JP5754779B2 - 雑音抑制回路および雑音抑制方法 - Google Patents

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Description

本発明は、負荷回路等の電子装置から発生するコモンモードノイズを抑制する雑音抑制回路および雑音抑制方法に関する。
負荷回路などの電子装置(例えば、安定化電源装置)では、一般的にコモンモードノイズと呼ばれる雑音が発生する。このコモンモードノイズをゼロにすることは、容易でない。電子装置で発生したコモンモードノイズがその電子装置の入力線路や出力線路に漏れると、漏れたコモンモードノイズは、それら入力線路や出力線路に接続されている他の電子装置に入力される。更に、それら入力線路や出力線路に漏れたコモンモードノイズは、それら入力線路や出力線路からコモンモード放射と称される雑音信号として放射される。コモンモード放射は、コモンモードノイズのレベルが高くなくても、周囲の他の回路に雑音として入力されることが多い。EMI(electromagnetic interference,放射電磁雑音)特性を向上するためには、電子装置の入力線路や出力線路に漏れるコモンモードノイズを低減し、コモンモード放射を抑制することが必要である。
電子装置で発生したコモンモードノイズがその電子装置の入力線路や出力回路に漏れることを抑制する手段としては、コモンモードチョークコイル及びラインバイパスコンデンサが用いられる(ラインバイパスコンデンサは、Yコンデンサ、Yコン又はYキャパシタとも通称される。)。
コモンモードチョークコイルは、共通の磁心に、互いに同じ方向に巻かれた第1および第2の巻線を有してなる。このコモンモードチョークコイルが電子装置の入力線路または出力線路に設けられたとき、ノーマルモード信号(通常の有用な信号)によりコモンモードチョークコイルの第1および第2の巻線で発生する磁束は、共通の磁心で互いに打ち消し合う。そこで、コモンモードチョークコイルは、ノーマルモード信号に対しては非常に低いインピーダンスを示す。したがって、ノーマルモード信号がコモンモードチョークコイルで受ける影響は小さい。他方、その同じコモンモードチョークコイルの第1および第2の巻線にコモンモードノイズが入力されると、第1および第2の巻線による磁束がその共通の磁心において同じ方向に発生する。そこで、コモンモードチョークコイルは、コモンモードノイズに対しては非常に高いインピーダンスを示し、コモンモードノイズが電子装置の入力線路や出力線路に漏れるのを抑制する。
ラインバイパスコンデンサは、互いに直列に接続された同じ静電容量の第1及び第2のコンデンサでなり、両者の接続点(中点)が接地(グランド)に接続される。ラインバイパスコンデンサは、電子装置の入力線路または出力線路に設けられ、入力線路または出力線路と接地との間におけるコモンモードノイズに対するインピーダンスを低減し、コモンモードノイズを接地に逃がす(バイパスする)ことにより、コモンモードノイズが電子装置の入力線路や出力線路に漏れるのを抑制する。
コモンモードノイズが電子装置の入力線路や出力線路に漏れるのを抑制する度合、即ちコモンモードノイズ抑制効果は、1つのコモンモードチョークコイル又は1つのラインバイパスコンデンサでは不足することが多い。そこで、コモンモードチョークコイルを多段に設けることによりコモンモードノイズの抑制効果を高めることが行われている。
コモンモードチョークコイルを電子装置の入力線路または出力線路に多段に設けると、回路が複雑になり、製造費の増大を招き、また回路の外形寸法の抑制を困難にする。そこで、コモンモードチョークコイルを多段に設けることなく、コモンモードノイズの抑制効果を高める手段が求められる。このようなコモンモードノイズ抑制手段としてのACラインフィルタが特許文献1(特開平10−303674号公報)に開示されている。
特許文献1の明細書では、図1及び図2を参照して、構成および動作の説明が段落0011−0022に記載されている。特許文献1のコモンモードノイズ抑制手段では、コモンモードチョークコイル(2)を、共通の磁心に巻かれた第1の巻線(2a)および第2の巻線(2b)、並びに第3の巻線(2c)で構成し、第2の巻線(2b)の出力端にHPF(High Pass Filter)(3)をノイズ抽出回路として設け、HPF(3)で抽出したコモンモードノイズをノイズ増幅回路(4)で増幅し、ノイズ増幅回路(4)の出力を電流供給回路(5)に加え、電流供給回路(5)で以って第3の巻線(2c)に電流(Ic)を流す。第3の巻線(2c)に流れる電流(Ic)は、第1の巻線(2a)および第2の巻線(2b)に逆相の誘導起電力を誘起する。第1の巻線(2a)および第2の巻線(2b)は、入力線路のliveライン(1L)およびneutralライン(1N)にそれぞれ直列に挿入されているので、これら入力線路におけるコモンモードノイズは、電流(Ic)による逆相の誘導起電力により抑制されると、説明されている。
特開平10−303674号公報
以上のように、特許文献1に開示された従来のコモンモードノイズ抑制手段では、ノイズ抽出回路として設けられたHPF(3)は、liveライン(1L)およびneutralライン(1N)という2つの入力線路のうちの一方のneutralライン(1N)とフレームグランドFGとの間に接続されている。そして、neutralライン(1N)とフレームグランドFGとの間にHPF(3)を接続することにより、AC電圧の影響を受けずにコモンモードノイズを抽出することができるとしている(明細書の段落0017および図2)。
上述のように、特許文献1における図2のACラインフィルタ(10,コモンモードノイズ抑制手段)では、ノイズ抽出回路としてのHPF(3)が、2つの入力線路のうちの一方(neutralライン(1N))とフレームグランドFGとの間からコモンモードノイズを抽出する。ところが、この特許文献1における図2のACラインフィルタの構成では、ノイズ抽出回路は、2つの入力線路のうちの一方(neutralライン(1N))だけから雑音を入力するので、コモンモードノイズだけではなく、ノーマルモードノイズをも抽出してしまう。このノイズ抽出回路で抽出されるノーマルモードノイズのレベルは、2つの入力線路Liveライン(1)とneutralライン(1N)との間のノーマルモードノイズに対し、2分の1である。
そこで、特許文献1における図2のACラインフィルタ(コモンモードノイズ抑制手段)は、ノーマルモードノイズ成分の2分の1だけ誤差を含んだ雑音電流をコモンモードチョークコイル(2)の第3巻線(2c)に流し、この雑音電流により第1の巻線(2a)および第2の巻線(2b)に逆相の誘導起電力を誘起させるので、ライン(1L,1N)上のコモンモードノイズを十分なレベルに抑制するのが困難である。
(本発明の目的)
