JP5754528B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体モジュールを冷却装置にバネで押さえ付けながらネジで固定する半導体装置に関し、特に半導体モジュールに対するバネ加圧力の制御性を向上できる半導体装置に関する。
電気モータにより駆動される電気自動車やハイブリッド自動車などでインバータ装置が用いられている。インバータ装置は、パワー半導体素子を複合化した半導体モジュール、冷却装置、平滑コンデンサ、配線電極、及び外構ケースなどを備えている。
半導体モジュールのブロック状の筐体を冷却装置に固定する際に、通常は半導体モジュールの筐体と冷却装置の間に熱伝導グリスを介在させる。しかし、熱伝導グリスの熱伝導率は、通常1W/mK〜5W/mK程度であり、Cuの400W/mKやAlの200W/mKに比べ非常に小さい。従って、熱伝導グリスが厚いまま残っていると、パワー半導体素子から冷却装置までの熱抵抗が大きくなってしまう。そこで、熱伝導グリスが部分的に厚くなるのを防ぐために、半導体モジュールを冷却装置の搭載面に対して均一に押し付ける必要がある。
半導体モジュールの中央部の貫通穴に通したネジにより、半導体モジュールが冷却装置に固定される。しかし、半導体モジュールは底面が完全に平坦ではなく、樹脂封止型の筐体は剛性が不均一である。このため、ネジ周辺にのみ押し付け力がかかり、ネジから遠くなるに従って半導体モジュールが浮き上がってしまう。この対策として、ネジの加圧力を周辺に伝達するペントルーフ型の板バネを用いる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
インバータ装置を自動車などの移動体に利用する場合には、温度変化や振動などによりネジが緩みやすいため、ネジを強く締め込む必要がある。しかし、ペントルーフ型のバネの場合、ネジを強く締め込んだ状態でバネのどこがどのように半導体モジュールに接するかが不明であり、半導体モジュールにバネ加圧力を均一に印加できるバネ形状の設計が非常に困難であった。
この対策として、円錐台型の板バネ(皿バネ)を用いる技術が提案されている。皿バネは回転対称体であるため、半導体モジュールにバネ加圧力を均一に印加できる。しかし、皿バネは、その形状により反転する恐れがある。これを防ぐために、皿バネの中央頂部と半導体モジュールの間にスペーサを介在させている(例えば、特許文献2の図4参照)。
特許第3725103号公報 特開2008−198644号公報
しかし、従来の半導体装置の場合、ネジを締め込むと皿バネの中央頂部が圧縮されて変形する。この皿バネの変形により半導体モジュールに対するバネ加圧力が変化するため、バネ加圧力の制御性が悪かった。さらに、ネジの締め込みトルクが大きいと、皿バネが反転する場合もあった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、半導体モジュールに対するバネ加圧力の制御性を向上できる半導体装置を得るものである。
本発明に係る半導体装置は、半導体素子が樹脂封止され、中央部に第1貫通穴を有する半導体モジュールと、第2貫通穴を有し、前記半導体モジュールの上面側に配置されたバネと、ネジ穴を有し、前記半導体モジュールの下面側に配置された冷却装置と、頭部を有し、前記半導体モジュールの前記第1貫通穴を通って前記冷却装置の前記ネジ穴に螺合され、前記半導体モジュールを前記冷却装置に固定するネジとを備え、
前記半導体モジュールは、前記上面から突出した凸部を有し、前記第1貫通穴は前記凸部を貫通し、前記凸部は前記バネの前記第2貫通穴に挿入され、前記頭部は、前記凸部の上端から外側に延び、前記凸部に支持されて前記半導体モジュールの前記上面に対して一定の間隔を保ち、前記半導体モジュールの前記上面との間に前記バネを挟むことを特徴とする。
本発明により、半導体モジュールに対するバネ加圧力の制御性を向上できる。
本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す斜視断面図である。 半導体モジュールの内部構造を示す断面図である。 比較例に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態3に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態4に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態5に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態6に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態7に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態8に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態9に係る半導体装置を示す断面図である。 