JP5746171B2 - タッチパッド上における多重接触検知のための同時時間直交測定パターン - Google Patents

タッチパッド上における多重接触検知のための同時時間直交測定パターン Download PDF

Info

Publication number
JP5746171B2
JP5746171B2 JP2012524699A JP2012524699A JP5746171B2 JP 5746171 B2 JP5746171 B2 JP 5746171B2 JP 2012524699 A JP2012524699 A JP 2012524699A JP 2012524699 A JP2012524699 A JP 2012524699A JP 5746171 B2 JP5746171 B2 JP 5746171B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrodes
touchpad
electrode
contact
junction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012524699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013501996A (ja
Inventor
ポールセン,キース・エル
ヴィンセント,ポール
バイスウェイ,ジェアード・ジー
Original Assignee
サーク・コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サーク・コーポレーション filed Critical サーク・コーポレーション
Publication of JP2013501996A publication Critical patent/JP2013501996A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5746171B2 publication Critical patent/JP5746171B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/0416Control or interface arrangements specially adapted for digitisers
    • G06F3/04166Details of scanning methods, e.g. sampling time, grouping of sub areas or time sharing with display driving
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F3/00Input arrangements for transferring data to be processed into a form capable of being handled by the computer; Output arrangements for transferring data from processing unit to output unit, e.g. interface arrangements
    • G06F3/01Input arrangements or combined input and output arrangements for interaction between user and computer
    • G06F3/03Arrangements for converting the position or the displacement of a member into a coded form
    • G06F3/041Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means
    • G06F3/044Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means
    • G06F3/0446Digitisers, e.g. for touch screens or touch pads, characterised by the transducing means by capacitive means using a grid-like structure of electrodes in at least two directions, e.g. using row and column electrodes
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/041Indexing scheme relating to G06F3/041 - G06F3/045
    • G06F2203/041012.5D-digitiser, i.e. digitiser detecting the X/Y position of the input means, finger or stylus, also when it does not touch, but is proximate to the digitiser's interaction surface and also measures the distance of the input means within a short range in the Z direction, possibly with a separate measurement setup
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/041Indexing scheme relating to G06F3/041 - G06F3/045
    • G06F2203/04104Multi-touch detection in digitiser, i.e. details about the simultaneous detection of a plurality of touching locations, e.g. multiple fingers or pen and finger
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/041Indexing scheme relating to G06F3/041 - G06F3/045
    • G06F2203/04105Pressure sensors for measuring the pressure or force exerted on the touch surface without providing the touch position
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F2203/00Indexing scheme relating to G06F3/00 - G06F3/048
    • G06F2203/048Indexing scheme relating to G06F3/048
    • G06F2203/04808Several contacts: gestures triggering a specific function, e.g. scrolling, zooming, right-click, when the user establishes several contacts with the surface simultaneously; e.g. using several fingers or a combination of fingers and pen

