JP5744237B2 - 多重ゲートウェイ装置、多重回線通信システム、多重回線通信方法およびプログラム - Google Patents

多重ゲートウェイ装置、多重回線通信システム、多重回線通信方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、2本以上のアクセス回線を束ねて論理的な1回線として通信を行う多重ゲートウェイ装置、多重回線通信システム、多重回線通信方法およびプログラムに関する。
2本以上のアクセス回線を束ねて1本の論理回線として使用することにより、1回線のみを使用する場合と比較して広帯域な通信を実現する回線多重技術において、帯域を有効活用するために、送信側において、複数の回線にパケットを振り分ける処理が行われている。
特許文献1には、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)ネットワークへの複数の接続に対してパケットを振り分けて送信し、複数の接続を論理的な1回線として使用するネットワークシステムが開示されている。また、特許文献2には、多重回線の論理的な回線上に、パケットサイズの異なるリアルタイム通信パケットと非リアルタイム通信パケットが混在する場合において、必要に応じてパケットサイズの大きな非リアルタイム通信パケットを分割して、帯域使用効率の向上を図るパケット伝送方法が開示されている。
特開2006−174002号公報 特開2009−33676号公報
一般的に、パケット伝送においては、回線の通信帯域およびパケットサイズに応じて、受信側への到達時間は変化する。多重回線においても、各回線の通信帯域および/またはパケットサイズが異なれば、受信側へのパケットの到達順序は変化する。音声や映像などのリアルタイム通信は、同一パケットサイズのパケットを一定の周期で送信し、受信側にて受信した順序でパケットを処理することで実現されている。そのため、通信帯域が均一でない回線を使用した多重回線では、パケットの受信した順序がパケットの送信した順序と異なる、すなわちパケットの順序が入れ替わってしまうため、もとの音声や映像を再生することができない。
そのため、特許文献1でも実施しているように、受信側にてバッファを設け、一時的にバッファリングしてパケットの順序整列処理を行う必要がある。当該バッファは、到達時間の差を十分に吸収できるサイズである必要があるが、バッファサイズを大きくすることは、リアルタイム通信の遅延を増大させることになる。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、通信帯域が均一でない複数の回線で多重回線を構成する場合に、パケット到達順序の入れ替わりを低減させることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の多重ゲートウェイ装置は、端末、および、1本の論理回線を構成する2本以上の回線を確立する2台以上の通信ユニット、 に接続された多重ゲートウェイ装置である。多重ゲートウェイ装置は、記憶部、回線管理部、パケット取得部、分割要否判定部、パケット分割部およびパケット 送信部を備える。記憶部は、回線ごとの、回線が確立されているか否かを示す情報と通信帯域を示す情報とを含む回線情報を記憶する。回線管理部は、通信ユ ニットの状態を検出し、回線情報を更新する。パケット取得部は、端末から他の端末に向けた送信用パケットを取得する。分割要否判定部は、送信用パケットに 対して、回線情報に基づいて、回線それぞれの通信帯域に応じて、回線それぞれにおける伝送時間が同じになる分割サイズを算出し、分割サイズに基づいて、送信用パケットを分割する必要があるか否かを判定する。パケット分割部は、分割要否判定部が、分割が必要であると判定した場合に、送信用パケットを分割サイ ズに分割する。パケット送信部は、パケット分割部が分割した送信用パケットまたは分割しなかった送信用パケットを対応する通信ユニットに送信する。パケット分割部は、分割サイズに分割した送信用パケットにそれぞれヘッダを付与して送信パケットを生成し、パケット送信部は、送信パケットをそれぞれ対応する通信ユニットに送信する。分割要否判定部は、送信用パケットに対して、分割サイズに基づいて、通信帯域が最も狭い回線を使用して伝送する送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きいか否かを判定し、通信帯域が最も狭い回線を使用して伝送する送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きい場合、送信用パケットを分割すると判定する。
本発明によれば、通信帯域が均一でない複数の回線で多重回線を構成する場合に、パケット到達順序の入れ替わりを低減させることが可能となる。
本発明の実施の形態1に係る多重回線通信システムの構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る多重ゲートウェイ装置の機能構成例を示すブロック図である。 実施の形態1に係る回線情報の一例を示す図である。 実施の形態1に係る多重回線通信の流れを説明する図である。 実施の形態1に係る分割要否判定処理およびパケット分割処理の動作の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1に係るパケット分割の一例を説明する概念図である。 実施の形態1に係るパケット分割の一例を説明する概念図である。 パケット分割処理を実行しない場合の複数のパケット伝送の一例を説明する概念図である。 実施の形態1に係るパケット分割処理を実行する場合の複数のパケット伝送の一例を説明する概念図である。 本発明の実施の形態2に係る回線情報の一例を示す図である。 実施の形態2に係るパケット分割の一例を説明する概念図である。 本発明の実施の形態3に係る複数のパケット伝送の一例を説明する概念図である。 本発明の実施の形態に係る多重ゲートウェイ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
以下に、本発明を実施するための形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、図中同一または相当する部分には同じ符号を付す。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る多重回線通信システムの構成例を示すブロック図である。実施の形態1の多重回線通信システム100は、端末6a、多重ゲートウェイ装置1a、通信ユニットa1、通信ユニットa0、端末6b、多重ゲートウェイ装置1b、通信ユニットb1、および通信ユニットb0で構成されている。通信ユニットa0および通信ユニットb0は、回線c0を確立する。通信ユニットa1および通信ユニットb1は、回線c1を確立する。回線c0および回線c1は、1本の論理回線Cを構成する。端末6aと端末6b、多重ゲートウェイ装置1aと多重ゲートウェイ装置1b、通信ユニットa1と通信ユニットa0、および通信ユニットb1と通信ユニットb0は、それぞれ同様の装置である。
端末6aおよび端末6bは、インターネットなどの固定網を介して互いに通信を行う。端末は、ユーザが使用するPC(Personal computer)であってもよいし、ルータなどの通信装置であってもよい。また、図1の例においては、ネットワークに接続される端末は、端末6aおよび端末6bの2台であるが、3台以上がネットワークに接続される場合がある。
