JP5747731B2 - 遠隔計測システム - Google Patents
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Description
しかも、その際にクレーンが備える電磁石による磁力により架台を揚重することにより、計測対象区域内への遠隔トータルステーションの設置作業を効率的に行うことが可能である。
これは、たとえば災害発生現場に復旧作業として各種の構造物を構築する際に適用されるものであるが、通常の手法によることでは作業員に高度の危険が及ぶ懸念があることからその施工全体を安全が確保される位置からの遠隔操作によって行うことを前提としており、その際に施工の一環として本発明の遠隔計測システムを適用する場合の一例を示すものである。
本実施形態では搬送手段として汎用のクレーン(図示略)を用いてそのクレーンにより架台4を揚重して計測対象区域内の所望位置に配置するようにしており、そのための架台4としてはたとえば図2に示すものを用いる。
その架台4は、天板5と底板6とが3本の支柱7により連結されたフレーム状をなし、底板6の下方に3本の脚8が突出して所望位置に定置可能とされ、底板6の中心部に立設された自動整準台9の上部に遠隔トータルステーション2を設置するようにしたものである。
そのためには、架台4にターゲットを搭載しておいて安全区域に設置した他のトータルステーションにより架台4の位置を測量することによりその位置を求めれば良い。
その場合、基準点に設置するべきターゲット12はたとえば図3に示すような簡易な架台13に搭載し、その架台13を上記の架台4と同様にクレーン等の搬送手段により計測対象区域内の所望位置(但し、その位置は位置情報が既知であるか、あるいは設置後に位置情報を計測可能な位置である必要がある)に搬送すれば良い。
そして、必要に応じて基準点の位置や遠隔トータルステーション2の位置を漸次移動させたり、それらの設置数を漸次増大させていって、上記の手順を繰り返して遠隔トータルステーション2の位置をその都度計測していけば、計測対象区域が広大であってもその全区域に対する部材1の位置計測を遠隔操作のみで支障なく行うことが可能である。
また、架台4をクレーンにより揚重して所望位置に配置する際にも、カメラ14による上方および下方の撮影画像を監視しつつクレーンを操作することにより、架台4を所望位置に確実かつ安全に配置することが可能となる。
また、同じく図4に示すように、架台4にアウトリガー15を設けても良く、その場合は架台4の転倒を確実に防止し得てより安定に定置することが可能である。
また、遠隔トータルステーション2による計測に際しては自動整準台9を遠隔操作することにより遠隔トータルステーション2を水平姿勢に維持することが可能であるが、必要であれば架台4自体を水平姿勢に維持するための機構を備えておくことも考えられる。そのための機構としては、たとえば架台3が備える脚8のいずれかを遠隔操作により伸縮自在としたり、あるいは底板6からの脚8の突出長さを可変とする機構が考えられる。
いずれにしても、遠隔トータルステーション2を搭載するための架台4としては少なくとも遠隔トータルステーション2とその付属機器を搭載し得るものであれば良く、その限りにおいて架台4の形態や形状・寸法は任意に変更可能である。
同様に、図3に示したようなターゲット12用の架台13も鋼板による円板状として、図示例のようにその周縁部にターゲットを12を設置しておけば、架台13の中心部を電磁石による揚重点として安定な水平姿勢で揚重することが可能である。
但し、架台4,13の計測対象区域内への設置作業は必ずしもクレーンによることに限るものでもなく、計測対象区域内の所望位置に搬送できるものであれば適宜の搬送手段を用いれば良いし、さらに必要であれば架台4,13に車輪やクローラ等の走行手段とその駆動源および操舵機構を搭載して自走可能とし、架台4,13を通信手段11を介して遠隔操作したり、あるいは架台4,13自体を所望位置まで自律走行させるように構成することも考えられる。
2 遠隔トータルステーション
3 ターゲット
4 架台
5 天板
6 底板
7 支柱
8 脚
9 自動整準台
10 遠隔操作手段
11 通信手段
12 ターゲット
13 架台
14 カメラ
15 アウトリガー
Claims (3)
- 計測対象区域内における計測対象物の位置を前記計測対象区域外からの遠隔操作によって計測するためのシステムであって、
前記計測対象区域外に設置した遠隔操作手段と、
搬送手段によって前記計測対象区域内の所望位置に配置可能とされ、前記計測対象物に装着されたターゲットを測点としてその位置を前記遠隔操作手段からの遠隔操作により計測可能な遠隔トータルステーションと、
前記遠隔操作手段と前記遠隔トータルステーションとの間で操作信号および計測情報を伝送する通信手段を具備し、
前記搬送手段はクレーンであって、該クレーンにより揚重可能な架台に前記遠隔トータルステーションを搭載してなり、
前記架台は前記クレーンが備える電磁石による磁力によって揚重可能であって、天板と底板とが支柱により連結されたフレーム状をなし、
前記天板は磁性材により形成されていることを特徴とする遠隔計測システム。 - 請求項1に記載の遠隔計測システムであって、
位置情報が既知の基準点にターゲットを配置し、前記計測対象区域内に配置した前記遠隔トータルステーションによって該ターゲットを測点として前記基準点の位置を計測することにより、該基準点の位置を基準として前記計測対象区域内における前記遠隔トータルステーション自体の位置を計測可能としたことを特徴とする遠隔計測システム。 - 請求項1または2記載の遠隔計測システムであって、
前記架台にカメラを搭載し、該カメラによる画像情報を前記通信手段により前記遠隔操作手段に伝送可能としたことを特徴とする遠隔計測システム。
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