JP5750268B2 - ゴムクローラ - Google Patents
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Description
本発明に係るゴムクローラは、ゴム材料で形成された無端帯状のクローラ本体と、該クローラ本体にクローラ周方向に間隔をあけて配設された複数の芯金と、を備え、該芯金は、前記クローラ本体に埋設された翼部と、該翼部から前記クローラ本体の内周面側に向けて突出する突起部と、を備えるゴムクローラであって、前記翼部には、前記クローラ本体の外周面側に向けて開口する収納凹部が形成されるとともに、該収納凹部の底面には、前記クローラ本体の内周面側に向けて開口し前記突起部が挿通された挿通孔が形成され、前記突起部は、前記収納凹部内にその底面上に配置されて収納された被収納部に、前記クローラ本体の内周面側に向けて突設され、前記収納凹部を通して前記挿通孔に挿通されたものであることを特徴とする。なお前記突起部は、前記被収納部に複数突設されていてもよい。
このように、連結体を、翼部の収納凹部にクローラ本体の外周面側から進入させることにより芯金を形成することができるので、翼部と突起部とを例えばノックピンや締結部材等を用いて連結する場合と比べて、部品点数を低減するとともに簡便に形成することができる。
さらに芯金が、連結体と翼部とが組み立てられて形成されるので、例えばこのゴムクローラを再生する場合、仮に突起部および翼部のうちの一方が損傷していたとしても、他方を再利用することができる。
またこのように、翼部を軽量化することができるので、ゴムクローラ全体の重量を抑えつつ、翼部を薄肉にしてクローラ本体を厚肉にすることが可能になり、このゴムクローラの耐久性を向上させることができる。
さらに前述のように、翼部の強度を確保することができるので、芯金に、クローラ本体の内周面側から荷重が加えられたときに、この荷重を翼部により確実に受け止めることが可能になり、このゴムクローラの耐久性を一層向上させることができる。
またこのように、連結体が、鋳造により形成されているので、連結体が複雑な形状をなす場合であっても、例えば鍛造で形成する場合などに比べて使用する材料を低減させることが可能になり、低コスト化を図ることができる。
さらにこのように、連結体が、鋳造により形成されているので、突起部における被収納部との連結部分に残留応力が生じ難く、突起部の耐久性を向上させることができる。
図1に示すように、例えば、油圧ショベル等の建設機械や農機、その他のクローラ式車両の下部に配設される左右一対のクローラ式走行体10にはそれぞれ、駆動輪11と図示しない従動輪との間に無端帯状に巻回されたゴムクローラ20が備えられている。
駆動輪11はスプロケットとされ、図示しない車両フレームに設けられた例えば油圧モータ等の駆動手段により回転自在に支持されている。また、前記従動輪は前記車両フレームに回転自在に支持されている。
クローラ本体21の外周面21bには、複数のラグ23が突設されるとともに、クローラ本体21においてクローラ周方向に隣り合う芯金22同士の間には、駆動輪11に対する噛み合い孔24が開口されている。
はじめに、連結体32と翼部25とを組み立てて芯金22を形成する。
このとき本実施形態では、まず、突起部26が挿通される図示しない貫通孔が形成されるとともに、加硫することにより前記ゴム層30となる未加硫の図示しないゴムシートを形成する。そして、該ゴムシートの前記貫通孔に連結体32の突起部26を挿通させ、連結体32における被収納部29の表面29b上に前記ゴムシートを配置する
以上により、ゴムクローラ20が形成される。
さらに本実施形態では、被収納部29の側面29aと収納凹部27の側面27aとの間に充填ゴム31が配設されているので、連結体32が翼部25に対してクローラ幅方向Hおよびクローラ周方向にがたつくのを効果的に抑制し、芯金22の形状をより一層安定させるとともに、さらに一層の低振動化を図ることができる。
