JP5756190B2 - 微粉スラリーの固液分離・乾燥設備及びその方法 - Google Patents

微粉スラリーの固液分離・乾燥設備及びその方法 Download PDF

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Description

本発明は、微粉スラリーの固液分離・乾燥設備に関する。特に、微粉を含むスラリーを濾過及び乾燥するに際し、微粉による設備の摩耗を抑制することが可能なスラリーの固液分離・乾燥設備及びその方法に関する。
電池材料等として用いられる金属酸化物や金属水酸化物の製造工程において、最終的に金属微粉として製品化するためには、一般に、金属微粉を含有するスラリーを濾過した後、気流乾燥機やスプレードライヤーによって乾燥させ、目的の金属酸化物や金属水酸化物の乾燥品を得ている。
より具体的には、気流乾燥機を用いて乾燥させる場合、濾過工程からの凝集した湿潤粉体を乾燥機の管内で熱風により搬送し、搬送過程で熱風による対流伝熱によりこれを乾燥させ、金属微粉乾燥品を得る。
また、スプレードライヤーを用いて乾燥させる場合、濾過工程からの凝集した湿潤粉体をロータリーアトマイザーやノズルなどの分散器を通じて乾燥室内に噴霧分散させる。乾燥室内には熱風が吹きこまれ、噴霧した液滴が熱風中を重力沈降する間にこれを乾燥させ、金属微粉乾燥品を得る。
このような気流乾燥機やスプレードライヤー等を用いて金属酸化物や金属水酸化物等を得る発明としては、下記の文献を挙げることができる。
特許5136904号公報 特開2011−078933号公報
しかし、前記スプレードライヤーは、流動乾燥や間接加熱乾燥などの他の乾燥方式と比較して熱効率が悪いという問題がある。
また、この熱効率を上げるためにスラリーの含水率を下げると、スラリーに含有される金属微粉が、ロータリーアトマイザーやノズルなどの分散器と高速で接触することになる。その結果、分散器に摩耗が生じ、削れた分散器を構成する金属微粉末がスラリーに混入してしまう(コンタミネーション)問題が生じる。
また、一般に100μm以下の微粒子は、一般的に材質に関係なく、湿潤状態であると粒子界面に存在する液が架橋するため、付着力が強く、粘性を示す。そのため、処理装置の内壁に付着しやすく、取り扱いが難しい。特に、チキソトロピー(thixotropy)やダイラタンシー(dilatancy)現象を発現することがある。これらの現象が生じない場合でも、単に粘度が高いだけでも、取扱いが難しいのが現実である。
前記微粒子の取扱いに影響する要因としては、金属粉か否か、無機粉体か有機粉体か、極性液体への溶解度、組成等があり、様々である。しかし、一般的に粒子の付着力は、粒子径すなわち粒子の表面積(界面の影響面積)に依存するため、100μm以下の微粒子の湿潤粉体であれば取り扱いが難しいのが一般的である。
このような微粒子を含むスラリーを脱水すると、前記チキソトロピー等の問題が生じ、付着性が高くなる。微粒子の種類等にもよるが、一般には、含液率(含水率)が90wt%(ウエットベース(以下、W.B.とする。))以上のスラリーを、固液分離によって20〜30wt%(W.B.)まで下げると、このチキソトロピー性により、付着力が強くなることが多い。
そのため、脱水工程で含液率(含水率)を20〜30wt%(W.B.)程度にまで下げ、固液分離後の付着性が高いスラリーを乾燥機に搬送する場合、スクリューコンベア等の機械的に強制搬送を行う装置が必要となる。
しかし、スクリューコンベア等の強制搬送手段を用いた場合、搬送される濾過後のスラリー(被処理物)は、スクリューコンベアの内壁及びスクリューとの間で大きな剪断力を受ける。そのため、搬送中に生じる摩擦により、例えばスクリューを構成する金属が削れ、最終製品にその金属が混じり(コンタミネーション)、高品質の製品を得ることが難しいという問題があった。
また、スクリューの剪断力により、スラリー中の金属粒子の形状が崩れ、あるいは粒度分布が変化する問題がある。結局、これらの事象は、最終製品の品質の低下、歩留まりの低下に繋がる。
したがって、本発明の課題は、乾燥品のコンタミネーション、粒子形状の変形、粒度分布の変化を防止することにある。もって、最終製品の品質及び歩留まり低下を防止することにある。