通信ユニットa1、通信ユニットa0、通信ユニットb1および通信ユニットb0は、セルラー網や公衆網などのアクセス回線網を介して、インターネットなどの固定網へのアクセス回線(以下、回線という)を設定する装置である。
多重ゲートウェイ装置1aおよび多重ゲートウェイ装置1bは、それぞれ端末6aおよび端末6bと接続されている。また、多重ゲートウェイ装置1aおよび多重ゲートウェイ装置1bは、複数の通信ユニットを接続することが可能な装置である。図1では、多重ゲートウェイ装置1aおよび多重ゲートウェイ装置1bは、それぞれ通信ユニットa1および通信ユニットa0と接続され、通信ユニッb1および通信ユニットb0と接続されている。図1では、多重ゲートウェイ装置1aおよび多重ゲートウェイ装置1bは、回線c0および回線c1を、論理的な1つの回線として同時に使用することにより、それぞれ端末6aおよび端末6bに多重回線機能を提供する。なお、多重ゲートウェイ装置1aおよび1bは、それぞれ端末6aおよび6b上で動作するソフトウェアで実現してもよい。
図2は、実施の形態1に係る多重ゲートウェイ装置の機能構成例を示すブロック図である。多重ゲートウェイ装置1aは、回線管理部11、記憶部12、パケット取得部13、分割要否判定部14、パケット分割部15、パケット送信部16、パケット受信部17およびパケット結合部18を備える。多重ゲートウェイ装置1bは、多重ゲートウェイ装置1aと同様の構成である。
回線管理部11は、多重ゲートウェイ装置1aに接続される通信ユニットa1および通信ユニットa0の状態を検出する。本実施の形態では、回線管理部11は、通信ユニットa1および通信ユニットa0から、各回線の確立状況や通信帯域を示す情報を取得し、回線情報として記憶部12に記憶させる。そして、回線管理部11は、記憶部12が記憶する回線情報を随時更新する。
記憶部12は、回線情報を記憶する。
パケット取得部13は、端末6aから通信相手である端末6bに向けた送信用パケットを取得する。パケット取得部13は、取得した送信用パケットを分割要否判定部14に送る。
分割要否判定部14は、パケット取得部13から受け取った送信用パケットに対し、記憶部12が記憶する回線情報に基づいて、分割して各回線に伝送した場合の各回線における伝送時間が同じになるようなパケットサイズ(以下、分割サイズという)を算出する。分割要否判定部14は、算出した分割サイズに基づいて分割が必要であるか否かを判定する。分割要否判定部14は、送信用パケットと分割サイズを示す情報とをパケット分割部15に送る。なお、分割サイズを示す情報は、分割しないという判定結果を示す情報を含む。
パケット分割部15は、分割要否判定部14から受け取った分割サイズを示す情報にしたがって、送信用パケットを分割する。パケット分割部15は、分割した送信用パケットにヘッダを付与した複数の送信パケットを生成し、パケット送信部16に送る。なお、分割サイズを示す情報が、分割しないという判定結果を示す情報であった場合には、パケット分割部15は、送信パケットを分割せずに、ヘッダを付与した送信パケットを生成する。
パケット送信部16は、パケット分割部15から受け取った送信パケットを対応する通信ユニットa0または通信ユニットa1を介して端末6bに送信する。
パケット受信部17は、通信ユニットa0または通信ユニットa1を介して端末6bから送信パケットを受信する。パケット受信部17は、端末6bから受信した送信パケットをパケット結合部18に逐次送る。
パケット結合部18は、パケット受信部17から受け取った送信パケットからヘッダを削除し、受け取った順序で結合して端末6aに送信する。
図3は、実施の形態1に係る回線情報の一例を示す図である。図3に示すように、記憶部12は、多重ゲートウェイ装置に接続される通信ユニットごとの回線情報を記憶する。回線情報は、回線情報を識別する番号である「No」と、通信ユニットの名称を示す「名称」と、回線が確立されているか否かを示す「回線」と、確立されている回線の通信帯域を示す「通信帯域」とで構成される。図3の例では、多重ゲートウェイ装置1aには、通信ユニットa0および通信ユニットa1が接続されている。通信ユニットa0は回線(c0)を確立しており、その通信帯域は、xxbpsである。通信ユニットa1は回線(c1)を確立しており、その通信帯域は、yybpsである。
以下、多重回線通信システム100における、パケットの送受信について説明する。
図4は、実施の形態1に係る多重回線通信の流れを説明する図である。ここでは、端末6aから端末6bにパケットを送信する。まず、端末6aは送信用パケットを多重ゲートウェイ装置1aに送信する(ステップA1)。多重ゲートウェイ装置1aは、回線情報に基づいて、分割サイズを算出する。多重ゲートウェイ装置1aは、算出した分割サイズに基づいて、送信用パケットの分割が必要であるか否かを判定する(ステップA2)。分割が必要であると判定した場合、多重ゲートウェイ装置1aは、分割サイズを示す情報にしたがって、送信用パケットを分割する(ステップA3)。このとき、分割サイズを示す情報が、分割しないという判定結果を示す情報であった場合には送信用パケットを分割しない。
多重ゲートウェイ装置1aは、分割された送信用パケットにヘッダを付与して送信パケットを生成し、それぞれ振り分けられた回線を使用して多重ゲートウェイ装置1bに送信パケットを送信する。回線c0に振り分けられた送信パケットは、通信ユニットa0を介して多重ゲートウェイ装置1bに送信される(ステップA4)。回線c1に振り分けられた送信パケットは、通信ユニットa1を介して多重ゲートウェイ装置1bに送信される(ステップA5)。なお、分割サイズを示す情報が、分割しないという判定結果を示す情報であった場合には、多重ゲートウェイ装置1aは、送信パケットを分割せずに、ヘッダを付与した送信パケットを生成し、多重ゲートウェイ装置1bに送信する。
多重ゲートウェイ装置1bは、通信ユニットb0を介して多重ゲートウェイ装置1aから送信パケットを受信する(ステップA6)。多重ゲートウェイ装置1bは、通信ユニットb1を介して多重ゲートウェイ装置1aから送信パケットを受信する(ステップA7)。
多重ゲートウェイ装置1bは、送信パケットからヘッダを削除し、受信した順序で送信用パケットを結合する(ステップA8)。多重ゲートウェイ装置1bは、結合した送信用パケットを端末6bに伝送する(ステップA9)。なお、端末6bから端末6aに送信パケットを送信する場合には、端末6aと端末6bとを入れ替えてステップA1〜ステップA9が実行される。
図5は、実施の形態1に係る分割要否判定処理およびパケット分割処理の動作の一例を示すフローチャートである。パケット取得部13が端末6aから送信用パケットを取得すると(ステップS11)、分割要否判定部14は、記憶部12が記憶する回線情報の「No」を参照し、通信ユニットが複数台接続されているか否かを判定する(ステップS12)。通信ユニットが複数台接続されていない場合(ステップS12;NO)、処理を終了する。通信ユニットが複数台接続されている場合(ステップS12;YES)、分割要否判定部14は、回線情報の「回線」を参照し、確立されている回線数が複数であるか否かを判定する(ステップS13)。確立されている回線数が複数でない場合(ステップS13;NO)、処理を終了する。
