JP5747320B2 - ウィンドウ装置 - Google Patents

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本発明は、住宅の開口部に設けられた窓、戸、カーテン、ブラインド、スクリーン等の開閉部を開閉するためのウィンドウ装置に関する。
高齢化社会を迎えて、戸建住宅やマンション等に高齢者だけが暮らす状況が増えてきている。このような状況の中で、戸建住宅等において窓やブラインド、ドア等をモータなどによって自動開閉するものが開発されてきている。
一方で、住宅設備の技術進歩によって住宅設備のインテリジェント化が進んでいる。例えば特許文献1や特許文献2においては、窓の開閉やシーリングファンの制御などを室内温度に応じて自動的に行い、省エネルギー・低コストを実現可能な空調設備が開示されている。
特開2006−349318 特開2008−106439
このような住宅設備のインテリジェント化に伴って、窓やカーテン、ブラインドなどの稼働装置の動作部や制御部をどのように住宅内に配置するのかは、住宅を設計する上で大きな課題となっている。なぜならば、動作部や制御部を部品毎に配置すると、後のメンテナンスが面倒になるばかりでなく、電気配線やLAN配線が複雑になるためである。
また、住宅には、窓などの稼働装置の他に、防犯に備えた防犯センサや、住宅の冷暖房を自動制御するための温度センサ、湿度センサ等の各種センサが搭載されるようになってきており、これらセンサの制御部をどのように住宅内に設置するかに関しても住宅設計の上で重要な要素になっている。
以上の課題を解決するために、本発明は、住宅の開口部に設けられ、かつ制御機構によって駆動可能な窓、戸、カーテン、ブラインド、スクリーン、シャッター、網戸等のウィンドウ機器と、このウィンドウ機器の制御部を収納するカーテンボックス型の収納ボックスとを備えたウィンドウ装置であって、前記収納ボックスには、開口部周辺にある住宅設備機器の制御信号の経由地となる通信ハブが備えられていることを特徴とするウィンドウ装置を提案する。
また、住宅の開口部に設けられた窓、戸、カーテン、ブラインド、スクリーン、シャッター、網戸等の開閉部を開閉するためのウィンドウ装置であって、この開閉部を開閉させる稼働装置と、前記稼働装置を収納する収納ボックスとを少なくとも備え、前記収納ボックスは、開口部の枠の少なくとも一部に沿って設けられ、前記稼働装置のモータ等の動作部を収納する第一区画と、前記稼働装置の制御回路等の制御部を収納する第二区画と、第一区画と第二区画を仕切る仕切板とを有するウィンドウ装置を提案する。さらに、上記収納ボックスが前記開閉部を開閉させる稼働装置以外の制御部を第二区画にあわせて収納可能であるウィンドウ装置を提案する。
以上のような構成をとる本発明により、窓などの開閉部を開閉させる稼働装置のモータ等の動作部と、稼働装置の制御回路等の制御部をウィンドウ装置の収納ボックスに集約することができ、動作部や制御部の機器のメンテナンスや、制御部の電気線やLANなどの配線管理が容易になる。
実施形態1のウィンドウ装置の構成の概要を示す図 実施形態1の稼働装置の制御部の具体的な構成の一例を示す図 稼働装置の動作処理の流れの一例を示す図 ホームコントローラを用いたシステム構成の一例を示す図 ホームコントローラを用いたシステムの処理の流れの一例を示す図 図1で示したウィンドウ装置が備える収納ボックスの側断面図 実施形態2のウィンドウ装置が備える収納ボックスの一例を示す側断面図 実施形態2のウィンドウ装置が備える収納ボックスの一例を示す内部正面図 実施形態2のウィンドウ装置が備える収納ボックスの他の例を示す側断面図 実施形態2のウィンドウ装置が備える収納ボックスの他の例を示す内部正面図 実施形態3のウィンドウ装置が備える収納ボックスの一例を示す側断面図 実施形態3のウィンドウ装置が備える収納ボックスの一例を示す内部正面図 実施形態4のウィンドウ装置が備える収納ボックスの一例を示す側断面図 実施形態4のウィンドウ装置が備える収納ボックスの一例を示す平面図
