JP5043924B2 - 複合板の固定構造および固定方法 - Google Patents

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Description

この発明は、固定対象物に対して、芯材が軟質材料であり、表層が金属板からなる複合板を、−50℃〜130℃の熱サイクルの作用下でも、締結力(締付けトルク)を低下させずに固定できる固定構造および固定方法に関する。
自動車に用いられる、ヒートインシュレータやフロアアンダーカバーなどの様々なカバーには、軽量化の観点から、軟質の芯材と表面の金属板からなる複合板を用いることが有効とされている。この複合板は、通常、その板厚方向に設けた貫通孔にボルトを通して、エギゾーストマニホールドなどの固定対象物に締結されて固定される。図8(a)は、芯材層1aが軟質材料であり、表層が金属板1b、1cからなる複合板1を、固定対象物3にボルト2およびナット6でワッシャ7、7aを介在させて締結した場合に、ボルト2の近傍の複合板1が押し潰される状態を模式的に示したものである。この状態で、−50℃〜130℃の熱サイクルが作用すると、まず、サイクルの高温時に、図8(b)に示すように、圧縮残留応力の影響で、表層の金属板1b、1cで圧縮されていた軟質の芯材層1aが、図8(c)で矢示したように、ボルト2から遠ざかるように移動する。そして、この締結状態が保持されたまま、高温状態が長時間かつ何回も続くと、芯材層1aが次第に、その初期の硬さからさらに柔らかくなり、熱サイクルが高温側から低温側へ移行しても、移動した芯材が締結初期の状態に戻ろうとする復元力が低下する。その結果、芯材層1aは、図8(c)に示すように、その芯材作用していた圧縮残留応力が緩和された状態で固定されるため、ボルト軸力が低下する。図9(a)は、図8(a)に示した、軟質の芯材層1aが厚さ5mmの発泡樹脂で、両側の表層の金属板1b、1cがそれぞれ厚さ0.15mmのアルミニウムからなる複合板1の固定構造における初期締付けトルクを10N−mとして、複合板1に、図9(b)に示す、−50℃〜100℃の熱サイクルを与えたときに、締付けトルクが変化する状態を測定した結果を示したものである。図9(a)から、前記熱サイクルをおよそ250回与えただけで、締付けトルクは1N・mにまで低下していることがわかる。
一方、芯材が軟質材料であり、表層が金属板からなる複合板の固定方法については、例えば図10に示すように、金属板に断熱性を有する制振材が挟まれたヒートインシュレータを、緩衝装置を用いて熱や振動を発生する自動車のエキゾーストマニホールドなどの固定対象物にボルト締結により固定する方法を用いることができる(特許文献1参照)。この緩衝装置は、カラー部材22と、カラー部材22に装着された厚さt1の緩衝材であるばねワッシャ23,24と、ばねワッシャ23、24の外周縁にそれぞれ装着された円環状のグロメット25、26を備えており、ばねワッシャ23、24の間に、前記ヒートインシュレータ300を挟みこんで保持するようになっている。このような緩衝装置が装着されたヒートインシュレータ300は、カラー部材22の筒部33の内部にボルト70を挿通して、エキゾーストマニホールドに、その取り付け用ボスにネジ付けることによって取り付けられる。このような緩衝装置を設けることにより、エンジンやエキゾーストマニホールドから発生する振動の制振特性が向上し、エキゾーストマニホールドからヒートインシュレータへの熱の伝達も効率的に抑制される。
特開2005−188400号公報
しかし、前記特許文献1に記載された緩衝装置(図10参照)では、ボルト70による固定対象物への締結部(図示省略)からヒートインシュレータ30への振動が伝わりにくく、ボルト締結力とヒートインシュレータ30を保持する力が別々に設定できる利点はあるものの、例えば、図9(b)に示した場合と同様の−50℃〜100℃の熱サイクルを与えると、ヒートインシュレータ30が金属板の場合には問題はないが、図10(a)に示したように、芯材に樹脂を用いた複合板の場合、樹脂部分が変形するため、ばねワッシャ23、24によるヒートインシュレータ30の保持力、すなわち前記緩衝装置とヒートインシュレータ30の締結力が低下し、エキゾーストマニホールドなどの固定対象物へのヒートインシュレータの取り付け状態が不安定となる。