確立されている回線数が複数である場合(ステップS13;YES)、分割要否判定部14は、回線情報の「通信帯域」を参照し、分割サイズを算出する(ステップS14)。分割要否判定部14は、分割サイズに基づいて、通信帯域が最も狭い回線に伝送する送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きいか否かを判定する(ステップS15)。通信帯域が最も狭い回線に伝送する送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズ以下である場合(ステップS15;NO)、処理を終了する。
通信帯域が最も狭い回線に伝送する送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きい場合(ステップS15;YES)、分割要否判定部14は、送信用パケットを分割すると判定する。分割要否判定部14は、パケット分割部15に送信用パケットと分割サイズを示す情報とを送り、パケット分割部15は、分割サイズを示す情報に基づいて送信用パケットを分割し(ステップS16)、処理を終了する。
ここで、パケット分割部15が実行するパケット分割について説明する。
図6は、実施の形態1に係るパケット分割の一例を説明する概念図である。図6に示すように、パケット分割部15は、分割要否判定部14から受け取った分割サイズを示す情報にしたがって、送信用パケットP1を送信用パケットP1’と送信用パケットP1”とに分割する。パケット分割部15は、送信用パケットP1’と送信用パケットP1”とにそれぞれヘッダH1とヘッダH2とを付与して2つの送信パケットを生成する。図6の例では、送信用パケットは、IPパケットである。ヘッダは、多重ゲートウェイ装置1aと多重ゲートウェイ装置1bとの間でパケットを伝送するために使用するヘッダであり、回線に応じて決定される。回線がインターネットなどの固定網であれば、IPヘッダが使用される。
続いて、図6を用いて分割要否判定部14が実行する分割サイズ算出について説明する。
分割要否判定部14は、パケット取得部13から送信用パケットP1を受け取ると、送信用パケットP1を分割してそれぞれの回線に伝送した場合の伝送時間が同じになるような分割サイズを決定する。図3のように、回線c0(通信帯域:xx[bps])と回線c1(通信帯域:yy[bps])との2回線を使用する場合を例にして説明する。分割要否判定部14は、送信用パケットP1、ヘッダH1、およびヘッダH2、のパケットサイズに基づき、回線c0に伝送されるパケットサイズ(送信用パケットP1’+ヘッダH1):回線c1に伝送されるパケットサイズ(送信用パケットP1”+ヘッダH2)がxx:yyになる送信用パケットP1’および送信用パケットP1”のパケットサイズ(分割サイズ)を求める。分割要否判定部14は、算出した分割サイズを示す情報と送信用パケットP1とをパケット分割部15に送る。
パケット分割部15は、前述のように、分割要否判定部14から受け取った分割サイズを示す情報にしたがって、送信用パケットP1を送信用パケットP1’と送信用パケットP1”とに分割し、それぞれヘッダH1とヘッダH2とを付与して2つの送信パケットを生成する。パケット送信部16は、パケット分割部15が生成した送信パケットを対応する通信ユニットa0または通信ユニットa1に送信する。これにより、送信用パケットP1’を含む送信パケットと送信用パケットP1”を含む送信パケットとはほぼ同時刻に多重ゲートウェイ装置1bに到達する。
図7は、実施の形態1に係るパケット分割の一例を説明する概念図である。図7のように回線c0の通信帯域が狭い場合、図6の場合と同様に送信用パケットP2、ヘッダH3、およびヘッダH4、のパケットサイズに基づき、回線c0および回線c1における伝送時間が同じになるように分割サイズを求めると、回線c0にはヘッダH4のみが伝送されることになる。
このように、一方の回線の通信帯域が狭い場合、ヘッダ部分の伝送に時間を要するため、分割サイズが10:0になる場合がある。そこで、分割要否判定部14は、通信帯域が最も狭い回線(図7の例では回線c0)に伝送する送信パケットのパケットサイズとその回線のヘッダ(図7の例ではヘッダH4)のパケットサイズを比較し、通信帯域が最も狭い回線に伝送する送信パケットのパケットサイズがヘッダのパケットサイズより大きければ、パケット分割を実施すると判定する。通信帯域が最も狭い回線に伝送する送信パケットのパケットサイズがヘッダのパケットサイズ以下であれば、パケット分割を実施しないと判定する。分割要否判定部14は、分割サイズを示す情報と送信パケットをパケット分割部15に送る。
パケット分割部15は、分割要否判定部14から受け取った分割サイズを示す情報に基づいて送信用パケットを分割し、ヘッダを付与して、複数の送信パケットを生成する。分割サイズを示す情報が分割しないことを示す情報であった場合、パケット分割部15は、送信用パケットにヘッダを付与し、1つの送信パケットを生成する。パケット分割部15は、生成した送信パケットをパケット送信部16に送り、パケット送信部16は、対応する通信ユニットに対して送信パケットの送信を行う。
送信パケットはそれぞれ振り分けられた回線c0または回線c1を介して通信相手である端末6bに伝送される。多重ゲートウェイ装置1bでは、パケット受信部17が通信ユニットb0および通信ユニットb1を介して送信パケットを受信する。パケット結合部18は、受信した送信パケットが分割されていた場合、送信パケットのヘッダを削除して結合し、元の送信用パケットに復元する。多重ゲートウェイ装置1bのパケット結合部18は、復元した送信用パケットを端末6bに送信する。受信した送信パケットが分割されていなかった場合、パケット結合部18は、送信パケットのヘッダを削除して、送信用パケットを端末6bに送信する。
ここで、連続する複数の送信パケットを伝送する場合について説明する。
図8は、パケット分割処理を実行しない場合の複数のパケット伝送の一例を説明する概念図である。端末6aから端末6bへ、同じパケットサイズの連続する送信パケットP3、送信パケットP4および送信パケットP5が、順番に送信される様子を図示している。
図8の例では、送信パケットP3、送信パケットP4および送信パケットP5を回線c0と回線c1とに交互に振り分けている。回線c0に振り分けられた送信パケットP4は、回線c0の通信帯域が狭いために伝送に時間がかかってしまい、回線c1に振り分けられた送信パケットP5よりも後に到達している。多重ゲートウェイ装置1bには、送信パケットP3、送信パケットP5、送信パケットP4の順に到達しており、順序が入れ替わっているために、並び替えの処理が必要となる。たとえば、多重ゲートウェイ装置1bは、いったん送信パケットP5をバッファに保存し、送信パケットP4を受信するまで待ってから、パケットの順序を整えて端末6bに送信する必要がある。
そこで、本実施の形態では、各回線の通信帯域に合わせて送信パケットを分割する。
図9は、実施の形態1に係るパケット分割処理を実行する場合の複数のパケット伝送の一例を説明する概念図である。図9の例では、多重ゲートウェイ装置1aは、送信用パケットP6と送信用パケットP7と送信用パケットP8とを、それぞれ、回線c0および回線c1の通信帯域に基づき分割してヘッダを付与し、送信パケットP6’および送信パケットP6”と、送信パケットP7’および送信パケットP7”と、送信パケットP8’および送信パケットP8”とを生成し、伝送する。送信パケットP6’および送信パケットP6”と、送信パケットP7’および送信パケットP7”と、送信パケットP8’および送信パケットP8”とはそれぞれ回線c0における伝送時間と回線c1における伝送時間とが同じである。したがって、多重ゲートウェイ装置1bには、送信パケットP6、送信パケットP7、送信パケットP8の順序どおりに到達するため、並び替えの処理は不要である。多重ゲートウェイ装置1bは、受信した順番でヘッダの削除と結合を実施し、端末6bに送信すればよい。
