JP2007112880A - 燃料化装置及び燃料の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 生ゴミとプラスチック廃棄物を含む有機廃棄物から発熱量の高い粉末燃料を効率良く製造可能な燃料化装置及び燃料の製造方法を提供する。
【解決手段】 廃棄物100を収容し、廃棄物100を水中で処理する処理容器1と、処理容器100の内部に水を供給し、処理容器100の内部の圧力を1.55MPa以上の処理圧力に、温度を200℃以上の処理温度に制御する温度圧力制御手段5と、廃棄物100及び水を撹拌する撹拌手段2とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料化装置及び燃料の製造方法に係り、特に、生ゴミとプラスチックを含有する有機廃棄物の燃料化装置及び燃料の製造方法に関する。
資源の有効利用と環境保全の観点から、ゴミ等を利用したバイオマス廃棄物等の応用技術が注目されている。例えば、コンビニエンスストアやスーパーマーケット等から排出される売れ残りの食品廃棄物は腐敗しやすく、さらに生ゴミと共にプラスチック容器や包装フィルムが混在しているため、処理が困難で、大部分が焼却処理されている。しかし、生ゴミは含水率が高いことから、焼却処理することにより焼却炉内の温度を下げ、ダイオキシン類を発生させる問題が懸念されている。そのため、生ゴミとプラスチックとが混在する廃棄物をそのまま資源化或いは燃料化する技術の確立が求められている。
生ゴミとプラスチックとが混在する廃棄物の処理方法としては、プラスチック製品が混入する生ゴミを加熱水蒸気により処理する方法が知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかし、プラスチック製品と生ゴミとの混合物を加熱水蒸気で処理することにより生ゴミは脱水され炭化されると共に、プラスチックは溶融して互いに融着するので、生ゴミ由来のもろい固形物とプラスチック製品由来の樹脂状溶融固形物とが不均一に混ざり合った混合物が生成される。生成された混合物を再利用するためには、生ゴミ由来の炭化物とプラスチック製品由来の樹脂状溶融固形物とを分離しなければならないため、処理が煩雑となる。
一方、生ゴミ、下水汚泥、魚残渣、家畜ふん等の含水率の高いバイオマス廃棄物のみを1.5〜2MPa、160〜215℃の水蒸気の分解力により微細化し、燃料に変換する技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。しかし、水蒸気の分解力のみではプラスチックを微細化することが困難なため、この方法をバイオマス廃棄物とプラスチックが混在する廃棄物に適用すると、粒径の比較的小さなバイオマス由来の粉末と粒径の大きい樹脂状溶融固形物の混合物が生成される。この混合物の最短辺でも1cm以上の、所謂「ダマ」となるため、樹脂状溶融固形物を粉末化し、燃料として利用するためには、更に破砕工程及び乾燥工程を必要とする。そのため、処理が複雑化し、生ゴミとプラスチック廃棄物との混合物を効率良く燃料化することはできない。
無酸素状態において、150〜900℃の高温過熱水蒸気を用いて有機廃棄物等を炭化処理することにより燃料を製造する方法も知られている(例えば、特許文献3参照。)。しかし、プラスチックの溶融による燃料の不均一化に伴う品質の低下への対処法、生ゴミとプラスチックとが混在する廃棄物の燃料化方法の具体策については、何ら開示されていない。
特開2001−137806号公報 特許第3613567号公報 特開2001−123175号公報
本発明は、生ゴミとプラスチック廃棄物を含む有機廃棄物から発熱量の高い粉末燃料を効率良く製造可能な燃料化装置及び燃料の製造方法を提供する。
本願発明の第1の態様によれば、廃棄物を収容し、廃棄物を水中で処理する処理容器と、処理容器の内部に水を供給し、処理容器の内部の圧力を1.55MPa以上の処理圧力に、温度を200℃以上の処理温度に制御する温度圧力制御手段と、廃棄物及び水を撹拌する撹拌手段とを備える燃料化装置が提供される。
本願発明の他の態様によれば、廃棄物を、圧力1.55MPa以上、温度200℃以上の水中で溶融及び加水分解し、粉末燃料を製造する燃料の製造方法が提供される。
