、空気の流れを表すものである。水分除去システム500は、水分除去装置510と、外気取入れ装置520とを備える。水分除去装置510は、図1乃至図3までで説明したものと同じものであり、既に説明済みであるため、その説明を省略する。外気取入れ装置520は、外部から空気を取り入れるものである。外気取入れ装置520は、図4(a)に示すように、蒸気排出通路部221とほぼ同様の構造である。
すなわち、外気取入れ装置520は、水分除去装置510により生じた空気の流れにより、外部から空気を取り入れて床部511へ空気を誘導する通路を備えた構造をしている。外気取入れ装置520の一例として、図4(a)に示すように、外部から、吸気された空気の通路である空気通路521aと、蒸気通路240へ空気を誘導する通路である空気通路521bとにより構成されたものが挙げられる。
空気通路521a及び空気通路521bは、例えば筒状部材により構成することが一例として挙げられる。空気通路521aを構成する筒状部材の径は、空気通路521bを構成する筒状部材の径より大きい。そして、空気通路521aを構成する筒状部材は、図4(a)に示すように、筒状部材の軸を同じくし、空気通路521bを構成する筒状部材の周囲を覆うような態様で設けられる。空気通路521bを構成する筒状部材の下端部の外周縁を床部511と連結させる。
以上のように構成された水分除去システム500の動作について以下説明する。水分除去装置510における(図示しない)ファンが回転することにより、図4(a)の矢印に示す空気の流れが、水分除去システム500全体に生じる。すると、蒸気通路540中の蒸気は吸気部512に向かって移動して外部に排出される。また、この空気の流れにより外気取入れ装置520は外部から空気を取り入れ、蒸気通路540に空気を供給する。
また、水分除去システム500による空気の流れは、建造物530の床531に含まれる水分を蒸気化させることを促進させる。このため、建造物530に含まれる水分の含水率を低下させることが容易にできる。本発明では、蒸気通路として十分な広さを確保できるため、容易に蒸気通路内に十分な空気の流れを作り出すことができる。このため、従来の水分除去システムよりも、水分除去を効率よく、短時間で行うことができる。
図4(b)は、水分除去システム600を示す図である。なお、図4(b)において矢印は、空気の流れを表すものである。水分除去システム600は、水分除去装置610と、外気取入れ装置620とを備える。水分除去装置610は、図1乃至図3までで説明したものと同じものであり、既に説明済みであるため、その説明を省略する。外気取入れ装置620も、外気取入れ装置520と同様で、外部から空気を取り入れるものである。外気取入れ装置620は、図4(b)に示すように、建造物630の一部と、上下方向に伸びる床部611aとを用いて構成されている。
すなわち、外気取入れ装置620は、建造物630の床の立ち上がり部631及び部材622で構成される空気通路621aと、建造物630の床の立ち上がり部631及び床部611aで構成される空気通路621bとにより構成されている。建造物630の床の立ち上がり部631と、部材622とで上面が閉じた筒状部材を形成しており、建造物630の床の立ち上がり部631と、上下方向に伸びる床部611aとで筒状部材を形成している。そして、前者の筒状部材(空気通路621a)は後者の筒状部材(空気通路621b)の周囲及び上面を覆うように配置されている。また、後者の筒状部材(空気通路621b)は建造物630の床方向に伸びる床部611bと連結され、蒸気通路40と連通した状態にある。これにより、外部から吸気された空気は、順に空気通路621a、空気通路621bを通って蒸気通路640に流れていく。そして、水分除去装置610により蒸気と伴に外部に排出される。
以上のように構成された水分除去システム600の動作について以下説明する。水分除去装置610における(図示しない)ファンが回転することにより、図4(b)の矢印に示す空気の流れが、水分除去システム600全体に生じる。すると、蒸気通路640中の蒸気は吸気部612に向かって移動して外部に排出される。また、この空気の流れにより外気取入れ装置620は外部から空気を取り入れ、蒸気通路640に空気を供給する。
また、水分除去システム600による空気の流れは、建造物630の床631に含まれる水分を蒸気化させることを促進させる。このため、建造物630に含まれる水分の含水率を低下させることが容易にできる。本発明では、蒸気通路として十分な広さを確保できるため、容易に蒸気通路内に十分な空気の流れを作り出すことができる。このため、従来の水分除去システムよりも、水分除去を効率よく、短時間で行うことができる。
なお、図4において建造物530及び630のおける床531及び632に、図1で説明した連通路を設ける態様も本発明に含まれる。連通路を設けるか否かは、建造物530及び630のおける床531及び632の状態や構造等によって決定される。
図5は、本発明の実施の形態における水分除去装置700を住宅800のベランダ810に取り付けた様子を示す図である。図5に示すように、ベランダ810の床811に床部710を敷く。そして、吸気部720の下端部を床部710と連結させる。なお、ベランダ810の床811に住宅800の1階天井820と蒸気通路740とを連通させる連通路812を設けておくと、住宅800内の湿気等の水分が床部710の蒸気通路740に流れ込みやすくなるため、連通路812を床811に設けるようにしてもよい。