以上説明したように実施の形態1の多重回線通信システム100によれば、通信帯域が均一でない複数の回線で多重回線を構成する場合に、各回線の通信帯域に応じて、送信用パケットを分割して各回線に振り分けることにより、パケット到達順序の入れ替わりを低減させることができる。これにより、並び替えの処理用のバッファが不要となる。
(実施の形態2)
実施の形態2では、実施の形態1の機能に加え、各回線の空き状況を考慮する。実施の形態2に係る多重回線通信システムおよび多重ゲートウェイ装置は実施の形態1に係る多重回線通信システムおよび多重ゲートウェイ装置と同様の構成であるので、実施の形態1と同一の符号を用いて実施の形態2を説明する。
図10は、本発明の実施の形態2に係る回線情報の一例を示す図である。実施の形態2に係る回線情報は、回線情報を識別する番号である「No」と、通信ユニットの名称を示す「名称」と、回線が確立されているか否かを示す「回線」と、確立されている回線の通信帯域を示す「通信帯域」と、回線を使用中のパケット送信が完了するまでの予測時間を示す「使用中予測時間」とで構成される。
図10の例では、多重ゲートウェイ装置1aには、通信ユニットa0および通信ユニットa1が接続されている。通信ユニットa0は回線c0を確立しており、その通信帯域は、xx[bps]である。また、通信ユニットa0が確立している回線c0は、使用中予測時間が0秒である。通信ユニットa1は回線c1を確立しており、その通信帯域は、yy[bps]である。また、通信ユニットa1が確立している回線c1は、使用中予測時間が2秒である。
回線管理部11は、回線が他のパケット送信などに使用される場合、該回線を使用して送信しているパケットの送信が完了するまでの時間(送信中のパケット以外のパケットを送信できない時間)を予測し、予測した時間を「使用中予測時間」に設定する。「使用中予測時間」の値は使用中の他の送信パケットの伝送状況に合わせて所定の単位(たとえば1秒ごと)でカウントダウンされる。
ここで、パケット分割部15が実行するパケット分割について説明する。
図11は、実施の形態2に係るパケット分割の一例を説明する概念図である。図11に示すように、パケット分割部15は、分割要否判定部14から受け取った分割サイズを示す情報に基づいて、送信用パケットP9を送信用パケットP9’と送信用パケットP9”とに分割する。パケット分割部15は、送信用パケットP9’と送信用パケットP9”とにそれぞれヘッダH5とヘッダH6とを付与して2つの送信パケットを生成する。
続いて、図11を用いて分割要否判定部14が実行する分割サイズ算出について説明する。
分割要否判定部14は、パケット取得部13から送信用パケットP9を受け取ると、送信用パケットP9を分割してそれぞれの回線に伝送した場合の伝送時間が同じになるような分割サイズを決定する。図10のように、回線c0(通信帯域:xx[bps])と回線c1(通信帯域:yy[bps])との2回線を使用し、回線c1の使用中予測時間が2秒である場合を例にして説明する。分割要否判定部14は、送信用パケットP9、ヘッダH5、およびヘッダH6、のパケットサイズに基づき、(回線c1における伝送時間+2秒)=(回線c0における伝送時間)となる送信用パケットP9’および送信用パケットP9”のパケットサイズ(分割サイズ)を求める。分割要否判定部14は、算出した分割サイズを示す情報と送信用パケットP9とをパケット分割部15に送る。
パケット分割部15は、前述のように、分割要否判定部14から受け取った分割サイズを示す情報にしたがって、送信用パケットP9を送信用パケットP9’と送信用パケットP9”とに分割し、それぞれヘッダH5とヘッダH6とを付与して2つの送信パケットを生成する。パケット送信部16は、送信用パケットP9”にヘッダH6を付与した送信パケットを通信ユニットa0に送信し、送信用パケットP9’にヘッダH5を付与した送信パケットは、回線c1の使用中予測時間(2秒)が経過してから通信ユニットa1に送信する。これにより、送信用パケットP9’を含む送信パケットと送信用パケットP9”を含む送信パケットとはほぼ同時刻に多重ゲートウェイ装置1bに到達する。
実施の形態2では、上記の処理以外は、実施の形態1と同様の処理を行う。
以上説明したように実施の形態2の多重回線通信システム100によれば、回線が使用中の時間帯がある場合であっても、多重ゲートウェイ装置1bは、分割された送信用パケットに基づく送信パケットを同じタイミングで受信できるため、同時に受信した送信パケットのヘッダ削除と結合を実施し、端末1bに送信すればよい。これにより、回線が使用中の時間帯がある場合であっても、パケット到達順序の入れ替わりを低減することが期待できる。
(実施の形態3)
実施の形態3では、実施の形態2の機能に加え、連続する送信用パケットについて、パケット分割を行わない送信用パケットの後続の送信用パケットに対してパケット分割を行う場合、後続の送信用パケットを含む送信パケットの到達時刻を互いに一致させる。実施の形態3に係る多重回線通信システムおよび多重ゲートウェイ装置は実施の形態1に係る多重回線通信システムおよび多重ゲートウェイ装置と同様の構成であるので、実施の形態1と同一の符号を用いて実施の形態3を説明する。
図12は、本発明の実施の形態3に係る複数のパケット伝送の一例を説明する概念図である。端末6aから端末6bへ、異なるパケットサイズの連続する送信用パケットP10、送信用パケットP11、送信用パケットP12が、順番に送信される様子を図示している。図12の例では、多重ゲートウェイ装置1aは、送信用パケットP10〜P12を、それぞれ回線c0および回線c1の通信帯域に基づき分割してヘッダを付与する。ただし、送信用パケットP11はパケットサイズが小さいため、分割要否判定部14は、パケット分割を実施しないと判定している。すなわち、多重ゲートウェイ装置1aは、送信パケットP10’および送信パケットP10”と、送信パケットP11’と、送信パケットP12’および送信パケットP12”を生成し、伝送する。回線c0において、送信パケットP10”の直後に送信パケットP12”を伝送すると、送信パケットP12’と送信パケットP12”との到着時刻が異なる。そこで、本実施の形態では、パケット分割を実施しない送信パケットが1つの回線で伝送される時間は、その他の回線を擬似的に使用中(送信不可)とする。
擬似的な使用中とは、回線管理部11が、回線情報(図10参照)のパケット分割しない送信用パケットに基づく送信パケットを伝送する回線以外の回線の「使用中予測時間」に、パケット分割しない送信用パケットに基づく送信パケットの予測伝送時間を設定することで実現する。
実施の形態3では、上記の処理以外は、実施の形態1と同様の処理を行う。
以上説明したように実施の形態3の多重回線通信システムによれば、連続する送信用パケットについて、パケット分割を行わない送信用パケットの後続の送信用パケットに対してパケット分割を行う場合であっても、多重ゲートウェイ装置1bは、分割された送信用パケットに基づく送信パケットを同じタイミングで受信できるため、パケット到達順序の入れ替わりを低減することが期待できる。