本発明の実施の形態10に係る半導体装置を示す断面図である。 図13の半導体装置に取り付ける前のバネを示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。同様の構成要素には同じ番号を付し、説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す断面図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る半導体装置を示す斜視断面図である。この半導体装置は、自動車などの移動体に用いられるインバータ装置である。
半導体モジュール10の中央部に第1貫通穴12が設けられている。半導体モジュール10の上面側にバネ14が配置されている。バネ14に第2貫通穴16が設けられている。半導体モジュール10の下面側に冷却装置18が配置されている。冷却装置18の上面にネジ穴20が設けられている。
半導体モジュール10の上面側にバネ押さえ22が配置されている。バネ押さえ22は筒状の直立部24とバネ接触部26とを有する。直立部24はバネ14の第2貫通穴16に挿入されている。直立部24の底面は半導体モジュール10の上面に接している。バネ接触部26は、直立部24の上端から外側に延び、直立部24に支持されて半導体モジュール10の上面に対して一定の間隔を保っている。半導体モジュール10の上面とバネ接触部26の間にバネ14が挟まれている。
半導体モジュール10の第1貫通穴12及び直立部24内を通ってネジ28が冷却装置18のネジ穴20に螺合されている。これにより半導体モジュール10及びバネ押さえ22が冷却装置18に固定される。
バネ14は、半導体モジュール10の上面の各辺より小さい直径を持つ円錐台型の板バネであり、バネ接触部26との接触部分よりも半導体モジュール10の上面との接触部分の方が外側に広がっている。
図3は、半導体モジュールの内部構造を示す断面図である。厚み0.5〜3mmのCu又はCu合金などからなる電極材30上に、パワー半導体素子32が半田付けされている。パワー半導体素子32の表面電極がワイヤ34により出力端子36に電気的に接続されている。これらのパワー半導体素子32及びワイヤ34はエポキシなどの樹脂38で封止されている。なお、装置全体を小型化するために、複数の電位を内在した絶縁樹脂層を底面に設けてもよい。
このように半導体モジュール10が複数のパワー半導体素子32を有する場合、電極材30は複数個に分割され、樹脂38内部は電極材30及びパワー半導体素子32が存在する領域と、これらが存在しない領域に分けられる。樹脂38の弾性率は金属に比べ低いため、樹脂38は複合体として挙動する。従って、半導体モジュール10の中央部をネジ28で押さえ付けると、電極材30及びパワー半導体素子32が存在しない領域が優先的に屈曲する。このため、ネジ28だけでは半導体モジュール10の全面を均等に押さえることができない。そこで、バネ14を用いて半導体モジュール10の複数箇所を加圧することで、より安定的に半導体モジュール10を冷却装置18に密着させることができる。
SiC製の素子はSi製の素子に比べて高温動作が可能であり、瞬時の温度上昇が問題となる。これに対し、樹脂封止型の半導体モジュール10は、温度サイクル耐久性が高く、特にパワーサイクル寿命と呼ばれる、瞬時の温度上昇に対する熱サイクル疲労に対する耐久性が高い。従って、パワー半導体素子32がSiC製の場合に樹脂封止型の半導体モジュール10が特に有効である。
本実施の形態の効果について、比較例と比較しながら説明する。図4は、比較例に係る半導体装置を示す断面図である。バネ14の反転を防ぐために、バネ14の中央頂部と半導体モジュール10の間にスペーサ40を介在させている。温度変化や振動などによりネジ28が緩みやすい環境では、ネジ28を強く締め込む必要がある。しかし、ネジ28を締め込むとバネ14の中央頂部は圧縮されて変形する。このバネ14の変形により半導体モジュール10に対するバネ加圧力が変化するため、比較例ではバネ加圧力の制御性が悪い。
これに対して、本実施の形態では、バネ押さえ22のバネ接触部26は、ネジ28を強く締め込んだ状態でも直立部24に支持されて半導体モジュール10の上面に対して一定の間隔を保っている。そして、半導体モジュール10を冷却装置18に固定した状態のバネ14の長さ(最大圧縮量)は、半導体モジュール10の上面とバネ接触部26の間隔に規定される。従って、バネ14のバネ乗数や直立部24の長さなどにより、バネ加圧力を所定量に設計することができる。また、皿バネが反転することもない。よって、半導体モジュール10に対するバネ加圧力の制御性を向上できる。