Description

関連出願に対する相互引用
本文書は、連番第61/233,410号を有する仮特許出願、整理番号4655.CIRQ.PRに含まれる主題の全てに対して優先権を主張し、この仮特許出願をここで引用したことにより、その主題全ての内容が本願にも含まれるものとする。
発明の分野
本発明は、一般には、タッチパッド、タッチ・スクリーン、およびタッチ・パネルに関する。更に特定すれば、本発明は、2組の直交電極を用いる接触感応面からのデータを用いて、その表面に接触している多数の物体を検出し追跡する方法である。
従来技術
タッチパッドについて論ずるとき、容量感応タッチパッドには、様々な異なる設計があることを注記しておく。本発明を用いて動作するように修正することができる既存のタッチパッドの設計の1つに、CIRQUE(登録商標)Corporation(CIRQUE社)が製造するタッチパッドがある。したがって、いずれの容量感応タッチパッドであっても、どのように修正すれば本発明を用いて動作することができるようになるか一層良く理解するためには、基礎となる技術を検証することが有用である。
CIRQUE(登録商標)社のタッチパッドは、相互容量検知デバイスであり、一例を図1においてブロック図として示す。このタッチパッド10では、当該タッチパッドの接触検知エリア18の範囲を定めるために、X(12)およびY(14)電極ならびに検知電極16の格子が用いられる。通例、タッチパッド10は、約16×12電極、または空間に制約がある場合には8×6電極の矩形格子である。これらのX(12)およびY(14)(または行および列)電極は、1つの検知電極16と交錯する。全ての位置測定は、検知電極16を通じて行われる。
CIRQUE(登録商標)社のタッチパッド10は、検知ライン16上における電荷の不均衡を測定する。指示物体がタッチパッド10上にない、またはタッチパッド10に近接していない場合、タッチパッド回路20は均衡状態にあり、検知ライン16上には電荷の不均衡はない。指示物体が接触面(タッチパッド10の検知エリア18)に接近するまたは接触するときの容量性結合のために、指示物体が不均衡を生じた場合、電極12、14において容量変化が発生する。測定するのは容量変化であって、電極12、14上における絶対容量値ではない。タッチパッド10は、検知ライン上に電荷の均衡を再度確立するため、または復元するために検知ライン16に注入しなくてはならない電荷量を測定することによって、容量変化を判定する。
以上のシステムは、以下のようにして、タッチパッド10上にある指またはタッチパッド10に近接する指の位置を判定するために利用される。この例では、行電極12について説明するが、列電極14についでも同様に繰り返される。行および列電極測定から得られる値から、タッチパッド10上にあるまたはこれに近接する指示物体の重心である交点が決まる。
第1ステップでは、第1組の行電極12が、P、N発生器22からの第1信号によって駆動され、異なるが隣接する第2組の行電極が、P、N発生器からの第2信号によって駆動される。タッチパッド回路20は、相互容量測定デバイス26を用いて検知ライン16からの値を得る。相補容量測定デバイス26は、どの行電極が指示物体に最も近いかを示す。しかしながら、あるマイクロコントローラ28の制御下にあるタッチパッド回路20は、その行電極のどちら側に指示物体が位置付けられているか判断することもできず、タッチパッド回路20は、指示物体がその電極からどの位離れて位置するのか判定することもできない。このため、本システムは、駆動すべき電極12のグループを1電極だけずらす。言い換えると、このグループの一方側に電極を追加しつつ、このグループの反対側にある電極を駆動しない。次いで、新たなグループがP、N発生器22によって駆動され、検知ライン16の第2測定が行われる。
これら2つの測定値から、行電極のどちら側に指示物体が位置するのか、そしてどの位離れているのか判断することができる。次いで、2つの測定信号の大きさを比較する式を用いて、指示物体の位置決定を行う。
CIRQUE(登録商標)社のタッチパッドの感度または分解能は、16×12格子の行および列電極が含意するよりも遥かに高い。分解能は、通例、1インチ当たり約960カウント以上である。正確な分解能は、構成素子の感度、同じ行および列上にある電極12、14間の間隔、そして本発明にとっては重要でないその他の要因によって決定される。
以上のプロセスは、P、N発生器24を用いて、Y即ち列電極14にも繰り返される。
前述したCIRQUE(登録商標)社のタッチパッドは、XおよびY電極12、14の格子、ならびに別個の単独検知電極16を用いるが、多重化を用いることによって、検知電極を実際にXまたはY電極12、14にすることができる。いずれの設計も、本発明が機能することを可能にする。
CIRQUE(登録商標)社のタッチパッドの基盤技術は、容量センサを基本とする。しかしながら、本発明には他のタッチパッド技術も用いることができる。これら他の近接感応および接触感応タッチパッド技術には、電磁、誘導、圧力検知、静電、超音波、光、抵抗性メンブレーン、半導電性メンブレーン、あるいはその他の指またはスタイラス感応技術が含まれる。
接触感応面上において物体を検出するためには、様々な異なる技術を用いることができる。接触感応面を有するデバイスに言及するとき、本文書では、タッチパッド、タッチ・スクリーン、タッチ・パネル、または接触感応面を内蔵し、双方共直交に配列されているが平行な平面内に配置されている電極を用いるデバイスであれば他のいずれにも言及している可能性がある。簡略化のために、本文書では、このようなデバイスを本文書全体において「タッチパッド」と呼ぶが、直交する電極がある接触感応面を有するデバイスであればいずれにも言及すると見なしてしかるべきである。
先行技術は、タッチパッド上にある多数のオブジェクトの検出および追跡が既に可能であるタッチパッドの記載を含む。この先行技術の特許は、タッチバッドが、当該タッチパッド上のどこででも個々の物体を検出し追跡することを教示し、これを特許請求している。この特許は、曲線上において、物体が「極大値」として現れるようにするシステムについて記載する。このため、曲線の下位部分となる「極小値」もあり、これは指示物体が検出されていない曲線の低セグメントである。図2は、第1極大値30、間にある第1極小値、および第2極大値34の概念を示すグラフであり、タッチパッド上における2つの物体の検出結果である。
接触感応面上における多数の物体の存在または位置を判定するために、多数の物体の極大値や極小値を走査する必要がない、新たな検出および追跡方法を提供することができれば、先行技術に対する利点となろう。
第1実施形態では、本発明は、直交電極の格子を有するタッチパッド上において多数の物体を検出する方法であり、全ての駆動電極を同時に刺激し、次いで周波数または電極コーディングを用いて各電極接合部を分離し、1回の測定シーケンスにおけるタッチパッド面の容量像を生成する。
本発明の第1の態様では、タッチパッドの表面全体が、1回の測定で視認される。
本発明の第2の態様では、本システムは各接点の圧力および幅の報告を可能にする。
本発明の第3の態様では、本システムはノイズに対する強い耐性を備える。
本発明の第4の態様では、接点のゴースティング(ghosting)を解消する。
本発明のこれらおよびその他の目的、特徴、利点、ならびに代替的態様は、添付図面と組み合わせて以下の詳細な説明を検討することから、当業者には明らかとなろう。