本発明によれば、生ゴミとプラスチック廃棄物とを含む有機廃棄物から、発熱量の高い粉末燃料を効率良く製造可能な燃料化装置及び燃料の製造方法が提供できる。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る燃料化装置は、図1に示すように、廃棄物100を収容し、廃棄物100を水中で処理する処理容器1と、処理容器1の内部に水を供給し、処理容器1の内部の圧力を1.55MPa以上の処理圧力に、温度を200℃以上の処理温度に制御する温度圧力制御手段5と、廃棄物100及び水を撹拌する撹拌手段2とを備える。
処理容器1の上部には、投入口11が配置されている。投入口11には、廃棄物供給手段6が接続されている。廃棄物供給手段6としては、例えばホッパ等に接続されたベルトコンベア、スクリューコンベア、ピストンによる押し込み、重力を利用した自由落下、重力と振動を利用した落下、圧縮空気等のガスによる押し込み、水流ジェット等による押し込み等が利用可能である。廃棄物供給手段6には、処理対象となる廃棄物100、例えば、生ゴミ等の有機物とポリプロピレン、ポリスチレン、ポリエチレン等のプラスチックとが混在する廃棄物100が収容される。処理対象となる廃棄物100は、操作者が直接投入口11から投入することもできる。
処理容器1の下部には、排出口12が配置されている。排出口12からは、処理が終了した後の水、水蒸気、燃料等が取り出し可能になっている。投入口11及び排出口12の位置は、図1に示す位置に限定されず、処理容器1の形状、特性等に応じて適宜変更可能である。
温度圧力制御手段5は、処理容器1の処理圧力を測定する圧力計3、処理温度を測定する温度計4、水の圧力を1.55MPa以上の供給圧力に、温度を200℃以上の供給温度に制御する制御装置55、供給圧力及び供給温度の水を収容する圧力容器71、及び圧力計3を用いて処理容器1の内部圧力を測定しながら圧力容器71から処理容器1の内部へ水を供給する圧力制御装置(レギュレータ)72を有する。
圧力計3、温度計4及び圧力制御装置72は、処理容器1に接続されている。制御装置55は、圧力計3及び温度計4及び圧力容器71に接続されている。制御装置55は、圧力制御装置72に接続されていてもよい。なお、図1では、圧力制御装置72の出力は、投入口11を介して処理容器1に接続されているが、これに限られない。投入口11以外の専用導入ポートを介して、圧力容器71から処理容器1に圧力制御装置72を介して水を供給するようにしてもよい。圧力容器71には、少なくとも温度200℃以上の供給温度で、圧力1.55MPa以上の供給圧力の水蒸気が収容されている。制御装置55は、圧力計3及び温度計4の測定結果に基づいて、処理容器1に投入された廃棄物100の燃料化に好適な温度範囲及び圧力範囲に設定する。
例えば、処理容器1内の処理温度が200℃以上で処理圧力が1.55MPaを下回る場合には、制御装置55は、処理温度と同程度の供給温度で1.55MPaより十分に高圧の供給圧力の水を処理容器1内に供給するように圧力容器71を制御する。処理圧力が1.55MPaを下回り、且つ処理温度が200℃を下回る場合には、制御装置55は、供給圧力が1.55MPa以上で供給温度が200℃以上の水を処理容器1内に供給するように、圧力容器71を制御する。処理温度が200℃を下回り、処理圧力が1.55MPa以上の場合は、制御装置55は、処理圧力と同程度の供給圧力で、供給温度が200℃より十分に高い水を処理容器1に供給するように圧力容器71を制御する。
撹拌手段2は、処理容器1の外部に配置された駆動モータ20と、駆動モータ20に接続され、処理容器1の長手方向に水平に挿入された軸21と、軸21に接続された撹拌翼22とを少なくとも備える。撹拌翼22は、軸21を介して駆動モータ20の回転駆動が伝えられるため、軸21を中心とした回転駆動が可能である。撹拌翼22としては、パドル型、タービン型、プロペラ型、イカリ型、らせん軸型等の翼を用いることができる。
図2に、各種プラスチックの溶融粘度の温度依存性の例を表す。縦軸は溶融粘度(Pa・s)、横軸は溶融温度(℃)を示す。例えば、図中のPOMはポリアセタール、PAはポリアミド(ナイロン)、PCはポリカーボネート、PBTP(GF30)はポリブチレンテレフタレート、PETP(GF30)はポリエチレンテレフタレート、PARはポリアリレート、POBはポリオキシペンジレン、PTFEはフッ素樹脂、PEIはポリエーテルイミドを示す。各プラスチックとも、温度が上昇するにつれて粘度が低くなる。例えば、POMでは、温度が200℃から250℃に上昇すると、溶融粘度が1/2〜1/3程度に低下する。