そこで、この発明の課題は、前記エキゾーストマニホールドのように、熱や振動が発生する部材に、これらの伝達や伝播を抑制するために、カバーとして装着される、芯材が軟質材料であり、表層が金属板からなる積層構造を有する軽量化を目的とした複合板が、熱サイクルに曝されたときに、前記熱や振動が発生する部材への固定部における複合板に対する締結力の低下を防止するための固定構造および固定方法を提供することである。
前記の課題を解決するために、この発明では以下の構成を採用したのである。
請求項1に係る複合板の固定構造は、芯材層が軟質材料であり、表層が金属板からなる複合板がボルトを用いて固定対象物に固定された固定構造であって、前記複合板に設けたボルト穴にボルトが挿通し、前記ボルトと複合板に設けたボルト穴との間に、長さが複合板の厚さよりも長い、胴部とつば部からなる円筒状部材が介在し、ボルトを締め込んだ状態で、前記円筒状部材の胴部が芯材層側へ変形して複合板の内側から表層の金属板に当接し、前記つば部が複合板の表面側から前記金属板に当接して、複合板が固定対象物に固定されていることを特徴とする。
請求項2に係る複合板の固定構造は、前記円筒状部材が、ばね状に形成された第1の弾性部材と、この第1の弾性部材の外周に、さらに第2の弾性部材を被せて前記つば部が形成され、前記ボルトを締め込んだ状態で、前記第1の弾性部材が前記芯材層側に変形し、前記第2の弾性部材が前記複合板の表層の金属板に当接していることを特徴とする。
請求項3に係る複合板の固定構造は、前記円筒状部材が、円錐面を有する複数の第1の皿ばねと、この円錐面の大径側の端部外周に、前記つば部に相当するつばが形成された複数の第2の皿ばねとからなり、前記ボルトを締め込んだ状態で、前記第1の皿ばねが前記芯材側に変形し、前記第2の皿ばねのつば部が前記複合板の表層の金属板に当接していることを特徴とする。
請求項4に係る複合材の固定構造は、芯材層が軟質材料であり、表層が金属板からなる複合板がボルトとナットを用いて固定された固定構造であって、前記複合板および固定対象物に設けたボルト穴にボルトが挿通し、前記ボルトと複合板に設けたボルト穴との間に、長さが前記複合板の厚さよりも長い、胴部とつば部からなる円筒状部材と、この円筒状部材の胴部の外周に配置した、ばね状に形成された第1の弾性部材を介在させ、前記複合板表層の金属板と前記円筒状部材のつば部との間の、前記第1の弾性部材の外周に、さらに、ばね状に形成された第2の弾性部材を被せ、前記ボルトを締め込んだ状態で、前記円筒状部材の胴部および前記第1の弾性部材が前記芯材層側に変形し、かつ第2の弾性部材が前記円筒状部材のつば部に押圧されて前記複合板の表層の金属板に当接することにより、複合板が固定対象物に固定されていることを特徴とする。
請求項5に係る複合板の固定構造は、前記ボルトに、その軸部のねじ径よりも大きいねじ径が形成され、この大きいねじ径に嵌め込まれたナットにより前記第2の弾性部材または第2の皿ばね体が押圧され、前記複合板の表層の金属板に当接して前記複合板が前記固定対象物に固定されていることを特徴とする。
請求項6に係る複合材の固定構造は、芯材が軟質材料であり、表層が金属板からなる複合板がボルトを用いて固定対象物に固定された固定構造であって、前記複合板に設けたボルト穴にボルトが挿通し、前記ボルトと複合板に設けたボルト穴との間に、長さが複合板の厚さよりも長い円筒状部材が介在し、ボルトを締め込んだ状態で、前記ボルトが複合板の表面側から前記金属板を押圧し、前記円筒状部材が芯材層側へ変形して複合板の内側から表層の金属板に当接して、複合板が固定対象物に固定されていることを特徴とする。
請求項7に係る複合材の固定構造は、前記円筒状部材が、円錐面の外縁周方向に歯を有する座金が複数重なって形成され、ボルトを締め込むことにより、その外縁部が変形して芯材層に張り出しながらくい込み、複合板の内側から表層の金属板に当接させたことを特徴とする。