図1は、先行技術において見いだされ、本発明における使用に合わせて適応可能なタッチパッドの第1実施形態の動作のブロック図である。 図2は、第1極大値、間にある極小値、および第2極大値の概念を示すグラフである。 図3は、ウォルシュ行列の図である。 図4は、本発明のCDMA概念を実地説明するための駆動電極および検知電極を有する電極格子の図である。 図5は、図4の駆動電極に用いられているSTOMP電極パターンを示す行列である。 図6は、検知電極に沿った各接合部において誘発される電流の合計である、各検知電極において誘発された電流を示すリストである。 図7は、図6に示す測定の概要を示す行列である。 図8は、図6および図7に示す測定に対するドット積の計算を示す。 図9は、行列概要形態でドット積を示す。 図10は、16×16電極格子と共に用いることができるSTOMPパターンを表にして示す。 図11は、図10に示したSTOMPパターンを用いて発声した測定値の一例を示す表である。 図12は、理論的ADC測定値の表である。 図13は、得られた接合部容量(junction capacitance)の像を示す表である。 図14は、4×4電極行列において本発明のFDMA測定実施形態を用いたタッチパッド接合部を示す。 図15は、接点と、本発明を用いて収集したノイズとを示す生の測定データのグラフ表現である。 図16は、タッチパッド上の種々のx/y座標位置に多数の接点を、伝達関数の入力として配置し、図15に示した像を出力するシステム・モデルである。 図17は、三次元で抽出された接点を示すグラフを示す。 図18は、抽出された接点の二次元図である。 図19は、座標抽出方法のステップを示すフローチャートである。 図20は、タッチパッド表面の像を生成する行よび列で構成された単純な行列センサを有する全駆動電極の概念を示す。 図21は、タッチパッド表面の全点アドレス可能(APA:all points addressable)像を作成するために、駆動電極の行および検知電極の列を用いる代替実施形態を示す。 図22は、タッチパッド表面の軸図(axis view)を生成する代替実施形態を示す。 図23は、線形タッチパッド・センサのための代替実施形態を示す。 図24は、マルチプレクサを介して正または負いずれかの検知部に接続された、駆動電極の列および検知電極の列で構成された単純な行列センサを有する最後の代替実施形態を示す。
これより、図面を参照する。この図面では、本発明の種々の要素に参照番号が与えられており、当業者が本発明を実施し使用することを可能にするように本発明について論ずる。尚、以下の説明は本発明の原理の一例に過ぎず、以下に続く特許請求の範囲を狭めるように見なしてはならないことは言うまでもない。
本発明の第1実施形態において、本発明は、ノイズ性能を改善し、同期期間直交測定パターン(STOMP:Synchronous Timed Orthogonal Measurement Patterns)を用いて容量検知面上における多数の接点を検出する問題に取り組む。ノイズ性能は、全ての電極から連続的に、そして同時にデータを連続的に抽出し収集することによって、大きく改善することができる。ノイズ耐性および精度は、接点位置(1つまたは複数)を計算するために確率的データの相関を用いると、更に改善される。
コンピューティングデバイス用の安価なスイッチング電源の使用が増大するにつれて、ラップトップ・コンピュータ、およびタッチパッドのような接触入力センサを利用する他のコンピューティング機器において、広帯域ノイズ量が増加している。この干渉のため、従前からのノイズ回避技法が増々難しくなるという環境が生じている。
また、容量検知面上において多数の接点の位置を測定する必要性も増大しつつある。多数の接点位置の測定は、1つの接点位置の測定とは異なる。本発明の新たな方法を用いると、直交に配列された電極の各接合部の容量変化を測定し、表面上にある多数の接点を一意に識別することが可能になる。これは、単に極大値および極小値を単に識別することとは著しく異なる。これについては、以下で説明する。
容量検知面上において多数の物体を検出する先行技術の方法は、周期的信号を用いて走査パターンで電極を付勢し、極小値によって分離された極大値を探し出すステップを含む。周期的信号は、連続する個々の電極に印加され、数回の周期にわたって得られた電流が積算される。測定を行うためにノイズよりも十分大きな信号を積算するためには、比較的多数回の周期が必要となる。更に、所与の測定報告率以内で表面全体を走査しなければならないので、走査される表面のサイズが制限される。
また、周期的信号は、電極の周波数応答および接点の相互作用(interaction)による制約を受ける。典型的な容量タッチパッドの人間の指との周波数応答は、約600KHzから1200KHzの間で人の指に対して最も敏感になることが、研究所において確認されている。この周波数帯域は、スイッチング電源のノイズおよび無線干渉によって占められることが多く、ノイズのない結果を得るには、かなりの時間にわたって平均を求める必要がある。
全ての駆動電極を連続的に励起させる新たな方法によって、ノイズに対する耐性を改善し、STOMPを用いて、更に高いサンプリング・レートで多数の接点を追跡することが可能となる。表面上で多数の接点の存在および位置を検出する問題は、互いに通信することを望む人々がいる部屋に似ている。混乱を避けるためには、人々は交代で話す(時分割)こと、異なる音程で話す(周波数分割)こと、または異なる言語で話す(符号分割)ことができる。
先行技術の方法は、通例、順番に種々の電極を刺激することに依存する。言い換えると、時分割は低い方の信号をノイズに変換し、性能を制限する。対照的に、本発明は全ての駆動電極を連続的に刺激し、周波数(FDMA)および/または電極符号化(DCMA)を利用して、各接合部を分離し、表面の容量像を生成する。
本発明は、測定情報を分離するために、直交性の原理を利用する。言い換えると、被測定電極に直交する電極から刺激が来る。次いで、本発明は、本質的に互いに多重化されているデータを分離するための直交性に関して、数学的原理を用いる。次いで、各電極接合部において入手可能な検知情報を分離し、電極格子全体に対して、したがって、タッチパッド全体に対して、完全な容量映像(capacitive picture)を発生する。
電極は、物理的および数学的に直交であることができる。数学では、2つのベクトルが直交であるのは、これらが垂直であるとき、即ち、これらが直角を形成するときである。
本発明は、データの符号化を用いる。具体的には、第1実施形態では、CDMA、即ち、符号分割多元接続の概念を応用する。符号分割多元接続は、種々の無線通信技術によって利用されているチャネル・アクセス方法である。これを、同様にCDMAと呼ばれる移動体電話機の規格と混同してはならない。
データ通信における基本的な概念の1つに、様々な送信機に、1つの通信チャネルを通じて同時に情報を送らせるという考えがある。これによって、様々なユーザが1つの周波数帯域幅を共有することが可能になる。この概念を多重化と呼ぶ。CDMAは、スペクトル拡散技術および空間符号化方式(各送信機に1つの符号が割り当てられる)を採用し、多数のユーザを同じ物理チャネル上に多重化することを可能にする。CDMAは、「スペクトル拡散」シグナリングの一形態である。何故なら、変調符号化信号は、通信されるデータよりも遙かに高いデータ帯域幅を有するからである。
この第1実施形態では、符号化は、単にチャネル番号を特定するために用いられる。変調は、指示物体または接点を、電極格子における接合部に近接させることによって行われる。
代替実施形態では、FDMA即ち周波数分割多元接続は、物理チャネルを周波数によって、サブキャリアを用いるサブチャネルに分割する。直交サブキャリア周波数は、単純に互いの倍数となる。FDMAを用いると、各チャネルの符号化は必要ない。この場合も、変調は、電極格子上のサブキャリア電極に対する接点の相対的位置によって行われる。周波数分割多元接続は、本質的に、符号化直交周波数分割多重化(COFDM)および離散マルチ・トーン変調(DMT)と同一である。
FDMA方法では、サブキャリアが互いに直交となるように、サブキャリア周波数が選択され、サブチャネル間のクロス・トークを排除し、キャリア間ガード・バンドが不要であることを意味する。
CDMA測定方法: 本発明のCDMA実施形態では、CDMAはデータ・ストリングを表すベクトル間における直交性の数学的特性を利用する。例えば、二進ストリング「1011」は、ベクトル(1,0,1,1)によって表される。ベクトルは、そのドット積を求め、次いでそれらのそれぞれの成分の積を加算することによって、乗算することができる。ドット積が0である場合、2つのベクトルは互いに直交であると言う。
本発明は、行列の概念を利用することができる。例えば、ウォルシュ行列とは、2の累乗である次元を有し、そのエントリが+1または−1であり、いずれの2つの別個の行(または列)のドット積も0である、特定の正方行列である。これは、図3に見られるウォルシュ行列に示す通りである。
あるいは、本発明は、同様に本発明の要件を満たす種々のアダマール型ベクトルのような、他の行列タイプでも利用することができる。