また上述の例に限らず、論理回線を構成する2本以上の回線の伝送遅延の変化や経路変更などによる単位データ量の伝送時間の変化が見込まれる場合に、回線管理部11が、各回線の伝送時間の変化を検出し、伝送時間の変化に応じて擬似的に使用中の時間を設定してもよい。擬似的に使用中の時間を設定することで、分割した送信用パケットに基づく送信パケットの到達タイミングを一致させることが可能となり、パケット到達順序の入れ替わりを低減することができる。たとえば、回線管理部11は、伝送時間が増加する回線が存在する場合には、論理回線を構成する該回線以外の回線の回線情報の「使用中予測時間」に、伝送時間の増加分に応じた値を設定する。あるいは、回線管理部11は、各回線の伝送時間の変化に応じて回線情報の「通信帯域」の値を変化させてもよい。
本発明の実施の形態は上述の実施の形態に限られない。上記の実施の形態では、論理回線Cを構成する回線は2本であったが、本発明はこれに限られず、論理回線Cを構成する回線は2本以上であればよい。論理回線Cを構成する回線が3本以上であった場合、分割要否判定部14は、通信帯域が最も狭い回線に伝送する送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズ以下である場合、該回線を使用しないと決定する。次に、分割要否判定部14は、残りの2本以上の回線について、再度、通信帯域が最も狭い回線に伝送する送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きいか否かを判定する。残りの2本以上の回線の内、通信帯域が最も狭い回線に伝送する送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きい場合は、残りの2本以上の回線の通信帯域に応じて分割サイズを算出する。残りの2本以上の回線の内、通信帯域が最も狭い回線に伝送する送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズ以下である場合は、該回線を使用しないと決定する。分割要否判定部14は、この処理を繰り返し、残りの回線が1本になった場合には、送信用パケットを分割しないと決定する。
図13は、本発明の実施の形態に係る多重ゲートウェイ装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。多重ゲートウェイ装置1a(1b)は、図13に示すように、制御部31、主記憶部32、外部記憶部33、操作部34、表示部35、入出力部36および送受信部37を備える。主記憶部32、外部記憶部33、操作部34、表示部35、入出力部36および送受信部37はいずれも内部バス30を介して制御部31に接続されている。
制御部31はCPU(Central Processing Unit)等から構成され、外部記憶部33に記憶されている制御プログラム39に従って、多重ゲートウェイ装置1a(1b)の回線管理部11、分割要否判定部14、パケット分割部15およびパケット結合部18の各処理を実行する。
主記憶部32はRAM(Random-Access Memory)等から構成され、外部記憶部33に記憶されている制御プログラム39をロードし、制御部31の作業領域として用いられる。
外部記憶部33は、フラッシュメモリ、ハードディスク、DVD−RAM(Digital Versatile Disc Random-Access Memory)、DVD−RW(Digital Versatile Disc ReWritable)等の不揮発性メモリから構成され、多重ゲートウェイ装置1a(1b)の処理を制御部31に行わせるためのプログラムをあらかじめ記憶し、また、制御部31の指示に従って、このプログラムが記憶するデータを制御部31に供給し、制御部31から供給されたデータを記憶する。記憶部12は、外部記憶部33で構成される。
操作部34はキーボードおよびマウスなどのポインティングデバイス等と、キーボードおよびポインティングデバイス等を内部バス30に接続するインタフェース装置から構成されている。ユーザが多重ゲートウェイ装置1a(1b)に直接情報を入力する場合は、操作部34を介して、入力された情報が制御部31に供給される。図2の多重ゲートウェイ装置1a(1b)が端末6a(6b)上で動作するソフトウェアで実現される場合には、操作部34は、端末6a(6b)の操作部である場合がある。
表示部35は、CRT(Cathode Ray Tube)またはLCD(Liquid Crystal Display)などから構成され、ユーザが多重ゲートウェイ装置1a(1b)に直接情報を入力する場合は、操作画面を表示する。図2の多重ゲートウェイ装置1a(1b)が端末6a(6b)上で動作するソフトウェアで実現される場合には、表示部35は、端末6a(6b)の表示部である場合がある。
入出力部36は、シリアルインタフェースまたはパラレルインタフェースから構成されている。入出力部36は、通信ユニットa0(b0)およびa1(b1)と接続する。入出力部36は、多重ゲートウェイ装置1a(1b)のパケット送信部16およびパケット受信部17として機能する。また、入出力部36は、端末6a(6b)と接続してもよい。入力部36が端末6a(6b)と接続する場合、入出力部36は、多重ゲートウェイ装置1a(1b)のパケット取得部13およびパケット結合部18として機能する。
送受信部37は、ネットワークに接続する網終端装置または無線通信装置、およびそれらと接続するシリアルインタフェースまたはLAN(Local Area Network)インタフェースから構成されている。送受信部37は、ネットワークを介して、端末6a(6b)に接続する。送受信部37は、多重ゲートウェイ装置1a(1b)のパケット取得部13およびパケット結合部18として機能する。
図2に示す多重ゲートウェイ装置1a(1b)の回線管理部11、記憶部12、パケット取得部13、分割要否判定部14、パケット分割部15、パケット送信部16、パケット受信部17およびパケット結合部18の処理は、制御プログラム39が、制御部31、主記憶部32、外部記憶部33、操作部34、表示部35、入出力部36および送受信部37などを資源として用いて処理することによって実行する。
その他、前記のハードウェア構成やフローチャートは一例であり、任意に変更および修正が可能である。
制御部31、主記憶部32、外部記憶部33、操作部34、表示部35、入出力部36、送受信部37、内部バス30などから構成される多重ゲートウェイ装置1a(1b)の処理を行う中心となる部分は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。たとえば、前記の動作を実行するためのコンピュータプログラムを、コンピュータが読み取り可能な記録媒体(フレキシブルディスク、CD−ROM、DVD−ROM等)に格納して配布し、当該コンピュータプログラムをコンピュータにインストールすることにより、前記の処理を実行する多重ゲートウェイ装置1a(1b)を構成してもよい。また、インターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有する記憶装置に当該コンピュータプログラムを格納しておき、通常のコンピュータシステムがダウンロード等することで多重ゲートウェイ装置1a(1b)を構成してもよい。