また、バネ14は、バネ接触部26との接触部よりも半導体モジュール10の上面との接触部のほうが外側に広がっている。これにより、バネ押さえ22を小型化しながら、半導体モジュール10の広い領域にバネ加圧力を作用させることができる。また、バネ押さえ22の小型化により軽量化が図れる。このような数g又は数十g単位の軽量化を積み上げることで、インバータ装置全体でkg単位の重量削減が可能となる。これに伴ってインバータ装置の取り付け部の剛性や空間を小さくできるので、自動車全体で数十kg単位の重量削減が可能となり、燃費改善に繋がる。
また、バネ14は、半導体モジュール10の上面の各辺より小さい直径を持つ円錐台型の板バネである。これにより、バネ14が半導体モジュール10の周辺から出っ張ることが無いため、回転方向の位置決めを考慮しなくてもバネ加圧力が働く領域を規定できる。
また、円錐台型のバネ14は皿バネと呼ばれ、例えば乗用車のクラッチなどに用いられている。皿バネの反力は圧縮高さの変化に対してリニアではなく、非線形である。このような非線形性を利用して、数十年の装置の使用による樹脂38の厚み変化や直立部24の撓みなどによるバネ14のクリアランス変化に対して、バネ加圧力の変化量を抑制することができる。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る半導体装置を示す断面図である。この半導体装置は、実施の形態1のバネ14をコイルバネ42に置き換えたものである。本実施の形態でも、実施の形態1と同様に、半導体モジュール10に対するバネ加圧力の制御性を向上できる。
なお、コイルバネ42と半導体モジュール10の上面との間にリング状の押さえ板を介在させるのが好ましい。これにより、コイルバネ42の底面の片当たりを防止し、バネ加圧力が作用する領域を任意に設定でき、設計性が増す。また、コイルバネ42を複数本にすれば、バネ加圧力が作用する領域の設計性が更に増す。
実施の形態3.
図6は、本発明の実施の形態3に係る半導体装置を示す断面図である。バネ押さえ22の直立部24とバネ接触部26は別体である。バネ接触部26は中央に貫通穴が開いた円板型である。その他の構成は実施の形態1と同様である。
直立部24とバネ接触部26が一体のバネ押さえ22を製造する場合、円筒の削り出しでは製造コストが高くなる。一方、薄板の塑性加工では、製造コストは低くなるが、直立部24やバネ接触部26の肉厚を大きくすることができない。そこで、直立部24とバネ接触部26を別体とすることで、所望の肉厚のバネ押さえ22を低コストで製造できる。その他、実施の形態1と同様の効果を得ることができる。
実施の形態4.
図7は、本発明の実施の形態4に係る半導体装置を示す断面図である。バネ押さえ22の直立部24は、半導体モジュール10の第1貫通穴12を通って冷却装置18に接している。その他の構成は実施の形態1と同様である。
直立部24の底面とバネ接触部26の間隔から半導体モジュール10の厚みを引いた長さにより、半導体モジュール10を冷却装置18に固定した状態のバネ14の高さ(最大圧縮量)を規定できる。従って、実施の形態1と同様に、半導体モジュール10に対するバネ加圧力の制御性を向上できる。
また、ネジ28を締め付けた際の軸力が半導体モジュール10に直接かからないため、半導体モジュール10の樹脂38として強度が低く比重が小さいものを選択できる。
実施の形態5.
図8は、本発明の実施の形態5に係る半導体装置を示す断面図である。実施の形態1と比べて、バネ押さえ22が無く、ネジ28の構造が異なる。実施の形態1と異なる点についてのみ説明する。
ネジ44は頭部46とネジ部48を有する。ネジ部48は、半導体モジュール10の第1貫通穴12を通って冷却装置18のネジ穴20に螺合される。これにより、半導体モジュール10は冷却装置18に固定される。
頭部46は直立部50とバネ接触部52とを有する。直立部50は、バネ14の第2貫通穴16に挿入されている。直立部50の底面は半導体モジュール10の第1貫通穴12よりも大きく、直立部50の底面の一部は半導体モジュール10の上面に接している。バネ接触部52は、直立部50の上端から外側に延び、直立部24に支持されて半導体モジュール10の上面に対して一定の間隔を保っている。半導体モジュール10の上面とバネ接触部52の間にバネ14が挟まれている。
本実施の形態でも、実施の形態1と同様に、半導体モジュール10に対するバネ加圧力の制御性を向上できる。さらに、実施の形態1に比べてバネ押さえ22を省略できるため、部品点数を減らすことができる。
実施の形態6.