STOMPにおける複数の駆動電極上で極性を調節すると、独立したチャネルが得られ、これらのチャネルを表面上で一緒に多重化し、その後分離してサンプリングすることができる。
また、「均衡」を考慮することも重要である。均衡は、同相および180度逆相とした等しい数の駆動電極を常に同時に駆動することによって得られる。このように、接点の変調量を減らすことなく、検知信号のダイナミック・レンジを大幅に減少させる。
ウォルシュ行列は、最初の行に、常に1つの完全に不均衡なパターンを生成する。この測定パターンを単純に省略すると、その結果得られる像における各列に沿って個々のオフセットが生ずる。これは、単に像アレイにおいて列を正規化することによって解消する。また、異なる電極数を有する異なる軸を比較するとき、この結果を測定回数で除算すると絶対振幅を正規化することができる。
網羅的探索を用い、各行において等しい数の1および−1を導入し(enforce)更に各列間では0個のドット積を導入すると、使用可能なベクトルを発生することができる。表面の完全な像を生成するために必要となる測定回数は次の式で与えられる。
測定回数=駆動電極数+検知電極マルチプレクサの数−2
本発明では、直交配置された電極を有する電極格子に注目する。1組の電極を駆動電極に指定し、他の直交電極を検知電極に指定することができる。駆動電極および検知電極が交差するところはどこでも、接合部(junction)と呼ぶ。
指示物体が、駆動および検知電極の電極格子の直接上方において、タッチパッド面に近づいてきたときに、駆動電極上にある符号化駆動信号の振幅を変調し、次いで各接合部において多重化する。この文書に限って言えば、符号が数学的に互いに直交である限り、所望の情報を分離できることを意味するために、符号化駆動信号が用いられている。
この状況では、1つの信号に一緒に多重化されるのは、検知電極に沿った各接合部における容量である。言い換えると、1つの検知電極に多数の駆動電極が交差しており、各駆動電極が接合部を画成する。理解すべき重要なことは、これらの接合部は物理的に直交電極であるが、本発明において重要なのは、信号が数学的に直交であるということである。何故なら、これによって、信号を互いに分離することが可能になるからである。
図4は、本発明において、容量検知面上で多数の物体を検出するためにはCDMA方法をどのように用いることができるかという一例である。この図では、4×4センサが示されており、接合部22および23に2つの接点が置かれている。接合部22および23をJ22およびJ33で示す。図4は、4つの検知電極および4つの駆動電極の直交電極格子である。これに応じて、接合部には番号が振られている。しかしながら、電極格子のサイズは、一方向または両方向に拡大できることは言うまでもない。各接合部の容量は、各直交ベクトルのドット積を求めることによって判定することができる。その結果、タッチパッドの表面全体の容量像が得られる。
図5は、駆動電極D1〜D4についての、上からのSTOMP電極パターンを示す。各時点(t)において、対応する駆動電極を、ある回数のサイクルの間同相(1)または180度位相外れ(−1)で駆動する。各駆動電極切り替えイベントによって生ずる誘導電流を同期して整流および積算した後に、各検知電極をサンプリングする。各検知電極における誘導電流は、図6および図7に示すように、検知電極に沿った各接合部において誘導された電流の和である。
図8は、この例についてのドット積の計算を示し、図9は、行列概要形態でドット積を示す。このように、このCDMA実施形態では、本発明は、J22およびJ33に置かれた接点による減衰を示す4回のみの測定の後、容量検知面の像を得る。この像を観察すると、各検知電極が個々のセンサとして機能していることが分かり、単純な線形センサにこの方法をどのように応用するかが示される。
図10は、16×16電極格子と共に用いるためのSTOMPパターンの一例を示す。16個の駆動電極および16個の検知電極を有し、6つの接点がありノイズがないという、タッチパッドの理想的な例が示されている。接点は、図11における接合部の容量値の例を用いて、表面上に示されており、図12には理論的なADC測定値が示されている。図13に、得られた接合部容量の像を示す。
画面全体は、15回の測定のみで発生する。本測定方法の切り替え頻度を500KHz、測定毎のサイクルを128と仮定すると、報告回数は約350報告/秒となる。これは、16ビット/接合部ではほぼ1Mb/sのデータ・レートとなる。個々の接点を電気的に追跡しようとする先行技術の追跡方法に対して、信号対ノイズ比は改善している。上であげた数値は、例示の目的のために過ぎず、限定と捕らえてはならない。
本発明の他の態様は、タッチパッドによって用いられるエネルギを対象とする。先行技術の極大値および極小値を用いる容量タッチパッドの動作方法の1つでは、電極の順次走査が用いられる。その結果、付勢される、即ち、信号が印加されるのは一部の電極であり、他の電極は消勢され、信号が印加されないということになる。
対照的に、本発明では、全ての電極が同時に付勢され、したがって「オン」になる。各接合部は、各測定の間に切り替えられる。その結果、各接合部には常時電力が印加されており、等しい電力量を有することになる。この電力分配の等化により、ノイズが電極格子全体に一層均一に影響を及ぼすため、測定におけるノイズの影響を低減するという効果がある。
FDMA測定方法:FDMAでは、サブキャリアが互いに直交となるように、サブキャリア周波数を選択する。これが意味するのは、サブキャリア間のクロス・トークを排除し、キャリア間ガード・バンドが不要となるということである。チャネルを接合部に分離するためにディジタル・パターンを用いる代わりに、FDMAは直交周波数を用いる。
直交周波数は、単に基準周波数の倍数である。これらの周波数は、任意に、互いにずらし合ってサブキャリア周波数を形成することもできる。CDMA信号が駆動電極上に入力され、表面上にある接点によって変調され、検知電極上のセンサによって多重化されるのと同じように、FDMAは駆動電極上に一意の周波数を入力し、これらの周波数を変調し、検知電極上で一緒に多重化する。次いで、各検知電極上で各サブキャリアの振幅を分離し検出することによって、各接合部を特定またはアドレスして、表面の容量像を形成する。
図14は、4×4電極行列を参照して、本発明のFDMA測定実施形態を用いたタッチパッド接合部を示す。収集された測定データから接点情報を抽出することが必要であることには変わりはない。本発明の接点抽出方法は、1つの接点の他の接点に対する影響を防止し、接点が指なのか、または掌なのか、または無意識な接触なのか判定し、極小値の間にある極大値を判定するというような方法よりも正確な、接触の中心を発見する方法を提供する。
表面上に接点を置いた影響は、潜在的に数個の電極に拡散され、表面上にあると考えられる他の接点に跨がって重畳される。この概念を図15に示す。図15は、「スパーク・ノイズ」および「ホワイト・ノイズ」があるタッチパッド上における5つの接点を示す。
図16は、伝達関数への入力として、投影型容量センサ(projected capacitance sensor)上の種々のx/y座標位置に多数の接点を置くことによって、システム・モデルを構築することができることを示し、前述の容量像が出力される。
このシステムへの入力は、広帯域ノイズおよび接点位置の冗長で構成される。各接点位置は、システムの伝達関数H(x,y)によって、各接合部における電界投影(electric field projection)およびその後の容量変調に基づいて変換される。その結果得られる各接点のインパルス応答は、ガウス分布として近似することができ、以下の式で示される。
Figure 0005746171
ノイズに対する伝達関数の効果は均一である。伝達関数の近似性およびノイズの概略的な形状について何らかの知識があれば、本システムの効果を逆に辿って入力接点位置を再現することができる。
本システムの一般解を以下のように仮定すると、
Figure 0005746171
ここで、は、数学の畳み込み演算子(convolution operator)である。
このプロセスは、次のように逆演算する(reverse)ことができる。
Figure 0005746171
尚、畳み込みとは、第3の関数を生成する、2つの関数fおよびgに対する数学的演算であり、この第3の関数は、通例、相互相関と同様に、元の関数の内1つの修正バージョンと見なされる。逆畳み込みとは、記録されたデータに対する畳み込みの効果を逆演算するために用いられる数学的演算である。