以下に、本発明の実施例を説明する。実施形態と請求項の相互の関係は、以下のとおりである。実施形態1、2は主に請求項1、2、3に関し、実施形態3は主に請求項4に関し、実施形態4は主に請求項5に関する。なお、本発明はこれらの実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、様々な態様で実施しうる。
<<実施形態1>>
<概要>
図1は、本実施形態のウィンドウ装置の構成の概要を示す図である。この図の例では、「ウィンドウ装置」1は、住宅の開口部に設けられた「窓」51や「カーテン」52、「ブラインド」53を開閉させる「稼働装置」2と、稼働装置を収納する「収納ボックス」3とを少なくとも備えている。また、ウィンドウ装置の収納ボックスは、開口部の枠の少なくとも一部に沿って設けられており、稼働装置のモータ等の「動作部」21を収納する「第一区画」31と、前記稼働装置の制御回路等の「制御部」22を収納する「第二区画」32と、第一区画と第二区画を仕切る「仕切板」33とを有することを特徴とする。
<ウィンドウ装置>
本実施形態の「ウィンドウ装置」は、住宅の開口部に設けられた窓、戸、カーテン、ブラインド、スクリーン等の開閉部を開閉するための装置である。また、「ウィンドウ装置」は、「稼働装置」と、「収納ボックス」とを少なくとも備える。以下、稼働装置と収納ボックスの構成について説明する。
<稼働装置>
「稼働装置」は、住宅の開口部に設けられた「開閉部」を開閉させる装置である。また、「稼働装置」は、モータ等の「動作部」と、制御回路等の「制御部」と、から構成される。
ここで、ウィンドウ装置の収納ボックスに収納する稼働装置は一つである必要はなく、複数の稼働装置を収納することも可能である。例えば、一の開口部において窓、カーテン、ブラインドの3つの開閉部が存在する場合、各開閉部を開閉させる稼働装置を収納ボックスの内部に収納することが可能である。なお、稼働装置は一の開閉部を制御するのみならず、複数の開閉部を制御可能な構成を有するものであってもよい。
「開閉部」としては、住宅の開口部に設けられた窓、戸、カーテン、ブラインド、スクリーン、シャッター、網戸などが挙げられる。上記のように、一の開口部において窓、カーテン、ブラインドなどの複数の開閉部が設けられる場合もある。
「動作部」としては、モータやアクチュエータ等の動力生成手段や、レール・アーム等の動作ガイド手段、ベルト・コード等の動力伝達手段、窓・戸・カーテン・ブラインド・スクリーン等の動作主体、などが挙げられる。ここで、一の開口部において複数の開閉部が存在する場合は、各開閉部に対応する動作部が存在することになる。
「制御部」としては、モータ等を制御するための制御回路や制御ユニット、エネルギーを取得するための電源・電源ハブ、制御電気信号をモータ等に伝えるための電気線、外部装置と通信を行うための通信線(LAN配線等)・通信ハブ、サブコントローラなどが挙げられる。
なお、制御部の制御内容としては、モータ等の回転方向や回転速度、収納ボックス内外の他の制御部との通信、各機器に対する電源管理、センサからの信号管理、など種々のものが考えられる。例えば、モータ等の回転方向を調整するためにモータ等に対する電流の向きを整えたり、センサから割り込み信号を受け付けて処理を行ったりする。
また、上記では開閉部と稼働装置が別々の構成となっているが、これらの構成が一体となった、制御機構によって駆動可能な窓、戸、カーテン、ブラインド、スクリーン、シャッター、網戸等のウィンドウ機器に置き換えることも可能である。
<稼働装置の具体的な構成>