請求項8に係る複合材の固定方法は、芯材層が軟質材料からなり表層が金属板からなる複合板を、ボルトを用いて固定対象物に固定する固定方法であって、前記複合板に設けたボルト穴に、長さが前記複合板の厚さよりも長い、胴部とつば部からなる円筒状部材を介在させ、前記複合板および固定対象物に設けたボルト穴にボルトを挿通させ、前記ボルトを締め込んで前記円筒状部材を押圧することにより、前記つば部を前記複合板の表層の金属板に当接させ、前記円筒状部材を前記芯材側へ変形させて、複合板を固定対象物に固定することを特徴とする。
請求項9に係る複合材の固定方法は、前記円筒状部材が、ばね状に形成された第1の弾性部材と、この第1の弾性部材の外周に、さらに、ばね状に形成された第2の弾性部材を被せて前記つば部が形成されたものであることを特徴とする。
請求項10に係る複合材の固定方法は、前記つば部を有する円筒状部材が、円錐面を有する複数の第1の皿ばねと、この円錐面の大径側の端部外周に、前記つば部に相当するつばが形成された複数の第2の皿ばねとから形成されたものであり、前記ボルトを締め込んで、この円筒状部材を押圧することを特徴とする請求項8に記載の複合板の固定方法。
請求項11に係る複合材の固定方法は、前記ボルトに、その軸部のねじ径よりも大きいねじ径を形成し、この大きいねじ径にナットを嵌め込み、前記ボルトを締め込み、かつ前記ナットを締め付けて、前記ボルトにより前記第1の弾性部材または前記第1の皿ばね体を、前記ナットにより前記第2の弾性部材または前記第2の皿ばね体をそれぞれ押圧し、前記第2の弾性部材または第2の皿ばね体を前記複合板の表層の金属板に当接させて前記複合板を前記固定対象物に固定することを特徴とする。
請求項12に係る複合材の固定方法は、芯材層が軟質材料からなり表層が金属板からなる複合板を、ボルトを用いて固定対象物に固定する固定方法であって、前記複合板に設けたボルト穴に、長さが前記複合板の厚さよりも長い円筒状部材を介在させ、前記複合板および固定対象物に設けたボルト穴にボルトを挿通させ、前記ボルトを締め込んで前記円筒状部材を押圧することにより、前記円筒状部材が前記芯材側へ変形して複合板の内側から表層の金属板に当接し、前記ボルトが複合板の表面側から前記金属板を押圧して、複合板を固定対象物に固定することを特徴とする。
請求項13に係る複合材の固定方法は、前記円筒状部材を、前記ボルト穴に、円錐面の外縁周方向に歯を有する座金を複数重ねて挿入することにより形成したことを特徴とする。
この発明では、固定対象物に対して、芯材が軟質材料であり、表層が金属板からなる複合板をボルトで固定するにあたり、ボルトと複合板に設けたボルト穴との間に、長さが前記複合板の厚さよりも大きく、外径が胴部の外径よりも大きいつば部を有する円筒状部材を介在させるようにしたので、ボルトを締め込んだ状態で、円筒状部材の胴部が芯材層側へ変形し、つば部が前記複合板の表層の金属板に当接して、複合板が固定対象物に固定される構造となる。この変形により、円筒状部材が軟質の芯材に埋め込まれて芯材が固定されるため、零度℃以下〜100℃以上の(例えば、−50℃〜130℃)の広範囲の熱サイクルを受けた場合でも、ボルト締結力の低下が抑制され、安定した締結トルクが保たれる。
(a)実施形態の複合板の固定構造を示す説明図である(ボルト締結前)。(b)同上(ボルト締結後) (a)実施例の複合板の固定構造を示す説明図である(ボルト締結前)。(b)同上(ボルト締結後) (a)他の実施例の複合板の固定構造に用いる皿ばねを模式的に示す説明図である。(b)、(c)他の実施例の複合板の固定構造における皿ばねの配置を模式的に示す説明図である。 (a)実施例の複合板の固定構造を示す説明図である(ボルト締結前)。(b)同上(ボルト締結後) (a)実施例の複合板の固定構造を示す説明図である(ボルト締結前)。(b)同上(ボルト締結後) 他の実施形態の複合板の固定構造を示す説明図である。 (a)外歯付き座金の平面図である。(b)外歯付き座金の側面図である。 (a)従来技術の複合板の固定構造における複合板の変形を模式的に示す説明図である。(b)、(c)ボルト締結により、複合板に作用する応力(分布)を模式的に示す説明図である。 (a)従来技術の複合板の固定構造における熱サイクルによる締結トルクの変化を示す説明図である。(b)上記熱サイクルの条件を示す説明図である。 従来技術の、熱や振動を発生する部材に金属製カバーを固定するための緩衝装置の概観を示す断面図である。