図3に、弁当容器や包装フィルム等の食品廃棄物中に混在する各種プラスチックの軟化点と、廃棄物の燃料化処理に好適な処理温度及び処理圧力の例を示す。食品廃棄物中に含まれるプラスチックは、1種類のプラスチックのみが含まれているとは限らず、数種類のプラスチックが混在する場合がある。そのため、処理容器1内の処理温度としては、図3に示すプラスチックの全てが溶融可能な200℃以上、処理圧力1.55MPa以上に設定することが好ましい。
図4に、飽和水蒸気圧下における生ゴミの加水分解率(%)と温度(℃)との関係の例を示す。生ゴミの加水分解率は、200℃では約20%、250℃では約40%であり、温度が上がるにつれて加水分解率が高くなる。生ゴミは、温度が上がるにつれて分解生成物が水に溶解して失われていくため、生ゴミとプラスチックを含む廃棄物100から高い発熱量を有する燃料を生成する場合には、処理容器1内の温度を250℃以下にするのが好ましい。
図5に、処理容器1に収容される水の飽和蒸気圧曲線を示す。縦軸は飽和蒸気圧(MPa)、横軸は処理温度(℃)を示す。図3より、気相中で200℃以上に加熱されたプラスチックは溶融し、撹拌により若干粒子状に分散するが、その粒径は大きく、更に再融着して固まりになりやすい。このため、気相の水蒸気中で生ごみとプラスチックの混合した廃棄物を加熱処理すると、プラスチック成分は粒径の大きい樹脂状溶融固形物になってしまう。一方、生ごみとプラスチックの混合廃棄物を200℃以上の液相の水中で加熱・攪拌処理すると、液相の水中で溶融したプラスチックは微粒子化し、その後ただちにその表面を水分子や生ごみ由来の粉末固形物が覆い、微粒子化したプラスチック同士が直接接触することを抑制するために、プラスチック微粒子の再融着が回避され、粒径の小さい生ごみ由来の固形物とプラスチック微粒子が混合した粉末状の固形物が生成する。そのため、処理容器1内の条件としては、気相の水蒸気と液相の水とが混在する飽和蒸気圧以上の圧力、即ち温度200℃以上では圧力1.55MPa以上に設定するのが好ましい。
処理容器1内が200℃以上、1.55MPa以上であっても、処理容器1内の水の量が多すぎると、生成物中に液相の水分が残ってしまう。多くの水分を含む生成物から粉末状の固形燃料を得るためには、燃料中の水分を蒸発又は除去しなければならないため、多くの熱エネルギーを必要とする。このため、処理容器1内の水の容積は、処理容器1内の水分を一定量以下に抑えることが好ましい。よって、処理容器1内の条件としては、気相と液相の水が混在する飽和水蒸気圧曲線に沿った温度及び圧力に設定する、又は飽和水蒸気圧曲線よりやや上方の液相の水が生成される領域に設定することが好ましい。
例えば、図5の飽和水蒸気圧曲線においては、特定の処理温度に対し、飽和水蒸気圧より0.5MPa程度高い領域で処理すればよい。より好ましくは、飽和水蒸気圧より0.3MPa程度高い領域で処理すればよい。図4に示すように、生ゴミを含む廃棄物を燃料化する場合に、より高い発熱量の燃料を得るためには、生ゴミの加水分解を抑制する250℃以下に設定することが好ましい。このため、処理容器1内の温度を250℃とする場合は、圧力を約3.98MPaとするのが好ましい。
以上を考慮すると、処理容器1内の条件は、温度200〜250℃で圧力1.55〜3.98MPaとするのが好ましく、好ましくは、飽和水蒸気圧曲線に沿って、飽和水蒸気圧曲線上の圧力から飽和水蒸気圧よりも0.5MPa程度高い領域、より好ましくは飽和水蒸気圧から0.3MPa程度高い圧力領域までが好ましい。
図1に示す燃料化装置によれば、生ゴミとプラスチックとを含む廃棄物100が、高温高圧の処理容器1内で水中処理される。廃棄物100に含まれるプラスチックが、水中に浸漬され、溶融した状態で撹拌されることにより、プラスチックの微粒子が水中に分散する。水中に分散したプラスチックの微粒子に水分子及び生ゴミ由来の粉末固形物が付着することにより、プラスチック微粒子の再融着を抑制できるため、例えば、三軸平均径で粒径0.01〜5mm程度の粉末状の燃料を得ることができる。更に、処理容器1内の温度を250℃以下にすることにより、生ゴミの加水分解を抑制できるため、発熱量の高い粉末燃料を効率良く製造可能な燃料化装置が提供できる。