図2は、本実施形態の稼働装置の制御部の具体的な構成の一例を示す図である。この図の例では、稼働装置の制御部は、「CPU」61、「RAM」62、「不揮発性メモリ(フラッシュメモリ等)」63、「通信IF」64、「動作コントローラ」65、「センサIF」66、「システムバス」67などから構成される。なお、稼働装置の動作部は、動力生成手段、動作ガイド手段、動力伝達手段などから構成される。
<稼働装置の具体的な処理の流れ>
図3は、上記稼働装置の動作処理の流れの一例を示す図である。この図では、CPUが操作入力機器(例えば遠隔制御装置)から通信IFを介して開閉命令信号を受信して、動作コントローラの制御を行う例を示している。なお、不揮発性メモリには命令識別子と対応する開閉部の動作を関連付けた命令動作テーブルが存在し、必要に応じてRAMに読み出される。
まず、ステップS0301において、通信IFからの信号が開閉部を開く命令信号なのか、開閉部を閉じる命令信号なのか、開閉部の開閉動作を停止する命令信号なのか開閉命令信号に含まれる命令識別子と、RAMに読み出された命令動作テーブルに基づいて判断する処理を行う。
ステップS0301にて受信した信号が開閉部を開く命令信号である場合、ステップS0302Aに進み、開閉部を開く動作処理を行うよう動作コントローラに通知し、動作コントローラは動力生成手段に対して順方向電流を供給する。
また、ステップS0301にて受信した信号が開閉部を閉じる命令信号である場合、ステップS0302Bに進み、開閉部を閉じる動作処理を行うよう動作コントローラに通知し、動作コントローラは動力生成手段に対して逆方向電流を供給する。
また、ステップS0301にて受信した信号が開閉部の開閉動作を止める命令信号である場合、ステップS0305に進み、開閉部の開閉動作を止めるよう動作コントローラに通知し、動作コントローラは動力手段に対する電流供給を中止する。
さらに、ステップS0303A・ステップS0303Bにおいては、開閉動作中に動力生成手段において過電流が流れていないかどうか動作コントローラからの通知に基づいて判断する。
ステップS0303A・ステップS0303Bにおいて、動力生成手段において過電流が流れている場合はステップS0305A・ステップS0305Bにそれぞれ進み、動力生成手段に対する電流供給を中止して開閉動作を停止させる。
ステップS0303A・ステップS0303Bにおいて、動力生成手段において過電流が流れていない場合はステップS0304A・ステップS0304Bにそれぞれ進み、センサIFからの通知に基づいて開閉部が完全に開いたか、開閉部が完全に閉じたかをそれぞれ判断する。
ステップS0304A・ステップS0304Bにおいて、開閉部は完全に開いていない・開閉部は完全に閉じていないとの判断である場合は、ステップS0302A・ステップS0302Bにそれぞれ戻り開閉動作処理を継続して行う。
ステップS0304A・ステップS0304Bにおいて、開閉部は完全に開いた・開閉部は完全に閉じたとの判断である場合は、ステップS0305に進み、動力生成手段に対する電流供給を中止して開閉動作を停止させる。
<ホームコントローラを用いたシステム構成>
図4は、ホームコントローラを用いて複数の制御を管理する場合のシステム構成の一例を示す図である。この図の例では、「ホームコントローラ」0401は、「サブコントローラ」0402を介してブラインド・窓・シャッター・天窓・地窓の各「制御部」0403A〜0403Eに制御命令を送信し、各制御部は各「動作部」0404A〜0404Eを動作させる構成となっている。ここで、窓・ブラインド・シャッターはウィンドウ装置が設置される一の開口部に設けられた開閉部であるが、天窓・地窓は他の開口部に設けられた開閉部である。
<ホームコントローラシステムの処理の流れ>
図5は、上記ホームコントローラを用いたシステムの処理の流れの一例を示す図である。この図では、ホームコントローラの操作入力機器から各制御部に対する開閉・施錠制御命令を受信し、サブコントローラが対応する制御部に対して開閉・施錠制御命令を送信する。ここで、ホームコントローラ、サブコントローラ、各制御部は、CPU、RAM、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ等)、通信IF、システムバスなどから構成される。