ノイズが均一に分布し、パワー・スペクトル密度が比較的一定であると仮定すると、逆畳み込みまたは相互相関の一部として、スムージング・フィルタを適用し、より良い接点のパターン・マッチングを実行しノイズの影響を低減することができる。
図17は、図15に示した表面容量像に対してこのプロセスを実行した結果を示す。この図は、三次元で、抽出した接点を示す。
図18は、抽出した接触点の二次元図を示すために用意された。5つの接点位置が、項目100として特定されている。
座標抽出方法:一旦データを収集したとしても、まだタッチパッド上の接触点の位置を知ることはできない。抽出した接点アレイを処理して、接点毎に個別のx/y座標対を生成しなければならない。これは、接点追跡アルゴリズムを用いて行われる。第1接点座標は、アレイにおいて最高値を求める今後の探索によって形成される。接点中心、即ち、「ビーン」(bean)は、最高値を中心とする所定の半径を用いて決定される。このプロセスを繰り返して、所定数の接点座標を生成する。各接点の座標は、接点半径以内にある全ての値の加重計算を用いて決定される。
一旦候補の接点が決定されたなら、これらをホストに与える。次いで、ホストが接点識別子を割り当てる。識別子を割り当てられた接点は、「アクティブ接点」として分類される。この状態において、後続の測定を用いて、いつこの接点が「欠落接点」(dropped contact)に変化するか判定する。次いで、欠落接点を、後続の測定において求められた接点候補で置き換えることができる。
図19は、以上で説明した座標抽出方法のステップを示すフロー・チャートである。
また、本発明は、ユーザがタッチパッドを横切って特定の方向に1つまたは多数の接点上で素早く指を滑らす(swipe)、または多数の接点の場合には回転運動を行うときに、1つまたは多数の接点をはじく仕草(flick gesture)の識別および追跡もサポートする。接点は一緒に動かされて、ページを進める/戻すまたは次/前というような、何らかのジェスチャ行為が行われることを示す。
座標データを抽出するために必要な測定報告時間は、表面を横切って指をはじくというような、素早いジェスチャを抽出するために必要な時間と比較して、非常に長いことが多い。特定の方向に表面を横切る1つ以上の接点による素早い動きによって形成されたジェスチャを抽出するために、ある技法を導入する。時間において相互相関を実行することにより、個々の接点を追跡することなく、このようなジェスチャを精度高く判定することができる。その結果、各方向における動きの相関に対して1つの数値が得られ、検出閾値に応じて、単純に1、−1、または0というように報告することができる。つまり、所望のはじく仕草を捕らえるために、閾値を調節することができる。
また、多数の指を狭める(scrunch)または広げるというような、非常に複雑なジェスチャを抽出することも可能である。実際には、これは、Z−軸において後続の像を積み重ねることによって、容量像の三次元逆畳み込みを実行することによっても、遂行することができる。その結果得られる逆畳み込みアレイ(deconvolved array)は、各接点の軌道を示す三次元ベクトルから成る。
電極構成:本発明の概念を実現するために用いることができる様々な異なる駆動および検知電極の構成があり、各方法から異なる結果が得られる。
図20は、行および列で構成された単純な行列センサを有する全ての駆動電極の概念を示し、各駆動電極は検知電極を有する。その結果、タッチパッド表面の像が得られる。電極上における電圧変化によって各電極に誘導される電流を積算し、サンプリングして、同時時間直交測定値を求める。これらの測定値にパターン係数を乗算し、接合値に蓄積する。この結果得られた接合値(junction value)から、接点の位置、サイズ、および等級(magnitude)を示す、表面の容量像を生成する。各接合部における接合容量を判定し、以下のようにして後続の測定のドット積を求めることによって、表面容量の像を生成する。
Figure 0005746171
少なくとも1周期またはパターンの期間の合計を求める。
図21は、駆動電極の行および検知電極の列で構成された単純な行列センサを示す別の実施形態である。駆動電極は、検知電極の近くに90度の角度をなして配置され、それぞれ、行および列を形成する。これらは、各行/列交差点において接合部を形成する。各駆動電極上における電圧変化によって各検知電極に誘導される電流を積算し、サンプリングして、同期時間直交測定値を求める。各符号化駆動信号の振幅を、表面上にある接点によって変調し、各接合部において多重化する。
各接合部における接合容量を判定し、以下のように後続の測定値のドット積を求めることによって、表面容量の像を生成することができる。DCMA測定の場合、次の式にしたがってドット積を計算することによって、接合部蓄積値(junction accumulator)を求める。
Figure 0005746171
FDMA測定の場合、基本サブキャリアの少なくとも1周期の期間積算することによって、接合部蓄積値を求める。
図22は、駆動電極の行および列、ならびに1つの検知電極で構成された単純な行列センサの他の実施形態である。駆動電極は、検知電極に90度の角度をなして配置され、それぞれ、行および列を形成する。これらは、各行および列に沿って長い接合部を形成する。各駆動電極上における電圧変化によって検知電極に誘導される電流を積算し、サンプリングして、各軸に沿って同期時間直交測定値を求める。各符号化駆動信号の振幅を、表面上にある接点によって変調する。
各電極に沿った接合容量を判定し、以下のように後続の測定値のドット積を求めることによって、軸容量のXおよびY輪郭を生成することができる。DCMA測定の場合、次の式にしたがってドット積を計算することによって、接合部蓄積値を求める。
Figure 0005746171
ここでも、FDMA測定の場合、 基本サブキャリアの少なくとも1周期の期間積算することによって、接合部蓄積値を求める。
図23は、行および1つの検知電極で構成された単純な線形センサである他の実施形態を示す。駆動電極は、検知電極の近くに90度の角度をなして配置され、線形または円形の形状を形成する。これらは、検知電極に沿って短い接合部を形成する。各駆動電極上における電圧変化によって検知電極に誘導される電流を積算し、サンプリングして、各軸に沿った同期時間直交測定値を求める。各符号化駆動信号の振幅を、表面上にある接点によって変調する。
各電極に沿った接合容量を判定し、以下のように後続の測定値のドット積を求めることによって、軸容量を生成することができる。CDMA測定の場合、以下の式にしたがってドット積を計算することによって、接合部蓄積値を求める。
Figure 0005746171
ここでも、FDMA測定の場合、基本サブキャリアの少なくとも1周期の期間積算することによって、接合部蓄積値を求める。
図24は、駆動電極の行と、正または負検知部のいずれかにマルチプレクサを介して接続されている検知電極の列とで構成された単純な行列センサを有する最後の実施形態を示す。駆動電極は、検知電極の近くに90度の角度をなして配置され、それぞれ、行および列を形成する。これらは、各行/列交差点において接合部を形成する。各駆動電極上における電圧変化によって検知電極に誘導される電流を積算し、サンプリングして、同期時間直交測定値を求める。各符号化駆動信号の振幅を、表面上にある接点によって変調し、各接合部において多重化する。検知多重制御信号を含めるために、より長い直交パターンを用いることにより、センサの全ての接合部にアドレスするメカニズムが設けられる。
各接合部における接合容量を判定し、以下のように後続の測定値のドット積を求めることによって、表面容量の像を生成することができる。
CDMA測定の場合、次の式にしたがってドット積を計算することによって、接合部蓄積値を求める。
Figure 0005746171
ここで、STOMPパターンはPatternおよびPatternの連結となる。
尚、以上で説明した構成は、本発明の原理の応用を例示したに過ぎないことは言うまでもない。本発明の主旨や範囲から逸脱することなく、当業者には多数の変更や代替構成を考案することができる。添付した特許請求の範囲は、このような変更や構成も包含することを意図している。