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、線路上のコモンモードノイズを十分なレベルにまで抑制するのが容易な雑音抑制回路および雑音抑制方法の提供を目的としている。
前述の課題を解決するため、本発明による雑音抑制回路および雑音抑制方法は、主に、次のような特徴的な構成を採用している。
(1)本発明による雑音抑制回路は、互いに平衡した2線式または3線式の線路におけるコモンモードノイズを抑制する雑音抑制回路であって、
前記線路における前記コモンモードノイズを抽出する雑音抽出手段と、
前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき生成し、該雑音信号を前記線路に加える雑音印加手段と
を有してなり、
前記雑音抽出手段および前記雑音印加手段は、平衡回路でなる
ことを特徴とする。
(2)本発明による雑音抑制方法は、互いに平衡した2線式または3線式の線路におけるコモンモードノイズを抑制する雑音抑制方法であって、
前記線路における前記コモンモードノイズを平衡回路でなる雑音抽出手段で抽出し、
前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき平衡回路でなる雑音印加手段で生成し、該雑音信号を前記線路に加える
ことを特徴とする。
本発明によれば、線路上のコモンモードノイズを十分なレベルにまで抑制するのが容易な雑音抑制回路および雑音抑制方法が提供できる。
本発明の第1の実施の形態である雑音抑制回路を示す回路図である。 本発明の第2の実施の形態である雑音抑制回路を示す回路図である。 本発明の第3の実施の形態である雑音抑制回路を示す回路図である。 本発明の第4の実施の形態である雑音抑制回路を示す回路図である。 本発明の第5の実施の形態である雑音抑制回路を示す回路図である。 本発明の第6の実施の形態である雑音抑制回路を示す回路図である。
以下、本発明による雑音抑制回路および雑音抑制方法の好適な実施形態について添付図を参照して説明する。なお、以下においては、本発明による雑音抑制方法の実施の形態は、図1乃至図6を参照して行う雑音抑制回路の実施の形態の説明に併せて、説明される。
(本発明の特徴)
本発明の実施形態の説明に先立って、本発明の特徴についてその概要をまず説明する。本発明になる雑音抑制回路は、互いに平衡した2線式または3線式の線路におけるコモンモードノイズを抑制する回路であって、その線路におけるコモンモードノイズを抽出する雑音抽出手段と、この雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であって、レベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき生成し、該雑音信号を前記線路に加える雑音印加手段とを有してなり、それら雑音抽出手段および雑音印加手段は、平衡回路でなることを主要な特徴としている。この特徴により、線路上のコモンモードノイズを十分なレベルにまで抑制するのを容易にしている。
(実施形態の構成例)
次に、本発明による雑音抑制回路の第1乃至第6の実施形態について、図1乃至図6を参照して、順に説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態である雑音抑制回路を示す回路図である。
図1の雑音抑制回路において、1はコモンモードチョークコイル、2及び4はラインバイパスコンデンサ、3は雑音源である負荷回路、5は差動増幅器、6は位相調整回路、1L及び1Nは入力ライン、2L及び2Nは出力ラインである。入力ライン1L及び1Nは、特許文献1におけるliveライン(1L)及びneutralライン(1N)にそれぞれ相当する。負荷回路は、例えば安定化電源装置である。負荷回路が安定化電源装置であるときの一例を挙げれば、入力ライン1L,1N間に直流の48Vが供給され、安定化電源装置で電圧が安定化されるとともに、降圧され、出力ライン2L,2N間に直流の12Vが出力される。入力ライン1L及び1Nに供給される電力や信号は、このように直流でも、或いは交流でも差し支えない。
コモンモードチョークコイル1は、入力ライン1Lに直列に挿入されたライン直列巻線1a、入力ライン1Nに直列に挿入されたライン直列巻線1bおよび第3巻線(前述の別巻線に相当。)1c並びにこれらライン直列巻線1a,1b及び1cに共通な磁心1dを有してなる。
ラインバイパスコンデンサ2は、コモンモードチョークコイル1と負荷回路3との間の入力ライン1L及び1Nの間に互いに直列に接続された同容量のコンデンサC1及びC2でなり、これらコンデンサC1及びC2の接続点である中点を第1の出力端子2aとする。ラインバイパスコンデンサ4は、出力ライン2L及び2Nの間に互いに直列に接続された同容量のコンデンサC3及びC4でなり、これらコンデンサの接続点である中点を第2の出力端子4aとする。
差動増幅器5は、第1の出力端子2aおよび第2の出力端子4aに2つの入力端子がそれぞれ接続されている。差動増幅器5の出力端子は、位相調整回路6を経て、コモンモードチョークコイル1の第3巻線1cの片端(前述の雑音信号の入力端に相当。)に接続されている。第3巻線1cの他端は、接地されている。
この図1の雑音抑制回路は、コモンモードチョークコイル1、ラインバイパスコンデンサ2及び4、差動増幅器5並びに位相調整回路6を有してなる。この雑音抑制回路は、負荷回路3で発生するコモンモードノイズが入力ライン1L及び1Nに漏れ出し、入力ライン1L及び1Nに接続されている他の電子装置にそのコモンモードノイズが影響を及ぼしたり、或いは入力ライン1L及び1Nに漏れ出したコモンモードノイズが、入力ライン1L及び1Nからコモンモード放射と称される雑音信号として放射され、入力ライン1L及び1N近傍の他の電子装置がコモンモード放射による影響を受けるのを防止するために設けてある。
ラインバイパスコンデンサ2,4、差動増幅器5および位相調整回路6でなる回路が前述の雑音抽出手段を構成し、コモンモードチョークコイル1が前述の雑音印加手段を構成する。コモンモードチョークコイル1及びラインバイパスコンデンサ2は、何れも入力ライン1L及び1Nに平衡した作用を及ぼし、ラインバイパスコンデンサ4は、出力ライン2L及び2Nに平衡した作用を及ぼす。差動増幅器5および位相調整回路6は、入力ライン1L,1N及び出力ライン2L,2Nに直接には作用を及ぼさないし、ラインバイパスコンデンサ2,4やコモンモードチョークコイル1を介して、入力ライン1L,1N及び出力ライン2L,2Nの平衡を損なう作用を及ぼすこともない。したがって、図1の雑音抑制回路における雑音抽出手段および雑音印加手段は、入力ライン1L及び1Nに関して平衡した回路、即ち平衡回路であり、同様に、出力ライン2L及び2Nに関しても平衡した回路(平衡回路)である。