まず、ホームコントローラの操作入力部において利用者から開閉部の開閉・施錠に関する操作入力を受け付ける。ホームコントローラは、利用者から受け付けた操作入力内容に基づいて開閉制御命令を生成し、サブコントローラに対して送信する。
続いて、サブコントローラは、ホームコントローラから受信した開閉制御命令がいずれの制御部に対するものであるかを開閉制御命令に含まれる制御部の識別子に基づいて判断し、対応する制御部に対して開閉制御命令を送信する。
続いて、制御部は、サブコントローラから受信した開閉制御命令に基づいて開閉部の開閉・施錠制御を行う。さらに、制御部は、開閉・施錠動作が終了した後にサブコントローラを介してホームコントローラに対して制御動作完了を通知する。
ホームコントローラは、サブコントローラを介して各制御部から制御動作完了通知を受信した場合、利用者に対して制御が完了したことの報知(音声出力、表示出力等)を行う。
上記ホームコントローラは、住宅の各開閉部を制御するのみならず、各家電などを制御することも可能である。こういった場合、各機器を制御するための制御部やサブコントローラを住宅内にどのように配置するかが非常に問題となる。本実施形態のウィンドウ装置においては、複数の制御部やサブコントローラなどを収納ボックス内にメンテナンスが容易になるように収納することが可能である。以下、収納ボックスの構成について詳細に説明する。
<収納ボックス>
本実施形態の「収納ボックス」は、住宅の開口部に設けられた開閉部を開閉させる稼働装置やウィンドウ機器の制御部を収納するものである。図1に示したように、「収納ボックス」3は、開口部の枠の少なくとも一部に沿って設けられ、「第一区画」31と、「第二区画」32と、「仕切板」33とを有する。当該収納ボックスは、ビスやネジ等の固定部材により住宅の壁などに固定する構成や、天井に埋め込む構成が考えられる。なお、収納ボックスの材質としては種々のものが考えられ、木、プラスチック、金属等のいずれを用いてもよい。なお、収納ボックスは、カーテンボックス型とすることが好ましい。また、収納ボックスには、開口部周辺にある住宅設備機器の制御信号の経由地となる通信ハブが備えられていることが好ましい。
ここで、「開口部の枠」とは、開口部が四角の場合は上の枠、下の枠、左の枠、右の枠であり、開口部が円形の場合は円周枠である。また、その他の形状の場合も同様に枠が定義される。なお、本明細書において、開口部の枠は概念的に捉えることが可能なものであれば足り、木やアルミなどの特別な部材が存在しなくても枠とみなすものである。
また、「開口部の枠」の少なくとも一部とは、開口部のいずれかの枠の全部又は一部、開口部の複数の枠の全部又は一部の組み合わせをいうものである。例えば、開口部の上の枠の一部とすることも可能であるし、上の枠の全部と左右の枠の全部とすることも可能である。
図6は、図1で示したウィンドウ装置が備える収納ボックスの側断面図である。この図の例では「収納ボックス」3は開口部の上枠の「壁」54に接している。収納ボックスの「第一区画」31は、前記稼働装置のモータ等の「動作部」21を収納する区画である。動作部は、上記で説明したように、機械的実体動作を行う部分である。例えば、モータはモータ軸を回転させるし、レールは開閉動作を行うカーテンなどの動きをガイドし、ブラインドの一部はブラインドコードによって縮小・拡大動作を行う。このような機械的実体動作を行う部分を収納ボックスの第一区画にまとめることによって、動作部の管理を行いやすくなる。