図1は、実施形態の複合板1の固定構造を示したもので、図1(a)は、複合板1をボルト2によって固定対象物3に固定するボルト締結前の状態を、図1(b)は、同ボルト締結後の状態をそれぞれ示している。図1(a)において、複合板1は、発泡樹脂などの軟質の芯材層1aとその両側の表層の金属板1a、1bからなり、この複合板1および固定対象物3には、ボルト2を挿通するための貫通孔4、4aがそれぞれ設けられている。複合板1の貫通孔4には、長さが複合板1の厚さthよりも長く、固定対象物3と反対側の円筒端部に、外径D2が胴部の外径D1よりも大きいつば部5aを有する円筒状部材5が、その先端部5bが固定対象物3に当たるように嵌め込まれ、この円筒状部材5の内部をボルト2が挿通し、ナット6をボルト軸2aに嵌め込み、ワッシャ7、7aをそれぞれ介してボルトが締め込まれるようになっている。前記円筒状部材5は、弾性が表層の金属板1bよりも優れ、かつ硬さが芯材層1aよりも高い特性を有するように形成されている。また、その熱変形温度Tは、零度℃以下〜100℃以上の、例えば、−50℃〜130℃の広範囲の熱サイクルを受けた場合でも、溶融変形しないように、130℃よりも高い材質を選択することが望ましい。
図1(b)は、図1(a)の状態から、ボルト2を締め込んだ状態を示している。円筒状部材5が、ワッシャ7、7aを介して、ボルト頭2bとナット6により、ボルト軸2aの方向に押圧されて芯材層1aの側に変形し、芯材層1aの中に埋め込まれ、この変形部5bにより、複合板1の内側から金属板1b、1cが固定される。円筒状部材5が金属板1bよりも弾性に優れているため、ボルト2を締め込んだときに、円筒状部材5の方が変形することにより、図8(a)に示したように、ボルト2近傍の複合板1が押し潰されることはなく、この複合板1が固定対象物3に固定される。しかも、円筒状部材5として、−50℃〜130℃の熱サイクルに耐え得る材質のものを選択することにより、このような広範囲の熱サイクルが作用した場合でも、ボルト軸力が低下せず、安定した締結トルクが保たれる。
図2(a)および(b)は、前記つば部5aを有する円筒状部材5(図1(a))参照)が、図2(c)に示すように、ばね状に形成された第1の弾性部材8と、この第1の弾性部材8の外周に、さらに、第1の弾性部材と同様に、ばね状に形成された第2の弾性部材9を被せてつば部が形成されたものである複合板1の固定構造を、ボルト締結前およびボルト締結後について示したものである。この第1および第2の弾性部材は、図2(d)に示すように、その断面形状が矩形または扁平形をしており、複合板1表層の金属板1bよりも弾性に優れ、さらに軟質芯材層1aよりも硬い特性を有する。第1の弾性部材8は、例えば、鉛、純アルミ、軟鋼などの高延性かつ軟質金属を、図2(c)に示したように、らせん状にばねのように巻き、その内径d0を、ボルト軸2aが挿通できる大きさにして形成することができる。第2の弾性部材9は、第1の弾性部材8の外周に被せることができる大きさの内径を有するように、同様にして形成される。また、第1および第2の弾性部材8および9の高さhf0およびhs0は、複合板1の厚さthに関連して、式(1)の関係を満たすように、ねじれ角(ピッチ角)θを調節して形成される。
第1の弾性部材8のボルト締結後の高さhf1−第2の弾性部材9のボルト締結後の高さhs1=複合板の厚さth -----------------(1)