入力ライン1L,1Nに乗っているコモンモードノイズが、ラインバイパスコンデンサ2における第1の出力端子2aに現れ、他方、出力ライン2L,2Nに乗っているコモンモードノイズが、ラインバイパスコンデンサ4における第2の出力端子4aに現れるので、出力端子2aおよび4aを差動増幅器5の2つの入力端子にそれぞれ接続することにより、入力ライン1L,1N及び出力ライン2L,2Nの平衡を乱すことなく、入力ライン1L,1Nに乗っているコモンモードノイズが差動増幅器5の出力に抽出される。差動増幅器5の出力のコモンモードノイズは、位相調整回路6で位相の調整を受け、コモンモードチョークコイル1の第3巻線1cの片端に加えられる。
コモンモードチョークコイル1は、互いに同じ方向に巻かれたライン直列巻線1aおよび1bを有する。そこで、入力ライン1L,1Nに乗っているコモンモードノイズによる磁束は、コモンモードチョークコイル1において互いに重畳し、コモンモードチョークコイル1はコモンモードノイズに対し、大きなインピーダンスとして作用する。コモンモードチョークコイル1におけるこの作用により、負荷回路3側からコモンモードチョークコイル1の出力側に入力されるコモンモードノイズが、コモンモードチョークコイル1の入力側に漏れ出るのが抑制される。
この図1の実施の形態の雑音抑制回路では、コモンモードチョークコイル1の第3巻線1cに位相調整回路6の出力を加える。この構成により、ラインバイパスコンデンサ2及び4で抽出されたコモンモードノイズによりライン直列巻線1aおよび1bで発生する磁束は、位相調整回路6の出力に基づき第3巻線1cで発生する磁束により、相殺される。即ち、第3巻線1cで磁心1dに発生させる磁束の方向は、ライン直列巻線1aおよび1bにより磁心1dに発生させる磁束の方向とは逆方向である。そして、第3巻線1cで磁心1dに発生させる磁束により入力ライン1L,1Nに誘起されるコモンモードノイズのレベルと、ライン直列巻線1aおよび1bで磁心1dに発生させる磁束により入力ライン1L,1Nに誘起されるコモンモードノイズのレベルとを同じにする。
即ち、ライン直列巻線1aおよび1bには、これら両ライン直列巻線1a,1b自身によるコモンモードノイズに基づく磁束と第3巻線1cによるにモンモードノイズに基づく磁束とが、同レベルの電圧を逆方向に(逆相に)、誘起し、ライン直列巻線1a,1bではコモンモードノイズが抑制される。したがって、図1の雑音抑制回路におけるコモンモードチョークコイル1の入力側の入力ライン1L,1Nに現れるコモンモードノイズは、単にライン直列巻線1aおよび1bだけを有するコモンモードチョークコイル並びにラインバイパスコンデンサ2(中点2aを接地)及びラインバイパスコンデンサ4(中点4aを接地)を有する従来型の雑音抑制回路に比べ、格段に低減される。
このように、図1の雑音抑制回路では、コモンモードチョークコイルやラインバイパスコンデンサといったコモンモードノイズ抑制回路を多段に設けることなく、入力ライン1L,1N上のコモンモードノイズを十分なレベルにまで、簡単な回路構成で、即ち容易に、抑制することができる。
図1の雑音抑制回路において、第3巻線1cによるにコモンモードノイズに基づく磁束の位相と、ライン直列巻線1a,1bによるコモンモードノイズに基づく磁束の位相とを逆相に揃えるために、位相調整回路6を設けた。しかしながら、周波数によっては、位相調整回路6による位相の調整を要せずして、第3巻線1cによるにコモンモードノイズに基づく磁束の位相を、ライン直列巻線1a,1bによるコモンモードノイズに基づく磁束の位相に対し、逆相にすることができる。このときは、位相調整回路6を省略し、差動増幅器5の出力を第3巻線1cの片端に直接に接続することができる。
図2は、本発明の第2の実施の形態である雑音抑制回路を示す回路図である。この図2の雑音抑制回路は、雑音抽出手段として、コモンモードチョークコイル7(前述の第2のコモンモードチョークコイルに相当。)並びに差動増幅器5および位相調整回路6を有する。雑音印加手段は、図1の実施の形態と同じく、コモンモードチョークコイル1(前述の第1のコモンモードチョークコイルに相当。)でなる。コモンモードチョークコイル7は、コモンモードチョークコイル1と負荷回路3との間の入力ライン1L及び1Nにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心7dにそれぞれ巻かれたライン直列巻線7aおよび7b、並びに共通の磁心7dに巻かれ、2つの端子が差動増幅器5の2つの入力端子にそれぞれ接続されている別巻線7cを有してなる。
図2の雑音抑制回路は、負荷回路3の入力側の入力ライン1L及び1Nに乗っているコモンモードノイズを取り出す手段として、図1の雑音抑制回路におけるラインバイパスコンデンサ2,4に代えて、コモンモードチョークコイル7を用いている。図2の雑音抑制回路におけるその他の構成は、図1の雑音抑制回路と同様である。
負荷回路3の出力ライン2L,2Nを入力ライン1L,1Nから高いインピーダンスで分離することが好ましい。出力ライン2L,2Nを入力ライン1L,1Nとは高いインピーダンスで分離しておけば、例え、入力ライン1L,1Nに異常電圧が加わったときも、出力ライン2L,2Nにその異常電圧が加わるのを防ぐことができるし、或いは、そのように入出力ラインが高インピーダンスで分離されておれば、例え、出力ライン2L,2Nに異常電圧が加わったときも、入力ライン1L,1Nにその異常電圧が加わるのを防ぐことができ、安全性に優れるからである。図2の雑音抑制回路では、負荷回路3の入力側の回路(コモンモードチョークコイル7)だけでコモンモードノイズを取り出す手段を構成しているので、負荷回路3の入出力ラインが負荷回路3の高インピーダンスで分離されたままであり、負荷回路3の出力ライン2L,2N又は入力ライン1L,1Nにおける安全性が維持される。他方、図1の雑音抑制回路では、負荷回路3の出力側に設けたラインバイパスコンデンサ4を、入力側のラインバイパスコンデンサ2とを差動増幅器5の入力端に接続しているので、負荷回路3の入出力端間のインピーダンスが高い場合でも、負荷回路3の入出力ライン間は高インピーダンスは維持できない。
図3は、本発明の第3の実施の形態である雑音抑制回路を示す回路図である。この図3の雑音抑制回路では、雑音抽出手段として、差動増幅器5並びに、コモンモードチョークコイル1(前述の第1のコモンモードチョークコイルに相当。)と負荷回路3との間の入力ラインに、順次に設けられたラインバイパスコンデンサ2(前述の第3のラインバイパスコンデンサに相当。)、コモンモードチョークコイル9(前述の第3のコモンモードチョークコイルに相当。)及びラインバイパスコンデンサ10(前述の第4のラインバイパスコンデンサに相当。)を有してなる。