この課題を解決した本発明は、周方向に回転させられる分離ロールの外周に、無端状の一対の分離濾布が重ね合されて巻回されつつ前記分離ロールの回転方向に沿って走行可能とされ、
前記一対の分離濾布の間に供給された被処理物が、前記分離ロールの外周面で前記一対の分離濾布の間に挟み込まれて圧搾され、併せて、前記分離ロールの外周面に形成された通気孔から分離ロールの内方から外方に向かって通気される通気ガスによって脱液される構成を含み、フードに覆われた固液分離装置と、
前記固液分離装置の後段に設置され、一端側に被処理物の供給口を、他端側に被処理物の排出口を有し、軸心方向周りに回転自在な回転筒と、回転筒内部に設けた加熱媒体を流通させる加熱管を有する加熱手段を備え、前記回転筒の供給口から供給した被処理物を排出口から排出する過程で、前記加熱手段により加熱乾燥させ、前記回転筒内において、前記被処理物の搬送方向と同じ方向の並流にキャリアガスを流通させる横型回転式乾燥機と、
前記固液分離装置から排出された被処理物を、機械的搬送手段を使用することなく落下重力により、前記横型回転式乾燥機の供給口へ導く流下流路を備え、
前記流下流路に、前記固液分離装置を覆うフード内と前記横型回転式乾燥機内との連通を遮断及び解放するエアロック機器を設けたことを特徴とする微粉スラリーの固液分離・乾燥設備に係るものである。
金属微粉(特に100μm以下の微粒子)を含む含液率約90wt%(W.B.)のスラリーを、従来の固液分離装置によって脱液(脱水)する場合、固液分離後のスラリーの含液率は35〜30wt%(W.B.)程度が限界である。
その結果、比較的高い含液率が原因となって、前述の種々の問題を招来しているのが現状である。
しかし、本発明に係る前記構成の固液分離装置(RBPともいう)、特に代表的には特許第4677484号公報に記載の固液分離装置によれば、脱水後のスラリーの含液率を19〜12wt%(W.B.)程度まで下げることができる。
かかる含液率(19〜12wt%(W.B.))であると、チキソトロピー現象やダイラタンシー現象を防止できる。
さらに、本発明の横型回転式乾燥機(間接加熱型回転乾燥機)によれば、いわゆるキルンアクションで微粒子が転動するだけであり、機械的な強制混合力を外力として作用するものではないから、微粒子の損傷などがなく、高品質の乾燥品を得ることができ、きわめて好適である。
一方、本発明では、キャリアガスを回転筒内に、被処理物の搬送方向と同じ方向の並流に流通させるようにした。キャリアガスは主として乾燥過程で被処理物から蒸発した水蒸気を回転筒外へ排出するために用いられる。
従来は被処理物の移動する方向に対して逆向きにキャリアガスを流す向流が採用されてきた。この向流形態を採用すると、被処理物の出口側である回転筒出口側端部Y付近がキャリアガスの流入場所になるので、被処理物から蒸発する水蒸気が少なく湿度が低いものとなる。そのため、被処理物が吸湿することを防ぐことができ、被処理物の水分を低減させることができるという利点がある。
しかし、回転筒入口側端部X付近ではキャリアガスに水蒸気が多く含まれるようになるため、湿度が高い雰囲気となる。かかる湿度が高い雰囲気の回転筒入口側端部Xにおいて、被処理物が向流のキャリアガスと接触すると、被処理物の温度がキャリアガスの温度よりも低いため、凝縮伝熱によって水蒸気の結露を生じる。結露した水蒸気は、被処理物の表面に付着する付着水となり、その水分率が上昇する。その結果、被処理物の回転筒内部への付着や、回転筒内の通路の閉塞や、造粒が生じる問題がある。
回転式乾燥機内において、被処理物は加熱されて次第に水蒸気が除去されるため、回転筒出口側端部Y付近では被処理物の温度が高くなり、活性が高い状態となる。そして、ここに低湿度のキャリアガスが流入すると、キャリアガスと被処理物の接触により、キャリアガス中の酸素や炭酸ガスと反応を起こし、乾燥品が変質してしまうという問題も生じることがある。
このような問題を避けるため、本発明においては、被処理物の搬送方向と同じ方向にキャリアガスを流す並流を採用した。この並流を採用し、回転筒入口側端部Xからキャリアガスを流入させるので、回転筒入口側端部X付近の湿度が低くなる。その結果、供給される被処理物の温度が低い場合であっても、結露が発生しづらくなるという利点がある。結露が発生しないため、被処理物が回転筒内部に付着して、被処理物の通路を閉塞させたり、被処理物が造粒したりすることもない。