「第二区画」32は、前記稼働装置の制御回路等の「制御部」22を収納する区画である。制御部は、動作部と異なり、機械的実体動作を行わない部分である。例えば、制御回路において処理演算を行い、通信回路により外部装置と電気信号でやりとりし、電源からエネルギーを得て電気線を介してモータ等に出力する。このような機械的実体動作を行わない部分を第二区画にまとめることによって、制御部の管理を行いやすくなる。
なお、開口部に複数の開閉部が設けられている場合は、第二区画は各開閉部を制御する制御部を収納するのみならず、各制御部を一括して制御可能な全体制御部も収納することが可能である。ここで、全体制御部は、一の開口部に設けられた開閉部の制御の他に、他の開口部に設けられた一又は複数の開閉部の制御を行うことが可能なものであってもよい。
また、第二区画には、前記開閉部を開閉させる稼働装置以外の制御部をあわせて収納することも可能である。住宅には窓、カーテン、ブラインド、シャッター、網戸等の開閉部を開閉するための稼働装置の他に、防犯に備えた防犯センサや住宅内の冷暖房を自動制御するための温度センサ・湿度センサ等の各種センサを制御するための制御部、空調設備や家電設備を制御するための制御部も存在し、これらの各制御部を住宅内にばらばらに設置すると非常に煩雑になり、管理も難しい。そこで、前記開閉部を開閉させる稼働装置以外の制御部をあわせて第二区画に収納可能とすることによって、複数の制御部の管理を容易にすることができる。
「仕切板」33は、「第一区画」31と「第二区画」32を仕切る板である。仕切板を設けることにより、第一区画の機械的実体動作を行う部分と、第二区画の機械的実体動作を行わない部分を明確に区切ることが可能になる。その結果、第一区画と第二区画の各部位の管理を行いやすくなるばかりでなく、第一区画と第二区画の各部位が接触することによる故障等を防止することが可能になる。
例えば、第一区画が第二区画の下側又は上側に存在する場合、仕切板は水平方向に配置する。また、第一区画が第二区画の左側又は右側に存在する場合、垂直方向に配置する。
なお、仕切板は、第一区画と第二区画の領域を物理的に分断するものである必要はなく、仕切板の一部に配線を通すための開口や、空気循環のための開口、照明明かりを通すための開口などを設けることも可能である。
第一区画と第二区画が収納ボックスの内部においてどのように設けるかは、収納ボックスを開口部の枠のどの部分に沿って設けるかに応じて適宜決めることが可能である。例えば、収納ボックスを開口部の上の枠に沿って設け、窓やカーテン、ブラインド等の開閉を行う場合は、機械的実体動作を行う動作部を収納する第一区画を収納ボックスの下側に設け、機械的実体動作を行わない制御部を収納する第二区画を収納ボックスの上側に設ける。また、収納ボックスを開口部の右の枠に沿って設け、窓やカーテン等の開閉を行う場合は、機械的実体動作を行う動作部を収納する第一区画を収納ボックスの左側に設け、機械的実体動作を行わない制御部を収納する第二区画を収納ボックスの右側に設ける。
なお、「収納ボックス」3においては、内部の機器などが正面から見えないように「前面板」34を設けることが好ましい。前面板を設ける場合は、収納ボックスにおいて前面板を着脱自在にする前面板着脱手段を設けることが考えられる。前面板着脱手段の具体例としては、図6に示すように、「系合部材」36を「前面板」34の上辺に設け、収納ボックスの「上面板」35に系合部材の一部を格納するミゾを設ける構成が挙げられる。当該構成とすることにより、前面板を上にずらすことでミゾから系合部材が外れ、収納ボックスから前面板を容易に取り外すことができる。また、前面板の系合部材を収納ボックスの上面板のミゾに格納することで収納ボックスに対して前面板を取り付けることができる。なお、前面板着脱手段はこの例に限定されるものではなく、例えばマグネットを前面板に埋め込み、マグネットと引き合う金物部材を上面板や側面板に取り付ける構成も可能である。
<配線ボックス>