図9は、本発明の実施の形態6に係る半導体装置を示す断面図である。ネジ44の頭部46の直立部50は、半導体モジュール10の第1貫通穴12を通って冷却装置18に接している。その他の構成は実施の形態5と同様である。
直立部50の底面とバネ接触部52の間隔から半導体モジュール10の厚みを引いた長さにより、半導体モジュール10を冷却装置18に固定した状態のバネ14の高さ(最大圧縮量)を規定できる。従って、実施の形態5と同様に、半導体モジュール10に対するバネ加圧力の制御性を向上できる。
また、ネジ44を締め付けた際の軸力が半導体モジュール10に直接かからないため、半導体モジュール10の樹脂38として強度が低く比重が小さいものを選択できる。
実施の形態7.
図10は、本発明の実施の形態7に係る半導体装置を示す断面図である。実施の形態1と比べて、バネ押さえ22が無く、半導体モジュール10及びネジ28の構造が異なる。実施の形態1と異なる点についてのみ説明する。
ネジ54は頭部56とネジ部58を有する。ネジ部58は、半導体モジュール10の第1貫通穴12を通って冷却装置18のネジ穴20に螺合される。これにより、半導体モジュール10は冷却装置18に固定される。
半導体モジュール10の上面から樹脂製の凸部60が突出している。第1貫通穴12は凸部60を貫通している。凸部60はバネ14の第2貫通穴16に挿入されている。ネジ54の頭部56は、凸部60の上端から外側に延び、凸部60に支持されて半導体モジュール10の上面に対して一定の間隔を保っている。半導体モジュール10の上面とネジ54の頭部56の間にバネ14が挟まれている。
凸部60の高さにより、半導体モジュール10を冷却装置18に固定した状態のバネ14の高さ(最大圧縮量)を規定できる。従って、実施の形態1と同様に、半導体モジュール10に対するバネ加圧力の制御性を向上できる。さらに、実施の形態1に比べてバネ押さえ22を省略できるため、部品点数を減らすことができる。
なお、本実施の形態では、ネジ54の頭部56がバネ14の第2貫通穴16より大きい場合について説明した。これに限らず、別体のバネ押さえを用いても良い。この場合、バネ押さえは単純なドーナツ型で良いため、抜き加工で簡単に製造できる。
実施の形態8.
図11は、本発明の実施の形態8に係る半導体装置を示す断面図である。実施の形態7の樹脂製の凸部60の代わりに金属筒62が設けられている。金属筒62は半導体モジュール10の第1貫通穴12を通って冷却装置18に接する。この金属筒62の半導体モジュール10の上面から出た一部が実施の形態7の凸部60と同様に作用するため、実施の形態7と同様の効果を得ることができる。
また、ネジ54を締め付けた際の軸力が半導体モジュール10に直接かからないため、半導体モジュール10の樹脂38として強度が低く比重が小さいものを選択できる。また、モータ一体型、エンジン一体型、トランスミッション一体型などのインバータ装置では振動環境が厳しいが、このような用途において本実施の形態の構造は特に効果を発揮する。
実施の形態9.
図12は、本発明の実施の形態9に係る半導体装置を示す断面図である。実施の形態1とは、バネ押さえ22の構造が異なる。実施の形態1と異なる点についてのみ説明する。
バネ押さえ64は、第3貫通穴66を有する底部68と、底部68の外周から立ち上がる直立部70と、直立部70の上端から外側に延びるバネ接触部72とを有する。直立部70は、バネ14の第2貫通穴16に挿入されている。ネジ28が第1及び第3貫通穴12,66を通って冷却装置18のネジ穴20に螺合されている。これにより、半導体モジュール10及びバネ押さえ64が冷却装置18に固定される。
バネ接触部72は、直立部70に支持されて半導体モジュール10の上面に対して一定の間隔を保っている。半導体モジュール10の上面とバネ接触部72の間にバネ14が挟まれている。従って、実施の形態1と同様に、半導体モジュール10に対するバネ加圧力の制御性を向上できる。
また、実施の形態1では、ネジ28を強く締め付けると円筒状の直立部24に圧縮力が働き、直立部24が座屈したり、水平方向に引き裂かれたりする場合がある。これに対して本実施の形態では、リング状の底部68で局所的な圧縮力が分散され、かつリング状の底部68が裂けない限り直立部70も裂けないため、耐久性が大幅に増大する。そして、バネ押さえ64は薄い板材で構成できる。
実施の形態10.