一方、乾燥過程で被処理物から蒸発した水蒸気は、キャリアガスに同伴して回転筒出口側端部Yへ運ばれるため、回転筒出口側端部Y付近のガスの組成は、水蒸気の占める割合が高くなる。そのため、酸素や炭酸ガス濃度を低く抑えることができ、被処理物とガス中の酸素や炭酸ガスとの反応を抑えることができる。その結果、最終製品の品質の劣化及び歩留まりの低下を避けることができる。
さらに、本発明では、微粉スラリーの前記固液分離装置から排出された被処理物を、機械的搬送手段を使用することなく落下重力により、前記横型回転式乾燥機の供給口へ導く流下流路を備えている。
固液分離装置から脱液物を乾燥機に搬送するのに、機械的搬送手段として汎用されるスクリューコンベアを採用した場合、搬送中の脱液物に剪断応力がかかるため、スクリューやケーシング等の部材が摩耗して、最終製品に不純物として混入する恐れがある。
また、機械的搬送手段としてベルトコンベアを採用することも考えられる。すなわち、前記固液分離装置から排出される脱液物をベルトコンベアによって搬送し、その終端から前記横型回転式乾燥機に導く形態も考えられる。しかし、ベルトコンベアへの供給時やベルトコンベアでの搬送中に脱液物がベルトコンベアから落下してコンベアケーシング内に堆積したり、あるいはベルトに付着したまま品質が低下した脱液物が後に落下し、製品に混入する恐れがある。
しかるに、本発明に従って、固液分離装置から排出された被処理物を機械的搬送手段を使用することなく落下重力により、流下流路を介して、横型回転式乾燥機の供給口へ導くようにすることにより、前記不純物が最終製品に混じらなくなる。また、最終製品の粒子形状が崩れたり、粒度分布が変化したりすることもなくなる。
さらに機械的搬送手段を使用しないで、脱液物を直接的に横型回転式乾燥機内に導くようにしたので、機械的搬送手段と比較して相対的に短時間で移送できる。そのため、脱液物の温度低下を抑制でき、乾燥機における乾燥負荷の低減や、温度低下に起因した品質劣化要因の排除を図ることができる。
前記流下流路は、落下重力のみにより、前記横型回転式乾燥機の供給口へ導くものであることが望ましい。
前記流下流路には、固液分離装置を包むフード内と横型回転式乾燥機内との連通を遮断及び解放するエアロック機器が設けられているのが望ましい。
固液分離装置を包むフード内の大量の蒸気を伴ったガスが、横型回転式乾燥機内に送入されると、横型回転式乾燥機の入口部分に被処理物が付着することがあり、乾燥が十分行われないことになる。さらに、キャリアガスの相対湿度が上昇し、乾燥機での熱効率が低下する要因となる。
しかるに、少なくとも2段のダンパー又は1台のロータリーバルブであればエアロックを行うことができ、前記の問題を防止できる。また、ダンパー又はロータリーバルブは、被処理物を受け止め、並びにその受け止めを解放し重力落下を許容するだけのものであり、スクリューコンベアやベルトコンベアのような水平方向の機械的搬送手段ではないので、これらの使用に伴う磨耗やせん断力が生じない。そのため、最終製品に不純物が混じることがなく、最終製品の粒子形状が崩れたり、粒度分布が変化したりすることもない。
さらに、固液分離装置は、通常フードによって覆われており、そのフードに被処理物の排出口が形成される。そして、無端状の一方の分離濾布上の圧搾前の被処理物が洗浄液により洗浄される構成である。この場合、洗浄液温度がたとえば60〜75℃の高温であると、フード内のガスは大量の蒸気を伴うことになるが、洗浄液温度が10〜50℃であると、横型回転式乾燥機の入口部分での被処理物の付着、キャリアガスの相対湿度の過度の上昇を避けることができ、前述の問題が顕著には生じない。
本発明は、特に被処理物が100μm以下の金属微粒子を含む場合において、従来の課題を顕著に改善できる。しかし、金属粉以外の無機粉体、または有機粉体、高分子粉体などでもよい。
本発明に従うと、キャリアガスが向流であっても、改善効果は顕著に高いと言えるが、もちろん、前述のように並流である方が、より効果的である。
本発明により、乾燥品のコンタミネーション、粒子形状の変形、粒度分布の変化を防止することができる。その結果、最終製品の品質及び歩留まり低下を防止できる。