Claims (3)

  1. タッチパッド上における多数の物体の存在を検出する方法であって、
    1)直交アレイとして配列された2組の共通平面電極をタッチパッドに設けるステップであって、第1組の電極が駆動電極として作用し、第2組の電極が検知電極として作用する、ステップと、
    )直交符号のセットによって形成される任意の振幅を有した変調刺激信号を用いて、前記駆動電極の全てを同時に刺激するステップであって、直交符号セットのドット積について全ての置換が0に等しい、ステップと、
    3)各電極接合部において、容量に関するデータを受け取るステップと、
    4)前記データから、前記タッチパッドの表面の未処理像データを発生するステップと、
    5)前記未処理像データを処理することによって、前記タッチパッドの表面に接触する全ての物体の像を発生するために用いられる接点情報を抽出するステップと、
    を備えている、方法。
  2. 請求項1記載の方法において、更に、前記駆動電極の各々を、前記直交符号セットと共に用いるために、サブキャリアを用いるサブチャネルに分割するステップを備える、方法。
  3. 請求項1記載の方法において、更に、等しい数の同相および位相外れ駆動電極を有することによって、前記駆動電極上において均衡を保つステップを備えている、方法。
JP2012524699A 2009-08-12 2010-08-12 タッチパッド上における多重接触検知のための同時時間直交測定パターン Active JP5746171B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US23341009P 2009-08-12 2009-08-12
US61/233,410 2009-08-12
PCT/US2010/002223 WO2011019395A1 (en) 2009-08-12 2010-08-12 Synchronous timed orthogonal measurement pattern for multi-touch sensing on a touchpad