次に、第1の実施の形態に係る燃料の製造方法の一例を図6のフローチャートを用いて説明する。
ステップS11において、処理容器1を密閉する。圧力制御装置72により、圧力計3を用いて処理容器1の内部圧力を測定しながら、処理容器1の投入口11から処理温度(200〜250℃)より少し高めの供給温度に加熱した水蒸気を処理圧力(1.55〜3.98MPa)と同程度、若しくは少し高めの供給圧力に加熱した水蒸気を目的とする処理温度及び処理圧力となるように制御しながら加圧注入し、処理容器1の内部を加熱する。撹拌手段2の駆動モータ20を駆動させ、撹拌翼22を回転させる。処理容器1内の温度を温度計4により確認し、処理容器1の内部の温度が処理温度に到達した後に、ステップS12において撹拌翼22の回転を停止させ、処理容器1内の水蒸気と凝縮した水を排出口12から排出する。
ステップS13において、廃棄物供給手段6を介して、廃棄物100を投入口11から処理容器1内へ投入する。廃棄物100としては、例えば、生ゴミに加えて、コンビニエンスストア等で販売される弁当の容器、おにぎり、サンドイッチ等を包装するプラスチック製の包装紙、場合によってはおがくず等を処理容器1内へ投入する。ステップS14において、処理容器1内を撹拌手段2により撹拌しながら、目的とする処理圧力と同程度又は少し高めの供給圧力で、処理温度より少し高めの供給温度に加熱した水蒸気を圧力制御装置72を介して処理容器1内へ注入する。撹拌速度は、廃棄物100の微粒子化を促進するために、例えば10〜100rpmとすることができる。
処理容器1内の温度及び圧力を温度計4及び圧力計3により確認し、制御装置55により制御する。目的とする処理温度及び処理圧力に到達した後、ステップS15において、処理容器1内の廃棄物100を撹拌しながら処理容器1中の水と接触させて20〜60分間処理する。処理が完了した後、ステップS16において、処理容器1内の水及び水蒸気を排出口12から排出させる。その後、ステップ17において、撹拌手段2による撹拌を停止させ、処理容器1内に残存する生成物を排出口12から回収する。
第1の実施の形態に係る燃料の製造方法によれば、生ゴミとプラスチックとを含む廃棄物100を処理容器1中で凝縮した水と接触させて処理することにより、三軸平均径で定義した粒径0.01〜2mm程度の粉末状の固形燃料が生成できる。生成された固形燃料は、生ゴミ由来の生成物とプラスチック由来の生成物とが均一に混合しており、プラスチックの不完全な分解又は溶融による粒径の大きな溶融固形物は存在しないため、破砕等をする必要がなく、取り扱いが容易である。また、処理容器1中の水の量を処理容器1の内容積の1/100〜1/3とすることにより、生成された固形燃料の含水率を大幅に低減し、更に水分が飛びやすいので自然乾燥するだけでそのまま燃料として利用可能となる。また、廃棄物100を200〜250℃で処理することにより、廃棄物100に含まれる生ゴミの加水分解を抑制できると共に、発熱量が大きなプラスチックが微粒子として混合しているので、全乾ベースで発熱量5500〜7000kcal/kgの高カロリー燃料を生成できる。
(実施例)
容積が0.3m3の処理容器1を準備した。処理容器1内に205℃に加熱した水蒸気を注入し、処理容器1の内部を加熱しながら、撹拌手段2により処理容器1内を撹拌した。処理容器1内の温度が205℃に到達した後、撹拌手段2による撹拌を止め、注入した水蒸気と凝縮した水を処理容器1の外部へ放出した。その後、駆動モータ20により、撹拌翼22を回転数10〜60rpmで回転させながら、廃棄物100を85kg、処理容器1内へ投入した。廃棄物100としては、弁当容器及び包装フィルム等のプラスチック廃棄物に入ったままの生ゴミ及びおがくずを投入した。おがくずは、処理容器1中の水分量を調整するために添加した。おがくずの含水率は、25〜45%であった。