本発明に係る固液分離・乾燥設備(ダンパー有り)の全体図である。 本発明に係る固液分離装置の概略側面図である。 本発明に係る乾燥装置の概略斜視図である。 本発明に係る乾燥装置の側面図である。 本発明に係る固液分離・乾燥設備(ダンパー無し)の全体図である。 回転筒に設けられた排出口を示す側面図である。 ケーシングの他の実施例を示す断面図である。 ケーシングの他の実施例を示す側面図である。 固液分離装置の分離ロールの断面部分図である。 固液分離装置の側面図である。
図1は、本発明に係る固液分離・乾燥設備の全体図である。この固液分離・乾燥設備には、金属微粉スラリーが供給され、固液分離及び乾燥が行われることで、最終製品を得る。以下、これらの内容について詳述する。
(被処理物P)
被処理物Pとして、金属微粉スラリーの例についての実施の形態を挙げることができる。この金属微粉スラリーとしては、特に100μm以下の金属微粒子のスラリーである場合に、本発明の効果が顕著に現われる。この微粒子の例として、遷移金属化合物、リチウム塩粉末、金属精錬ダスト、銀粉末等の金属微粉を挙げることができる。より詳しくは、遷移金属化合物として、チタン酸リチウム、酸化鉄、リン酸鉄、水酸化ニッケル、ニッケルマンガンコバルト化合物等を挙げることができる。また、金属精錬ダストとして、鉄、亜鉛、銅等を挙げることができる。スラリーは、水を分散媒体とするもののほか、他の液体が分散媒体であってもよい。さらに、前述のように、本発明は、金属粉以外の無機粉体、または有機粉体、高分子粉体などでもよい。
(固液分離装置51)
本発明に係る固液分離装置51は、複数のロール2に巻回されて走行する分離濾布1(以下、「濾布1」という。)と、供給口3から前記濾布1に供給された被処理物Pを濾過する水平式真空濾過装置4と、前記水平式真空濾過装置4の後段に設けられ、2次脱水機構として用いる圧搾固液分離装置9を有する。その例として、特許第4677484号の装置を挙げることができる。構造例について、厭わないで必要の範囲で以下説明する。
前記水平式真空濾過装置4は、被処理物Pを載せた濾布1が真空トレイ上を走行する際に、この濾布1を介して真空吸引を行い、これによって被処理物Pを濾過するものである。
また、たとえば特許第3786381号公報に示されているように、濾布1上の被処理物P(脱液ケーキ)の上方から洗浄液を流下させ、その洗浄液に不純物を溶解させ、脱水ケーキを洗浄し、製品純度を上げる構成になっているが、その構成は汎用されているものであるので、ここでは図2に詳細は図示していない。
洗浄液としては、被処理物の種類によって、水のほか酸性液などが使いわけられる。
洗浄液の温度は、10〜50℃であるのが望ましい。また、60〜75℃の高温洗浄液であってもよい。
洗浄液の温度が高い場合、熱効率を上げるためにも、水平式真空濾過装置4をフード51によって囲み、蒸気の流出を防止するのが望ましい。
ところで、この水平式真空濾過装置4のみでは、大気圧よりも大きな差圧を作用させることができない。そのため、濾過後のケーキの到達含液率として満足できない場合がある。
そこで、固液分離装置51は、水平式真空濾過装置4の後段に圧搾固液分離装置9を併設している。この圧搾固液分離装置9によって2次脱液(脱水)を行い、濾過後のケーキの到達含液率として高い目標値を達成するようにしている。
前記圧搾固液分離装置9は、分離ロール7と分離濾布8を備える。分離ロール7は、被処理物Pが供給される濾布1の内側に位置する複数のロール2のうち、前記水平式真空濾過装置4よりも走行方向下流側に設けられている。分離ロール7の外周面には、図9に示すように、通気孔7Aが形成され、この通気孔7A,7A…を介して、分離ロール7の内側から外側へ通気ガスgを通気する。この通気ガスgは、濾布1を通り抜け、濾布1上の被処理物Pを固液分離する。
前記分離ロール7の内周部には、分離ロール7の通気孔7Aから通気ガスgを通気する複数の通気ガスチャンバー7Bが、互いに隔絶されて周方向に略等間隔に形成されている。それとともに、各通気ガスチャンバー7Bが形成された範囲における分離ロール7の外周面には凹所がそれぞれ形成されている。また、前記通気孔7Aは、凹所の底面に開口されている。