また、水分除去装置700において吸気部720における太陽電池721は、吸気部720の上面ではなく、太陽光を受光しやすいベランダ810の柵813に取り付けてある。また、水分除去装置700において吸気部720における蓄電部722は、例えば住宅に設けられた家庭用電源830からも充電可能な態様にしてもよい。また、水分除去装置700に対する電力の供給は、太陽電池721や蓄電部722の代わりに家庭用電源830に直接行わせるようにしてもよい。また、図4で説明した外気取入れ装置520及び620に相当するものを住宅800にいずれかに設けてもよい。外気取入れ装置520及び620に相当するものは、住宅800に適した構造のものでよい。
水分除去装置700においては、さらに湿度センサ731を備えている。この湿度センサ731が所定の閾値湿度を検出すると、吸気部720における(図示しない)ファンが駆動し、住宅800内の蒸気が蒸気通路740を通じて外部へ排出される。なお、図5において湿度センサ731は1階天井820に取り付けられているが、どの場所に取り付けるものであっても本発明に含まれる。また、湿度センサ731の代わりに、もしくは湿度センサ731に加えて(図示しない)温度センサを取り付けるようにしてもよい。温度センサの場合も同様に、温度センサが所定の閾値温度を検出した場合に(図示しない)ファンが駆動するようにする。このように構成すれば、吸気部720における(図示しない)ファンを常時駆動させなくとも、所望の室内環境を実現することができ、ファンの寿命の長期化や省電力化に資する。
なお、本発明の実施の形態は本発明を具現化するための一例を示したものであり、これに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形を施すことができる。
100、200、300、400、510、610、700 水分除去装置
10、210、310、410、511、611、710 床部
11、211、311、411 防水シート
12、412 断熱材
13、213 凸部材
13a、313a、313b、413a、413b 凸部
13b 底面
13e 凹部
20、512、612、720 吸気部
21、221 蒸気排出通路部
22 ファン
23 ファン駆動部
23a ファン制御部
23b、721 太陽電池
23c、722 蓄電部
32、812 連通路
40、240、540、640、740 蒸気通路
500、600 水分除去システム
520、620 外気取入れ装置
622 部材
731 湿度センサ
830 家庭用電源

Claims (8)

  1. 建造物に含まれる水分を除去する水分除去システムであって、
    設置面に複数の凸部を有し、被設置面である前記建造物の表面と前記複数の凸部を有する設置面とで形成された空間を、蒸気通路にさせるように構成された床部と、
    前記蒸気通路内に吸気流を発生させて、前記被設置面である前記建造物の表面を通じて前記建造物に含まれる蒸気化した水分を外部へ排出する吸気部と
    を具備する水分除去装置と、
    前記蒸気通路内に空気を取り入れる外気取入れ装置と
    を備え、
    前記床部は、平面状の部材の少なくとも一方の面に前記複数の凸部を有する少なくとも1つの凸部材により構成され、
    前記凸部材は、前記複数の凸部の先端部が被設置面である前記建造物の表面に接するように設置されたことを特徴とする水分除去システム。
  2. 建造物に含まれる水分を除去する水分除去装置であって、
    設置面に複数の凸部を有し、被設置面である前記建造物の表面と前記複数の凸部を有する設置面とで形成された空間を、蒸気通路にさせるように構成された床部と、
    前記蒸気通路内に吸気流を発生させて、前記被設置面である前記建造物の表面を通じて前記建造物に含まれる蒸気化した水分を外部へ排出する吸気部と
    を備え、
    前記床部は、平面状の部材の少なくとも一方の面に前記複数の凸部を有する少なくとも1つの凸部材により構成され、
    前記凸部材は、前記複数の凸部の先端部が被設置面である前記建造物の表面に接するように設置されたことを特徴とする水分除去装置。
  3. 前記凸部材は、前記複数の凸部がマトリクス状に配置されたことを特徴とする請求項2に記載の水分除去装置。
  4. 前記凸部材は、前記複数の凸部が設けられた面の裏面に少なくとも1つ凹部を設けたことを特徴とする請求項2及び請求項3のいずれか一つに記載の水分除去装置。
  5. 前記床部は、複数の前記凸部材を積み重ねて層構造としたことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか一つに記載の水分除去装置。
  6. 前記吸気部は、
    前記蒸気通路と外部とを繋ぐ通路である蒸気排出通路部と、
    前記蒸気排出通路部中に設けられ、前記蒸気通路内に吸気流を発生させて、蒸気化した水分を吸気して外部に向かって排出するファンと、
    前記ファンを駆動させるファン駆動部と、
    を備えたことを特徴とする請求項2に記載の水分除去装置。
  7. 前記ファン駆動部は、前記ファンを所定の回転数以下で駆動させることを特徴とする請求項6に記載の水分除去装置。
  8. 前記ファン駆動部は、
    太陽電池と、
    電力を蓄電する蓄電部と、
    前記太陽電池で発生する電力により前記ファンを所定の回転数以下で駆動させるファン制御部と
    を備え、
    前記ファン制御部は、前記ファンの駆動において余剰分の電力を前記蓄電部に蓄電させ、前記ファンの駆動において不足分の電力を前記蓄電部に蓄電された電力から補充して前記ファンを駆動させることを特徴とする請求項7に記載の水分除去装置。
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