廃棄物100を投入し、処理容器1を密閉した後、水供給手段7より、205℃に加熱した水蒸気約20kgを処理容器1の投入口11に投入した。処理容器1の温度が205℃、圧力が2MPaに到達した後、処理容器1内を撹拌しながら、廃棄物100を処理容器1内の水と接触させ30分間処理した。その後、処理容器1内の水と水蒸気を排出口12から排出し、生成物を取り出した後、しばらく乾燥した。この結果、三軸平均径で定義した粒径0.01〜2mm、含水率25%、全乾ベースで6600kcal/kgの発熱量を有する粉末状の燃料を製造することができた。
(第1の変形例)
第1の実施の形態の第1の変形例に係る燃料化装置は、図7に示すように、処理容器1内に配置された浸漬板13を有する点が、図1に示す燃料化装置と異なる。他は、図1に示す燃料化装置と実質的に同様である。浸漬板13は、例えば、厚さ5mm程度の長方形状の金属板等を用いることができる。浸漬板13は、例えば、長方形の板の面が回転方向に垂直、もしくは、垂直より10〜15°傾いた角度となるように、溶接、一体成形、或いはねじ止め等により処理容器1の内部に固定される。浸漬板13の形状としては、回転方向に対して凹となるパドル状や棒状でもよい。
図7に示す燃料化装置によれば、廃棄物100が浸漬板13により水中へ強制的に浸漬されるため、廃棄物100の水中への分散、攪拌による微粒子化と融着の抑制が効果的に行われる。この結果、三軸平均径で定義した粒径0.01〜5mm程度の微細な粉末状の固形燃料を効率良く生成できる。
(第2の変形例)
第1の実施の形態の第2の変形例に係る燃料化装置は、図8に示すように、タンデムに多段接続された第1の処理容器1A、第2の処理容器1B、第3の処理容器1C、・・・を含む。多段接続される第1〜第3の処理容器1A、1B、1C、・・・、の段数はいくつでもよいが、実用上は、2〜7段程度になるであろう。
第1の処理容器1Aは、第1の処理容器1Aの上部に配置された投入口11A、下部に配置された排出口12A、第1の処理容器1A内の圧力を測定する圧力計3A及び第1の処理容器1A内の温度を測定する温度計4Aを有する。第2の処理容器1Bは、第2の処理容器1Bの上部に配置された投入口11B、下部に配置された排出口12B、第2の処理容器1B内の圧力を測定する圧力計3B及び第2の処理容器1B内の温度を測定する温度計4Bを有する。第3の処理容器1Cは、第3の処理容器1Cの上部に配置された投入口11C、下部に配置された排出口12C、第3の処理容器1C内の圧力を測定する圧力計3C及び第3の処理容器1C内の温度を測定する温度計4Cを有する。
第1の処理容器1Aの排出口12Aは、配管50Aを介して第2の処理容器1Bの投入口11Bに接続されている。第2の処理容器1Bの排出口12Bは、配管50Bを介して第3の処理容器1Cの投入口11Cに接続されている。配管50A、50B、50Cには、それぞれ複数の弁51A、52A,51B、52B、51Cが設けられている。投入口11A,11B,11Cには、図1に示す燃料化装置と同様に、図示しない廃棄物供給手段及び水供給手段が接続されている。
図8の燃料化装置によれば、第1の処理容器1Aの加熱において用いられた水蒸気を、配管50A、50Bを介して第2及び第3の処理容器1B、1Cに送気できる。また、第1の処理容器1Aの反応処理生成物を第2の処理容器1Bに送り、更に第3の処理容器1Cに送り、連続的に再処理することもできる。このため、第1〜第3の処理容器1A,1B,1Cをそれぞれ独立に運転させる場合に比べて、第2及び第3の処理容器1B、1Cの加熱に必要な熱エネルギーを節約できる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る燃料化装置は、図9に示すように、温度圧力制御手段5として、処理容器1の内容積を考慮し、液体及び気体の状態方程式から決まるモル数の水を処理容器1の内部に供給する水供給手段7、処理圧力を測定する圧力計3、処理温度を測定する温度計4、処理容器1の内部の廃棄物100及び水を加熱するヒータ(加熱手段)99と、温度計4の出力を帰還しヒータ99の出力を制御することにより、処理温度において処理圧力を実現する制御装置55を備える。処理容器1には、処理容器1内の水位を測定する水位計31が配置されていてもよい。
ヒータ99としては、例えば電気ヒータが好適であるが、赤外線加熱装置や電磁波を用いた加熱装置でもよく、特に限定されるものではない。ヒータ99は、制御装置55に接続されている。水供給手段7は、配管等を介して投入口11に接続されている。他は、図1に示す燃料化装置と実質的に同様である。