ラインバイパスコンデンサ2は、入力ラインの線路間に直列に接続された同容量のコンデンサC1及びC2でなり、これらコンデンサの接続点である中点を第3の出力端子2aとしている。ラインバイパスコンデンサ10は、入力ラインの線路間に直列に接続された同容量のコンデンサC1及びC2でなり、これらコンデンサの接続点である中点を第4の出力端子10aとしている。コモンモードチョークコイル9は、ラインバイパスコンデンサ2及び10間の入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心9dにそれぞれ巻かれたライン直列巻線9a及び9bでなる。差動増幅器5は、第3の出力端子2aおよび第4の出力端子10aに2つの入力端子がそれぞれ接続され、出力端子がコモンモードチョークコイル1における別巻線1cの片端に、位相調整回路6を介して接続されている。
図3の雑音抑制回路では、負荷回路3の入力側の入力ライン1L及び1Nに乗っているコモンモードノイズを取り出す手段として、図1の雑音抑制回路におけるラインバイパスコンデンサ4に代えて、コモンモードチョークコイル9及びラインバイパスコンデンサ10を用いている。図3の雑音抑制回路におけるその他の構成は、図1の雑音抑制回路と同様である。
図3の雑音抑制回路では、負荷回路3の入力側の回路(ラインバイパスコンデンサ2、コモンモードチョークコイル9及びラインバイパスコンデンサ10)だけでコモンモードノイズを取り出す手段を構成しているので、負荷回路3の入出力ラインが負荷回路3の高インピーダンスで分離されたままであり、負荷回路3の出力ライン2L,2Nおよび入力ライン1L,1Nにおける安全性が維持されることは、図2の雑音抑制回路と同様である。
図4は、本発明の第4の実施の形態である雑音抑制回路を示す回路図である。この図4の雑音抑制回路では、雑音印加手段として、ラインバイパスコンデンサ11(前述の第5のラインバイパスコンデンサに相当。)を用いている。ラインバイパスコンデンサ11は、入力ラインの線路間に直列に接続された同容量のコンデンサC1,C2でなり、これらコンデンサの接続点である中点を、以下に述べる雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズの入力端(前述の雑音信号の入力端に相当。)とする。
この図4の雑音抑制回路における雑音抽出手段は、コモンモードチョークコイル12(前述の第4のコモンモードチョークコイルに相当。)と、ラインバイパスコンデンサ2(前述の第6のラインバイパスコンデンサに相当。)と、ラインバイパスコンデンサ4(前述の第7のラインバイパスコンデンサに相当。)と、差動増幅器5と、位相調整回路6とでなる。
図4の雑音抑制回路において、コモンモードチョークコイル12は、ラインバイパスコンデンサ11の出力側の入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心1dにそれぞれ巻かれたライン直列巻線1aおよび1bでなる。ラインバイパスコンデンサ2は、コモンモードチョークコイル12と負荷回路3との間の入力ラインの線路間に直列に接続された同容量のコンデンサC1およびC2でなり、これらコンデンサの接続点である中点を第6の出力端子2aとする。ラインバイパスコンデンサ4は、出力ライン2L及び2Nの間に直列に接続された同容量のコンデンサC3およびC4でなり、これらコンデンサの接続点である中点を第7の出力端子4aとする。差動増幅器5は、第6の出力端子2aおよび第7の出力端子4aに2つの入力端子がそれぞれ接続され、出力端子がコモンモードノイズの入力端(前述の雑音信号の入力端に相当。)に接続されている。
図4の雑音抑制回路は、雑音印加手段として、図1の雑音抑制回路におけるコモンモードチョークコイル1に代えて、ラインバイパスコンデンサ11を有している。更に、ラインバイパスコンデンサ11とラインバイパスコンデンサ2との間に挿入されたコモンモードチョークコイル12を備える。コモンモードチョークコイル12は、コモンモードノイズに対し高いインピーダンスを示し、ラインバイパスコンデンサ11とラインバイパスコンデンサ2とをインピーダンスで分離し、ラインバイパスコンデンサ2によるコモンモードノイズの取り出しを可能にしている。
図4に示した雑音抑制回路は、雑音印加手段をラインバイパスコンデンサ11で構成しているので、接地(グランド)を要しない。したがって、図4の雑音抑制回路は、回路構成が簡単になり、接地(グランド)を得られない可搬型機器等にも有効であるという利点を有する。
図5は、本発明の第5の実施の形態である雑音抑制回路を示す回路図である。この図5の雑音抑制回路では、図4の雑音抑制回路におけるラインバイパスコンデンサ2とラインバイパスコンデンサ4とでなるコモンモードノイズ取り出し手段に代えて、コモンモードチョークコイル7(前述の第6のコモンモードチョークコイルに相当。)を有してなる。コモンモードチョークコイル7は、図2に示したものと同様な構成である。
図5の雑音抑制回路では、負荷回路3の入力側の回路(ラインバイパスコンデンサ11、コモンモードチョークコイル12及びコモンモードチョークコイル7)だけでコモンモードノイズを取り出す手段を構成しているので、負荷回路3の入出力ラインが負荷回路3の高インピーダンスで分離されたままであり、負荷回路3の出力ライン2L,2Nおよび入力ライン1L,1Nにおける安全性が維持されることは、図2や図3の雑音抑制回路と同様である。
図5に示した雑音抑制回路は、雑音印加手段をラインバイパスコンデンサ11で構成しているので、接地(グランド)を要しない。したがって、図5の雑音抑制回路は、回路構成が簡単になり、接地(グランド)を得られない可搬型機器等にも有効であるという利点を有する。
図6は、本発明の第6の実施の形態である雑音抑制回路を示す回路図である。この図6の雑音抑制回路では、図5の雑音抑制回路におけるコモンモードチョークコイル7に代えて、図3におけると同様な回路構成のコモンモードノイズ取り出し手段を有してなる。この図6の雑音抑制回路におけるコモンモードノイズ取り出し手段は、ラインバイパスコンデンサ8(前述の第8のラインバイパスコンデンサに相当。)と、コモンモードチョークコイル9(前述の第8のコモンモードチョークコイルに相当。)と、ラインバイパスコンデンサ10(前述の第9のラインバイパスコンデンサに相当。)とを有してなる。
図6の雑音抑制回路では、負荷回路3の入力側の回路(ラインバイパスコンデンサ8、コモンモードチョークコイル9及びラインバイパスコンデンサ10)だけでコモンモードノイズを取り出す手段を構成しているので、負荷回路3の入出力ラインが負荷回路3の高インピーダンスで分離されたままであり、負荷回路3の出力ライン2L,2Nおよび入力ライン1L,1Nにおける安全性が維持されることは、図2、図3及び図5の雑音抑制回路と同様である。