そして、複数の通気ガスチャンバー7Bごとに互いに隔絶されて分離ロール7の外周面の凹所に収容されることによって分離ロール7の外周面と前記濾布1との間に介装された分散手段7Cにより、分離ロール7の外周面と前記濾布1との間で通気ガスgを分散させて、被処理物Pに通気して被処理物Pを固液分離するのが望ましい。分散手段7Cを例示すると、金網、樹脂網、前記濾布1よりも目の粗い濾布、焼結金網等を挙げることができる。また、この分散手段7Cは、分離ロール7の中心軸線方向において、被処理物Pの分離ロール7の外周面における幅と等しい範囲、またはこの幅よりも狭い範囲に配設されることが好ましい。
前記のとおり、分離ロール7の外周には濾布1が巻かれ、その濾布1の移動に伴って、被処理物Pが分離ロール7上の分離濾布8との間に供給される。かくして、前記分離ロール7の外周面で、濾布1と分離濾布8の間に被処理物Pを挟み込んで圧搾することによって、さらに脱液することができる。このときの圧搾力を高めるために、分離濾布8の背面に圧搾ベルト10が設けられており、分離濾布8をその背面側から被処理物Pへ押し付けるようにしてある。圧搾ベルト10としては、金属、樹脂、ゴム、布など適宜の材質のものを使用できるが、通気ガスチャンバー7Bからの通気が抜けるように、通気性であることが望ましい。
このように、回転する分離ロール7の外周に押し付けられる際に、被処理物Pは、分離ロール7の径方向に押圧力を受けるだけでなく、被処理物Pを挟んで濾布1と分離濾布8との走行距離の差、すなわち周速の差によって周方向にも剪断力を受けるため、効率的に圧搾される。
また、こうして圧搾された被処理物Pは、さらに分離ロール7の径方向に通気されることによって液分が分離濾布8を介して分離されるため、濾布1に垂直な方向への面圧や線圧および加圧だけでは十分な含液率の低下が困難であった被処理物Pに対しても、効果的な液分の除去を促すことが可能となる。
また、通気孔7Aが形成された分離ロール7の外周面に、被処理物Pを挟み込んだ濾布1及び分離濾布8がそのまま密着して圧搾、通気するだけであると、分離ロール7の外周面の通気孔7Aに位置して分離ロール7に巻回された部分に対して通気孔7A同士の間に位置した部分では、通気ガスgの被処理物Pへの通気量が少なくなるために含液率の低減が不十分となるとともに、被処理物Pのケーキ全体としても含液率に部分的なばらつきが生じる可能性がある。
そこで、本発明に係る圧搾固液分離装置9では、分離ロール7の外周面と濾布1との間に通気ガスgの分散手段7Cを介装して、分離ロール7の外周面の通気孔7Aから噴出した通気ガスgを濾布1との間で分散させることにより、濾布1と分離濾布8に挟み込まれた被処理物Pに対して通気ガスgを均等に通気させて、ケーキ全体としての含液率の均一化を図るとともに含液率自体の低減を促している。なお、別の態様として分離ロール7の外周面に通気孔を細かく多数形成することも可能である。
圧搾固液分離装置9で脱液(脱水)された被処理物は、濾布1と分離濾布8との密着状態が開放される位置まで搬送され、濾布1と分離濾布8が異なる方向に移動し、開放された際に固液分離装置51から排出される。
また、開放された濾布1、分離濾布8及び圧搾ベルト10の走行経路には、濾布1、分離濾布8及び圧搾ベルト10の表面に付着した(残留した)被処理物を除去するために、図示しない濾布1の洗浄装置や、図10に示す分離濾布洗浄装置20、圧搾ベルト洗浄装置21が備えられ、濾布1、分離濾布8及び圧搾ベルト10に向けて洗浄液が噴射される。なお、前記洗浄は、濾布1、分離濾布8及び圧搾ベルト10のいずれかにのみ行っても良い。
ここで供給される洗浄液の温度は、10℃〜75℃であればよく、特に好ましくは、10℃〜50℃が好適である。洗浄液の温度が例えば60〜75℃の高温であると、固液分離装置51を覆うフード51A内が大量の蒸気で充満する。その結果、流下流路40を介してフード51Aと連通する横型回転式乾燥機53の入口部分53Aの湿度が高くなり、入口部分53Aに被処理物が付着する可能性がある。また、キャリアガスGの湿度が上昇する可能性もある。洗浄液の温度を10〜50℃にすることで、横型回転式乾燥機の入口部分での被処理物の付着や、キャリアガスの相対湿度の過度の上昇を避けることができる。
そのほか、開放された濾布1と分離濾布8の走行経路にスクレーパ22を設け、濾布1や分離濾布8に付着した被処理物を削り取るようにしても良い。