図9に示す燃料化装置によれば、ヒータ99により処理容器1の外部から処理容器1を加熱するため、処理容器1内の処理温度を適正な温度に維持でき、処理容器1内の水分管理も容易となる。
図9に示す燃料化装置を用いた燃料の製造方法の一例を図10に示すフローチャートを用いて説明する。
ステップS21において、廃棄物供給手段6を介して、生ゴミとプラスチック容器を含む廃棄物100を投入口11から処理容器1内へ投入する。この時、水供給手段7により一定量の水を水位計31で確認しながら投入口11から注入する。即ち、処理容器1の内容積に対し、液体及び気体の水の状態方程式によって決まる処理温度における処理圧力が与えられるモル数の水の量を計算し、計算した結果得られた一定量の水を投入口11から投入する。
ステップS22において、処理容器1を密封し、図9のヒータ99により処理容器1を処理温度(200〜250℃)に加熱する。撹拌手段2の駆動モータ20を駆動させ、撹拌翼22を回転数10〜60rpmで回転させる。ステップS23において、処理容器1内の温度が処理圧力に到達したかを温度計4により確認する。このとき、水の状態方程式で決まる処理圧力に到達しているはずであるが、この処理圧力を圧力計3により確認する。処理容器1の内部の状態が目的とする処理温度、処理圧力に到達し、維持されていることを確認しながら、10〜60分間、廃棄物100を処理する。処理完了後、ステップS24において、処理容器1内の水及び水蒸気を排出口12から排出させる。ステップS25において、撹拌を停止させ、処理容器1内に残存する生成物を排出口12から回収する。
第2の実施の形態に係る燃料の製造方法によれば、処理容器1をヒータ99により加熱制御しながら生ゴミとプラスチックとを含む廃棄物100を水中処理することにより、三軸平均径で定義した粒径0.01〜2mm程度の微細な粉末状の固形燃料が生成できる。生成された固形燃料は、生ゴミ由来の生成物とプラスチック由来の生成物とが均一に混合しており、プラスチックの不完全な分解による粒径の大きな溶融固形物が存在しない。このため、破砕等をする必要がなく、取り扱いが容易である。また、廃棄物100を200〜250℃で処理することにより、生ゴミの過度の加水分解を抑制することができるので、全乾ベースで発熱量5500〜7000kcal/kgの高カロリー燃料を生成することができる。
(実施例)
容積が0.2Lの処理容器1を準備した。処理容器1内に生ゴミとプラスチック容器を重量比85:15で約100g、投入口11から処理容器1内に投入した。この時、常温(25℃)の水を約5gを処理容器1に注入した。処理容器1を密封し、処理容器1内を駆動モータ20により撹拌翼22の回転数10〜60rpmで回転させた。ヒータ99により処理容器1の内部を205℃になるまで加熱した。その後、処理容器1内の廃棄物100を処理容器1内の水相と接触させながら、温度205℃、圧力2MPaで10分間処理した。処理容器1内の水相と水蒸気を排出口12から排出し、燃料を取り出し、乾燥した。この結果、三軸平均径で定義した粒径0.01〜2mm、含水率20%、全乾ベースで6400kcal/kgの発熱量を有する粉末状の固形燃料が製造できた。
(比較例)
容積が0.2Lの処理容器1で処理容器1内の温度を150℃とし、圧力を0.5MPaとして、廃棄物100を処理した。この結果、生ゴミ由来の固体粉末と粒径の大きなプラスチックの溶融固形物とが混在する生成物が得られた。この生成物を粉末燃料として用いるためには、溶融固形物の除去又は粉砕が必要となり、取り扱いが困難であった。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1及び第2の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