また、多重ゲートウェイ装置1a(1b)の機能を、OS(オペレーティングシステム)とアプリケーションプログラムの分担、またはOSとアプリケーションプログラムとの協働により実現する場合などには、アプリケーションプログラム部分のみを記録媒体や記憶装置に格納してもよい。
また、搬送波にコンピュータプログラムを重畳し、通信ネットワークを介して配信することも可能である。たとえば、通信ネットワーク上の掲示板(BBS, Bulletin Board System)に前記コンピュータプログラムを掲示し、ネットワークを介して前記コンピュータプログラムを配信してもよい。そして、このコンピュータプログラムを起動し、OSの制御下で、他のアプリケーションプログラムと同様に実行することにより、前記の処理を実行できるように構成してもよい。
上記実施の形態は、いずれも本発明の趣旨の範囲内で各種の変形が可能である。上記実施の形態は本発明を説明するためのものであり、本発明の範囲を限定することを意図したものではない。本発明の範囲は実施形態よりも添付した請求項によって示される。請求項の範囲内、および発明の請求項と均等の範囲でなされた各種変形は本発明の範囲に含まれる。
本出願は2012年1月19日に出願された、明細書、特許請求の範囲、図、および要約書を含む日本国特許出願番号2012−9362に基づく優先権を主張するものである。この元となる特許出願の開示内容は参照により全体として本出願に含まれる。
本発明は、通信帯域が均一でない複数の回線で多重回線を構成する多重ゲートウェイ装置および多重回線通信システムに好適に採用され得る。
1a、1b 多重ゲートウェイ装置、6a、6b 端末、11 回線管理部、12 記憶部、13 パケット取得部、14 分割要否判定部、15 パケット分割部、16 パケット送信部、17 パケット受信部、18 パケット結合部、31 制御部、32 主記憶部、33 外部記憶部、34 操作部、35 表示部、36 入出力部、37 送受信部、39 制御プログラム、100 多重回線通信システム、a0、a1、b0、b1 通信ユニット、C 論理回線、c0、c1 回線、H1、H2、H3、H4、H5、H6 ヘッダ、P1、P2、P9 送信用パケット、P3、P4、P5、P6、P7、P8、P9、P10、P11、P12 送信パケット、P1’、P9’ 送信用パケット、P3’、P4’、P5’、P6’、P7’、P8’、P9’、P10’、P11’、P12’ 送信パケット、P1”、P9” 送信用パケット、P3”、P4”、P5”、P6”、P7”、P8”、P9”、P10”、P11”、P12” 送信パケット。

Claims (11)

  1. 端末、および、1本の論理回線を構成する2本以上の回線を確立する2台以上の通信ユニット、に接続された多重ゲートウェイ装置であって、
    前記回線ごとの、前記回線が確立されているか否かを示す情報と通信帯域を示す情報とを含む回線情報を記憶する記憶部と、
    前記通信ユニットの状態を検出し、前記回線情報を更新する回線管理部と、
    前記端末から他の端末に向けた送信用パケットを取得するパケット取得部と、
    前記送信用パケットに対して、前記回線情報に基づいて、前記回線それぞれの前記通信帯域に応じて、前記回線それぞれにおける伝送時間が同じになる分割サイズを算出し、前記分割サイズに基づいて、前記送信用パケットを分割する必要があるか否かを判定する分割要否判定部と、
    前記分割要否判定部が、分割が必要であると判定した場合に、前記送信用パケットを前記分割サイズに分割するパケット分割部と、
    前記パケット分割部が分割した送信用パケットまたは分割しなかった送信用パケットを対応する前記通信ユニットに送信するパケット送信部と、
    を備え、
    前記パケット分割部は、前記分割サイズに分割した前記送信用パケットにそれぞれヘッダを付与して送信パケットを生成し、
    前記パケット送信部は、前記送信パケットをそれぞれ対応する前記通信ユニットに送信し、
    前記分割要否判定部は、前記送信用パケットに対して、前記分割サイズに基づいて、通信帯域が最も狭い前記回線を使用して伝送する前記送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きいか否かを判定し、前記通信帯域が最も狭い回線を使用して伝送する前記送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きい場合、前記送信用パケットを分割すると判定する、
    多重ゲートウェイ装置。
  2. 前記回線情報は、前記回線を使用中のパケット送信が完了するまでの予測時間を示す情報を含み、
    前記分割要否判定部は、前記回線を使用中のパケット送信が完了するまでの予測時間を加味して、前記分割サイズを算出する、
    請求項1に記載の多重ゲートウェイ装置。
  3. 端末、および、1本の論理回線を構成する2本以上の回線を確立する2台以上の通信ユニット、に接続された多重ゲートウェイ装置であって、
    前記回線ごとの、前記回線が確立されているか否かを示す情報と通信帯域を示す情報とを含む回線情報を記憶する記憶部と、
    前記通信ユニットの状態を検出し、前記回線情報を更新する回線管理部と、
    前記端末から他の端末に向けた送信用パケットを取得するパケット取得部と、
    前記送信用パケットに対して、前記回線情報に基づいて、前記回線それぞれの前記通信帯域に応じて、前記回線それぞれにおけるヘッダを含む送信パケットの伝送時間が同じになる分割サイズを算出し、前記分割サイズに基づいて、前記送信用パケットを分割する必要があるか否かを判定する分割要否判定部と、
    前記分割要否判定部が、分割が必要であると判定した場合に、前記送信用パケットを前記分割サイズに分割するパケット分割部と、
    前記パケット分割部が分割した送信用パケットまたは分割しなかった送信用パケットを対応する前記通信ユニットに送信するパケット送信部と、
    を備え、
    前記回線情報は、前記回線を使用中のパケット送信が完了するまでの予測時間を示す情報を含み、
    前記分割要否判定部は、前記回線を使用中のパケット送信が完了するまでの予測時間を加味して、前記分割サイズを算出する、
    多重ゲートウェイ装置。
  4. 前記回線管理部は、連続する送信用パケットについて、分割を行わない送信用パケットの後続の送信用パケットに対して分割を行う場合、前記分割を行わない送信用パケットの伝送に使用する前記回線以外の前記回線の前記回線情報に含まれる、前記回線を使用中のパケット送信が完了するまでの予測時間を示す情報に、前記分割を行わない送信用パケットの予測伝送時間を設定する、
    請求項2または3に記載の多重ゲートウェイ装置。
  5. 前記回線管理部は、前記回線の単位データ量の伝送時間の変化を検出し、前記回線情報に含まれる前記回線を使用中のパケット送信が完了するまでの予測時間を示す情報に、前記伝送時間の変化に応じた値を設定する、
    請求項2から4のいずれか1項に記載の多重ゲートウェイ装置。
  6. 送信側の端末、および、1本の論理回線を構成する2本以上の回線を確立する2台以上の送信側の通信ユニット、に接続された送信側の多重ゲートウェイ装置と、受信側の端末、および、1本の論理回線を構成する2本以上の回線を確立する2台以上の受信側の通信ユニット、に接続された受信側の多重ゲートウェイ装置と、で構成される多重回線通信システムであって、