ウィンドウ装置は、上記の「収納ボックス」3とは別に、開口部の枠の少なくとも一部に沿って設けられ、配線を収納する区画を有する「配線ボックス」4をさらに備える構成も考えられる。当該配線ボックスは、ビスやネジ等の固定部材により住宅の壁などに固定する。なお、配線ボックスの材質としては種々のものが考えられ、木、プラスチック、金属等のいずれを用いてもよい。
ここで、配線ボックスに収納する配線としては、収納ボックスに収納される稼働装置につながる電気線やLAN配線が挙げられる。具体的には、収納ボックスの第二区画に収納される電源部が他の開口部の稼働装置に対しても電力を供給する場合や、収納ボックスの第二区画に収納された稼働装置の制御部が他の開口部に配置された稼働装置の動作部を制御する場合などは、当該配線ボックスに配線を通すことで開口部周りの配線を隠すことが可能になる。
図1及び図6の例では、「収納ボックス」3は開口部の上の枠に沿って設けられ、「配線ボックス」4は開口部の横の枠に沿って設けられ、全体として門型の形状となっている。
「配線ボックス」4においては、収納ボックスと同様に、内部の配線が正面から見えないように「前面板」41を設けることが好ましく、配線ボックスにおいて前面板を着脱自在にする着脱手段を設けることが考えられる。着脱手段の具体例としては、前面板にマグネットを埋め込み、当該マグネットと引き合う金物部材を側面板に取り付けておく構成が考えられる。当該構成とすることにより、前面板を側面板に対して容易に取り外しすることができる。また、配線ボックスの前面板と対向する背面板には配線を格納することが可能なミゾを設けておく構成が好ましい。また、幅木コンセントから電源を取り出し、収納ボックス内の電源ハブを形成する場合はその配線隠しにもなり、新たに電気工事をする必要もない。
<住宅>
本実施形態で説明したウィンドウ装置を備える住宅は、開閉部を開閉させる稼働装置の動作部や制御部を収納ボックス内に収納することが可能である。また、他の開口部の開閉部を開閉させる稼働装置の制御部やセンサ等の制御部をあわせて収納ボックス内に収納することが可能である。このため、住宅において複数の動作部や制御部を一か所にまとめることができ、これらの機器のメンテナンスをより容易に行うことが可能になる(以下の実施形態についても同様である)。
<効果>
本実施形態の構成をとる本発明により、窓などの開閉部を開閉させる稼働装置のモータ等の動作部と、稼働装置の制御回路等の制御部をウィンドウ装置の収納ボックスに集約することができ、動作部や制御部の機器のメンテナンスや、制御部の電気線やLANなどの配線管理が容易になる。
<<実施形態2>>
<概要>
図7(側断面図)及び図8(内部正面図)は、本実施形態のウィンドウ装置が備える収納ボックスの一例を示す図である。この図に示すように、本実施形態のウィンドウ装置は、基本的に実施形態1の構成と同様であるが、「収納ボックス」3が前記稼働装置の「制御部」22の全部または一部を着脱自在にする「着脱手段」37を有することを特徴とする。
<収納ボックス>
図7及び図8の例では、着脱手段は、「制御部取付板」37Aと、制御部取付板を「仕切板」33及び「上面板」35に着脱自在に組み込むための「制御部取付板用ミゾ」37Bにより実現される。当該制御部取付板には、制御部の全部または一部をネジや金具などの部材を用いて取り付ける。
制御部を点検・修理等したい場合は、制御部取付板を垂直上方向にずらしてから下側部分を前方に傾けることによって制御部取付板用ミゾから取り外すことができる。同様に、制御部を第二区画に収納したい場合は、制御部取付板を下斜め方向から上側の制御部取付板用ミゾに入れて下方にずらすことによって制御部取付板用ミゾに格納することができる。
上記では、制御部取付板を仕切板及び上面板の制御部取付板用ミゾに設置する構成を示したが、本実施形態の着脱手段はこれに限定されるものではない。例えば、仕切板のみに設けられた制御部取付板用ミゾに制御部取付板を設置する構成も可能であるし、制御部取付板を仕切板の表面に設けられたコ型固定部材などによって固定する構成や、制御部取付板に対して直角に倒れ止め用部材(L字型部材等)を設置する構成も可能である。