図11に示すように、その他の実施の形態に係る燃料化装置は、温度圧力制御手段5として処理圧力を測定する圧力計3、処理温度を測定する温度計4、処理容器1の内部の廃棄物100及び水を加熱するヒータ(加熱手段)99、1.55MPa以上の供給圧力及び200℃以上の供給温度の水を収容する圧力容器71、圧力計3を用いて処理容器1の内部の圧力を測定しながら圧力容器71から処理容器1の内部へ水を供給する圧力制御装置72、及び温度計4の出力を帰還してヒータ99の出力を制御することにより、処理温度において処理圧力を実現する制御装置55を備えてもよい。これにより、処理温度が目標とする温度より低い場合には、制御装置55によりヒータ99の出力を制御できるため、処理容器1の内部を廃棄物100の処理に好適な処理温度に維持できる。
図1に示す処理容器1の形状は、図12に示すような縦型の容器を用いてもよい。この場合、駆動モータ20は処理容器1の上部に配置され、軸21は処理容器1の底面に対して垂直に挿入される。ヒータ99は、例えば処理容器1の側面に配置される。図12において、投入口11は処理容器1の上部、排出口12は処理容器1の底部に配置されているが、投入口11及び排出口12の位置は特に限定されない。
あるいは、例えば、図13に示すように、処理容器1の内部に浸漬板13を配置することもできる。これにより、廃棄物100を強制的に水中に浸漬させた状態で、撹拌手段2の撹拌により、粒子の微細化と融着の抑制を実現できるので、三軸平均径で定義した粒径0.1〜5mm程度の粉末状の燃料を生成することができる。
更に、図14に示すように、燃焼室(加熱手段)95を処理容器1の底部又は側面に配置し、燃焼室95の燃料として、処理容器1における処理で生成された燃料を利用することもできる。燃焼室95としては、粉体燃料を燃焼可能なバーナ等が利用可能である。燃焼室95には、例えば、排出口12から排出された燃料を収容するためのホッパ91が接続されて、加熱システム9を構成することができる。加熱システム9は更に、ホッパ91に接続され、燃料を燃焼室95運搬するスクリューコンベア92、スクリューコンベア92に接続され空気等を送出するポンプ93、及びポンプ93からの送風ダクトに接続された弁94が備えられる。弁94を介して送風ダクトから燃焼室95に空気が送られる。排出口12から排出された燃料は、ホッパ91に収容され、燃焼室95において、ポンプ93から送られた空気と混合して燃焼される。このため、図13に示す燃料化装置においては、加熱システム9の燃焼室95で加熱するためのエネルギーを外部から供給しなくても済む。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る燃料化装置の一例を示すブロック図である。 第1の実施の形態に係る燃料化装置に投入されるプラスチックの溶融粘度と温度との関係の一例を示すグラフである。 食品廃棄物に含まれるプラスチックの軟化点、処理温度及び処理圧力の関係を示す表である。 飽和水蒸気圧条件下における生ゴミの分解率の温度依存性の一例を示すグラフである。 飽和水蒸気圧曲線を示すグラフである。 本発明の第1の実施の形態に係る燃料化装置を用いた燃料の製造方法の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態に第1の変形例に係る燃料化装置の一例を示す概略図である。 本発明の第1の実施の形態に第2の変形例に係る燃料化装置の一例を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態に係る燃料化装置の一例を示す概略図である。 本発明の第2の実施の形態に係る燃料化装置を用いた燃料の製造方法の一例を示すフローチャートである。 本発明のその他の実施の形態に係る燃料化装置の一例を示す概略図である。 本発明のその他の実施の形態に係る燃料化装置の一例を示す概略図である。 本発明のその他の実施の形態に係る燃料化装置の一例を示す概略図である。 本発明のその他の実施の形態に係る燃料化装置の一例を示す概略図である。
符号の説明
1…処理容器
2…撹拌手段
3…圧力計
4…温度計
5…温度圧力制御手段
6…廃棄物供給手段
7…水供給手段
9…加熱システム
11…投入口
12…排出口
13…浸漬板
20…駆動モータ
21…軸
22…撹拌翼
31…水位計
55…制御装置
71…圧力容器
72…圧力制御装置
91…ホッパ
92…スクリューコンベア
93…ポンプ
94…弁
94…燃焼室94
95…燃焼室
99…ヒータ
100…廃棄物

Claims (14)

  1. 廃棄物を収容し、該廃棄物を水中で処理する処理容器と、