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013501996A JP2013501996A (ja) 2013-01-17
JP5746171B2 true JP5746171B2 (ja) 2015-07-08

Family

ID=43586361

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012524699A Active JP5746171B2 (ja) 2009-08-12 2010-08-12 タッチパッド上における多重接触検知のための同時時間直交測定パターン

Country Status (5)

Country Link
US (2) US9058082B2 (ja)
EP (1) EP2465021A4 (ja)
JP (1) JP5746171B2 (ja)
CN (1) CN102473059B (ja)
WO (1) WO2011019395A1 (ja)

Families Citing this family (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011019395A1 (en) 2009-08-12 2011-02-17 Cirque Corporation Synchronous timed orthogonal measurement pattern for multi-touch sensing on a touchpad
US8730204B2 (en) 2010-09-16 2014-05-20 Synaptics Incorporated Systems and methods for signaling and interference detection in sensor devices
JP4927216B1 (ja) 2010-11-12 2012-05-09 シャープ株式会社 線形素子列値推定方法、静電容量検出方法、集積回路、タッチセンサシステム、及び電子機器
JP5743198B2 (ja) * 2011-04-28 2015-07-01 株式会社ワコム マルチタッチ・マルチユーザ検出装置
JP5539269B2 (ja) 2011-06-27 2014-07-02 シャープ株式会社 静電容量値分布検出方法、静電容量値分布検出回路、タッチセンサシステム、及び情報入出力機器
US9465492B2 (en) 2011-06-22 2016-10-11 Sharp Kabushiki Kaisha Touch panel system and electronic device
US9013448B2 (en) 2011-06-22 2015-04-21 Sharp Kabushiki Kaisha Touch panel system and electronic device
JP5350437B2 (ja) 2011-06-27 2013-11-27 シャープ株式会社 タッチセンサシステム
TWI502418B (zh) * 2011-06-22 2015-10-01 Sharp Kk 觸摸面板系統及電子裝置
JP5384598B2 (ja) * 2011-09-09 2014-01-08 シャープ株式会社 静電容量型タッチセンサパネル、及びこれを用いた静電容量型タッチセンサシステム、情報入出力装置
US8743080B2 (en) 2011-06-27 2014-06-03 Synaptics Incorporated System and method for signaling in sensor devices
WO2013001920A1 (en) 2011-06-29 2013-01-03 Sharp Kabushiki Kaisha Touch sensor system and electronic device
JP6082394B2 (ja) * 2011-08-09 2017-02-15 サーク・コーポレーション 高分解能なゴースト除去ジェスチャ
WO2013039544A1 (en) * 2011-08-10 2013-03-21 Cypress Semiconductor Corporation Methods and apparatus to detect a presence of a conductive object
US8766949B2 (en) 2011-12-22 2014-07-01 Synaptics Incorporated Systems and methods for determining user input using simultaneous transmission from multiple electrodes
JP2013161131A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Cheng Uei Precision Industry Co Ltd タッチディスプレー装置及びそのタッチ位置測定方法
US20130265258A1 (en) * 2012-04-08 2013-10-10 N-Trig Ltd. Method for identifying touch on a touch screen
US9063608B2 (en) 2012-06-14 2015-06-23 Synaptics Incorporated Systems and methods for sensor devices having a non-commensurate number of transmitter electrodes
JP5394540B2 (ja) * 2012-06-25 2014-01-22 シャープ株式会社 タッチパネルコントローラ、集積回路、タッチパネル装置、及び電子機器。
US9483168B2 (en) 2012-08-22 2016-11-01 Google Inc. Correcting scrolling gesture
US9007191B2 (en) 2012-10-04 2015-04-14 Google Inc. Sensor pattern for a tactile input device
CN103176675A (zh) * 2013-01-31 2013-06-26 敦泰科技有限公司 面向投射电容屏的信号处理方法、装置、控制器和设备
JP2016508656A (ja) * 2013-02-27 2016-03-22 サーク・コーポレーション タッチ・スクリーン上における高更新報告率の可能化
JP6387390B2 (ja) * 2013-03-12 2018-09-05 サーク・コーポレーション 単層タッチ・センサの駆動および検知電極を削減するための多重化および多重分解
US9710113B2 (en) * 2013-03-15 2017-07-18 Tactual Labs Co. Fast multi-touch sensor with user identification techniques
US20140267143A1 (en) * 2013-03-15 2014-09-18 Synaptics Incorporated System and method for a transcapacitive proximity sensing device
US9235307B2 (en) * 2013-03-15 2016-01-12 Tactual Labs Co. Fast multi-touch stylus and sensor
KR102213486B1 (ko) * 2013-03-15 2021-02-08 텍추얼 랩스 컴퍼니 고속 멀티 터치 노이즈 감소
US9019224B2 (en) * 2013-03-15 2015-04-28 Tactual Labs Co. Low-latency touch sensitive device
US9158411B2 (en) * 2013-07-12 2015-10-13 Tactual Labs Co. Fast multi-touch post processing
FR3004551A1 (fr) * 2013-04-15 2014-10-17 Fogale Nanotech Procede de detection capacitif multizone, dispositif et appareil mettant en oeuvre le procede
US8860682B1 (en) * 2013-04-22 2014-10-14 Cypress Semiconductor Corporation Hardware de-convolution block for multi-phase scanning
CN103425347B (zh) * 2013-08-02 2018-01-02 敦泰电子有限公司 触控显示装置
KR20150017123A (ko) * 2013-08-06 2015-02-16 삼성디스플레이 주식회사 터치 센서 및 그의 구동방법
KR102140197B1 (ko) * 2013-10-23 2020-08-03 삼성디스플레이 주식회사 정전용량 방식의 터치 센서
US9933880B2 (en) * 2014-03-17 2018-04-03 Tactual Labs Co. Orthogonal signaling touch user, hand and object discrimination systems and methods
US9176633B2 (en) 2014-03-31 2015-11-03 Synaptics Incorporated Sensor device and method for estimating noise in a capacitive sensing device
US10310670B2 (en) 2015-01-16 2019-06-04 Silead Inc. System and method for capacitive sensing
US10191579B2 (en) * 2015-05-22 2019-01-29 Tactual Labs Co. Transmitting and receiving system and method for bidirectional orthogonal signaling sensors
WO2017043821A1 (ko) * 2015-09-07 2017-03-16 삼성전자 주식회사 호버 감지를 위한 좌표 측정 장치 및 방법
KR20170029377A (ko) 2015-09-07 2017-03-15 삼성전자주식회사 호버 감지를 위한 좌표 측정 장치 및 방법
US20170123486A1 (en) * 2015-11-02 2017-05-04 Cirque Corporation Series offset capacitor for internal reference based capacitive sampling
CN107219947B (zh) * 2016-03-22 2021-08-10 原相科技股份有限公司 使用分频多工的电容触控系统及其运作方法
US10019122B2 (en) 2016-03-31 2018-07-10 Synaptics Incorporated Capacitive sensing using non-integer excitation
CN108984055A (zh) * 2018-06-29 2018-12-11 上海海栎创微电子有限公司 一种可提高互电容触摸屏信噪比的组合扫描方法
KR102590126B1 (ko) * 2019-08-02 2023-10-17 아트멜 코포레이션 광대역 터치 감지 및 관련 시스템들, 방법들 및 디바이스들 위한 기법들
JP7315485B2 (ja) 2020-01-08 2023-07-26 アルプスアルパイン株式会社 入力装置、入力装置の制御方法、及びコンピュータに入力装置の制御方法を実行させるプログラムが記録された記録媒体
CN112328114B (zh) * 2020-11-13 2022-12-23 深圳天德钰科技股份有限公司 触控位置的定位方法、定位装置及触控显示装置