なお、図9(側断面図)及び図10(内部正面図)に示すように、制御部取付板とは別に配線を制御部取付板との間に収納するための「配線収納部取付板」38Aと「配線収納部取付板用ミゾ」38Bをさらに設ける構成も可能である。図9及び図10に示すように、「制御部取付板」37Aに取り付けられる「制御部」22の大きさに応じて配線収納部取付板をより内側のミゾにずらして設置することも可能である。このように配線収納部取付板を設けることによって、制御部の配線を配線収納部取付板と制御部取付板の間にコンパクトに格納することが可能になる。
なお、上記構成の他に、配線収納部取付板を仕切板及び上面板のミゾに設置する構成も可能であるし、配線収納部取付板を仕切板の表面に設けられたコ型固定部材などによって固定する構成や、配線収納部取付板に対して直角に倒れ止め部材(L字型部材等)を設置する構成も可能である。
なお、図8や図10において示すように、「制御部取付板」37Aや「配線収納部仕切板」38Aの取り外しや設置を容易にするために、手かけ用の開口や指かけ用の開口を設けておくことも可能である。
<効果>
本実施形態のウィンドウ装置は、実施形態1で説明した効果に加えて、稼働装置の制御部の全部又は一部を着脱手段によって容易に取り外しができるため、稼働装置の制御部のメンテナンスをより容易に行うことが可能になる。
<<実施形態3>>
<概要>
図11(側断面図)及び図12(内部正面図)は、本実施形態のウィンドウ装置が備える収納ボックスの一例を示す図である。本実施形態のウィンドウ装置は、基本的に実施形態1、2の構成と同様であるが、収納ボックスは第二区画に「照明手段」39Aを備え、収納ボックスの仕切板は「照明明り取り用開口」39Bを備えることを特徴とする。
<収納ボックス>
図11及び図12の例では、「照明手段」39Aは実施形態2で説明した「配線収納部取付板」38Aの前面に取り付けられており、配線収納部取付板は照明取付板としての機能も兼ね備える。また、「照明明り取り用開口」39Bは、照明手段の下方に設けられており、照明手段からの明かりを第一区画にて得ることが可能である。
このように、照明手段を第二区画に備え、照明明り取り用開口を仕切板に設けることによって、第二区画に収納されている制御部の点検・修理時等において手元灯として用いることができるのみならず、第一区画に動作部を取り付ける際の手元灯としても用いることが可能になる。
また、相対的に小さな機器である制御部を収納する第二区画においてのみ照明手段を設ければよく、相対的に大きな機器である動作部を収納する第一区画においては別途照明手段を設ける必要がないため、収納ボックス自体の寸法を小さくすることも可能になる。
また、ウィンドウ装置の外部において、第一区画の開口部分から照明手段の明かりを得ることができるため、ウィンドウ装置の下方の領域を照らす間接照明としての機能も果たす。
上記では、配線収納部取付板の前面側に照明手段を取り付ける構成を示したが、本実施形態の構成はこれに限定されるものではない。例えば、配線収納部取付板の後面に取り付ける構成も可能であるし、収納ボックスの第二区画の上面板や前面板、その他の側面板に取り付ける構成も可能である。なお、照明明り取り用開口は、第一区画にて照明手段の明かりを得ることができるように、照明手段の近くの位置に設ける。
<効果>
本実施形態のウィンドウ装置により、実施形態1などで説明した効果に加え、第一区画及び第二区画の点検・修理時等の作業が行いやすくなり、ウィンドウ装置付近の領域を間接照明にて照らすことが可能になる。
<<実施形態4>>
<概要>