このような固液分離装置51は、フード51Aによって覆っており、そのフード51Aに被処理物の排出口63が形成される。また、フード51Aには洗浄液から生じる蒸気を排出するための排気口60を設けることもできる。排気口は、管路61を介して排気用送風機62などに接続され、フード51A内の排気が行われる。
本発明に係る固液分離装置51により、たとえば、含液率が約90wt%(W.B.)の微粉スラリーを固液分離処理すると、約15wt%(W.B.)程度に脱液できる。
水平式真空濾過装置4、ドラム式真空濾過装置またはベルトプレス脱水機に、遠心分離機やフィルタープレス等を組み合わせても、前述のように、脱液(脱水)後のスラリーの含液(含水)率は35〜30wt%(W.B.)程度が限界である。
(流下流路40)
前記固液分離装置51によって脱液(脱水)された被処理物(脱液物)は、後述する横型回転式乾燥機53へ送られる。固液分離装置51から横型回転式乾燥機53への移送に、落下路43及び供給路41を含む流下流路40が用いられる。
固液分離装置51から排出され、フード51Aの排出口63を介して落下する脱液物は、横型回転式乾燥機53の被処理物供給路41及び供給口53Aに繋がる落下路43へ導かれる。
図1の形態では、流下流路40の途中に、その流路を開閉するスライドゲートを少なくとも上下二重に配置した(ダブル)ダンパー42を設けてある。
前記流下流路40には、キャリアガスGの吹き込み口43Aが設けられる。図1のダンパーを設けた形態では、ダンパー42の下流側に吹き込み口43Aを設け、ダンパー42の下流側からキャリアガスGを流入させている。
なお、吹き込み口43Aを横型回転式乾燥機53に設け、パージ用キャリアガスGを横型回転式乾燥機53に直接流入させるようにしてもよい。
図1の形態では、固液分離装置51を包むフード51A内と横型回転式乾燥機53内との連通を遮断及び解放するエアロック機器として、ダンパー42を使用したが、図示しないロータリーバルブを1段またはそれ以上の段で使用することができる。
また、好適には、図5に示すように、エアロック機器を使用せず、被処理物の落下重力のみにより、横型回転式乾燥機53に移送させることができる。この形態は、特に洗浄液温度が10℃〜50℃であるときに有効である。前記温度であれば、エアロック機器を使用しなくても、乾燥機53の入口部分53Aに被処理物が付着したり、キャリアガスGの相対湿度が過度に上昇したりする可能性が低いからである。
前記供給路41は、落下路43と接続する垂直部41Aと、垂直部41Aに接続され供給口53Aを有する傾斜部41Bからなる。供給路41は、回転筒30の一端側をシールするために設けられた固定部材Eに固定される。
前記供給路41には、必要により振動発生装置44を設けることができ、振動によって脱液物の付着を防止する。この振動発生装置44は、供給路41の傾斜部41Bに設置され、その位置は、長手方向のうち垂直部41A側、好ましくは垂直部41Aとの接続部近傍が好ましい。振動発生装置44をこのような位置に設置することで、落下路43からの被処理物の落下位置と振動発生装置44の設置位置が概ね一致する。したがって振動発生源の近傍に落下した脱液物は速やかに乾燥機53へ供給される。なお、この振動発生装置44としては、アンバランスマス型、動電型、油圧型など公知の振動発生装置44を採用できる。また、供給路41に振動発生装置44を設置する際には、バネなどの弾性部材を介して固定部材Eと固定することが好ましい。
(横型回転式乾燥機53)
本発明に係る横型回転式乾燥機53として、例えば間接加熱型横型回転式乾燥機を用いることができる。
この横型回転式乾燥機53は、一端側に脱液物の供給口53Aを、他端側に乾燥物の排出口53Bを有し、軸心回りに回転自在な回転筒30と、この回転筒30の内部を加熱する加熱手段31を備える。
供給口53Aから乾燥機53内に供給された脱液物は、他端側へ移動して、排出口53Bから排出される過程で、前記加熱手段31により加熱されて乾燥させられる。
前記加熱手段31は、回転筒30の軸心方向に沿って延在する加熱管とすることができる。この加熱管31は複数の金属製のパイプからなり、回転筒30の軸心に対して同心円を成すように、又は放射状に周方向及び径方向に取り付けられている。