図6に示した雑音抑制回路は、雑音印加手段をラインバイパスコンデンサ11で構成しているので、接地(グランド)を要しない。したがって、図6の雑音抑制回路は、回路構成が簡単になるという利点を有する。
以上に図1乃至図6にそれぞれ回路図で示した第1乃至第6の実施の形態の雑音抑制回路は、雑音抽出手段および雑音印加手段でなる。先に、図1の第1の実施の形態について述べたところと同様に、図2乃至図6の雑音抑制回路における雑音抽出手段および雑音印加手段も、入力ライン1L及び1Nに関して平衡した回路、即ち平衡回路であり、同様に、出力ライン2L及び2Nに関しても平衡した回路(平衡回路)である。したがって、雑音抽出手段は、入力ライン1L及び1Nに乗っているコモンモードノイズを正しく抽出できると供に、他方、入力ライン1L及び1Nに乗っているノーマルノイズは抽出しない。したがって、雑音抽出手段で抽出し、雑音印加手段に加えるコモンモードノイズはノーマルノイズ成分を実質上含まない。このように、図1乃至図6の雑音抑制回路における雑音抽出手段は、ノーマルモードノイズ含有率の低いコモンモードノイズを取り出すことができる。そこで、図1乃至図6にそれぞれ示した第1乃至第6の実施形態の雑音抑制回路では、雑音印加手段において、入力ライン1L及び1Nに乗っているコモンモードノイズを高い度合いで抑制できる。
以上に図面を参照して説明した本発明の実施の形態のうち、図1,3,4,6に示したラインバイパスコンデンサを使用したコモンモードノイズ取り出し手段では、ラインバイパスコンデンサの平衡度を上げるほどノーマルモードノイズ含有率の低いコモンモードノイズを取り出すことができる。他方、図2,図5に示した第三巻線付きのコモンモードチョークコイルを利用したコモンモードノイズ取り出し手段では、各巻線の結合度を高くするほどノーマルモードノイズ含有率の低いコモンモードノイズを取り出すことができる。このように、本発明の各実施の形態では、ノーマルモードノイズ含有率の低いコモンモードノイズを取り出すことができるので、ノーマルモードノイズのレベルが低い、即ち雑音抑制効果の高い、雑音抑制回路を容易に実現できる。
上述の実施の形態では、直流または交流の2線給電方式を例として説明した。しかしながら、本発明は、2線給電方式に限られず、三相交流給電方式にも適用できる。三相交流でY結線の場合はラインバイパスコンデンサ中点の変わりにY結線中点を利用でき、Δ結線の場合はコンデンサを3つ使用して各相へYの字に接続した中点も利用できる。また、三相交流用コモンモードチョークコイルに第4巻線を設けて利用することも可能である。
以上、本発明の好適な実施形態の構成を説明した。しかし、かかる実施形態は、本発明の単なる例示に過ぎず、何ら本発明を限定するものではないことに留意されたい。本発明の要旨を逸脱することなく、特定用途に応じて種々の変形変更が可能であることが、当業者には容易に理解できよう。
1,7,9,12 コモンモードチョークコイル
2,4,8,10,11 ラインバイパスコンデンサ
3 負荷回路
5 差動増幅器
6 位相調整回路
1L,1N 入力ライン
2L,2N 出力ライン
1a,1b,7a,7b,9a,9b ライン直列巻線
1c,7c 第3巻線
1d,7d,9d 磁心
2a,4a,8a,10a,11a ラインバイパスコンデンサの出力端子(中点)

Claims (12)

  1. 互いに平衡した2線式または3線式の線路である入力ラインおよび出力ラインの間に設けてある負荷回路で生じるコモンモードノイズが前記入力ラインまたは前記出力ラインから外部に出力されるのを抑制する雑音抑制回路であって、
    前記線路における前記コモンモードノイズを抽出する雑音抽出手段と、
    前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき生成し、該雑音信号を前記線路に加える雑音印加手段と
    を有してなり、
    前記雑音抽出手段および前記雑音印加手段は、平衡回路でなり、
    前記雑音印加手段は、前記入力ラインに設けられた第1のコモンモードチョークコイルでなり、
    前記第1のコモンモードチョークコイルは、前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線と、該ライン直列巻線と同じく前記共通の磁心に巻かれ、片端が前記雑音信号の入力端であり、他端が接地されている別巻線とを有してなり、
    前記雑音抽出手段は、
    前記第1のコモンモードチョークコイルと前記負荷回路との間の前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第1の出力端子とする第1のラインバイパスコンデンサと、
    前記出力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第2の出力端子とする第2のラインバイパスコンデンサと、
    前記第1および第2の出力端子に2つの入力端子がそれぞれ接続され、出力端子が前記別巻線の前記片端に接続された差動増幅器と
    を有する
    ことを特徴とする雑音抑制回路。
  2. 互いに平衡した2線式または3線式の線路である入力ラインおよび出力ラインの間に設けてある負荷回路で生じるコモンモードノイズが前記入力ラインまたは前記出力ラインから外部に出力されるのを抑制する雑音抑制回路であって、
    前記線路における前記コモンモードノイズを抽出する雑音抽出手段と、
    前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき生成し、該雑音信号を前記線路に加える雑音印加手段と
    を有してなり、
    前記雑音抽出手段および前記雑音印加手段は、平衡回路でなり、
    前記雑音印加手段は、前記入力ラインに設けられた第1のコモンモードチョークコイルでなり、
    前記第1のコモンモードチョークコイルは、前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線と、該ライン直列巻線と同じく前記共通の磁心に巻かれ、片端が前記雑音信号の入力端であり、他端が接地されている別巻線とを有してなり、
    前記雑音抽出手段は、第2のコモンモードチョークコイルと差動増幅器とを有してなり、
    前記第2のコモンモードチョークコイルは、前記第1のコモンモードチョークコイルと前記負荷回路との間の前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線と、該ライン直列巻線と同じく前記共通の磁心に巻かれ、2つの端子が前記差動増幅器の2つの入力端子にそれぞれ接続されている別巻線とを有してなり、
    前記差動増幅器の出力端子が、前記第1のコモンモードチョークコイルにおける前記別巻線の前記片端に接続されている