図2(a)に示したボルト締結前の状態から、図2(b)に示したようにボルト2を締め込むと、第1の弾性部材8は、ワッシャ7、7aを介してボルト頭2bおよびナット6によりボルト軸2aの方向にそれぞれ押圧される。そして、これらの弾性部材8、9は、複合板1表層の金属板1bよりも弾性に優れ、さらに軟質芯材層1aよりも硬い特性を有するため、第1の弾性部材8が、その最外層径がd0からd1に広がり(図2(d)参照)、芯材層1a側にくい込む。一方、第1の弾性部材8の外周に第2の弾性部材9を被せて形成したつば部も、ワッシャ7を介してボルト頭2bにより押圧されるが、第1の弾性部材8の外周は第2の弾性部材9によって拘束されるため、この部位では第1の弾性部材8の最外層の変形が防止される。このように、ボルト2による締結力が、つば部を形成する第2の弾性部材9にも伝達して金属板1bの表面から複合板1を押圧し、かつ第1の弾性部材8の芯材層1a側へのくい込みにより、芯材層1a側から金属板1b、1cを押圧した状態で、複合板1が固定対象物3に固定される。
上記の固定構造では、高延性でかつ軟質金属からなる第1および第2の弾性部材8、9を用いて複合板1を締結しているため、例えば、−50℃〜130℃の広範囲の熱サイクルを受けて軟質の芯材層1aが軟化し、芯材がボルト2から遠ざかる方向に移動しても、芯材層1a内の第1の弾性部材8が金属板1b、1cを押圧し続けているため、締結トルクが低下せず、安定した固定状態が保たれる。また、芯材層1aに、この芯材層1aよりも硬い第1の弾性部材8の外径が変形してくい込み、芯材層1aのボルト締結力が負荷される部分が硬く補強されることによっても、芯材層1aは、ボルト締付け力が作用しても潰れにくくなる。さらに、円筒状部材として、断面形状が矩形または扁平形をした帯状部材を、らせん状にばねのように巻いた第1の弾性部材8を使用することにより、図2(b)に示したように、押圧時に、この弾性部材8の表面が互いに重なるように接触するため、例えば、コイルばねを第1の弾性部材8として用いる場合に比べて、芯材層1aへのくい込みが安定することも、締結トルクが低下せず安定した固定状態を保つことに寄与する。なお、芯材層1aへの第1の弾性部材8の変形を生じやすくするため、すなわち外径(最外層径d0)が拡径しやすいようにするために、図2(e)および(f)に示すように、ボルト2で締め込んだときの、芯材層1aの厚さに相当する部分8aの傾斜角θが高くなるように、弾性部材8のねじれ角(ピッチ角)θp(図2(d)参照)を大きく設計すると、ボルト締結後、第1の弾性部材8が、芯材層1aの厚さにわたり変形してこの芯材層1a内にくい込むため、芯材層1aと第1の弾性部材8が位置ずれを起こしにくく、さらに安定した固定構造が実現される。また、前記第1および第2の弾性部材8、9はいずれも通常のコイリングマシンにおいて素材の供給機構を傾斜させるなどして製造することが可能である。
図3(a)および(b)は、前記つば部を有する円筒状部材が、側面10aの形状が円錐面である皿ばね10を、その中心軸が一致するように複数重ねた第1の皿ばね体11と、この皿ばね10の側面10aの底部外周に、皿ばね10の円錐側面10aとは逆方向に傾斜した円錐面のつば部12a、すなわちつば部が形成された皿ばね12を複数重ねた第2の皿ばね体13から形成されたものである複合板1の固定構造を、ボルト締結前について示したものである。[実施例1]の場合と同様に、第1および第2の皿ばね体11、13は、複合板1表層の金属板1bよりも弾性に優れ、軟質芯材層1aよりも硬い特性を有する。このようにしても、ボルト2を締め込むと、皿ばね体11は押圧されて芯材層1aの方へ変形し、皿ばね体13は、ワッシャを介してボルト頭2bにより押圧され、ボルト2による締結力が、前記の逆円錐面状に形成されたつば部12aに伝達して金属板1bの表面から複合板1を押圧し、かつ皿ばね体11の芯材層1a側への前記変形により、芯材層1a側から金属板1b、1cを押圧した状態で、複合板1が固定対象物に固定される。図3(c)は、図3(a)に示した皿ばね10を向い合わせて一対の皿ばね対10bとし、この皿ばね対10bを複数重ねて第1の皿ばね体11aを形成し、同様に、穴径Dsの大きい皿ばね10を向い合わせて一対の皿ばね対10cとして、一対または複数対重ねて前記第1の皿ばね体11aの上部外周に配置して第2の皿ばね対13aとするボルト締結前の固定構造を示したものである。このようにしても、ボルト(図示省略)を締め込んだときに、第1の皿ばね対10bが芯材層1a側に変形し、図3(b)に示した場合と同様にして、複合板1を固定対象物に固定することができる。