図13(側断面図)及び図14(平面図)は、本実施形態のウィンドウ装置が備える収納ボックスの一例を示す図である。本実施形態のウィンドウ装置は、基本的に実施形態1から3で説明したウィンドウ装置の構成と同様であるが、ウィンドウ装置の「収納ボックス」3は内部で発生する熱を逃すための「放熱口」40を備えることを特徴とする。
<収納ボックス>
図13及び図14の例では、収納ボックスの「上面板」35の長手方向に沿って長方形の「放熱口」40が設けられている。このように、放熱口を設けることによって、ウィンドウ装置の内部機器によって発生する熱を外部に逃すことが可能になり、内部機器が熱によって故障してしまう事態を抑制することが可能になる。
なお、放熱口として上記の構成の他に、収納ボックスの上面板において円形の放熱口を複数設ける構成や、収納ボックスの前面板や側面板において放熱口を設ける構成も考えられる。なお、収納ボックスにおいて上面板を設けずに、放熱開口とする構成も本実施形態の構成に含まれる。
また、仕切板の一部に開口部分を設けることによって、第一区画から第二区画に対して熱を移動させやすくすることも可能である。
<効果>
本実施形態のウィンドウ装置では、実施形態1などで説明した効果に加えて、ウィンドウ装置内部の熱を外部に逃しやすくなり、内部機器の熱による故障を抑制することが可能になる。
1…ウィンドウ装置、2…稼働装置、3…収納ボックス、4…配線ボックス、21…動作部、22…制御部、31…第一区画、32…第二区画、33…仕切板、34…前面板(収納ボックス)、35…上面板、36…係合部材、37…着脱手段、37A…制御部取付板、37B…制御部取付板用ミゾ、38A…配線収納部取付板、38B…配線収納部取付板用ミゾ、39A…照明手段、39B…照明明り取り用開口、40…放熱口、41…前面板(配線ボックス)、51…窓、52…カーテン、53…ブラインド、54…壁、61…CPU、62…RAM、63…不揮発性メモリ、64…通信IF、65…動作コントローラ、66…センサIF、67…システムバス

Claims (5)

  1. 住宅の開口部に設けられた窓、戸、カーテン、ブラインド、スクリーン、シャッター、網戸等の開閉部を開閉するためのウィンドウ装置であって、この開閉部を開閉させる稼働装置と、前記稼働装置を収納する収納ボックスと、配線を収納する区画を有する配線ボックスとを少なくとも備え、
    開口部は、四角に形成され、
    前記収納ボックスと前記配線ボックスは、全体として門型の形状となっており、
    前記収納ボックスは、四角に形成された開口部の上の枠に沿って設けられ、前記稼働装置のモータ等の動作部を収納する第一区画と、前記稼働装置の制御回路等の制御部を収納する第二区画と、第一区画と第二区画を仕切る仕切板とを有し、
    第一区画は、前記収納ボックスの下側に設けられ、
    第二区画は、前記収納ボックスの上側に設けられ
    前記配線ボックスは、前記収納ボックスとは別に、開口部の横側の枠に沿って設けられ、
    前記配線ボックス内に収納される配線は、電気線やLAN配線であって、前記収納ボックスの第二区画にある前記稼働装置の制御部につながっている
    ウィンドウ装置。
  2. 前記収納ボックスは、前記開閉部を開閉させる稼働装置以外の制御部を第二区画にあわせて収納可能な請求項に記載のウィンドウ装置。
  3. 前記収納ボックスは第二区画に照明手段を備え、
    前記収納ボックスの仕切板は照明明り取り用開口を備える請求項1又は2に記載のウィンドウ装置。
  4. 前記収納ボックスは内部で発生する熱を逃すための放熱口を備える請求項1から3のいずれか一に記載のウィンドウ装置。
  5. 前記収納ボックスには、開口部周辺にある住宅設備機器の制御信号の経由地となる通信ハブが備えられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一に記載のウィンドウ装置。





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