    ことを特徴とする雑音抑制回路。
  3. 互いに平衡した2線式または3線式の線路である入力ラインおよび出力ラインの間に設けてある負荷回路で生じるコモンモードノイズが前記入力ラインまたは前記出力ラインから外部に出力されるのを抑制する雑音抑制回路であって、
    前記線路における前記コモンモードノイズを抽出する雑音抽出手段と、
    前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき生成し、該雑音信号を前記線路に加える雑音印加手段と
    を有してなり、
    前記雑音抽出手段および前記雑音印加手段は、平衡回路でなり、
    前記雑音印加手段は、前記入力ラインに設けられた第1のコモンモードチョークコイルでなり、
    前記第1のコモンモードチョークコイルは、前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線と、該ライン直列巻線と同じく前記共通の磁心に巻かれ、片端が前記雑音信号の入力端であり、他端が接地されている別巻線とを有してなり、
    前記雑音抽出手段は、差動増幅器と、前記第1のコモンモードチョークコイルと前記負荷回路との間の前記入力ラインに順次に設けられた第3のラインバイパスコンデンサと、第3のコモンモードチョークコイルと、第4のラインバイパスコンデンサとを有してなり、
    前記第3のラインバイパスコンデンサは、前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第3の出力端子とし、
    前記第4のラインバイパスコンデンサは、前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第4の出力端子とし、
    前記第3のコモンモードチョークコイルは、前記第3および第4のラインバイパスコンデンサ間の入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線でなり、
    前記差動増幅器は、前記第3および第4の出力端子に2つの入力端子がそれぞれ接続され、出力端子が前記第1のコモンモードチョークコイルにおける前記別巻線の前記片端に接続されている
    ことを特徴とする雑音抑制回路。
  4. 互いに平衡した2線式または3線式の線路である入力ラインおよび出力ラインの間に設けてある負荷回路で生じるコモンモードノイズが前記入力ラインまたは前記出力ラインから外部に出力されるのを抑制する雑音抑制回路であって、
    前記線路における前記コモンモードノイズを抽出する雑音抽出手段と、
    前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき生成し、該雑音信号を前記線路に加える雑音印加手段と
    を有してなり、
    前記雑音印加手段は、前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を前記雑音信号の入力端とする第5のラインバイパスコンデンサでなり、
    前記雑音抽出手段は、
    前記第5のラインバイパスコンデンサの出力側に設けられ、該第5のラインバイパスコンデンサの出力側の前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線でなる第4のコモンモードチョークコイルと、
    前記第4のコモンモードチョークコイルと前記負荷回路との間の前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第6の出力端子とする第6のラインバイパスコンデンサと、
    前記出力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第7の出力端子とする第7のラインバイパスコンデンサと、
    前記第6および第7の出力端子に2つの入力端子がそれぞれ接続され、出力端子が前記雑音信号の入力端に接続されている差動増幅器と
    を有してなる
    ことを特徴とする雑音抑制回路。
  5. 互いに平衡した2線式または3線式の線路である入力ラインおよび出力ラインの間に設けてある負荷回路で生じるコモンモードノイズが前記入力ラインまたは前記出力ラインから外部に出力されるのを抑制する雑音抑制回路であって、
    前記線路における前記コモンモードノイズを抽出する雑音抽出手段と、
    前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき生成し、該雑音信号を前記線路に加える雑音印加手段と
    を有してなり、
    前記雑音印加手段は、前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を前記雑音信号の入力端とする第5のラインバイパスコンデンサでなり、
    前記雑音抽出手段は、差動増幅器と、前記第5のラインバイパスコンデンサと前記負荷回路との間の前記入力ラインに順に設けられた第5および第6のコモンモードチョークコイルとを有してなり、
    前記第5のコモンモードチョークコイルは、前記第5のラインバイパスコンデンサの出力側の前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線を有してなり、
    前記第6のコモンモードチョークコイルは、前記第5のコモンモードチョークコイルと前記負荷回路との間の前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線と、該ライン直列巻線と同じく前記共通の磁心に巻かれ、2つの端子が前記差動増幅器の2つの入力端子にそれぞれ接続されている別巻線とを有してなり、
    前記差動増幅器の出力端子が、第5のラインバイパスコンデンサにおける前記雑音信号の入力端に接続されている
    ことを特徴とする雑音抑制回路。
  6. 互いに平衡した2線式または3線式の線路である入力ラインおよび出力ラインの間に設けてある負荷回路で生じるコモンモードノイズが前記入力ラインまたは前記出力ラインから外部に出力されるのを抑制する雑音抑制回路であって、
    前記線路における前記コモンモードノイズを抽出する雑音抽出手段と、
    前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき生成し、該雑音信号を前記線路に加える雑音印加手段と
    を有してなり、
    前記雑音印加手段は、前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を前記雑音信号の入力端とする第5のラインバイパスコンデンサでなり、