図4(a)および(b)は、[実施例1]の図2(a)に示したボルト締結前の固定構造の第1の弾性部材8とボルト2との間に、弾性が第1の弾性部材8よりも優れ、硬さが芯材層1aよりも高く、かつ長さLが前記複合板の厚さthよりも大きい、つば部14aを有する円筒状部材14を挿入したボルト締結前の固定構造、およびボルト締結後の固定構造をそれぞれ示したものである。前記円筒状部材14のつば部14aの外径Dcは、ボルト締結時に、第1の弾性部材8の外側に被せた第2の弾性部材9を押圧できるように、その外径Dsと同程度の大きさに形成されている。図4(a)のボルト締結前の状態から、図4(b)に示したようにボルト2を締め込むと、ボルト頭2bおよびナット6およびワッシャ7aにより、挿入した円筒状部材14、第1の弾性部材8、および第2の弾性部材9がボルト軸2aの方向に押圧される。この押圧によって、第1および第2の弾性部材8、9のピッチP(図2(d)参照)が実質的にゼロとなる程度に小さくなり、かつ円筒状部材14の胴部14bが迫り出して変形し、それに伴って第1の弾性部材8も、軟質の、すなわち拘束力が最も弱い芯材層1a側に変形する。円筒状部材14のつば部14aの直下では、第1の弾性部材8の外周は第2の弾性部材9によって拘束されるため、第2の弾性部材9に伝達して金属板1bの表面から複合板1を押圧し、かつ、つば部14aを有する円筒状部材14を挿入したことにより、図3(b)に示した固定構造の場合よりも、第1の弾性部材8が芯材層1a側へ大きく変形することにより、芯材層1a側から金属板1b、1cをより強く押圧した状態で、複合板1が固定対象物3により大きい拘束力で固定される。また、この実施例では、第1および第2の弾性部材8、9そのものは変更しなくても設計できるため、容易に施工できる固定構造を実現することができる。上記円筒状部材14として、弾性が、第1の弾性部材8よりも優れ、硬さが芯材層1aよりも高い特性を満たす合成樹脂を用いることができ、とくに耐熱サイクル性に優れたフェノール樹脂やシリコーン樹脂などの合成樹脂を使用することが望ましい。
図5(a)は、[実施例3]の図4(a)に示したボルト締結前の固定構造において、ボルトで締め込んだ後に、第2の弾性部材9を押圧できるように、ボルト頭2bの外周面に形成したねじ部15にナット6aを嵌め込んだボルト締結前の状態を、図5(b)はボルト2およびナット6aを締め込んだ、ボルト締結後の状態をそれぞれ示すものである。[実施例3]の場合と同様に、ボルト2を締め込んで円筒状部材14および第1の弾性部材8を押圧することにより、円筒状部材14の胴部14bが迫り出して変形し、それに伴って第1の弾性部材8も、軟質の芯材層1a側に変形する。このボルト2を締め込んだ後に、さらにボルト頭2bの外周面に嵌め込んだナット6aを締め付けて第2のらせん状帯状部材9を押圧することにより、図5(b)に矢印A1で示したように、芯材層1a側に大きく変形した第1の弾性部材8から金属板1b、1cへの押圧力と、矢印A2で示したように、ナット6aから第2の弾性部材9へ伝達して、金属板1b、1cを外側から押圧する力を別々に調整することが可能となる。それによって、より安定した締結トルクを保つことができる。
図6は、他の実施形態を示したもので、前述の実施形態で用いた、胴部5bとつば部5aからなる円筒状部材5(図1(a)、(b)参照)の代わりに、外歯付き座金16を複数重ねて形成した円筒状部材を介在させて複合板1を固定対象物3に固定する構造を示したのである。この外歯付き座金16は、図7(a)および(b)に示すように、中心部に開口16aを有し、頂角θc(円錐角θc)の円錐面16bの外縁部周方向にわたって、この円錐面16bの中心軸と直交する平面に対して僅かに傾斜した外歯16cが形成された、例えば、炭素鋼、低合金鋼、ステンレス鋼やアルミ金属からなる座金であり、また、その弾性は、表層の金属板1bよりも優れ、芯材1aよりも硬い材質のものである。。この座金16が、複合板1に設けたボルト孔4に、高さが複合板1の厚さthよりも高くなるように複数重ねて挿入されている。そして、ボルト2を矢印Bの方向に回転させて締め込むと、複数の座金16は、表層の金属板1bを介して押圧され、前記頂角θcが大きくなって拡径するため、その外縁部が芯材層1aにめりこんで複合板1の内側から表層の金属板1bに当接し、ボルト2がワッシャ7を介して金属板1bを押圧して、複合板1が固定対象物3に固定される。