すなわち、クローラ式走行体10の走行時に、ゴムクローラ20が送り移動されることで、芯金22の姿勢が、突起部26が翼部25から上方に向けて突出する正立姿勢や、下方に向けて突出する反転姿勢に変化する。ここで被収納部29が、翼部25と、クローラ本体21の前記外周側部分21cと、により挟み込まれているので、芯金22が正立姿勢のときには、連結体32を前記外周側部分21cにより下方から支持し、芯金22が反転姿勢のときには、連結体32を、翼部25により下方から支持することが可能になり、翼部25から連結体32が離脱するのを防止することができる。
またこのように、翼部25を軽量化することができるので、ゴムクローラ20全体の重量を抑えつつ、翼部25を薄肉にしてクローラ本体21を厚肉にすることが可能になり、このゴムクローラ20の耐久性を向上させることができる。
さらに前述のように、翼部25の強度を確保することができるので、芯金22に、クローラ本体21の内周面21a側から荷重が加えられたときに、この荷重を翼部25により確実に受け止めることが可能になり、このゴムクローラ20の耐久性を一層向上させることができる。
またこのように、連結体32が、鋳造により形成されているので、連結体32が複雑な形状をなす場合であっても、例えば鍛造で形成する場合などに比べて使用する材料を低減させることが可能になり、低コスト化を図ることができる。
さらにこのように、連結体32が、鋳造により形成されているので、突起部26における被収納部29との連結部分に残留応力が生じ難く、突起部26の耐久性を向上させることができる。これにより、突起部26が前記連結部分を基点として折れたり、熱処理などの加工時に突起部26にひび割れが発生したりするのを効果的に抑制することができる。
例えば、前記実施形態では、転輪通過面Sは、クローラ本体21の内周面21a側において、芯金22の各突起部26よりもクローラ幅方向Hの外側に位置する部分に形成されているものとしたが、これに限られるものではなく、図4および図5に示すゴムクローラ40のように、突起部26の頂面により転輪通過面Sを構成してもよい。
なお図5に示すように、突起部26が、翼部25よりもクローラ周方向の外側に突出している場合、該突起部26のクローラ周方向への突出部分26aに対応して、収納凹部27および挿通孔28がクローラ周方向に開口することで、突起部26を、収納凹部27を通して挿通孔28に挿通させるときに、突起部26の突出部分26aを、収納凹部27および挿通孔28それぞれにおいてクローラ周方向に開口する開口部分27c、28cを通して円滑に移動させることができる。
さらに前記実施形態では、翼部25が鍛造で形成されるとともに、連結体32が鋳造で形成されるものとしたが、これに限られるものではない。
21 クローラ本体
21a 内周面
21b 外周面
22 芯金
25 翼部
26 突起部
27 収納凹部
27b 底面
28 挿通孔
29 被収納部
30 ゴム層
32 連結体
Claims (4)
- ゴム材料で形成された無端帯状のクローラ本体と、
該クローラ本体にクローラ周方向に間隔をあけて配設された複数の芯金と、を備え、
該芯金は、前記クローラ本体に埋設された翼部と、該翼部から前記クローラ本体の内周面側に向けて突出する突起部と、を備えるゴムクローラであって、
前記翼部には、前記クローラ本体の外周面側に向けて開口する収納凹部が形成されるとともに、該収納凹部の底面には、前記クローラ本体の内周面側に向けて開口し前記突起部が挿通された挿通孔が形成され、
前記突起部は、前記収納凹部内にその底面上に配置されて収納された被収納部に、前記クローラ本体の内周面側に向けて突設され、前記収納凹部を通して前記挿通孔に挿通されたものであることを特徴とするゴムクローラ。 - 請求項1記載のゴムクローラであって、
前記翼部は、鍛造により形成されるとともに、前記突起部と前記被収納部との連結体は、鋳造により形成されていることを特徴とするゴムクローラ。 - 請求項1または2に記載のゴムクローラであって、
前記被収納部と前記収納凹部の底面との間には、ゴム層が配設されていることを特徴とするゴムクローラ。 - 請求項1から3のいずれか1項に記載のゴムクローラであって、
前記突起部は、前記被収納部に複数突設されていることを特徴とするゴムクローラ。
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