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01211117A (ja) * 1988-02-19 1989-08-24 Fuotoron:Kk 電磁誘導型ディジタイザ
US20060284839A1 (en) * 1999-12-15 2006-12-21 Automotive Technologies International, Inc. Vehicular Steering Wheel with Input Device
US7663607B2 (en) * 2004-05-06 2010-02-16 Apple Inc. Multipoint touchscreen
US6498590B1 (en) * 2001-05-24 2002-12-24 Mitsubishi Electric Research Laboratories, Inc. Multi-user touch surface
JP4364609B2 (ja) 2003-11-25 2009-11-18 アルプス電気株式会社 容量検出回路及びそれを用いた指紋センサ
US6856259B1 (en) * 2004-02-06 2005-02-15 Elo Touchsystems, Inc. Touch sensor system to detect multiple touch events
US7868874B2 (en) 2005-11-15 2011-01-11 Synaptics Incorporated Methods and systems for detecting a position-based attribute of an object using digital codes
US20070263932A1 (en) * 2006-05-12 2007-11-15 Waterloo Maple Inc. System and method of gesture feature recognition
US8243027B2 (en) * 2006-06-09 2012-08-14 Apple Inc. Touch screen liquid crystal display
US7965281B2 (en) * 2006-10-03 2011-06-21 Synaptics, Inc. Unambiguous capacitance sensing using shared inputs
US7812827B2 (en) * 2007-01-03 2010-10-12 Apple Inc. Simultaneous sensing arrangement
US8970501B2 (en) 2007-01-03 2015-03-03 Apple Inc. Proximity and multi-touch sensor detection and demodulation
US8125456B2 (en) * 2007-01-03 2012-02-28 Apple Inc. Multi-touch auto scanning
CN100468304C (zh) * 2007-04-30 2009-03-11 友达光电股份有限公司 具有触控输入功能的显示装置
JP4700028B2 (ja) * 2007-05-23 2011-06-15 シャープ株式会社 通信装置
US8400408B2 (en) * 2007-06-13 2013-03-19 Apple Inc. Touch screens with transparent conductive material resistors
US8493331B2 (en) * 2007-06-13 2013-07-23 Apple Inc. Touch detection using multiple simultaneous frequencies
US20090051671A1 (en) * 2007-08-22 2009-02-26 Jason Antony Konstas Recognizing the motion of two or more touches on a touch-sensing surface
US8232977B2 (en) * 2007-11-14 2012-07-31 N-Trig Ltd. System and method for detection with a digitizer sensor
US10969917B2 (en) * 2008-01-30 2021-04-06 Apple Inc. Auto scanning for multiple frequency stimulation multi-touch sensor panels
JP5476368B2 (ja) * 2008-04-30 2014-04-23 エヌ−トリグ リミテッド マルチタッチ検出
US8659556B2 (en) * 2008-09-10 2014-02-25 Apple Inc. Advanced receive channel architecture
KR20110067039A (ko) * 2008-09-24 2011-06-20 쓰리엠 이노베이티브 프로퍼티즈 컴파니 상호 정전용량 측정 회로 및 방법
JP5396167B2 (ja) * 2009-06-18 2014-01-22 株式会社ワコム 指示体検出装置及び指示体検出方法
US9323398B2 (en) * 2009-07-10 2016-04-26 Apple Inc. Touch and hover sensing
WO2011019395A1 (en) 2009-08-12 2011-02-17 Cirque Corporation Synchronous timed orthogonal measurement pattern for multi-touch sensing on a touchpad

Also Published As

Publication number Publication date
US9594452B2 (en) 2017-03-14
US20150286336A1 (en) 2015-10-08
US20110037724A1 (en) 2011-02-17
WO2011019395A1 (en) 2011-02-17
EP2465021A1 (en) 2012-06-20
JP2013501996A (ja) 2013-01-17
CN102473059A (zh) 2012-05-23
CN102473059B (zh) 2015-06-24
US9058082B2 (en) 2015-06-16
EP2465021A4 (en) 2014-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5746171B2 (ja) タッチパッド上における多重接触検知のための同時時間直交測定パターン
JP6774993B2 (ja) 相互作用感知
Zhang et al. Wall++ room-scale interactive and context-aware sensing
CN104049777B (zh) 用于最优触笔检测的信道聚合
US9134868B2 (en) Touch sensing method, processor and system
CN103124953B (zh) 具有与接收器的相关的电容式触摸传感器
CN103718141B (zh) 用于触摸位置检测的峰值检测方案
CN104281340B (zh) 触摸屏触摸识别方法
CN105426027B (zh) 具有基于电容性数据的锐度的自适应触摸感测阈值的电容式触摸屏
EP2463760A2 (en) Pointer detection apparatus and pointer detection method
JP2013526748A (ja) 音響インピディオグラフィを用いるポインティングデバイスのための方法およびシステム
WO2011016956A1 (en) System and method for a projected capacitive touchscreen having weight based coordinate determination
JP2018526734A (ja) セミパッシブスタイラス
KR20110011337A (ko) 투영정전용량 터치스크린에서의 멀티터치 감지 장치 및 방법
US10438041B2 (en) Techniques for fingerprint detection and user authentication
JP2014504773A (ja) タッチ・データーの曖昧さを除去する技法
WO2013126094A1 (en) Close touch detection and tracking
US10416824B2 (en) Capacitance detection device and driving method of the same
US20120319988A1 (en) System and method for sensor device signaling using a polarity reset interval
US10318785B2 (en) Creation of virtual intersection points on a touchscreen to permit static, non swiping fingerprint user authentication
CN111480138A (zh) 使用码分复用(cdm)的输入感测
US10599257B2 (en) Touch screen device having improved floating mode entry conditions
US10558306B2 (en) In-cell touch apparatus and a water mode detection method thereof
TWI474234B (zh) 觸控板之多點定位方法
CN107608540A (zh) 一种基于陀螺仪的指纹操控方法、移动终端及存储介质

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130828

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130902

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131129

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20131206

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20131226

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140109

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20140203

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20140210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140303

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140916

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20141215

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20141222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150316

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150408

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150507

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5746171

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250