このように、前記円筒状部材の代わりに外歯付き座金16を複数重ねて形成した円筒状部材を介在させた場合には、ボルト2を締め込んだときに、外歯付き座金16の方が変形することにより、ボルト2近傍の複合板1が押し潰されても、この座金16の外縁部が芯材層1aにめりこんで複合板1の内側から表層の金属板1bに当接するため、−50℃〜130℃の広範囲の熱サイクルが作用した場合でも、ボルト軸力の低下が抑制され、安定した締結トルクが保たれる。なお、前記外歯付き座金16の材質としては、アルミ金属、ステンレス鋼などの鋼から選択することができる。また、外歯付き座金16の代わりに、図3(a)に示した皿ばね10または12を複数重ねて前記円筒状部材を形成することもできる。この場合、皿ばね10または12の外縁の周方向に、スリットを複数設けることが望ましい。
なお、図1に示した胴部5bとつば部5aからなる円筒状部材5を、複合板1表層の金属板1bよりも弾性に優れ、さらに軟質芯材層1aよりも硬い特性を有する合成樹脂、例えば、前述の耐熱サイクル性に優れたフェノール樹脂やシリコーン樹脂で形成して、この円筒状部材5のみを介在させることも可能である。この場合、つば部5aと金属板1bの間の、胴部5bの外周に、図2(a)に示したばね状の弾性部材または図3(a)に示した皿ばねを配置することが望ましい。
1:複合板 1a:芯材層 1b、1c:金属板
2:ボルト 2a:ボルト軸 2b:ボルト頭
3:固定対象物 4:貫通孔 5:円筒状部材
5a:つば部 5b:変形部 6、6a:ナット
7、7a:ワッシャ 8、9:弾性部材 10:皿ばね
10a:側面 10b、10c:皿ばね 11、13:皿ばね体
11a、13a:皿ばね体 12:つば付皿ばね 12a:つば部
14:円筒状部材 14a:つば部 14b:胴部
15:ねじ部 16:外歯付き座金 16a:開口
16b:円錘面 16c:外歯

Claims (13)

  1. 芯材層が軟質材料であり、表層が金属板からなる複合板がボルトを用いて固定対象物に固定された固定構造であって、前記複合板に設けたボルト穴にボルトが挿通し、前記ボルトと複合板に設けたボルト穴との間に、長さが複合板の厚さよりも長い、胴部とつば部からなる円筒状部材が介在し、ボルトを締め込んだ状態で、前記円筒状部材の胴部が芯材層側へ変形して複合板の内側から表層の金属板に当接し、前記つば部が複合板の表面側から前記金属板に当接して、複合板が固定対象物に固定されていることを特徴とする複合板の固定構造。
  2. 前記円筒状部材が、ばね状に形成された第1の弾性部材と、この第1の弾性部材の外周に、さらに第2の弾性部材を被せて前記つば部が形成され、前記ボルトを締め込んだ状態で、前記第1の弾性部材が前記芯材層側に変形し、前記第2の弾性部材が前記複合板の表層の金属板に当接していることを特徴とする請求項1に記載の複合板の固定構造。
  3. 前記円筒状部材が、円錐面を有する複数の第1の皿ばねと、この円錐面の大径側の端部外周に、前記つば部に相当するつばが形成された複数の第2の皿ばねとからなり、前記ボルトを締め込んだ状態で、前記第1の皿ばねが前記芯材側に変形し、前記第2の皿ばねのつば部が前記複合板の表層の金属板に当接していることを特徴とする請求項1に記載の複合板の固定構造。
  4. 芯材層が軟質材料であり、表層が金属板からなる複合板がボルトとナットを用いて固定された固定構造であって、前記複合板および固定対象物に設けたボルト穴にボルトが挿通し、前記ボルトと複合板に設けたボルト穴との間に、長さが前記複合板の厚さよりも長い、胴部とつば部からなる円筒状部材と、この円筒状部材の胴部の外周に配置した、ばね状に形成された第1の弾性部材を介在させ、前記複合板表層の金属板と前記円筒状部材のつば部との間の、前記第1の弾性部材の外周に、さらに、ばね状に形成された第2の弾性部材を被せ、前記ボルトを締め込んだ状態で、前記円筒状部材の胴部および前記第1の弾性部材が前記芯材層側に変形し、かつ第2の弾性部材が前記円筒状部材のつば部に押圧されて前記複合板の表層の金属板に当接することにより、複合板が固定対象物に固定されていることを特徴とする複合板の固定構造。