    前記処理容器の内部に水を供給し、前記処理容器の内部の圧力を1.55MPa以上の処理圧力に、温度を200℃以上の処理温度に制御する温度圧力制御手段と、
    前記廃棄物及び前記水を撹拌する撹拌手段
    とを備えることを特徴とする燃料化装置。
  2. 前記温度圧力制御手段は、
    前記処理圧力を測定する圧力計と、
    前記処理温度を測定する温度計と、
    水の圧力を1.55MPa以上の供給圧力に、温度を200℃以上の供給温度に制御する制御装置と、
    前記供給圧力及び前記供給温度の水を収容する圧力容器と、
    前記圧力計を用いて、前記処理容器の内部圧力を測定しながら前記処理容器の内部へ前記水を前記圧力容器から供給する圧力制御装置
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料化装置。
  3. 前記温度圧力制御手段は、
    前記処理容器の内容積を考慮し、液体及び気体の状態方程式から決まるモル数の水を前記処理容器の内部に供給する水供給手段と、
    前記処理圧力を測定する圧力計と、
    前記処理温度を測定する温度計と、
    前記処理容器の内部の前記廃棄物及び前記水を加熱する加熱手段と、
    前記温度計の出力を帰還し前記加熱手段の出力を制御することにより、前記処理温度において前記処理圧力を実現する制御装置
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料化装置。
  4. 前記温度圧力制御手段は、
    前記処理圧力を測定する圧力計と、
    前記処理温度を測定する温度計と、
    前記処理容器の内部の前記廃棄物及び前記水を加熱する加熱手段と、
    1.55MPa以上の供給圧力及び200℃以上の供給温度の水を収容する圧力容器と、
    前記圧力計を用いて前記処理容器の内部の圧力を測定しながら前記処理容器の内部へ前記水を前記圧力容器から供給する圧力制御装置と、
    前記温度計の出力を帰還して前記加熱手段の出力を制御することにより、前記処理温度において前記処理圧力を実現する制御装置
    とを備えることを特徴とする請求項1に記載の燃料化装置。
  5. 前記廃棄物は、生ゴミとプラスチックとを含むことを特徴とする請求項1に記載の燃料化装置。
  6. 前記処理容器の内部の水の容積が前記処理容器の内容積の1/100〜1/3であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の燃料化装置。
  7. 前記廃棄物を前記水中に浸漬させるための浸漬板を前記処理容器の内部に備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の燃料化装置。
  8. 前記廃棄物を200〜250℃、1.55〜3.98MPaで処理することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の燃料化装置。
  9. 廃棄物を、圧力1.55MPa以上、温度200℃以上の水中で溶融及び加水分解し、粉体燃料を製造することを特徴とする燃料の製造方法。
  10. 前記廃棄物は、処理容器内に前記水と共に投入され、前記処理容器内で撹拌されながら、前記水中で処理されることを特徴とする請求項9に記載の燃料の製造方法。
  11. 前記廃棄物は、生ゴミとプラスチックとを含むことを特徴とする請求項9又は10に記載の燃料の製造方法。
  12. 前記水の容積は、前記処理容器の内容積の1/100〜1/3であることを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の燃料の製造方法。
  13. 前記処理容器の内部に配置された浸漬板を用いて前記廃棄物を水中に浸漬させることを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の燃料の製造方法。
  14. 前記廃棄物を200〜250℃、1.55〜3.98MPaで処理することを特徴とする請求項9〜13のいずれか1項に記載の燃料の製造方法。
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