    前記送信側の端末は、
    前記受信側の端末に向けた送信用パケットを前記送信側の多重ゲートウェイ装置に送信し、
    前記送信側の多重ゲートウェイ装置は、
    前記回線ごとの、前記回線が確立されているか否かを示す情報と通信帯域を示す情報とを含む回線情報を記憶する記憶部、
    前記送信側の通信ユニットの状態を検出し、前記回線情報を更新する回線管理部、
    前記送信側の端末から前記送信用パケットを取得するパケット取得部、
    前記送信用パケットに対して、前記回線情報に基づいて、前記回線それぞれの前記通信帯域に応じて、前記回線のそれぞれにおける伝送時間が同じになる分割サイズを算出し、前記分割サイズに基づいて、前記送信用パケットを分割する必要があるか否かを判定する分割要否判定部、
    前記分割要否判定部が、分割が必要であると判定した場合に、前記送信用パケットを前記分割サイズに分割するパケット分割部、および、
    前記パケット分割部が分割した送信用パケットまたは分割しなかった送信用パケットを対応する前記送信側の通信ユニットに送信するパケット送信部、を有し、
    前記パケット分割部は、前記分割サイズに分割した前記送信用パケットにそれぞれヘッダを付与して送信パケットを生成し、
    前記パケット送信部は、前記送信パケットをそれぞれ対応する前記通信ユニットに送信し、
    前記分割要否判定部は、前記送信用パケットに対して、前記分割サイズに基づいて、通信帯域が最も狭い前記回線を使用して伝送する前記送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きいか否かを判定し、前記通信帯域が最も狭い回線を使用して伝送する前記送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きい場合、前記送信用パケットを分割すると判定し、
    前記送信側の通信ユニットは、
    確立した回線を使用して、前記送信側の多重ゲートウェイ装置から受信した前記送信用パケットを前記受信側の通信ユニットに送信し、
    前記受信側の通信ユニットは、
    前記送信側の通信ユニットから受信した前記送信用パケットを前記受信側の多重ゲートウェイ装置に送信し、
    前記受信側の多重ゲートウェイ装置は、
    前記受信側の通信ユニットから前記送信用パケットを受信するパケット受信部、および、
    前記送信用パケットが分割されていた場合には結合して復元し、前記送信用パケットを前記受信側の端末に送信するパケット結合部、を有し、
    前記受信側の端末は、
    前記受信側の多重ゲートウェイ装置から前記送信用パケットを受信する、
    多重回線通信システム。
  7. 送信側の端末、および、1本の論理回線を構成する2本以上の回線を確立する2台以上の送信側の通信ユニット、に接続された送信側の多重ゲートウェイ装置と、受信側の端末、および、1本の論理回線を構成する2本以上の回線を確立する2台以上の受信側の通信ユニット、に接続された受信側の多重ゲートウェイ装置と、で構成される多重回線通信システムであって、
    前記送信側の端末は、
    前記受信側の端末に向けた送信用パケットを前記送信側の多重ゲートウェイ装置に送信し、
    前記送信側の多重ゲートウェイ装置は、
    前記回線ごとの、前記回線が確立されているか否かを示す情報と通信帯域を示す情報とを含む回線情報を記憶する記憶部、
    前記送信側の通信ユニットの状態を検出し、前記回線情報を更新する回線管理部、
    前記送信側の端末から前記送信用パケットを取得するパケット取得部、
    前記送信用パケットに対して、前記回線情報に基づいて、前記回線それぞれの前記通信帯域に応じて、前記回線のそれぞれにおけるヘッダを含む送信パケットの伝送時間が同じになる分割サイズを算出し、前記分割サイズに基づいて、前記送信用パケットを分割する必要があるか否かを判定する分割要否判定部、
    前記分割要否判定部が、分割が必要であると判定した場合に、前記送信用パケットを前記分割サイズに分割するパケット分割部、および、
    前記パケット分割部が分割した送信用パケットまたは分割しなかった送信用パケットを対応する前記送信側の通信ユニットに送信するパケット送信部、を有し、
    前記回線情報は、前記回線を使用中のパケット送信が完了するまでの予測時間を示す情報を含み、
    前記分割要否判定部は、前記回線を使用中のパケット送信が完了するまでの予測時間を加味して、前記分割サイズを算出し、
    前記送信側の通信ユニットは、
    確立した回線を使用して、前記送信側の多重ゲートウェイ装置から受信した前記送信用パケットを前記受信側の通信ユニットに送信し、
    前記受信側の通信ユニットは、
    前記送信側の通信ユニットから受信した前記送信用パケットを前記受信側の多重ゲートウェイ装置に送信し、
    前記受信側の多重ゲートウェイ装置は、
    前記受信側の通信ユニットから前記送信用パケットを受信するパケット受信部、および、
    前記送信用パケットが分割されていた場合には結合して復元し、前記送信用パケットを前記受信側の端末に送信するパケット結合部、を有し、
    前記受信側の端末は、
    前記受信側の多重ゲートウェイ装置から前記送信用パケットを受信する、
    多重回線通信システム。
  8. 送信側の端末、および、1本の論理回線を構成する2本以上の回線を確立する2台以上の送信側の通信ユニット、に接続された送信側の多重ゲートウェイ装置と、受信側の端末、および、1本の論理回線を構成する2本以上の回線を確立する2台以上の受信側の通信ユニット、に接続された受信側の多重ゲートウェイ装置と、で構成される多重回線通信システムが実行する多重回線通信方法であって、
    前記送信側の端末が実行する
    前記受信側の端末に向けた送信用パケットを前記送信側の多重ゲートウェイ装置に送信するステップと、
    前記送信側の多重ゲートウェイ装置が実行する
    前記送信側の通信ユニットの状態を検出し、記憶部が記憶する前記回線ごとの、前記回線が確立されているか否かを示す情報と通信帯域を示す情報とを含む回線情報を更新する回線管理ステップと、
    前記送信側の端末から前記送信用パケットを取得するパケット取得ステップと、
    前記送信用パケットに対して、前記回線情報に基づいて、前記回線それぞれの前記通信帯域に応じて、前記回線のそれぞれにおける伝送時間が同じになる分割サイズを算出し、前記分割サイズに基づいて、前記送信用パケットを分割する必要があるか否かを判定する分割要否判定ステップと、
    前記分割要否判定ステップで、分割が必要であると判定した場合に、前記送信用パケットを前記分割サイズに分割するパケット分割ステップと、
    前記パケット分割ステップで分割した送信用パケットまたは分割しなかった送信用パケットを対応する前記送信側の通信ユニットに送信するパケット送信ステップと、
    を備え、
    前記パケット分割ステップでは、前記分割サイズに分割した前記送信用パケットにそれぞれヘッダを付与して送信パケットを生成し、
    前記パケット送信ステップでは、前記送信パケットをそれぞれ対応する前記通信ユニットに送信し、