  5. 前記ボルトに、その軸部のねじ径よりも大きいねじ径が形成され、この大きいねじ径に嵌め込まれたナットにより前記第2の弾性部材または第2の皿ばね体が押圧され、前記複合板の表層の金属板に当接して前記複合板が前記固定対象物に固定されていることを特徴とする請求項2から4のいずれかに記載の複合板の固定構造。
  6. 芯材が軟質材料であり、表層が金属板からなる複合板がボルトを用いて固定対象物に固定された固定構造であって、前記複合板に設けたボルト穴にボルトが挿通し、前記ボルトと複合板に設けたボルト穴との間に、長さが複合板の厚さよりも長い円筒状部材が介在し、ボルトを締め込んだ状態で、前記ボルトが複合板の表面側から前記金属板を押圧し、前記円筒状部材が芯材層側へ変形して複合板の内側から表層の金属板に当接して、複合板が固定対象物に固定されていることを特徴とする複合板の固定構造。
  7. 前記円筒状部材が、円錐面の外縁周方向に歯を有する座金が複数重なって形成され、ボルトを締め込むことにより、その外縁部が変形して芯材層に張り出しながらくい込み、複合板の内側から表層の金属板に当接させたことを特徴とする請求項6に記載の複合板の固定構造。
  8. 芯材層が軟質材料からなり表層が金属板からなる複合板を、ボルトを用いて固定対象物に固定する固定方法であって、前記複合板に設けたボルト穴に、長さが前記複合板の厚さよりも長い、胴部とつば部からなる円筒状部材を介在させ、前記複合板および固定対象物に設けたボルト穴にボルトを挿通させ、前記ボルトを締め込んで前記円筒状部材を押圧することにより、前記つば部を前記複合板の表層の金属板に当接させ、前記円筒状部材を前記芯材側へ変形させて、複合板を固定対象物に固定することを特徴とする複合板の固定方法。
  9. 前記円筒状部材が、ばね状に形成された第1の弾性部材と、この第1の弾性部材の外周に、さらに、ばね状に形成された第2の弾性部材を被せて前記つば部が形成されたものであることを特徴とする請求項8に記載の複合板の固定方法。
  10. 前記つば部を有する円筒状部材が、円錐面を有する複数の第1の皿ばねと、この円錐面の大径側の端部外周に、前記つば部に相当するつばが形成された複数の第2の皿ばねとから形成されたものであり、前記ボルトを締め込んで、この円筒状部材を押圧することを特徴とする請求項8に記載の複合板の固定方法。
  11. 前記ボルトに、その軸部のねじ径よりも大きいねじ径を形成し、この大きいねじ径にナットを嵌め込み、前記ボルトを締め込み、かつ前記ナットを締め付けて、前記ボルトにより前記第1の弾性部材または前記第1の皿ばね体を、前記ナットにより前記第2の弾性部材または前記第2の皿ばね体をそれぞれ押圧し、前記第2の弾性部材または第2の皿ばね体を前記複合板の表層の金属板に当接させて前記複合板を前記固定対象物に固定することを特徴とする請求項8から10のいずれかに記載の複合板の固定方法。
  12. 芯材層が軟質材料からなり表層が金属板からなる複合板を、ボルトを用いて固定対象物に固定する固定方法であって、前記複合板に設けたボルト穴に、長さが前記複合板の厚さよりも長い円筒状部材を介在させ、前記複合板および固定対象物に設けたボルト穴にボルトを挿通させ、前記ボルトを締め込んで前記円筒状部材を押圧することにより、前記円筒状部材が前記芯材側へ変形して複合板の内側から表層の金属板に当接し、前記ボルトが複合板の表面側から前記金属板を押圧して、複合板を固定対象物に固定することを特徴とする複合板の固定方法。
  13. 前記円筒状部材を、前記ボルト穴に、円錐面の外縁周方向に歯を有する座金を複数重ねて挿入することにより形成したことを特徴とする請求項12に記載の複合板の固定方法。
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