この加熱管31の内部には、加熱媒体である蒸気等が流され、回転筒30内部を移動する被処理物(脱液物)を間接的に加熱する。なお、この加熱媒体の供給及び排出の方向に限定はない。
前記吹き込み口43Aから吹き込まれたキャリアガスGは、被処理物から蒸発する蒸気を伴って、ケーシング33の排気口34から排気される。なお、キャリアガスGは、流下流路40内を流れるため、流下流路40の洗浄用ガスとしても機能させることができる。
このキャリアガスGが流れる方向は、被処理物Pの流れ方向と同じとする「並流」を採用する。
前記回転筒30の他端側には、回転筒30に形成された排出口53Bと連通し、回転筒30内のキャリアガスGを流路54に排出するための固定ケーシング33が備えられる。このケーシング33の上部にはキャリアガスGの排気口34が形成されており、排気口34と流路54が接続される。また、ケーシング33の底面には被処理物Pの排出口35が設けられている。
なお、このケーシング33の外表面に、加熱配管33Aを設け、この加熱配管33Aの中にスチームなどの加熱媒体Sを流し、ケーシング33内のキャリアガスGが結露しないように温めるのが望ましい。
すなわち、本発明ではキャリアガスGを被処理物の搬送方向と同じ方向に流通させる(並流を採用する)ので、出口側でのキャリアガスGの温度が低い。
そこで、排気フード33にスチーム管33Aを巡らせ保温するようにすることによって、水蒸気の凝縮を抑制し、円滑に水蒸気を排出させることができる。
なお、前記スチーム管33Aは、例えばケーシング33の外表面を螺旋状に配置することができる。
本実施形態でケーシング33は、回転筒30を覆うよう構成されているがこの形状に限定されるものでなく、図7に示すように、回転筒30の端面にケーシング33を装入し、ケーシング33に備えられた図示しない掻上羽根により送られた被処理物Pを排出口35から排出し、キャリアガスGを排気口34から排気する構成でもよい。また、図8に示すように、回転筒30に形成されたキャリアガス排出口53Dと被処理物排出口53Cとが、回転筒30の軸方向において異なる位置に備えられている場合には、各排出口53C、53Dそれぞれにケーシング33を備えることもできる。この場合、少なくともキャリアガス排出口53Dを覆うケーシング33に加熱管33Aを配置すれば良い。
なお、ケーシング33は、図示しない手段によって地面に固定されており、回転筒30の回転と共に回転しないようになっている。
排気口34からの排ガス(キャリアガスG)は、流路54を介してバグフィルタ55に供給される。バグフィルタ55では、キャリアガスGとともに飛散した金属微粒子を捕集し、乾燥製品として回収する。なお、好ましくは、排気口34から流路54およびバグフィルタ55に至る範囲においても、ケーシング33と同様に加熱配管(図示せず)を設け、排ガスの結露を防止することが望ましい。
本発明者らは、図1の設備を使用し、本発明の効果を確認するため、ニッケルコバルトマンガン化合物の固液分離・乾燥を行った。
含液率が90wt%(W.B.)のニッケルコバルトマンガン化合物を処理した。処理量は、乾物状態の量で換算すると、100kg/hである。
ニッケルコバルトマンガン化合物を本発明に係る固液分離装置51で処理したところ、その排出口では15wt%(W.B.)まで下げることができた。
固液分離後の被処理物(脱液物)を乾燥装置53で乾燥したところ、1wt%(W.B.)にまで乾燥できた。
前記の乾燥によって、供給口53Aで10℃だった被処理物の温度は、排出口53Bで120℃まで上昇した。キャリアガスGの供給量は、35kg/hrである。
そして、被処理物の乾燥品をICP発光分光分析法や蛍光X線分析法を用いて分析したところ、異物の混入はみられず、コンタミネーションはみられなかった。また、乾燥品の粒子形状の変形はみられなかった。
1 濾布(分離濾布)
1A 水平部
2 ロール
3 供給口
4 水平式真空濾過装置
7 分離ロール
7A 通気孔
7B 通気ガスチャンバー
7C 分散手段
8 分離濾布
9 圧搾固液分離装置
10 圧搾ベルト
20 分離濾布洗浄装置
21 圧搾ベルト洗浄装置
22 スクレーパ
30 回転筒
31 加熱手段(加熱管)
33 ケーシング
33A 加熱配管
34 排気口
35 排出口
40 流下流路
41 被処理物供給路(供給路)
41A 垂直部