    前記雑音抽出手段は、差動増幅器と、前記第5のラインバイパスコンデンサと前記負荷回路との間の前記入力ラインに順に設けられた第7のコモンモードチョークコイルと、第8のラインバイパスコンデンサと、第8のコモンモードチョークコイルと、第9のラインバイパスコンデンサとを有してなり、
    前記第7のコモンモードチョークコイルは、前記第5のラインバイパスコンデンサと前記第8のラインバイパスコンデンサとの間の前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線を有してなり、
    前記第8のラインバイパスコンデンサは、前記第7のコモンモードチョークコイルと前記第8のコモンモードチョークコイルとの間の前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第8の出力端子とし、
    前記第8のコモンモードチョークコイルは、前記第8のラインバイパスコンデンサと前記第9のラインバイパスコンデンサとの間の前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線を有してなり、
    前記第9のラインバイパスコンデンサは、前記第8のコモンモードチョークコイルと前記負荷回路との間の前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第9の出力端子とし、
    前記差動増幅器は、前記第8および第9の出力端子に2つの入力端子がそれぞれ接続され、出力端子が前記雑音信号の入力端に接続されている
    ことを特徴とする雑音抑制回路。
  7. 互いに平衡した2線式または3線式の線路である入力ラインおよび出力ラインの間に設けてある負荷回路で生じるコモンモードノイズが前記入力ラインまたは前記出力ラインから外部に出力されるのを抑制する雑音抑制方法であって、
    前記線路における前記コモンモードノイズを平衡回路でなる雑音抽出手段で抽出し、
    前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき平衡回路でなる雑音印加手段で生成し、該雑音信号を前記線路に加え、

    前記雑音印加手段は、前記入力ラインに設けられた第1のコモンモードチョークコイルでなり、
    前記第1のコモンモードチョークコイルは、前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線と、該ライン直列巻線と同じく前記共通の磁心に巻かれ、片端が前記雑音信号の入力端であり、他端が接地されている別巻線とを有してなり、
    前記雑音抽出手段は、
    前記第1のコモンモードチョークコイルと前記負荷回路との間の前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第1の出力端子とする第1のラインバイパスコンデンサと、
    前記出力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第2の出力端子とする第2のラインバイパスコンデンサと、
    前記第1および第2の出力端子に2つの入力端子がそれぞれ接続され、出力端子が前記別巻線の前記片端に接続された差動増幅器と
    を有する、
    ことを特徴とする雑音抑制方法。
  8. 互いに平衡した2線式または3線式の線路である入力ラインおよび出力ラインの間に設けてある負荷回路で生じるコモンモードノイズが前記入力ラインまたは前記出力ラインから外部に出力されるのを抑制する雑音抑制方法であって、
    前記線路における前記コモンモードノイズを平衡回路でなる雑音抽出手段で抽出し、
    前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき平衡回路でなる雑音印加手段で生成し、該雑音信号を前記線路に加え、
    前記雑音印加手段は、前記入力ラインに設けられた第1のコモンモードチョークコイルでなり、
    前記第1のコモンモードチョークコイルは、前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線と、該ライン直列巻線と同じく前記共通の磁心に巻かれ、片端が前記雑音信号の入力端であり、他端が接地されている別巻線とを有してなり、
    前記雑音抽出手段は、第2のコモンモードチョークコイルと差動増幅器とを有してなり、
    前記第2のコモンモードチョークコイルは、前記第1のコモンモードチョークコイルと前記負荷回路との間の前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線と、該ライン直列巻線と同じく前記共通の磁心に巻かれ、2つの端子が前記差動増幅器の2つの入力端子にそれぞれ接続されている別巻線とを有してなり、
    前記差動増幅器の出力端子が、前記第1のコモンモードチョークコイルにおける前記別巻線の前記片端に接続されている、
    ことを特徴とする雑音抑制方法。
  9. 互いに平衡した2線式または3線式の線路である入力ラインおよび出力ラインの間に設けてある負荷回路で生じるコモンモードノイズが前記入力ラインまたは前記出力ラインから外部に出力されるのを抑制する雑音抑制方法であって、
    前記線路における前記コモンモードノイズを平衡回路でなる雑音抽出手段で抽出し、
    前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき平衡回路でなる雑音印加手段で生成し、該雑音信号を前記線路に加え、
    前記雑音印加手段は、前記入力ラインに設けられた第1のコモンモードチョークコイルでなり、
    前記第1のコモンモードチョークコイルは、前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線と、該ライン直列巻線と同じく前記共通の磁心に巻かれ、片端が前記雑音信号の入力端であり、他端が接地されている別巻線とを有してなり、
    前記雑音抽出手段は、差動増幅器と、前記第1のコモンモードチョークコイルと前記負荷回路との間の前記入力ラインに順次に設けられた第3のラインバイパスコンデンサと、第3のコモンモードチョークコイルと、第4のラインバイパスコンデンサとを有してなり、
    前記第3のラインバイパスコンデンサは、前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第3の出力端子とし、
    前記第4のラインバイパスコンデンサは、前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第4の出力端子とし、
    前記第3のコモンモードチョークコイルは、前記第3および第4のラインバイパスコンデンサ間の入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線でなり、