    前記分割要否判定ステップでは、前記送信用パケットに対して、前記分割サイズに基づいて、通信帯域が最も狭い前記回線を使用して伝送する前記送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きいか否かを判定し、前記通信帯域が最も狭い回線を使用して伝送する前記送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きい場合、前記送信用パケットを分割すると判定し、
    前記送信側の通信ユニットが実行する
    確立した回線を使用して、前記送信側の多重ゲートウェイ装置から受信した前記送信用パケットを前記受信側の通信ユニットに送信するステップと、
    前記受信側の通信ユニットが実行する
    前記送信側の通信ユニットから受信した前記送信用パケットを前記受信側の多重ゲートウェイ装置に送信するステップと、
    前記受信側の多重ゲートウェイ装置が実行する
    前記受信側の通信ユニットから前記送信用パケットを受信するパケット受信ステップと、
    前記送信用パケットが分割されていた場合には結合して復元し、前記送信用パケットを前記受信側の端末に送信するパケット結合ステップと、
    前記受信側の端末が実行する
    前記受信側の多重ゲートウェイ装置から前記送信用パケットを受信するステップと、
    を備える多重回線通信方法。
  9. 送信側の端末、および、1本の論理回線を構成する2本以上の回線を確立する2台以上の送信側の通信ユニット、に接続された送信側の多重ゲートウェイ装置と、受信側の端末、および、1本の論理回線を構成する2本以上の回線を確立する2台以上の受信側の通信ユニット、に接続された受信側の多重ゲートウェイ装置と、で構成される多重回線通信システムが実行する多重回線通信方法であって、
    前記送信側の端末が実行する
    前記受信側の端末に向けた送信用パケットを前記送信側の多重ゲートウェイ装置に送信するステップと、
    前記送信側の多重ゲートウェイ装置が実行する
    前記送信側の通信ユニットの状態を検出し、記憶部が記憶する前記回線ごとの、前記回線が確立されているか否かを示す情報と通信帯域を示す情報とを含む回線情報を更新する回線管理ステップと、
    前記送信側の端末から前記送信用パケットを取得するパケット取得ステップと、
    前記送信用パケットに対して、前記回線情報に基づいて、前記回線それぞれの前記通信帯域に応じて、前記回線のそれぞれにおけるヘッダを含む送信パケットの伝送時間が同じになる分割サイズを算出し、前記分割サイズに基づいて、前記送信用パケットを分割する必要があるか否かを判定する分割要否判定ステップと、
    前記分割要否判定ステップで、分割が必要であると判定した場合に、前記送信用パケットを前記分割サイズに分割するパケット分割ステップと、
    前記パケット分割ステップで分割した送信用パケットまたは分割しなかった送信用パケットを対応する前記送信側の通信ユニットに送信するパケット送信ステップと、
    を備え、
    前記回線情報は、前記回線を使用中のパケット送信が完了するまでの予測時間を示す情報を含み、
    前記分割要否判定ステップでは、前記回線を使用中のパケット送信が完了するまでの予測時間を加味して、前記分割サイズを算出し、
    前記送信側の通信ユニットが実行する
    確立した回線を使用して、前記送信側の多重ゲートウェイ装置から受信した前記送信用パケットを前記受信側の通信ユニットに送信するステップと、
    前記受信側の通信ユニットが実行する
    前記送信側の通信ユニットから受信した前記送信用パケットを前記受信側の多重ゲートウェイ装置に送信するステップと、
    前記受信側の多重ゲートウェイ装置が実行する
    前記受信側の通信ユニットから前記送信用パケットを受信するパケット受信ステップと、
    前記送信用パケットが分割されていた場合には結合して復元し、前記送信用パケットを前記受信側の端末に送信するパケット結合ステップと、
    前記受信側の端末が実行する
    前記受信側の多重ゲートウェイ装置から前記送信用パケットを受信するステップと、
    を備える多重回線通信方法。
  10. 端末、および、1本の論理回線を構成する2本以上の回線を確立する2台以上の通信ユニット、に接続されたコンピュータを、
    前記回線ごとの、前記回線が確立されているか否かを示す情報と通信帯域を示す情報とを含む回線情報を記憶する記憶部、
    前記通信ユニットの状態を検出し、前記回線情報を更新する回線管理部、
    前記端末から他の端末に向けた送信用パケットを取得するパケット取得部、
    前記送信用パケットに対して、前記回線情報に基づいて、前記回線それぞれの前記通信帯域に応じて、前記回線それぞれにおける伝送時間が同じになる分割サイズを算出し、前記分割サイズに基づいて、前記送信用パケットを分割する必要があるか否かを判定する分割要否判定部、
    前記分割要否判定部が、分割が必要であると判定した場合に、前記送信用パケットを前記分割サイズに分割するパケット分割部、および、
    前記パケット分割部が分割した送信用パケットまたは分割しなかった送信用パケットを対応する前記通信ユニットに送信するパケット送信部
    として機能させ、
    前記パケット分割部は、前記分割サイズに分割した前記送信用パケットにそれぞれヘッダを付与して送信パケットを生成し、
    前記パケット送信部は、前記送信パケットをそれぞれ対応する前記通信ユニットに送信し、
    前記分割要否判定部は、前記送信用パケットに対して、前記分割サイズに基づいて、通信帯域が最も狭い前記回線を使用して伝送する前記送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きいか否かを判定し、前記通信帯域が最も狭い回線を使用して伝送する前記送信パケットのパケットサイズがその回線のヘッダのパケットサイズよりも大きい場合、前記送信用パケットを分割すると判定する、
    プログラム。
  11. 端末、および、1本の論理回線を構成する2本以上の回線を確立する2台以上の通信ユニット、に接続されたコンピュータを、
    前記回線ごとの、前記回線が確立されているか否かを示す情報と通信帯域を示す情報とを含む回線情報を記憶する記憶部、
    前記通信ユニットの状態を検出し、前記回線情報を更新する回線管理部、
    前記端末から他の端末に向けた送信用パケットを取得するパケット取得部、
    前記送信用パケットに対して、前記回線情報に基づいて、前記回線それぞれの前記通信帯域に応じて、前記回線それぞれにおけるヘッダを含む送信パケットの伝送時間が同じになる分割サイズを算出し、前記分割サイズに基づいて、前記送信用パケットを分割する必要があるか否かを判定する分割要否判定部、
    前記分割要否判定部が、分割が必要であると判定した場合に、前記送信用パケットを前記分割サイズに分割するパケット分割部、および、
    前記パケット分割部が分割した送信用パケットまたは分割しなかった送信用パケットを対応する前記通信ユニットに送信するパケット送信部
    として機能させ、
    前記回線情報は、前記回線を使用中のパケット送信が完了するまでの予測時間を示す情報を含み、
    前記分割要否判定部は、前記回線を使用中のパケット送信が完了するまでの予測時間を加味して、前記分割サイズを算出する、
    プログラム。
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