図13は、本発明の実施の形態10に係る半導体装置を示す断面図である。実施の形態1と比べて、バネ押さえ22が無く、バネ14の構造が異なる。実施の形態1と異なる点についてのみ説明する。
バネ74は、第2貫通穴76を有する底部78と、底部78の外周から立ち上がる直立部80と、直立部80の上端から外側に延びて半導体モジュール10の上面を押す加圧部82とを有する。ネジ28が第1及び第2貫通穴76を通って冷却装置18のネジ穴20に螺合される。これにより、半導体モジュール10及びバネ74が冷却装置18に固定される。
図14は、図13の半導体装置に取り付ける前のバネを示す断面図である。バネ74の加圧部82は底部78よりも下側に突出している。このため、図13の装置において、ネジ28を緩めると、バネ74の加圧部82は底部78よりも半導体モジュール10側に突出することになる。従って、ネジ28を締めた場合にバネ74の底部78及び加圧部82により半導体モジュール10の上面が加圧される。
加圧部82の底部78に対する突出量Wを調整することにより、バネ加圧力を所定量に設計することができる。よって、半導体モジュール10に対するバネ加圧力の制御性を向上できる。さらに、実施の形態1に比べてバネ押さえ22を省略できるため、部品点数を減らすことができる。また、このようなバネ74は円板を塑性加工することで製造でき経済的であり、かつ重量も軽減できる。
10 半導体モジュール、12 第1貫通穴、14,74 バネ、16,76 第2貫通穴、18 冷却装置、20 ネジ穴、22 バネ押さえ、24,50,70,80 直立部、26,52,72 バネ接触部、28,44,54 ネジ、32 パワー半導体素子(半導体素子)、38 樹脂、42 コイルバネ(バネ)、46,56 頭部、60 凸部、62 金属筒、66 第3貫通穴、68,78 底部、82 加圧部

Claims (3)

  1. 半導体素子が樹脂封止され、中央部に第1貫通穴を有する半導体モジュールと、
    第2貫通穴を有し、前記半導体モジュールの上面側に配置されたバネと、
    ネジ穴を有し、前記半導体モジュールの下面側に配置された冷却装置と、
    頭部を有し、前記半導体モジュールの前記第1貫通穴を通って前記冷却装置の前記ネジ穴に螺合され、前記半導体モジュールを前記冷却装置に固定するネジとを備え、
    前記半導体モジュールは、前記上面から突出した凸部を有し、
    前記第1貫通穴は前記凸部を貫通し、
    前記凸部は前記バネの前記第2貫通穴に挿入され、
    前記頭部は、前記凸部の上端から外側に延び、前記凸部に支持されて前記半導体モジュールの前記上面に対して一定の間隔を保ち、前記半導体モジュールの前記上面との間に前記バネを挟むことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記凸部は、前記半導体モジュールの前記第1貫通穴を通って前記冷却装置に接する金属筒の一部であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 半導体素子が樹脂封止され、中央部に第1貫通穴を有する半導体モジュールと、
    第2貫通穴を有し、前記半導体モジュールの上面側に配置されたバネと、
    ネジ穴を有し、前記半導体モジュールの下面側に配置された冷却装置と、
    第3貫通穴を有する底部と、前記底部の外周から立ち上がり前記バネの前記第2貫通穴に挿入された直立部と、前記直立部の上端から外側に延び、前記直立部に支持されて前記半導体モジュールの前記上面に対して一定の間隔を保ち、前記半導体モジュールの前記上面との間に前記バネを挟むバネ接触部とを有するバネ押さえと、
    前記第1及び第3貫通穴を通って前記冷却装置の前記ネジ穴に螺合され、前記半導体モジュール及び前記バネ押さえを前記冷却装置に固定するネジとを備えることを特徴とする半導体装置。
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