    前記差動増幅器は、前記第3および第4の出力端子に2つの入力端子がそれぞれ接続され、出力端子が前記第1のコモンモードチョークコイルにおける前記別巻線の前記片端に接続されている、
    ことを特徴とする雑音抑制方法。
  10. 互いに平衡した2線式または3線式の線路である入力ラインおよび出力ラインの間に設けてある負荷回路で生じるコモンモードノイズが前記入力ラインまたは前記出力ラインから外部に出力されるのを抑制する雑音抑制方法であって、
    前記線路における前記コモンモードノイズを平衡回路でなる雑音抽出手段で抽出し、
    前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき平衡回路でなる雑音印加手段で生成し、該雑音信号を前記線路に加え、
    前記雑音印加手段は、前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を前記雑音信号の入力端とする第5のラインバイパスコンデンサでなり、
    前記雑音抽出手段は、
    前記第5のラインバイパスコンデンサの出力側に設けられ、該第5のラインバイパスコンデンサの出力側の前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線でなる第4のコモンモードチョークコイルと、
    前記第4のコモンモードチョークコイルと前記負荷回路との間の前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第6の出力端子とする第6のラインバイパスコンデンサと、
    前記出力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第7の出力端子とする第7のラインバイパスコンデンサと、
    前記第6および第7の出力端子に2つの入力端子がそれぞれ接続され、出力端子が前記雑音信号の入力端に接続されている差動増幅器と
    を有してなる、
    ことを特徴とする雑音抑制方法。
  11. 互いに平衡した2線式または3線式の線路である入力ラインおよび出力ラインの間に設けてある負荷回路で生じるコモンモードノイズが前記入力ラインまたは前記出力ラインから外部に出力されるのを抑制する雑音抑制方法であって、
    前記線路における前記コモンモードノイズを平衡回路でなる雑音抽出手段で抽出し、
    前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき平衡回路でなる雑音印加手段で生成し、該雑音信号を前記線路に加え、
    前記雑音印加手段は、前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を前記雑音信号の入力端とする第5のラインバイパスコンデンサでなり、
    前記雑音抽出手段は、差動増幅器と、前記第5のラインバイパスコンデンサと前記負荷回路との間の前記入力ラインに順に設けられた第5および第6のコモンモードチョークコイルとを有してなり、
    前記第5のコモンモードチョークコイルは、前記第5のラインバイパスコンデンサの出力側の前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線を有してなり、
    前記第6のコモンモードチョークコイルは、前記第5のコモンモードチョークコイルと前記負荷回路との間の前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線と、該ライン直列巻線と同じく前記共通の磁心に巻かれ、2つの端子が前記差動増幅器の2つの入力端子にそれぞれ接続されている別巻線とを有してなり、
    前記差動増幅器の出力端子が、第5のラインバイパスコンデンサにおける前記雑音信号の入力端に接続されている、
    ことを特徴とする雑音抑制方法。
  12. 互いに平衡した2線式または3線式の線路である入力ラインおよび出力ラインの間に設けてある負荷回路で生じるコモンモードノイズが前記入力ラインまたは前記出力ラインから外部に出力されるのを抑制する雑音抑制方法であって、
    前記線路における前記コモンモードノイズを平衡回路でなる雑音抽出手段で抽出し、
    前記雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとは逆相であり、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズとレベルを同じくする雑音信号を、該雑音抽出手段で抽出したコモンモードノイズに基づき平衡回路でなる雑音印加手段で生成し、該雑音信号を前記線路に加え、
    前記雑音印加手段は、前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を前記雑音信号の入力端とする第5のラインバイパスコンデンサでなり、
    前記雑音抽出手段は、差動増幅器と、前記第5のラインバイパスコンデンサと前記負荷回路との間の前記入力ラインに順に設けられた第7のコモンモードチョークコイルと、第8のラインバイパスコンデンサと、第8のコモンモードチョークコイルと、第9のラインバイパスコンデンサとを有してなり、
    前記第7のコモンモードチョークコイルは、前記第5のラインバイパスコンデンサと前記第8のラインバイパスコンデンサとの間の前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線を有してなり、
    前記第8のラインバイパスコンデンサは、前記第7のコモンモードチョークコイルと前記第8のコモンモードチョークコイルとの間の前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第8の出力端子とし、
    前記第8のコモンモードチョークコイルは、前記第8のラインバイパスコンデンサと前記第9のラインバイパスコンデンサとの間の前記入力ラインにそれぞれ直列に挿入され、共通の磁心にそれぞれ巻かれた複数のライン直列巻線を有してなり、
    前記第9のラインバイパスコンデンサは、前記第8のコモンモードチョークコイルと前記負荷回路との間の前記入力ラインの線路間に直列に接続された同容量の複数のコンデンサでなり、これらコンデンサの接続点である中点を第9の出力端子とし、
    前記差動増幅器は、前記第8および第9の出力端子に2つの入力端子がそれぞれ接続され、出力端子が前記雑音信号の入力端に接続されている、
    ことを特徴とする雑音抑制方法。
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