41B 傾斜部
42 ダンパー
43 落下路
43A 吹き込み口
44 振動発生装置
51 固液分離装置
51A フード
53 横型回転式乾燥機
53A 供給口
53B 排出口
53C 被処理物排出口
53D キャリアガス排出口
54 流路
55 バグフィルタ
60 排気口
61 管路
62 排気用送風機
63 排出口
E 固定部材
G キャリアガス
P 被処理物
S 加熱媒体
g 通気ガス

Claims (8)

  1. 周方向に回転させられる分離ロールの外周に、無端状の一対の分離濾布が重ね合されて巻回されつつ前記分離ロールの回転方向に沿って走行可能とされ、
    前記一対の分離濾布の間に供給された被処理物が、前記分離ロールの外周面で前記一対の分離濾布の間に挟み込まれて圧搾され、併せて、前記分離ロールの外周面に形成された通気孔から分離ロールの内方から外方に向かって通気される通気ガスによって脱液される構成を含み、フードに覆われた固液分離装置と、
    前記固液分離装置の後段に設置され、一端側に被処理物の供給口を、他端側に被処理物の排出口を有し、軸心方向周りに回転自在な回転筒と、回転筒内部に設けた加熱媒体を流通させる加熱管を有する加熱手段を備え、前記回転筒の供給口から供給した被処理物を排出口から排出する過程で、前記加熱手段により加熱乾燥させ、前記回転筒内において、前記被処理物の搬送方向と同じ方向の並流にキャリアガスを流通させる横型回転式乾燥機と、
    前記固液分離装置から排出された被処理物を、機械的搬送手段を使用することなく落下重力により、前記横型回転式乾燥機の供給口へ導く流下流路を備え、
    前記流下流路に、前記固液分離装置を覆うフード内と前記横型回転式乾燥機内との連通を遮断及び解放するエアロック機器を設けたことを特徴とする微粉スラリーの固液分離・乾燥設備。
  2. 前記流下流路は、落下重力のみにより、前記横型回転式乾燥機の供給口へ導くものである請求項1記載の微粉スラリーの固液分離・乾燥設備。
  3. 前記エアロック機器は、被処理物の落下方向に備えられる複数のダンパーである請求項1記載の微粉スラリーの固液分離・乾燥設備。
  4. 前記エアロック機器は、被処理物の落下方向に備えられるロータリーバルブである請求項1記載の微粉スラリーの固液分離・乾燥設備。
  5. 前記流下流路に振動発生装置が設けられている請求項1に記載の微粉スラリーの固液分離・乾燥設備。
  6. 周方向に回転させられる分離ロールの外周に、無端状の一対の分離濾布が重ね合されて巻回されつつ前記分離ロールの回転方向に沿って走行可能とされ、 前記一対の分離濾布の間に供給された被処理物が、前記分離ロールの外周面で前記一対の分離濾布の間に挟み込まれて圧搾され、併せて、前記分離ロールの外周面に形成された通気孔から通気される通気ガスによって脱液される構成を含み、フードに覆われた固液分離装置により、被処理物を固液分離し、
    一端側に被処理物の供給口を、他端側に被処理物の排出口を有し、軸心方向周りに回転自在な回転筒と、回転筒内部に設けた加熱媒体を流通させる加熱管を有する加熱手段を備え、前記回転筒の供給口から供給した被処理物を排出口から排出する過程で、前記加熱手段により加熱乾燥させ、前記回転筒内において、前記被処理物の搬送方向と同じ方向の並流にキャリアガスを流通させる横型回転式乾燥機により、固液分離した被処理物を乾燥する固液分離・乾燥方法であって、
    前記固液分離装置から排出された被処理物を、機械的搬送手段を使用することなく流下流路を介して落下重力により、前記横型回転式乾燥機の供給口へ導き、
    前記流下流路に設けたエアロック機器により、前記固液分離装置を覆うフード内と前記横型回転式乾燥機内との連通を遮断及び解放することを特徴とする微粉スラリーの固液分離・乾燥方法。
  7. キャリアガスを前記回転筒内に、被処理物の搬送方向と同じ方向の並流に流通させる請求項6記載の微粉スラリーの固液分離・乾燥方法。
  8. 前記固液分離装置は洗浄装置を備え、固液分離後の被処理物を排出した後に、分離濾布に付着している被処理物に対して10℃〜50℃の温度の洗浄液を噴射する請求項6記載の微粉スラリーの固液分離・乾燥方法。
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